2018年11月06日更新

ボドゲをやる為だけのクトゥルフ

  • 難易度:★|
  • 人数:3人~上限なし|
  • プレイ時間:2~3時間(ボイスセッション)

■あらすじ
真夏の夜、探索者達に奇妙なメールが届く。
「このメールを見た人は、ボードゲームをしなければなりません。ゲームは3つ。ゲームに負けた人は肝試し! ゲームを拒否するなら、みんな死んじゃえ!」
差出人は、友人。件名は「巻き込んでごめん」
メールを読み終わった途端に襲う激しい胸痛と呼吸苦。明滅する「プレイしますか?」というタッチボタン。探索者は朦朧としながら、それを押してしまう。
さぁ、ゲームの時間だよ。

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ストック

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■あらすじ
真夏の夜、探索者達に奇妙なメールが届く。
「このメールを見た人は、ボードゲームをしなければなりません。ゲームは3つ。ゲームに負けた人は肝試し! ゲームを拒否するなら、みんな死んじゃえ!」
差出人は、友人。件名は「巻き込んでごめん」
メールを読み終わった途端に襲う激しい胸痛と呼吸苦。明滅する「プレイしますか?」というタッチボタン。探索者は朦朧としながら、それを押してしまう。
さぁ、ゲームの時間だよ。

■概要
目的はボードゲームを舞台としてRPすること。
どの時代のPCでも可能である。何故ならオンライン上でボードゲームをすることだけが目的だからだ。
>PL数:2~3人(+KPのPC)
 ただし、プレイするゲームを変更すればPL数も調整が可能。
>セッション時間:ボードゲームの時間により前後。
>使用するサイト:BoardGameArena
KPとPLは事前にオンライン上でボードゲームをプレイ出来るサイト「BoardGameArena」に登録しておくこと。ボードゲームをSkypeやディスコ―ドなどを用いてRPしながらプレイする。
>必須技能
 ただボードゲームをプレイするだけのシナリオを受け止める温かいリアルな心
>KPは行う予定のボードゲームのタイトルを伝えておくと親切かもしれない。

1.導入
酷く蒸し暑い日が続く夏。夜の帳はとうに落ち切ったというのに、暑さは少しも引くことは無い。自室のベッド、或いは布団で寝転がりながら、探索者達は眠気を今か今かと待っている。熱帯夜を凌ぐためにクーラーはつけたものの、じっとりとした湿っぽい感覚は肌にはりついて、胸のあたりがもやもやとして、どこか苦しく感じる。

眠ることが叶わずボンヤリとしていると、不意に、スマートフォンがチカチカと点滅した。どうやら、誰からかメールが来たようであった。見やると、友人(KPのPC。今回はNPCでありながら探索者達と同じ立場でゲームを行う)からである。

文面を開けば、件名は「巻き込んでごめん」とある。
何事かと本文を開くと、
「このメールを見た人は、ボードゲームをしなければなりません。
ゲームは3つ。
ゲームに負けた人は肝試し!
ゲームを拒否するなら、みんな死んじゃえ!」
とある。
そのメールを読み終わった次の瞬間、探索者達を激しい胸痛と呼吸苦が襲った。突然訪れた激しい苦しみに恐怖し、正気度を≪0/1≫喪失する。

探索者達はここから≪窒息≫ロールとなる。
スマートフォンの画面上には、「プレイしますか?」というタッチボタンが表示されている。
※ターン毎の行動となり、ロールは≪CON×10≫から始まり、失敗すると1d6のダメージを負う。また、ロールは基本ルールブックの通り、CON×10、9、8……と下がっていき、最終的にはCON×1のロールを続けることとなる。

尚、窒息ロールに耐えて探索をする場合は、ターン毎に以下の情報を得るかもしれない。
①友人に連絡をとる:連絡は取れない。電話をしてみると「おかけになった電話は現在、使用できません。番号をお確かめになっても、繋がることは無いでしょう!」と老婆のような笑い声が響く。
②メールについて調べる:図書館などの技能を用いてメールについてネット検索した場合、とあるネットサイトで「同様のメールが開かれたスマートフォンを握りしめたまま、兄が死んでいた」という都市伝説のような話が見つかる。
クリティカルでは「そのメールが来たら必ずプレイしろ。死にたくなければ」という書き込みも見つける。

探索者達が「プレイしますか?」をクリックすれば次に進むことが出来る。もしもクリックしないまま窒息ロールを繰り返し耐久値が0になった場合は、ロストとなる。

2.クリックせず耐久値が0となった場合
ロスト描写例は次の通り。
『喉が火にでも炙られているかのように熱い。手を置くと、驚くほど腫れあがっている。思わず、両手で喉を抑えた。息が、出来ない。
薄れゆく視界の中、誰かが見下ろしている。霞んでよく分からないが、どうやら女性、老婆、少女のようだ。3人はクスクスと笑う。少女は目を細めながら「つまらない人間ね。そんな子には、ゲームだって、させてあげられないわ……」と呟くと、探索者の両目に手を置いた。一瞬のうちに漆黒に包まれ、探索者の意識は、完全に途絶えた。もう、探索者が目覚めることは無い。もし目覚めるとしたら、それは死の国の遊戯盤の上であろう』

3.ログインする
 ここからはPLに指示を出し、それぞれ「BoardGameArena」にログインする。KPはゲームの場を準備し、PLを招待する。

4.ボードゲームを始める
 BoardGameArenaには数多くのゲームがあり、それぞれルールはゲームに記載されている。プレイするゲームは3つとなる。勿論、KPは知っているゲームを選んで改変しても構わない。
改変しない場合は次のゲームを行う。
①キャントストップ
②ニムト(6 nimmt!)
③ソロ(Solo)
 1回勝利するごとに1点獲得する。あるいは、各々のゲームの点数が最も点高い順に得点を与える。例えば3人プレイならば点数が高い順に3点、2点、1点という具合に。最下位は-1点でも良いかもしれない。

5.キャントストップ:3人プレイまで
※山登りのゲーム。ダイスを振ってどれだけ早く3回登頂できるかを競い合う。描写は次の通り。
 気付くと探索者達は小さな人形となっていた。その場にはメールを送ってきた友人(KPのPC)もいる。
友人は「メールを〇人(PLの数)転送しないと死ぬ」というメールが来ており、本文を一部コピーペーストして送ったのだと白状するだろう。激しい苦しさに襲われ、とても耐えきれず送ったと謝罪する。
 友人と話していると、轟音と共に背後に山が出現する。そして三つのダイスが降りてきて、どこからか声がする。それは少女の声で、キャントストップのルールを話し、「さぁ、ゲームのはじまりよ!」と探索者達を促す。
 キャントストップのゲームをしていき、勝敗が決まったら、山が突然崩れ始め、瞬く間に巻き込まれ吹き飛ばされる。そして次のゲームへと移行する。

6.ニムト(6 nimmt!):10人プレイまで
※牛の絵柄のカードゲーム。66から始まる減点式で、数字が大きい人が勝者となる。
 気付くと探索者達は円卓を囲むようにして椅子に座っている。全員何故か、派手な格好をしている。そして、周囲を無数の牛に囲まれている。筋肉隆々の牛がこちらに角を向け、いつでもさせると言わんばかりに威嚇している。
探索者はここで《アイディア》を振る。成功すれば自分たちがマタドールの格好をしており、周囲の牛は闘牛なのではないかと気付く。
円卓の上にはカードが乗っている。ということで、ここでもゲームをする。
勝敗が決まったら、敗者に闘牛達が突進していく。敗者となった探索者は闘牛達の角によって貫かれ、血しぶきと内臓を撒き散らしながら飛ばされ、踏みつけられる。正気度を≪0/1D10≫喪失する。
それを見た勝者の探索者達は正気度を≪0/1D6≫喪失し、失神する。

7.ソロ(Solo):10人プレイまで
 気付くと、白い部屋の中にいる。中央には円卓があり、カードが並んでいる。先ほど無残に死んだはずの探索者も無傷でその場にはいる。
 ということで、ここでもゲームをする。

8.肝試し
 全てのゲームの勝敗が決まったら、その勝敗に合わせてKPはポイントを振り分けていき、順位を決める。
 勝敗が決まった瞬間、辺りが一気に薄暗くなった。白い部屋だと思った空間が、ありえないことに、いつの間にか、銀河そのものになっている。果ての無い漆黒に恒星が煌々と燃えており、周囲を様々な色合いの惑星が煌き浮かんでいる。
 宇宙にいると認識した探索者達は途端に、激しい寒気に襲われる。身体が硬直し、声も出せず、微動だも出来なくなる。最下位の探索者に至っては、眼を閉じることさえ出来ない。
 何かが。宇宙の果てから、何かが近寄って来る。
 それは動物的な危機感、本能的な直観を覚えるに十分な何かだった。理解は出来ない。ただ、何かが近寄って来ると分かるのだ。恐ろしいもの、得体の知れないもの、悍ましいもの、出会ってはならないもの。心臓が早鐘を打ち、ぞわぞわと鳥肌が立ち、体中の血液が凍り付くような、恐怖。
 耳元から、いや、耳の奥から声がする。
「ではお約束の肝試しをしましょう。本当は、こっちがメインディッシュなの。さぁ、見たい子だけ召し上がれ。あぁ、〇〇(最下位の探索者)、お前は全部見るんだよ」
 ここでKPは最下位ではない探索者達に見るかどうか尋ねる。見る場合は、次の描写を、最下位の探索者と共に目にするだろう。

9.SAN直葬
 探索者達は《幸運》ロールを行う。成功すると、見てはいけないと見たら本当に危ないだろうと分かる。最下位探索者は薄目になることが出来る。
 そしてKPは以下の描写を入れる。しっかり見る場合、勿論正気度喪失は≪1D10/1D100≫となり、しっかり見ない場合は、正気度喪失は≪1D10/1D20≫となる。

『どこまでも果てが無く美しい銀河。星々が目を焼くほどの光を放ち、不協和音を生む。天使が吹くフルートのような、狂人が連打するシンバルのような、忌まわしい太鼓の音のような、破滅の為のオーケストラ。何かが狂喜乱舞している。全ての闇がうねりをあげ、ひたひたと近寄って来る。その姿を目にする前に頭蓋内を割らんばかりに溢れた情報は、冒涜的な歪さを持った言語と始祖と終末の知識だった。誰もが知らず、誰もが知っているもの。全であり一、門であり鍵、その名をだが、探索者達は知りようもない』

※勿論、アザトースです。因みにゲームに招待してくれたのはニャルラトホテプの恵まれた姿のひとつ、嘆きの三聖母です。

10.エンディング
 死にたくないと思った次の瞬間、探索者達はハッと目を開いた。
朝日がカーテンの隙間から顔を照らしている。ぐっしょりと汗をかいている。全身がガタガタと震えていた。
 とても恐ろしい夢を見た。酷い悪夢を。
 代り映えの無い安らかな日常を認識していき、少しずつ安堵を得ていると、スマートフォンが点滅しているのが目に留まった。
 その画面にはこうある「またいつか、遊びましょうね」と。
クリア報酬:SAN1d10回復
アザトースを見た場合、クトゥルフ神話技能3を得る

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クトゥルフ神話TRPGを主に「オンセンsns」さんでやっております。 基本的には物語の中身はシリアスだけど、救いのあるものが好きです。 宜しくお願い致します。

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