2018年11月06日更新

ワールドエンディング

  • 難易度:★★|
  • 人数:1人~上限なし|
  • プレイ時間:1時間(ボイスセッション)

◆あらすじ
気が付くと、見知らぬ廃墟の街にいた。
どうやら世界は滅亡してしまったようだ。街中、破壊されつくされ、化物だらけだ。
昨日まで世界は滅んでいなかったはずなのに、どうして世界は滅び、探索者は生き残ってしまったのだろう。
ああ、世界を、救わなきゃ。

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コメント

ワールドエンディング

◆レギュレーション

シティ風半クローズド
現代 基本ルルブ準拠
プレイ人数 1人
(絶対)推奨技能
⇒隠れる又は忍び歩き、精神分析
(KPはこれが絶対に推奨な技能ということは伏せて下さい。でも推奨技能もってないPCをPLが連れてきたら「死んじゃうよ!推奨技能取った方が良いよ!」と、強調しましょう。それでも駄々をこねるPLはロストです)
内容
謎解き要素あり

◆あらすじ

気が付くと、見知らぬ廃墟の街にいた。
どうやら世界は滅亡してしまったようだ。街中、破壊されつくされ、化物だらけだ。
昨日まで世界は滅んでいなかったはずなのに、どうして世界は滅び、探索者は生き残ってしまったのだろう。
ああ、世界を、救わなきゃ。

◆概要

このシナリオは絶対推奨技能(必須技能あり)シナリオです。推奨技能が成功しない限り、クリアすることは出来ません。その推奨技能は《精神分析》です。
探索者は、シナリオ開始時点で狂気を発症しているという、最近よく見かける設定で始まります。クローズドシナリオ探索の末に発狂した設定です。
廃墟となった街をフラフラして情報を集め「あっ、壊れてしまっているのは俺の方じゃん!」と自覚し、自分で自分に精神分析を行い、成功すると、狂気が改善し、クリアとなります。

街中にいる化物たちは健康な人間達で、彼らは探索者を異常だと認識すると、保護をしようとします。しかし探索者にはそれが攻撃にしか視認できない状況です。狂ってるからです。

怪物たちに抵抗した場合、怪物たちは自身を守るために探索者を本当の意味で攻撃するかもしれません。過剰防衛の結果、探索者は運が悪ければ殺され、ロストするでしょう。

怪物に抵抗せず耐久力を0にされた場合、実はそれは治療を受けている状態であるので、それもクリアとなります。ただし、探索者がまともになった頃には時間が1D20年経過しているかもしれません(流石にアレなので途中でアイディアを振って「このままだと死ぬ。もっとマトモな方法は無いか」と思わせてもいいかもしれません)。

◆シナリオの基本的な流れ

探索者は街中を探索し、ひたすらに「自分が狂っている」というヒントを見つけます。ヒントは下のようなものです。

①世界滅亡の記憶が無い
⇒そもそも世界は滅亡していないからです

②怪物たちは探索者が攻撃しない限り、攻撃しない。人間を食べていたり、攻撃をしても確実に失敗する。
⇒そもそも怪物たち(一般市民)は攻撃する気が無いからです。

③意味深な情報は全部「夢」や「狂人が主人公」のもの。
⇒統一性はこれだけなので、謎解きらしい謎解きは進みません。ただ、自身が発狂していることに気付くまで情報が出て来るだけです。
情報は街にありそうなものを幾つか準備したので、KPは探索者が街のここに行きたいと宣言した場所で適宜それを出して下さい。

④発狂に気付き、自分に精神分析するとクリアです。

◆怪物たち

シナリオに出す怪物は何でもよいです。全編ゾンビだと楽だと思います。

化物たちの共通事項は、

①人間を食べている
或いは死体で遊んでいる
②禍々しく恐ろしく見える
③探索者が攻撃するまで攻撃してこない
④怪物の攻撃は探索者が攻撃をしない限りはシークレットダイスで自動失敗処理とする。
⑤化物を見て行われる正気度の値が基本では大きい場合は(神格レベルで1D10/1D100とかだったら)、SANC直送一発精神的ロストを防ぐため、値は少なめに設定すること。
以上です。

怪物たちは継続探索者であれば、KPは継続探索者が今まで出会った邪悪なる存在をセッション前に確認し、ルルブを開いて読むと良いでしょう。見たことのある邪悪なる存在しか出てこないということも、発狂状態にあるというヒントになるかもしれません。
探索者が怪物と接触しそうになったら、基本的に「忍び歩き」または「隠れる」をロールさせてください。「戦闘する」を探索者自らが選択するまでは、怪物たちからのアクションは無くても良いです。

<描写例>
探索者は歩いていた。ここで探索者は《聞き耳》をする。
成功した。ピチャピチャとした水っぽい咀嚼音と、バリバリとした硬い何かが破壊される音が聞こえる。曲がり角の先だ。
探索者はゆっくりと隠れながらそれを見た。そこには、悍ましい光景が広がっている。人間が人間を食べている。いや、ゾンビだ。人間を食べるソレは、ゾンビ映画に出て来るゾンビそのものだった。

<怪物に攻撃したら>
怪物が集団で現れ(いわゆるリアルは警察の皆さんです)、追いかけてきます。追いつかれると、探索者に攻撃を始めます。
探索者の耐久値が0になったら、《幸運》ロールを行い、成功したら【完治エンド】失敗したら【正当防衛エンド】となります。

新規PCなら下記の化物たちを参考にどうぞ。

①ゾンビ
基本ルルブp232を参考にして下さい。
これを見て失う正気度ポイントは1/1D8。
②シャッガイからの昆虫
基本ルルブp179を参考にしてください。
これを見て失う正気度ポイントは0/1D6。
③空鬼
 基本ルルブp173を参考にしてください。
 これを見て失う正気度ポイントは0/1D10。

シナリオ導入

※探索者の家で始まります。
『痛みで目覚めた。ズキズキと頭が割れるように痛み、眩暈と吐き気が襲う。探索者は起き上がりざま、嘔吐した。
吐ききって口を拭う。周りを見渡すと、自身の住み慣れた家の居心地の良い寝室だ。
いや。
違う、何かが。何が違う? 何もかもが。
周囲は、まるで何十年も時間が経ってしまったかのように荒れ果てていた。まるで廃墟だ。
一体、何が起こったというのか。』

※探索者は開幕、10+1d10の正気度を減少する。何故か訊ねられたら「しらな~い、おしえな~い」と、誤魔化してください。

◆探索場所
全部オール廃墟です。移動する度にシークレットで1d10を振り、1か2か3が出たら化物を出してください(全然合わなかったらガンガン出して大丈夫かと)。
KPは好みのホラー描写を入れて、微妙なSANCを適宜して下さい。

①家

どこかに新聞があります。世界滅亡っぽい新聞です。
「化物、首都高に現るという見出し。読み進めていくと、次々と化物が現れており、警察と自衛隊が交戦しつつ人々を非難させたと書かれている」「世界の大都市に緑色のタコやウミウシのような巨大な怪物が現れ破壊活動をしているといった内容」です。しかし、探索者には世界が滅亡した記憶がありません。思い出そうとすると激しい頭痛に襲われます。
窓やドアを開けたら街も廃墟です。化物が街を彷徨っています。世界は滅亡してしまったのか(してません)!
※1人暮らしならただの廃墟。家族と暮らしていたら化物がいます。
※探索者が外に出たくなさそうだったら、夜にしてください。人間の少ない時間帯なら怪物はいない、ということで。それでも駄目なら≪アイディアロール≫で「このままでは世界を救えない」とか思わせてください。

②友人の家、恋人の家

 化物がいます。化物は奇声をあげると問答無用に襲い掛かってきます。
※探索者が心配だからです。

③警察署

病院
ショッピングモールなど人が沢山いるところ
 沢山の化物たちがいます。遠目からゾンビだらけで危険だと感じます。
※隠れる、忍び歩きに成功しても探索は出来ません。

④公園

遊具が錆びつき、所々黒焦げになっています。
砂場を見やると「見たくないの」とあります。

⑤学校

 探索者の母校。廃墟の状態だが、それでも懐かしさに胸が熱くなる。
歩いていると保健室の鍵を見つけます。
保健室に行くと、ベッドに血文字で「ずっと眠っていたい」とあります。そして血まみれの本を見つけます。童話「眠り姫」です。
職員室には化物が1体います。
 ※実は日曜日なので誰もいません。

⑥図書館

探索者が大好きな図書館。勿論廃墟です。
殆ど本らしい本はないものの、1冊だけ奇麗な本を発見します。
「エイポンの書 写し」とあります(ボイセではエイボンの書っぽく言ってください。でもかろうじて「ぽ」じゃない?と思う発音でお願いします)。非常に難解な内容で≪図書館≫などでザっと読むと魔法に関する書物だと分かります。全て読み理解するには36週間ほどかかりそうに感じるでしょう。
尚、36週間かけると宣言して読む場合は、途中で怪物の炎か何かで燃やしてください。

⑦古本屋

古本が置かれていますが、どれも殆ど粉のようです。ただ、奇麗な本があります。どうやら漫画のようです。
その本には「ドラえもん のび太と夢幻三剣士」とあります。
奥に化物がいます。
※小説『三銃士』をモチーフとした、のび太の夢の世界が舞台の冒険漫画です。
※化物は寝ています。おじいちゃん店主です。

⑧コンビニ

 化物がレジの前でフラフラしています。奇声を上げていますが、レジにひっかかり、出てくることが出来ないようです。
 床に血の足跡があり、トイレまで続いています。トイレに行くと、真っ赤な血がジャージャーと流れています。
※ありえない光景というヒントです。

⑨トンネル

 湿っぽく、薄暗いトンネルです。先に進んでいくと、壁に何か書いてあります。
「本当に狂っているのは、だあれ?」

⑩CHUTAYA

音楽媒体や映画などのDVD、ブルーレイを取り扱うビデオショップ。
よく見ると、並んでいるラインナップが3種類だけです。
アニメ「パプリカ」
映画「シックス・センス」
映画「シャッターアイランド」
※≪図書館≫などの技能に成功すると、KPはインターネットで上記のウィキを読むと良いです。上から悪夢による精神崩壊の話、主人公が幽霊の見える少年を治そうと思ったけど実は自分が幽霊だった話、主人公が実は狂人だった夢落ちネタです。
※HuluやAmazonビデオなどの影響で客が少ないので化物もあまりいない。

◆エンディング

【ワールドエンディング】
探索者が「自分に精神分析」するとこのエンディングとなります。
『探索者は瞬間、全てを思い出した。あの日、気付いたら奇妙な空間にいた。そして協力し合い、その空間を脱出した。しかし気付かぬうちに、精神の歯車は少しずつズレていってしまったのだ。
狂っていた歯車がかちりと噛み合う。
周囲の廃墟が見る見るうちに色鮮やかに修復していく。まるで時間が逆行するかのように。化物たちも見る見るうちに人へと変化する。
聞きなれた音、親しんだ匂い、見慣れた光景。ああそうだ。今日は、日曜日だった。
世界は滅んでおらず、今日もここにある。
探索者は己が作り出した狂気から脱出したのだ』
⇒正気度回復10+1d20

【完治エンド】

化物に攻撃をし、化物と戦闘になり耐久値が0になった状態で≪幸運≫ロールに「成功」した場合にこのエンディングとなります。抵抗せずに化物に攻撃されて0になった場合もこのエンディングです。
探索者は1d20を振ります。これが経過年数となります。
『探索者はそれから暗い闇の中を漂った。闇の中でも尚、怪物たちに追いかけられた。しかし、やがて探索者は気付いた。怪物たちは攻撃をしてこないと。こちらが攻撃をするまでは、何もしないと。
気付いたら、そこから闇が晴れた。
そうだ。狂っていたのは自分だったのだと。あの空間で得た情報は全て、自分が作った夢幻だったのだと。
瞬間、全てを思い出した。あの日、気付いたら奇妙な空間にいた。そして協力し合い、その空間を脱出した。しかし気付かぬうちに、精神の歯車は少しずつズレていってしまったのだ。
狂っていた歯車がかちりと噛み合う。
目の前で、白衣を着た医者が、にこやかに微笑んでいた。
本当に良かった。おめでとうございます。退院ですよ、と言って。
嗚呼、これで狂気は終わりなのだ。
嗚呼でも、もう●●年も経ってしまった。
いっそ狂ったままでいた方が良かっただろうか。分からない。でも治療を終えた今、外への扉は開かれたのだ』
⇒正気度ポイント1d10回復

【正当防衛エンド:ロスト】

化物に攻撃をし、化物と戦闘になり耐久値が0になった状態で≪幸運≫ロールに「失敗」した場合。
『怪物の一撃が、ぐさりと探索者を貫いた。もう、動けない。体中がズキズキと痛み、意識が遠のいていく。
すると不思議なことに、怪物たちがブヨブヨと変化し、徐々に人間へと変わっていく。いったいどうしたことだろう。しかしその理由は探索者には分からない。何故ならもう、死んでしまうからだ』
⇒ロスト

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クトゥルフ神話TRPGを主に「オンセンsns」さんでやっております。 基本的には物語の中身はシリアスだけど、救いのあるものが好きです。 宜しくお願い致します。

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