2019年08月04日更新

【鵺鏡】塵灰に砕け散りなば

  • 難易度:★|
  • 人数:3人~4人|
  • プレイ時間:5~6時間(ボイスセッション)

母親に会いたいが為に鬼の法とされる反魂の術を行い、絶望の縁に立たされた兄弟(姉妹)、かつて外法を為した者、反魂の術を求める者が、正しき道に導こうとする空海と正気を失った英霊である源頼光に翻弄される、某なんとかの錬金術師+西行法師の反魂の術伝説を元とした演目です。

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ストック

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コメント

登場客分

空海、源頼光

常ならざる事

一定の条件にしたがってランダム表を振り、その結果により「空海の声」が干渉してきたり、何らかの効果が発生する場合があります。
(※GMの裁量によって、適用しなくても構いません)

目標成功値

ルールブック上の門決定表の通り。

演目之筋

鬼の為す、生ける人間を作り出す反魂の法があると言う。
 
母を亡くした幼い兄弟は、慕情の一心にそれを試した。
その法の何が間違いであるとも、ひとの道に外れたこととも知らず。
 
未熟さと誤った法により、弟は葬頭河の彼岸へと連れ去られ、
その魂を呼び戻さんとした兄もまたひとつ、代償を支払った。
そして、ふたりが恋慕い、黄泉から連れ帰ったはずの母は――人の形をしていなかった。
 
かつてそれと知り外法を為した者は世の儚さを流離い、
知らずに為した者たちは歩み、戸惑い、
未だ為さぬ者は望みのために貪欲に求める。
 
響く声は心鎮める読経なるか、それとも凶刃揮う怨嗟の声なるか。

道標

道標甲

初期因縁:空海(目障)
初期喪失:〔血脈〕の喪失の中から任意で一つ
推奨分限:孤児、影司、呪験、孤高
目的:乙の身体を取り戻す。
母を亡くし、あなたの穏やかな日常は過去のものとなった。
焦がれる母を蘇らせようとした試みも失敗に終わり、唯一の家族である弟(道標乙)は身体を失った。
このままでは終われない。何としてでも取り戻さなくては――せめて弟の身体だけでも。
形振り構わずより強い呪法を求めるあなたに、聞こえる読経の声がある。
うるさいうるさいうるさい! 神に縋っても無駄だ!
まるで咎めるかのようなその声から逃れるよう、あなたは只管力を求める。
 

道標乙

初期因縁:源頼光(恐怖)
初期喪失:己の体(血脈の20)
推奨分限:聖、異形、畜生、式
目的:甲を救う。
亡くした母を蘇らせるための呪法で己の体すら変わり果てたものになったあなたは、兄(道標甲)とともにその体を元に戻す方法を探す日々を続けている。
ある時あなたは、都の路地にてある恐ろしい姿に出会った。
総ての妖怪を討ち取らんとする英霊にして悪鬼、源頼光公、その姿だ。
命からがら逃げ延びたあなたは、奇妙にもひとつの予感めいたものをおぼえる。
妄執にかられるその姿は、まるで兄の行く末のようで――
厭な予感がする。どうしたら、兄を鬼道へ落とさずにいられるだろうか。
 

道標丙

初期因縁:空海(尊敬)
初期喪失:居場所(生様の11)
推奨分限:呪験、稀人、貴族、惑師
目的:秘薬を処分し、平穏に暮らす。
あなたは彼の乱の前、都でも名の知れた術士であった。
強い力を持つ「鬼の秘薬」を手にしたあなたには、その力を借りれば為せぬことなど何一つないように思えた。
当時は鬼の為す外法とされ疎まれていた反魂の術を為したが故、内裏からは追放されたけれども。
しかし、世が移ろい、混迷を極めた今の世になればわかる。
この「鬼の秘薬」の力はひとの世からは遠ざけられるべきものだ。間違った使われ方をすれば、己も、そしてこの都も、滅ぼしかねないものだ。
そんな中、ふと届いた清涼な風の如く響く弘法大師空海の読経の音は、堕ちた己へ射し込む一筋の光明に思えた。
あなたはその声に導かれ、破滅を逃れるため、またこの都を彷徨う。
 

道標丁

初期因縁:源頼光(利用)
初期喪失:守るべき人(生様の19)
推奨分限:式、武士、人鬼、野盗
目的:反魂の法の情報を求める。
あなたは力及ばず、守るべき自らの主を失った。
策略渦巻く内裏の中ではままあることだ。しかしあなたは主のことを諦められなかった。
――世には、鬼の為す反魂の法があるという。
その法を為す者は今この都に在り、妖を生むに等しいその法を滅さんと、かの源頼光も目を付けているらしい。
これは類まれな好機だ。この機を逃してはいけない。
外法だと? 構うものか。たとえその身を貶めても、神や悪霊を利用しても、主の復活こそが望みだ。

己の道標を定むる法

 甲、乙は演目之筋・道標内で「兄弟」と表記しているが、性別の指定はない。甲、乙のPL間で話し合い、自由に決定してよい。
 丙の道標にある「秘薬」は、その名の通りの薬でなくともよい。いわゆる「賢者の石」である。人ならぬ力を持つキーアイテムとして力を発揮できるようなものであれば、仔細については丙のプレイヤーが自由に決定して構わない。
 3人で遊ぶ場合は、甲・乙の選択は必須とする。残りの道標に丁を選ぶか丙を選ぶかで多少演出が変更されるが、どちらを選んでも物語の道筋には問題はない。一応甲・乙が揃えばPL2人で遊ぶこともできそうではある。
 乙と丁については、目的がはっきりしており、初心者でも動かしやすい道標である。
 甲は「闇落ちしそうな主人公」であり、苦しんだり翻弄されたりする展開になりやすい。それを楽しめる人におすすめしたい。
 丙はキーアイテムによって客分をある程度コントロールすることもできうる。変わった立ち回りをすることもできるだろう。
 
 また、この演目では、西行法師が反魂の法を行ったという「西行於高野奥造人事」(撰集抄より)を元ネタのひとつとしている。知っておくと演目に活かせることがあるかもしれない。丁の主は実は丙に造られた存在であった、などのエピソードを組み入れても面白そう。
  校訂本文:撰集抄 巻5第15話(48) 作人形事(於高野山)
  抄訳:怖い話まとめ 西行法師の反魂法【撰集抄】


 
(以降はGMセクションです)
 

演題之幕開け

 前日譚として、乙の道標にある、乙と頼光の邂逅を軽く演出すること。
 都の裏路地で、乙が妖を退治している頼光と出会い、その存在を脅威として認識する。いかにも恐ろしげな演出をするとよいだろう。

客分斯く動けり

源頼光

 頼光の目的は、世の妖を全て滅すること。妖とは完全に対立し、説得は一切通用しない。主に乙を殺そうとし、また妖に手を貸すキャラクターに対しても対立する。妖の外法である「秘薬」をこの世から滅することも、この演目内での目的である。
 キャラクター作成後、PCたちの身に明らかに人外の要素・特徴が露呈しているかを確認するとよい(乙・丁が特に出ていやすい)。人外の要素があれば問答無用で頼光は殺そうとする。人間が相手ならば、妖を討ち倒そうと誘いかけてもよい。頼光は強大な力を持ち、「妖を退治するためにならば」汚い手でも何でも使う。人間が巻き込まれ犠牲になることを厭わない。騙し討ち、お為ごかし、あらゆる手を使うイヤな敵役として相対し、圧をかけていくとよい。
 加えて頼光側の追手としては、頼光を英雄視している賊軍残党を出すとよい(ルールブックの頼光の「立場」参照)。彼らはPCの業を適用するにちょうどよい有象無象として機能するだろう。
  

空海

 空海はPCの前に姿を現すことはまずない。この演目においては「空海の声」として干渉するか、代弁者である真言宗東寺派の僧を登場させるかで関わり、ダイス交換対象の登場NPC客分として扱えることにする。
 演目中、PC/PLが動きに迷うようであれば、気軽に脳内に直接話しかけて行動の指針を与えよう。「秘薬」をみだりに使わないように、無駄な殺生が行われないように、頼光が救われるように、といった方向性がよい。具体的ではなく、ぼんやりしたものでも構わない。

演目斯く流れん

 この演目では、基本的にはバーサーカーあるいはFOE頼光からキャラクターたちが逃れながら、今後の身の振り方・「秘薬」を如何するかについて考え、最終的に頼光との対決を行う流れとなる。
 場合によってはPC全員が滅びの結末を辿りうるかもしれない。頼光はそうなってもおかしくはない程度に強い力を持つ客分である。ただ、頼光は武力や妖力で打ち倒せない相手ではない(ルールブック、頼光の「滅び」の欄参照)。結末が近付いたら、GMはPLの希望を聞いて、美しい物語になるようまとめること。
 以下の「道と判定」ではセッションの流れの一例を記す。頼光との邂逅で始まり、インターバルを置いて対決する流れを追えば、この例に必ずしも沿う必要はない。もちろん、まったくこの例にとらわれない物語を作ることもできる。
 

道と判定

[我道]

血脈→生様→魂魄
 都のある辻にて、甲と乙が頼光に遭遇し、頼光が乙を妖として切り捨てようと狙う。そこへ、空海の声に導かれた丙、頼光の後をつけていった丁が登場し、PCたちが邂逅する場面で最初の判定を行うこと。
 丙は幼い兄弟を守ることも、頼光へと直に働きかけることもできる。空海の声を聞かせてもよい。丁については丙の「秘薬」に気付かせるか、「秘薬」の存在と力を匂わせる発言を頼光にさせれば動きやすくなるだろう。
 頼光が脅威となる存在であることを十分に演出すること。「秘薬」がいずれかのPCの手にあるままであれば、頼光はそれを追いかける。頼光が手に入れてしまった場合は、PCたちをおびき寄せる餌として作用させるとよい。
 
 道標丙PCが存在しない場合は、頼光が丙PCに当たる術者の人物を殺して「秘薬」を手に入れんとしている場面で甲・乙に遭遇し、丁が「秘薬」を奪う機会を伺っている、という邂逅がよいだろう。頼光が術者を殺したのは、その術者が頼光に非協力的だったせいかもしれない。
 

[鬼道]

生様→魂魄→血脈
 なんとか頼光から逃げ延びたPCたちが、互いの事情を話し、認識を深める。適宜「空海の声」を聞かせたりもするとよいだろう。丁も反魂の法についての詳細を知るため、甲・乙に接触する。兄弟の特異性は話をすれば知れる。
 丁は丙や甲・乙を利用しようとすることもできるだろうし、甲もまた目的の為に「秘薬」あるいは丙の協力を得たがり闇堕ちに一歩近付いたりすることができる。
 丙があまり自分の正体を語らなかったり、業を使いやすくしたり場に動きを持たせたりしたい場合は、真言宗東寺派の僧らを登場させ、力を失っている東寺としては高名な呪験である丙を保護したい、迎えたいと提案してもよい。状況により「空海が強く働きかけている人物」として甲に対してそれを提案してもよい。少なくともこの段階では甲PCは是とは言いづらいだろうが。
 

[苦道]

魂魄→血脈→生様
 頼光との再度の邂逅である。頼光は、妖を世へ生み出すに等しい鬼の秘術をよしとしない。PCたちに「秘薬」を渡すように言い渡すだろう。甲と丁はそれを拒んでもおかしくない。丙が拒むようであれば、頼光は他のPCへと干渉し、味方に引き入れようとする。甘い言葉で騙すようなことを行うのもよいかもしれない。
 仮に「秘薬」が頼光の手に渡り破壊などが行われたとしても、頼光は乙(や敵対するPC)を殺すまで場を引くことはない。最後の道での大立ち回りにつなげる展開にすること。
 
 以降、[外道]では頼光との直接対決となるが、実卓を経て、いくつかのバリエーションについて記す。
 これらはあくまで展開の参考の一助であり、必須の要素ではない。
 
・鬼道で現れる僧らが、本物の東寺の僧だった場合
彼らは妖であっても慈悲を求める者への協力はするだろう。PCたちをかばい、法力を行使する。外道の様相は、おそらく頼光とPCたち&僧との対決になる。
 
・鬼道で現れる僧らが、実は賊軍残党だった場合
彼らは一瞬は救いを期待させるが、頼光とともに彼らを取り囲むことになろう。
言うことを聞かないならばと、彼らの「生き神」たる弘法大師空海の依代にしようとする(ルールブック、空海の「立場」参照)。
もちろんそれは空海の意図したところではないが、空海は悪意には弱い。外道の様相は厳しいものになるであろう。
 
・実は既に死んでいた
辺りの様相が変化し、頼光と見えていた存在が鬼へと変化する。実はPCたちは地獄におり、これは鬼からの責め苦であった。 など。
 

[外道]

生様→魂魄→血脈
 [苦道]の流れを受けて、NPC・PCを交えた大立ち回りになる。
 頼光で物理的に追い詰めつつ、追い込まれたPCを空海の声などで助けたりしながら、結末を作ろう。この道でのふるまいによっては滅びに繋がるPCもいるだろう。
 また、頼光は大変強大な存在ではあるが、倒せないわけではない。PCが大技を使用した場合は、格好良く倒してもらう演出をするとよい。
 

[悟道]

 「秘薬」がまだこの世に存在しているのか、いないのか、今後各々のPCがどうするのかは、展開によって様々に変化する。各々にふさわしい結びを演出してもらうこと。
 頼光を[外道]で倒している場合は、穏やかな時間が訪れるであろう。ただし、頼光は一時的な滅びを得ても、根本的な恨みが解決されない限りはまた都に現れる。
 本演目のタイトルである「塵灰に砕け果てなば」は、西行法師の「塵灰に砕け果てなばさてもあらでよみがへらする言の葉ぞ憂き(いっそ塵灰にまで粉々になってしまえばよかったのだが、そうならずに、また生き返らせる獄卒の言葉が辛い)」という、地獄において罪人が受ける終わりのない責め苦についての歌から取られたものである。頼光から付け狙われることもその責め苦のごとく、その身が妖を宿す以上、滅びを得るまで終わることはないだろう。
 消えぬ怨念は寄り集まり、再び怨霊としての頼光が都へと姿を現す。いつかまたPCたちの前にも……と物語は結ばれる。


空海の声 ランダム表

 以降に掲載するのは、「空海の声」ランダム表である。
 実セッションでは、発動条件として「直近の判定で業を使用していなかった」PCに対して適宜二十面ダイスを振ってもらい《》内の内容を適用させていたが、適用する頻度は各道1回ずつ/各PC1回ずつ程度がよいだろう。動きに迷っていたり、業を使いづらそうにしている場合にそっと振らせると、場を動かす要素になるかもしれない。《》内の効果を省き、完全なフレーバーとして使用してもよい。空海が干渉してきたとするときなどに、GMがこの表の中の描写を参考にしてもよい。
  
01:真言が鳴り響く。光明真言だ。かかっていた雲が晴れてゆくような思いがある。
 《あなたの次の判定での能力値を「1」高いものとして扱う。》
02:陰鬱なる都の中を美しい蝶がひらひらと飛ぶ。風に嬲られればすぐに吹き飛んでしまいそうだけれども。
 《次の判定で、あなたへの因縁を持つ相手は、任意のダイス1つの目を「1」増減させてもよい。(NPCは除く。【宿曜】消費タイミング)》
03:昏い辻の向こうに白い衣の群れが見える。あれは高野山の僧だろうか、それとも?
 《次の判定で、あなたはNPCと1つ余分にダイスを交換できる。》
04:道に餓鬼のごとく痩せた老人が倒れている。あなたの末路かもしれず――そして違いなく、ここで生き延びている者でもある。
 《次の判定で、あなたは因縁のないPCとダイスを交換することができる(1回まで)》
05:生温い風が吹き付ける。どこかからか、なにかの、視線を感じる……
 《次の判定で、あなたは1つダイスを余分に振らなくてはならない。(【宿曜】での増減のタイミングで増やす)》
06:喉を締められたように、胸がつまる。そう、地獄で舌を抜かれるのは、言いたいことを言わせぬ刑罰のためだという。
 《次の判定で、あなたの手元にある[達人成功]のダイスの数だけ、成功値が上昇する。》
07:真言が鳴り響く。あなたの体の中から力が満ち溢れる。
 《次の判定で、あなたの失敗のダイス1つは、[達人成功]として扱われる。》
08:ぽた、ぽたり。大粒の雨が天から落ち始める。まるであなたを追い立てるかのように。
 《次の判定で、あなたが因縁を持つ相手は、任意のダイス1つの目を「1」増減させてもよい。(NPCは除く)》
09:都の路地を、亡者が意図を介せぬ声を漏らしてそぞろ歩く。本当にここは此岸なのだろうか。
 《次の判定で、あなたは1つダイスを余分に振らなくてはならない(【宿曜】での増減のタイミング)》
10:辺りは深い暗闇に包まれている。決して抜け出せない奈落の底のような場所が、地獄にはあるという。
 《次の判定で、あなたは【命運】を1点減らすことで、振り直しをすることができる。》
11:どこからか、ごとごとという音がする。あれは牛車の音だろうか。獄吏が罪人の体を裂く車輪の音だろうか?
 《次の判定で、あなたは手元にある任意のダイス1つの目を「1」増やさなくてはいけない。》
12:真言が鳴り響く。あなたへと差し伸べられる神仏の手がある。
 《次の判定で、NPCからのダメージは1点軽減される。》
13:雲居から満月が顔を見せる。暗闇に包まれる都が、月の明かりに照らされる。美しいもの、醜いもの、すべてが平等に。
 《次の判定で、NPCのダイスはあなたのダイスとして扱われる(成功値・[失敗]も受ける)。》
14:どこからか、「あなや! あなや!」と叫ぶ都人の声がする。あそこに見えるのは……?
 《次の判定で、あなたは任意のダイス1つを振り直してもよい。》
15:体が痛む。等活地獄においては、誰も彼も死ぬことができないという。死んでも、鬼に生き返らせられて尽きぬ責め苦を受けるのだ…。
 《次の判定で、あなたは【命運】を1点減らすことで、自分の[失敗]の出目1つを[常人成功値]に変えることができる。(上限1つ)》
16:焦げ臭い匂い。どこかで火が出ているのだろうか。地獄では、親を思いやることもできず、己の罪業ゆえの苦しみにのたうちまわるという…。
 《次の判定で、あなたに因縁を持つ相手は、1つダイスを余分に振らなくてはならない(【宿曜】での増減のタイミング)》
17:真言が鳴り響く。あなたは人ならざる霊感を得て、なにかに気付く。
 《次の判定で、あなたは自分の失敗のダイスを1つ取り除くことができる。》
18:路地に篝火が燃える。そう、地獄においては、親とは引き離され炎熱地獄へかけられ、たまさか会えてもそれが親だとわからぬのだという。
 《次の判定で、あなたは【命運】にダメージを1点受ける。この結果は、NPCダイス・[失敗]とは別のものとして扱う。》
19:妖気、と呼んでも相違ないほどの明らかな妖気、敵意。あなたはこの気を発する者が誰だか知っている。
 《PC全員は1点の【命運】ダメージを受ける。この効果は業による軽減を行うこともできる。》
20:妖しい暗雲が立ち込め、ひとりの童女がどこからか現れる。童女の瞳のなかに、あなたの求めるものが映る……。
 《次の判定で、PC全員は1つダイスを余分に振らなくてはならない(【宿曜】での増減のタイミングで増やす)。》

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