★今回予告
世界が破滅に向かおうとしていたころの話。
もう、何百年も昔の話。
神様は破滅に向かう世界を、そして人間を救いたかった。
だから、神様は秩序を作ろうとした。
世界が永遠の安寧を得られるように。
だけど、それを拒む邪魔者が人間の中に必ずいた。
何もかもを焼き尽くそうとする人間が。
神様はそれに怒って、世界を救うために人間を殺そうとした。
神様は今でも、世界を救いたいと思ってる。
壊れ始めた世界を、元に戻そうと。
だけど、きっとまた邪魔者が現れる。
だから、神様は決めたの。
すべてを壊そうって。
異界戦記カオスフレアSC
「レイヴン」
ワタリガラスの翼は、何をもたらすのか。
★ハンドアウト
PC1
推奨ミーム、ブランチ:ネフィリム・VIPER(歩行戦車乗りであればなおよい。)
シナリオパス:アリシアへの仲間意識
君はネフィリム会長、ジェイコブ・ペテルセンから呼び出しを受けた。
なんでも、VF団の動きが最近妙だというのだ。
ニューマンハッタンのあちこちに現れては破壊活動をする。
だが、その目的が定かではないのだ。
その目的を暴くためにも、君はアシスタントクルーのアリシアと共にVF団の陰謀へと迫る。
※ハンドアウトの都合上、LP174Pのアシスタントクルーを無償にて常備化。
※該当のサプリメントを持っていなくても、シナリオ上問題はない。
※ただし、歩行戦車を装備していないとアシスタントクルーの効果は得られないので注意。
PC2
推奨ミーム:ヴァイスフレア
シナリオパス:部下への疑心
君はニューマンハッタンの地に降り立ったヴァイスフレアその人である。
というのも、VF団の実行部隊である死神部隊がこの地で何やら企てていることに気付いたからだ。
死神部隊はニューマンハッタンの街並みに、突然現れては破壊活動を行う。
実態の調査のため、君は自らの足で調査に向かう。
※部下への疑心、VF団の疑心というシナリオパスが取れるなら、推奨ミームやハンドアウト内容は気にしなくてもよい。
PC3
推奨ミーム:富嶽
シナリオパス:織田信長への忠誠
最近、織田信長はネフィリムのプロレスにご執心だ。
そのせいもあってか、ネフィリムとの交流もスムーズになっている。
ところが、ここ数か月の間、ネフィリムの本拠地であるニューマンハッタンで無差別テロ事件が横行しているという。
このままではプロレスが、いやネフィリムとの連携がと渋い顔をする信長。
その信長の命により、君はニューマンハッタンの連続テロ事件の解決に向かう。
※推奨ミーム、シナリオパス、ハンドアウト内容を自由に変えても構わない。
※変えても構わないが、シナリオに関われる状況にはあってもらいたいため、GMと相談すること。
PC4
推奨ミーム:なし
シナリオパス:VF団への憎悪
君はここ数か月のニューマンハッタン無差別テロ事件で、家族が負傷した。
無差別テロ事件を起こしている諸悪の根源の名はVF団。
奴らをこれ以上野放しにするのは、許せない。
君は愛する家族を守るため、VF団を追うことになる。
※推奨ミーム、シナリオパス、ハンドアウト内容を自由に変えても構わない。
※変えても構わないが、シナリオに関われる状況にはあってもらいたいため、GMと相談すること。
★シナリオ全体の注意点
全体的にミリタリーやメカといった要素が多く含まれる。
特に、参考作品としてアーマードコア・ヴァーディクトデイには大きな影響を受けている。
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★シナリオ本編
●オープニングフェイズ
シーン1:
シーンプレイヤー:PC3
▼解説
PC3が織田信長からニューマンハッタンの連続無差別テロ事件の調査に赴くよう命令を受けるシーン。
織田信長は富嶽本営宝永の宝永城にて過ごしているため、その大広間にて謁見するとよい。
他PCは登場不可。
▼描写
富嶽本営宝永。その巨大宇宙船の中に築かれた宝永城の大広間にて、君は織田信長に謁見する。
大広間ではあるが、周囲はがらんとしており、君と織田信長、そして数人の侍従がいるのみだ。
▼セリフ:織田信長
「おぉ、よく来てくれたな、PC3。今日は口うるさい重臣たちは居ないからな。まぁ、ゆるりとしておれ」
「さて、お前を呼んだのは、ちと頼みごとがあるからだ」
「最近ネフィリムの本拠地である、ニューマンハッタンでVF団と思しき組織が無差別テロを行っていると聞く」
「そのせいで、現在ネフィリムは状況の対応に追われていて、こちらに対する物資の補給などが滞っている」
「おかげであたしの大好きなプロレスの興行も中止になったわけだ……」
「コホン……、何はともあれ、協力関係にあるネフィリムの窮地とあっちゃ、捨ておくわけにもいかん」
「PC3よ。すまんが、ニューマンハッタンまで出向いて、テロの抑止とVF団の動向を探っちゃくれまいか」
(頼みを聞き入れたら)「うむ、では此度の件はおぬしに任せた。では準備が整い次第、出陣せよ」
◆結末
PC3がニューマンハッタンへと向かうとシーン終了。
シーン2:
シーンプレイヤー:PC4
▼解説
PC4の家族がテロ事件によって負傷し、病院に入院したというシーン。
PC4の家族の設定があるなら、名前などを盛り込んだシーンにするとよい。
他PCは登場不可。
▼描写
ニューマンハッタンのダウンタウンの一角に位置する病室。
君の大切な家族はその病室のベッドに横たわり、目を閉じている。
心電図モニターの機械音が、家族の心臓の鼓動を教えてくれる。
窓の外にはテロの傷跡が見て取れる。
病室のドアががらりと開けられ、医師が入ってくる。
▼セリフ:医師
「患者さんのご家族ですか?」
「よかった。患者さんは無事に峠を越されました。あとは、安静にして回復を待つばかりです。じきに目も開くでしょう」
「しかし、不運なことですな。無差別テロに巻き込まれるとは」
「ここ数か月のテロ事件によって、病棟のベッドも空きが少なくなっています」
「一刻も早く、このテロ事件が終わることを願っていますが、願うばかりではなにも解決できませんね」
「私は少しでも多くの命を救うべく、日々の仕事を全うするのみです」
「少々口が過ぎましたかね。すみません、私も疲れがたまっているようです。それでは、失礼いたします。」
◆結末
医師は病室を去り、PC4がテロ事件の調査へと動き出したらシーン終了。
シーン3:
シーンプレイヤー:PC1
▼解説1
ネフィリムの支社ビル、ヘブンズステップのブリーフィングルームでPC1がジェイコブ・ペテルセンから任務を受けるシーン。
その途中でベイエリアにてテロ事件が発生し、急遽出撃することとなる。
他PCは登場不可。
▼描写1
ネフィリムのオリジン支社ビル、ヘブンズステップ。
君が呼び出された、一室はVIPERのブリーフィングルームとして利用されていた。
無機質な扉が自動で開くと、そこには会長、ジェイコブ・ペテルセンと、その筆頭秘書エリザベス・パーラメントが待っていた。
黒いサングラスの向こうには、モニターの逆光で光る、したたかな目がうかがい知れる。
▼セリフ:ジェイコブ・ペテルセン
「やぁ、来たか、PC1」
「ここに呼び出された意味は分っているだろうけど、君に任務を与える」
「この数か月、巷で起きているテロ事件に関してだ」
「詳細はエリザベスのほうから聞くといい。それと、大事な報酬のほうはこれだけ用意させた」
(エリザベスから出撃命令が出たら)「まぁ、そういうことだ。急ぎたまえ」
▼セリフ:エリザベス・パーラメント
(報酬の話に納得したら、部屋に電話がかかる)「私です。わざわざここにかけて来たのでしょう?要件を端的に述べなさい」
「なるほど、すぐ出せるチームが一つあります。それに対応させましょう」
(電話を切り、状況を伝える)「会長、件のテロ事件がベイエリアで発生したそうです」
「PC1、細かい説明は後回しです。すぐにでも出撃なさい。命令はテロ部隊の鎮圧です」
▼解説2
エリザベス・パーラメントから出撃命令を受けて、プラットホームに赴くシーン。
プラットホームにはアシスタントクルーのアリシアがいて、装備を整えて待っている。
描写やセリフはPC1が歩行戦車に乗ることを前提として描いているので、状況により描写を変えること。
機体名などがあれば、それをセリフに反映させること。
▼描写2
出撃命令を受けて、君はプラットホームへと急ぐ。
プラットホームは雑然としていて、騒がしいが、その一角はすでに出撃準備が整った歩行戦車が鎮座している。
そこには何人かのアシスタントクルーが、今か今かと君を待っている。
君の姿を見つけると、クルーのリーダーであるアリシアが、歩行戦車のキーを渡してくれる。
▼セリフ:アリシア
「はい、どうぞ。いつでも出せるようにしてあるわ」
「一線を退いたとはいえ、私も元歩行戦車乗りよ。察しがいいのは当たり前」
「さぁ、乗った乗った。私たちもトランスポーターでついていくから。支援は任せて」
◆結末
PC1が装備を整え、テロの現場へと向かったらシーン終了。
シーン4
シーンプレイヤー:PC2
▼解説
PC2がベイエリアにて新たに起きたテロの現場に遭遇し、歩行戦車が無差別攻撃を開始するシーン。
他のPCは登場不可。
▼描写
君はニューマンハッタンで起きている謎のテロ事件にVF団がかかわっていると聞き、極秘に潜入捜査を行うこととなった。
VF団の中でも、今回の事件については公に知らされておらず、だれが主導権を握っているのかも定かではない。
何が起きているのか、それを確かめるべく、ニューマンハッタンのベイエリアにある倉庫街に降り立った。
そしてそれは、唐突だった。突如として倉庫のシャッターを破り、歩行戦車が現れた。
VF団が独自開発した歩行戦車、イシスだ。
黒塗りの数機のイシスがウィンチユニットを使った立体機動で次々に飛び出してくる。
そして、標準搭載されている65mm機関砲が火を噴く。
倉庫街の一角が見る間に崩れ、崩壊していく。
▼セリフ:イシスのパイロット
「さて、諸君。今日も楽しく戦争と行こうじゃないか」
「各機散開して、敵勢力の掃討を。健闘を祈る」
「そこらにいる市民は無視して構わん。あくまでも歯向かう力あるものを刈り取るのが私たち死神部隊の役目だ」
◆結末
PC2がVF団のイシスを追いかけたらシーン終了。
●ミドルフェイズ
シーン5
シーンプレイヤー:PC2
▼解説
ニューマンハッタンのベイエリアにて、VF団の歩行戦車とPC達が戦うシーン。
敵の戦力はイシス3体。ただし、敵データはWT-17 ライトニング(LP208P)のデータを流用する。
このシーンでPC全員が登場し、合流を行うことが望ましい。GMは登場を促すこと。
PC1とPC2は自動登場。他PCは登場難易度7で登場可能。
戦闘を行う。初期配置はPC全員で1エンゲージ、イシス3体で1エンゲージで、距離は[遠隔]となる。
▼描写
ニューマンハッタンの街並みを破壊して回るVF団のイシス達。
先ほどのセリフからは、一般市民に興味はないようであったが、その火の粉は確実に一般市民も巻き込んでいた。
警備についている獣鬼兵らが対応をしているようだが、戦火はとどまることを知らない。
そんなところに、PC1とPC2が市民たちをかばうように立ちふさがる。
明らかな敵意を向けてくる彼らに狙いを定めたかのように、イシス達は集合し、襲い掛かる。
▼セリフ:イシス
「ふむ、ようやく出来る奴が出てきたようだ」
「やるぞ。あいつらに火力を集中させろ」
(PC3がいる場合)「富嶽がどうしてこんなところに?まぁいい、こいつもできる奴のようだ」
(倒されたら)「ここまでか、だが目標(イレギュラー)は現れた……、任務、終了……」
◆結末
PC達がイシス達を全滅させ、戦闘に勝利したらシーン終了。
シーン6
シーンプレイヤー:PC4
▼解説
市民の避難誘導などのバックアップをしていたアリシア達が合流し、PC達を褒めたたえるシーン。
アリシアが最後に嫉妬心のようなものを見せるが、はぐらかすようにPC達を案内する。
PC1は自動登場、他PCの登場難易度は8。
▼描写
君は、戦闘の爪痕が残る倉庫街を眺めていた。
元から人口密集地ではないものの、少しの被害者が出ているようだ
その被害者も、PC1のアシスタントクルーであるアリシアたちが避難誘導を終えており、一般市民への被害は最小限のようだ。
アリシアはクルー達に手早く指示を出しながら、君たちのもとへと近寄ってくる。
▼セリフ:アリシア
「どうやら戦闘は終わったみたいね。お疲れさま、PC1。そして、こちらの方達は?」
「そう、協力者ってことでいいのかしら。ひとまずお疲れさま」
「状況は片付いてないけど、あとは警備のものに任せて私たちは撤収することになったわ」
「ブリーフィングもうやむやになったままでしょう?」
(支社より通信が入る)「はい、こちらの状況は終了。引継ぎは警備のほうに済ませてあります」
「あと、協力者が数名。おそらくカオスフレアでしょう。同行を願いますか?はい、ではそのように」
(通信を切って)「うちの秘書官様からの通信よ。できれば協力者の皆さんにお話を伺いたいそうで、同行願えますか?」
「今回の活躍に対する報酬も支払われるでしょうし、今後に関しても協力関係を築ければと思っています」
(協力を取り付けたなら)「ありがとうございます。では、こちらのトランスポーターへ」
(どうしても嫌がるようなら)「分りました。では、我々はこれにて撤収いたします」
「それにしても、正直うらやましいわ。そのカオスフレアの力」
「私が現役の頃だとしても、こんなに早くは終わらなかったでしょうし、被害ももっと大きかったはずだわ」
◆結末
PC達の協力を取り付けたらシーン終了。
なお、協力しないと答えた場合、シーン8には登場できないこと、情報共有が遅れることを教えること。
シーン7
マスターシーン
▼解説
アリシアが自らの過去を語るシーン。
アリシア自身も元VIPERの歩行戦車のパイロットであった。その自負と、今の境遇について語る。
PCは登場不可。
▼描写
君達をトランスポーターでネフィリム支社へと送り届けるアリシア。
愛想のよい笑顔で君達を見送るが、その背中が見えなくなると小さくため息をつく。
そうして、傷を負った右目をさする。もはや、癖のようになってしまった。
▼セリフ:アリシア
「そう、あの頃の私にもう少し力があればよかった」
「もう少し力があれば、守れた命だって、もっと多かったはず」
「本当に、うらやましい限りだわ」
「まぁ、たらればの話をしても仕方ないわね」
「それに、この傷じゃもう第一線に立ち続けるのは無理だし」(長い髪で隠した右目をさする)
「もう、何を弱気になっているのかしら。しっかりしなきゃ。」
「さてさて、今回の戦闘で消費した弾薬類の補充と機体の点検、その他いろいろ仕事は山積みよ」
「しょげてなんていられないわ」
◆結末
アリシアが歩行戦車の整備プラットホームへと向かったらシーン終了。
シーン8
シーンプレイヤー:PC1
▼解説
突然の出撃でうやむやになってしまった、エリザベス・パーラメントからのブリーフィングを受けるシーン。
ここではすでにネフィリム社が収集してある簡単な情報の共有を行う。
協力を取り付けたPCは自動登場。そうでないPCは登場不可。
▼描写
君たちは大きなモニターと、整然と並べられた椅子があるブリーフィングルームへと案内される。
モニターには今回の被害状況を整理した画像がずらりと並んでいる。
そして、モニターの前にはエリザベス・パーラメントが君たちを待っていた。
彼女は吸っていたタバコを一息吸い込むと、そのまま灰皿に捨てた。
その所為か、ブリーフィングルーム内はタバコの匂いが漂っていた。
▼セリフ:エリザベス
「ご苦労さま、PC1。そして、協力者の方々も、テロの被害を最小限に食い止めていただき、ありがとうございます」
「報酬のほうは用意してあります。こちらのほうを、どうぞお納めください」(現金の入ったアタッシュケースを開く)
「さて、本題に入りましょう。今回を含む、一連の連続テロ事件の状況説明です」
「現在、ニューマンハッタンでは、この数か月の間に、8回もの襲撃を許しています」
「もちろん、最初のテロ発生時から、物流の監視、特に軍事兵器に関連するものは厳戒態勢を敷いています」
「他にも、歩行戦車を組み立てられそうな空きビルや倉庫の摘発などを行っています」
「にもかかわらず、テロの発生を防げていないこの状況に対し、我々はただの散発的なテロではないと捉えています」
「そして、そこにはおそらくダスクフレアの力が関わっているということも付け加えましょう」
「最初のテロ発生からこれまでの犯罪数を表したグラフです」
「テロがあったとはいえ、ここまでの上昇率は異常であるとしか言いようがありません」
「この異常事態はダスクフレアの使うプロミネンスの力が作用していると思われます」
(この段階で、プロミネンス《人心攪乱》がニューマンハッタン全域に対して使われていることをPLに教えること)
「となると我々の力だけでは、この状況を打破することはできません」
「ですから、PC1をはじめ、あなたたちに依頼をさせていただきます。」
「このニューマンハッタンを脅かすテロ事件の真相を解き明かし、再び平和な日常を取り戻していただきたい」
「協力していただけるのならば、報酬のほうはお約束しましょう。少なくとも、先ほどの倍以上は。」
◆結末
PC達がエリザベスの依頼を受け、事件の真相解明に動き出したらシーン終了。
シーン9
シーンプレイヤー:PC3
▼解説
ブリーフィングルームを出たところで、アシスタントクルーと鉢合わせし、今後について話し合うシーン。
このシーンは食堂へと場所を移すので、そこで食事や一般装備品を購入するのが良いだろう。
PC1は自動登場。PC2、PC4は登場難易度8。
▼描写1
君はエリザベス・パーラメントからの依頼を了承し、ブリーフィングルームを後にした。
さて、と今後についてどうするかと考え始めたところで、PC1のアシスタントクルーたちと鉢合わせる。
クルーのリーダーであるアリシアが手を振りながら近づいてくる。
▼セリフ:アリシア
「あら、今ブリーフィングが終わったところ?うちの秘書官様はどうだった?」
「そう。まぁ、あなたたちからもタバコの匂いがするってことは、秘書官様もかなり煮詰まってるみたいね」
「で、結局どうなったのかしら。事の顛末を私たちにも聞かせてほしいわ」
「でもそうね、立ち話もなんだから、食堂にでも行きましょう。ランチにも丁度いい時間だわ」
▼描写2
アリシアに導かれるまま、君はネフィリム支社の食堂へと案内される。
丁度昼時ということもあって、食堂はごった返しているが、席数には余裕がある。
君もカウンターで食事を受け取ると、アリシアたちクルーが座っている一角へと向かった。
▼セリフ:アリシア
「PC3さん、ここよ。ここが、私たちクルーとPC1がいつも食事をとってるスペースなの」
「さて、それじゃあ食事しながら情報共有といきましょうか」
「なるほど、ね。そりゃカオスフレアであるPC1が呼ばれるくらいですもの。どんな無理難題が来てもおかしくはないわ」
「それにしても謎だらけね。情報をこちらでも整理してみるから、調査のほうはお願いね」
◆結末
PCたちがアリシアと情報共有をしたらシーン終了。
●情報収集
シーン9が終了すると、今回の事件について調査するシーンが開始される。
このシナリオで調査できる項目は以下の通りだ。
シーンプレイヤーを任意で決定し、場所を適当に設置して、シーンを作成すること。
判定に成功することで情報が集まりシーン10が開始される。
アクシデントの発生を、達成値ではなくダイスの出目で判断するため、通常よりアクシデントが起きやすいことに注意。
アクシデントについては、発生させるかどうかGMが適宜判断してもよい。
◆VF団
[アクシデント:ダイス目2以下]見当はずれな情報を手に入れ、混乱を招く。〈社会〉20+3d6のダメージ。
10 言わずと知れたVF団。その組織の真の目的、組織規模など、一切の謎に包まれている。
テロに使用されている歩行戦車のほとんどがVF団の開発したものであるため、VF団が関与しているのは間違いないだろう。
15 今回のテロ事件に関与しているのは、死神部隊と呼ばれる歩行戦車を中心とした部隊のようだ。
死神部隊とは、その名のとおり、VF団の離反者などを粛正する精鋭部隊である。
◆歩行戦車の搬入ルート
[アクシデント:ダイス目3以下]調査の途中、情報料をふっかけられる。財産点を1d6点失う。
12 ここ数か月のテロによって、軍事物資の輸出入には細心の注意が向けられている。
その状況で、歩行戦車を堂々と搬入することは不可能だ。
17 そのうえ、死神部隊の機体ともなれば察知することは難しくないはずだ。
しかしながら、現実にテロの実行部隊として街に出没している。
20 だとすれば、不可能を可能とするダスクフレアのプロミネンスの力による召喚をどこかで行っているはずだ。
◆無差別テロの目的
[アクシデント:ダイス目3以下]再び無差別テロが発生する。〈技術〉30+4d6のダメージを受ける。
20 これまでのテロの標的となっているのは、一般市民ではなく、迎撃に出てきた警備兵や戦車などの軍用兵器が主だ。
ということは、これらの脅威の排除によって、自らが通常戦力では相手にならない脅威であることを見せつけること。
ひいては、それに対応できるカオスフレアをおびき出すことにあるようだ。
25 死神部隊といえども、ダスクフレアではない。通常戦力で対処できる場合も何度かあった。
それゆえに、死神部隊の中でも戦力の選別を行っているようだ。
より先鋭化した戦力になりうる、個人を選抜しようとしているようだ。
30 この個人を選抜する行為には、意味があるようだ。
というのも、今回のダスクフレアは歩行戦車そのもののようだ。
それに見合ったパイロットの選出。それこそが死神部隊の本当の目的のようだ。
以下の情報は[無差別テロの目的]のすべての情報を入手するとリサーチ可能になる。
◆ダスクフレア化した歩行戦車
[アクシデント:ダイス目4以下]調査の過程で死神部隊にかぎつけられる。〈技術〉60+2d6のダメージを受ける。
35 ダスクフレア化した歩行戦車の名は、ローテスアイゼン。
様々な火器を搭載し、その火力で一帯を制圧する、重火力歩行戦車だ。
そしてこいつはニューマンハッタンの地下、迷宮化している水道に潜伏しているという。
死神部隊の出現地点から逆算すれば、ベイエリアとダウンタウンの境目、中央交差点の辺りにいるだろうと予測される。
40 現在までの交戦で、死神部隊からはローテスアイゼンにのるべき人物は見つかっていない模様。
シーン10
シーンプレイヤー:PC1
▼解説
PC達が迷宮化している地下水道へ潜入するシーン。
他PCの登場難易度は7
▼描写
ニューマンハッタンのベイエリアとダウンタウンの境目、中央交差点。
辺りはVIPERの交通規制により、多少混乱が生じているようだ。
逆に言えば、6本の主要道路が封鎖されたのだ、多少の混乱で済ませている辺り、さすがのVIPERであるといえる。
そして、中央交差点のど真ん中にある巨大なマンホールは今、取り外されている。
このマンホールが地下迷宮への入り口である。
地下迷宮の一部はそのまま水道として利用されているが、その深部ともなれば、地図さえ作られていない未踏の地である。
今からその深部へ、ダスクフレアを追って潜入を開始するべく、準備が進められている。
▼セリフ:アリシア
「地下坑道内への投入準備はほぼ完了したわ」
「あとはあなたたちの準備が終わればいつでも作戦行動がとれるようにしてあるわ」
(準備が整ったなら)「OK、じゃあその仮設エレベーターに乗ってちょうだい」
「私たちクルーも、トランスポーターで一緒に中に入るわ。ある程度まではナビゲーションできるから」
(エレベーターに乗ったら)「よし、じゃあ行くわよ。エレベーターを下してちょうだい」
◆結末
エレベーターに乗って、地下迷宮内へと潜入したらシーン終了。
シーン11
シーンプレイヤー:PC2
▼解説
PC達が地下迷宮の深部へと向かうシーン。
PC達は自動登場。
このシーンでは3×3枚、合計9枚のカードを山札から引き、ひし形に並べる。
左端の1枚がスタートとして、2枚、3枚、2枚と置き、右端の1枚がゴールとする。
カード間の移動は隣接していればどこにでも移動できる。
そして、ゴールに到着するまでに、めくられなかったカードの枚数と判定に失敗したカードの枚数分、クライマックスで敵が強化されることを伝えること。
具体的には、めくられなかったカードの枚数+判定に失敗したカードの枚数分、取り巻きのイシスが増える。
カードをめくったら能力値による判定を行う。
判定はシナリオクラフト方式で、対応するスートとカードの数字によって障害をうまく越えられるかどうかを判定する。
スペード【肉体】、クラブ【技術】、ハート【魔術】、ダイヤ【社会】、JOKER【根源】とする。
判定の目標値は、トランプの数字+15とする。(カードの数字はフレアの数え方と同一)
各障害の描写は、VF団らしさや判定能力値に合った演出できるとよいだろう。
【肉体】であればモンスターとの戦闘。【技術】であればセンサートラップ。【魔術】であれば魔法的空間に迷い込む。
【社会】であれば突然現れる金銀財宝のダミー。【根源】であればダスクフレアのプロミネンスによって発生しているバリア。
などなど、描写をすると、PL達はロールプレイでフレアを稼ぎやすくなる。
配置したカードの真ん中に差し掛かったところで描写2に移行する。
▼描写1
地下水道へと潜入すると、コンクリートで整備された大きな空洞に出る。
この辺りは地図に載っている区画であるが、油断はできない。
なにしろ、すでにここは敵地となっているのだ。
▼描写2
水道の壁も、遺跡や迷宮という言葉がぴたりと当てはまるような石造りの壁へと変わっていく。
もはや、君たちが持っている明かり以外には、道しるべはない。
◆結末
PC達がカードを開けていき、右端へ到達したらシーン終了。
シーン12
マスターシーン
▼解説
PC達が遺跡の障害を攻略していく中、アリシアがカオスフレアの強大な力に強くあこがれるシーン。
アリシアはこのシーンの中でプロミネンス〈深淵の誘い〉によって、ダスクフレアの元に誘われる。
PC達は登場不可。
▼描写
PC1達があっさりとこの大迷宮ともいえる遺跡を攻略していく。
彼らのカオスフレアとしての力は強大で、現れた脅威や障害などは、ことごとく排除された。
正直にうらやましいと思ってしまった。
あれだけの強い力があれば、私はまだ戦い続けていただろう。
あの頃は、負けたくなかった。誰にも、何にも。
それに比べて今はどうだろう。彼らの後ろに隠れて、見ているだけ。
私の居場所は、本当にここなのだろうか。
いや違う。私は……。私の居場所は……。
▼セリフ:謎の声
「適格者を認識。貴君に問う。力が必要か」
(アリシアがこくりとうなずく)「認証。メインシステム、通常モードを起動。貴君を歓迎する」
(この時点で、プロミネンス〈深淵の誘い〉がアリシアに使われたことを宣言すること)
◆結末
シーン13
シーンプレイヤー:PC4
▼解説
アシスタントクルーから、リーダーのアリシアが黒い炎に包まれて消えたという報告を受けるシーン。
PC達は自動登場。
▼描写
地下迷宮もかなりの深部へと到達し、あとは件の歩行戦車ローテスアイゼンを探し出し破壊するだけとなった。
そんな折、後方に控えていたPC1のアシスタントクルー達がざわめき立った。
▼セリフ:アシスタントクルー
「な、なにが起こったんだ」
「あれは、間違いねぇ。プロミネンスだ!」
「カオスフレアの旦那!アリシアの姐さんがプロミネンスに包まれてどっか行っちまった!」
◆結末
PC達がアリシアを、そして彼女をさらったダスクフレアを探しにさらに深部へと進んだらシーン終了。
●クライマックスフェイズ
シーン14
シーンプレイヤー:PC1
▼解説
PC達がダスクフレアと一体化したアリシアとの決戦シーン。
戦闘を行う。敵はローテスアイゼンと、黄泉還りとして復活を遂げた死神部隊のイシス4体。
ローテスアイゼンのエンゲージが一つ、イシス2体のエンゲージが二つある。
シーン11でめくられなかったカードの枚数+判定に失敗したカードの枚数分イシスが追加配置される。
追加配置のイシス達は、ローテスアイゼンのエンゲージに出現する。
PC全員で1エンゲージとする。
それぞれのエンゲージの距離は[遠隔]とする。
敵イシスのデータは後述のエネミーデータを使用する。
ただし、このイシスはプロミネンス《死の大地》で蘇った「分類:UD」である。
ローテスアイゼンとイシスのデータは後述のダスクフレアデータとエネミーデータを参照すること。
アリシアは自らの意志でPC達と戦うことを望んでいる。
よって、アリシアは何らかのプロミネンスで洗脳されているわけではないことをPC達に伝えること。
PC達は自動登場
▼描写
ダスクフレアによってさらわれたアリシアを探して、地下迷宮のさらに深部へと急ぐ。
すると、大きな空洞に出た。
きれいに積まれた石がまるで彫刻のように、壁一面を彩る。
辺りには歩行戦車の整備用機材が積まれ、天井からは仮設ライトの光がこぼれる。
目の前には深紅に塗られた歩行戦車が一体。
こいつがローテスアイゼンなのは間違いないだろう。
そして、その歩行戦車の赤いカメラアイに火がともる。
▼セリフ:アリシア
「来たのね、PC1」
「そう、これに乗っているのは私、アリシアよ」
「私は、私の意志で。これに乗っているわ」
「ねぇ、昔話をしてあげるわ」
「世界が破滅に向かおうとしていた頃の話」
「もう何百年も昔の話よ」
「神様は破滅に向かう世界を、そして人間を救いたかった」
「だから、神様は秩序を作ろうとした」
「世界が、人間が永遠の安寧を得られるように」
「だけど、それを拒む邪魔者が人間の中に必ずいた」
「何もかもを焼き尽くそうとする人間が」
「神様はそれに怒って、世界を救うために人間を殺そうとした」
「神様は今でも、世界を救いたいと思ってる」
「壊れ始めた世界を、元に戻そうと」
「だけど、きっとまた邪魔者が現れる。いや、現れたわ」
「カオスフレアという名のイレギュラー」
「だから、神様は決めたの」
「すべてを壊そうって」
「あなた達も知っているでしょう。これが造物主の意志なのよ」
「そして、すべてを壊して新しい世界を作る。」
「私は、私の望む世界を作る。戦い続ける喜びを得るために、世界を作り変える」
「この機体で、あなたたちのフレアで」
(プロミネンス〈死の大地〉を発動。死神部隊のイシス達が沸き上がるように姿を現す)
「もう私は負けたくないの。何にも、だれにも」
「PC1、そして協力者たち。あなた達を殺すわ」(戦闘開始)
▼セリフ:謎の機械的な音声
「メインシステム、戦闘モードを起動します」
▼セリフ:アリシア
(ローテスアイゼンが覚醒した)「まだよ!私は、私はまだ戦える!」
「ここが!この戦場が、私の魂の場所よ!」
(倒された)「そう、私はやっぱり、あなたたちみたいにはなれなかったのね」
「さぁ、行きなさい。イレギュラー。この先にどんな戦いが待っていても、あなたたちはきっと戦い続ける」
「さようなら、これで、よかったのよ」
◆結末
ローテスアイゼンのフレームがひしゃげ、四肢はちぎれ飛び、最後には動力炉に火がついて爆散する。
それと同時に、ローテスアイゼンに内包されていた大量のフレアが、空洞の中を明るく照らす。
照らし出された壁面にはあまたの黒い鳥が描かれているのがよくわかる。
今回の一連のテロ事件は、これで終わりを告げることだろう。
ローテスアイゼンを倒したらシーンを終了させること。
なお、死神部隊のイシスが残っていた場合、そのまま自壊して消えるものとする。
もちろん、PC達が全滅した場合、アリシアが望むままに創世するだろう。
その結果によって、アリシアは戦い続ける喜びを得ることだろう。
だが、それをPC達は知る由もない。
●エンディング
エンディングについては各卓の雰囲気に合わせて演出するのが良いだろう。
PC1のエンディングは、アリシアの墓前でもよいだろう。
再生の車輪で蘇らせているのなら、病院へ見舞に行くシーンでもよい。
元々負傷していたアリシアの右目も、PC達の判断で回復させてもよいだろう。
右目を回復させた場合は、PC1と肩を並べて出撃するアリシアを描いてもよい。
PC2、PC3については、各PCの出身世界において事後報告をするシーンが良いだろう。
PC4については、家族の退院を祝うシーンが良いだろう。
ダスクフレアデータ
名前:ローテスアイゼン
ミーム:ネフィリム
能力値:肉体3 技術40 魔術1 社会7 根源2
戦闘能力値:白兵8 射撃12 回避10 心魂7 行動20
攻撃:ミッドマシンガン二丁〈射撃)
対象:単体 射程:シーン 判定値:12
ダメージ:〈邪炎〉170+2d6
防御属性:肉体
HP856 LP50
★所持プロミネンス プロミネンス合計点数16点
暗黒の太陽 NPCに対する防御属性:肉体・技術・魔術・社会を得る。
夕闇の波動1 判定ダイス6d6。
歪んだ時空 オート。代償20HP。バッドステータス一つ解除。
忌むべき想念1 最大HP+300。 経験点2倍
輝く闇 覚醒時、根源以外の属性の攻撃を10分の1切り上げ。
永劫の刹那1 イニシアチブ。追加行動を得る。
絶望の一撃2 オート。判定の際に使用。判定値+50。シナリオLv回 経験点2倍
星を落とすもの1 オート。マイナー直前に使用。攻撃の対象と射程をシーンに。経験点2倍
人心攪乱1 一つの地域において反乱や犯罪が横行する。
深淵の誘い1 NPC一人を任意の場所に移動させる。
死の大地1 死んだ任意のNPCを〈アンデッド〉として復活させる。
★所持特技
《魔弾の射手》《ウィークポイント》《マルチワーク》《カーテンファイア》《制圧射撃》
《※ウォーハウンド》《二丁拳銃》《VF団》《マガジンチェンジ》《クラックオーケストラ》《支援射撃》
セットアップ 《制圧射撃》 代償5HP
相手に阻止を与えるが、フレア1枚で無効化。
イニシアチブ 《※ウォーハウンド》 代償30HP
攻撃とリアクションの達成値+5。攻撃のダメージ+80
イニシアチブ 《マガジンチェンジ》 代償10HP
武器の使用不能状態を解除。
ダメージロール 《支援射撃》 代償なし
他人のダメージに+80。武器一つが使用不能に。
リアクション 《魔弾の射手》 代償5HP
達成値に+45。〈邪炎〉170+2d6
コンボ 《※マルチワーク》+《カーテンファイア》+《クラックオーケストラ》+《ウィークポイント》
ミッドマシンガン二丁による通常攻撃。使用した武器は使用不可に。
対象:範囲、射程:シーン。代償16HP。達成値+5。
〈邪炎〉330+2d6+差分値。
★戦闘プラン
まずイシス(オリジナルエネミーデータ)×4体+αと同時出現する。
このイシスは死の大地で蘇った、分類:UDとして扱う。
防御属性は【肉体】【技術】【社会】があるが、PCの戦闘能力と見比べつつ、【技術】【社会】の防御属性は無くしてもよい。
エンゲージはイシス×2が二つと、ダスクフレア+αの一つ、合計3つのエンゲージとなる。
イシス×2の2エンゲージは散開し、適宜エンゲージの阻止などを行う。
セットアップ毎にダスクフレアは制圧射撃を与え、阻止を与える。
一度阻止を受けた場合、フレアを支払っても、阻止は消えないことに注意。
解除にはマイナーアクションもしくは、アイテムなどを使用する必要がある。
ダスクフレアはターン最初のイニシアチブで※ウォーハウンドを使用する。
以後、イニシアチブでは武器が使用不能になるたびにマガジンチェンジを使用する。
イシス達は《ターゲッティング》で達成値を上げながら、範囲攻撃を行う。
こうすることで、光翼のフレアを削るのが目的だ。
イシスの攻撃が命中するたびに、支援射撃を使用。
直接ダスクフレアを狙ってくるようなら、リアクションで魔弾の射手を使う。
ダスクフレアが行動する場合、コンボを使用すること。
ダスクのHPを削り切った場合。即座に《永劫の刹那》と《絶望の一撃》、《星を落とすもの》を使用すること。
《絶望の一撃》は2回使えるので、もう一回はGMの任意で使用して構わない。
ローテスアイゼンの最初のメインプロセスで一度使って、光翼騎士にダメージを与えておくと、緊張感が保てるかもしれない。
《魔弾の射手》にたいして、《絶望の一撃》を使うのも手ではあるが、よほど慣れたPLでなければこの組み合わせは避けるべきだ。
WT-17 ライトニングのデータ(ミドル戦闘時)
分類:機械 レベル4
能力値:肉体3 技術8 魔術1 社会7 根源4
戦闘能力値:白兵3 射撃12 回避10 心魂4 行動5
攻撃:75mm低圧砲〈射撃)
対象:単体 射程:遠隔 判定値:12
ダメージ:〈技術〉36+4d6
防御属性:肉体
HP70
《格闘》メジャー、単体、至近。【肉体】×2+差分値攻撃。【白兵値】で判定
《ターゲッティング》マイナー、自身。攻撃の達成値に+8。
《対地攻撃》マイナー、自身。飛行状態でない対象に、+16のダメージ
《飛行能力》飛行状態を得る。
《マシンガン》メジャー、範囲、シーン。【技術】×3+差分値攻撃。【射撃値】で判定。
イシスのデータ(クライマックス戦闘時)
分類:機械、UD レベル7
能力値:肉体5 技術14 魔術6 社会10 根源2
戦闘能力値:白兵3 射撃25 回避10 心魂4 行動10
攻撃:75mm低圧砲〈射撃)
対象:単体 射程:遠隔 判定値:25
ダメージ:〈技術〉42+4d6
防御属性:肉体、技術、社会
HP60
《格闘》メジャー、単体、至近。【肉体】×2+差分値攻撃。【白兵値】で判定
《ターゲッティング》マイナー、自身。攻撃の達成値に+14。
《対地攻撃》マイナー、自身。飛行状態でない対象に、+28のダメージ
《飛行能力》飛行状態を得る。
《マシンガン》メジャー、範囲、シーン。【技術】×3+差分値攻撃。【射撃値】で判定。
《範囲封鎖》自分のいるエンゲージが常に封鎖される。
《反撃能力:射撃》指定した攻撃に対して突き返し。ダメージは【技術】×2+2d6
《ペイバック》突き返しのダメージに+差分値。
《得意攻撃》あらゆるダメージに+28。
※シナリオ裏話
そもそもVF団がなぜこのローテスアイゼンを使おうとしたのかといえば、そもそもネフィリムがこの地に降り立ったJ.A.C.O.Bゲートの再起動を目論んでのことだ。
J.A.C.O.Bゲートを再起動することで、三千世界を行き来することが可能になる、とVF団幹部の八部衆や三軍師あたりが目論見、独自路線で計画を進めた。
ローテスアイゼンはネフィリム制圧のために使用し、用が済んだらゲート維持のための電力供給源にしようとういう計画であった。
結果として、VF団はローテスアイゼンの適格者を見つけられず、ローテスアイゼンは独自にアリシアという適格者を見つけるに至る。
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