ー真相ー
エリの勤めていた会社は人体に動物の遺伝子を組み込む薬剤の研究をしていて、実験台を探してこいと脅されていた。ひきつった笑顔を見せたのもそれが原因で、最後にいた化け物達は実験台の成れの果てである。探索者たちも逃げ出さなければこうなっていた可能性があった。
日記は探索者達と戦った人狼が人間であったときに書いたものだった。
～導入～
8月 14日 昼12時、貴方たち、探索者たちは旧友のエリに「久しぶりに集まろう！」とよばれ、とある喫茶店に集まっていました。
(探索者たちは小学校の時の友人設定です。自己紹介が必要なら最初にやらせてください。)
貴方達がしばらく喋っていると、店の入り口から聞きなれた声が聞こえてきます。
「やっほー」とかけられた声の方へ振り向けば栗色の髪、少し焼けている茶色がかった肌の相変わらず変わらないエリが立っていました。エリは「ごめんごめん、皆もう来てたんだねー仕事が忙しくてなかなか来れなくて。」
(心理学を振らせて成功したら成功した↓)
[エリは何かを気にしている気がします。まるでなにかに怯えるような気がしました。]
「皆、変わらないねー皆今は何してるの？」
「私は日本新薬製造会社で今は働いてるよーでも、給料はいいんだけどね、ブラック会社だしさぁ、労働基準法の時間過ぎてるし疲れちゃって。」
とエリは笑いながらしゃべっています。喋っている様子は何処か疲れていそうでした。
その後も探索者たちは、ゆっくりと昔の話などをし、気がつけば一時になっていました。するとエリは話します。
「ごめんね。もうすぐで昼休み終わっちゃうから私行くね」と、笑った顔は何処かひきつっているきがしました。
探索者たちは、エリが帰ったのを合図に各々の家へ帰りました。貴方たちは最後のエリのひきつった笑顔が忘れられませんでした。
夜９時貴方たちはとてつもない眠気に襲われ、深い眠りにつきました。
貴方たちが目を覚ますと、部屋は白く薄暗い部屋で壁には一つのスピーカーと真ん中にはテーブルが置かれていて、ドアが一つついていました。そして自分以外にも、今日、喫茶店に集まったエリや他のメンバーも居ました。全員今の状況をのみ込めていないようです。知らない場所へいる恐怖にかられたあなたはSANチェックです。
(0/1d3)
(武器の類いは一切失くなっています)
ドアを開ける→鍵がしまっているようで、開きません(鍵明け成功でも開く)
ドアに聞き耳→特に人の声は聞こえません
机を調べる→机の上にはごゆっくりして下さいと書かれた紙が置かれていました。
目星(成功)→机の上に[ニゲロ]と薄く彫られていました。
ドアから出る(出方はドアを壊してもよい。)↓ドアから出るとそこは廊下で周りにもたくさんの部屋があります。また、部屋へ行く扉の上には部屋名が書かれているようです。
自分達が出てきた部屋名を見る↓
貴方達が出てきた部屋名を見るとそこには[実験台控え室]と書かれていました。
周りの部屋名を見る↓
貴方達が出てきた部屋名も、周りの部屋名も[実験台控え室]と書かれていました。
自分達が出てきた部屋以外の間取りを見る↓貴方達が出てきた部屋と間取りは全く変わりません。(ニゲロの字を見ていた場合→ですが、ニゲロという字は机にはありませんでした。)
他にある部屋を探す→他に探そうと歩くと、実験室、実験記録室がありました。
ーーーー実験室にはいるーーーーーーーー
実験室に入ると、まず最初に鉄臭さが香ります。(強制アイデア(成功)→貴方はこの臭いは血の臭いだと気づいてしまいます。SANチェックです。[0/1d3])
実験室には鉄製と思われる椅子がいくつかあり、奥には一つの扉がありました。
鉄製の椅子を調べる→椅子は両脇の手すりには腕を固定するためのものがついており、鉄臭さの原因がこれだとハッキリとわかるほど近づくと臭いがキツくなりました。
扉の先の部屋名を見る↓
扉の上には薬剤製造 保管室と書いてありました。
(薬剤製造 保管室の中は下の方)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
実験記録室に入る↓
実験記録室に入ると、そこにはたくさんの本棚があり、本棚の中にはたくさんの手記が置いてありました。
本棚を調べる(本棚で振り、成功。もしくは知識-30で振り、成功)→本棚を見ると、一冊の湿った手記が目に入ります。読みますか？(誰が読んだかも決めること)
読む→手にとって読んだ貴方は、まず最初にタイトルが目に入ります。タイトルは[実験台3号 実験記録室]と書かれていました。そしてその手記には、
7月 20日 今日の記録
今日は実験台3号に改善した薬剤を投与してみたいと思う。前回の2号は死んでしまったからな。成功するといいが。成功すれば熊へと姿を変えるはずだ。結果は後程書きたい。悪い結果にならねばよいが。
と、書かれていました。
そして、この手記を手に持ち、読んだ貴方は、この手記を本棚に戻そうと思ったところ、先程はただ、本のせいで濡れているんだろう。と思っていた手のひらを見ると赤く染まっており、手記を改めてよく見直すと、元々赤い手記が一部分のみ濃い赤に染まっていました。そして更に、これを血だと認識してしまった貴方はSANチェックです。(0/1d3)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
薬剤製造 保管室に入る↓
貴方達が薬剤 ...室に入ると、そこにはたくさんの棚に、パソコンなどの機械が置いてあり、棚には、見たこともないような薬剤等も含め、塩酸や一般的に知られている薬剤などが置いてありました。また、この先にも、名前は分かりませんが、部屋がひとつあるようです。
パソコンを調べる→パソコンには、薬の保管方法が載っていました。が、新薬について、特に載っているものはありませんでした。
棚に目星(成功で)↓
棚を見ると薬が種類分けされており、一般薬剤、本社製造特殊薬剤と、この２つに分けられていました。また、本社製造特殊薬剤の棚を見ると、そのうちの一つに貴方は目がいきます。その薬に書いてあった名前は[人体改造薬(人狼、失敗作)]と書かれていました。(実験記録室の手記を読んでいたら、アイデアまたは、幸運を振らせる。成功したら ↓)
貴方は気付きます。この薬はきっと実験台3号に投与された薬だということを。また、実験台3号と呼ばれていた人物は人狼になってしまっているんじゃないかということに。
扉を調べる↓
(聞き耳)→なんの動物かは分かりませんがうなり声が聞こえてきます。
名前を見る(部屋名)→部屋名を見ると、[館長室]と書かれていました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
館長室に入る↓
館長室と書かれた部屋に入ると、部屋は暗く、開けた瞬間に獣のうなり声が部屋に響きます。ですが、その唸っている獣の居場所は暗いためはっきりとは分かりません。
(聞き耳もしくは幸運を振らせる)↓
成功→成功した貴方は、後ろから襲いかかってきた、先程の唸り声の持ち主に気付きます。ですが、相手はもうあなたに噛みつこうとしてきます。(気づけば回避+30)
当たるとダメージ1d4
噛みつかれた(噛みつかれそうになった)あなた。また、噛みつかれた(噛みつかれそうになった)友人を見た貴方達が噛みついてきたであろう生き物を見ると、狼のような見た目だが、立っており、こちらをにらんでいる。まるで、本の中にいる狼男のように。そんな、現実では存在しうることのない生き物を見た貴方達はSANチェックです。(0/1d8)
ー戦闘ー
(部屋は暗いため、技能値を－してもいいかもしれません。)
敵(人狼)ステータス
STR 21 CON 13 SIZ 12 INT4 POW 11
DEX 13 耐久力 14 装甲 1 ダメボ +1d6
噛みつき 30% ダメージ1d8+db
(１ターンごとに1耐久を回復)
ー戦闘終了ー
(勝った場合↓)
狼男は倒れ、辺りは静まり返ります。
電気をつける↓
貴方が電気をつけると、そこは、最近使われたことがあるかのように埃は一つも積もっておらず、部屋には本棚、館長が座っているのであろう椅子、使ってあるであろう机が置いてあり、椅子の後ろには窓がありました。
(椅子、机にはなにも入ってはいない。)
(窓から見下ろすとここは二階だということがわかる。)
本棚を調べる↓
本棚には一冊の[日記]と書かれているノートがありました。
見る↓
4月6日
今日、日本新薬製造会社に入社した。今日から日記を書いていこうと思っている。
4月9日
日記を書くのを忘れていた。まだ雑用しかさせてもらっていない。早く[香]のためにもガンを治せる薬を作ってやらなくては...
4月10日
今日から漸く薬を作ることができる！と、意気込んでいたが、間違いだったんだ。彼らは病を治す薬を作ってはいたものの、裏では人体実験を行っていた... ！今日は人を熊へと変える薬の研究をさせられた。いったいこれを誰に使うと言うのだろうか...
4月11日
今日は人へこの薬品を使ってみた。結果は失敗だ。薬品を投与した人間 ...あの男は実験台一号だと言っていたな。彼は薬品を投与した後血を吐いて死んでしまった。もうみたくない。
4月21日
薬を改良させられた。この会社は狂っている。
5月15日
香が死んだ。きっと、俺のせいだ。
5月24日
実験台二号とあの男が呼んでいる男に改良した薬を投与した。結果は狼のような姿だがたっている。まるで人狼のような姿だった。その生物...人狼と呼ぶとしよう、人狼はその後こちらへと走ってこようとしたが、走り出そうとした瞬間に血を吐いて死んでしまった。未だに薬にからだが拒絶してしまっているようだ。
7月2日
もうこれ以上実験の手伝いをすることは嫌だと伝えにいこうかと思う。もう耐えられない。
7月3日
今日伝えにいった。俺は15日間の休暇わもらった。次、人狼になっても熊になっても、館長室等の防衛をさせるそうだ。
7月18日
今日は会社へいく日だ。
ここで日記は終わっています。
(聞き耳強制)貴方が耳をすますとバタバタと複数の足音が聞こえてきます。
(聞き耳をやらせてから10秒ぐらいたったら↓)
館長室のドアを蹴破り、複数の人狼と呼ばれていた生き物が現れます。人狼達はこちらへ向かい襲いかかって来ようとしたとき、エリが叫びます
「急いで！ここの窓から出て！私はこいつらを倒してから行くから！」
と言い、館長室の窓を指差します。ここでもし、説得ロールに成功すれば、エリを連れ出せる。
ーーーー成功した場合ーーーー
貴方はエリを説得し窓へと引き連れ、窓から飛び降ります。幸い、打ち所がよかったようで誰一人怪我をしておりません。あなた達が会社の二階から落ちてきたことで会社のやっていた悪事は明るみになり、あなた達はテレビのニュースに呼ばれたりし、有名人へと一時なりました。その後、あなた達はまたありふれた日々を送ることでしょう。
SAN値回復1d10
ハッピーエンド[日常への帰還]
ーーーーーー失敗した場合ーーーーーー
貴方はエリを説得しようとしましたがエリに「早く行って！」と言われ、そのまま窓へと押し出されてしまいます。そしてエリはそのままその場に残され、貴方がエリの方を見ると[ごめんなさい]と言っていることに気がつきます。あなた達は地面へと落ち、意識を失います。目が覚めた先は病院で、あなた達は骨折していました。(1d4で、1は右腕、2は左腕、3は右足、4は左足が折れる)後(1d3)ヶ月入院しなければいけないそうです。あなた達はエリのさよならと言ったときの顔をいつまでも忘れられませんでした。
SAN値回復2d3
入院
ーーーーバットエンド[後悔]ーーーー
☆後書き
見ていただきありがとうございました！
私、猫はシナリオ作成初心者で、初めて書いたものです。
このシナリオを見て、良かった！などありましたらコメントしてくださると今後のシナリオづくりの励みになります！
ですのでアドバイス等々、あればお願いします！
シナリオ作っても怖いのが苦手な人多くてやってくれる人がいないんじゃ～(￣^￣)
ではでは！
Post Comment