2017年05月01日更新

眠る氷核(ひょうかく)

  • 難易度:★★|
  • 人数:3人~5人|
  • プレイ時間:3~4時間(ボイスセッション)

 http://character-sheets.appspot.com/scenario/ にて公開中の「眠る氷核 ver.2」を多少改良したものです。
 「火葬する獣」をプレイした後に是非プレイして欲しいシナリオです。なので少し淡々としており、「火葬する獣」と似たような構成になっております。ご了承下さい。
 概要は、アルタイルが行っているネフィリム研究の尻尾をつかもうとしたら、対象の工場にネフィリムが大量発生したのでそれを討伐、さらに謎を調べるといったものです。
 ギミックが多いため工夫しながらプレイすると一層楽しめると思います。なお、プレイ時間の目安はキャラ作成の時間を含んでいません。

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※現在、以下のサイトにてPDFのプレビューとPDF入りの画像まとめファイルのリンクを公開しております。
内容、画像の画質が若干改良され、回す上でのTipsが入ったものになるので是非御覧ください。
https://yukokusha.tumblr.com/post/159037525161/%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC-%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%AA%E7%9C%A0%E3%82%8B%E6%B0%B7%E6%A0%B8

❖眠る氷核❖

 

【基本情報】

■シナリオ名:眠る氷核

■システム名:ガーデンオーダー

■製作者  :ザッソウ(遊刻舎)

■想定人数 :3~5人

■プレイ時間:2~4時間

■使用ルール:基本ルルブのみ(上級ルールブックにも対応)

【概要】

◆シナリオの舞台

日本、関東地方。アルタイルの下請け企業である、大鷲製鋼の工場。
 

◆ストーリー概要

「火葬する獣」にて、アルタイルがネフィリムを軍事利用しているという証拠を掴んだGARDENと警察。
合同調査を開始するも、相手が相手なため下請け等、調査しやすいところから調べ始めた。
そこで、大鷲製鋼の兵器購入量の違和感や、ネフィリム研究の出鱈目さに気づく。
踏み込んで調査することが必要となり、調査日程を決めたその翌日、ネフィリムが大量発生した。
ネフィリムを殲滅つつ、隠された真実へ辿り着け!
 

◆注意事項

サンプルシナリオ「火葬する獣」をプレイしてから遊んで下さい。
サンプルシナリオに似ており、あっさりとしています。
初心者の方に丁度よいように作りましたので、物足りなく感じるかもしれません。
※マップ画像についてはここにあります
http://weeeeedsout.tumblr.com/post/153382847224/
※トレーラー、ハンドアウトの画像も含んだ画像まとめファイルはこちら
https://drive.google.com/drive/folders/0Bxoxf__lic8YX3J1MDQ2cFJSNzg?usp=sharing

【トレーラー】

陰謀を抱える巨大複合企業「アルタイル」

 

下請け企業の一斉調査を行うと、様々な企業からボロが出てきた。

 

その1つである「大鷲製鋼」

 

事前調査後、本格的な捜査の対象となった工場に大量のネフィリムが出現した。

 

近くには街がある。被害を食い止めるため、GARDEN、警察が出動することになる。

  

ガーデンオーダー

眠る氷核

仲間と共に、闇に蠢く彼の敵を討て!

【ハンドアウト】

▼PC①&PC②

◎バディスタイル
◎ コネクション:PC①↔PC② 関係:自由

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キミたちはGARDENの職員だ。
調査対象だった工場に非常に多くの低ランクネフィリムが出現したため、出動することになる。
最初は2つのチームに別れ、ネフィリムが犇めく工場を二方面から攻撃するという作戦で、
そのAチームに配属された。それぞれの守るべきもののために戦うことになる。
 

▼PC③&PC④

◎バディスタイル
◎コネクション:PC③↔PC④ 関係:自由
◎備考:SANのPCでも可能

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キミたちは大鷲製鋼に集うネフィリムを掃討する作戦のBチームに配属された。
蹴散らした後は、続けて工場内部の調査を行うことになる。
他チームと協力し、大鷲製鋼、さらにはアルタイルの暗闇に閉ざされた核心へ迫れ。
 

▼PC⑤

◎ソロスタイル
◎コネクション:パースエイダー 関係:上司

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キミはGARDENの職員だ。今作戦の最初の場面では、その実力を買われて単独行動することになった。
他チームがネフィリムを蹴散らしている間に、内部へ侵入し偵察、調査をすることになる。
何が待ち受けているか、いち早く知ることになるだろう。
 

◆PC間コネクション

 ①→③→②→④→⑤→①
3人の場合は、「①&②↔⑤」とする。
 

◆事前情報

①【概要】のストーリー概要と一緒。

「火葬する獣」にて、アルタイルがネフィリムを軍事利用しているという証拠を掴んだGARDENと警察。
合同調査を開始するも、相手が相手なため下請け等、調査しやすいところから調べ始めた。
そこで、大鷲製鋼の兵器購入量の違和感や、ネフィリム研究の出鱈目さに気づく。
踏み込んで調査することが必要となり、調査日程を決めたその翌日、ネフィリムが大量発生した。
 

②【シナリオ背景】の大鷲製鋼の業務とほぼ一緒

 信頼性の高い合金の作成を主な業務内容としている。品質向上のため、国に安全と判断されたネフィリムの素材を使用する許可を貰っている。
 

【シナリオ背景】

◆大体の背景

 アルタイルの軍事部門のうち、「ネフィリムが付着した隕石の兵器利用」「ネフィリムの制御」「兵器搭載によるネフィリムの強化」を担当するチームがいた。そのチームはアルタイルの下請けの末端にある程度の作業を委託し、データを採集していた。そのうちの1つが大鷲製鋼。主な研究内容は「ランク9ウプンカムイの制御」「極低温下で正常に作動する銃器の作成」であった。研究はある程度まで進み、比較的安定した運用ができるようになっていた。
 そのうち「火葬する獣」での事件が起こる。その際、GARDENと警視庁はアルタイルがネフィリムを軍事利用しているしている証拠を掴んだ。ただ、相手は世界的巨大複合企業であるアルタイルを相手取るにはより多くの証拠が必要。末端企業から少しずつ少しずつ証拠を集めていくことにした。調査の対象となった企業の1つが大鷲製鋼。調査されると知った軍事部門の研究チームはデータの集まり具合は良好であるとし、軍事部門CTO、鷲鈴玉に処理班を出動させるよう要請する。大鷲製鋼は闇に消える予定であった。
 しかし、そこにH∴H∴H∴が介入する。自身の力の向上やネフィリムについての見聞を深めようとホワイトアウトが大鷲製鋼に突入し、隠蔽工作を働いていた処理班を殲滅。悠々自適に探索を始める。ここで、処理班の死体と大鷲製鋼にある大量の兵器に反応しネフィリムが発生する。
 処理班が全滅したことを知った研究チームは追加部隊を送ろうとするが、ケースNに反応してGARDENと警察が出動したことを知り、半ば諦めつつ事後処理に奔走することとなった。
 

◆大鷲製鋼の業務

 信頼性の高い合金の作成を主な業務内容としている。品質向上のため、国に安全と判断されたネフィリムの素材を使用する許可を貰っている。
 しかし、安全と判断されたその素材はアルタイル本社のほうで念入りに加工されたものであった。
 

❖シナリオ本文

【オープニングフェイズ】

◆シーン1 夜明け前

◎シーンプレイヤー:マスターシーン
◎場所:???

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《解説》

今回の事件発生の未明の出来事です。
 

《描写》

ある日の未明。工場の周りを数十人の武装した集団が取り囲んでいた。
ハンドサインから展開される整然とした隊行動から、その者たちの熟練度を垣間見ることが出来るだろう。
彼らは工場内部に突入し、分散してそれぞれの作業に移る。
ある者は書類の回収、ある者は記憶媒体の破壊。
そしてある小隊は建物内部を突き進み、扉を破壊し、階段を下る。
辿り着いた先には空間が広がっており、眼前に巨大な円形のハッチが立ち塞がる。
この扉のセキュリティを突破するために、ある者が近くにある端末にクラッキングを試みる。
残りの兵士たちは、周囲の警戒を怠ることなく、その者をカバーしていた。
だからこそ、異変に気がついた。サプレッサーで消音されながらも上階から聞こえる銃声。
通信機器は正常に動作しておらず、上階の様子が掴めない。
動揺に包まれていると、カツーン、カツーンと、階段を下る足音が聞こえてきた。
階段の方に銃を向けていると、クラッキングによりハッチのロックが外れ、背後に漏れ出した冷気を感じる。
そして、なぜか前からも冷気が......
兵士たちは現れた真っ白な男に向けてありったけの銃弾を撃ち込むが、弾丸は瞬く間にその動きを止める。
冷気体も動かなくなっていく。
白い悪魔は、「天使に捧げよう、この愚者共の死を」といい、狂気じみた笑みを浮かべた。
 

《結末》

描写を読み上げたらシーン終了。SANのPCが居る場合シーン2へ。
居ない場合はシーン3に移行する。
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◆シーン2 朝焼けの中で

◎シーンプレイヤー:SANのPC
◎場所:大鷲製鋼の工場付近

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《解説》

SANのPCが居る場合のシーンです。
SANに所属しているPCは全員登場。
 

《描写》

▼セリフ 小山純夏 1
小山純夏が通信機越しに愚痴をこぼす。
キミたちはネフィリムが群がる工場を見ながら、彼女の声に耳を傾けている。
警察側はすでに大鷲製鋼が所有する工場の周辺に到着しており、近隣住民の避難誘導を大方終わらせていた。
▼セリフ 小山純夏 2
 

《セリフ》

▼小山純夏

「まったく、GARDENは相変わらず気が抜けているわね」

「あなた達にはGARDENの作戦に参加してもらうわ」
「本当は私達だけでやりたいのだけれど、アルタイルの調査は合同でやっていることだから仕方ないわね」
「作戦の詳細は...丁度GARDENから通信が入ったわ。後はあちらの指示に従って頂戴」
「じゃあ、繋ぐわね」
 

《結末》

 通信が移る所でシーン終了。
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◆シーン3 落ちた者たちの根城へ

◎シーンプレイヤー:PC①〜④
◎場所:大鷲製鋼に向かう道の途中

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《解説》

PC①〜④は全員登場。
GARDEN職員が運転する護送車の中でパースエイダーからの作戦確認が入る。
 

《描写》

 PC①〜④はGARDEN職員が運転する車に乗っている。
 ネフィリムが大量発生したという大鷲製鋼の工場に向かう途中だ。
 なかなかに緊張した雰囲気が漂う中で、それぞれの通信端末にパースエイダーから連絡が入る。
▼セリフ パースエイダー
 【ある程度RPをして時間もいい頃だなと思ったら職員のセリフ】
▼セリフ 運転手(GARDEN職員)
 

《セリフ》

▼パースエイダー
(SANが居る場合最初にこれをつける)
「どうも。GARDEN日本事務局関東支部支部長、パースエイダーです」
(通常)
「それでは今回の作戦について説明します。あなた達がこれから向かうのは大鷲製鋼が所有する工場。
 周りには「ランク2ベルクリケット」と思われるネフィリムどもが腐るほど居ます。
 まずこれを排除してください。PC①&②、PC③&④で別れ、各種撃破の形でお願いします。
 その間、PC⑤が内部に潜入し、状況把握とチームの突入を支援するという流れです。
 周辺制圧後は、順次支援部隊も到着し、支給品の補給なども可能になります。活用してください。
 その後は施設内部の調査をしていただきます。端末にマップを転送しておきました」
(警察が居る場合)
「SANの皆さんには小山さんから転送されると思います」
(続き)
「あのアルタイルの下請け、そしてこの騒動。確実に何か不穏なものがあると思います」
「今回はかなり厳しい任務になるかと思われますが、実力を評価した上での配置です。ご武運を」
 
▼職員
「そろそろ目標地点に付きます。準備を」
 

《結末》

 状況確認が終わり、運転手のセリフを読み上げ、それに対するPCの反応が終わったらシーン終了。
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◆シーン4 特命

◎シーンプレイヤー:PC⑤
◎場所:シーン3と同様

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《解説》

 PC⑤のみ登場。PC⑤の任務の説明。
 

《描写》

 同時刻、別車両内。PC⑤もGARDEN職員の運転する車両で移動していた。
 
 通信端末に連絡が入る。どうやらパースエイダーからのメールのようだ。
 工場のマップが添付されている。
「今回の任務は他チームが周辺ネフィリムを排除している間、
 工場内の状況を伝えるというものです。
 余裕が有る場合、他チームの突入を支援してあげてください」
「他チームより辛い任務となりますが、あなたなら出来ると信じています。ご武運を」
▼セリフ 運転手
 

《セリフ》

▼運転手(GARDEN職員)

「いやーあなたも貧乏クジですね。まぁあなたなら大丈夫だと思いますが」
「そろそろ付きます。頑張ってください」
 

《結末》

運転手のセリフを読み上げ、それに対するPCの反応が終わったらシーン終了
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【ミドルフェイズ】

◆シーン5 混戦

◎シーンプレイヤー:PC①〜⑤
◎場所:工場、外

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《解説》

全員登場。 
早速戦闘。リソース削り。ランク2ベルクリケットの集団と戦闘になるが、
その前にPC⑤が居る場合は、PC⑤の描写をすること。
潜入するキャラ以外の人数分、HP:20のベルクリケットの集団を出す。
初期配置は、PCと敵の距離は近距離で、エリアは2つ。
PCたち、ベルクリケットたちはそれぞれ1エンゲージずつとする。
 
▼簡易図
簡易図
 

《描写》

 キミたちが到着して見た光景は、慣れた者にとってもある種生理的嫌悪感を引き起こすものだった。
 工場の壁という壁、地面、更には空にまで巨大な虫が犇めき、羽を擦り合わせて酷い音を奏でている。
 奴らはこちらの敵意に気づくやいなや、こちらに大挙して向かってきた。
 
 その中で、チームが交戦し始めると同時に、PC⑤が工場内に潜入するため行動を開始する。
 だがしかし、敵の量は侮れなく、少数の敵にばれてしまった。
 
❖攻撃に使用する技能で判定をする。
・成功→突破
 「流石単独潜入を命じられた者だ。これくらいのネフィリムなど造作も無いようだ」
・失敗→[軽傷:2]を受ける
 「PC⑤は死角から敵の超音波を受けてしまったが、それでも彼(彼女)の意志を折ることは出来ない。
  すぐさまカウンターを決め、撃退することに成功した」
 ーーー【戦闘開始】ーーー
 
 ーーー【戦闘終了】ーーー
 戦闘終了後、あなたたちの通信端末に、関東支部に所属するオーダー、"ディストリビューター"から連絡が入る。
▼セリフ ディストリビューター
  

《セリフ》

▼ディストリビューター
「お疲れー。流石だね。これから支援部隊と支援物資を運びににそっちに向かうから」
「もし工場内に要救助者とかいたら言ってね」
 

《結末》

 PCたちが工場内に進んでいったらシーン終了。
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◆シーン6 捨てられた工場

◎シーンプレイヤー:PC⑤ 
◎場所:工場内部 1階

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《解説》

バディスタイルのPCが戦闘中、先に工場に入ったPC⑤の探索、その後合流というシーン。
事前に送られてきていたマップから探索する場所を1つ選ぶ。
探索できる箇所は各シーンを参照してください。
(・地下:シーン7)
 ・1階:シーン8
 ・2階:シーン9
 
シーン5の戦闘でかかったラウンド分だけ判定することが可能。
探索し終わるとPC①〜④と合流することになる。
このシーンから全PCの判定失敗回数の合計に応じて地下のボス部屋の気温が下がる。
[PC人数×2]回失敗→[DOT:疲労1]
[PC人数×3]回失敗→[DOT:疲労2]
[PC人数×4]回失敗→[DOT:軽傷1]
 
基本的に、工場内部に突入した後の舞台裏での購入判定は行えないことにしてください。
情報については、「・【情報:〜】」の下に引用の形で続いているものが情報となります。口上ではないです。
 
▼1階マップ
1階マップ
 

《描写1 工場内部》

 工場内は、外にいるネフィリムに荒らされたのであろうか。ひどく荒れている。
 電気などもついていない。ただ、電球などが壊されているのは少なく、
 何かしらの手段でつけられそうだ。また、外より明らかに気温が低くなっている。
 息は当然のように白くなっており、指先なども凍えてくる。(0℃くらい)
 所々に、人の死体がある。壁などに叩きつけられたり、切り裂かれたりしている。
 
・【情報:施設内の様子】〈調査〉

一階出入り口正面にある階段が下にも続いていることに気づく。
地図にない構造である。何があるのだろうか。

・【情報:死体】〈観察〉 〈※知識:ネフィリム〉使用可能

ランク2ベルクリケットによる攻撃ではない手段で死んだ者も居るようだ。
ネフィリム以外に何かがここに居たのか...?
また、ここの職員と思われる死体と、身元不明で武装をした者の死体もあった。
《描写2》

 PC⑤が探索し終わると、丁度外から残りのチームの面々がやって来た。
 彼らもまたその寒さに凍え、(←電気室で暖房つけてたらこの描写は必要なし)
 その惨状に何か複雑な心境になるだろう。冷気に包まれた工場で真実を探り始める。
 

《結末》

 探索に移行したらシーン終了。 以下を参照しシーンを移行する。
 ・地下の様子を見る場合→シーン7
 ・1階を探索する場合 →シーン8
 ・2階を探索する場合は→シーン9
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◆シーン7 冷気の続く先へ

◎シーンプレイヤー:地下の様子見を選択したPC
◎場所:工場 地下

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《解説》

 サンプルシナリオから多分に影響をうけて作成されたシーン。
 扉はPCたちの力というか、ランク9ウプンカムイでも開けれないのでそういうことで。
 扉の傷はベルクリケットたちとホワイトアウトが開けようとした跡です。
 氷漬けになっている人間たちはアルタイルの処理班です。
 
▼B1階マップ
B1階マップ
 

《描写》

 間取り図に記されていなかった地下へ続く階段を降りて行くと、壊れた扉があった。
 その扉を抜けると、そこには部屋が広がっている。周りには冷気が立ち込めていた。
 目に入ったのは凍りついたランク2ベルクリケットたちと、同じように氷漬けとなった人間達。
 さらに目を引くのは、爪で引っ掻いたような跡や、何がで穿とうとした跡がある大きな扉。
 内側からは、ガンガンと何かが叩いているような音がしている。
 しかし、扉は見た通り頑丈なようで、びくともしていない。
 見たところ、大きな扉はカードキーで開ける仕組みのようだ。
 
・【情報:凍りついたモノたち】〈観察〉

ベルクリケットも人間も、何かに恐れおののいている状態で凍りついていた。
極低温により生命活動を停止されられたようだ。

・【地下室の管理装置】〈特殊機械操作〉〈コンピューター〉
  通常の技能値を オーバーして失敗→情報は開示されるが、温度がより下がる。
                   温度下降の失敗数を倍にして計算する。
          -30%すると失敗→情報開示
          -30%しても成功→(1)とともに【追加情報:改ざん跡】入手

大きな扉を抜けた先にある部屋は何かしらの実験室らしく、なかなかに広い。
中の管理装置は、温度管理装置、兵装管理装置、生態管理装置があるらしいが、兵装、生態はアクシデントがあったらしく、停止中。
温度管理装置は辛うじて起動しているくらいであり、刻一刻と内部温度が下がっていっている。

・【追加情報:改ざん跡】

外部からハッキングされた跡がある。

消された痕跡を更に辿る場合は〈コンピューター〉の1/4で判定

アルタイルの本社からのクラッキングである。
《結末》

一通り探索が終わったらシーン終了
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◆シーン8 残された工場

◎シーンプレイヤー:1階の探索を選択したPC
◎場所:工場内部 1階 各部屋

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《解説》

 PC、監視カメラの装置は電気室でブレーカーを入れなければ見ることが出来ない。
 

《描写1 管理室&応接室》

 ここはマップによると管理室と応接室が併合された部屋のようだ。
 まず目に入るのは死体となっている兵士と、壊れたPCたち、散乱している書類だ。
 管理室では監視カメラの映像を確認できるようだった。電力をまわせば動くだろう。
 
・【情報:散乱している書類】〈調査〉〈捜索〉

アルタイルの下請けなのにどこにもアルタイルに関する記述がない。
内容は部品の発注などや、ここで働く人たちの名簿などだった。
強力なレーザー照射装置なども仕入れているようだ。

・【情報:PC内のデータ】〈コンピューター〉

破壊されているものが多く、壊れていないものであってもHDD内のデータはすべて削除されている。
念入りな情報隠蔽工作がされているようだ。

・【情報:監視カメラの映像】〈観察〉〈調査〉〈コンピューター〉
  ※施設内の電気を入れていた場合判定することが出来る。

不審な点が何点か見受けられた。
・1階、工場にベルクリケットが居るが、動いていない
・2階、研究室2に動く人影が見える
《描写2 電気室》

 ここはマップによると電気室のようで、ブレーカーや電力管理のためのコンピューターがある。
 ここで施設全体の電源を入れることが出来る。
 起動すると真っ先に暖房がつき、続けて照明が灯り始める。
 
・【情報:この施設の電力事情】〈コンピューター〉

地下は補助電力で動いていたらしい。膨大な電気の消費量である。
地下は、温度管理も気を使っているのか、温度が下がるたびに気温を上げるようにしているらしい。
地下の現在は−30℃ほどである。
《描写3 工場》

 様々な製造ラインなどがある。
 そこには何もせずうずくまっているランク2ベルクリケット(PCの人数)がいた。
 このまま攻撃に成功すればなんの造作もなく撃退できるだろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
❖攻撃につかう技能で判定。成功で撃退。
 失敗した人がいた場合、そのPCは[軽傷]を1点負うが撃退することが出来る。
 ここでの判定失敗で温度低下は発生しない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
 ネフィリムを撃退すると、どこかで人を呼ぶ声がする。
▼大鷲製鋼研究員 1
❖〈捜索〉で判定
 
 声を辿ると、製造ラインの影に、1人の白衣を着た男性がいた。ひどく衰弱しているようだ。
▼大鷲製鋼研究員 2
 

《セリフ》

▼大鷲製鋼研究員

「...誰かいるのか?」
「おーい!こっちだ!」

「君たちは...?」
「僕はここで金属の研究をしててね」
「極低温下での金属の特性を調べ、改良できるのであればすると言った感じでね」
「主に兵器運用さ。ネフィリムが現れてから自己防衛のための兵器のニーズが高まっている。
 だからどんな場合でも安定した運用ができるように、僕たちは金属改良を進めていたんだ」
「ただね、その担当する金属がかなり特殊なものでね......」
「改良するために既存の金属に混合させるものが隕石だったんだ。でも驚くように上手くいってね」
「今日もなんでこんな所にいるかって研究が捗って帰るタイミングを見失っちゃったからなんだ」
「2時過ぎかなぁ。なんか物音がしたから見に行こうと思ったら、室長が止めてここに隠れてろって」
「そこからは叫び声が聞こえて、みるみる寒くなっていって、気づいたらネフィリムが......」
「あ、そうだ。これ、室長に託されたんだけど使うかい?何かのカードキーみたいだけど」
 

《結末》

一通り探索が終わったらシーン終了
工場内部を一通りみな探索を終えたらディストリビューターの連絡が入り、シーン10に移行する。
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◆シーン9 闇の中へ

◎シーンプレイヤー:2階探索を選択したPC
◎場所:工場 2階 上側研究室

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《解説》

2階の探索をするシーン。
ホワイトアウトの※がついたセリフを言った後に、PCたちにこのセリフに同意するとホワイトアウトとの戦闘が始まる旨を伝える。
その上で戦闘するのであれば、ホワイトアウトのデータを使用してぶっ潰すこと。
エリアは1つ。研究室1がそのまま戦闘エリアとなる。
 

❖ホワイトアウト ランク12 氷結能力
◆能力値           ##### ◆技能

身体:16  行動値:16  〈特性能力〉180% 〈抵抗力〉70%
感覚:16  移動値: 1  〈近接武器〉200%
知力:16          〈回避〉   50%
意志:18          〈捜索〉   70%
魅力:16          〈運動〉   80%
 
◆負傷ゲージ:疲9/軽8/重5/致4 (人数による変動なし)
 

◆特技

・〈※知識:ネフィリム〉 ・〈※芸術:死〉
・〈※精密攻撃〉     ・〈※治療〉
・〈※軽業〉
 

◆持ち物

・カジュアルウェア
 

◆防御力

切1/銃1/衝1/灼0/冷0/電0
 

◆解説

 考えうる最良策でPCを殺してください。
 致命傷が残り「2」になったら、そのラウンドのクリンナッププロセスで離脱する。
 演出が思いつかない場合、オーバーブースト的な感じで全ての分子運動を停止させて時間停止とか。
 
▼2階マップ
2階マップ
 

《描写1 研究所1》

ここは物品置き場のようになっている。
実験器具等様々な物が置いてあるが、ここも他の場所と同じように荒らされている。
もはや何が何だかわからないような有様だ。
 
・【情報:研究資料1ー基本情報ー】〈捜索〉〈調査〉

地下で実験対象となっているネフィリムの運用目的について記されている資料を発見した。
 
極低温を放出しながら敵を蹂躙していく生物兵器の開発。
暑さもそうだが、寒さに敵う人間などおらず、絶望を振りまく生物兵器を今回開発している。近距離はその力とその身から振り下ろされる暴力を持って、遠距離は研ぎ澄まされた射撃によって敵を打ち砕いていく。隠れた敵も探しだし、極上の絶望を与えていくのだ。
《描写2 研究所2》

見たところ、研究者たちがデスクワーク等をする部屋のようだ。
無残な死体となった白衣を着た研究員たちが居る中、そこにはなぜか、真っ白な人間がいた。
 
・【情報:研究資料2ー運用目的ー】〈捜索〉

室長の机の中に、地下で実験対象となっているネフィリムの基本情報についてかかれた資料を見つけることが出来た。

 

日本特製のネフィリムということで日本らしい名前をつけたかったが、日本神話にはどうにも氷などを司る神が居ない。そこで雪などに馴染み深いアイヌ神話、アイヌ語から用い、"吹雪の神"「ウプンカムイ」と名付けた。研究者とはロマンを求めるもので、それぞれの能力にアイヌ語で名前をつけていった。対象の動きを低音で鈍らせるものには"凍る血"「ルプシケミヒ」、精密射撃を可能にする力には"霜の矢"「クルクペアイエ」といった具合に。文法はあまり気にせず、読みやすい形にしただけだが。
《セリフ》

▼ホワイトアウト
「やっと来たか。愚かな貴様らにプレゼントだ。くれてやる。」
ーー彼がカードキーAを投げ渡してくれる
「アレに死を与えるのは容易いが時間がかかるのでな。せいぜい良き死に様を見せてくれ。」
※「それとも、今ここで死ぬか?」
 →はい 「よかろう、極上の死を与えてやる」
 →いいえ「フッ」
      PCたちとの間に分厚い氷の壁を作り、窓から逃走する。
 

《描写3 研究室3》

他の部屋と同じように人の死体や散乱した資料が見受けられるが、ここは、武器の開発室であろうか。
様々な武器の雛形や、3Dプリンターなどが見受けられる。
多くは壊されているが、幾つかの装置を動かせそうで、時間をかければ武器を手に入れられそうだ。
ただ、壊れた武器保存の容器から冷気が溢れ出しており、ここでの長時間作業は体力を大幅に削るだろう。
 
❖武器作成
 手順は以下の通り
・雛形、データを〈捜索〉
・パーツ作成動作〈コンピューター〉
・パーツ組み立て〈知力✕5〉
 ただし、ここで作成した武器は、命中判定に2回失敗すると壊れる。また、常備化することは出来ない。
 

《描写4 研究室4》

今度は薬品や、ネフィリムのものであろうか、鱗や肉、骨らしきものが容器に入れられている。
こちらの部屋はあまり荒らされておらず、死体が幾つかある程度だ。
解析する装置などがある。資料等は無い。やけにこざっぱりとした部屋だ。
 
・【情報:素材解析】〈コンピューター〉

ここにあったネフィリムの物質は冷却属性に強く、灼熱には弱いものが多かった。
幾つかの素材には銃痕のようなものが残っているが、鱗が上手くカバーしてくれているためダメージは少なそうに見える。
その分叩き割れてているものが多く、衝撃等はダメージが通るようだ。
《結末》

工場内部を一通りみな探索を終えたらディストリビューターの連絡が入り、シーン10に移行する。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【クライマックスフェイズ】

◆シーン10 備えあれば...

◎シーンプレイヤー:PC①〜⑤
◎場所:工場 外

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

《解説》

決戦前の準備をするシーン。
描写は以下だけなので購入判定させてあげてください。
 

《描写 連絡》

PCたちが一通り施設内部探索終了したらディストリビューターから連絡が入る。
「おつかれ。こっちも現場に到着したよ。補給等したいときは外にいるから。」
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◆シーン11 怒れる氷砲

◎シーンプレイヤー:PC①〜⑤
◎場所:工場 地下 実験場

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《解説》

ランク9ウプンカムイとの戦闘。
ランク9ウプンカムイが居るエリアと居ないエリアが用意されており、戦闘開始時、どこに居るか選ぶことが出来る。
PCたちは①または②を初期位置とでき、ミドルフェイズの判定失敗回数により、毎ターンデバフを受ける。
ランク9ウプンカムイは最初②にいる。
 

◆戦闘マップの内容

▼戦闘マップ
戦闘マップ
 
▼外側の六角形
 棒はエンゲージの線引。
温度管理
 温度を上げることができる装置。フリーアクションで使用することができる。
 使用することで、失敗回数を2回分減らすことができる。
生態管理
 ランク9ウプンカムイの生態を知ることができる。フリーアクションで使用することができる。
 使用することで、重傷、致命傷以外の残り負傷ゲージまたは1つの属性の防御力を知ることができる。
兵装管理
 ランク9ウプンカムイに癒着している強化対物ライフルの制御を行うことができる。
 フリーアクションで使用することができる。
 使用することで、そのラウンド、ウプンカムイは銃器による攻撃をすることができなくなる。
試験武器
 ランク9ウプンカムイが使用する予定だった武器がある場所。
 フリーアクションで武器を取ることができる。
 「アンチマテリアルライフル」を入手できるが、1度判定すると壊れる。 
 ※これらの装置(場所)は、ウプンカムイのそのエンゲージにいるPCに攻撃する判定に成功すると壊れる。
 

❖ランク9ウプンカムイ

 タイプ:キメラ級

◆能力値           ##### ◆技能

身体:18  行動値:15  〈特性能力〉100% 〈捜索〉 70%
感覚:14  移動値: 1  〈当身〉  200% 〈抵抗力〉40%
知力: 8          〈銃器〉  100% 
意志:14          〈回避〉   30%
魅力: 6
 

◆負傷ゲージ:疲12/軽 8/重5/致4/命1

      4人用:    軽10/重6/致5
      5人用:    軽12/重7/致6
 

◆特性能力

《ルプシケミヒ》コスト:疲労2
対象の周りの温度を下げ、動きを鈍らせる。「対象:範」のキャラと対決を行う。
〈特性能力〉で判定し、対象となるキャラは〈意志×5〉で判定する。
勝利することで対象に「スロウ:-5」のデバフを与える。
セットアッププロセス、またはメインアクションで使用する。
 
《クルクペアイエ》コスト:疲労1
銃弾に冷たい空気を纏わせ、精密射撃を可能にする。
遠隔攻撃の命中判定に使用する技能と組み合わせて使用する。
別のエリアにいる対象へ攻撃する時の成功率へのペナルティを受けない。
 

◆攻撃

▼近接:踏みつけ〈当身〉
対象:単 射程:至近 攻撃力:1D10+30〈衝撃〉
 
▼遠隔:精密射撃〈銃器〉
対象:単 射程:遠 攻撃力:1D5+40〈銃弾〉
 
▼特性:ウプン・ウェン・タラプ〈特性能力〉
対象:範囲 射程:近〜遠 攻撃力:2D10+25〈冷却〉
 

◆防御力

切9/銃12/衝9/灼6/冷15/電9
 

◆解説

 歪な龍のようなネフィリム。実験で付けられた鎖や傷が白い体表を彩っている。
 背には巨大な強化対物ライフルが取り付けられており、巨大な体躯で近距離を、銃で遠距離の敵を払う。
 行動パターンは、1ターン目、その後2ラウンド毎に《ルプシケミヒ》を使う。
 どちらかのエリアにPCが全員いる場合、そのエリアに「ウプン・ウェン・タラプ」で攻撃をする。
 違うエリアにPCが1人しか居ない場合、そのPCを《クルクペアイエ》を組み合わせた「精密射撃」で攻撃。
 

《描写》

巨大で堅牢そうに見えた扉もどんどんひしゃげて来ており、限界が近いように思えた。
カードキーを使い、扉を開ける。その先にいたものは、不格好な龍のようなネフィリムだった。
次に感じたのは寒さだった、寒い、寒すぎる。
冷気の原因でもあり、生物兵器になったこのネフィリムを外に出すことを許してはならない。
幸いにもこの空間は十分に広い。君たちは決意して戦いに挑むだろう。
 

《結末》

撃退後シーン終了。シーン12へ。
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【エンディングフェイズ】

 

◆シーン12 英雄たちの帰還

◎シーンプレイヤー:PC①〜⑤
◎場所:GARDEN日本事務局関東支部 支部長室

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《解説》

総括。死んだPCが居ればここで弔うのもアリだろう。
 

《描写》

今回、アルタイルの下請け企業の工場で起きたこの事件。
アルタイル自体はしらを切っており、これからも証拠を集めながら追い詰めていくことになる。
下請けのあんな工場にもあのようなネフィリムを飼っているのだから、これからアルタイルを追い詰めていくことはまさに、茨の道と言えるだろう。
それでもGARDENは、オーダーは、ネフィリムと立ち向かっていかなければいけない。
 
この世界を守っていくために。
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【アフタープレイ】

◆経験点配布

 
・シナリオクリア        10点
・全員生還           10点
・ホワイトアウト撃破      15点
・研究員を保護することを宣言   2点
・温度によるデバフをうけなかった 2点
 
あとはGMで決めてください。

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サークル「遊刻舎」です。シナリオを投稿していきます。 Twitterは@Yukokusha_TRPG です。 ホームページはURLを参照してください。

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