5月のはじめ、探索者はその日の予定を済ませようと外出する。
しかし探索者は突然何者かに気絶させられ、見知らぬ部屋で目が覚める…。
初めてシナリオ公開します。
何本か書きましたが今回いい出来だったので投稿したいと思いました。
うまくいけば1時間くらいで終わります。
※人によっては不快なシーンが出ます。
マップ画像は保存して使用してください。
改訂 2019/01/28 …豚以外を生贄時のEND記載がなかったので追記
改訂 2019/05/28 …豚の血を受け皿に入れたときのシーンにおいて、正解であるにも関わらず幸運ロールが入っていたので削除
【シナリオの流れ】
儀式のためにシュブ=ニグラスを信仰している狂信者に気絶させられて誘拐された探索者たち。
目が覚めるとそこは見覚えのない丸い部屋だった。
儀式の目的は探索者を生贄にすることで信仰者に豊穣をもたらそうとしている。
クリアの目的は前探索者が残したメモ等を頼りに脱出すること。
○クリア条件○
シュブ=ニグラスを模した像の前に豚肉を置く。
『』…描写
「」…セリフ、またはメモ
【導入】
『4月が終わり5月を迎えようとした頃、あなたは出かける予定があったので外に出ていた。
天気も良く、気温もちょうどいい。
あなたはとてもいい気分で今日の予定を済ませようとしている。』
それぞれ気絶ロールを行う。
▼KPロール(1d4)
1『あなたの隣に突然真っ黒なワゴン車が止まる。
あなたが驚いている横で車の扉が開かれ中から何者かが急にあなたの手をつかみ車に引きこもうとする。
あなたは抵抗するが、複数人でとらえられたのでその抵抗もむなしく引き込まれる。
そして布で口を覆われると、あなたの意識は途切れてしまった。』
2『近道をしようと路地裏を通ったあなたは、何者かが尾行していると感じる。
あなたは焦り、早足にその路地から抜けようとするが目の前に急に人が現れた。
後ろを振り向こうとするがその前に後頭部を殴られ、あなたの意識はそこで途切れてしまう。』
3『あなたが買い物を楽しんでいると、見知らぬ男に声をかけれる。
あなたはその男の顔を見ようとするがなぜかモヤがかかって認識できない。
男はおもむろに手に持っていた小瓶の蓋を開けてあなたの顔をつかみ嗅がせてくる。
嫌がるあなたの抵抗もむなしく、甘い香りに誘われる様に意識を手放してしまう。』
4『一息つこうとベンチに腰掛けていたあなたの隣に見知らぬ男が座った。
不審に思ってその場を去ろうとあなたは立ち上がろうとするがなぜか立ち上がれない。
男の顔を見るも、モヤのようなものがかかっていて表情がわからない。
あなたが混乱していると男は
「我が生贄を受け取り給え(聞き耳ロール成功)我が…いけ…取り…え(聞き耳ロール失敗)」
と何かつぶやきながらあなたの頭をつかむ。
抵抗しているはずなのにまったく力が入らず、あなたはそのまま意識を失った。』
【円の部屋(贄の部屋)】
探索者は必ず最初にここで目覚める。
『あなたが目を覚ますとそこは真っ白でまるで円を描いたような部屋だった。
部屋の中心には机があり、その上に真っ白な布が被せられた大きな何かが目に入る。
あたりを見回すと、あなたのほかにもどうやら人がいる事がわかった。』
・さらにあたりを見回すと、以下の名前の3つの扉を見つけることが出来る。
【BEEF】【PORK】【CHICKEN】
☆中央の机
【像】
・上にシュブ=ニグラスを模した真っ黒な像がある。
布を外すとその像を見ることが出来るが、見た者はその悍ましい像を見て嫌悪と恐怖を覚える。
『その像はとても恐ろしく思えた。
中心から無数の触手がのた打ち回っているように感じ、短い蹄のついた足が何本も生えて今にも動き出しそうだ。
顔であろう部分には大きな口が開き今にもあなたを喰らわんとしているように感じた。
あまりにもリアルで、あなたに嫌悪と恐怖が同時に襲う。』
SANチェック(1/1d5)
・像をよく見ると無数の触手で人を一人分乗せれそうな受け皿のような形が作られているのがわかる。
・その受け皿に鍵が乗っている。(檻の鍵)
・白い布は食肉処理した家畜を運ぶのに使える(時間短縮)
○豚を像の受け皿に乗せる→「生存」END
○鶏、牛を像の受け皿に乗せる→「間違い」END
【机の上】(目星)
・くまなく捜索すると、大きい鉈が見つかる。
・机の下にメモ書きが張られている。
▼殴り書きのメモ
「いいか、これを見てるってことはアンタたちは選ばれちまったんだ。
チャンスは一度きり、間違えれば喰われる。
俺らは間違えたんだ。
あのクソッタレな像に喰われる。
もう仲間が一人喰われた。
俺ももうすぐだ。
時間がない、これだけは絶対に間違えるな。
この像は人を食う。」
●3つの扉
【BEEF】
『中に入ると、一頭の牛が檻の中で横たわっているのが見える。
眠っているようで、あなたが入っても気が付かないようだ。』
→連れ出すと目を覚ますが暴れたりはしない。
あたりを見回すと枷が付いた太い鎖が天井から垂れ下がっている。(枷はつけ外し可能)
入ってすぐ左には上向きのレバーがある。
扉の裏には「血を受け皿に捧げよ」と書かれている。
・レバーを操作する
『レバーを下げると垂れ下がっていた鎖がどんどん上に向かっていく。
しばらくすると停止し、垂れ下がった鎖の真下の床が開き大きな受け皿のようなものがあるのがわかった。』
およそ牛一頭分+牛の頭分くらいの所で停止する(枷から地面まで250cmくらい)。
受け皿の大きさは2畳分で浅く、血が溜まるようになっている。
・檻には鍵がかかっている。(檻の鍵で施錠可能、鍵開けは-20で可能)
☆檻の中
・捜索すると藁の山から手記が見つかる。
▼誰かの手記
「4月30日
一体ここはどこだ。
顔もわからない男どもに誘拐されたことは覚えている。
確か買い物をしていて…だめだ、その後が思い出せない。
私のほかにも何人か同じように連れてこられた人がいるが、
口をそろえて見知らぬ男に連れてこられたが顔がわからなかったといっている。
気味が悪い、早くここから抜け出したい。
5月1日
おそらく5月だろう。
きっと1日経っているが不思議と腹が減らない。
目の前に牛や豚がいるのに食欲が湧かない。
…喜ぶべきか?
5月2日
仲間の一人が気が狂って見つけた鉈で私たちを襲おうとした。
なにやら「お前が生贄になれ」と叫んでいたが、
他の仲間たちに取り押さえられ【CHICKEN】と書かれた部屋に放り込まれていた。
しばらくしても騒がしいので、正気を保っている仲間が黙らせるために狂った仲間をスタンガンで気絶させていた。
こうはなりたくない、早く帰りたい。
5月3日
もうだめだ。ここは逃げられないんだ。
分からなかった。間違えてしまった。
狂ってしまった男だけは、どれが正解かわかっていたのだろうか。
おそらく私たちだけじゃ足りないのだろう。
後から来た者のためにこれを残す。
生贄を間違えれば私たちが生贄になる。
私たちと似た生贄を捧げれば回避できたかもしれないが、今となってはもう遅い…。」
☆牛の食肉処理
・食肉処理に慣れている者以外は慣れない作業に不快感を感じる。
※この前に食肉処理をおこなっていればSANチェックなし
SANチェック(1/1d2)
・レバーを引く前
『血だまりが床にでき、濃厚な血の香りが辺りを包む。
あなたたちは直感で、“何かが来てしまう”と不安と恐怖を感じるだろう。』
※この前に1度同じ体験をすると幸運ロールを振る。
◇成功…特になし
◇失敗…一定時間(1~2hくらい)でPOW対抗。失敗で幸運ロール。
幸運ロールを失敗すると体の一部に痛みを感じ、HPを-1する。
『身体に痛みが走る。外傷はないが、なにかが足らなくなった感覚がする。
あなたは“このままではまずい”と感じるだろう。』
※これはシュブ=ニグラスにより体の内臓の一部を奪われているもの。
身体の一部を奪われた探索者は恐怖を感じる。
SANチェック(1/1d2)
※このSANチェックは一度でOK
HPが0になった場合→END「黒き豊穣の女神への生贄」
・レバーを引いた後
『血があたりに飛び散ることなく受け皿に溜まっていく。
血が垂れなくなると受け皿に溜まっていた血液が流れるように消えていった。』
【PORK】
『中に入ると、一頭の豚が檻の中で横たわっているのが見える。
眠っているようで、あなたが入っても気が付かないようだ。』
→連れ出すと目を覚ますが暴れたりはしない。
あたりを見回すと枷が付いた太い鎖が天井から垂れ下がっている。(枷はつけ外し可能)
入ってすぐ左には上向きのレバーがある。
入ってすぐ右には本棚がある。
扉の裏には「血を受け皿に捧げよ」と書かれている。
・レバーを操作する
『レバーを下げると垂れ下がっていた鎖がどんどん上に向かっていく。
しばらくすると停止し、垂れ下がった鎖の真下の床が開き大きな受け皿のようなものがあるのがわかった。』
およそ豚一頭分+豚の頭分くらいの所で停止する(枷から地面まで150cmくらい)。
受け皿の大きさは2畳分で浅く、血が溜まるようになっている。
・檻には鍵がかかっている。(檻の鍵で施錠可能、鍵開けは-20で可能)
☆檻の中
豚のえさ箱の中を捜索すると小さく薄い木の板が手に入る。
数字が書いており「2」が1枚、「4」が2枚、「8」が2枚、「16」が1枚ある。
→赤い箱を開けるのに必要。
☆本棚
捜索すると以下の本を入手する。(図書館で30min目星1h失敗で2hの捜索)
▼食肉処理の手引き
「牛の食肉処理について
1, 失神させる
2, 喉を開き大動脈を切断して失血死させる
3, 脚に枷を取り付け吊り上げる
豚の食肉処理について
1, 失神させる
2, 喉を開き大動脈を切断して失血死させる
3, 脚に枷を取り付け吊り上げる
鶏の食肉処理について
1, 脚に枷を取り付け吊り上げる
2, 首を落とす」
▼食肉用動物の概要
「≪鶏について≫
鶏肉には高タンパクで低カロリー。
通常鶏は片脚に4本の指(爪)を持っているが、
ウコッケイなど数種類の鶏は5本の指(爪)を持っているものもいる。
首を落とすのに手間取ると、多少暴れる場合がある。
≪牛について≫
牛肉には人間に必要な必須アミノ酸が多い。
人間でいう中指と薬指が変化して2つに割れた蹄が特徴。
副蹄(ふくてい)と呼ばれる部分(かかと)は退化しているので体重を支えるのはこの2本の蹄のみ。
気絶させてから処理するので暴れる心配はない。
≪豚について≫
豚肉にはビタミンB1をはじめビタミン系統を多く含んでいる。
豚には主蹄(しゅてい)と副蹄があり片脚に合計4つの蹄をもっている。
通常は主蹄のみで歩き、坂を下りる時などブレーキに副蹄を使う。
気絶させてから処理するので暴れる心配はない。」
☆豚の食肉処理
・食肉処理に慣れている者以外は慣れない作業に不快感を感じる。
※この前に食肉処理をおこなっていればSANチェックなし
SANチェック(1/1d2)
・レバーを引く前
『血だまりが床にでき、濃厚な血の香りが辺りを包む。
あなたたちは直感で、“求めていたものは与えた”と感じるだろう。』
SANチェック(1/1d2)
※このSANチェックは一度でOK
・レバーを引いた後
『血があたりに飛び散ることなく受け皿に溜まっていく。
血が垂れなくなると受け皿に溜まっていた血液が流れるように消えていった。』
【CHICKEN】
『中に入ると、三羽の鶏が檻の中にいるのが見える。
眠っているようで、あなたが入っても気が付かないようだ。』
→連れ出すと目を覚ますが暴れたりはしない。
※鶏の種類は4本指の普通の鶏です。ウコッケイじゃないです。
あたりを見回すと枷が付いた太い鎖が3本天井から垂れ下がっている。(枷はつけ外し可能)
入ってすぐ左には上向きのレバーがある。
入ってすぐ右にクローゼットがある。
扉の裏には「血を受け皿に捧げよ」と書かれている。
・レバーを操作する
『レバーを下げると垂れ下がっていた鎖がどんどん上に向かっていく。
しばらくすると停止し、垂れ下がった鎖の真下の床が開き大きな受け皿のようなものがあるのがわかった。』
枷から地面まで120cmくらいの位置で停止。
受け皿の大きさは2畳分で浅く、血が溜まるようになっている。
・檻には鍵がかかっている。(檻の鍵で施錠可能、鍵開けは-20で可能)
☆檻の中
捜索すると血がついて殴り書かれたメモが見つかる。
▼血のついたメモ
「あいつらは何もわかっちゃいない。
あの床の下にの受け皿には意味があったんだ。
なのに何もわかっちゃいない。
俺の身体から何か抜かれる感覚がする。
嫌だ。死にたくない。嫌だ。
嫌だ死にたくない嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ死にたくない嫌だ嫌だ嫌だ。
死にたくない死にたくない嫌だ嫌だ嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ死にたくない死にたくない。
そうだ、俺じゃなくてあいつらが生贄になればいいんだ。」
☆クローゼット
・中に大き目のスタンガンがある。
・中に少し大き目の赤い箱(鉄製)がある。
『その箱は少し異様だった。
鉄製の箱のようだが全体が恐ろしく赤く、まるで血を塗りたくられたように感じた。
不快に感じつつも近くで見ると、蓋とされる面に3つの絵がありその下に何かをはめる枠があるようだ。』
・箱に鍵はない。
・箱の蓋部分には牛、豚、鶏の身体全体がシルエットで描かれている。
その下には上下に1つずつ枠が空いており、全部で6つある。
・下記の謎解きを解くと箱が自動で開く。
※謎解き※
上部分の枠が脚、下部分が蹄または爪となる。
牛→1本の脚に2つの蹄…合計4本の脚と8つの蹄
豚→1本の脚に4つの蹄…合計4本の脚と16つの蹄
鶏→1本の脚に4つの爪…合計2本の脚と8つの爪
※※※※※
・中に人皮で装丁(そうてい)された本が一冊ある。
アイデアか知識、博識学等で振り成功するとそれが人皮でできたものだとわかる。
理解すると人皮で作られていることに恐怖する。
『あなたは理解してしまった。これが人の皮でできた本であることを。』
SANチェック(1/1d3)
▼ある記者の手記
「首狩りを行い人肉を食べていた部族がいた。
現在は政府が首狩りを禁止したので行っていないらしい。
インタビューをすると以下のようなコメントをもらった。
私「昔食べた人肉はどんな味でしたか?」
族長「ちょうど豚と同じだ。味も脂の乗り具合も。
すこし苦みのある豚だね。昔が懐かしいよ。」
また、食人事件は割と多く調べるとすぐに出てくる。
中にはコロッケにして食べただとか、女性と子供の肉が柔らかくて美味しいだとか。
私には到底理解できないがネアンデルタール人など原始人はためらいなく共食いしていたらしい。
現社会は食べるものが豊富にあるので食人の必要がないというだけなのだろうか。
私も少し興味が出てきてしまった。
食人を行ってしまう前にこの話題はこれっきりにしよう。」
※ここで目星など何かしらロールを行わせても良いし行わなくてもよい。(KP判断)
『このページの後は真っ白だったが、最後までめくると一言「確かにあれは豚肉の味がした」と書いてある。』
これを読んだ探索者は言いようのない恐怖感を覚える。
SANチェック(1/1d2)
☆鶏の食肉処理
・食肉処理に慣れている者以外は慣れない作業に不快感を感じる。
※この前に食肉処理をおこなっていればSANチェックなし
SANチェック(1/1d2)
・レバーを引く前
『血だまりが床にでき、濃厚な血の香りが辺りを包む。
あなたたちは直感で、“何かが来てしまう”と不安と恐怖を感じるだろう。』
※この前に1度同じ体験をすると幸運ロールを振る。
◇成功…特になし
◇失敗…一定時間でPOW対抗。失敗で幸運ロール。
POW失敗で体の一部に痛みを感じ、HPを-1する。
『身体に痛みが走る。外傷はないが、なにかが足らなくなった感覚がする。
あなたは“このままではまずい”と感じるだろう。』
※これはシュブ=ニグラスにより体の内臓の一部を奪われているもの。
SANチェック(1/1d2)
※このSANチェックは一度でOK
HPが0になった場合→END「黒き豊穣の女神への生贄」
・レバーを引いた後
『血があたりに飛び散ることなく受け皿に溜まっていく。
血が垂れなくなると受け皿に溜まっていた血液が流れるように消えていった。』
【クリア後分岐】
探索者たちは、シュブ=ニグラスの儀式への捧げモノとして信仰者に捉えられ別空間へ転移させられていた。
その儀式とは人間を生贄にすることで信仰者たちに豊穣の恵みをもたらすというものだった
しかし、幸か不幸かニャルラトホテプが悪戯心に儀式の部屋を改造し探索者たちにチャンスを与えた。
三つの部屋とその中に唯一人間に近い味の家畜を選ばせて苦悩する探索者を見るために。
TURE END、BAD END1に向かった時点で聞き耳ロールを行う。
◇成功
『はっきりと、沢山の者が合唱のように何かを歌っているのが聞こえてしまう。
「いえ いえ しゅぶ・にぐらす 千匹の仔を孕みし森の黒山羊よ!
いあーる むなーる うが なぐる となろろ よらならーく しらーりー!
いむろくなるのいくろむ! のいくろむ らじゃにー! いえ いえ しゅぶ・にぐらす!
となるろ よらなるか! 山羊よ! 森の山羊よ! 我が生け贄を受取り給え!」
それは狂気染みた何かを讃えて、成功を喜ぶ…歓喜の声。
あなたはそれを聞き心までもが凍るほどの畏怖を抱きながら目の前が真っ白になっていく。』
→クトゥルフ神話ポイント5贈呈
◇失敗
『微かに、沢山の者が合唱のように何かを歌っているのが聞こえた。
「いえ…しゅぶ…らす…千…仔…孕み…黒山羊…!
いあーる…むな…うが…な……ろろ…よら…く…し…!
いむ……いく…む!のい…む…じゃ…!…いえいえ…しゅぶ…!
と…よ…るか!や…!森…よ!我が…贄……給え!」
それは狂気染みた何かを讃えている声。
あなたはそれを聞き恐怖を抱きながら目の前が真っ白になっていく。』
TRUE END「生存」
探索者が豚を像の受け皿に捧げる。
すると捧げた豚に触手が次々と絡みつき、像が大きな口を開けてバキバキと咀嚼する。
シュブ=ニグラスは人間と似た味の豚に満足したため信仰者による別空間から抜け出すことが出来る。
『あなたは目を覚ますと焦りあたりを見回す。
どうやら最後にあなたが攫われた場所のようだ。
時計を見ても時間は進みも戻りもしていない。
あれは夢だったのだろうか?
あなたは不思議に思いながらも取り戻した日常に戻っていくだろう。』
BAD END1「黒き豊穣の女神への生贄」
※一人でも喰われればその探索者以外が帰還する
家畜が出した血液に反応してシュブ=ニグラスの化身たる像が動き出す。
探索者の内臓からゆっくりと喰らっていたようだ。
HPが0、またはSAN値が0になった時点で喰われる。
『あなたは自分の体が急に軽くなったと感じる。
そして自分の意思と関係なくフラフラとあの不気味な像の前に歩いていく。
しかし今はなぜか不気味でなく美しいと感じている。
像の目の前に座り込むと、その像が動いた。
受け皿だった触手がうねうねとその形を解き、あなたを優しく捉える。
そして触手はあなたを持ち上げるとその大きな口でバキンと上半身を噛み千切った。
飛び散るはずの臓物がない。血液すら啜られている。
あなたは女神の生贄になれた幸福を感じながら息絶えた。
*****
あなたは目を覚ますと焦りあたりを見回す。
どうやら最後にあなたが攫われた場所のようだ。
時計を見ても時間は進みも戻りもしていない。
あれは夢だったのだろうか?
…しかしあの生々しい光景が頭からこびりついて離れなかった。
あなたは吐きそうになり、近くに座る。
目線の先に、何かが蠢いているのを捉えそれが何か理解してしまう。
…ああ、あれは…女神が我々に与えたもうた、黒い仔山羊だと。』
BAD END2「間違い」
豚以外の家畜をささげた場合、シュブ=ニグラス像の目とも口とも捉えられる部分から涙とも涎とも呼べる赤い液体が流れ出る。
『○○(鶏or牛)を受け皿に乗せた瞬間、像の目とも口とも思える部分から赤い液体が流れ出す。
あなたたちはそれを目のあたりにして背筋が凍る。
「間違えてしまった」、そう本能から告げられ、像から明確な怒りをあなたたちは感じ取ってしまう。
無数にある触手がゆっくりと動きだし、あなたたちを捉えようとその腕を広げた…。』
【クリア後報酬】
「生存」END
SAN1d6の回復
クトゥルフ神話ポイント5取得(聞き耳成功者のみとする)
HP全回復
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