2018年01月16日更新

【聖杯戦争RPG】ハート・オブ・ゴールド【Fate Table Night】

  • 難易度:★★|
  • 人数:4人~7人|
  • プレイ時間:8時間以上(テキストセッション)

このシナリオは筋肉企画様から提供されている聖杯戦争RPG "Fate Table Night" で遊ぶためのシナリオとなっています。想定プレイ時間はテキセで12時間以上、サイクルは3サイクル。5人以上の場合は2サイクル。プレイ人数は4-6人向けです。聖杯戦争シナリオですが、プレイヤーの選択次第では複数の勝者が発生したり、勝者無しという結末を迎えることもある特殊型です。またクラス被り等の制限もなく比較的自由にキャラビルドができるシナリオです。GMはPLの嗜好などに合わせて、シナリオ内のデータを一部改変して遊んでも問題ありません。

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聖杯戦争RPG Fate/Table Night シナリオ

「ハート・オブ・ゴールド」

はじめに

このシナリオは聖杯戦争RPG Fate/Table Night用のシナリオです。想定プレイ時間はテキセで12時間以上、サイクルは3サイクル。5人以上の場合は2サイクル。プレイ人数は4-6人向けです。聖杯戦争シナリオですが、プレイヤーの選択次第では複数の勝者が発生したり、勝者無しという結末を迎えることもある特殊型です。

舞台設定・あらすじ

魔術協会の一角、時計塔のおひざ元であるロンドン。プレイヤーである魔術師のあなたたちは魔術協会から使者がやってきて一度ロンドンに召集されます。時計塔であなた達を待ち受けていたのはアトラス院の錬金術師、イザイ・エルトナム・アトラシアと、ロード・エルメロイ二世でした。

イザイ曰く、アトラス院で先日製造されていた特別なホムンクルス「ソフィア」が何者かによって盗み出されたのです。痕跡をなんとか調査した結果、遠いこのロンドンのどこかに潜伏しているということが明らかになります。そこでアトラス院と時計塔は一時的に共同戦線を張り、このホムンクルスの捜索を行うことになりました。ホムンクルスは戦闘能力も有しているため、対抗策としてマスターたちに特別に令呪が与えられ、魔術協会バックアップのもとサーヴァントを召喚する準備も済まされているとのことです。

現代ロンドンは一通りの施設を揃える一方で、教会や公園などの自然も内包した都市である。戦場やドラマシーンで、タワーブリッジのような高所や、ハイゲートのように霊脈に富んだ墓地、教会、ハイドパークのような広い公園を登場させるのもいいだろう。夏でも日本より過ごしやすく、冬なら気温はそこそこ冷え込む。時期にもよるが雨は日本ほど降らない。

PC作成について

マスターはアトラス院の錬金術師、あるいは魔術協会の魔術師、それ以外の魔術師の一族の人間、偶然巻き込まれた一般人(いわゆるSNでいう士郎のような立ち位置をイメージするとよい)などの選択肢からマスターのキャラクターを作成すること。

またシナリオの性質上通常の聖杯戦争とは異なるので、PLに選ばれなかった他のクラスのサーヴァントを脱落者としてGMが用意する必要はない。

クラス制限

使用不可クラス無し。ルーラー、アヴェンジャーOK。
クラスかぶりOK。

シーン表

テーブルナイトシーン表を用いる。

PCたちの使命・秘密

表のHOは全員共通。アトラス院の錬金術師イザイからホムンクルス「ソフィア」を奪った犯人を見つけ出し、奪還することを依頼される。以下のPCの中からGMはそれぞれのマスターの境遇に適切と思われるハンドアウトを配ること。


PC1(推奨:なし)の【秘密】

実はあなたはホムンクルス誰かに奪われたのではなく、自分から脱走したことを知っている。
あなたはホムンクルスが倒れてるトコロにぐうぜん出くわし、彼女の境遇に同情して匿うことにした。
最初は彼女の脱走を手助けしようと思ったが、集められたメンバーの中に、ホムンクルスの破壊を目論む人が居ると知り、
彼女の安全を確保することを最大の目標にした。

あなたの本当の使命は、ソフィアを誰にも破壊させないこと。
もしくはソフィアを破壊したPCにその手でかたきをうつことだ。


PC2(推奨:時計塔orアトラス院所属)の【秘密】

あなたはイザイを監視するために派遣された魔術師である。
あなたは前々からアトラス院のように高度な技術によってつくられたホムンクルスが魔術協会を脅かすと考えており、
この機会を乗じてそのホムンクルスを破壊してしまおうと心に決めている。

あなたの本当の使命は、ホムンクルスを【破壊】(生命力を0にし、破壊を宣言すること)、
もしくはホムンクルスを生み出したイザイの殺害である。


PC3(推奨:時計塔orその他の機関や魔術師一族)の【秘密】

実はあなたはイザイの技術力を盗もうとしている魔術師である。
ホムンクルスを奪取した犯人に興味はないが、その力を利用することには興味がある。
あなたは集められたメンバーの中に、誰かがホムンクルスの「最後の仕上げ」に
必要な【プライズ:最後の仕上げ】を持ってるコトも知っている。

あなたの本当の使命は、セッションに登場する【プライズ】と
ホムンクルスの【秘密】を全て手に入れることである。


PC4(推奨:一般人、魔術師一族)の【秘密】

あなたは昔から友達が少ない。それゆえに人にやさしくされるとつい嬉しくなってしまう。

あなたの本当の使命は、あなたに、もしくはあなたが【プラス感情】を持っているキャラ(NPCを含む)の中から一人を選んで、
対象の本当の使命の達成に全力で協力することである。ただしクライマックスに入る前には対象を決めて、GMに秘話で宣言すること。


PC5(推奨:その他の機関や魔術師一族)の【秘密】

あなたはイザイのホムンクルス開発の協力者である。しかし裏ではホムンクルスを悪用しようと考えている。
あなたはホムンクルスに「最後の仕上げ」を施すために、【プライズ:最後の仕上げ】を隠し持ってる。
あなたの本当の使命は、ホムンクルスにこのプライズを組み込むか、イザイの敵対勢力を排除することである。


PC6(推奨:アトラス院所属)の【秘密】

あなたのふとした不注意で、ホムンクルスはいなくなってしまった。
あなたはそれがアトラス院にばれてしまい懲戒免職かそれ以上の罰を受けること一番に恐れてる。
そのため、自分の失態を知ってる者はいかなる手段を使っても倒さなければならないと考えている。
あなたの本当の使命は、自分の【秘密】を知っているキャラ(NPCを含む)を全て倒すことである。


PC7(推奨:なし)の秘密

実はあなたは過去にイザイに助けられ、彼女に恩義を感じている。
今回集められたメンバーの中に、【プライズ:最後の仕上げ】を持ってる人が居ることを知っている。
そのプライズをイザイに渡せば彼女の研究の助けになると思ってる。

あなたの【本当の使命】は、【プライズ:最後の仕上げ】を獲得すること、
そして、イザイの身の安全を守ることである。


導入

ある時魔術協会からロンドンに来るよう集められた魔術師、および錬金術師たち。
部屋に入ると、ロード=エルメロイ二世と見慣れぬ顔をしたアトラス院制服の女性が迎えてくれる。
アトラス院から来たというその女性は自らをイザイ・エルトナム・アトラシアと名乗ります。

イザイ「アトラス院で私が創造していた特別なホムンクルスが、何者かに連れ去られてしまったのです。なんとかこのロンドンに潜伏しているということまでは分かりましたが、詳しい所在はつかめていません」

エルメロイ「そのホムンクルスは高度な戦闘能力を有しているらしい。そこであなた方にも特例としてサーヴァントを召喚する権利が与えられる。サーヴァントたちと協力して、ホムンクルスを発見し、確保してほしい」

マスターシーン(第2サイクル、5人以上の場合は第1サイクル終了時)

マスターたちはイザイからロンドンにあるパブに招集するよう伝えられる。
酒を飲みながらイザイがマスターたちから捜査状況を尋ねたりしていると、カフェに突然ゴーレムが3匹(PLが5人以上いる場合は4匹にしてもよい)襲撃に来る。
ゴーレムのデータは青い方のルルブ253ページのエネミーデータ「ゴーレム」を参照。
イザイはこの戦闘には参加しない。

この戦闘の終了条件は
①ゴーレムを撤退させる(PLの勝利)
②PL側がすべて撤退する(回避を放棄して撤退する)
③3ラウンド経過(勝者無し)
である。

クライマックスシーン

ある夜、ソフィアが所持者、あるいは彼女の動向を知る者の隙をついて脱走しようとします。タワーブリッジからタンカーに飛び乗り、イギリスを脱出するつもりでしたが、その前にイザイに発見されてしまいます。イザイとソフィアが対峙しているところにマスターたちもかけつけ、最後の戦いが始まるのです。

戦闘にはイザイ(巨大ゴーレムを駆使して戦う)、ソフィアが参戦するほか、以前のマスターシーンで生き延びたゴーレムはソフィアの手下として登場します。生命力はそのままです。

この戦闘はラウンド終了時にサーヴァントを失ったマスターは自動的に戦闘離脱となります。そしてマスターたちはラウンド終了時に任意で戦闘脱落を宣言できます。(ただしその場合戦果を要求することはできません)また5ラウンド以上経過してソフィアが【捕獲】状態か破壊されていなかった場合、イザイは自棄を起こして令呪でソフィアに自害を命じるでしょう。

エンディングには様々な選択肢が想像できます。イザイを倒したうえで、彼女に自害の命令を下させなかった場合にはソフィアは晴れて自由の身になり、自分の思うように人生を謳歌できるようになるでしょう。

イザイが自害の命令を発動させた場合には、ソフィアは死亡します。イザイが活きていた場合は協力してくれたマスターには感謝の意を述べようとするでしょうが、クライマックスで明らかに妨害に及んだマスターを快く思わないでしょう。

ソフィアを捕獲してイザイに引き渡すか、ソフィアの破壊に加担した場合、イザイはそのマスターに謝礼を送ることでしょう。

他のすべてのサーヴァントを倒して聖杯を手に入れた暁には、イザイは自分の研究成果を確かめて喜び、そのマスターを称賛するでしょう。聖杯によって願いをかなえた後で、ソフィアは消滅していきます。

NPC

NPCはそれぞれ【居所】【感情】【秘密】の取得が可能である。
GMは望むならオリジナルに彼女らのデータを改変させてもよい。


イザイ・エルトナム・アトラシア 女性/22歳

アトラス院の若き錬金術師。ホムンクルスの創造において秀でた技術力を誇る。
招集されたマスターたちを信頼し、ホムンクルスを無事に連れ戻すことを期待している。
また本人もサーヴァントほどではないが戦闘能力を有する。
彼女が戦闘に参加する場合データはエネミー「巨大ゴーレム/ケテルマルクト」(pGの213ページ参照)として扱う。

イザイ・エルトナム・アトラシアの【秘密】

イザイはホムンクルス「ソフィア」の創造主であり、彼女が創造主に逆らうことのないように設計している。
ソフィアの体に特殊な令呪を施していて、万一のことがあれば(イザイの生命力が2以下になる)と、その戦闘ラウンドの終了時にソフィアに自爆の命令が下される。
なお自爆の命令は【ディスペル】【ガンド】【運命改変】【破戒】の宝具効果でそのラウンドのみ阻止することができる。
通常ソフィアはイザイを攻撃することができない。
イザイは、自分の安全とホムンクルスの奪還を目指す。


ソフィア 女性/??歳

イザイによってつくられたホムンクルス。創造主であるイザイとそっくりの姿をしている。
また1サイクル経過するごとにソフィアは1点生命力を回復する。
ソフィアの能力はpGルールブックの210ページ「シャドウサーヴァント・バーサーカー」として扱う。

ソフィアの【秘密】

この秘密はPLがソフィアの秘密を手に入れた場合、PL全体に公開される秘密である。
ソフィアは聖杯の器としてアトラス院に造られたホムンクルスである。
ソフィアは追手をすべて倒して脱走し、自由を掴みたいと思っている。

ホムンクルスを捕獲するには戦闘でホムンクルスにダメージを与えた後、
【縄術】【罠使い】【傀儡使い】【分解】【暗号】の中から一つ選んで
判定を行い、成功すればホムンクルスを【捕獲】状態にできる。

ソフィアを捕獲状態にした場合、ソフィアは【プライズ:ソフィア】となり、
捕獲したPLがプライズを獲得したことになる。戦闘中の場合、プロットは常に1扱いとなる。
プライズとなったソフィアは受け渡しや戦果として要求することが可能である。
(戦闘中は受け渡し不可)

生命力が0になったソフィアに対して、同プロットにいるサーヴァントが【破壊】を宣言すると、ソフィアは死亡する。


【プライズ:最後の仕上げ】

未完成のホムンクルスに必要だった最後の仕上げ。
このプライズをソフィアに組み込むことでホムンクルスは真に完成する。
このプライズは受け渡しや、戦果として要求することが可能。

【プライズ:最後の仕上げ】の秘密

この秘密はプライズ:最後の仕上げを入手した時明らかになる秘密である。
またこの秘密は感情による共有が起こらない。
最後の仕上げの正体は「聖杯」である。(pG追加ルールの「小聖杯」とは異なる)
ソフィアに聖杯を組み込むと宣言した場合、ソフィアはホムンクルスとして真に完成する。

彼女に聖杯が組み込まれた状態でサーヴァントが(参加PL-1)基以上脱落している場合、
彼女は聖杯としての務めを果たし、その後消滅する。

このプライズはクライマックスシーン時、マスターが令呪を一画消費することで破壊できる。

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クトゥルフ神話TRPGやろうずwiki・Twitterで公募・身内などで活動しています。 卓はガスライト・ジャズエイジ多め。最近はシノビガミ、テーブルナイトも遊びます。 いつもは既存のシナリオの改変多めですが、このたび自作シナリオにも挑戦しようと思い立ちすこしずつ執筆するようにしています。 シナリオについての質問、コメント、改変などご自由にどうぞ。

https://twitter.com/Funanori9