2019年09月04日更新

虹の繋り続ける村

  • 難易度:★★|
  • 人数:2人~4人|
  • プレイ時間:4~5時間(ボイスセッション)

ある村では、雨の降っている時に虹が山から常に出ている事から、古代より山に神が住むとして、祀っていたという。
推奨技能:目星·聞き耳+‪α‬ ロールプレイによっては追跡·交渉系技能·
注:背景やそのNPCの立場·心情等は記載しますが、PCとの会話の例などは記載しません。GMのお好きな様に会話させ行動させましょう。

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ストック

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クトゥルフシナリオ 虹の繋り続ける村

背景&設定(GM用)

ミ=ゴが人間の身体認識機能が四肢に触れたものにも拡張される事を知り、実験の結果、人間の手に触手を移植した場合、人間は問題無く、その触手を使用出来る事が分かり、人間の改造が始まった。その後人間の四肢が4本では実験の効率が悪いので、異次元の色彩を用いて効率の上昇を目指す。しかし、実験によって造られた「オリジナル」が暴走しミ=ゴ達は実験施設からは撤退その後は栽培された異次元の色彩と「オリジナル」だけが残った。
後、その土地に住む人間は体の色々な部分が増えたりし、山の麓の人々から、人ならざるもの=神として扱われ、神道の元となった。今でも1年に1度の祭りで食料が与えられている。
その村の平均寿命は現在でも40歳程であり、10代頃から肌が白くなり、20代前半から体の各部位で腕などが増えだし、20代後半に増えた部位の成長が終わる。30代後半になると体が強い衝撃を受けると、受けた箇所が壊れて無くなる様になる。40代頃から体が段々と弱くなり、自身の重力に耐えられ無くなり、体が崩壊する。
その事に嫌気のさした村の住人が、この村の研究に来た、日本史の教授に原因の調査を依頼し、教授はこの村の近くにある古代の遺跡の探索を始めた。そして教授が帰ってくることは無かった。
雨の中の虹に関して:ミゴ達の張った結界は光を屈折させて何も無いように見せるもので、空気中に水滴があると光の屈折が上手くいかずに宇宙色の色彩が見えてしまう為。村に張られているものも同じ物である。

シナリオ本編

参加PCの誰かに突然連絡が入る。

参加PCの中に探偵がいる場合

探偵にとある有名な大学の事務所から電話が入る。
事務員:自分の務めている大学の日本史教授が2日前から音信不通になり、校長から貴方に、捜索の依頼をする様に頼まれて、電話を掛けている。依頼の予算として1000万円を大学側は予定している。(事務員は予算に関して一切の決定権が無いので、報酬の交渉は頑なに断り、しつこいようなら、校長に直接示談する様に言う)
又、大学での情報収集は大学側から既に許可が出ており、自由に論文を読める。
論文の情報:神道は九州地方の神懐村が発祥であり、村では、雨の降っている時に虹が山から常に出ている事から、古代より山に神が住むとして、祀っていたという。現在でも山に住む神を祀る祭りを行っており、その他の似たような祭りでは見られない様な大量の食料をお供えする様だ。
お供えした食料は次の日の朝に突然無くなるらしい。その事に興味を持ち、徹夜でお供え物を監察していたカメラマンは朝に寝ているところを発見され、その後その村にある神社の神主になった様だ。

参加したPCに探偵がいない場合

適当なPCにこじつけで関係を作りせた大学生から連絡が入る。
大学生:自分のしたっている教授が2日前から音信不通であり、探して欲しい。
情報提供:教授は日本史の神道の研究を主にしており、神の元となった存在について調べていた。最近は九州地方の神懐(じんかい)村を度々訪れていた様だ。

村についてネットで得られる情報

調べたらわかる事
1年に1度の祭りをしており、それが明日やる事
コンピューター技能成功
村は雨の中で山から常に虹がかかっている事

神懐村にて

村は人口1000人程の小さな町で、駅やバスは通っていない。主に農業を生業としており、コンビニ等の汎用店は無く、専門店だけがある。又宿屋は1件しかなくネットは繋がるかどうかを1動作ごとに幸運判定しなければならない。

村での情報収集について:

村の一般人は店の位置等以外何も知らずに、ネット等は全く知らない。話の最後に祭りを今夜やるので、参加することを勧められる。虹については雨の中でかかることが当たり前と考えている。

宿屋

夫婦が経営している。接客は妻がしてくる。1人しか泊まっていないようでまだまだ部屋に空きはある。一泊1万円を要求してくる。
宿屋の情報収集について
大学教授については常連の用でよく知っている。その後下記の事も教えてくれる。
その1人は探索者達が探している大学教授であり1週間前から帰っていないらしい。しかし、教授は宿屋の人にしばらく帰ってこないということを伝えて出て行ったらしい。

神社

神社は50段程の大きな石段を登った先にあり、神社では祭りの縁日の準備の為か中年の男性達が自分たちの屋台で作業をしていた。境内の受付では巫女さんが座っており、情報収集をしたいと伝えると神主を呼んでくる。
神社での情報収集について:
神社について目星の成功
神社の境内に拝殿は存在するが、その奥にある本堂が存在しない事に気付く。
男性達:何も知らない一般人、しつこいと怒鳴り出す
巫女:成り立ての可愛い新米、神主を紹介してくれる。探索者が神主を紹介する暇なくしつこく質問を繰り返すとオロオロし始めて泣いてしまう。→泣いた場合周りの男性達が集まり始め、神主(その場を納めてくれる)が来る。
神主:昔から山に神が居ると信じられており、1年に1度、神に対して1年の食料をお供えするという意味で祭りで大量の食料がお供えされる。
お供えされた大量の食料については、神々が持っていくという。(その後のお供え物の行方について聞くと、神々が持っていくと鬼気迫る表情で言い放ち、本当にこの人はそう信じているという事を心の底から解らされる。)
神について尋ねると、熱心にこの山には三面六臂がおり、自分はそれを見ただの、神々はみんな肌が白かっただの、千手観音は実在する等の事を語ってくれる。
神社の本堂については、裏手に有る山が神の住まう場所であり本堂は必要では無いと教えてくれる。

山にいく場合

普通の森であり何ら不思議な事は無い、又決して(幸運クリティカル以外)神々の村に着くことは無い
森の中での目星成功
森の木々はどれも細く大木と言えるものが1本も無い事に気付く。

祭りの開始

神社では村人達が縁日を楽しんだり、笛や太鼓によって奏でられる音楽に耳を傾けながら、楽しんでいた。

目星に成功
昼頃には閉じていた拝殿の中に通じる扉が開いている事に気付く

しばらくするといくつかの神輿に載せられて大量のお供え物が拝殿の中を通り山に入っていく。
神社から山に行こうとすると巫女が止めてくる。(何で祭りを楽しまないんだろう?)
巫女を無視して山に行くと神輿を下ろした男性達がやってくる。(何でここに村人以外の人がいる?)

祭りの夜

探索者達が宿にいる場合、宿の夫婦は寝ている。いない場合は村総出で探索者達を探してくれる。(^ω^)<ナンテヤサシインダロウ
町は静かでただただ虫のなく声だけが響いている。
探索者達が拝殿の裏から続く山道を登っていくと、大量の食料が載せられた神輿が有ります。想像していたことと違う事があったとすれば、神輿の隣の、いることが当然といった面持ちで佇んでいる2匹の白い奇怪な生物だけでした。片方は1つの頭部に3つの顔が有り更には胸部から6本の腕が生えており、もう片方は数える事も億劫になる程に多くの手を持った生物でした。その生物は、貴方達の知るどんな生物とも異なる存在でした。その事に気づいた貴方達はSANチェック1/1d5(もしも神主から神についての話を聞いていたのならアイディアロールでこれが神であるという事に気づきSANチェックを0/1d2に軽減できる。)
千手観音さん(無口)←変更可能
三面六臂さん:何でここに居るのか聞いてくる。村人では無い事は気づいている。
大学教授と友達であり、探索者達が大学教授を探している事を伝えると、快く神々の村まで案内してくれる。
もしも、大学教授を探している事を言わない場合は探索者達の前から逃げていく。(後をDEX対抗で追うもよし、追跡で尾行もよし、その後はPCに委ねよう)

月明かりの中を2匹の奇怪な生物は大量の食料をその手に持ちながら、貴方達を連れて、当たり前の様に平然と森の奥に奥にと進んで行きました。しかし突然前を歩いていた千手観音が突然消えてしまいました。霧が出てきた訳でも前が暗い訳ではありません。その事に気づいた貴方達はSANチェック0/1d2
その後驚いている貴方達に気づいた三面六臂がここには見えない結界がある事を知らせてくれる。又その結界の中に自分たちの村がある事も教えてくれる。

朝まで寝てた場合

拝殿の裏にある獣道を進んで行くと、神輿の上にあった食料が無くなっていました。

目星の成功
神輿の周りにまだ新しい人間の足跡があり、そのふたつが山の奥の方に向かっている事に気づきます。→神々の村まで歩いて行くことが出来る。
結界内に最初に入った人は、後を他の探索者が誰も着いてきていないことに気づきSANチェック1/1d3
後続の探索者達は先頭を歩いていた探索者が突然消えた事に気づきます。草木に隠れた訳でも前が暗い訳ではありません。その事に気づいた貴方達はSANチェック0/1d2

神々の村

貴方達がこの村に入って来た時、村の人々は快く貴方達を迎えてくれます。村の大人達はみんな貴方達とは違い体の部位が複数あり、皆体の色が真っ白でした。それも色の色素が抜け落ちた様な混じりっけの無い白色で、血管内のヘモグロビンから発生している赤色がその存在感をありありと主張していました。(朝に来た場合はまだ耐性が無い為SANチェック1/1d10·神主の神についての話を聞いていた場合は1/1d8)

村についての目星成功
村の建物の至る所に虹色に光るカビのようなものがこびりついている。

神々の村の情報収集
·教授は度々訪れていた。
·教授に自分たちが懐の村の人々と違う事が何でか。という事の原因の究明を求めた。
·教授は村の北側に行ってから帰ってこない。
·昔からの言い伝えで、村の北側に行ってしまったら、体が急激に弱くなり崩れてしまうというものがあり、村人達は恐怖している。
·教授を探して貰う様に頼んでくる。
·その村の平均寿命は40歳程であり、10代頃から肌が白くなり、20代前半から体の各部位で腕などが増えだし、20代後半に成長が終わる。30代後半になると体が強い衝撃を受けると、受けた箇所が壊れて無くなる様になるる。40代頃に体が段々と弱くなり、自身の体重に耐えられ無くなり、体が崩壊する。

村の北側

村から更に山を登った所(もしも神々の村の住人がここに来ていたのなら、異次元の色彩によって体の生命力が吸い取られて、自身の体重に耐えられ無くなり、体が崩壊してしまう。)
周りにはたくさんの木々が生えているが、その全ての木が常識では考えられない程に、木の高さと幅が不均衡であり、異様に細長いという印象を受けます。
ここで幸運判定を行い、失敗したPCの頭上に村で見た虹の生物が落ちてきます。
(全員成功の場合はGMの独断と偏見で決めましょう。)
その虹色の生物は貴方の頭から生えている髪を体内に取り込み、そして消化し始めました。(周りの木々等で取り除く事が出来る)
もしもこの生物の除去に手間取っている場合は、頭皮から下に下に段々と肌の色が白くなっていきます。

森の中での目星成功
周りの木々によって隠れていた、建物の入口のような場所を見つけます。しかし、その入口に使われている石材は老朽化によってか所々にヒビが入っており、割れた石材の周りにはツタ植物が巻きついていました。

建物の入口に目星成功
建物の入口に入っているヒビは老朽化などではなく、強い衝撃によってできたものだと分かる。

古代の遺跡(ミ=ゴの研究施設)

貴方達がこの施設の中に入った時にまず驚かされるのは、現代の最新の研究施設の様に真っ白である事です。しかしその本来の白も、壁の所々にヒビが入っている事、それを覆うツタ植物とそれに付着する虹の生物によって、見る影もないほど損なわれていました。
貴方達がその後も奥に進み続けると貴方達がよく知る形の、2つの扉が閉まっておりその右の壁に下の矢印が書かれたボタンが有ります。(エレベーター)
下の矢印が書かれたボタンを押すとしばらくして、チーンと言う音を発しながら扉が横にスライドして開きます。
扉の先にある小さな長方形の空間からは暗い洞窟内を照らす様に眩しい明かりが漏れてきます。中に入ると、開かれていた扉は突然閉まり、貴方達は少しの浮遊感を感じる事でしょう。しばらくすると再び扉が開きます。
開かれた扉の先で真っ先に貴方達の目に付いたのは、今さっきまでこの場で殺戮が起こっていたような、鮮やかな鮮血で塗装された白い壁でした。しかし、貴方達は見てしまうでしょう。その鮮血を出した生物を、その生物は体長は、約1.5mほど、ピンク色か薄赤色の甲殻類のような姿だが、性質としては菌類に近い生物である。渦巻き状の楕円形の頭には、アンテナのような突起物が幾つか生えている。鉤爪のついた手足を多数持っていた。その様な貴方達の理解の及ばない生物の多数の死骸を見てしまいます。このような凄惨な光景を見てしまった貴方達はSANチェック1/2d4

部屋の構造
┏━┳━┳━┳ エ
┃ ┃②┃①┃ レ
┃③┗ ┻ ┛ ベ
┃ ┏ ┳ ┓ ー
┃ ┃④┃⑤┃ タ
┗━┻━┻━┻ ー

部屋1(扉室)

部屋の前に来ると自動で扉が開きます。
部屋の中には大量のお酒が入っているショーケースがいくつも並んでいます。そのどれも貴方達が見たことの無いお酒です。
また部屋の奥の方の床には魔法陣(門の創造)が書かれています。

酒棚に対しての目星成功
お酒瓶に記載されているどの文字もこの地球上に存在しない様な奇怪な文字である事に気付きます。

部屋2(実験体保管室)

探索者が扉に近づいても開く事はありません。また探索者達は扉の右手にある認証機を見つけることでしょう。(研究員証をかざすと扉が開く)
部屋の中に入ると、貴方達は部屋の床に人が倒れているのを見つけることでしょう。しかし、それと同時に貴方達は見てしまいます。部屋の中に立てられた大量の培養ケース。そして、その中にいる生物達を、人間の胴体に、人間の頭部、しかし四肢だけは4本と決まった本数が無く、そして手足の第一関節からは触手やハサミが生えています。その様な顔を恐怖で歪ませている生物達を見て、探索者達はその生物とこのような非人間的な行いがここで行われていたことに、SANチェック1/1d5

倒れている人はアイディアロールか知識ロールで教授である事がわかる。
教授を起こすと、教授は自分に触れる物を払い除けて逃げようとしますが、貴方達が声をかけると、狂気から覚めて冷静になります。

教授から得られる情報
·3の部屋の奥には真っ白な化け物がいる事、それがまだ生きており、1人で動いていること。
·カードについては廊下で死んでいる生物の死体から取ったこと。
·此処は昔、廊下の生物達が実験で使っていたが、それらの生物は全て殺されてしまい今に至るであろうという見解。
·廊下の生物の死体からカードと一緒に日記の様な物を拾ったこと。しかし、それはこの地球上のどの文字とも違う為に解読できないであろうこと。

部屋3(実験室)

探索者が扉に近づいても開く事はありません。また探索者達は扉の右手にある認証機を見つけることでしょう。(研究員証をかざすと扉が開く)
中には大きなベッドと幾つもの電子機器そして奥には扉が有ります。しかし廊下で死んでいた生物と同じ生物が体を引き裂かれて殺されており、床はその血で赤く染っていました。
SANチェックはありません。(恐怖への慣れの為)

死体について
死体は全て奥の扉からこの部屋の入口にかけてできている。

電子機器(触手を移植又は切除する事が出来る)について
貴方達はこの電子機器の使い方がわかりません。書かれている言語は勿論未知のものです。又電子機器には1つの赤いボタン(自爆装置)が取り付けられています。
電子機器に目星成功
電子機器に挟まる形で置かれていた本(電子機器と赤いボタンの使い方説明書)を発見する。勿論これも読めません。

赤いボタン
押した場合、4の部屋で成長していた宇宙色の色彩に対してスレイマンの塵が撒かれる。それにより宇宙色の色彩は死んでしまう。

ベット
手術の対象者を寝かせるところ

奥の扉
扉は手動ドアの様で中はわかりません。
聞き耳成功→何も聞こえない

部屋4(栽培室)

貴方達が近づくと開きます。
この部屋の中を見た時に、貴方達は大きな穴によってくり抜かれた天井を見るでしょう。その天井の先からは太陽の日差しが入ってきており、地上と繋がっている事を理解します。それ以外に貴方達の目につくものはありません。

部屋の中に入ろうとした場合
部屋の中に入ろうとした人達は体の前面をスライムの様な不定形の物体に取り込まれたかのような奇妙な感覚に襲われます。

戻った場合
貴方の前面にある服が不定形のものによって溶かされてしまいます。(直ぐに引き剥がした場合)

戻らない場合
戻らずに部屋の中に突き進んでいくと、貴方を覆う衣服が無くなって行き、皮膚を溶かし、肉を溶かし骨を溶かして、貴方という存在は消えてしまうでしょう。(衣服の時点で戻ることが出来、戻った場合は皮膚が溶かされるだけ)
皮膚が溶かされた場合
貴方の体を守る皮膚が無くなり空気に触れているだけでも多くの苦痛を味わう事でしょう。ダメージ1d4

部屋5(プライベート)

部屋の前に来ると自動で扉が開きます。
部屋の右側の壁には蜂の巣の様な八角形の空洞が9個あります。
又部屋の左の方には縦長のロッカーが壁に9個並んで立っています。
ロッカーの中には廊下でゴミになっていた生物達が来ていたと思われる衣服を見つける。

ロッカーに対しての目星成功
ロッカーの中にある白衣の様な服のポッケにカード(研究員証)が入ったカードホルダーを見つけます。

蜂の巣(寝床)に目星成功
穴の1つから未知の言語で書かれた本を見つけます。
内容
最初のページ:遂に私の実験が始まった。今迄却下する事しかしなかった頭の古い連中も、実物を見せられて、ようやく認めたようだ。明日から実験が始まる。早く我らの神を創造しよう。
数ページ後:ダメだ。ダメだ。ダメだ。ダメだ。何でこの生物はこんなにも脆い。弱い。ただ腕が1本増えただけで暴れだして直ぐに使えなくなる。この生物はポテンシャルは感じるが精神が脆弱すぎる。
その後は愚痴と人間に対する文句が書かれていた。しかし、ある時を境に内容が一変する。
素晴らしい!最高の実験体を見つけたぞ!どんなに実験をしても自我を失わない。無限の魔力を貯蔵出来る。こいつを私は神にする!そうして私はあの老害達の上に立つ。
この様な記述の後には、その実験体に関して施した手術や呪文が事細かに記録されていた。
本の最後の記述:段々と「オリジナル」の精神が弱くなっている。「自我の覚醒」だけではここ迄が限界か。実験の成功の為になんとしても回復させなければ。もう少しなんだ...もう少しなんだ...

扉の先

探索者達が3の部屋にある扉を開けて中で見たものは、ここ最近見慣れた生物の無数の死体とそれを行ったと思われる、無数の触手を生やした1匹の生物でした。貴方達はこの施設に存在する死体が全てこの1匹の生物である事を悟り、又その様な危険な生物が貴方の目の前にいる事に対してSANチェック0/1d5

そして部屋の扉を開けた探索者達に向かってその生物からいくつかの触手が伸びてきます。ここで探索者達に聞き耳を振らせてください。成功でその生物から小さな女の子の「助けて...」という言葉が聞こえます。失敗で聞こえません。
もしも探索者が生物に声(ぶっ殺してやる等の暴力的な発言を除く)をかけたのなら、触手の動きは時が止まったように停止して、生物の頭が少し高くなったかと思うと、触手の中から小さな人間の手が2つ、何かを必死に探すように声のした方に延ばしてきます。
もしも声をかけないのなら、部屋の中にいる探索者達を攻撃するでしょう。

探索者が2つの延ばされた手に掴まれると、生物は一気に力が抜けたように床に倒れます。又手で掴んだ探索者を話すことはありません。探索者が触手の中から少女を探すと、触手の中から安心した表情で気絶している少女を発見します。(手は決して離さない。)又手を無理やり離させた場合は激しく怯えた表情をしだし、しばらくしたら失禁する。
少女は探索者達の為に全力を尽くします。
また少女は常に手を最初に握った相手と手を繋ごうとし、最初に手を握った相手が自分の視界からいなくなると急に蹲りガクガクと震えて怯え出す。

少女の知ること
ミ=ゴの言語
ここで死んでいる生物達は多くの人を実験に使い、殆どの人が最後には暴れて殺された。
実験者達は自分に対して幾つもの手術を3の部屋で行った事、そして自分を「神に至るもの」と呼んでいたこと。

後は探索者に任せましょう。

キャラデータ

宿屋の主夫(料理を作ってくれる)
主に作る料理は「砂に住むもののステーキ」「クトゥルフの触手の刺身」「魚人のカルパッチョ」「ミ=ゴの茶碗蒸し」などです。食べた人はこの世のものとは思えないほどの美味しさにSAN値が2回復します。
料理99、包丁99の田舎の料理人

神社の見習い巫女
STR 10 CON 7 POW 8 DEX 10 APP 16 SIZ 10 INT 14 EDU 18
信用95.考古学70.人類学70.歴史85

神主(男)
STR 11 CON 13 POW 16 DEX 10APP 15 SIZ 13 INT 15 EDU 7
説得90.写真術95

三面六臂さん(戦闘時は6回行動)
STR 23 CON 8 POW 9 DEX 6 APP 10 SIZ 15 INT 13 EDU 6
拳95.説得70.芸術(演劇)65

千手観音さん(戦闘時は1d10行動)
STR 11 CON 7 POW 5 DEX 5 APP 10 SIZ 19 INT 14 EDU 8
組み付き65.言いくるめ80.心理学90

少女(触手無し)
STR 60(5) CON 50(7) POW ∞(18) DEX 30(6) APP 16 SIZ 19(8) INT 12 EDU 6
SAN0.触手99ダメージ1d6の5d6回攻撃.他の言語(ミ=ゴ)99.クトゥルフ神話技能30.修得呪文:トートの詠唱

教授(男)
STR 12 CON 14 POW 13 DEX 15 APP 17 SIZ 12 INT 16 EDU 20
信用90.説得85.作成(論文)70.オカルト80.日本史95

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