2020年09月12日更新

記憶と少女

  • 難易度:★★|
  • 人数:2人~5人|
  • プレイ時間:1~2時間(ボイスセッション)

実家へと帰省していた探索者達。
抗えない眠気に負け、眠りについた。

そして目が覚めるとそこは昔自分が遊んでいた森の中だった。
周りには幼馴染みの面々が自分と同じように横たわっていた。

探索者達は懐かしい面々と実家へ帰るため森からの脱出を試みる。

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初めてシナリオ作ったので少しあれですが楽しくセッションしてもらえると嬉しいです!

推奨技能 【目星】

0

7

ストック

0

コメント

【導入】

ある夏の日。
探索者達はそれぞれ実家へ帰省していた。

探索者達は久しぶりの実家だったからか安心から来た抗えない眠気に負け、その日は眠りについた。

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探索者達が目を覚ますとそこは昔、よく遊んでいた森の中だった。目の前には子供の頃に秘密基地として使ってさいた小屋や大木などがあった。
そして周りを見渡すと懐かしい面々が自分と同じように横たわっていた。

【NPCの紹介】

・香久山 煉(かぐやま れん)

STR 【12】 CON 【13】 POW 【11】 DEX 【14】APP 【11】 SIZ 【10】INT【8】EDU 【9】

SAN 【55】 アイデア 【40】 知識 【45】

・黒川 明日華(くろかわ あすか)

STR【7】 CON 【10】POW【8】DEX【8】
APP【16】SIZ【18】INT【9】EDU【18】

SAN【40】アイデア【45】知識【90】

そして探索者達がそれぞれ懐かしいんでいると後ろから何らかの声が聞こえてくる。

【聞き耳要求】

【失敗】得体の知れない声にビビってしまい恐怖心を覚えた。
「SAN値チェク(1/1d3+1)

【成功】それは女の子のような声だということに気づいた。
そしてその時、探索者の頭の中に昔の記憶が過ぎる。その記憶は今一緒に居るメンツと自分、そしてもう1人の子供が遊んでる記憶だった。
しかし、今いるメンツと自分以外のことはハッキリと思い出せず記憶はそこまでしか思い出せなかった。

そして探索者達はこの森から出るため、森を探索することにした。

【探索パート】

探索できる場所

・大木(大木の周り)

・奥に続いてる樹海
(大木から真正面に歩くと行ける。)

・湖(KP:後に出てくるので最初は言わなくてOK)

『大木(大木の周り)』

大木の周りを見渡すとそこには昔秘密基地として使っていた小屋があった。

その小屋は広く、大人になった探索者達でも3人ぐらいなら頑張って入れるぐらいの広さがあった。

【探索ロール】

探索結果が出る技能【目星】

〈目星〉
【失敗時】
秘密基地をよく見てみるとそこには昔、自分達が書いたであろう紙が置いてあった。
そこには昔遊んでいたメンツの名前などが書いてあった。
しかし、1人だけ掠れて読めなくなっていた。

【成功時】
秘密基地をよく見てみるとそこには昔、自分達の誰かが書いたであろう紙が手紙のようなが置いてあった。

紙には昔遊んでいたメンツの名前などが描いていた

手紙には以下のように書かれていた。

「○○は_くんが好き。出来たら__くん見つけて貰えたら嬉しいな。待ってるよ。○○より」
と。
そして名前が入るであろう場所だけは掠れていた。

(KP:○○→レイ(少女の名前)_→煉が入る。後に関係してくる。)

『奥に続いている樹海(赤木ヶ原)』

【注意:必ず、明日華を同伴させる。】

探索者達が樹海へと入っていくとそこには不自然にも小屋が建っていた。

【探索ロール】

結果が出る技能【目星】【図書館】

・木製扉のついた小屋

その小屋には蔦(ツタ)が巻きついており、小屋自体も古びていた。
ドアには鍵などはかかっておらず開けようと思えば簡単に開く。

・小屋の中

探索者(達)が中に入る(ドアを開ける)と猛烈な臭いが襲いかかる。
その臭いはまるで腐敗臭のような気味の悪い臭いだった。

SAN値チェック(成功で0失敗で1d3)

〈目星〉
【成功】小屋の壁をよく見ると紙切れが貼ってあることに気づく。
その紙切れは新聞のようなもので日付けと次のような文章が書いてあった。

19××年 ○月✕日

女が行となった。
_女は友
とかれんをしてる最に行方分かなくった。
は黄時。もしして隠_?

となっており、所々字が掠れており読めなくなっていた。

【KP情報:少女は友達とかくれんぼをしてる最中に行方が分からなくなった。
時刻は黄昏時。もしかして神隠し?が掠れて読めなくなっている。】

〈KPが明日華の知識を振る(他PLも振ってもOK)〉

【失敗】探索者達の頭の中にまた昔の記憶が過ぎる。しかし、記憶はさっきのとは異なっており、自分達が黄昏時にかくれんぼをしている様子だった。
そして、さっきハッキリとしなかったもう1人も長髪の子だということを思い出した。

しかし、そこまでしか思い出せなかった。

【成功】明日華があることを思い出し、探索者達に話しかける。

明日華:昔、この地域で神隠しがあったらしい。それもこの森で遊んでいた子供が何人もその被害にあったという。しかし、ある日を境にその話は無くなり、神隠しも無くなったらしい。

と。

その話を聞いてか煉があることを思い出す。

煉:そういえば、昔立ち入り禁止になっていた湖があったはずだ。
もしかしたらその周辺にも何か手がかりがあるかもしれない。
1回見に行かないか?

と。

・湖
【注意:煉を必ず同伴させる】

昔、立ち入り禁止とされていた湖。
今は周りに柵などが立っており湖自体には入れないようになったため立ち入りを許可されている。
しかし、その不気味な雰囲気から近づくものはそうそう居ない。

【探索ロール】

結果が出る技能【目星】

<目星>

【成功】
湖の底に黒くておぞましいものがうにょにょと動いてるのを見つける。
それはまるで今まで生きていた間の憎しみや恨みなどが全て形になり、ひとまとまりになったようなものだというイメージを受ける。
【SAN値チェク 2/1d3+1】

【失敗】
湖の底に得体の知れない何かが動いているのを見つける。
それはあまりにも恐ろしくただ恐怖心が煽られた。
【SAN値チェク3/4】

探索者達が湖の底にある「何か」を見つけると一番最初に聞こえたあの声がまた聞こえてくるが探索者達にはなんて言っているかは分からなかった。

しかし、それが聞こえてきたのと同時に煉は震え出す。そして煉はこう言った。

煉:思い出した…この声…レイだ…。俺達と昔遊んでいたレイだ…。でもレイは俺達と遊んでる時に神隠しにあった。それから俺達はレイのことを忘れるように言われていたんだ。

煉が探索者達にそう話すと探索者達の頭にまた昔の記憶が過ぎる。
その記憶は今までずっと曖昧だったものが全てハッキリしたものだった。
今いるメンツと自分、そして長髪の女の子の顔がハッキリとし、それが『レイ』ということを思い出した。

(ここでKPはPLにどうするか聞いてください)

①話す等のパターン
レイと話すためには【説得】を振ってもらってください。
(KP:説得の数値が低い場合は2倍とかにしてもOK)

【失敗】
探索者達はレイと話そうと思ったがレイは何も喋らず、対話が出来なかった。

【成功】
探索者達はレイと話そうとすると、レイはこういった。

レイ:やっと思い出した?みんなレイのことをずっと忘れてたもんね…。ずっと寂しかったんだよ?ねぇ、ずっとここにいてよ…。

レイがそう言うと探索者達は湖の底にいた「何か」に囲まれる。

(KP:ここから戦闘。作者オリジナルの戦闘方法になります。)

【戦闘ロール】

(KP:勝利条件は内緒にしといてください)

・戦闘方法
①まず初めに探索者達のDEXを全部足して平均を出します。(KP:人数が少ない場合等はNPCのやつを足してもOK)

②先程DEXを聞いた時に一番値を低い人にダイスを振ってもらいます。(KP:値によってダイスの種類を変えてください。2回目以降は人を変えてもOK)

③ダイスが

【成功】した場合

心做しか黒い「何か」が小さくなった気がする。探索者達は安心感を覚える。【SAN値回復】(1d3)
(KP:毎回、回復するかは任せます)

【失敗】した場合

黒い「何か」が探索者達に詰め寄ってくる。
探索者達は恐怖心を覚えた。
【SAN値チェク】(0/1)

(これをPLの人数分繰り返し)

②戦う等

探索者達がどうするか考えていると煉がレイにキレ始めた。

煉:おい!レイ!お前か!俺達をここに連れてきたのは!俺達はもうお前のことはどうでもいいんだ!さっさと元の場所へ返しやがれ!

煉がそう叫ぶと湖の底にいた「何か」が飛び出してきた。
そしてレイはこういった。

レイ:ひどい。置いていったのはそっちなのに酷いよ…!もう許さない…みんな呪ってやる…。
(KP:ここから戦闘に入ります)

(KP:ここから戦闘。作者オリジナルの戦闘方法になります。)

【戦闘ロール】

(KP:勝利条件は内緒にしといてください)

・戦闘方法
①まず初めに探索者達のDEXを全部足して平均を出します。(KP:人数が少ない場合等はNPCのやつを足してもOK)

②先程DEXを聞いた時に一番値を低い人にダイスを振ってもらいます。(KP:値によってダイスの種類を変えてください。2回目以降は人を変えてもOK)

③ダイスが

【成功】した場合

心做しか黒い「何か」が小さくなった気がする。探索者達は安心感を覚える。【SAN値回復】(1d3)(KP:毎回、回復するかは任せます)

【失敗】した場合

黒い「何か」が探索者達に詰め寄ってくる。
探索者達は恐怖心を覚えた。
【SAN値チェク】(0/1)

(これをPLの人数分繰り返し)

(KP:PL(NPCを合わせた数)の半分が成功すれば戦闘に勝利。しなければ戦闘に失敗)

【戦闘成功】

探索者達を囲んでいた黒い「何か」が少しづつ小さくなっていき、最終的には消えた。
そして湖が光り輝き、探索者達が光の方に目線を向けるとそこにはかつてのレイの姿があった。
そしてレイは探索者達に向けてこう言った。

レイ:本当は見つけてくれてすごく嬉しかった。でも寂しかったからみんなと遊びたくて…。最後にレイのわがまま聞いてくれてありがと。

レイはそう言うと探索者達の目の前から姿を消した。それと同時に湖を包み込んでいた不気味な雰囲気は無くなり、辺りも心做しか明るくなった気がした。

そして探索者達はそれぞれの実家に帰ろうとした時、後ろからレイの声でまたね。と聞こえた気がした。

【戦闘失敗】

探索者達を囲んでいた黒い「何か」は探索者達の目の前から消えた。
そして、探索者達の前にレイが現れる。
そしてレイは探索者にこういった。

レイ:レイのことを見つけてくれて嬉しかった。だけどもう、レイのことを友達とは思ってくれてなかったんだね。
もういいよ。このまま帰って。そして一生ここに来ないで。

レイはそう言うと探索者達の目の前から消えた。そしてそれと同時に湖の不気味な雰囲気はなくなった。

探索者達はそれぞれの実家に帰ろうとした時、後ろからレイの声で何かが聞こえる。【聞き耳】を要求。

【成功】
それはハッキリとレイの声で「呪ってやる」と聞こえた。【SAN値チェク(1/1d3)】

【失敗】
何も聞こえなかった。

そして、探索者達は無事、実家へと帰った。

シナリオクリア。

報酬(?)

シナリオクリア【SAN値回復(1d6)】

HappyEND(戦闘成功)ボーナス【 SAN値回復(1d3)】

BADEND(戦闘失敗)
呪いをかけられた状態で帰ってきたのでしばらくの間、狂気に陥り(おちいり)、精神病院で入院。【SAN値チェク(3/6)】
(KP:発狂はしなくてもいいです!)

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