2023年08月26日更新

エンジェルフェザー

  • 難易度:★★★|
  • 人数:2人~2人|
  • プレイ時間:4~5時間(テキストセッション)

・トレーラー
 貴方は某病院の医者または看護師をしているものだ。
 ある日、近所でビルが爆発するニュースが流れ、怪我人が大量に入院する事態に!
仕事に追われる日々。
治療の手を止めなかった貴方はとうとう過労で倒れてしまう。
罪悪感から自分の無力感に苛まれ、幻覚から罵倒を受け続ける。「お前のせいだ」子供たちの泣く声、古い故人の幻影、それのどれも彼もが、あなたを攻め続ける。
「力が欲しいか」
「!?」
そして貴方は病室ではなくUGNのベッドで目を覚ます。
ダブルクロス、それは普通の生活からの裏切りを意味する言葉

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ストック

1

コメント

・ストーリー

物語の黒幕はPC①の部下(後輩)として働いている看護師の木苺緑だ、彼女は気弱そうな見た目だが、実はPC①を独り占めしようとたくらんでいるオーヴァードだったのだ。黒幕として見られないようアリバイとして現地の救助活動にいって爆発事故の落石事故にあったという理由で腕に包帯を巻いている。犯人だと特定されないように痛がる動作をしていたり、PC①を独り占めしようとして休憩を促したりしてくる。PC①が過労で倒れた時にレネゲイドウイルスを感染させるために仕組んでいたのだ。木苺緑を倒せばシナリオクリアになる。

・ワールドセッティング

 ・推奨PC数:3、4人
 ・使用するルールブック:(Ⅰ)(Ⅱ)
 ※今回はなるべくルールブックに準ずる形式で書いてみました。

・トレーラー

貴方は某病院の医者または看護師をしているものだ。
 ある日、近所でビルが爆発するニュースが流れ、怪我人が大量に入院する事態に!仕事に追われる日々。治療の手を止めなかった貴方はとうとう過労で倒れてしまう。罪悪感から自分の無力感に苛まれ、幻覚から罵倒を受け続ける。「お前のせいだ」子供たちの泣く声、古い故人の幻影、それのどれも彼もが、あなたを攻め続ける。
「力が欲しいか」
「!?」
そして貴方は病室ではなくUGNのベッドで目を覚ます。
ダブルクロス、それは普通の生活からの裏切りを意味する言葉

・シナリオデータ

・PC①用ハンドアウト

ロイス:木苺緑  推奨感情 P:慈愛/N:悔悟

カヴァー/ワークス 医者または看護師
貴方は病院に医療関係の仕事で働いている。
FHのテロ行為でたくさんの患者を治療したが、過労で倒れてしまう、しかも、その時の衝撃をトリガーにあなたはオーヴァードになってしまった。あなたは患者を治療することができるのか、そしてFHの次なるテロ行為を未然に防げるか!?

・PC②用ハンドアウト

ロイス:PC①  推奨感情 P:信頼/N:隔意

カヴァー/ワークス 歌手または俳優(などゲーム実況者っぽいもの)/自由
貴方は有名なゲーム実況者であり、たくさんの動画を動画サイトにアップロードしている。常にマスクを着用している。あなたは過去に鮭フレークで食中毒を起こし、倒れて病院に運ばれてしまったことがあり、その時に助けてもらったのがPC①であった。UGNのエージェントでもあったあなたは過労で倒れたPC①を発見して介護するが、彼女がレネゲイドウイルスに感染していることを知った貴方は上司から許可の連絡が入ったうえでPC①をUGNの支部へと運ぶことにした。

●オープニングフェイズ

※オープニングフェイズでは原則シーンプレイヤー以外登場できない。

★シーン1:「過労」(PC①)

〇描写
ここはいつもの京都府の病院、運ばれてくる患者は深刻極めるばかりだ。
レネゲイドウイルスが世界に蔓延したことによって
病院は一時混乱が起きていたが、しばらくすると落ち着いてくる、そんなある日の事だった。
「お先に休憩失礼します」
声をかけてきたのは木苺緑だった。
看護師の中でも身長が低く、体格も幼く見える彼女だが、勤務態度は非常によく
昨日から15時間の残業でフラフラなのにもかかわらず彼女は文句一ついわずに看護に徹底しPC①に連絡を取ってきたのだ。
(RP)・PC①との会話の後、木苺は去っていく
さて、PC①も少し次の遅番に備えないといけない、窓からは病院から歩いて出る木苺の私服の後ろ姿が映る。
彼女は買い物のために京都市に行くらしい、たしか意中の相手に真心を込めたプレゼントを買うんだとか・・・・。
(RP)
3時間後、仕事を終え、しばらくの間だけの休憩とテレビの電源を入れる同僚。
テレビの映像を飛び込んできたものはなんと京都市で連続したビルの爆発するといったニュースだった!!
(RP)
「急患!怪我人です、早く治療を!」
怪我人が大量に入ってくる、内科?外科?関係ない、院内のすべての医者・看護師がかき集められる。
「私、まだいけます!早く怪我人の治療をさせてください」
そんな声が院内を響かせる、木苺緑だ、腕に包帯を巻いているにも関わらず、けなげな彼女は命を救う道を選ぶ。
「け、怪我人に看護を任せるのは危険すぎる」
必死の正論でもこの状況では文句一つでない、彼女の決意は本物だった。
「いいだろう、しかし、PC①が一緒だ、彼(彼女)がこれ以上駄目だと言ったらあきらめろ・・・」
(RP)
かくして院内がパニックのまま、何時間たっただろう。
人々のうめく声、泣き声を上げる子供、入れ異質に送られる人、たくさんの人が目をちらつかせる。
体の疲労に鞭を撃ち、全身に力を入れようとしたとき、PC①の意識は遠のいた。
過労で倒れたのだ、しかし本当に過労で倒れたのだろうか、よくわからない。

★シーン2:「数奇なる偶然」(PC②)

〇描写
PC②は京都市へ買い物に出かけていた、顔がばれないようにマスクをし、何知らぬ顔で店から店をはしごする。
目的は買いなおしの多いマイク、注目を集めそうな面白いゲーム、コレクション用のカードゲームのカード
すべて黙って買っていく、帰ったら新しいゲームの実況を記録して編集し、動画サイトにアップロードしないといけない
PC②の足は足早に自宅に帰ろうとしていた。あなたが有名になれたのは運とかもあるが、長い間努力を怠らない継続とプライドにある。
たまには絵を描いたりPC②の好きなカニをもとにしたマスコットキャラクターをデザインしたり、グッズを展開。
時に鼻声を視聴者に笑われたこともあった。たくさんのアレルギー持ちが発覚し、鮭フレークで食中毒を起こしたこともある。
その時に助けてもらったPC①には感謝してもしきれないだろう、ほかの実況者さんとつながりをよくしていき、常にコラボした相手への感謝の気持ちを忘れない。それがまた彼の強さの秘訣でもあった。
(RP)
彼にはもう一つの顔があった、彼はUGNのエージェントでもあったのだ。
動画投稿生活との板挟みであまり活動こそできないものの本部との連絡を取り、犯罪組織から一般人を守るために尽力している。
いわゆる影のヒーローである。しかし、PC②はゲーム実況による収入とUGNからの補助をもらっているおかげであまり生活は苦にならない。
しかし、彼は外に出なければいけない状況に苦悩を感じている。
実況のためのゲームならパソコンさえあれば無料でもダウンロードができる、大きなイベントでもない限り自分から外に出ようとはあまり思えないのだ、しかし支部長からビルの爆発予告がFHの方から届いたらしいのだ。予告上によれば今日の昼に爆発するらしい。
しかしどうも様子がおかしい、FHは利益を優先し理由ある犯罪を好むのだ、そんな彼等が理由もなくビルを爆発させる理由もない。
それにわざわざ予告なんてものは送らないだろう、つまりこれはFHを装った偽装の可能性がある。
それなのにも関わらずわざわざエージェントであるPC②を買い物に行かせたのだ。自分しかないといわれても困ることに変わりないのに。
そして何も起こる様子がない、おそらくこれはただの愉快犯によるたんなるジョークなんだろう。
早く東京にある別荘に帰ってゆっくりやすみたい、実家は京都にあるが帰ったら帰ったでゆっくり帰って休めなさそうだ。
PC②の足は駅の方へ向いていった。
(RP) ←頃合いを見計らって
突然高い悲鳴の声が聞こえる、さっきまで歩いていた人々も全速力で走ってなだれ込んでいく。
最悪だ、やっぱり予告は本当だったらしい。

★シーン3:「絶望」(PC②)

〇描写
例えオーヴァードになったってUGNエージェントになったってリザレクションがあったって怖くて動けなくなる人物はいる。
たとえばこの僕、PC②のことだ。
崩壊したビルからたくさんの黒い塊が降ってくる。
救急車のサイレンが鳴り響く。
消防署の人達が発車する水の水滴が顔にかかる。
正気に戻る。
何とかしなければ、何も変わらないそんなときふと目の前に現れた人は小柄な影をしていた。
女性かもしれない、体が小さい男性かもしれない、ふとこちらと目が合うとすぐに逃げていく、もしかして犯人なのだろうか。
(RP)
追いかけると途中で見失っていた、支部長に連絡を取らないと・・・・。
そう思った矢先に目の前に飛び込んできたのは病院だった。
ここの病院は特にお世話になっていた、医療従事者は特に命の恩人である、怪我人が大量に運ばれてくる。
気が付いたら自分は病院の方に足を運んでいた、手伝いなんてしてる場合か!?
しかし、心とは真逆に体はそっちに入っていく、犯人がそこに逃げたかもしれないと思うと居ても立っても居られない。
病院のみんなに迷惑をかけるかもしれない、連絡を先に優先すべき、冷静に考えたらいくらでも正しい行動が思い浮かぶ。
走りに走り回って気が付いたらとある人物が横たわっていた姿で見つかった。PC①の姿だった。

★シーン4:「感染」(PC①)

くるしい、くるしい。
そんな声が聞こえ上体を起こすとそこは闇だった
いたい、いたい。
声が聞こえてくるが姿は見えない。
なにも救えなかった、何も助けられなかった。
足手まといだったかもしれない、私以外にも木苺緑はまだいけるかもしれない。
でも自分がすべて台無しにしてしまった。
(RP)
自分の周りにたくさんの人々が取り囲む。
その目はさげすむようで、嫌悪の表情が垣間見える
「「「「おまえのせいだ、おまえのせいだ」」」」
人々が口々に指をさし唱えてくる。
自分は何も間違ってない、助かった人々がいるはずだ。
しかしそれはなんのその。
半分助かった人がいるならば、逆を言えばもう半分は助けられなかったのだ。
真っ暗の背景の中、自責の念が苦しめてくる。
こんなとき、怪我人も、患者も全てを言助けられるほど強かったら。
そんな時、聞いたことがない低い声が聞こえてくる。
「力が欲しいか?」
目が覚め、上体を起こすと、そこは見知らぬ建物のベッドの上で寝ていたのだ。

★シーン5:「心配するなよ!」(PC①&②)

〇描写
PC①が目を覚ます。
PC②が連れてきた場所はUGNの本部だった。
京都の支部長はPC②の顔なじみだ
PC①がレネゲイドウイルスに感染し、オーヴァードなったことをPC②が話す。
ジャームにならないようにしばらく保護すること。
PC②がサポートすることを宣言し、活動を開始する。

●ミドルフェイズ

※PC①が倒れてから2日後、病院は怪我人で溢れており、さらに被害が確認すれば、死者が多数でるだろう。
●情報収集

〇「犯人について」

□〈任意の技能〉6
犯人は木苺緑である可能性が高い、腕に包帯を巻いたまますぐにナース服に着替えるのは若干違和感がある。
□〈任意の技能〉8
木苺緑はオーヴァード、さらに言えばジャームである、想い人を社会的に追い詰め、自分に依存させるというおとなしい性格に似合わないくらいのかなり残虐なジャームだと思われる。

〇「ビル爆発事故について」

□〈任意の技能〉6
宇治市は京都市に次ぐ第二の都会なので、累計の被害がとんでもないことになる。

PC①とPC②が行った場合、クライマックスフェイズに移行する。

●クライマックスフェイズ

〇描写
まだ爆発はない、しかし、彼女の姿を確認することができた。
PC①とPC②の姿を見るなり、走って逃げていく彼女。
そしてとうとう追い詰める。
しかし、追いかけた先はなんと誰もいない行き止まりだった。
「嬉しい、PC①の方から会いに来てくれるなんて」
今回の黒幕、木苺緑の姿だった、服装はいつもと違いとてもお洒落な格好をしている。
「あなたがなかなか休憩をとろうとしないから、私がワーディングで眠らせてしまいました」
空っぽの注射針を取り出す、薄い記憶の中になにか首元に突き刺さる感覚がしたが
きっとあれだろう「あなたもジャームになりませんか?」
「PC①に感謝もせずに愚痴ばっかり吐く駄目な患者や怪我人なんかより私と一緒の方が楽しいですよ」
木苺緑は不敵な笑みを浮かべ、優しく手を差し伸べてくる。
※PC②がとめようとすると「あなたにきいてないの」って言ってくる。
(RP)
「そう、ならばあなたを力づくで持ち帰るだけです、私の家の中でならたっぷり可愛がってあげますよPC①ちゃん♡」
ワーディングして戦闘開始
※木苺緑のシンドロームはきめておりません、なのでGMで決めておいてください。
倒すとエンディング。
エンディングの内容はPC①と②の意思を尊重して決めてください。

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もう少し人気が出たら詳しく書きます

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