2017年05月10日更新

ノイズ混じりの遠吠え

  • 難易度:★|
  • 人数:3人~3人|
  • プレイ時間:

UGN関東支部特殊部隊「サイレンス」。
日常の裏側、その影に存在する組織に回ってきたのは、FHのとある研究所への潜入捜査だった。
そこでは何が作られ、日常を脅かそうとしているのか――。
戻らない日常のために、彼らは戦う。

ダブルクロス The 3rd edition
「ノイズ混じりの遠吠え」

ダブルクロス。――それは裏切りを意味する言葉。

0

1

ストック

0

コメント

初めに

こちらのシナリオは十分なテストプレイを行えておりません。
改善点・改案がございましたらコメントいただけると嬉しいです。


ハンドアウト

PC全員共通
 
ワークス→UGNエージェント カヴァー→UGNエージェント
シナリオロイス:阿蘇 麻奈巳[P:感服/N:厭気]
概要:キミたちは日本UGN関東支部特殊部隊「サイレンス」に所属するエージェントだ。
   今回キミたちに与えられた任務は、N市に存在するFHのとある研究所への潜入捜査だ。
   「サイレンス」の上官・阿蘇麻奈巳から与えられたミッションは2つ。
   研究内容の把握と、その資料の入手である。
   キミたちは任務遂行のため、速やかにN市へと向かった。
 
※キャラクター作成について
通常<情報:UGN>となっているところのUGN→FHへと変えること。
推奨取得技能は<調達><情報:FH><知識:機械><知覚>
 
 
NPC:阿蘇 麻奈巳
 女性。日本UGN関東支部特殊部隊「サイレンス」の上官。
 冷厳ながらもFHに対する怒りや暴走したジャームへの慈悲は強く、彼らと世界のために自ら影になることを選んだ。


オープニング

シーン1「Mission」
登場:全員
 
招集がかかり、「サイレンス」の拠点であるオフィスへと集まったPCたち。
そこに上官である阿蘇麻奈巳が入室してくる。
 
「よく来てくれた。今回キミたちを呼び出したのは、FH研究所への潜入捜査にあたってもらうためだ」
「与えられたミッションは2つ。FHの研究内容の把握と、その資料の入手」
「場所はN市北部に存在する。詳しくはキミたちに渡された端末に送られた資料を見て欲しい」
「キミたちの活躍を確信している。速やかに任務へ向かってくれたまえ」
 
N市へ向かうところでシーン終了。


ミドルフェイズ

※ミドルフェイズは5シーンに分かれている。
 「シーン2:潜入①」 以降、それぞれの部屋をどのように探索するかはPLと相談して決めること。

 
シーン2「潜入①」
登場:全員
 
資料室へ潜入。<調達>5の判定に成功で「研究企画書」を入手。
情報は以下の通り。
     ◆
『”マシーナリーズ”研究企画書』
ノイジーセルの戦闘員の中から戦闘能力の低い者を選出し、人工的に機械を埋め込み合成することで能力の劇的なな向上を図るもの。
試験的な被験者としてキュマイラのシンドロームを持つ少年を採用。
採用理由は
・肉体的強化に優れている
・未発達の少年だからこそ、機械への順応も早いと思われる
の二点から。
20XX年、○月×日△時 研究許可が下りた。
     ◆
また資料室にて「研究所内の地図」を入手。以降好きな所から探索が可能。
資料室を退出するところでシーン終了。


シーン3~6「潜入②~⑤」
登場:全員
 
第Ⅱ研究室へ潜入。<調達>7の判定に成功で「研究データ」を入手。
情報は以下の通り。
     ◆
『試作型マシーナリーズ 実験研究データ』
○月○日
 被検体に投薬開始。オーヴァードとしての能力自体の強化を始める。
 状態は非常に不安定。
 このまま安定しないようであれば、被検体02への移行も考えられる。
 
○月×日
 被検体に融合する機械の設定を行う。
 高出力の部分にはセーフティーロックをかけ、体制は整った。
 
△月×日
 被検体と機械の融合を行う。
 これにより被検体の自我がほぼ消失したとみられる。
 自我喪失プログラムを組む必要性はなくなった。
 
□月○日
 試作型マシーナリーズ”アルファ”の調整にかかる。
 もうすぐ完成となる。いよいよ数日後にはUGN支部で実証実験を行う。
     ◆
最後に書かれたデータは3日前のもの。
第Ⅱ研究室を退出するところでシーン終了。


登場:全員
 
第Ⅳ実験室へ潜入。<情報:FH>9の判定に成功で「マシーナリーズのいる場所」が判明。
情報は以下の通り。
   ◆
『生体電機研究室について』
現在生体電機研究室は試作型マシーナリーズ”アルファ”専用の研究室となっているため、出入りする際にはパスコードを入力すること。
――以下には生体電機研究室の場所が地図として記されている。
そのことから、地下二階にあることが判明。
   ◆
第Ⅳ実験室を退出するところでシーン終了。


登場:全員
 
セキュリティ管理室へ潜入。<知識:機械>9の判定に成功で「パスコード解除条件」が判明。
情報は以下の通り。
   ◆
『生体電機研究室への入室パスコードについて』
セキュリティ管理室とは別の所で管理を行っているため、パスコードは研究員室にて入手されたし。
入手したパスコードにマシーナリーズの型番を入力することで入室が可能となる。
   ◆
セキュリティ管理室を退出するところでシーン終了。


登場:全員
 
研究員室へと潜入。<知覚>10の判定に成功で「パスコード」を入手。
描写としては壁一面に書かれた数字の羅列の中から、特定の文字を見つけるといったもの。
部屋の電気を消すと、発光して分かる仕組み。
「0→4→7→2」と表記してあることから、パスコードは「0472」である。
研究員室を退出し、生体電機研究室へ向かうところでシーン終了。


クライマックスフェイズ

シーン7「ノイジー・ハウリング」
登場:全員
 
パスコードを入力し生体電機研究室へ入室すると、眩いばかりの電光を背に凄惨な光景が広がっていた。
辺りは一面血に濡れ、元の形が分からなくなるまでに引きちぎられ、引き裂かれた肉片がどさりと転がっている。
「ア、ア……Ahhhhhhh!!」
ノイズと血に塗れた機械だらけの”怪物”が、キミたちに視線を向ける。
「――壊滅プログラム、作動」
「GAhhhhhhhhhhh!!!!」
その機械音と汚れた遠吠えが聞こえるとともに、”怪物”はキミたちに襲いかかってきた。
 
衝動判定:難易度9
 
戦闘へ移行。エネミーデータは こちら


エンディングフェイズ

シーン8「続く影」
登場:全員
 
阿蘇麻奈巳へ任務を報告。
ねぎらいの言葉をかけられると共に、次の任務の内容を切り出される。

Default dc97b68ac5e45fe6e796100df0104bd212cb6cb56de14e1772ab29062c337ef0

身内でぽつぽつ遊んでるだけのTRPG民。シナリオ作成してGMしたりしているけれど基本的にはPLでいたい。 地道にダブルクロスシナリオを増やしたいという野望を持っている。