2019年11月23日更新

ホラーTRPGインセインシナリオ 小さな夜の歌

  • 難易度:★★|
  • 人数:1人~2人|
  • プレイ時間:2~3時間(テキストセッション)

ホラーTRPGインセインシナリオ 小さな夜の歌

推奨人数 2
サイクル数 2〜3
狂気カード 4
お勧め職業 PC1、2芸能人
PC年齢 20歳以上であれば可

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ストック

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コメント

ホラーTRPGインセインシナリオ 小さな夜の歌

推奨人数 2
サイクル数 2〜3
狂気カード 18
お勧め職業 PC1、2芸能人
PC年齢 20歳以上であれば可

〜導入〜
貴方は音楽家だが、次の演奏会の楽譜がなくなってしまった。これは大変だ!次の演奏会までに楽譜を見つけなければならない。

PC1
貴方は売れっ子音楽家だが、次の演奏会の楽譜がなくなってしまった。これは大変だ!貴方の《使命》は次の演奏会までに楽譜を見つけなける事だ。

PC1の秘密 ショック_全員
貴方は何者かに命を狙われている。もし演奏会で演奏をしようものなら、確実に殺される。ただ、演奏会は何がなんでも演奏会を成功させたい。貴方の本当の《使命》「プライズ」楽譜を手に入れ、生きて演奏会を終了させる事だ。

PC2
貴方はPC1の友人であり、音楽家である。PC1の困ったちゃんぶりには手を焼いているが、PC1の演奏会を心から楽しみにしている。貴方の《使命》は次の演奏会までに楽譜を見つけ、PC1に渡す事だ。

PC2の秘密 ショック_無し
貴方はPC1の師匠だがPC1が嫌いだ。腕がいいくせに、イマイチ情熱が感じられないPC1が気に食わない。貴方の本当の《使命》「プライズ」楽譜をクライマックスまでPC1に渡さない事、もしくはPC1とプラスの感情を結び、シナリオ終了まで死なさない事だ。

ハンドアウト

「マネージャーさん」
貴方はPC1の幼馴染であり、マネージャーだ。PC2とは、苦労人として労われ、よく2人で飲みに行く程の仲だ。貴方の《使命》はPC1の楽譜を見つけ、無事に演奏会を開催することだ。

マネージャーの秘密 ショック_全員
貴方はPC1が嫌いだ。昔同じ教室に通っていたが、教師は皆アイツの周りに集まり、いつもいつも面倒を起こしてはマネージャーのせいにしやがる。大人になっても天才だから、と何をしても許されるPC1が嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い嫌い
貴方の本当の《使命》PC1を殺し、演奏会をぶっ壊す事だ。そのために、PC2を利用する事が出来る。この秘密は情報共有が起こらない。
この秘密を見たPLは、“恨み”で恐怖判定
また、この秘密を見たPLがPC2で、恐怖判定が失敗した場合、PC1に殺意の感情を持たせる。この感情は上書きすることができる。

「演奏会」
もうすぐ開かれる演奏会。PC1の噂を聞いた偉い人が集まってくるらしい。絶対に失敗できない。

演奏会の秘密 ショック_無し
もうすぐ開かれる演奏会。PC1はこの演奏会が一筋縄ではいかない事を知っている。下手をすれば生命に関わる事も知っている。この秘密はPLの誰かが調べた場合、シーンに登場していなくとも、全PCの共通の情報となる

「演奏会場」
もうすぐ開かれる演奏会の会場。とても広い場内は、豪奢な飾り付けがされてある。

演奏会場の秘密 ショック_PC1
本番用のピアノには、1枚の手紙が挟まっている。手紙には、
「お前の楽譜は素晴らしい。神をも魅了する最高の楽譜だ。もはや人の身に余るだろう。演奏会は中止しろ。さもなくば狂愛の神がお前を攫うだろう。それほどまでに、アレは他人を狂わせる。」

「楽譜」
PC1が無くした楽譜。演奏会の大トリを飾る大事な楽譜
であり、非常に高度な技術が必要なので、弾くのは難しい。

楽譜の秘密 ショック_無し
PC1の楽譜。PC1が言うには神をも魅了する楽譜。最高の出来なので飲み屋に自慢しに行ったような、、、?

「飲み屋」
PC達がよく行く酒場。落ち着いた雰囲気のバーである。店主とも顔見知りなので、何か知っているかもしれない。また、いつも居る演奏者が居ないようだが、、、?

「店主」
気さくな店主。朗らかな雰囲気の初老の男性。PC達と顔見知りなので、何か情報を知っているかもしれない。

店主の秘密 ショック_無し
以前 PC1が無銭飲食した時に、「この楽譜で勘弁してくれ」と楽譜を渡されたらしい。その楽譜は今、バーの演奏者が持っている。この秘密を知った者は、「居所」演奏者を手に入れる。

「PC2の噂」
後ろの客が噂話しをしているが、よく聞こえない。どうやらPC2の事のようだが、、、?

PC2の噂の秘密 ショック_全員
「PC2は、PC1が嫌い」「PC2は、演奏会を壊す気でいる」「PC2は、PC1を殺す気でいる」「きっと、PC1の腕前に嫉妬しているからだ」「だって、あの人が言っていたから」「だって、その方が面白いんだから」

PC1は“哀しみ”
PC2は“怒り”で恐怖判定

「演奏者A」
いつもバーの演奏をしている若い女性演奏者。

演奏者Aの秘密 ショック_無し
彼女は精神的に参っており、非常に混乱している。どうやらあの楽譜を弾くと、こうなってしまうらしい。彼女に戦闘を仕掛けた場合、自動的に勝利出来る。また、戦果として「プライズ」楽譜を手に入れる。ただし、この『「プライズ」楽譜を手に入れる』事が出来るのは、1人だけである。

「プライズ」楽譜
この「プライズ」は、芸術で攻撃判定を行った場合+2で判定する事が出来るが、他PCは混沌で恐怖判定しなければならない。このとき、ギャップは芸術から数えなければならない。また、この「プライズ」は情報扱いなので受け渡しが可能。

〜クライマックスフェイズ〜
貴方達が会場に到着し、演奏会が始まる。PC1が席に着き、ピアノを弾き始めると、観客達はその音色に感嘆とし、うっとりとメロディに体を預け聞き入っている。

《戦闘分岐1》「プライズ」楽譜がPC1の手になく、PC 1がPC2と何の感情も結んでいないorマイナスの感情を結んでいる場合

演奏が恙無く終了し、盛大な拍手が会場に響き続ける。
舞台袖へPC1が向かおうとした瞬間、PC2がPC1の背後に迫り、攻撃を開始する。この時PC1は生命点1点喪失し、PC2はPC1以外に攻撃できず、「エネミー」殺人鬼が登場した状態から戦闘を開始する。

《戦闘分岐2》「プライズ」楽譜がPC1の手になく、
PC2とプラスの感情を結んでいる場合

演奏が恙無く終了し、盛大な拍手が会場に響き続ける。舞台袖へPC1が向かおうとした瞬間、マネージャーがPC1の背後に迫り、攻撃を開始する。この時PC1は生命点1点喪失し、マネージャーの「秘密」を全体公開して、「エネミー」殺人鬼が登場した状態から戦闘を開始する。

《戦闘分岐3》「プライズ」楽譜がPC1の手にある場合

演奏もいよいよ佳境、というところで観客達は狂い始める。ある人は金切り声を上げ、ある人は白目を剥き、ある人は泡を吹いて倒れている。阿鼻叫喚の中、未知なる存在がPC1へ襲いかかる!この時PC1は基本攻撃の判定を芸術で判定し、PC2は正気度1点喪失する。「エネミー」魔女が登場し、戦闘を開始する。

〜クライマックスフェイズ終了〜

《戦闘分岐1、2》エンディング

戦果として、マネージャーの秘密を公開する。

彼の思いは、薄々気づいていた。だが、どうしようもないのだ。生まれ持った才は、努力で埋まる差異じゃない。彼自身の言葉だが、ここまで心を重くするのか。彼は、あの時どんな気持ちで言ったのだろうか?今となっては、もう、何もわからない。

《戦闘分岐3》エンディング
きっかけは只の嫉妬だった。いつしか嫉妬は恨みに変わり、怨念となっては自身の身体を蝕んだ。PC2、、、。彼と自分は何が違うのか、、、。彼もアイツに嫉妬していたのではないか?ピアノだけでなく、精神にも才能があったというのか、、、?まぁ、どのみち私は人でなしの怪物だったというわけだ。

《戦闘分岐3》エンディング2

「エネミー」魔女に負けたor自発的な脱落をした場合

狂った舞台(セカイ)にたった1人、しらけた様な表情で、彼は立っている。「あーあ、結局弾いちゃったのかー。あの人自分で警告しといて自分で狂っちゃうんだもんなー。」「まあ、僕の目的は概ね達成出来たし。」「PC2?ソイツはあげるよ。でも、、」「息の根ぐらいは僕に止めさせてくれよなー。」そう言うと、彼はPC1の元に近寄り、「残念ながら、僕は鎮魂歌を知らないよ。」「だから、、、」「苦しんで“死ね”。」
PC1の身体が魔女によって取り込まれていく。それは無限に続く暗黒であり、もがけどもがけど吸い込まれて行く。そんな光景を最後に、悲鳴と狂乱の演奏会は幕を降ろすのであった。

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シナリオ制作初心者ですが〜