2019年08月26日更新

【CoC】《隔離病棟の幻想少女》

  • 難易度:★★★|
  • 人数:2人~3人|
  • プレイ時間:3~4時間(ボイスセッション)

2~3人用。テストプレイでは6時間程度

昔作ったシナリオを置いておくにも困ったのでお試し公開してみます。
やたらややこしくて自分でも面白いのかいまいちわかりませんが、もしもチャレンジしようという方がいればどうぞ(=゚ω゚)ノ



グロ要素有り、戦闘多め、SANチェック多め、ロスト率そこそこ〜テストプレイでは高め。
作った当初よりはSANチェックやらを修正しているので簡単かもしれません。

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ストック

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コメント

シナリオ傾向➭探索系、戦闘多め
場所➭現代日本

⚠️特殊ルール有り

必須技能➭目星 図書館 戦闘技能
推奨技能➭薬学 心理学 機械修理 製作 博物学 コンピュータ 医学 精神分析

条件➭探索者は20歳以下の男性で恋人がいる(KP情報:探索者達は愛おしい人がいるという暗示にかかっています。抗精神病薬にて暗示は解けます)

恋人ルール
恋人補正と幸運+5の恋愛アイテムを入手できる。
なお、恋人の死後はSAN消失が3倍となる。

恋人補正
MPを3消費。
幸運ロールの半分に成功すると、直前の失敗したロールを成功に書き換えることができる。

★このシナリオでは恋人が必須となっています。
好みの女性の名前だけでいいので決めてもらってください。
ステータスはサンプルがありますが作ってもらっても構いません。

sample

メア・ファーリー(Mair・Farley)No.91
STR 11 DEX 10 CON 10 POW 8 APP 14
SIZ 13 INT 12 SAN 40 EDU 19
アイデア 60 幸運 40 知識 95
HP 11 MP 8
身長160cmの金髪碧眼の美少女。
とても頭がいいけれどメンタルは弱め。

二宮 蛍(ニノミヤ ホタル)No.92
STR 16 DEX 13 CON 14 POW 11 APP 15
SIZ 17 INT 13 SAN 55 EDU 18
アイデア 65 幸運 55 知識 90
HP 15 MP 11
身長165cmの黒髪黒目の美少女。
文武両道でスタイル抜群。

ピコル タルナート(Picul Tarnat)No.93
STR 10 DEX 14 CON 12 POW 11 APP 14
SIZ 12 INT 12 SAN 55 EDU 17
アイデア 60 幸運 55 知識 85
HP 12 MP 11
身長172cmのプラチナブロンドで隻眼の美少女。
足には自信がある至って普通の女の子。

霍 琳玫(メイリン・フォ)No.94
STR 9 DEX 11 CON 10 POW 6 APP 14
SIZ 13 INT 16 SAN 30 EDU 12
アイデア 80 幸運 30 知識 60
HP 11 MP 6
身長160cmの茶髪茶目の美少女。
力が弱くメンタルも弱いが勘がいい。

NPC一覧

菊田 真
軽度のスキゾフレニアを患う黒髪の美少年。
整った顔をしているが笑うことはなくその目からは何処か他人を信用していない気配を感じる。
✔この隔離病棟の患者で探索者以外に唯一正気を取り戻している少年
✔赤城に狙われている
✔オランピアであるほのかを妹のように大切にしている
✔川口のことを信頼している

菊田 真(キクタ マコト)
STR 13 DEX 14 CON 10 POW 12 APP 13
SIZ 9 INT 9 SAN 60 EDU 8
アイデア 45 幸運 60 知識 40
HP 9 MP 12

菊田 ほのか No.39
黒髪の明るい性格の美少女。
✔真のオランピア
✔川口のことをお父さんと呼ぶ

菊田 ほのか(キクタ ホノカ)
STR 13 DEX 13 CON 10 POW 12 APP 18
SIZ 11 INT 11 SAN 60 EDU 13
アイデア 55 幸運 60 知識 65
HP 10 MP 12

川口 悟
白髪混じりの怪しい医者。
探索者達やこの隔離病棟の患者の担当医。
オランピア達を造った博士でもある。
✔探索者達を助けようとしてくれる心優しい医師
✔隔離病棟の患者をどうにか逃がしたいと思っているが、赤城に監視されている為隠れてしか協力できないことに焦れている
✔真とほのかを息子と娘のように可愛がっている

川口 悟(カワグチ サトル)
STR 11 DEX 13 CON 9 POW 11 APP 14
SIZ 13 INT 12 SAN 55 EDU 19
アイデア 60 幸運 55 知識 95
HP 11 MP 11

橋本 きょうこ
男性全員が夫に見えているスキゾフレニア末期患者。
赤城の生贄作戦の第1被害者で最初の患者。
✔探索者達や真や川口には妻のように接し、オランピア達には冷たく当たる

赤城 さやか
隔離病棟の唯一のナース。
優しく頼れるお姉さん気質。
✔実際は川口のオランピアでおびき寄せ、スキゾフレニア患者達を生贄にするつもりの狂信者
✔『血塗られた舌』を崇拝している

赤城 さやか(アカギ サヤカ)
STR 13 DEX 15 CON 11 POW 16 APP 13
SIZ 17 INT 14 SAN 80 EDU 14
アイデア 70 幸運 80 知識 70
HP 14 MP 16

シナリオ

⚠️夜になる度に誰かが上の階に上がっていく音を聞き取らせるために《聞き耳》-20を回させること。

【導入】
目が覚めると探索者達は病室にいた。
真っ白い部屋にカーテンで仕切られたベッドが4つ並ぶ至って普通の病室だ。
しかし君たちは何故自分達が病室にいるのかわからない。するとそこに病室の扉を開く音が聞こえる。君達が病室の入口に目をやるとそこには君達の恋人達が立っていた。

✩彼女達にどこに行っていたのか聞く
➭気が付いたらここにいた。ここがどこなのかわからないけれど隣の病室を覗いて見たら探索者達がいたと答える。

✩病室を調べる
➭特に変わったところはないが…
《目星》を強制ロール
入口付近の洗面台に『院長室の鍵』が落ちているのを発見する。

✩ナースコールを押す
➭数分後赤城が病室に訪れる。赤城は探索者の質問に「貴方達は元々ここの患者ですよ」としか答えず「1階のナースステーションにいますのですぐに来てくださいね」と言ってナースステーションに戻ってしまう。

ナースコールを押さなかった場合呼び出しの放送が入る

※強制的に来てもらいましょう、もしも来ない場合はなにか不思議な力で全部屋ロック、階段などもシャッターが閉まっていることにします。

✩窓から外を見る
➭周りに街が見えるが探索者達に見覚えはない。また窓が開かないようになっていて、この病室が病院の3階にあることがわかる。

【1F】

〈院長室〉
机と二人がけのソファが1つ、1人がけのソファが2つ、本棚、棚が3つ、大きな机、椅子がある部屋。

✔一番最初に訪れた時
➭鍵は掛かっていない。中に入ると奥の大きな机の椅子に白髪混じりの怪しい医者の姿が見える。

✩医者に話し掛ける
➭探索者が話し掛けるとじとりと睨みつけるようにしながら「この病院の院長です。体に良くないので出歩くのはお勧めしませんが」とぶっきらぼうに言い放つ。
《目星》
院長がぶら下げている名札から彼の名前が"川口 悟"だということがわかる。
《知識》+《製作》
川口 悟が自動人形(オートマタ)を造ったとどこかで見たことがあるのを思い出す。また、川口は二年前から姿を消していたことを思い出す。
突然目が覚めた先で行方不明だった人物に出会ったことを知った探索者は0/1のSAN値チェック。

そのまま院長室からは追い出される

✔2回目以降進展なく院長室に訪れた時
➭「何の用ですか」と言われぶっきらぼうに病室に戻るように言いながらも会話が出来る。病院についてなども聞くことが出来るがあまり詳しい事はわからない。
《心理学》
成功➭何か隠し事をしているように見える
失敗➭どこか心配そうな雰囲気を感じる

✒病院について
xxxx年に作られた病院。
内科などがあるメインの病院から隔離された隔離病棟。
精神科に特化した病院であり、統合失調症(スキゾフレニア)を患っている患者しかいない。
《知識》の3分の1
xxxx年に精神科の隔離病棟が作られたという話はないことを思い出す。
あるはずのない隔離病棟にいるという事実に気が付いた探索者は0/1のSAN値チェック。

✔川口がいない夜の間に院長室を調べる
➭院長室の鍵を使えば川口がいない時間に中の調査をすることができる。
⚠️夜になる度に誰かが上の階に上がっていく音を聞き取らせるために《聞き耳》-20を回させること。

✩机の中を調べる
➭院長の仕事机。机の上には沢山の書類が積み重ねられている。
《目星》
机の中には川口のものと思われる日記が入っていた。

✒『川口の日記』(斜め読みで30分、全て1時間)
・斜め読み→二年前私のところに彼女がやってきて「精神病院を作ったので精神病に精通している貴方に是非院長になって欲しい」と言われ……この病院の院長になった。それまではオートマタ(自動人形)を造っていた。もう少しで…が完成する。…が完成した…!…そんな使い方をしては…。あの女…逃がさなければ…私…監禁され…ている…すまない…。
最後の日付は二日前になっている
昼間に見た院長の秘密に触れた探索者はその犯罪を臭わせる内容に0/1のSAN値チェック。

・ちゃんと読む→二年前私のところに彼女がやってきて「精神病院を作ったので精神病に精通している貴方に是非院長になって欲しい」と言われ趣味の機械いじりで金も無かったため都合がいいとこの病院の院長になった。その際彼女に「誰にも言わないでくれ」と言われその通り妻や娘にも知らせることなく姿を眩ませ今に至る。今思えばそれが間違いだった。それまでは自動人形(オートマタ)を造っていた。もう少しで幻想少女(オランピア)が完成する。とうとう幻想少女(オランピア)が完成した…!…数日前彼女が化け物を従えてやってきて私に銃を突きつけながらこう言った。「その幻想少女(オランピア)を素直に差し出しこの病院の研究室で大量に造りなさい。貴方のことはずっと私のペットに監視させています。もしも造らなかったり逃げ出すようなことがあれば貴方の家族を生け贄にします」なんということだ…。彼女は私の妻と娘を人質にしたうえ私の幻想少女(オランピア)までもを奪ったのだ!初めからこれが目的だったのだろうか…?でも一体何のために…?それに生け贄とは…?まずい。あの女、私の幻想少女(オランピア)を使ってとんでもないことをしようとしている。いや、既に遅いのだろうか…まさかそんなことのためにこの病院が作られ患者達が集められていたなんて…!幻想少女(オランピア)はそんなことをするために造ったのではない。誰かの心に寄り添うために造ったのだ…!そんな使い方をしてはならない…!あの女の目的が果たされればもっと酷いことになる。ここにいる患者達を逃がさなければ…。しかし私は監禁され、常に監視されている…。昼の13時から30分間…あの女と化け物が昼食をとる時だけは私の監視はなくなるが…。30分間ではどうしようもない…すまない…。
最後の日付は二日前になっている
院長や病院の事実、更に化け物という単語や犯罪を臭わせる内容にこの日記を読んだ探索者は1/1D3のSAN値チェック。

✩本棚
➭様々なファイルで埋め尽くされている。
《目星》(探索者達のカルテに絞って回す時は+20で回させること)
・全体→この病院にいる患者その全員が精神病の中でも統合失調症(スキゾフレニア)を患っていることがわかる。その中に探索者達の『カルテ』も入っていた。
あるはずの無い自分と仲間達のカルテとその覚えもない病名にこれを見た探索者は0/1D3のSAN値チェック。
・探索者達のみ→探索者達全員が統合失調症(スキゾフレニア)で入院している患者ということになっている『カルテ』を発見する。
あるはずの無い自分と仲間達のカルテとその覚えもない病名にこれを見た探索者は0/1D3のSAN値チェック。

✩棚
➭いくつか写真が飾られている棚
《目星》
川口と川口と同年代くらいに見える女性、それから10代の少女が写った写真を見つける。
《アイデア》
恐らくこの2人は川口の妻と娘ではないかと気が付く。

〈ナースステーション〉
ナース達が控えている場所。
ここに来ると何処からか犬の遠吠えのようなものが聞こえる。呼び出しに応じて訪れると、赤城に消毒スプレーをかけられる。ナースの姿は赤城しか見えない。赤城に犬の遠吠えについて聞くと「近所に犬を飼っている人が居るんですよ」と言われる。

《聞き耳》
成功すると上の階から聞こえていることに気付く。そのことについて赤城に聞くと「気のせいじゃありませんか?」と言われる。

✔赤城がいない間にナースステーションを調べる時

✩ナースステーションのカウンター
《目星》
『事務室の鍵』を見つける

✩ナースステーションの奥側の部屋
《目星》
『2階の倉庫の鍵』と『3階の倉庫の鍵』を見つける

〈受付〉
診察や面会の受付をする場所。
ここに人の姿はない。
《目星》
この病院の1階の地図を発見する。

〈診察室1〉
中は綺麗に整っていて使われている形跡はない。

〈診察室2〉
中は綺麗に整っていて使われている形跡はないが、少し薬品の匂いがする。
《薬学》or《医学》
消毒液の匂いの中に微妙に別の薬品の匂いがあることに気がつく。
《薬学》or《医学》+《精神分析》
微量に交じる薬品の匂いの正体は『抗精神病薬』だと気付く。
《知識》
『抗精神病薬』は妄想病、幻覚症状を抑制し正気に戻す薬だということを知っていた。

〈診察室3〉
中は綺麗に整っていて使われている形跡はない。

〈売店〉
病院の売店に売っていそうなものならわりと何でも手に入る売店。ここでは《目星》に成功することで欲しいものを手に入れることが出来る。しかし数は少ない為、一つの商品につき、1個しかないこととする。(1人一回のみ)

✩レジ
《目星》
売店のレジのテーブルの中に『売店の倉庫の鍵』を見つける。

〈なんでも相談所〉
患者たちやその家族の相談を受ける為に設けられた相談所。中には一人がけのソファ二つと二人がけのソファ、テーブルと、扉の前に仕切りが置いてある。玄関付近には靴箱と履き替える用のスリッパがいくつか置いてある。

✩テーブル
➭特に変わったものはないが暫く使われている様子もない。

✩ソファ
➭座り心地の良いソファ。まだ新しいものに見える。
《目星》
ソファの下にA4サイズの紙が落ちているのを発見する。

✒相談所の紙の内容
とある少女の患者の母親の相談内容の紙だとわかる。
その内容は、娘がある時期から宙を見つめては楽しそうに笑い、時に語りかけるような仕草をする。酷い時は夜中に起きてフラフラと家中を走り回ることもある。しかし母親や他の家族には娘がなにを追い掛けているのかわからない。不気味だったのでこの病院の診察を受けさせたいのだが娘は治るのだろうか…といった内容だった。その相談後の方針では娘はこの病院に入院することになったようだとわかる。少女の名前は『角田 リコ』。

✩部屋全体に《目星》
➭暫く使われた様子はないにも関わらず埃一つなくとても綺麗に掃除されているのだろうかと感じる。

〈薬局〉
病院内に設けられた薬局。
普通の薬局にある市販の薬に加え、病院内で処方された薬も置いてある。ここでは《目星》に成功することで欲しい薬を手に入れることが出来る。しかし数は少ない為、一つの薬につき1個しかないこととする。(1人一回のみ)
しかし、『抗精神病薬』に限りいくら探しても見つからない。

✩レジ
《目星》
レジのテーブルの中から『薬局の倉庫の鍵』を発見する。

〈サンルーム〉
患者達がリラックスできるように作られたこの部屋は外側に面した壁全てがガラス張りになっており、南側に位置しているため多くの日光を取り入れる病院内でもっとも明るい部屋だ。沢山の植物の他にソファやTV、本棚に子供の遊び場がある。

✩TV
➭電源をつけると録画されたドラマやアニメなどが見れるだけで現在のニュースなどは流れない。

✩遊び場
➭見たところゲーム機やトランプなどもあり小学生くらいの子供向けに作られた遊び場のようだ。

✩本棚
➭様々な本や新聞がある。ここでは街の図書館のように調べたい事柄について調べられるようだ。
《図書館》で次のことがわかる(一回ずつ)
・オランピア
人間の青年を模して造られた自動人形。このシリーズは川口 悟博士が造ったもの。他の自動人形に比べて高い知能と豊かな人間性を持っている。人間に最も近い自動人形とされる。
・スキゾフレニア(統合失調症)
認知、情動、意欲、行動、自我意識など、多彩な精神機能の障害が見られる。尚、この卓では妄想病、幻覚症状に限定する。
・川口 悟
自動人形を造った有名な博士。2年前から姿を眩ませている。
突然目が覚めた先で行方不明だった人物に出会ったことを知った探索者は0/1のSAN値チェック。
・萎縮の書(いしゅくのしょ)
この呪いをかけるためには好きなだけのMPとその半分の値のSAN値をコストにしなければならず、詠唱に2ラウンド必要。呪文に成功するためには、呪文の使い手は抵抗表に従って自分の残っているMPと対象のMPを競わせて勝たなければならない。成功すれば対象は破壊され黒焦げになる。呪文に投入した1MPにつき、対象のHPが1ポイント失われるのである。

〈トイレ〉
患者とその家族や院内のスタッフが使う広めのトイレ。

✩女子トイレ
➭至って普通のトイレ。
毎日ピカピカに掃除されているのか埃一つ無い綺麗なトイレだとわかる。

✩男子トイレ
➭至って普通のトイレ。
毎日ピカピカに掃除されているのか埃一つ無い綺麗なトイレだとわかる。

〈玄関〉
自動ドアがあるが今はロックされているのか開く気配はない。
✔制御室のコンピューターに玄関のロック解除コードを入力し、ロック解除することで外に出ることが出来る。この病院の唯一の出口。

ここを調べると犬の吠えるような声がする。ナースステーションに戻ると赤城の姿が消えている。
《アイデア》
病院内に閉じ込められたと思った探索者は1/1D3のSAN値チェック。

今後病院の1F〜3Fから赤城と川口の姿が消える。

〈階段〉
2階へ続く階段。明るく、老人や子供にも安全につくられている。

〈エレベーター〉
1階から3階まで移動できる。
上限人数は18人まで。

〈事務室〉
机と椅子と病院のシステムを管理しているコンピューターがある部屋。

✩コンピューターを調べる
➭機械に詳しくない者にはどれがどのスイッチなのかもよく分からない機械。
《目星》か《コンピューター》
コンピューターは正常に機能しているし、玄関の扉のロックは解除されているということがわかる。
《アイデア》
玄関のロックは別の場所でされているのではないかと気が付く。

〈倉庫(売店)〉
倉庫の売店。売店に置かれるであろう商品の在庫が多数置かれている。ここでは《目星》に成功することで欲しい商品を手に入れることが出来る。一つの商品につき、1D4個分発見できたこととする。(1人一回のみ)

《目星》-10
『工具セット(機械、製作技能に+10)』を発見した(1番目星の出目の高い人)

倉庫(薬局)
薬局の倉庫。薬局に置かれるであろう薬の在庫が多数置かれている。ここでは《目星》に成功することで欲しい薬品を手に入れることが出来る。一つの商品につき、1D4個分発見できたこととする。(1人一回のみ)
しかし、『抗精神病薬』に限りいくら探しても見つからない。

《目星》-10
『傷薬(HPを1D3回復)』×1D3個分を発見した。(1番目星の出目の高い人)

【2F】

〈ナースステーション〉
2階ナースステーション。作りは1階のものと全く同じようだ。
《目星》
2階の地図を発見する。

〈病室〉
✩101
➭ネームプレートには田中、佐藤、山田、杉と書かれている。
《聞き耳》
何か呻くような音とクチャクチャと何かを咀嚼する音、それから小さな悲鳴が聞こえる。
➫中に入ると探索者達は強烈な肉が腐ったような臭いと濃い血の臭いを感じ取る。臭いに敏感に反応を示した君達は漸くその病室内へ視線を向ける。そこにはじりじりと広まる赤い血だまりとべチャリと不快な音を立てて床に叩きつけられる肉塊。赤赤赤、視界すべてが真っ赤に染まっている。君達が言葉を失って立ち尽くす、もしくは吐いてしまうものもいるだろうがそんな様子など無視して揺らりと動く影が2つ。その影の下には無残に喰いちぎられた男の死体…というよりも殆ど肉塊のようになってしまったモノがあった。非現実的な恐怖に駆り立てられた探索者達は1/1D8のSAN値チェックと共に戦闘開始だ。

ゾンビ?1 ゾンビ?2
能力値 能力値
STR 17 STR 12
CON 75 CON 14
SIZ 14 SIZ 17
POW 1 POW 1
DEX 4 DEX 10
HP 7 HP 6
db +1D4 db +1D4
攻撃:噛み付き 30% ダメージ→1D3
鉄パイプ 25% ダメージ→1D8+1+db
装甲:なし

戦闘を終了するとゾンビ達は砂になって消えてしまう。ゾンビに食われていた男の死体はそのままだが、その死体とゾンビがいた位置の更に奥側の壁に一人の男が膝を抱えて座っているところを発見する。男は精神をやられているのか地面を見つめてブツブツと何かを呟いているが探索者達には何を呟いているのかわからない。これ以上話し掛けても無駄だろう。

✩102
➭ネームプレートには小林、藤井と書かれている。
《聞き耳》
誰かの呼吸音が聞こえる。
➫扉を開けると目の前にゾンビの姿が。おぞましいそのゾンビの姿を目にした探索者達は1/1D8のSAN値チェックと共に戦闘開始だ。
1度ゾンビを見ている場合1/1D3のSAN値チェック。

ゾンビ?3
能力値
STR 23
CON 18
SIZ 13
POW 1
DEX 8
HP 7
ダメージボーナス +2D6
武器:噛み付き 30% ダメージ→1D3
鉄パイプ 25% ダメージ→1D8+1+db
装甲:なし

戦闘が終了するとゾンビは砂になって消えてしまう。その奥、病室内へ視線を向けるとその先にはカラカラに乾いたようになったもう男かも女かもわからないミイラの死体がベッドに寝転がっている。
近付いた探索者全員に《幸運》ロールを回させ、成功した者、離れていた者は中から吹いた風に飛ばされ病室外へ、失敗した者は病室内へ鍵をかけられ閉じ込められてしまう。すると先程まで静かだったミイラがカッと目を見開きただの空洞のような目を探索者へ向ける。そのおぞましい姿を見てしまった探索者は1/1D8のSAN値チェックと共に戦闘開始だ。尚、この病室の扉は戦闘2ラウンド目が終了すると同時に開けることが出来る。しかし戦闘から全員無事脱出する為にはDEX順に《幸運》ロールを回して成功する必要がある。ミイラの組み付きにあってしまった場合、次の自分のターンは組み付き回避ロールに使用される為、脱出の為の《幸運》ロールはその次のターンとなる。

ミイラ
能力値
STR 18
CON 21
SIZ 13
INT 14
POW 14
DEX 8
HP 7
db +1D4
組み付き 25%→窒息ロール(CON×5)
装甲:貫通する武器は無効

戦闘終了後ミイラは砂になって消えてしまう。
《目星》
傷薬(HPを1D3回復)×1D4個分発見。

✩103
➭ネームプレートには鈴木と書かれている。
扉を開けるとベッド一つだけある個室なのだとわかる。こんもりとベッドが膨らんでいてすやすやと寝息が聞こえてくる。

・起こす
布団を捲ると眠っているのは若い女性で起こそうとしても目を覚まさない。
・起こさない
すやすやと寝息が聞こえてくる。

《目星》
備え付けの台の上に大量の睡眠薬を発見する。それを発見すると同時にフッと女性の姿は消えてしまい、膨らんだベッドも整えられたベッドへと変わってしまった。目の前で人が消えるところを目撃してしまった探索者は0/1のSAN値チェック。

✩104
➭ネームプレートには菊田 真と書かれている。
扉を開けると見たところ誰もいる様子はない。ここで1D3でダイスロールにて出た数字のPLに横から飛び出した真が箒で殴りかかってくる。それを回避するか回避しないかはPLに任せるが、食らった人は耐久力を2減らすこと。
飛び出してきたのはとても綺麗な顔立ちをした黒髪に黒い瞳の少年だ。彼は君達を威嚇するようにキッと睨みつけている。まだ真が箒を持っているとしたら恐らく再び振り上げるだろう。今度はロールなしで止めることが出来る。

※真はほのかや川口のことを口にすると信用しないうちは探索者達へ敵意を向けるが信頼してくると病院のことや赤城、川口のことを教えてくれる。しかし、ほのかのことに関しては探索者達が抗精神病薬を飲んでいない限り何も話したがらない。

信頼していなくても赤城や他の患者たちに対する悪態などは吐いてくれる。

✒真から聞ける話
川口さんはああ見えて患者たちを思うとても優しい医者なんだ。この病院も少し前まではいろんな人が出入りしていた…でもここ最近赤城が奇妙な動きを見せ始めてからは人が入って、出ていくことがなくなった。あんたらは見たかどうか知らないけどこの病院には化け物が沢山潜んでる。でも、川口さんが言うにはこれはもっともっとヤバい奴を連れてくるための準備らしい…あんたらが俺を信じるか、川口さんを信じるかはわからないし、赤城を疑うかどうかもわからないけど、俺は川口さんと、妹と一緒にここを出たい。でも、俺も川口さんも赤城に目をつけられてて下手に動けない。もし良かったら助けて欲しい。

この他にも質問すれば詳しいことを知っている限り話してくれるだろう。望めば共に行動してくれる。ここで真から『3階南側階段のスペアキー』と『研究室のスペアキー』、それから『抗精神病薬』を受け取ることが出来る。
真から最後に川口が探していたと伝えられる。
➪院長室に行くが、やはりそこには誰もいない。

✩105
➭ネームプレートには何も書かれていない
中も特に変わったものもなく、人もいない個室だ。

✩106
➭ネームプレートには角田 リコと書かれている。
病室内へ入るとそこには誰の姿もなく、がらんとしている。最近人が踏み入った気配もないがテーブルの上にぽつんと赤い薔薇が置いてある。君たちがその薔薇に触れると薔薇はふわりと空気に溶けて消えてしまうが代わりにぽつんと手のひらに『抗精神病薬』と思われる錠剤が現れる。

〈トイレ〉

✩女子トイレ
➭特に何も無い

✩男子トイレ
➭特に何も無い

〈シャワールーム〉

✩女性用シャワールーム
➭特に何もない

✩男性用シャワールーム
➭特に何もない

〈診察室〉
主に2階にいる患者たちの診察をする用に設けられた診察室。
中はがらんとしているがここはいくらか使われていたようで聴診器やビーカーなどが散らかっている。
《目星》
『抗精神病薬』を発見する。

〈倉庫〉
ナースステーションから続く様々な備品などが置かれている倉庫。
望めば《幸運》ロールでありそうなものを一人一つ入手できる。
《目星》
『抗精神病薬』を2つ発見する。

〈階段〉
綺麗な階段。壊れたところも暗いところもなく、安全に作られた階段。

〈エレベーター〉
1階と3階に移動できる
上限人数は18人まで

【3F】

〈ナースステーション〉
3階ナースステーション。作りは1階、2階と同じようだ。
《目星》
3階の地図と『謎の宝石』を発見する。
《地質学》or《博物学》
その宝石が一部のマニアの中で人気がある宝石だと知っている。
《知識》
更にその宝石が覗くと災いを呼び寄せる呪われた宝石だと知っている。

〈病室〉
✩201
➭元々探索者達がいた病室。目が覚めた時と変わりはない。

✩202
➭探索者達の恋人達がいた病室。作りは201号室と全く同じで変わったところも特に見られない。

✩203
➭誰もいないがらんとした病室
《目星》
『抗精神病薬』を発見する。

✩204
➭ネームプレートには橋本 きょうこと書かれている。
扉を開けると中にいた女性が探索者達を見て目を丸くする。そしてまあ!と声を上げるとベッドから裸足のまま飛び出してきて探索者達の一人(ダイスロール)に抱き着く。
《目星》
きょうこは若く見えるが白髪混じりの黒髪で、ガリガリに痩せていることがわかる。とても健康体には見えない。

彼女は君たちを見るとよく来たわね、会いたかったわと愛おしそうに見つめてくる。そしてさ、中へとすすめてくるがどうするかは探索者達の自由だ。
・この場に真がいた場合
あら、真じゃないおかえりなさい、ときょうこは嬉しそうに、そして愛おしそうに話し掛けるが真はきょうこを一瞥して何かを呟く。《聞き耳》に成功すると彼が「キチガイが」と小さく罵ったのがわかる。
・この場にほのかがいた場合
きょうこは親の敵でも見るかのような形相でほのかを見ると「この泥棒猫!さっさと出ていけ!」とほのかへ枕を投げつける。

ほのかだけではなくきょうこは探索者達の恋人達を見てもほのかへ行ったような行動をとる。

真かほのかにきょうこのことを聞くと、今まで来た患者の中で一番古いスキゾフレニア(統合失調症)末期患者で、彼女は見る男性すべてが自分の旦那に見えていると教えてくれる。

✩205
➭ネームプレートには菊田 ほのかと書かれている。
扉を開けるとやけに可愛らしい病室で、くまのぬいぐるみや可愛らしいおもちゃなど子供の、女の子の部屋だろうなとわかる。少し中に入ってベッドの方を見ればそこには絵本を読んでいたのだろう赤ずきんの絵本を手に持ったままきょとんとこちらを見詰める黒髪に茶色の目をした綺麗な顔立ちの少女と目が合う。しばらく彼女はきょとんとしていたがハッとして口を開けると「何か用ですか?」と丁寧な口調で声を掛けてくる。

ほのかとは他愛のない話をしているだけで探索者達ならば仲良くなることが出来る。話を聞いていると時折、お兄ちゃん、お父さんという単語が飛び出す。それに対して質問すると菊田 真という兄がいることと、川口のことをお父さんと呼んでいるのだと教えてくれる。

しばらく話しているとそうだ!と言って彼女は本棚へと駆け寄る。そこから1冊本を出して君達へと差し出した。
本のタイトルは『宝石の本』様々な宝石について載っている本だ。彼女は綺麗なものが好きでいつかこの本にあるような宝石を実際に見てみたいと願っている。

✔謎の宝石について調べる
謎の宝石について宝石の本で調べると、この宝石は覗き込むと遠い過去を見ることが出来る宝石だとわかる。そしてその過去から大きな災いを呼び寄せる宝石だとも。
もしもその宝石をほのかが見たとすれば彼女は真っ青になって早く捨てた方がいいと促してくるだろう。

✩206
➭ネームプレートには何も書かれていない。
中も特に変わったところはない普通の病室。

〈トイレ〉

✩女子トイレ
➭特に何も無い

✩男子トイレ
➭特に何もない

〈シャワールーム〉

✩女性用シャワールーム
➭特に何もない

✩男性用シャワールーム
➭特に何もない
《目星》
『抗精神病薬』を発見する。

〈診察室〉
2階の診察室に比べ綺麗に整っているところをみるとあまり使われていないのだとわかる。
《目星》
『抗精神病薬』を発見する。

〈倉庫〉
ナースステーションから続く様々な備品などが置かれている倉庫。
望めば《幸運》ロールでありそうなものを一人一つ入手できる。
《目星》
『抗精神病薬』を2つ発見する。

〈南側階段〉
上に上がる階段はシャッターがおりていて、鍵がかかっているため通れない。
『3階南側階段のスペアキー』があれば上に上がることが出来る。

〈北側階段〉
上に上がる階段はシャッターがおりていて、鍵がかかっているため通れない。
『3階北側階段の鍵』があれば上に上がることが出来る。

〈エレベーター〉
1階から3階を行き来できるが、4階へは行けない。

【4F(封鎖階)】

〈倉庫〉
『4階倉庫のパスワード FSTF』を入力すると入ることが出来る。中は無数の自動人形(オートマタ)が並び意思のない無機質な視線が君たちに降り注ぐことだろう。しかし彼女達に意思もなければ意識もない。そんな人形たちの中を進むとその先に大きなモニターと無数のコードが繋がれた機械を発見する。

《目星》
自動人形(オートマタ)に繋がれているコードが2つ外れていてそれに繋がれていたであろう自動人形の姿がないことに気付く。コードは無理矢理引き抜かれたのかバチバチと火花をあげている。このまま放っておいたら危ないだろう。

✩メインコンピュータ
メインコンピュータの画面に触れるとセキュリティコードの入力画面が現れる。そこに"Doll"と入力するとどの自動人形(オートマタ)、もしくは幻想少女(オランピア)のマスター権を削除、追加、移行しますか?と表示される。その幻想少女(オランピア)の中に探索者達の恋人の姿、そしてほのかの姿を発見し、彼女達の正体に気付いてしまった探索者は1D3/1D8のSAN値チェック。

菊田 ほのか No.39
黒髪に茶色い瞳の幻想少女(オランピア)。
川口 悟が作った5体の心を持った自動人形(オートマタ)の一体。菊田 ほのかの菊田という苗字は後から付けられたもので、ほのかを宛がわれた真が妹だとつけた名前。真は軽度のスキゾフレニア(統合失調症)患者だった為、洗脳にはかからず、初めから人形だと気付いていたが心を持った少女として家族のように接してきた。その為、ほのかにとってマスターと同じく大切な存在は真である。

恋人達幻想少女(オランピア)も、スキゾフレニア(統合失調症)患者の探索者達に宛がわれた心を持った自動人形(オートマタ)だった。5体共当初は赤城によって生贄を調達するよう動かされていたが、何とか川口がそのマスター権を自分に戻し、その事実を隠してこうして赤城の思惑を阻止する時を待っていた。彼女達はそれが赤城にバレないよう今まで務めてきたが騙していて申し訳なかったと君達に告げる。君たちは病が治る直前まで恋しいと思っていた恋人への愛情が0とまでは言わないものの冷めた理由がわかっただろう。彼女達をこれからも愛し続けるかは君たち次第だ。

〈研究室〉
『研究室のスペアキー』で入ることが出来る。中はゴチャゴチャと手術台のようなものと無数のモニター、コードなどが散乱した病院としては奇妙な部屋が広がっている。更に人形のものだと思われる手足も転がっているため川口がただの医者ではないことはこの時点で伝わるだろう。
《目星》に成功することで机の下にメモが貼ってあるのを発見する。

✒メモの内容
四階倉庫のパスワードは
First Second Third Force
君達の恋人の苗頭だ

Doll コード

君たちがこのメモを見ているということは私はおそらく赤城に捕まっているのだろう。彼女の本当の姿はナースではなく、よくわからないが何かを信仰する宗教の信者のようだ。強大ななにかを召喚するためにここの患者たちを生贄にしていたようだが君たちが目を覚ましてくれたことで彼女の計画に狂いが生じたらしい。一刻の猶予もないが真くんと、ほのかちゃんと、目を覚ましてくれた君達だけはどうしても助けたい。協力して欲しい。身勝手だとは思うが大切な患者を助けるため私も努力しよう。妻と娘を失った今、私には君達しかいないのだ…よろしく頼む。

〈モニタールーム&制御室〉
沢山のモニターと巨大な機械が唸り、不気味な音を奏でている部屋。モニターにはこの病院内の全ての部屋が映し出されている。

✩モニター
➭モニターを確認すればどこに何があり、中に何がいるのか、またそれが今どうなっているのかがわかる。知りたいことがあればその場所を見てみるといい。

✩制御装置
➭制御装置のモニターをタッチするとその中に玄関のロック解除を見つける。それを押すとロック解除コードを入力してくださいと画面に表示される。
✔ここで"Bloody Tongue"と入力すると玄関のロックを解除することが出来る。

〈トイレ〉

✩女子トイレ
➭綺麗に整えられているがどことなく犬の臭いがする。
《目星》
長い黒髪と短い動物の毛がいくつか落ちているのを発見する。
《生物学》
犬の毛のようだがそれとも違う、見たこともない毛だと気付く。奇妙なものを見つけてしまった探索者は0/1のSAN値チェック。

✩男子トイレ
➭特に何もない

〈南側階段〉
下から上がってきたためシャッターはあがっている。自由に行き来できる通路だ。

〈北側階段〉
鍵がないため上からも降りることが出来ない。

〈屋上へ続く階段〉
鍵はかかっておらず屋上へいけるようだ。

【屋上】
屋上は白いフェンスが周りを囲っているこれだけみれば普通の屋上だが、その真ん中には巨大な魔法陣が書かれており、その中心に赤城の姿を発見する。彼女は君たちを見るなり顔を歪めて狂ったように笑い始めるだろう。全てはもう遅い、と。そして彼女の後ろにはぼうっと宙を見つめて立ち尽くす橋本 きょうこの姿があった。彼女は糸が切れたようにその場へ倒れ込む。そこに「橋本さん!」と叫ぶ川口の声が響いた。右側へ視線を移すと自ら作った筈の自動人形(オートマタ)2体に囚われている川口の姿が。いつの間か暗くなった空は不気味に雷を纏ってゴロゴロと鳴っている。一際空が輝いた時、屋上の隅からもくもくと刺激を伴う悪臭と共に煙がたち、その中から徐々に何かが姿を現す。まるで犬のような、けれどそれとは決定的に異なる何か。不気味なその姿はまるで猟犬の様。その生き物は赤城のいる魔法陣の中心までダラダラと青っぽい粘液を垂らしながら進むと橋本の前で立ち止まる。赤城が唇を歪めてご飯よ、と言うと待ってましたとばかりに橋本へと飛びかかる。ブチブチ、グチャグチャと不快な音を立てて食いちぎられる肉の音と血を吐く音の混じった悲鳴。未知の生物、恐らく女子トイレにあった毛の持ち主であろう"時の腐肉食らい、ティンダロスの猟犬"とその食事の場面を目撃してしまった探索者達は1D3/1D20のSAN値チェックと共に戦闘開始だ。(この時以前に宝石を覗き込むと宣言していた場合ティンダロスの猟犬が3体になる)
・川口はティンダロスの猟犬が倒されるまでに自動人形を壊していない場合、自動人形によって気絶させられる。それ以上放っておくと殺されてしまうだろう。
・探索者達の恋人達を戦闘に参加させることは出来るが、参加してその動きを操作できないと知った赤城が裏切り者だと確信した川口へ自動人形に攻撃を開始させる。2ラウンドで気絶、更に5ラウンド以内に壊せない場合川口は死亡する。
・真とほのかがいた場合自動人形の一体がそちらへ向かう。それを放置した場合ほのかと自動人形の戦闘が始まるが、ほのかはメンテナンス不足で3ラウンド目で片脚が外れてしまう。そのまま放置すれば更に2ラウンドでほのかは壊れ、真も3ラウンド目には殺されてしまうだろう。

川口死亡で
1D2/1D6のSAN値チェック。

真、ほのか死亡で
仲を深めていた場合 1D3/1D6のSAN値チェック。
特別仲を深めていない場合 1D2/1D4

恋人死亡で薬を飲んでいない場合
1D3/1D8のSAN値チェック。
飲んでいた場合
1D2/1D4

ティンダロスの猟犬1
STR 19
CON 26
SIZ 18
INT 21
POW 31
DEX 11
HP 10

ティンダロスの猟犬2
STR 19
CON 27
SIZ 19
INT 16
POW 22
DEX 7
HP 9

ティンダロスの猟犬3(仮)
STR 20
CON 28
SIZ 20
INT 21
POW 24
DEX 9
HP 11

武器:前脚 90% ダメージ→1d2

自動人形1、2
STR:30
CON:18
POW:0
DEX:8
APP:5
SIZ:12
INT:0
EDU:0
HP:5

回避:35
こぶし:65 1d3+2d6

赤城 さやか(アカギ サヤカ)
STR 13
DEX 15
CON 11
POW 16
APP 13
SIZ 17
INT 14
HP 14
MP 16

こぶし:50% 1D2

赤城たちを倒すと今までの悪天候が嘘のように空は晴れ渡り、魔法陣も跡形もなく消え去る。残された屋上には赤城が持っていたのだろう『3階北側階段の鍵』と赤城のメモ帳が落ちていた。メモ帳の中には『玄関のロック解除コード(Bloody Tongue)』も書かれており、すぐさま君たちは制御室は向かい制御装置で玄関のロックを解除することだろう。もしかすると川口や真、ほのかは死んでいるかもしれない。君たちと共に脱出したかもしれない。君達は恋人達と共に明るい外の世界を見ることは出来ただろうか。安心して欲しい。きっとこれからの君たちの未来は明るいだろう。それぞれがそれぞれの思いを抱え一歩踏み出すと、君たちの意識は暗闇へと落ちていった____。

結末

クリア条件
✔生きて隔離病棟から逃げ出すこと
1/1D10のSAN値回復

ボーナス条件
①菊田兄妹が生きている
SAN値回復1D3

②菊田兄妹を連れて脱出
SAN値回復2D3

③菊田兄妹と川口と共に脱出
SAN値回復2D6

④自分のオランピアを連れて脱出
SAN値回復3D6

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