2017年07月24日更新

【ピーカーブー】ぬいぐるみで遊びましょ

  • 難易度:★★|
  • 人数:2人~4人|
  • プレイ時間:2~3時間(ボイスセッション)

始めて作ったピーカーブーのシナリオです。
初心者が初心者向けに作ったシナリオなので穴だらけだと思います。

GMの裁量で情報を増やしたりしていただいて構いません。
ハグレオバケは適当に作ったオリジナルです。

使用報告などあったら喜びます。
改変はご自由にどうぞ。
改変を配布するさいは改変元してこちらのURLなどを記載していただけると助かります!

Twitter:@shirogane_nico

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ストック

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ピーカーブー

「ぬいぐるみで遊びましょ」
  
プレイ人数:2人
ゲーム時間:初回しで2時間ちょい(ボイセ)
  
お助けNPC:
http://character-sheets.appspot.com/pkboo/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFgsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYj8SjNAw
  

あらすじ

イノセントたちが住んでいるご近所では、最近謎の事件が起きている。
家の前に大量のぬいぐるみがおいてあったり、小学校の教室の机にぬいぐるみが
1つずつ置いてあったりと気味の悪い事件だ。
そしてPCたちは思います、これはハグレオバケの仕業なのでは?!
PCたちはお化け屋敷を見つけてハグレオバケを退治することができるのか?!

     

シナリオを読む前に…

このシナリオは公式サイトでダウンロードできる「オバケ風邪流行中!」
の構成をもとに書いています。
なので、導入イベント、固定イベント、情報イベント、お化け屋敷のデータで構成しています。
  
導入イベントが終了後、一日目の学校フェイズが開始します。
ルールに従って事件を調査してください。
  
情報イベントは特定の場所、特定の行動を行うことにより情報が与えられます。
全ての情報がなくてもクリアすることはできると思います。
判定に成功の場合は、失敗、成功どちらの情報も与えてください。
失敗と成功で会話が繋がらないような部分は成功だけでも大丈夫です。
失敗してまったく情報がでない。ということはない、と思います。
  
特にリミットがあるわけではないです。
初心者GMが初心者なりに初心者向けに作ったシナリオなので、
そう難しくはないと思います。
 
PLのアイデア、GMのやりやすさで好きに変えてもらって構いません。
 
PLのRPやGMの裁量で補正を加えてもいいと思います。
  

それではシナリオをお楽しみください。

            

●導入イベント1「事件発生?!」

※このイベントではスプーキーはイノセントと一緒に学校へ行ってもらいます
 
イノセントたちは、学校へ向かうために通学路を通ります。
イノセントたちの家は住宅街にあり、集団で登校するきまりになっています。
しばらく歩いていると、主婦らしき人たちがたくさんのぬいぐるみを袋に詰めているとこを目撃します。
スプーキーはぬいぐるみから何か不思議な力()を感じます。
「なあ、あれ何やってんだろ??」
一緒に登校していた同級生の男の子が皆に声をかけます。
「そういや、春のおうちにも似たようなくまさんのぬいぐるみがたくさん玄関に置いてあったの。」
「え?春ちゃんのところも?わたしのところもなんだよ…お母さんが気味が悪いって言って捨ててた。」
と女子を中心に話が広がっていきます。
どうやら女の子が住んでいるあたりを中心にぬいぐるみが発見されているようです。
 
イノセントが女子の場合
「○○ちゃんのところは?」と声をかけられます
この辺は好きにRPして構いません。
  

イノセントが男子の場合
「一体何なんだろうな?もしかして、お化けの仕業だったり~?」と男子が女子にいって
「○○もそう思うだろ?」と声をかけられます。
この辺は好きにRPして構いません。
  

RPが軽く終わったところで学校についた、ということにしてください。
 
学校に着いて教室に向かうと、教室は何やらがやがやと騒がしいです。
教室に入って席に着くと、友達の熊沢夕(くまさわゆう)が話しかけてきます。
彼女は1年生の時から同じクラスで、彼女もあなたと同じイノセントです。
スプーキーのネネも一緒にいるようです。
「ねぇ、聞いた?!くすのき町ぬいぐるみ事件!!」
彼女の言うくすのき町ぬいぐるみ事件とは今朝あなたが登校中にきいた、
玄関先にくまのぬいぐるみがたくさん置かれている奇妙な事件のことを言っているようです。
 
彼女はあなたの返答がかえって来る前に話を進めます。
「なんでもくすのき町に住む女の子の家の前にたくさんのぬいぐるみがおいてあったらしいの!!
大人は気味悪がって子供をあまりぬいぐるみに近づけなようにしてるって話だよ。
んでんで、わたし思うんだけどこれってハグレオバケの仕業じゃないかな?!
おばけってぬいぐるみみたいな形の子もいるみたいだしさ!
私たちでこの事件解決しちゃおうよ!!」
 
とちょっと強引な感じで事件の依頼をしてきます。
もし断っても無理やり夕はあなたを連れ出す事でしょう。
 
一緒に事件を解決することが決まればここでこのイベントは終了です。

    

●固定イベント1「あの子の家にもぬいぐるみ」

2日目の学校フェイズ開始前に起こります。
 
夕があなたに話しかけてきます。
「ねぇ、とうとうわたしのところにもぬいぐるみがおいてあったの!!
ネネの話じゃぬいぐるみは自分で歩いてきてたって…
もうこれはハグレオバケの仕業で決まりね!!」
 
と自分の家にもぬいぐるみが見つかったことを教えてくれます。
そして、イノセントは気づきます。
 
クラスの数人の女の子がとても眠そうにしています。
眠いとだるいような感じです。
いつもは早起きで元気なあの子も、
真面目なあの子もどこかだるそうに机に突っ伏しています。
  

ここでイベントが終了し、学校フェイズ2日目が始まります。

   

●固定イベント「いざ裏山!!」

  
裏山にある小屋に向かうと発生します。
 
裏山は草が生い茂り、足元が少し滑りやすくなっています。
まだ日が出ているというのに薄暗く、少し気味が悪いです…
  
イノセントと二足歩行のスプーキーはこけてしまうかの判定をします。
イノセントは《バランス/運動8》
スプーキーは《お化け判定+1》
 
失敗するとこけてしまい、次の行動ができなくなります。
成功で何事もなく小屋へといけます。
  

小屋は形は小屋としての形を保っていますが、
ツタが壁に張り巡らされ、キノコやよくわからない植物が生えています。
   

●情報イベント「ぬいぐるみの行方」

場所:なし
判定:《推理/大人6》
 
ぬいぐるみはどこへ捨てられたのか、を調べると判る情報です。
 
失敗:住宅街にゴミ捨て場のどこかに持っていかれたのではないかと思います。
成功:そういえば、とふと思い出します。
公園近くのゴミ捨て場にもっていかれるのを朝あなたは見ていました。
   

●情報イベント「ちからがないない」

場所:ゴミ捨て場
判定:《お化け判定+1》
 
ゴミ捨て場にはたくさんのぬいぐるみが袋に詰められてすててあります。
10…いや30以上あるでしょうか?
確かにこんな沢山あると少し気味が悪くなってきます。
 
スプーキーは何か違和感を覚えます。
 
失敗:違和感の正体がいまいちわかりません。
(ここの描写は好きにして大丈夫です。判定なしでわかってもいいでしょう)
成功:今朝登校中に感じた不思議な力をこのぬいぐるみからは感じません。
ですが、確かにこのぬいぐるみは今朝みたものに間違いありません…
もしかしたら時間が経つと効果がなくなってしまうのかもしれません。
  

●情報イベント「夜出歩くこどもたち」

場所:特になし
判定:なし
 
これはほかのスプーキーやいいお化けに聞き込みをするとわかる情報です。
2日目もしくはNPCの行動でもわかる情報です。
 
「そういや、最近裏山近くの家に女の子が入っていくのを見かけたぜ」
「昼間なら遊びにでもきてんだろうと不思議には思わないんだが、子供たちを見た時間…夜だったんだよ」
「いつから最近の子はあんなに不良なったのかね…」
「え?家の場所?あー、いやはっきりと近寄って行ったわけじゃねぇからな…」
「小学校の近くに裏山があるだろ?あのあたりだな。」
 
と教えてくれます。
  

●情報イベント「おうちはどこですか」

場所:なし
判定:《うわさ話/友達3》OR《推理/大人6》
  

「夜出歩くこどもたち」で出てきた裏山近くの家の場所を調べるとわかる情報です。
  

失敗:裏山のあたりは管理されていないところも多く道でない道も多いためとても危険です。
成功:裏山のあまり人目につかない麓のあたりに廃屋があります。そこがお化け屋敷かもしれません。
   

●情報イベント「ぬいぐるみの大行進?!」

場所:真夜中フェイズ
判定:《お化け判定+2》《夜ふかし/不良2》
 
スプーキーがパス以外の行動を選択した場合に起こります。
 
真夜中…あなたは外に何かの影を見ます。
それは1つや2つではありません…
いくつもの影が町の中を歩いています。
よく見るとそれはたくさんのぬいぐるみです。
ぬいぐるみが並んで町を行進しています。
 
判定:《お化け判定》に+2の補正
失敗:ぬいぐるみが悪意のある魔力によって作られたものだとわかります
成功:魔力の源が裏山のあたりからきてるのがわかっている。
 
イノセントは【眠気】を1d6点増やしてください。
  

●情報イベント「友達へ聞き込みじゃーい」

場所:女の子の友達がいるところ
判定:仲がいい場合は判定なし 
  《おしゃべり/友達7》
  

失敗:え、ぬいぐるみ?なんでそんなこと調べてるの…これから友達くるから…
成功:でも、少しだけならお話しできるかな。わたしのお母さんもね気味が悪いからって
ゴミに出しちゃったんだけど、なんだか可哀想だったから一人だけお部屋に連れてきちゃったの。
でも、その子と一緒にいるとなんか眠くなってきちゃうのよね…
もし調べてるんだったらあげるわ。お母さんにばれたら怒られちゃうし!
    

●処理イベント

まだ魔力の残っているぬいぐるみに触れた場合
ちょっと触るだけじゃ何も起きませんが、
調べる、持ち帰るなどの行動で触る場合は
《勇気/友達9》-2で判定
 
失敗で眠気1d6+2
成功で何も起きないです。
始めの10分で一度判定その後は、30分後、1時間後…といった感じで間隔は伸ばしてください。
     

お化け屋敷

 
部屋数はボス部屋合わせて4部屋です。
特に固定イベントはありませんので、
好きにダイスを振ってイベントを決めてください。
 

●お化け屋敷の描写

小屋の扉を開けると、そこは暗く先の見えない細い道が続いています。
さきほど外からみた小屋の大きさからするとどう考えても広いように感じます。
 
ゆっくりと進んでいくと…

  
この先はお化け屋敷イベント表を振って好きにやってください。
ただしイノセントは1サイクル毎の眠気チェックを忘れないようにお願いします。
 

●三回目のイベント終了後最後の部屋

 
扉はくすんだピンク色、扉にはプレートがかかっていて
[くるみくまのお部屋]と書いてあります。
 
扉をあけると中では音程の外れた不安定な音楽、
たくさんのぬいぐるみと大きいくまのぬいぐるみが遊んでいます。
 
「あれ?おともだちがきたよ?」
「おともだちかな?」
「ちがうみたい」
「だれだろ、だれだろ」
 
とぬいぐるみが話しています。
PCたちが話しかけても答えず、
 
「ぬいぐるみもってない?」
「ちがうやつらつれてるよ」
「かってにおへやはいったの?」
「わるいこわるいこ」
 
とぬいぐるみたちは言うと

 「「わるいこはおしおきだー!!」」
 
大きいくまのぬいぐるみが、大きな声で叫びながら襲い掛かってきます
    

くるみくまとの戦闘開始です。
イノセントは恐怖判定
《勇気/友達9》-2で判定です。失敗で行動済みになります。
   

くるみくま(ぬいぐるみの熊)
 
レベル:2
攻撃力:2
弱点:《泳ぐ/運動2》
魔力:25
○○○○○○○○○○
○○○○○○○○○○
○○○○○
 
特殊:【お助け力:1】【お邪魔力:1】 [遊び心] 
[くままごと]
コスト2
くまのぬいぐるみさんたちが、イノセント若しくはスプーキー一人に攻撃
攻撃された相手は《ゲーム/遊び3》で判定。
失敗すると、イノセントの場合は【元気】を1点、
スプーキーの場合は【魔力】を1d3点減らします。
    

解説:くまのぬいぐるみの姿をしたおもちゃ族のおばけ。
こどもとままごとをして遊ぶのが好きで、
自分の作った「不思議なぬいぐるみ」を手にした、子供夜な夜な
お化け屋敷に呼んでおままごとをする。
その子供たちから魔力も吸い取るため、お化け屋敷に行った子たちは眠気とだるさで
授業どころじゃないかも?
    

くるみくまの魔力を0にすると戦闘が終了。
    

エピローグ

くるみくまを倒すと、お化け屋敷はぐにゃりと歪んでなくなります。
気が付くと裏山の頂上にいます、もうすぐ日が沈みそうです。
いい子はもう帰るじかんのようです。
 
くるみくまは小さくなり、「うーごめんなさいー」と泣いています。
くるみくまはPCがほしがらなければ
「かわいいからうちの子にしちゃお!」
と夕が拾って持って帰るようです。
 
次の日の学校では、元気のなかった女の子たちも元気になったようで
一層教室が騒がしくなった気がします。
 
なにはともあれ、一件落着ということで…!

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