2017年03月18日更新

Don't pour out the water !

  • 難易度:★★|
  • 人数:1人~4人|
  • プレイ時間:6~7時間(ボイスセッション)

今回のシナリオはジャズエイジであり、舞台はバージニア州から始まる。
探索者はある依頼をされるところから物語は始まる。
依頼の内容は「荷物用自動車に積んである水をとある場所に捨ててきて欲しい」
という内容である。
依頼の内容を承諾した探索者達は依頼主からきちんとした話をつけるために、
住所が書かれている場所に向かうのであった。

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ストック

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0.プロット

このシナリオはクトーニアン討伐を目的としたシナリオである。

ワレリー = バチェリコフ(Walerij = Bacherikov)がクトーニアンの存在を知り、討伐を試みようと探索者に依頼をするところから物語は始まる。

ワレリー = バチェリコフがクトーニアンを知った経緯

ワレリー = バチェリコフは、アメリカ地質調査所(英: United States Geological Survey; USGS)の地質課の元所長であった。
12年前のこと。ちょうどここペルーで大きな地震があった時だ。
ペルーの巨大な地震を調べるために調査員達はボーリング調査を行った。
出来上がったボーリング調査の結果は異様だった。
それは、大きなミミズが這ったように空洞が出来ているボーリング結果であった。
生物課のReginald = Buck(レジナルド・バック)と協力しさらなる調査を続けた。
1913年11月4日 ペルーで地震
1922年11月11日 チリで地震
1928年6月17日 メキシコで地震
結果を見ると通り、
まっすぐ、アメリカに来ていることに気付いたのだ。
さらに調べてみるといずれも水脈を避けていることに気付く。
水脈を避けて移動する何かに確信は得られないが、不思議な生き物がそこに入る。好奇心を刺激された二人は生き物が次に向かうであろう場所を推測し、ミシピッピ州へ行く2人。すると恐ろしい光景を見にする。街に大きなシンクホール(謎の穴)。それは直径60㎝ほどの穴だった。それだけではない。中から粘性を持った何かにまとわりつかれた大きなワームのような化け物。偶然茂みの中に身を隠していた2人は助かったが、街にいた人達はたちまちいなくなってしまった。恐ろしくなった二人はすぐに故郷であるバージニア州へと帰って行った。だがバージニア州に帰ると地質学に研究員の様子がおかしいのである。家に帰らないのだ。先日のこともあり警戒するワレリー = バチェリコフ。夜中まで働く研究員を様子を見に研究所に忍び込んだ。すると、ワレリー = バチェリコフと協力者であるレジナルド・バックの集めたデータを全て処分していることに気付く。奴らに洗脳されてると思ったワレリー = バチェリコフは自主退社を行い、自宅で化け物のさらなる研究を始めた。レジナルド・バックも協力的で手紙で文通しながら情報を交換し合った。1930年ワレリー = バチェリコフはある答えに辿り着いた。With a viscosity worm(粘性を持ったワーム)以後WVWと呼ぶ。それは、地震を起こしながら移動を行っていること、水脈を避けていることから水にめっぽう弱いこと。そして、地震が多発的に起こっていることから2匹いることに気付く。2匹のWVWを何とかして討伐するために探索者の君達に研究所近くのWVWを任せ、アロワナ州のWVWを討伐しに荷物用自動車を引き連れ向かうのであった。

レジナルド・バックがクトーニアンを知った経緯

レジナルド・バック(Reginald = Buck)はアメリカ地質調査所(英: United States Geological Survey; USGS)の生物課の所長である。5年前のこと。ちょうどここペルーで大きな地震があった時だ。
ワレリー = バチェリコフが持ってきたボーリング資料は異様だった。
それは、大きなミミズが這ったように空洞が出来ているボーリング結果であった。
レジナルド・バックは生物学の観点からミミズのような化け物と感じた。
生物課のReginald = Buck(レジナルド・バック)と協力しさらなる調査を続けた。
水脈を避けて移動する何かに確信は得られないが、不思議な生き物がそこに入る。好奇心を刺激された二人は生き物が次に向かうであろう場所を推測し、ミシピッピ州へ行く2人。すると恐ろしい光景を見にする。街に大きなシンクホール(謎の穴)。それは直径60㎝ほどの穴だった。それだけではない。中から粘性を持った何かにまとわりつかれた大きなワームのような化け物。偶然茂みの中に身を隠していた2人は助かったが、街にいた人達はたちまちいなくなってしまった。恐ろしくなった二人はすぐに故郷であるバージニア州へと帰って行った。だがバージニア州に帰ると他部署の地質学の研究員の様子がおかしいのである。家に帰らないのだ。先日のこともあり警戒する。レジナルド・バックの部署の人達は特に異変が無いため気にせず仕事をすることにした。あの忌まわしい記憶も忘れることとした。一枚の手紙が来た。「ワレリー = バチェリコフがWVW…あの化け物のことらしい。2匹いるあの化け物を討伐するそうだ。あの化け物を倒せるのか?」私は手紙を送った。

クトーニアン側の思惑

クトーニアンは1匹でなく、つがいの2匹であるため、同時に地震が起こったり、数分のずれで地震が起こったりするのはそのためだ。
アメリカ大陸の地震の引き金はクトーニアンのせいである。
産卵期に突入した彼らは卵を産むために地上に出ていた。地球人が付けた名前に沿うのであれば、ペルーという地で卵を産む予定であった。しかしながら大量の廃棄水を地下の穴に向かって捨て出したのだ。慌てたクトーニアン達は地震を起こしながら大陸を移動した。突然の出来事に激怒したクトーニアン達はミシピッピ州でシンクホール(突然の巨大な穴を)作りそこにいた全ての人間を虐殺を行った。満足したクトーニアン達は本格的な産卵場所を探し求めた。雄の方のクトーニアンは別の方角に向かい、雌のクトーニアンはバージニアのある場所で卵を育てることにした。そう、偶然にも地質研究所の地質学課である。彼らをテレパシーによって洗脳し、不利益な情報は全て処分を行い、また情報を探る人物を殺すように命じる。クトーニアン側としては情報を見つけ出させず、密かに探索者やウィリアム・レイヤードを殺すように振る舞うだろう。ちなみにレジナルド・バックに関しては情報を探るような行動をしなかったために気付かれず、今も殺されずに生きている。
雄の方は自由気ままに移動を行っているが、いつ大震災の引き金になるかは分からないのである。

1.はじめに

本シナリオはクトゥルフ神話TRPG第六版に対応したシナリオである。
探索者作成を含めない場合、プレイ時間は7時間程度だろう。
クトゥルフ神話TRPG基本ルールブックとマレウス・モンストロルムは必須であり、KPが必要とあれば他のサプリをしようしても構わない。

技能

推奨技能は<目星><図書館>である。
準推奨技能は<地質学><生物学><運転(車)><信用>である。
また、銃撃戦や戦闘の恐れもあるだろう。
<拳銃><サブマシンガン><ショットガン><マシンガン><ライフル>
<マーシャルアーツ><キック><組み付き><こぶし><頭突き>
上記に上げた戦闘に必要な技能もKPは許可をしても構わないだろう。
ただし、戦闘になった時に勝てる見込みが必ずあるわけではないと伝えておこう。
探索者作成にあたっては、富豪のような社会的権威があり、私財を使い込める探索者は不可と伝えておこう。
私立探偵や、仕事に融通が利く探索者であれば導入が楽だが、PLからの提案があれば積極的に採用していこう。

予告 

今回のシナリオはジャズエイジであり、舞台はバージニア州から始まる。探索者はある依頼をされるところから物語は始まる。依頼の内容は「荷物用自動車に積んである水をとある場所に捨ててきて欲しい」という内容である。依頼の内容を承諾した探索者達は依頼主からきちんとした話をつけるために住所が書かれている場所に向かうのであった。

2.導入

貴方達探索者はワレリー = バチェリコフから依頼を受けるところから始まる。
興味本位、日雇い、副業等様々な理由があるだろう。
もしPLからの提案があるようなら、積極的に採用するよう心掛けよう。
理由は様々であれど集合場所は決まっている。
1930年8月20日18:00にレクソン・ジャネラルドの家に行くこと。
住所もしっかり書かれているため容易に行けるだろう。
他の探索者も個々に導入シーンを用意し、同じ時刻に集まるように仕向けよう。
もし、時間を短縮したいようであれば友人の誘いとして依頼を受けることも可能とする。
ここはKPの自由に導入をしても構わない。

【描写】

悪路を進み、森の奥地に進むとある屋敷へと辿り着く。
屋敷と言ってもこじんまりとした質素な建物と捉えてもらって構わないだろう。
ところどころに穴の空いた建物の周りには庭園があるのだが、手を加えてないのだろう草木が生い茂ってるだけである。木の軋む音が森に反響する。さて、家の近くに車を停めた貴方達探索者達はどうしますか?

用心深い探索者なら車の位置や細かい提案が来るであろうがKPは柔軟に対応してほしい。

◆<目星>

玄関の近くにある草木だけ裸になっている。どうやら人の出入りは合うようだ。
窓には新聞紙で隠されておりますね。

◆玄関や窓にアクションする。

様々な方法でアクションがあると思うがそこはKPが柔軟に対応して欲しい。
ノックをすると「どうぞ」と声がする。

◆玄関や窓から入る

窓から入った探索者のみ今後ワレリー = バチェリコフに対する信用ロールに-10の補正を付けて欲しい。
丁寧にノックして入った探索者達は信用に+20しても構わない。
様々な方法でアクションがあると思うがそこはKPが柔軟に対応して欲しい。

【描写】

部屋に入るとカビのような不快な臭いが鼻を刺激する。むせ返るほどのホコリが夕方の光に照らされて浮かび上がっている。奥の方からコツコツとリズムを立てながら一人の男がやってくる。
「やあ暇人共。何の用件で来たかだけ教えてくれるか?」

この男性は依頼主であるワレリー = バチェリコフである。
探索者達のRPによっては開示される情報が前後する場合がある

◆依頼主の名前を尋ねる

「誰だと思うかね?」と尋ねた後「ウィリアム・レイヤー」と答える。
名前を違う理由としては訳があって追われている身、と言うことを教えてくれる。
もし、探索者から名前を聞かれない場合は円滑に進めるために「私は誰だと思うか?」と聞くのも良いだろう。

◆依頼の内容を尋ねる

【描写】

「実は…」と彼は語りだす。内容としては簡単なことだ。
1.◯◯◯の近くにある古い小屋に少し大きな穴があり、そこに大量の水を捨ててきて欲しい。
2.水はこちらで用意しておりこの荷物用自動車に積んである。
と言うことだ。

◆素行を探る

【描写】

『彼の素行を探ろうとすると彼はいきなり激昂する。
「俺のことは依頼に関係無いだろッ受けるか受けないか聞いているんだ!」
むやみやたらに刺激するのは良く無いだろう。』
素行を探ろうと試みても彼は激昂するばかりだと説明し、無意味ということを伝えておこう。
もし、PLが上手く聞き出したのならKPによっては少しだけ情報を出しても構わないが、
作者としてはあまり情報を出すことは推奨しないでおこう。

◆”クトーニアン”だとメタ知識で分かりPCが質問した場合

PCが知っている情報とPLが知っているは違うということを必ず宣言し、発言を取り消すようお願いしよう。

◆依頼に対しての疑問

・水を捨てる理由
「まあ大量の廃棄水ってところだ。川に流すには一苦労だからお願いしようってわけだ。」
・報酬
探索者が望むだけのお金を用意しよう。さらに、前払いとして少し貰えるだろう。

◆依頼の承諾

「おおありがたい。ではトラックは後ろの小屋に置いてある。宜しく頼むよ」
「水を捨てるのは深夜が好ましいだろう。あまり人に見られて良いものでも無いからな」
「捨て終わったならまた報告をしてくれ。待っているぞ。」
と彼は言うだろう。

3.小屋のトラック

【描写】

屋敷の後ろには小さな小屋がある。中にある最先端の新しい荷物用自動車ようだ。3台置いてあるが1つは使用禁止の立て札、2台は依頼用の立て札が立てかけている。ナンバープレートも普通に付いている。

◆<目星>

2つのトラックには同じように液体が入っていることに気付く。

◆荷物用自動車に<目星>

+20%の<目星>ロールを可能とする。
2つのトラックには同じように液体が入っていることに気付く。

◆液体の中身を知りたい→<聞き耳><化学><薬学>またはKPが納得する確認方法

情報量が聞き耳<化学=薬学ということを伝えておこう
<聞き耳>
匂いを嗅いでみると….(あえて間を置こう)無臭のようだ。
<化学>
様々な方法で実験してみるとどうやら本当にただの水のようだ。
<薬学>
様々な方法で実験するとどうやら本当にただの水のようだ。

◆車を調べる→<機械修理><電気修理><目星>

特に細工などはされてないようだ。

他は情報は特にありません。

4.Don't pour out the water !

【描写】

『ここはバージニアの一角、深夜ということもありピンク色のお店やパブ以外には
どこにも明かりが付いてないだろう。
ここで<知識>を振ってください』

<知識>ロールを行った後知識の情報は描写を終えてから行ってください

【描写】

少し歩くと深淵が広がっていた。吸い込まれそうな黒のそれは、底が見えないだろう。
直径30mくらいだろうか。小動物達が穴に落ちるとスウッという音が長々と響き渡るだろう。
ここに落ちたらひとたまりもないだろうな。君達は思うでしょう。

◆<知識>

ここはバージニア州のアメリカ地質調査所(英: United States Geological Survey; USGS)の近くだと気付く。

◆アメリカ地質研究所を見る

明かりは付いていないようだ。これより詳しい情報を得るには<目星>

【描写】

視線を感じる。殺意のある視線。周りを見渡す貴方。とある一室。目を凝らすと暗闇に人がいる。目が慣れた頃に気付く。誰かに見られている。暗がりに光る二つの眼球からは殺意を感じる。明かりも点けずに、ただただ、貴方達を見つめる。闇夜に隠れる殺意の目に慄いた貴方は0/1の<正気度>ロールを行ってください。

◆放水アクション

【描写】

バルブを開けゴウンゴウンと音を立てながら放水が始まる。
放水された水は黒い穴に飲み込まれる。ジャババと継続的に激しい音が聞こえる。
ここで【聞き耳】で振ってください

◆<聞き耳>

-100の補正で振ってください。またハウルルールであるクリティカルはここでは採用しない。
※KP情報:ここでは”何かがいる”ことを匂わすロールである。
また、難易度を高めたい場合はここのロールは飛ばしても良い

【描写】

すると放水の影響か身体が縦に揺れる。仕方がないことだ。しかし何かがおかしい。どんどん強くなるのだ。すると突然「Don’t pour out the water !」と激しい怒声が聞こえる。何か何かと周りを見渡すと3人くらいの男が貴方達の方へ向かってくる。向かってくる男性はコケそうになりながらこちらに向かってくる。そして貴方達はようやく理解した。地震が起こっているのだ。3人のうちの1人はトラックの水を止める。
「この放水のせいで地震が起きたのでは無いのか?」1人は目を血なまこにして言う。」
「いいからこちらに来い」と君達をある建物に連れて行こうと手を引っ張る。方角的には地質学研究所だ。

ここでは円滑なセッションのために技能を振ったり、
RPで逃げ切ることは意味が無いことを伝えておこう。
また腑に落ちないPLがいるならば、情報を与えるために必要なことと宣言しておこう。

5.地質学研究所地質学課

【描写】

空調の効いた部屋には作業員が10人くらいだろう。デスクに向かって作業をしている。
乱雑に置かれたカップ麺や書類がところ狭しと散らかっている。
「男性の1人が電気くらい付けろよなー!」そういうとカチリッと電気をつける。
申し訳なさそうに首をこくりと落とした後また作業に向かうのであった。

◆<目星>

4枚の束になった紙に目がいく。それはある研究レポートのようだ。
手に取ろうと近づくかPLに確認をし、取ると宣言するようであれば
「待った待ったー!ここの物は触れてはならないよ!君達は囚われの身ということを忘れちゃならないんだからね!」と行く道を塞ぐだろう。

-シーン転換-

【描写】

貴方達はすぐさま応接室と書かれた小さな部屋に通されるだろう。
貴方達4人の他には先ほどの3人組のうち2人が座っている。残りの1人は見張り役だろうか、ドアに背もたれている。
すると「君達はあそこで水を捨てていたけどどうしてかな?」

ここから分岐するので覚えておいてください。

◆ワレリー = バチェリコフに頼まれたと答える

→「ほう!そうか!その男を探していたんだよ!どこにいたんだい?」
メモに×と記入をしておいてください。

◆ワレリー = バチェリコフの住所を教える

「なるほどなるほどご協力感謝するよ!」
メモに△と記入しておいてください

◆その他RP→<信用>もしくは理にかなったRP+<言い訳>or<言いくるめ>

【描写】

まあ何がともあれ今回の件は見逃してやろう。
まず地面に水を捨てるなんてご法度なんだからよ。
そう言って1枚の紙を差し出す。「これが研究結果だ」(上記の目星に成功した人は先ほどの束の1枚と気付く)

情報①{人間が引き起こした地震を開示}を開示

アメリカの東部及び中部で地震の発生が急増しており、その多くが水を大量に岩盤に送り込む原油やガス、地熱エネルギーの採掘に関連しているとして、アメリカ合衆国内務省の傘下にあるアメリカ地質調査所が、エネルギー採掘と地震の関連性を示すレポートを作成。採掘で水を岩盤に送り込むことと地震発生
をされると推測される。アメリカにはサンアンドレアス断層という約1300kmにわたって続く巨大な断層がありますが、それと同時に巨大な 断層から分岐した小さな断層も多くあるとのこと。研究チームは、約1.6km以上の断層上に大きな穴を開けて、その穴に液体を注入する実験を行いました。 まずは、約280mにもなる穴を岩盤に開けて、放流の実験を行った。水の注入量を増やせば地震が増え、減らせば地震が減ったのだ。水を注入することと、地震が 起きることが密接に関係していることは確かだった。量だけではなく、注入する圧力とも関係があった。圧力は、時期によって自然に落下させたときから最高70気圧の水圧をかけて圧入するなど、いろいろな圧力をかけたが、圧力をかければかけるほど、地震の数が増えた。このまま注入を続ければ、被害を生むような大きな地震がやがて起きないとも限らない。実験はここで終えた。

【描写】

「ということだ!まあなんであんな穴が出来たかなんて知らないがそう言ったことで万が一のことを考えて放水をやめてくれというか、先ほどの地震は君達のせいだと思うんだよな。まだ震度2弱であったため近隣の住民にも被害は出ていないが、これ以上続けていたら大変だったな…」肩を落とす
「そうだ。一応名前を聞いておきたいのだが…君達の名前は?」
各人名前を教えてもらうのだがもし嘘の名前を言うのであればメモに★と記入すること

「私の名前はジェームス=ジョンだ!」まあ仲良くしてくれ!
もしここで<心理学>を宣言されたなら
彼は嘘をついているようには見えないと言おう。

◆他の資料が見たい

せがまれても彼は頑なに首を縦に振らないだろう。「重要機関だ。これ以上は公には公表してない」

◆なぜ水と分かった?

「水じゃなかったらなんだ?まさか産業廃棄物か?それなら不法投棄で通報しなきゃならんのだが...一応確認した方が良いか?」と外のトラックに指をさしますね。

◆ワレリー = バチェリコフをご存知か?

「ああ、ここの元課長だよ。彼の消息が分からなくて必死に探してるのだが...なぜその男を名を?」
→<信用>もしくは理にかなったRP+<言い訳>or<言いくるめ>
成功で彼は納得するが、失敗したのなら
「ほう!そうか!その男を探していたんだよ!まだ生きていてこの地にいるんだな!ありがとう!彼は今どこにいるんだい?」
メモに×と記入をしておいてください。

頃合いを見て→

【描写】

「じゃあ今日はもう遅いから帰った帰った。また悪さをするようであれば今度は不法侵入としてポリスのお世話になるからな…」とおどけた様子で答えます。

もし、PLがやりたいことなどあればKPは可能な範囲で叶えて欲しい。

6.ワレリー = バチェリコフの屋敷

メモに×と△が書かれてない場合

【描写】屋敷にやってきました。

屋敷には今までと変わった印象はありません。

◆家に入る前の<目星>

先日あったトラックが消えています。
メモに”甲”と記入してください。

◆荷物用自動車の有無を見る→自動成功

先日あったトラックが消えています。
メモに”甲”と記入してください。

◆部屋の中に入る

【描写】

部屋を見渡すと中には誰もいません。机には書類とテープらしきものが机の上に置かれています。

◆机の上の書類

机の上にはアメリカ合衆国の水脈マップ情報開示{④アメリカ合衆国の水脈マップ}と
何かのデータをまとめられたものだ。情報開示⑥{ボーリング調査の結果}を開示

◆机の上の書類

机の上にはアメリカ合衆国の水脈マップ情報{④アメリカ合衆国の水脈マップを渡す}と
何かのデータをまとめられたものだ。情報開示⑥{ボーリング調査の結果}を開示

情報②{アメリカ合衆国の水脈マップ}を開示

情報④{ボーリング調査の結果}を開示

見ただけではよくわかりませんね。
チリと書かれた方には層になった何か
ペルーと書かれた方には層の間に空白がありますね。
ここで<地質学>ロールに成功すると追加情報が開示されます。

◆<地質学>

それはおかしなデータである。普通、ボーリング結果は地面に棒を突き刺して地面の内容物を見るのだが、空白というところはそこに土が存在してないということだ。このようなことにはならないのである。
モグラのような、しかしモグラにしては大き過ぎる穴の空いたそれを見てしまった貴方は不安に駆られます。何かがいる。底の見えない恐怖に陥ります。1D3/1D4の正気度ポイントの喪失をお願い致します。

◆机に近付くまたは家の中<目星>

ガムテープが気になり近付いてみますと、急いでちぎったのか、斜めに乱雑に切られてますね。
机の上に紙があります。「報酬だ。好きな金額を小切手に書いて送れ。」その後ろには走り書きでlibraryと書かれています。送付先の名前は書かれてますがこことは全く別の住所ですね。

◆住所の場所

バージニア州在住の探索者なら自動成功
アメリカ合衆国在住の探索者なら<知識>ロールで成功
他国在住や旅行者なら<知識>ロールに-30の補正値で成功
もし、探索者にツールを使って調べるなら自動成功でも構わないが、PLやPCからの提案じゃなければ不可とする。

【描写】

場所は地質学研究所、別館のようだ。

◆家の中具体的にガムテープが貼られてそうな場所を探す→<目星>

+30の補正値を付けても構わないだろう。机の後ろならば+50の補正値でも構わない。
机の後ろに妙な出っ張りを感じます。何かが貼ってあるようです。

メモに×と書いてある場合

【描写】

報酬をもらおうとウィリアム・レイヤードの屋敷に向かう探索者達。しかし道中とても焦げ臭いことに気付く。悪い予感のする探索者達。

【描写】

急いで車を進める。着いた屋敷は焼け野原になっている。プスプスと屋敷の中から音もするみたいだ。
焼けてから数十時間といったところだろうか。

◆家に入る前の<目星>

先日あった荷物用自動車が消えています。
メモに”甲”と記入してください。

◆トラックの有無を見る→自動成功

先日あったトラックが消えています。
メモに”甲”と記入してください。

◆部屋の中に入る

【描写】

部屋を見渡すと荒らされた痕跡があります。書類が乱雑に散らばっておりますが、その中にテープらしきものが机の上に置かれています。

◆机の上の書類

机の上にはアメリカ合衆国の水脈マップ情報{④アメリカ合衆国の水脈マップを渡す}と
何かのデータをまとめられたものだ。情報開示⑥{ボーリング調査の結果}を開示

情報②{アメリカ合衆国の水脈マップ}を開示

情報④{ボーリング調査の結果}を開示

見ただけではよくわかりませんね。
チリと書かれた方には層になった何か
ペルーと書かれた方には層の間に空白がありますね。
ここで<地質学>ロールに成功すると追加情報が開示されます。

◆<地質学>

それはおかしなデータである。普通、ボーリング結果は地面に棒を突き刺して地面の内容物を見るのだが、空白というところはそこに土が存在してないということだ。このようなことにはならないのである。
モグラのような、しかしモグラにしては大き過ぎる穴の空いたそれを見てしまった貴方は不安に駆られます。何かがいる。底の見えない恐怖に陥ります。1D3/1D4の正気度ポイントの喪失をお願い致します。

◆机に近付くまたは家の中<目星>

ガムテープが気になり近付いてみますと、急いでちぎったのか、斜めに乱雑に切られてますね。
机の上に紙があります。「報酬だ。好きな金額を小切手に書いて送れ。」その後ろには走り書きでlibraryと書かれています。送付先の名前は書かれてますがこことは全く別の住所ですね。

◆住所の場所

バージニア州在住の探索者なら自動成功
アメリカ合衆国在住の探索者なら<知識>ロールで成功
他国在住や旅行者なら<知識>ロールに-30の補正値で成功
もし、探索者にツールを使って調べるなら自動成功でも構わないが、PLやPCからの提案じゃなければ不可とする。

【描写】

場所は地質学研究所、別館のようだ。

家の中具体的にガムテープが貼られてそうな場所を探す→<目星>
+20の補正値を付けても構わないだろう。机の後ろならば+50の補正値でも構わない。
机の後ろに妙な出っ張りを感じます。何かが貼ってあるようです。

◆紙の内容

このアメリカ合衆国の地図のようです。{資料をPL達に見せる}
様々な部分に×印がされているようです。

×と△のメモがある場合

【描写】

報酬をもらおうとウィリアム・レイヤードの屋敷に向かう探索者達。しかし道中とても焦げ臭いことに気付く。悪い予感のする探索者達。

【描写】

急いで車を進める。着いた屋敷は焼け野原になっている。プスプスと屋敷の中から音もするみたいだ。
焼けてから数十時間といったところだろうか。

◆家に入る前の<目星>

1台の荷物用自動車が沈黙を貫いてます。
メモに”乙”と記入してください。
トラックはウィリアム・レイヤードの所持していた鍵で動きます。

◆荷物用自動車の有無を見る→自動成功

先日あったトラックが消えています。
メモに”乙”と記入してください。

◆部屋の中に入る

【描写】

部屋を見渡すと荒らされた痕跡があります。書類が乱雑に散らばっておりますが、その中にテープらしきものが机の上に置かれています。その書類の中に真紅に染まる大きな銅像らしきものが転がっている。否、銅像ではないようだ。人間のようだ。急に悪寒が走る。人の死を身近で感じてしまった貴方は0/1D2の<正気度>ロールを行ってください。

◆机の上の書類

机の上にはアメリカ合衆国の水脈マップ情報{④アメリカ合衆国の水脈マップを渡す}と
何かのデータをまとめられたものだ。情報開示⑥{ボーリング調査の結果}を開示

情報②{アメリカ合衆国の水脈マップ}を開示

情報④{ボーリング調査の結果}を開示

見ただけではよくわかりませんね。
チリと書かれた方には層になった何か
ペルーと書かれた方には層の間に空白がありますね。
ここで<地質学>ロールに成功すると追加情報が開示されます。

◆<地質学>

それはおかしなデータである。普通、ボーリング結果は地面に棒を突き刺して地面の内容物を見るのだが、空白というところはそこに土が存在してないということだ。このようなことにはならないのである。
モグラのような、しかしモグラにしては大き過ぎる穴の空いたそれを見てしまった貴方は不安に駆られます。何かがいる。底の見えない恐怖に陥ります。1D3/1D4の正気度ポイントの喪失をお願い致します。

◆机に近付くまたは家の中<目星>

ガムテープが気になり近付いてみますと、急いでちぎったのか、斜めに乱雑に切られてますね。
机の上に紙があります。「報酬だ。好きな金額を小切手に書いて送れ。」その後ろには走り書きでlibraと書かれています。送付先の名前は書かれてますがこことは全く別の住所ですね。

◆住所の場所

バージニア州在住の探索者なら自動成功
アメリカ合衆国在住の探索者なら<知識>ロールで成功
他国在住や旅行者なら<知識>ロールに-30の補正値で成功
もし、探索者にツールを使って調べるなら自動成功でも構わないが、PLやPCからの提案じゃなければ不可とする。

【描写】

場所は地質学研究所、別館のようだ。

家の中具体的にガムテープが貼られてそうな場所を探す→<目星>
+20の補正値を付けても構わないだろう。机の後ろならば+50の補正値でも構わない。
机の後ろに妙な出っ張りを感じます。何かが貼ってあるようです。

◆紙の内容

このアメリカ合衆国の地図のようです。{資料をPL達に見せる}
様々な部分に×印がされているようです。

◆死体に近付く→<目星>ロール無しで情報を開示と宣言

ワレリー = バチェリコフの死体のようだ。彼の近くには財布と車の鍵が落ちている。
財布の中身は旅行でも行こうと思ったのか、大量のドル札が詰め込まれている。
そして地図落ちている。
このアメリカ合衆国の地図のようです。{資料をPL達に見せる}
様々な部分に×印がされているようです。(上記と同じ内容の物と伝えよう)

7.図書館

【描写】

ここはアメリカで一番規模の大きい図書館。
多くの人間が往き来していますね。

◆<目星>

漠然と調べるようであれば
1つのみ情報が開示されるということを宣言しておこう。
ここでの情報開示は①{人間が引き起こした地震}である。

情報①{人間が引き起こした地震}を開示

アメリカの東部及び中部で地震の発生が急増しており、その多くが水を大量に岩盤に送り込む原油やガス、地熱エネルギーの採掘に関連しているとして、アメリカ合衆国内務省の傘下にあるアメリカ地質調査所が、エネルギー採掘と地震の関連性を示すレポートを作成。採掘で水を岩盤に送り込むことと地震発生
をされると推測される。アメリカにはサンアンドレアス断層という約1300kmにわたって続く巨大な断層がありますが、それと同時に巨大な 断層から分岐した小さな断層も多くあるとのこと。研究チームは、約1.6km以上の断層上に大きな穴を開けて、その穴に液体を注入する実験を行いました。 まずは、約280mにもなる穴を岩盤に開けて、放流の実験を行った。水の注入量を増やせば地震が増え、減らせば地震が減ったのだ。水を注入することと、地震が 起きることが密接に関係していることは確かだった。量だけではなく、注入する圧力とも関係があった。圧力は、時期によって自然に落下させたときから最高70気圧の水圧をかけて圧入するなど、いろいろな圧力をかけたが、圧力をかければかけるほど、地震の数が増えた。このまま注入を続ければ、被害を生むような大きな地震がやがて起きないとも限らない。実験はここで終えた。

情報は先ほどと一緒だが、最後に誰かが書き記したであろう文字が書かれています。
You notice【気づけ】と書かれています。そして、ここの著作者は地質学調査所グループであることが分かるだろう。

◆地震について調べる→<図書館>

+50の補正値をつけても構わない。

情報③{アメリカ大陸のおける今までの地震観測地域}を開示

1913年11月14日 ペルーで地震
1922年11月11日 チリで地震--
1927年6月1日 ニュージャージ州で地震
1928年6月17日 メキシコで地震--
1928年12月1日 チリで地震--
1928年6月30日 ミシピッピ州--
1928年6月30日 ミシピッピ州-- (誤植ではなく、2回同時に起きています)
1928年7月15日 サウスカロライナ州--
1928年7月15日 アイオワ州--

と書かれている。
ここにもYou notice【気づけ】と書かれていますね。

◆依頼の手紙

イベントの終盤で探索に行き詰った際や調べる物がなくなった際頃合いを見て情報を開示してください。

【描写】

特にめぼしいものが無いと思い本をペラペラめくっていると、一枚の紙が落ちる。
「この紙を見つけ出した君達。好奇心旺盛な者達と見受けられた。私はウィリアム・レイヤード。
この紙は依頼主の君達であることを祈っている。好奇心旺盛な君達に新たなお願いがある。
報酬ははずもう。一度で良いからジジイの頼みごとを聞いてくれ。地質学調査所のレジナルド・バックを訪ねてくれ。
そしてこう言ってくれ「ワレリー = バチェリコフから依頼をされたものだ。君が見たものを教えてくれ。
ウィリアムレイヤードからの依頼の紙はこれだ。何も、知らなくても良いが、彼の言うことは全て信じてくれ。
頼む。そして、あの忌まわしき化け物を討伐してくれ。」と描かれています。

8.地質学研究所生物課

【描写】

ここは地質学研究所、別館。
依頼主ワレリー = バチェリコフが書き残した住所はここを指しているようだ。
玄関に彼の名前を聞くと快く応接室に対応してくれるだろう。
KP情報としてはここの人達はクトーニアンの洗脳を受けてないので怪しまれたり探ったりするようなことはない。

◆探索者が不安がる場合

もし探索者が不安がる場合は演出を行うことを推奨とする。
例:お茶汲みのお姉さんが足を挫いてお茶をぶっかける。
例2:応接室に置いてある椅子に座るとぶっ壊れる。ぶっ壊れると、レジナルド・バックが爆笑する等
もし、演出を常日頃からするKPと思われたくない場合はこのやりとりの放棄を行ったり、
シナリオ上描いてあることだと宣言してもらっても構わない。

レジナルド・バックの到着

【描写】

応接室に待っていると一人の男が現れた。お世辞にも健康的とは言い難いその男は目にクマを作り、腰は猫背になっている。ホアッと口を開けながら君達の目の前に座るだろう。
「どうも、レジナルド・バックです。」レジナルド・バックはただ話を聞くだけと説得されたので渋々応接室に来たのだと話すだろう。

◆「ワレリー = バチェリコフから依頼をされたものだ。ボーリング調査のデータと君が見たものを教えてくれ。ワレリー = バチェリコフからの依頼の紙はこれだ。」または説得のRP。宣言だけでも良いが演出してくれると嬉しいと伝えよう。

【描写】

彼は唖然とする。「知ってるのか君達。」蒼白とした顔からは数滴の水は滴っている。
少しばかり肩を震わしながら探索者に恐る恐る聞いてくるのだった。
彼は少し間を置いて左を見る。その後、ポツリポツリと語り始める。
12年前のこと。ちょうどここペルーで大きな地震があった時だ。
ペルーの巨大な地震を調べるために調査員達はボーリング調査を行った。
出来上がったボーリング調査の結果は異様だった。
それは、大きなミミズが這ったように空洞が出来ているボーリング結果であった。
生物課のReginald = Buck(レジナルド・バック)つまり僕と、と協力しさらなる調査を続けた。
1913年11月4日 ペルーで地震
1928年6月17日 メキシコで地震
の場所だけ何故かボーリング調査の結果に空洞の地層があったんだ。
そして僕達は推測した。
まっすぐ、何かがアメリカに来ていることに。
さらに調べてみるといずれも水脈を避けていることに気付いてね。
水脈を避けて移動する何かに確信は得られないが、不思議な生き物がそこに入る。
好奇心を刺激された僕達は生き物が次に向かうであろう場所を推測し、ミシピッピ州へと行ったんだ。
すると恐ろしい光景を見にしたんだ。街に大きなシンクホール(謎の穴)。それは直径60㎝ほどの穴だった。それだけではない。
ウッと小さく呻いた後口元を手で覆う。しばらくの沈黙の後続ける。
中から粘性を持った何かにまとわりつかれた大きなワームのような化け物。偶然茂みの中に身を隠していた2人は助かったが、
街にいた人達はたちまちいなくなってしまった。恐ろしくなった二人はすぐに故郷であるバージニア州へと帰ったよ。
だがバージニア州に帰ると地質学に研究員の様子がおかしいのである。家に帰らないだよ。僕も何故かおかしいとは思うけど…うん。
そんなことは想像したくないね。彼はその化け物のことをWVWと呼んでいたよ。
どこかへ行くって言ったけどその後手紙が返ってこなくてね…もし彼と協力してその化物を倒すっていうんならやめといたほうが良いぜ。
あんなもの人間の勝てる相手じゃねぇ…俺は…俺はもう考えたくもねぇ...

【描写】

そうだ!あの資料があるんだ。そういうと急いで応接室から抜け出す。
数分後青い色をしたファイルを持ってきた。
これだこれ。そう言って一枚の紙を見せる。

情報⑤{地中にいる生物の謎の死骸が見つかる}を開示

地中生物の謎の死骸が見つかる
ここ数十年にかけて地中生物死骸が見つかった。
専門家の検証の結果、死因は火傷となってますが、どの地中生物も黒焦げになっているということで
専門家は頭を抱えている様子だ。
発見された地域は以下の通りだ。
1922年11月11日 チリで地震
1928年6月17日 メキシコで地震
1928年6月30日 ミシピッピ州
1928年7月15日 サウスカロライナ州
1928年7月15日 アイオワ州

◆資料を閲覧した所で<目星>ロール成功

地面の中に150cmほどだろうかふやけた卵のような物を見つける。
→<生物学>ロール成功
その卵は死んでいるということがわかるだろう。

何に使えるか分からないがとりあえず持っていけ。健闘を祈るぞ。

部屋を出ると話し声が聞こえてきました。
受付の方ですね。
話の内容はこうです。
「あの地質学研究所地質学課の新しい荷物用自動車とりあえず地質課の近くに置くことになったの?」
「らしいよーまあ私達には関係ないよねー」

様々な方法でアクションがあると思うがそこはKPが柔軟に対応して欲しい。

化物退治(バージニア州)

さてここでは幾つかの注意点がある。メモの記載である。
また、様々な方法でアクションがあると思うが、そこはKPが柔軟に対応して欲しい。
複雑になってくるためメモのマークの確認を行ってください。

“★”、 “甲"マークを記載してる。

起こるイベントを箇条書きで記入する。
・荷物用自動車の水は抜かれている。
・数分後にジェームス・ジョン率いる3人の敵が現れる。
・3ラウンド後に荷物用自動車<運転>ロールで3人を踏み潰そうとする。(水入り)基本ルルブp328参照
・敵を倒した後にウィリアム・レイヤードがもう1匹のクトーニアンの情報を伝える。

“★”、 “乙”マークまたは“★”のみを記載している

起こるイベントを箇条書きで記入する。
・荷物用自動車の水は抜かれている。
・ここに来て数分後にジェームス・ジョン率いる3人の敵が現れる。

乙のみを記載している

起こるイベントを箇条書きで記入する。
・水を入れ出すと【描写】を行いダメージロールを行いマレウス・モンストロルムに書かれているクトーニアンへの水のダメージ参照p40)数分後にジェームス・ジョン率いる3人の敵が現れる。

甲のみを記載している

起こるイベントを箇条書きで記入する。
・水を入れ出すと【描写】を行いダメージロールを行い、(マレウス・モンストロルムに書かれているクトーニアンへの水のダメージ参照p40)数分後にジェームス・ジョン率いる3人の敵が現れる。
・3ラウンド後に荷物用自動車<運転>ロールで3人を踏み潰そうとする。(水入り)基本ルルブp328参照
・敵を倒した後にウィリアム・レイヤードがもう1匹のクトーニアンの情報を伝える。

◆水がない

【描写】

荷物用自動車のバルブを開けホースを穴に向ける、しかし水は出てこない。おかしい、開度は十分のはずだ。そして気付くのだった。水が、入ってないのだ。

◆よう、お前達

【描写】

響き渡るはあの声「Don't pour out the water !」「よう、お前達」後ろを振り返ると地質学課の3人組だ。前回同様、笑顔は絶やさないが手には拳銃。焦点の合わない目が探索者を追う。確実にやる気だ。戦闘開始です。

◆クトーニアンの苦しみ

【描写】

水を入れ出すと
バルブを開けゴウンゴウンと音を立てながら放水が始まる。
放水された水は黒い穴に飲み込まれる。ジャババと継続的に激しい音が聞こえる。

◆<聞き耳>

それと同時に聞こえてくるのは、聞きなれない言葉、いや鳴き声だ。冒涜的かつ、神経を逆なでするようなその声を聞いた貴方は恐怖からか冷や汗が止まらない。拭おうとしたを見ると、眼下に広がるシンクホールには、2つの明かりがこちらをジーと見つめている。殺意だ。このような恐ろしい光景を目撃した探索者は1D3/1D6の<正気度>ロールを行ってください。

◆ウィリアム・レイヤード参上

【描写】

絶望的な状況下の中、音がする。金属が擦れるようなキィーという音が響き渡る。その音の正体はすぐに分かった。あわられたそれは”使用禁止”のマークを掲げた荷物用自動車だった。シンクホールの近くに止まったのもつかの間、中から見知った男が拳銃を片手にやってきた。ウィリアムレイヤードだ「待たせたな」

戦闘にウィリアムレイヤードが味方として参加します。

◆現れる、クトーニアン

【描写】

地面からの冒涜的な声が大きくなった。その刹那、ゴウッという音と共に何かが這い出てきた。
揺れ動く触手と灰色がかった黒色の汁気の多い長く伸びた袋のような体、体の地植えの方にコブのように膨らんだそれは、水を浴びてアメーバのようにドロドロに溶けていた。
そのような恐ろしい光景を目撃した貴方は成功で1D3/1D20の<正気度>ロールを行ってください。

クトーニアンの登場は死ぬ直前、すなわちHPが水のダメージを受けて溶ける直前くらいが好ましいです。
クトーニアンも戦闘に参加するか否かはKPの判断で構いません。

◆クトーニアン、討伐

【描写】

冒涜的な声は空まで響く、地響きを起こさんとするその声は、バルブのゴウッという音と共に沈黙した。
ゆっくりとクトーニアンは溶けていき、跡形も無く無くなってしまった。
目の前にいる殺意の籠った3人組はまるで操り糸が切れた如くその場に倒れこんでしまった。

もし戦闘中に3人組を殺してない場合、洗脳が解けだだけなので生きています。

◆お前達、気付いてるか?

【描写】

無口な彼が口を開ける「ありがとう。しかし、まだ仕事はあるのだが気付いているか?」

アロワナ州にいるクトーニアンの情報を伝えれば後はKPのアドリブに任せることとする。

10.ED

1.クトーニアン(バージニア州)とクトーニアン(アイオワ州)の二匹を討伐する。

後日談。あの後、ウィリアムレイヤードの話通りに水を捨てに行った。無論、あの化物は溶けてなくなったようだ。前回のように湧き出てくるも無く、静かな呻き声の中死亡したようだ。あのシンクホールは一度何者も住んで無いか確認した後に埋め立てるそうだ。これで世界の平和が保たれた。おめでとう諸君、happy え...(少し沈黙を置く)新聞に目をやる、アーカム、謎のクジラの死骸。見つかる。
セッションクリアだ。おめでとう。

2.クトーニアン(バージニア州)のみ討伐する。

後日談。ウィリアムレイヤードの言葉通りに探索者達は水を捨てあの恐ろしい化け物を討伐することが出来た。ウィリアム・レイヤードに貰ったお金は今後暮らすのに困らない額だろう。
あのシンクホールは一度何者も住んで無いか確認した後に埋め立てるそうだ。これで世界の平和が保たれた。おめでとう諸君、happy...(少し沈黙を置く)新聞に目をやる、全世界、地中生物の死骸。見つかる。
セッションクリアだ。おめでとう。

11.報酬

◆クトーニアン(バージニア州)の討伐

1D2

◆ワレリー = バチェリコフが殺されなかった

1D2

◆3人組を殺さなかった

1D3

◆クトーニアン(アロワナ州)の討伐

1D2

◆情報①、②、③、④、⑤の開示

1D8

以上。

NPCデータ

ワレリー = バチェリコフ(Walerij = Bacherikov)

冒涜的な化物を討伐しようと探索者に依頼を求める中年男性だ。
地質学研究所地質学課の元課長だった彼は、とても無口な性格であり、表情からは何も掴めないだろう。

STR 8 CON 7 SIZ 13 INT 16 POW 12 DEX 8 APP 13 EDU 19 正気度 60 耐久力 10
ダメージ・ボーナス:なし
技能:目星30% 説得25% 地質学80% 聞き耳30% 生物学40% 信用40%図書館85%
好きな拳銃技能を1つ獲得している。
もし他に取りたい技能があれば追加しても構わない。

レジナルド・バック(Reginald = Buck)

地質学研究所生物課の課長である探索者の味方である中年男性だ。
明るい性格の彼は普通の男性である。しかし、口に出さないだけでウィリアム・レイヤードと同様クトーニアンの存在を知るものだ。彼自身は何も行動しないですし、もし聞かれても答えないだろう。しかしウィリアム・レイヤードの情報を伝えると恐る恐る情報を教えてくれるだろう。

STR 9 CON 7 SIZ 15 INT 15 POW 15 DEX 8 APP 13 EDU 19 正気度 75 耐久力 11
ダメージ・ボーナス:なし
技能:目星50% 生物学75% 聞き耳50% 地質学20% 図書館80%
もし他に取りたい技能があれば追加しても構わない。

クトーニアンに洗脳された人達

ジェームス=ジョン(Jēmuzu=Jon)

リーダー格である。地質学研究所の現課長。とても明るい性格だがクトーニアン討伐を図った君達に良い思いはしてないだろう。

STR10 CON 10 SIZ 13 INT 13 POW 13 DEX 14 APP 8 EDU 21 正気度 ? 耐久力 11
ダメージ・ボーナス:なし
技能:目星60% 地質学50% 図書館60% 心理学80% 聞き耳35%
好きな拳銃技能を1つ獲得している。
もし他に取りたい技能があれば追加しても構わない。

他の二人

戦闘用データだけ記載しておく

STR8 CON 7 SIZ 17 INT 15 POW 16 DEX 8 APP 14 EDU 14 正気度 ? 耐久力 12
好きな拳銃技能を1つ獲得している。
もし他に取りたい技能があれば追加しても構わない。

クトーニアン<雄><雌>

マレウス・モンストロルムのP40に記載されているデータ参照。
データは同値で構わない。
片方のデータはシナリオ上扱わないが、もし戦闘を行いたいようであれば、KPの裁量に任せる。

画像

data

本シナリオにテストKPとして御協力して頂いた皆様

みーすけ様、爆炎様、らんどう様(順不同)
また、具体的なアドバイスを頂いたみーすけ様、らんどう様には頭が上がりません!ありがとうございます!

参考文献

クトゥルフ神話 TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

クトゥルフ神話TRPG マレウス・モンストロルム (ログインテーブルトークRPGシリーズ)

地震学がよくわかる---誰も知らない地球のドラマ

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こんにちは!皆で楽しくTRPGしたいなと思っているその辺のTRPGユーザー。 御感想、不具合があればTwitterに連絡してくれると嬉しいです。ゆうこやは良いぞ。 (@SunsetTRPG)

http://kususi.wixsite.com/mysite

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