推奨技能
・目星
・聞き耳
・生物学(あったらいいな)
背景
食人鬼の少女、生まれてから屍体を喰らってきた少女
その暇潰しに狩場と食事を与えたニャルラトホテプ
その少女に温かい食事(生きた人間を殺し食べる)を教えた
脱出条件
・時間内に鼠の血を口にする
・彼女の好物を口にする(パン、ワイン)
注意
このシナリオでは「おなかすいた」と口に出した時に侵食度が進行して行く。
浸食度1~3人 喉がしきりに渇く。
4 何かを口に含み噛み締めたくなる。
5〜6 仲間が美味しそうに見える。
7 おなかがすいた。
7回発言したら発言したら強制でエンドBへ。
導入
時刻はお昼過ぎあなたは自室で雑誌を読んだり音楽を聴いたり勉強をしたりして
過ごしている。
(ここで各自好きに描写、好きにロープレさせてもよい。)
そこであなたは急激な眠気に襲わる。
抗えない眠気、あなたはその凄まじい眠気に抗えず徐々に意識を失う。
聞き耳
成功→あなたは意識を失う最中にお腹が鳴る音を聞いた気がした。
失敗→何も聞こえない
目がさめるとあなたは知らない部屋に眠っていた。
部屋は壁一面が白く窓も照明もない。扉が一つある。
目星
成功→自分の口元に何か付いているのに気付く。
アイディア
それが何か鉄臭い液体である事に気付く。SANチェック1/1D4
失敗→寝転がっていたあなたの横を鼠が駆けて行った。
部屋1
部屋の扉には『生まれた場所』と書いてある。正面に扉が一つある。
部屋はコンクリートが打ちっ放しで8畳ほどの古びた薄暗い部屋。それはまるで廃墟の様だと感じる。雨漏りしているのか水溜りが所々出来ている。
そして、部屋からは鼠の声もし、とても清潔とは言えない。
足元には一匹の鼠の死体が落ちている。
目星
成功
あなたはふと水溜りにメモが落ちている事に気が付く。
「はじめてのしょくじ」
そして側に鼠だった物が落ちていることに気がつく。
鼠には引っ張った後に何者かが食いちぎったであろう跡がある。
生物学→成功 獣にしては食いちぎったであろう範囲が狭いことが分かる。
部屋2
部屋の扉には『生きる為に』と書いてある。
部屋に入ると机と椅子、それがまるで食卓の様に並んでいる。
椅子は変哲の無い木製のもので4脚ある。
机上には、ピッチャー(水差し)、フードカバーがしてある皿が4人分乗っている。
ピッチャー(水差し)
科学・薬学または目星
中には名刺ほどの大きさの透明なプレートが入っている。
プレート 「少女はパンがお好き」
_薬学、科学 成功 _
探索者はそれが透明無臭の劇物だという事に気がつく。食卓に劇物が紛れ込んでいる事に気付いた探索者はSANチェック(0/1)
飲む場合
探索者がその液体を口にし、喉元を通過した途端、激痛に襲われます。まるで喉が焼ける様に痛みに探索者はもがき苦しむほどの苦痛に襲われる。
そこで探索者は水だと思っていた液体が劇物だという事に気が付く。SANチェック(1/1d3)
(今後、この液体を飲んだ探索者はシナリオ終了まで喋る事が出来なくなる)
1の皿
フードカバーを開けると中には鮮やかなサラダが入っている。
それが精密に再現された偽物(食品サンプル)だという事に気が付く。
目星
その皿の裏に何かが書かれているのに気が付く。
「最初と最後は同じ食事、そうすれば帰れる」
2の皿
中にはカレーパンが置いてある。
(人肉カレーパン。食べたら脱出が可能に)
メッセージカードが添えられている。「少女はワインもお好き」
3の皿
中には食べかけのステーキが置いてある。(人肉ステーキ。食べたら脱出が可能に)
それはまだ暖かく数口分残っている事がわかる。
目星
ステーキの中から紙切れが出てくる。
「あたたかいしょくじ、あたたかい、おいしい」
聞き耳
牛でも豚でも鳥でもない、探索者が今まで目にした事のない肉を使用している事がわかる。
4の皿
中には腹からかぶりつかれた鼠の死体が置いている。
それは獣が食い散らかした様な跡ではなく、人間が明らかに何らかの意志を持ってかぶりついた物であると分かる。
その死体を目にした探索者はSANチェック(0/1d4+1)
また、鼠の腹にメモが挟み込んであるのが見える。
!注意!
ここで探索者に声に出して読むか必ず尋ねる。声に出すと答えた探索者は侵食度を2増やして下さい)
「彼が教えてくれた
もうあんなもの食べなくていいと
暖かいしょくじはしあわせ
暖かいしあわせ、それは私には無かったもの
「しあわせ」は食べたらなくなってしまう
彼が連れて来た彼等も、しあわせ(美味し)そうだ
彼等としょくじが出来るだろうか?
喉を潤し、咀嚼し飲み込む、嗚呼…
『 お な か す い た 』」
エンドA『おなかすいた』
探索者たちが鼠の死体・カレーパン・ステーキを口に含むと途端に膝から崩れ落ち倒れ込む。そして意識も虚ろな中「カチャリ」と音がし誰かが部屋に入って来るのがわかる。そして探索者の側にしゃがみ込み
「あーあ、アイツには生きる為の方法を教えたんだけどねぇ…なんにせよ君らはアイツの食料にはならなかった訳だ。しっかし君たちが食った物だが、よく食べれるよなぁ…まぁ知らない方が幸せな事もあるからね」
そんな声が聞こえ、探索者たちの意識は完全に落ちる。
次に探索者たちが目を覚ますと、そこは自分の部屋であった。
どうやら随分と寝ていた様である。
外の景色は赤く染まり日が落ち始めている。どこかから夕飯のいい匂いがしてくる。
そして、空腹を訴える音が部屋に響き、探索者はふと自然に呟いた。
『おなかすいた』と。
ハッピーエンド
エンドB 『ごちそうさま』
『おなかすいた』
そう口にした瞬間、あなたはその衝動を抑えきれなくなる。
「おなかすいた」それだけが探索者の頭の中を駆け巡り
探索者は(仲間や)自分の腕にかぶりつきます。
(仲間の叫び声も聞こえない)痛みも感じない
ただ「おなかすいた」それ以外考えられない
「この空腹を満たしたい。」
探索者は周りの物に見境なしにかぶり付き、粗食し、呑み込む。
そして辺り一面が血の海になった頃
ふと思い出した様に、あなたは幸せそうに呟く。
『ご ち そ う さ ま』
しかし、空腹に似た渇きはおさまらない。満たされない気持ち、満たされない食欲、そんな渇きを抱えた探索者はどこからか笑い声を聞いた。
バットエンド
エンドC『いただきます』 時間切れ
「ぐーぅ…」空腹を訴える音が部屋に響く。
耐えられない空腹、喉の渇きに探索者たちの意識は支配される。
ふと探索者たちが入ってきたドアが開き、長身の痩せ型で漆黒の肌をした人物が入ってくる。そして、その後ろから小さい少女が表れると
「こんにちわ!今日のご飯はあなたたちなのね!美味しそうだわ!」
と小さな少女には似合わぬサバイバルナイフの様な刃物を手にし無邪気に笑った。
探索者の意識は途絶えるだろう。
バットエンド2
Comment
誤字があるのでポストし直しました。すみません。
こんにちは!コメント失礼します。シナリオについて分からなかった点があるので、すみません…あの、「最初と最後は同じ食事」と「少女はワインも好き」はどうやってクリア条件と関わってるのでしょうか。パン=カレーパンは分かりますが、ワインとステッキはどういう関係でしょうか。そして最初と最後は同じ食事とは、「はじめてのしょくじ」と書かれた鼠を食べれば帰ると意味しますか?すみません、キーパーとしてプレイする前にシナリオの全部理解したくって…。ありがとうございます。
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