2017年07月23日更新

ワダツミの棺

  • 難易度:★★★|
  • 人数:1人~3人|
  • プレイ時間:2~3時間(ボイスセッション)

【レギュレーション】
①基本ルルブ、現代日本
③ロストキャラも参加可、復活エンドあり
④クローズドシナリオ

【シナリオ概要】
あなたは観光で美しい海辺にいる。海辺で散策していると、高い岩場から海を見下ろす小太りの少年に気付く。そこで少年が服のまま海に飛び込むのを見てしまう。同時に、あなたは海中へと引きずり込まるのだった。
気付くと、大きなソファーに座っていた。目の前にはテーブルと映写機、そして朽ちかけた棺が鎮座している。

果たして探索者たちは、ある神の作りし夢空間から脱出することができるだろうか。

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ストック

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シナリオ外部サイトにもあり(マップあり)。
http://blog.livedoor.jp/nikucoc/archives/2781661.html

~概要~
【レギュレーション】
①基本ルルブ
②現代日本
③ロストキャラも参加可、復活エンドあり
④クローズドシナリオ
⑤戦闘なし。推奨技能は探索系。推奨職種:医師など医療職種、考古学者などの探索系。
 
【シナリオ概要】
①  ロストしていないキャラの場合
あなたは観光で美しい海辺にいる。海辺で散策していると、高い岩場から海を見下ろす小太りの少年に気付く。そこで少年が服のまま海に飛び込むのを見てしまう。
その後、あなたは様々な行動を起こす。助けるために海へ飛び込む、助けを呼びに行く、無視を決め込むなど。しかしそれらの行動は、突然巻き起こった津波によって遮られ、あなたは海中へと引きずり込まるのだった。
②  ロストキャラの場合
あなたは漆黒の闇の中に漂っている。闇とあなたの境はなく、ただ混沌とした意識ともいえない曖昧な感覚だけが分離と結合を繰り返し浮遊している。
そこに突然、雷が落ちる。あなたは雷撃の痛みとともに思い出す。かつて肉体を持ち、人間として生きていたことを。
③  共通のはじまり
あなたがたは気付くと、大きなソファーに座っていた。他の探索者たち、そして少年と並ぶように。
目の前にはテーブルと映写機、そして朽ちかけた棺が鎮座している。
 
○このシナリオの特徴「思い出の品」について
探索者は何か1つ、普段から持ち歩いている思い出の品を用意すること。事前にKPに、その品にどのような思い出があるかを伝える。KPはその思い出をシナリオに組み込む(ガラクタの部屋での発見、映写機での思い出の鑑賞など)。
 
○Kp向け解説:空間について
探索者たちが置かれた空間は、古き神“ノーデンス”が自殺した少年の思いに触れて気まぐれに生み出した生と死、そして夢が混ざりあった空間である。探索者は神々特有の放逸さ、不条理ともいえる“慈悲”に巻き込まれた者たちである。ノーデンスは一方的かつ執拗に、愛、知性、勇気の類を試そうとする。探索者たちはアトランティスなどにおいて神と呼ばれる存在の、遊戯版に乗せられた玩具にすぎない。故に、彼が好む行動から少しでも逸脱すると、遊戯版は翻され、命の火は瞬く間に消されることだろう。

○シナリオの難易度上昇方法として
①探索時に見つかるメモの数々を「石板のかけら」にし、すべてのかけらを集めるとひとつの石板となるといった設定変更
②目星ロールを行わず探索者の指示のみで展開する
③時間経過を最初からロールする
 などの方法がある。

○時間経過について
シナリオの性質上、展開遅延の可能性がある。これを回避するため、時間制限を設けてよい。これは廊下にあるアイテム、ロウソクを用いる。
ロウソクが減るにつれ、息苦しさを感じるようになる。Kpの定めた時間を超えたとき、ロウソクが切れ、窒息ロールが始まる。
○窒息ロール
最初のラウンドはCON×10による判定。 次のラウンドはCON×9、その次はCON×8と、判定値ターンごとに下降していく。この判定に失敗した場合、1d6のダメージ。以降、毎ターン1d6のダメージをうけ、エンディングまでロールされる。エンディング条件に間に合った場合は、該当するエンディングとなる。それ以外はエンド4でエンディングの処理を行う。
 
【NPC】
シナリオの概要にて、自殺を図った少年(少女でも可)。十二歳。人見知り。少しぽっちゃりとしている。名前は北見海里(きたみ かいり)、この名前は変更可。
幼い頃に肺炎、その後慢性糸球体腎炎、腎不全を患い、血液透析治療を行っている(左腕にシャントあり)。母親の腎臓を移植するも、生体に合わず摘出。そのことで生体腎移植に反対していた父親と軋轢が生じ、両親は別居となる。母親は心身を病み母方の実家に帰り、父親は仕事の多忙を理由に、少年を海沿いの観光地にある祖父母の家に預けた。
家族が壊れたのは自分のせいだと悔やみ、海に身を投げる。自暴自棄に近い自己犠牲の感情を抱いており、探索者たちに最初は余所余所しい態度を取るだろう。
彼の思い出の品“海王神の人形”は、全員生存のエンディングを迎えたいのであれば必須アイテムとなる。しかし彼の心を開かなければ、そのアイテムに触れることは出来ないだろう。また、強引に奪ったが最後、瞬く間に神罰は下される。
※好感度判定
①NPCの好感度判定がある。
※好感度の上げ方
①食事を提供する(キッチンにてNPCは空腹を訴える)
②守る、庇うような言動をとる、優しい言動をする
※好感度の下げ方
①少年に対し攻撃的な言動をする。人形を無理やり奪おうとする。
②解放の扉での異常行動“衝動的な自殺願望”の際、「説得」に失敗する。
②言動の変化
NPCの好感度を上げると、人見知りが緩和される。一方で自己犠牲の精神が働く。海王神の人形を持っている場合、それに探索者が触れることを許す。
自己犠牲としては「この部屋にいるのは自分のせいかもしれない。探索者たちに申し訳ない」「命に代えても探索者たちを部屋から脱出させたい」「生贄が必要なら、(NPC)がなる。ずっと病気で死ぬかもしれないと思ってきた。それが終わるなら良い」などと考え始める。とある条件を満たしていると、異常行動“衝動的な自殺願望”を起こす(解放の扉にて記載)。
 
※NPCパラメータ一例
【職業】 狂信者 【年齢】 11 【精神的な障害】 自殺企図あり
【SAN値】50【STR】 4 【APP】 8 【SAN】 50【CON】 6 【SIZ】 8 【幸運】 50
【POW】 10 【INT】 10 【アイディア】 50【DEX】 5 【EDU】 6 【知識】 30
【H P】 7 【M P】 10 【ダメージボーナス】 -1D6
【職業技能ポイント】 120【個人的な興味による技能ポイント】 100
(シナリオの流れに合わせて正気度ロールを行っても良い)
 
~シナリオの流れ~
【冒頭】
まず①アイディアロール②幸運ロールを行う。
⇒アイディアの成功
「お父さんとお母さん、みんなが仲良しになりますように。みんなが健康でありますように。僕のことを忘れて、みんなが幸せになりますように」という囁きを部屋に来る前、聞いたように思う。
⇒幸運の失敗
全身が海水でビショビショに濡れている。正気度ロール[0/1]を行う。
※思い出の品である持ち物がないことに気付くと、正気度ロール[1/1d3]を行う。
 
【最初の部屋】
最初の部屋では、ソファーに座っている。正面にはテーブルと、その上に映写機がある。テーブルの脇には木製の棺。右手にはカーテンが、左手にはキッチンがある。ソファーの背後とキッチンの横に扉がある。
壁を調べると、白くザラザラしている。
地質学ロールが可能。成功すると『サンゴ礁で出来た壁だ』と分かる。
 
○ソファー
革製の上質なソファー。ベッドにもなるようで、かなり大きい。
ソファーを調べると背もたれの隙間にメモを見つける。
⇒メモ『醜く争う者は裁きを受ける』とある。
 
○映写機
古びた映写機。フィルムはついておらず、スイッチを押すと、糸車のようにカラカラと回る。調べると、メモを見つける。
⇒メモ『思い出は棺に』とある。
写真術or博物学or歴史ロールで成功すると『8ミリフィルムのかなり古い型式であり、もしかしたら50年は昔のものかもしれない』と分かる。
 
○テーブル
大きくて重たいテーブル。よく見ると石でできている。
地質学ロールが可能。
⇒地質学の成功:サンゴ礁で出来ているとわかる。
 
○棺
木製の黒い棺。まるでミイラでも入れていたかのように、古い。所々、石のようなものが付いている。棺の蓋の裏に『想いを横たえて、閉ざして』と刻まれている。
地質学or知識ロールが可能。成功すると、付着する石のようなものは乾燥したフジツボだと分かる。フジツボには赤いものが付着している。
アイディアロールを探索者からの提案があれば可能。成功すると、棺の中に爪て引っ掻いたような傷を無数に見つけ、生きながら棺に誰かが納められた可能性があると気づき、正気度ロール[1/1d3]喪失。
 
※棺の思い出について※
モノを入れると、そのモノの持つ思い出が映写機によって壁に映し出される。
①  探索者たちの思い出の品
⇒事前にKpへ伝えた思い出が映し出される。

②  海王神の人形(血液入り小瓶が入っていない)
少年が家族と共に、海をテーマにした遊園地に遊びに来たところを写す。少年が病を患う前の記憶である。少年は人魚姫の父親である海王神の人形を買ってもらう。人形の背中にはチャックがあり、少年は飴玉をそこにいれた。その後、少年が遊園地の帰りに熱を出す様子が写る。
③  海王神の人形(血液入り小瓶が入っている)
小瓶に血を入れるための処理は“医療機器を用いなかった”場合は、1d6のダメージと、正気度ロール[1/1d3]を行う。医者がおり、ガラクタの部屋で医療器具を見つけ処理をした場合は、ダメージと正気度ロールはしなくてよい。
捧げると、血の持ち主の人生が映画のように流れる(処理例:映写機が〇〇を映し出した。生まれたばかりの〇〇、幼いころの〇〇、今よりも若い〇〇、壁に〇〇の人生がまるで映画のように映し出された)。
④  石版
太古の文明を彷彿とさせる衣装の人々が、巨大な水晶で出来たストーンサークルに集まっている。中央には棺があり、彼らはそこで自傷行為をし、自身の血を棺に注ぎ込んでいる。彼らは全員、血を注ぎ終わると、棺を閉ざす。そしてその周囲で円を描きながら狂ったように歌い、踊り始める。まるでさざなみのような独特な音律で、詩も耳慣れない抑揚を持っている。しかし探索者たちは、まるで直接脳に情報が与えられたかのように、詩の意味を理解する。
『大いなる深淵の王 叡智の源よ 我らの血潮を 数多の最愛を捧ぐ』
 ショッキングな映像に正気度ロール[1/1d3]。
(人々はアトランティス人である。彼らはノーデンスを慕っていたが、最終的にノーデンスの怒りに触れて一夜にして国ごと沈められたという説がある)
 
○カーテン
カーテンを開けると大きな窓があり、この部屋が美しい海底の底にあると分かる。非現実な光景に正気度ロール[1/1d3]。カーテンの裏を調べるとメモがある。
⇒メモ『母なる海に 孤独は許されない 自己犠牲は 傲慢にすぎない』
 
○キッチン
古めかしいアルミ製の台所。洗い場、冷蔵庫やレンジがある。調べると包丁やまな板、鍋、調味料などがあり、多くの料理が作れるだろうと分かる。冷蔵庫には様々な魚介類が詰まっている。
冷蔵庫の裏にはメモがある。
⇒『愛を持って知恵を用い、知恵を持って勇気を用い、知恵を持って最愛を得る』とある。
※NPCが食材を見ると、腹が鳴り、空腹を訴える。
 
○ソファーの後ろの扉
木製の黒い扉。聞き耳をしても何も聞こえない。開けると、“ガラクタの部屋”へ。
 
○キッチン横の扉
木製の白い扉。聞き耳をしても何も聞こえない。開けると、“廊下”へと続く。
 
【ガラクタの部屋】
隣の部屋はまるで巨大なホールのように広く、たくさんのガラクタが山積みとなっている。探索者たちが「○○はないか?」と探すと、あらゆるものが見つかる。思い出の品も見つかる。
 
ガラクタのある部屋では探索者が望んだものの他に、様々なものが見つかる。
1ターン目『乾いた服』
2ターン目『羽ペン』
3ターン目『海王神の人形』
4ターン目『本・人魚王子の冒険』
5ターン目『石版』
6ターン目以降は、特にシナリオに関与するものは発見出来ない(採血用の注射器などは、探索者が明確に望み探した場合に出すこと)。だが、インクの入った小瓶を得ていない場合はこの場で出現させる。
 
○羽ペン
黒く大きな羽のついたガラスペン。筆記には紙とインクが必要。
○海王神の人形
人形をよく調べると背中にチャックがついている。中には飴玉が入っている。
○本・人魚王子の冒険
ネズミー映画の原作。人魚の王子が魔物たちから国を守るために旅をし、立派な海王神となる物語。
丹念に調べると、よく捲られている章に気付く。
※ページの内容
『魔物に生贄を捧げて暮らす街で、魔物と戦う章。人魚の王子は小瓶に自らの血を入れて人形に隠し、人形を生贄の棺に入れた。生贄が入っているものと思い棺を丸呑みする魔物の隙をつき、王子は魔物をやっつけることに成功する』
 
○石版
成人男性の胸部ほどの大きさ、辞書のような厚さを持った石版。かなり重たいが、二人以上なら持ち上げることができる。楔で打ったような字が刻まれている。絵も彫られており、巨大な歯車のついた貝殻に乗った老人を囲み、人々が腕を切って血を流し、踊る様が描かれている。
考古学orオカルトロールが可能。
考古学ロールに成功すると、『まだ発見されていない文明の文字かもしれない』と分かる。
オカルトロールに成功すると、『ゼウスかポセイドーンか。神を讃え、あるいは祀っているようだ。全員が血を流していることに意味があるかもしれない』と考える。
 
【廊下】
廊下を出ると先に扉。手前にハイテーブルがあり、ロウソクがたてられている。
 
○ロウソク
 時間制限を設けていた場合、時間制限に準する状態となっている。
ロウソクのあるハイテーブルの裏には、『人の子の時間は平等だ。故に残酷であり救済である』とある。
 
○解放の扉
扉にはナイフで掘ったような傷がついている。
傷は文字となっており『生贄は一人でよい。話し合い、決めねばならない。争いは好まない』とある。その下には羊皮紙があり、サインを刻むような空欄と下線がある。
探索者の誰かがサインするといった記名に関する発言すると、足元に黒いインクの入った小瓶が落ちることに気付く。この小瓶はインクを捨てると様々なものを入れることができる。インクを捨て、血を入れて人形に納め、棺に捧げることがエンド4、5には必須となる。
なお、この扉の情報はミスリードである。石板からの思い出で知ることが出来る詩『大いなる深淵の王 叡智の源よ 我らの血潮を 数多の最愛を捧ぐ』とあるように、棺に探索者全員の血を人形と共に納めれば、生贄を捧げる必要はない。
※エンディング条件を満たさず扉を開けて進んでも、再びソファーへと戻される。ソファーへ戻される初回は、正気度ロール[1/1d3]を行う。
 
☆解放の扉でのNPCの異常行動(衝動的な自殺願望)
 NPCが『生贄は一人でよい。話し合い、決めねばならない。争いは好まない』という解放の扉での情報を得てしまった時、前提条件“①探索者たちとそれなりの信頼度を構築している”“②石板を棺に入れることで映写機にて鑑賞できる映像を見ていなかった”“③全員の血を入れた小瓶入り人形を棺に捧げていなかった”などを満たしているとき、
「この部屋に探索者たちがいるのは自分のせいであり、生贄は自分であるべきである。自分が死ねば皆が助かる。死ななければならない、生贄にならなければならない」
という妄執に取りつかれる。そして、無理やり解放の扉を開けようとする。
この状況下でNPCを止めようと探索者が試みる場合、RPでの説得か、説得or言いくるめor心理学のロールをする必要がある。RPかロールかの判断は探索者たちに任せる。
※説得成功の条件
RPで説得を試みる場合、「自分(NPC)が生贄になっても誰も救われない可能性」を伝える必要がある。NPCはこれまで「病気は良くなる」という理想論・感情論に振り回されてきた為、理想論や感情論では納得しない(むしろ、死んだら両親が悲しむといった感情論はNPCを逆なでする)。そのため、『母なる海に 孤独は許されない 自己犠牲は 傲慢にすぎない』のメモを見せて解放の扉の情報が嘘である可能性を訴えるか、「情報が少ない。勝手に行動されては困る。NPCが生贄になっても探索者たちが助かる保証がない」といったRPをしなければならない。
 ロールで説得を試みる場合、成功すると「情報が足りないため、自分(NPC)が生贄になっても誰も救われない可能性」をNPCに伝えることができ、NPCは自殺衝動を抑えて冷静になる。
※説得の報酬
扉の情報がガリガリと音を立てて変化し「一人で死ぬことは、傲慢だ。神には一人では足りぬ。神は皆の者の最愛を望む」となる。
※説得の失敗
NPCは扉をあける。するとNPCも探索者たちも最初の部屋に戻される。しかし、説得に失敗しているので、説得を試みた探索者たちがNPCの信用を得ることは永遠にないだろう。
※説得の失敗以降または制止しない場合
 最初の部屋に戻される。初回の場合は前述の正気度ロール。
NPCは自ら棺に入るが、棺に入ってもエンディング条件を満たしていなければ映写機がNPCの人生を映し出すだけとなる。NPCは大変なショックを受けることだろう。NPCの正気度ロールを行っている場合、正気度1を消失する。
無暗に生贄になることは出来ないと知ったので、以降は探索者たちの提案に耳を貸すこともあるだろう(探索者の提案にはこれ以降、都度説得ロールあるいはKPによるNPCのアイディアロールでの成功を必要とする)。

 
~エンディングの処理~
エンド1:自己犠牲(NPCが生贄の場合)
 ノーマルエンド。話し合いの結果、NPCを生贄とすることを決めた場合。
NPCを棺に入れると解放の扉が勝手に開く。解放の扉を進むと、探索者たちは瞬く間に自室に戻る。
(ロストキャラがいた場合、まるでロストしていた事実がなかったかの如く、蘇生する。なお、ロスト以降の記憶はないため、他の探索者たちを覚えていない)
まるで何もなかったかのように、全てが日常へ戻る。
半年後、少しずつ『あの部屋での選択』の記憶が薄まり始めた頃、探索者たちはあるニュースを見る。それは、『母親が子供に臓器を与えるために父親を殺して病院に遺体を運ぶ』というショッキングな内容であり、しかし子供は半年前に亡くなっており、母親は精神鑑定の予定であると知る。探索者たち(ロスト探索者を含まない)は『少年を生贄にした日』がちょうど半年前であること、恐らく半年前に亡くなった子供とはNPCの少年であると悟る。NPCをそれなりに気にかけていた・好いていた場合、正気度ロール[1/1d3]。
報酬はない。
 
エンド2:神罰(争いを起こした場合)
バッドエンド。生贄を話し合いで決めない、暴力行為を行った場合、その瞬間に全員ロストが確定する。
「人間は救いようがない」という年老いた男性の声が響き、その後、最初の部屋のカーテンにある窓が割れ、海水が流れ込む。そしてそのまま、夢の海の底で意識を失う。
(永久的ロスト)
 
エンド3:○○の献身(NPC以外、探索者の一人を生贄とした場合)
ノーマルエンド。
 探索者の一人を生贄として同意を得て選び、棺に入れると解放の扉が開く。解放の扉を出ると、他の探索者たちは瞬く間に自室に戻る。(ロストキャラがいた場合、まるでロストしていた事実がなかったかの如く、蘇生する。なお、ロスト以降の記憶はないため、他の探索者たちを覚えていない)
その夜、生贄を選択した人と同じ年齢性別の人物が臓器提供し、その臓器が関東圏のみっつの病院に運ばれたというニュースを探索者たち(ロスト探索者を含まない)は目にする。更に半年後、探索者たちはあの部屋にいた病気の少年を外で見かける。少年の体はスッキリとして、彼がもう病気を恐れていないことを探索者は知る。
報酬 SAN回復1d6
 
エンド4:夜鬼(小瓶に全員の血を入れず棺に捧げた場合)
バッドエンド。小瓶に全員の血を入れず棺に入れて、解放の扉をあけた場合。
 探索者たちを闇が包み、「足りない、足りない 慈悲が 愛が 知恵が 命が」と聞こえる。その後、周囲から大量の、コウモリのような羽音が響き渡る。
 ここで探索者たちは回避ロール(DEX×2)、幸運ロールを行う。回避ロールに成功した場合、幸運ロールを行う必要はない。回避ロール、幸運ロールともに失敗した場合、ロストとなる。
 後日、浜辺に少年と複数の水死体が打ち上げられる。海に落ちた少年を助けるために飛び込んだ人々であろうと報じられる。回避・幸運ロール成功者は生き残るが身体に何らかの精神的あるいは身体的後遺症を負う。
 報酬なし
 
エンド5;神々の最愛(小瓶に全員の血を入れて棺に捧げた場合)
小瓶に全員の血を入れて棺に入れて、解放の扉をあけた場合。トゥルーエンド。
 探索者たちは、気付くと、自室に戻っている。ロストしていた者もまるでそのようなことがなかったかのように、蘇生している(なお、ロスト以降の記憶はないため、他の探索者たちを覚えていない)。
あの空間での記憶がもう定かではなくなった頃、探索者はあの部屋にいたNPCの少年を外で見かける。少年の体はスッキリとして、彼がもう病気を恐れていないことを探索者は知る。彼が走り出したその先には彼の両親がおり、彼は両親の間を割るように手をつなぐ。笑顔を左右の両親に向けながら、ふいに少年は探索者に気付く。一瞬驚いたように目を開くと、彼はにっこりと微笑んだ。
※報酬
□シナリオクリア
⇒SAN回復1d10、ダメージ回復1d6。その他の好きな技能ひとつを1d100>技能で振り、成功したら1d6成長。
□アトランティス
⇒石板の思い出を見て、『アトランティス』という単語を出した探索者
⇒成長:考古学またはオカルトで1d100>技能を振り、成功したら1d6成長。
□安全な採血
⇒血液採取を医学的な処置で安全に施した探索者
⇒成長:1d100>医学で振り、成功したら1d6成長。

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