2021年09月04日更新

「Library 〜First world〜」

  • 難易度:★★★★★|
  • 人数:2人~6人|
  • プレイ時間:8時間以上(ボイスセッション)

【返さなければ、返さなければ。 貴方の本能が、喪失感が、 脳に語りかけている。 本を返さなければ。 焦燥感が貴方を支配している。 さもないと、 大事なものを取り返せない。】

推奨技能: 図書館・目星or聞き耳・回避・戦闘技能
副推奨技能: 医学・応急手当・精神分析
特記事項:
高ロスト高SANチェックシナリオです。
新規探索者推奨。
SANは高めにすることをおすすめします。
キャラメイク前に1d4を振り、出目によって特定の技能に補正がつきます。
ENDによって、後遺症有。

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ストック

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〇キャラクター作成前処理
キャラクター作成前に1D4を振ってもらいます。その後、左右のどちらかを選択してもらいます。
(※その部分が図書館から奪われたものとする。KPは探索者がどの部位を奪われたか把握し、シナリオで該当箇所へ本が返されるかどうかをチェックすること)
もし、どちらもと答えたならば該当箇所に50%マイナス補正がかかります。
(※該当部位を切除し、取り換えることは禁止すること)

1:足
貴方の足は現在、機能していません。
足を使う技能(キックや組付きなど)の技能上限が70%までとなり、さらに足を使う技能判定の際20%のマイナス補正が入ります。
その代わりに手を使う技能(こぶしなど)判定の際には20%のプラス補正が入ります。
また、DEXが6になります。
(※車椅子などがある場合、DEXに2のプラス補正をすること)
(※その場から離れる場合の回避は20%のマイナス補正が入る)

2:手の指
貴方の手の指は現在、機能していません。
手の指を使う技能(こぶしや鍵開けなど)の技能上限が70%までとなり、さらに手の指を使う技能判定の際20%のマイナス補正が入ります。
その代わりに目を使う技能(目星など)判定の際には20%のプラス補正が入ります。
(※指を補助する道具がある場合、10%のマイナス補正に軽減する)

3:腕
貴方の腕は現在、機能していません。
腕を使う技能(組付きや投擲など)の技能上限が70%までとなり、さらに腕を使う技能判定の際20%のマイナス補正が入ります。
その代わりに足を使う技能(キックなど)判定の際には20%のプラス補正が入ります。
(※その場から離れる場合の回避は20%のプラス補正をすること)

4:目
貴方の目は現在、機能していません。
目を使う技能(目星や拳銃など)の技能上限が70%までとなり、さらに目を使う技能判定の際20%のマイナス補正が入ります。
さらに、戦闘中ランダムで選択(敵が複数の場合)か技能に10%のマイナス補正をしたうえで対象を選択する(敵が一体の場合強制的にこちらになる)かのどちらかが発生する。
その代わりに耳を使う技能(聞き耳など)判定の際には20%のプラス補正が入ります。
(※視界外からの攻撃は回避に20%のマイナス補正がかかるが、視界内の攻撃は回避に20%のプラス補正がされる)

〇導入
・新探索者導入
貴方は数年前から原因不明で体の一部が動かなくなっています。
病院へかかっても、原因も治療法も分からず現在に至っています。
そんな貴方達は、今自宅・職場などで生活をしていることでしょう。
貴方がふと手元を見ていると一冊の本がありました。
本の背面を見ると町の影山図書館のものであることが分かります。
突然機能しなくなった体の部位と、突然現れた本に何かしらの関係性を見出した貴方は、10年前に閉館した影山図書館へ赴きます。

・継続探索者導入
貴方は数週間前から体の一部が機能しません。
貴方は数週間前に町の影山図書館という廃図書館へ探し物をする頼み事を受けていました。
しかし、その数週間前の記憶が全くありません。
確かに、影山図書館へ向かったはずです。
何があったのか、依頼をこなせたのか、一切の記憶がありません。
貴方の手元にはその図書館の本があります。
あの廃図書館には何かある。
きっと体の一部が機能しなくなった原因もそこにあるはずだ。
貴方はもう一度影山図書館へ向かうことにしました。

〇事前調査
・影山図書館へ行く前に「図書館」で調査可能。
→(成功の場合)
この影山図書館が町ができた時に一緒に建設されたくらい長く続いており、十年前から急に本の盗難が多発し閉館したこと、閉館した後に建物を壊そうと町のお偉いさんが提案するも、多くの住民から何故か反対され、今もそのまま残っていることが分かります。

→(クリティカルの場合)
反対した住民が一様に図書館に何か大事なものがあるかのように必死になっていたことを思い出します。

→(ファンブルの場合)
ただの図書館に対して、執着するかのように反対する住民や、未だ守られるようにして存在する図書館に対し、不気味さを感じてしまいます。
0/1のSANチェックです。

〇影山図書館入り口前
探索者はそれぞれ同じような目的を持って、図書館の前にいることでしょう。皆さんここで自己紹介をお願いします。
→(自己紹介終了後)
影山図書館は内側の見えない普通のドアが取り付けられ、古風の木造建築のような印象を受けます。
昨今は自動ドアが図書館にはついていますが、この影山図書館は違うようです。
→(中に入る順番を決める)
→(一番最初に入る人に対して)
図書館の中を見ると、「誰だ!」と鋭い男性の声がします。
そして、「ここは工事予定地だ。関係者以外は帰れ。」と早口でまくしたてられ、図書館から追い出されてしまいます。間もなく内側からカチャリと鍵のかかる音がしました。

しかし、探索者は影山図書館に入らねばなりません。
仕方がないので別側から侵入することにしました。
ここで「目星」を振ってください。
→(成功の場合)
一か所だけ窓が開いているのが目につきます。
段差もあまりなく、容易にそこから侵入ができそうです。

→(クリティカルの場合)
貴方はそこが廊下のようだと気付けます。

→(ファンブルの場合)
侵入経路を探すのに夢中になり、うっかり外壁に頭をぶつけてしまいます。
HPを1減らしてください。

探索者はお互いの助けで侵入することができるでしょう。

〇影山図書館廊下
侵入した貴方達はそこが長い廊下の突き当りだということに気づくでしょう。
貴方達の手に持つ頼りないライトが、長い、長い廊下を照らしますが、やはり奥まではよく見えず、この廊下が永遠に続くような不安に襲われます。
0/1でSANチェックです。

ここで「目星」が振れます。
→(成功の場合)
背後の壁に大きな絵画が飾られていることに気づきます。
絵画には女性が描かれているのが分かります。

→(クリティカルの場合)
貴方はその女性にどこか見覚えがあります。

→(ファンブルの場合)
廊下の木目が人の顔のように見えて不気味に思います。
0/1のSANチェックです。

この絵画の女性に対し、「知識」を振れます。
→(成功の場合)
その絵の女性が十五年前の図書館の管理者であることに気づきます。「アイデア」が振れます。

→(クリティカルの場合)
この絵画が市から送られた図書館管理人就任の記念絵画であることを知っています。「アイデア」が振れます。

→(ファンブルの場合)
今にも動き出しそうなリアルな絵画に不安を覚えます。
0/1のSANチェックです。

・成功・クリティカルの探索者がさらにダイスを振った後
→(成功の場合)
さらに、その女性が十年前に両腕が動かなくなり、管理者の役を降りたことを知っています。

→(クリティカルの場合)
成功情報をふまえ、元管理者は自分たちと同じ症状を受けた最初の被害者なのではないかと思い至ります。

→(ファンブルの場合)
考え事に夢中になり、足元が疎かとなって転んでしまいます。
HPを1減らしてください。

さらに全員で「アイデア」が振れます。
→(成功の場合)
元管理者が腕の動かなくなった時期と廃館になった時期が同じだと気付きます。

→(クリティカルの場合)
貴方は元管理人が数年前から行方不明であることを知っています。

→(ファンブルの場合)
明日の晩御飯何かなあと思っています。

〇廊下中間
皆さんは廊下を進んでいくことでしょう。
奥は未だ明かりで照らしていても暗く、まるで光を飲み込んでいるかのようです。
では、皆さんが廊下のおそらく中間ぐらいにさしかかった時、
「聞き耳」を振ってください。
→(成功の場合)
では、成功してしまった皆さんは後ろを振り向くでしょう。
女性が、立っていました。
長い髪が床まで落ち、腕はだらん、と下がっています。
貴方達は直感で、絵の女性が額縁から外に出てきたと思い至るでしょう。
彼女は、明らかに敵意を向けています。
1/1D3のSANチェックです。

貴方達は本能的に逃げなければと思うでしょう。
しかし、体の一部が機能しない探索者たちはそれが難しいと感じます。
何か、別のことに目を向けさせれば時間をかせぐことができることでしょう。
探索者の皆さんは「何か技能を使い」、女性の気を逸らして逃げてください。
何も思いつかない場合は「全員でDEX対抗ロール」をします。
(女性のDEXは5)
・「何か技能を使用」の時
→(成功した場合)
貴方の行動により、女性は一瞬気を取られることでしょう。

→(クリティカルの場合)
貴方の行動により、女性は足をとられ転んでしまいます。逃走するのは今であると貴方は逃げ出します。

→(ファンブルの場合)
女性はひるまず貴方に攻撃をしてきます。
HPを1減らしてください。

・「全員でDEX対抗ロール」の時
→(成功した場合)
貴方は女性から距離がとれます。

→(クリティカルの場合)
女性は貴方をとらえることができません。
(※次のハイド&シークにてロッカーを選んだ時、見つかる対象外となる)

→(失敗の場合)
貴方は女性から逃れられません。
もう一度「DEX対抗ロール」をするか、「何かの技能」を振って女性の気を逸らしてください。

→(ファンブル、もしくは失敗を2回連続の場合)
貴方は女性の鋭い爪が当たってしまいます。
HPを1減らしてください。

〇ハイド&シーク
逃げながら正面を向くと、貴方達は扉を見つけます。
迷いなく貴方達はその扉に飛び込むでしょう。
部屋の中は袋小路です。他に続く扉はないことに気づいてしまいます。
部屋の中には壁際にくっついた大きな机、いくつかの大きな本棚、ロッカーがあります。
部屋の外ではひるんでいた女性がゆっくりとこの部屋に向かっているのが分かります。
扉に内鍵はついておらず、部屋に窓はありません。
貴方達は早急に隠れなければなりません。
机の下、本棚の裏、ロッカーの中から隠れる場所を選んでください。
何かの技能を振っても構いませんが、「目星」や「聞き耳」を行う場合は対象を明確に宣言してください。

→(机の下に対して目星が成功、何かしらの技能がクリティカルした場合)
貴方は机の下に、床下収納のようなスペースがあるのに気が付きます。

・ロッカーの中に隠れる
足が機能しない探索者はロッカーの中に入るのに補助が必要でしょう。
ロッカーの中へ探索者を押し込む補助人は「DEX×5」で判定してください。
補助がない場合は自動失敗となります。
補助が必要のない探索者がロッカーに隠れる場合の判定はありません。
→(成功の場合)
貴方は無事、ロッカーの中に入れることでしょう。

→(クリティカルの場合)
失敗・ファンブルの探索者を成功したことにできる。
しない場合は普通のロッカーに隠れられる。

→(失敗の場合)
貴方はロッカーの中へ入ることはできるでしょう。しかし、ロッカーの扉は若干隙間があり完全に閉じられませんでした。

→(ファンブルの場合)
失敗と同様。
さらに強制で外れロッカーに入ったことになる。

貴方はロッカーの中で、隠れて女性が気づかないことを願います。
女性がゆっくりと、近づいているのがロッカーの少し開いている隙間からみえることでしょう。
じわり、じわりと恐怖の塊が近づいてき、
(シークレットダイスで当たっていないか判定成功・クリティカルの場合)
→貴方達のロッカーを通り過ぎていきます。

(シークレットダイスか失敗・ファンブルで外れロッカー決定)
貴方はロッカーに押し込まれてロッカーの中を良く見ていなかったでしょう。
自分の押し込まれたロッカーの中身が人間の中身をぶちまけたような、腸や脳のようなものが飛び散る恐ろしいロッカーであることに気づいてしまいます。
身にまとわる血が妙に暖かいのが恐怖心を煽ります。
1/1D3のSANチェックです。
さらに貴方は驚いて音を出してしまうでしょう。
貴方がとっさにロッカーの隙間に目を向けると、暗さがそこを支配していました。
何もいないと、貴方が安心をしたのもつかの間、貴方はそれが髪の毛であることに気づきます。
その髪が移動をしたかと思うと、明らかに死んでいる女性の目が明らかに貴方に目を向けていることに気づきました。
1/1D4のSANチェックです。
(※ロッカーの外に出るか探索者に質問する)
(※出る場合はSANチェック後戦闘開始。1ターン目にドアの外に出るのにターンを消費する。DEX*3の判定に成功でターン消費なし、クリティカルで1D3ダメージを与えられることとする。3ターン目終了までに倒せていなかった場合、鏡廼が管理人の背に札を貼り付け女性が消失し戦闘終了。倒せていたら鏡廼は隙を見て部屋を出ている)
(※それでもなお隠れていた場合は、後述の「誰も机の下に隠れておらず、隠れ続けていた場合」を参照とする)

・本棚の後ろに隠れる
「幸運」もしくは「隠れる」を振ってください。
→(成功の場合)
貴方は本棚の影のおかげでなんとか女性に見つからず、その場をやりすごすことができるでしょう。

→(クリティカルの場合)
貴方は完全に女性の死角にいます。のろのろと動く女性に今なら不意打ちできるかもしれません。
(※不意打ちを選ぶ場合、戦闘処理。女性の体力は10、攻撃方法はかぎ爪25%、回避20%)
(※さらに机の下に隠れるを選択した探索者がいた場合、鏡廼が戦闘乱入する)

→(失敗の場合)
貴方は女性に見つかってしまいます。なんとかしてこの場を切り抜けなければなりません。
戦闘開始です。

→(ファンブルの場合)
貴方は女性から完全に隠れられたと慢心していました。息をひそめ静かになり、ふと目を開けると貴方の目には女性の鋭い爪が眼前に迫りくる様子が映し出されます。
「回避」を振ってください。
戦闘開始です。
(※失敗の場合HPが1減る。ファンブルはさらにSANが1減少)

・机の下に隠れる
机の下に潜り込んだ時、女性が部屋に入ってきました。
女性は真っ直ぐロッカーの方へ行き、自分の方には来ないことが分かります。
→(床下収納に気づいていない場合)
机の下で息を貴方が潜めていると、「そこにいるといずれ気づかれるぞ」という声が小さく聞こえ貴方を下の方へ引っ張っていきます。
下へと貴方を引っ張った相手は、部屋自体が暗くよく見えません。
自分のいる床周辺を探ってみれば、何かがあります。それをよくよく見ると、鏡のはめ込まれていない手鏡のようだと気付きます。
(※ここで探索者が上へ他の探索者を助けるために出た場合、鏡廼は静止の声を上げて共に上に行き戦闘乱入します。この際、鏡廼は札を1枚温存します)
(※全員が気づいていないうえで床下収納へ鏡廼に引きずりこまれると、女性は諦めて去っていきます)

→(床下収納に気づいている場合)
そのまま床下収納へ逃げ込もうとした時、その床下収納から「邪魔だ」と一言小声が聞こえたと思うと机の下から飛び出して女性へ向かっていく何かが目に入ります。
ロッカーで見降ろされていた探索者は目の前にいた女性が、急に断末魔を上げて自分のロッカーから離れていくのを感じます。
机の下にいた探索者は「目星」を振り、ロッカーで見降ろされていた探索者は「聞き耳」を振ってください。
→(「目星」に成功した場合)
その床下収納から出た男性が何かを女性に押し付けたのが分かります。

→(「目星」をクリティカルの場合)
それが紙のようなものであると気付くでしょう。

→(「目星」をファンブルの場合)
頭をぶつけてHPが1減少します。

→(「聞き耳」に成功した場合)
「…最後の一枚を使わせやがって」と悪態をつく声が耳に入ります。
(※鏡廼が最後の札を消費する)

→(「聞き耳」をクリティカルの場合)
さらに何か紙を張り付けるような音が聞こえます。

→(「聞き耳」をファンブルの場合)
頭をぶつけてHPが1減少します。

・誰も机の下に隠れておらず、隠れ続けていた場合
突然女性の甲高い悲鳴が聞こえ、威圧感が消えます。
隠れた場所から恐る恐る出た貴方たちは、部屋に女性がいなくなっていることに気づき安堵することでしょう。
ふと、入ってきたドアを見ると何か焼け焦げた跡のある紙が張り付けてあるのに気づくでしょう。
(※鏡廼が札を消費)

〇書室
貴方は女性がいなくなったため、この部屋を探索することができます。
(※鏡廼がお礼を言われた場合、「お前たちのためじゃない」と探索者を見て、外れロッカーが開いている場合は速やかに閉める)
(※ここで初めて机を注目する場合、「目星」で最近人が出入りしたような跡がある床下収納を発見する)
→(鏡廼に出会っている場合)
貴方達は改めて目の前に現れた男性に注目することでしょう。
すると彼は「で、だ。お前たち何故来た。俺は入るなと言ったし、追い出しもしたはずだが。」と貴方達をにらみつけています。
(※工事のことに言及されると、工事は探索者たちを追い出すための嘘だったと鏡廼は教える)
目の前の男性は「星憧 鏡廼(せいどう きょうの)」と名乗り、霊媒師をしていることとこの図書館には依頼で妹と共にやってきたと教えてくれます。
また、妹とははぐれてしまったとも言うでしょう。
貴方達は鏡廼に対して質問があれば、教えられることは教えてくれるでしょう。
(※ここで鏡廼に対する「心理学」を探索者が成功すると、妹が化け物がいるような図書館ではぐれてしまったにもかかわらず、心配する素振りが一切ないことが分かり、クリティカルで成功した場合は、鏡廼に対して何も大きな感情の波がない機械のような印象を受けます)

・机を調べる場合
机の上は片付いており、まるで最近まで誰かが使っていたかのように埃もなく綺麗な状態です。
「目星」が使用できます。
(※床下収納に気づいていない場合のみ可能)
(※床下収納に気づいていた場合は技能なしで鏡がはめ込まれていない手鏡を発見する)
→(成功した場合)
貴方は女性の対処で先程は焦っていましたが、冷静になって机の下を覗き込むと床下収納のようなものがあることに気づき、さらにその戸が開けられていることに気づきます。
「目星」を振ってください。
(※成功・クリティカルすると鏡がはめ込まれていない手鏡を見つける)

→(クリティカルの場合)
成功情報の他に、床下収納の中に鏡がはめ込まれていない手鏡を見つけます。

→(ファンブルの場合)
貴方は机の床下収納に気づき、その戸が開いているのを見て「もしかしたら先程まで何かがここに潜んで、自分たちを見つめていたのではないか」という想像をしてしまいます。
0/1のSANチェックです。

・ロッカーの中を調べる場合
ロッカーは全部で6つあります。
→(既に探索者が外れロッカーを見ている場合)
臓物まみれのロッカーも含め有用なものはなさそうです。

→(外れロッカーを知らない場合)
貴方は一つのロッカーに血痕がついており、さらに刺すような嫌な臭いが漂ってくることに気が付きます。
このロッカーを開けますか?
(※開けたら何かの動物の臓物をぶちまけたかのような一面赤を直視してしまい、1/1D3のSANチェック)
(※状況次第では「幸運」で新品の服や応急セットを用意してもよい)

・本棚を調べる場合
この部屋にはいくつかの本棚が置いてあるようです。
「目星」を振ることができます。
→(成功した場合)
部屋に駆け込んだ時は急いでいて気づきませんでしたが、机とは反対側に置いてある本棚の裏にあった人体模型を見つけます。

→(クリティカル・ファンブルの場合)
この場に似つかわしくない人体模型が置いてある事実、それに人体模型の目がじっと自分の方を見ている気がして0/1のSANチェックです。

→(鏡廼がいる場合で人体模型を見つけた場合)
貴方が人体模型を見ていると鏡廼が「理科室でもないのに置いてあるのが疑問点だな」と後ろで呟いています。

〇再びの廊下
部屋を出た貴方は、逃げていたときには気づきませんでしたが廊下が別方向にのびていたことを知ります。
そちらの方を見ると扉が二つあることが分かります。
一つには「スタッフルーム」とドアにあります。もう一つの扉には何もありません。
(※鏡廼がいるともう片方がロビーだと教えてくれる)

〇スタッフルーム
司書たちの軽い休憩室のようで、ロッカーやテーブル、洗面台などが置いてあります。
ここで探索者は「目星」を振れます。
→(成功した場合)
貴方はどこかの鍵を見つけます。
(※PC部屋の鍵)

→(クリティカルの場合)
貴方は女性に追われ疲れていた心が、かつて司書という人間が使っていた痕跡のある部屋を見つけて落ち着いていくことが分かります。
SAN値を1D3してください。

→(ファンブルの場合)
ロッカーを見ようとして足の小指をぶつけます。
HPを1減らしてください。

〇ロビー
貴方が扉を開くと、そこはロビーのカウンターのようでした。
貴方達が開けて追い出されただろう扉もそこにあります。
探索者は「カウンター」・「ロビー全体」・「ロビーの壁」に「図書館」と「目星」を振ることができます。
(※探索後、鏡が割れていなかった場合「幸運」成功でセイドウとの遭遇イベント発生)
(※ここで足を奪われた探索者用に車椅子を用意して、使用中に補正をかけても構わない)
'画像'

・ロビー全体
かなり広いロビーです。
ロビーは基本、本の貸し借りをする場所のようで、おすすめの本などが入口付近の机にずらりと並べられています。本棚もそこそこ置いてあるようですね。
→(「図書館」に成功した場合)
ドアの裏に張り付いた「閉館のお知らせ」という用紙が目につきます。
日付は十年前のものです。

→(「図書館」をクリティカルの場合)
閉館の理由が「図書館の本の盗難多発」によるもので、「管理人の腕の問題」については一切触れられていないことに気づきます。

→(「図書館」をファンブルの場合)
ロビーを見回っている最中に本棚を一部倒してしまい、壁にかかっていた鏡を割ってしまいます。
幸い本棚越しだったので貴方が怪我をするようなことはありませんでした。
(※セイドウの鏡が一つ破壊される)

→(「目星」に成功した場合)
貴方がふと上に視線を向けるとそれに目が向きます。
本棚の上に置いてある…いや吊られているマネキンのような、人体模型のようなものがあることに気づきます。
貴方がよくよく目を向けると、それが人間であることに気づきます。
逆さに吊られたそれは、肌の皮膚をはがされ、一度バラバラにしてもう一度繋いだのか、手首・足・腕・胸部・首・脳に継ぎ目があるのが分かります。
目は限界まで飛び出ており、口からはだらりと舌が垂れています。
1D3/1D5のSANチェックです。
さらに死体に「目星」が可能です。

→(「目星」をクリティカル・成功したうえでさらに成功した場合)
心臓の位置に紙がねじ込んであるのに気が付くでしょう。
紙には「脳へ下れ」とだけ記入されていました。

→(「目星」をファンブルの場合)
貴方はおすすめの本をふと手に取り、夢中で暫く読んでいます。

・ロビーの壁
外で外壁を見た時と同じ印象を受ける、少しアンティークっぽい壁がロビーに広がっています。
「目星」と「図書館」を振れます。
→(「目星」を成功した場合)
貴方は壁にポスターが張ってあることに気が付きます。
近くの小学生の読書感想コンクールポスターや交通安全ポスターなど様々です。

→(「目星」をクリティカルの場合)
ポスターが張られている中、鏡が壁に取り付けてあることに気づきます。
(※既に鏡が割れている場合は割れた鏡を発見する)

→(「目星」をファンブルの場合)
貴方は、うっかり壁にかかっていた鏡を割ってしまいます。
(※セイドウの鏡が破壊される。既に破壊済みの場合、何も起きない)

→(「図書館」に成功した場合)
貴方は「本は元の場所に戻しましょう」と書かれているポスターを発見します。

→(「図書館」をクリティカルの場合)
貴方は「近頃本をカウンターに通さないで、そのまま持ち帰ってしまう利用者が増えています。カウンターに通さない本は元の階へ戻しましょう。」という張り紙をポスターの横で見つけます。

→(「図書館」をファンブルの場合)
貴方は壁のシミが段々と人に見えてきてしまいます。
0/1のSANチェックです。

・カウンター
探索者が出て来た扉はカウンターの奥にあったようで、昔は本の貸し借りの手続きをしていたのでしょうが、現在は埃がかぶっていることから誰にも使われていないことがはっきりと分かります。
→(「目星」に成功した場合)
貴方はカウンター横の返却口に気づきます。

→(「目星」をクリティカルの場合)
貴方は返却ボックスの本が積み重なっていること、積み上げられた本の上の方が最近誰かに返されたかのように新しいことに気づくでしょう。

→(「目星」をファンブルの場合)
貴方は返却ボックスに溜まっていた大量の本をぶつけた拍子に崩してしまいます。

→(「図書館」に成功した場合)
貴方は、利用者一覧をロビーで見つけます。
利用者一覧をめくりますが、その中に貴方達の名前がないことに気が付きます。
さらに「アイデア」を振ってください。
(※成功の場合、「利用者ではない自分たちはこのまま返却口に本を入れてはいけないのではないか」と思い至る)

→(「図書館」をクリティカルの場合)
利用者一覧の最後のページが破られていることに気づきます。

〇セイドウとの出会い
(※鏡のかかった部屋で鏡を割っていない時、「幸運」成功で発生)
(※発狂した場合、狂気内容が「思わず目の前の鏡を割ってしまう」に固定され、セイドウの鏡を破壊する。直後狂気は治まる)
(※このイベントのSANチェックが原因で不定の狂気を発症した場合、「鏡を見る度に割ってしまいたくなる衝動に駆られる」に内容が固定され初回は自動でセイドウの鏡を破壊。以降は「POW×5」の判定に成功することで衝動を抑えることができる)
探索者は壁に掛けられた鏡にふと目が向きます。
なんとなくじっと見つめていると。何かが顔を出します。
鏡の、中で。
貴方はまず、鏡に見える女性とも男性とも判断付かない人物よりも後ろの存在に目が行くでしょう。
赤黒い人型は、先程見つけたあの吊られた死体を彷彿とさせます。
あの死体をさらに目と口をそぎ落としたかのような姿に嫌悪感を覚えるかもしれません。
3/2D6のSANチェックです。
「貴方は…初めてお見掛けしますね。」と人物から声がかかります。
「僕は…図書館に来た方からお姿を借りてますから仮に『セイドウ』と名乗りましょうか」
「貴方達は…図書館に呼ばれてしまった方なんですね」
「この図書館は本を正しく返さないまま帰られると、大変なことになりますから」
「無事に帰ることができるように僕たちがお手伝い致します。鏡がいくつかあるので鏡に2回軽くノックしてください」と綺麗な声が貴方にそう言ってきます。
セイドウに何か聞きたいことがあれば、聞くことができます。
(※ヒントキャラ。探索者が探索で行き詰まることがあれば、「幸運」を促し、成功すればヒントを与えること)
(※初見であればSANチェックが発生するが、2度目以降は発生なし。また、事前に後ろのものについて探索者から伝えられている場合、1/1D6のSANチェックに軽減される)
(※鏡廼に鏡のことを話すと、鏡を破壊しようとする。時間の無駄や下手に壊すと何がおこるか分からない等の合理的な理由を説明されるか、「説得」でその行動を止めることが可能)

→(後ろのものについて聞く)
後ろの何かについて尋ねると、セイドウは「彼はみらくんです。と言っても彼は自分の名前を知らないようなので、僭越ながら勝手に名前を付けさせていただきました」と答えます。

→(部屋の構造について聞く)
「ああそれなら…この館の地図は逆さにした人体を正面から見たものでしょうね。2階は…必要のない部屋に僕が姿を借りているもう一人の方がいらっしゃいますね」と答えます。
さらにセイドウが「みらくんはあの部屋を見たことがあるんでしたっけ」というと赤黒い物体がこくりと頷きます。

→(鏡廼の妹について聞く)
「探していらっしゃる方かどうかは分かりませんが、みらくんは女の人をパソコンの置いてある部屋にいたとおっしゃっていましたね」と答えます。

→(2階の紙について聞く)
「目星」を振ってください。
(※成功した場合はセイドウが紙を鏡で映してくれ、鏡文字であることと紙の内容が『381』となっていることを教えてくれる)

→(脳の部屋について聞く)
「この図書館には地下があります。ただ、どこかで電子ロックを開錠しないと地下への道は現れないのですが…僕にはその方法が分かりません。お役に立てず、申し訳ありません」と伝えてきます。

〇4階右足部屋
随筆から小説まで、様々な本が置いてある部屋です。
「目星」・「図書館」を振ることができます。
→(「目星」に成功した場合)
鏡の欠片を見つけることができます。

→(「目星」をクリティカルの場合)
貴方は「いますぐできる!精神を落ち着ける方法」という本を見つけます。
書いてあることを試してみると何となく精神が安定した気がしました。
SANを1D3回復してください。

→(「目星」をファンブルの場合)
貴方は目の前の本棚をうっかり倒してしまいます。
探索者はこの部屋で「図書館」を使う場合、10%のマイナス補正が付きます。

→(「図書館」に成功した場合)
貴方は、鏡についての本を見つけます。
『鏡とは、人の心象やありのままの姿を映すものだ。人の形をまねるのではなく、人の本質を写し取ることが真の性質だと思われる。悪魔の姿を映すのも、魔を払うのも鏡と言われており、聖なるものとしての象徴といってもおかしくはない。』と記入されています。

→(「図書館」をクリティカルかつセイドウに出会っている場合)
貴方は鏡の中のセイドウが「聖なるものの象徴」であり、赤い何かが「悪魔の象徴」なのではないかと思い至ります。

→(「図書館」にファンブルの場合)
貴方は表紙が血で塗れている本を見つけます。
SANを1減らしてください。

〇4階左足部屋
オカルトや宗教の本が多い部屋です。どことなく異様な雰囲気を探索者は感じ取ったような気がしました。
本棚に「図書館」もしくは「オカルト」、部屋全体に「目星」が振れます。
(※探索後、鏡が割れていない場合は「幸運」でセイドウに会える)
→(本棚の判定に成功もしくはファンブルした場合)
貴方達は本を探している途中、一つの本に「返して返して返して返して」と血で文字が書かれた本を見つけてしまいます。
0/1のSANチェックです。

→(本棚の判定にクリティカルの場合)
貴方は本棚の異様な雰囲気に、途中で何かを察したのか探索をやめるでしょう。

→(「目星」に成功した場合)
貴方はこの部屋で左足のないマネキンを見つけるでしょう。

→(「目星」をクリティカルの場合)
よく見るとマジックで目や口、胸にハートが描かれていることに気づくでしょう。

→(「目星」をファンブルの場合)
貴方は部屋の壁にかかっていた鏡を破壊してしまいます。
(※セイドウの鏡が破壊される)

〇3階左指部屋
そこは児童用の本、点字や手話の本が置いてある部屋のようです。
「目星」もしくは「図書館」が振れます。
→(成功した場合)
貴方は、児童コーナーを見つけます。
そこに机があり、その上には何か書かれた紙と小さな丸いシールがあることに気づきます。
紙には①~④と書かれた番号に
①1列目3行目
2列目1,2,3行目
3列目1,2行目
4列目なし
②1列目3行目
2列目1,2,3行目
3列目1行目
4列目1行目
③1列目3行目
2列目1,2,3行目
3列目1行目
4行目なし
④1列目3行目
2列目1,2,3行目
3列目1行目
4列目1,2行目
とそれぞれ記入してあることに気が付きます。
(※正解は『2314』)
(※市子がいる場合、市子の「アイデア」成功で正解を教えてくれる)

→(クリティカルの場合)
貴方はシールが立体的なタイプのものであることに気が付きます。

→(ファンブルの場合)
貴方はこの配列が何か恐ろしいものの暗示ではないかと思ってしまいます。
0/1のSANチェックです。

・リアルアイデアに成功していない場合
これについて何か分からないか、探索者は辺りを見回してみることでしょう。
「図書館」を振ってください。
→(成功した場合)
貴方は点字の本を見つけます。

→(クリティカルの場合)
貴方はあの①~④の配列から考え、点字の数符であることに気が付きます。

→(ファンブルの場合)
貴方は考えすぎて頭がパンクしそうになります。
次回の「アイデア」判定の際、10%マイナスでの判定になります。

〇3階廊下
広いガラスでできた廊下で、天井には空をイメージしたのか雲や星、大きな三日月などのオブジェが吊り下げられ、通行部分の透明ガラスの下には魚や水面の描かれた床があり、海を表現しています。
探索者は今廊下の入り口に立って、廊下を見つめるとワンピースを着た女性がゆっくりと歩いているのが分かります。手元に何かを持っており、かつん、かつんと何かと床が触れる音が廊下に響いています。
女性は貴方達に気づいていないようですね。
廊下に対して「目星」と「聞き耳」が振れます。
(※鏡廼とPC部屋ではぐれ、PC部屋で必要以上探索に時間を描けていた場合、既に市子は潰されて死んでいる)
→(「目星」を成功した場合)
貴方は天井から吊り下げられた大きな月に目が行きます。
よく目を凝らしてみると接続部分が脆くなっており、今にも落ちてきそうだということが分かります。

→(目を奪われている探索者が「目星」を成功した場合)
貴方の機能しないはずの目に、鎖で天井から吊り下げられた大きな曲線の刃物が写ります。何も異常がない目には確かに月が写っているのに、機能しないはずの目には恐ろしいものが写っている…現実では有り得ないような光景に0/1のSANチェックです。

→(「目星」をクリティカルの場合)
貴方は女性がその月の真下を通っていることに気づきますね。

→(「目星」をファンブルの場合)
貴方は何も気づかず、静かに女性の後ろをついて行くことでしょう。
後ろをついて行っても、女性が貴方に気づいた様子はありません。

→(「聞き耳」を成功した場合)
貴方は吊るされている大きな月のオブジェから何か軋むような音が聞こえます。

→(「聞き耳」をクリティカルの場合)
さらに、その音が何かが壊れようとしている音だと気付きます。

→(「聞き耳」をファンブルの場合)
貴方はなんとなく床に静かに倒れ込み、何かを聞き取ろうと思いましたが当然何も聞こえません。
傍から見るとただただ滑稽なだけです。
(※他に探索者がいた場合、その探索者のSANを1D3回復する)

さて、探索者はどうしますか。何か行動があれば宣言してください。
・何か行動をすると宣言した場合
それではこれよりDEX順で行動となります。
(※トラップはターン初めに接続部に1D10のダメージが入り、市子が2回行動するか、HPが0になると落ちてくる。トラップの接続部のHPは15)
(※市子のDEXは11)
(※鏡廼がいる場合、鏡廼は明らかに動揺し何も行動できない)
→(探索者が鏡廼と出会っておらず、市子を助けないもしくは助けられない場合)
女性が月の真下へ移動した瞬間、月が女性目掛けて落ちます。
女性は避ける間もなく月に押しつぶされ、辺りが赤く染まります。
探索者が一番最初、長い廊下で追いかけてきて小部屋で消えた女性は痕跡一つもなく消滅した。
「アイデア」を振るまでもなく分かります。
探索者が今罠にかけた女性は実体がある。月に潰された体は上半身と下半身で真っ二つに裂け、夥しい血の海がガラスの床を赤く染めていく。
貴方は自分が人間を殺してしまったのだと、助けられなかったのだと、理解する。
1/1D5のSANチェックです。
彼女の周辺を漁ると、彼女の鞄から障害者手帳が出てきます。
確認すると、持ち主の名前が『師走市子』であることに気が付きますね。

→(探索者が鏡廼と出会っておらず、市子を助けた場合)
その女性がその場から離れたところを月が落ちてきます。
探索者にも女性にも怪我はなく、女性は月が落ちた場所を驚いたように見つめています。

→(探索者が鏡廼と一緒にいて、市子を助けないもしくは助けられない場合)
月が大きな音を立て、女性目掛けて落ちていくのを探索者はただ見つめることでしょう。
女性の体が大きな月に押しつぶされようとした瞬間、探索者の横を何かが勢いよく通り過ぎていきました。
大きな音を立て、月が地に落ちたことを理解し、探索者が女性のいたであろう場所に目を向けるとそこにあるのは、月が落ちた場所から少し離れた床に倒れている女性。
そして、女性を突き飛ばして月に押しつぶされこと切れた鏡廼の姿でした。
先程まで共に行動していた鏡廼の突然すぎる死に、探索者は状況を理解することを拒みたい気持ちでいっぱいになるでしょう。
1/1D5のSANチェックです。

→(探索者が鏡廼と一緒にいて、市子を助けた場合)
その女性がその場から離れたところを月が落ちてきます。
探索者にも女性にも怪我はなく、女性は月が落ちた場所を驚いたように見つめています。
心なしか、鏡廼がほっとした様子で女性を見たような気がしましたが、一瞬のことだったので気のせいだったのかもしれないと思うでしょう。

〇3F右指部屋
この部屋はビデオテープやDVD、CDなどが視聴できる部屋のようで、仕切りの付いたテレビが置いてある机が多く並んでいます。また、少しですが本棚も勿論置いてあるようです。
部屋全体に「目星」と「アイデア」、棚に「目星」を振れます。
(※探索後、「幸運」でセイドウが出てくる)

・部屋全体
→(「目星」に成功した場合)
貴方は右指のないマネキンを見つけます。また、その近くに鏡の欠片が落ちていることに気づきます。

→(「目星」をクリティカルの場合)
貴方はホラー映画の置いてある棚を見て、現状と結びつけてしまい背筋がゾッとします。
0/1のSANチェックです。

→(「目星」をファンブルの場合)
蜘蛛が目の前に降りてきて、驚いて壁にぶつかった拍子に壁にかかっていた鏡を割ってしまいます。
(※セイドウの鏡が一つ破壊される)

→(「アイデア」に成功した場合)
貴方は映像媒体や音楽媒体が設置されてある棚と本棚を見比べ、本棚以外の棚は特に何かを抜き取られた様子が全くなく、埃をかぶっていることが分かります。

→(「アイデア」をクリティカルの場合)
貴方は盗難されていたのは本だけであることに気が付くでしょう。

→(「アイデア」をファンブルの場合)
貴方は調べている途中で埃をかぶってしまいます。
HPを1減らしてください。

・棚
→(「目星」に成功した場合)
貴方は何の題目もないDVDを発見します。

→(「目星」をクリティカルの場合)
DVDをよく見ると、図書館廃館前日に撮られたものであるということが分かるでしょう。

→(「目星」をファンブルの場合)
貴方は小動物が戯れている癒しビデオテープに夢中です。
SANを1D3してください。

・DVD
DVDを再生すると、図書館利用者にインタビューをしている様子を撮ったものであることが分かります。
おそらく、司書だろう男の声が利用者に図書館の思い出を語ってもらい、最後に「今まで図書館を利用していただきありがとうございました」とお礼に図書をプレゼントしているようです。
→(鏡廼と出会っていた場合)
貴方はインタビューを見ている中、見知った人物…正確に言えばその人物の十年前の姿をそのDVDで見るでしょう。
『こんにちは。図書館を利用してくれてありがとう。お名前を聞いてもいいかな。』
『あの、僕、星憧鏡廼です。』
『今日は図書館最後の日なんだけど、今日は本を読みに来てくれたのかな。』
『はい…あの、僕と妹が明日引っ越しちゃうので本を返しに来たんですけど、この図書館今日で終わっちゃうって聞いて…最後に妹と仲の良かった友達二人で遊びに来たんです。僕たち皆この図書館が大好きだったから…。』
『そうなんだ…ありがとう。今まで利用してくれた君に一冊なんでも好きな本をあげるよ。選び終わったら僕に持ってきて教えてね。』
『えっ、いいんですか…。』
『君も明日この町から出て行っちゃうから、図書館から君へ贈り物だよ。』
『あの、それ友達…女の子の友達にあげてもいいですか?』
『どうして?』
『その…その女の子、本が好きなので…。』
『…なるほど、君はその女の子が好きなんだね。』
『えっ、あ、その…!』
『大丈夫、その子にも本はちゃんとプレゼントするから。君は君の本を持ってきておいで。』
『ありがとうございます…!』
男の子が本を選ぶために、その場を後にすると男は
『…その感情はいらないなあ。他の感情にしよう。』
と小さく呟きます。

→(市子と出会っていた場合)
貴方はインタビューを見ている中、見知った人物…正確に言えばその人物の十年前の姿をそのDVDで見るでしょう。
『こんにちは。図書館を利用してくれてありがとう。お名前を聞いてもいいかな。』
『はい。師走市子です。』
『今日は図書館最後の日なんだけど、今日は本を読みに来てくれたのかな。』
『はい。友達が明日引っ越しちゃうから、最後に皆の好きな図書館に遊びに行こうってなって、おじいちゃんが私たちを連れてきてくれたんです。…さっき司書さんが声をかけてた男の子がその友達の一人なんです。』
『あれ、君はさっきは近くにはいなかったよね?』
『私目がいいから、遠くの二人がよく見えたんです。』
『そうなんだ。あ、さっきの男の子にも言ったんだけど、今まで利用してくれた君に一冊なんでも好きな本をあげるよ。選び終わったら僕に持ってきて教えてほしいな。』
『え?本当ですか?』
『うん。この図書館今日で終わっちゃうから、今まで利用してくれた皆に本を持って行ってもらってるんだ。もしかしたら君の好きな本はもう貰われているかもしれないけど…。』
『いえ!貰えるだけでも嬉しいです!私、ここの本が大好きだったから…図書館が今日で終わっちゃうのは悲しいけど、これでいつでも図書館での記憶を…友達との記憶を思い出せるから…。』
『君は友達想いなんだね。さあ、本を選んできておいで。』
『ありがとうございます!』
お礼を言い、本を探しに行く女の子の影が小さくなった頃に男は
『あの子の祖父経由でもう片方の目も奪えばいいか。』
と冷たい声で呟きました。

〇2F右腕部屋
郷土資料など、この町や県に関する歴史の本が置いてある部屋のようで、ちらほらと埃をかぶった歴史のある展示物のショーケースも置いてあるのが分かります。
部屋全体と展示物のショーケースに「目星」が振れます。

・部屋全体
→(成功した場合)
右腕のないマネキンを見つけます。
→(クリティカルの場合)
埃だらけのショーケースに対し、本棚は綺麗なのが目につきます。

→(ファンブルの場合)
本棚に身体をぶつけてしまいます。
HPを1減らしてください。

・ショーケース
→(成功した場合)
ショーケースの上に鏡の欠片があることに気づきます。

→(クリティカルの場合)
何か歴史的な展示物っぽい何かを所望する場合、ショーケースが偶々開いており所有欄に入れて構いません。

→(ファンブルの場合)
ショーケースの中身に気味の悪い像を見つけてしまい、0/1のSANチェックです。

〇2F鏡部屋
探索者が部屋の前まで来ると扉には鍵がかかっており、真横に電子パネルがあることに気が付きます。
3桁のパスワードを入力することで、開錠される仕組みのようです。
→(左腕部屋でパスワード「381」を入手している場合)
ピピッと電子音が鳴り、扉が開錠されます。

・室内
そこは、図書館に似つかわしくない場所でした。
どこを見渡しても鏡、鏡、鏡…壁も天井も鏡、置いてあるものも姿見であり鏡。
奥には巨大な鏡が置いてあり、探索者の姿を映しています。
その明らかに異様な部屋に0/1D3のSANチェックです。
「目星」を振ることができます。
(※失敗・ファンブルした場合はさらに「目星」を振り成功することで口部屋に気づく。が、鏡の中にいる銀乃には気づけない)
→(成功した場合)
貴方は姿見の一つに、明らかにどこかの部屋が映し出されていることに気づきます。
(※既にPC部屋を見ている場合、それがPC部屋だとわかる)
そして、その部屋に誰かが倒れ込んでいることに気づきます。
慌てて鏡面に触れると、その指先が鏡面に飲み込まれていくのを目にします。
明らかに現実離れしている光景に0/1のSANチェックです。

→(クリティカルの場合)
倒れている人物の肩が上下に動いており、息はしているようだとわかります。

→(ファンブルの場合)
貴方は鏡だらけの部屋が段々不気味に思えてきます。
0/1のSANチェックです。

・鏡の中の部屋
探索者が鏡の中に入っていくと、中は小さい部屋になっており、本棚や机・パソコンが置いてあります。そして床に髪の長い女性が倒れていますね。
(※セイドウからみらくんの話を聞いていた場合、みらくんがいたのはこの部屋ではないかと思い至る)
(※既にPC部屋に入っていた場合は、この部屋がPC部屋と鏡写しになっていることに気づく)
倒れている女性に近づくと、傷だらけですが息はあることに気づきます。
「応急手当」か「医学」に成功すれば目を覚ますことでしょう。
→(成功した場合)
その女性の瞼がゆっくりと開き、探索者を見つめます。
何か言葉を口にしようとして、手元を探りスマートフォンの画面を見せてきます。
『貴方が治療してくれたんですか?』
どうやら彼女はしゃべることができないようです。
耳は聞こえるようで、貴方が名前を聞くと『星憧銀乃』とスマートフォンで教えてくれるでしょう。

→(クリティカルの場合)
介抱しようとしてうっかり彼女の胸に触れてしまうでしょう。
SANを1D3回復してください。

→(ファンブルの場合)
本棚を見ると文字が全て鏡写しのように左右反転しており、貴方は見つめているうちに気分が悪くなってくるでしょう。
0/1のSANチェックです。

銀乃にこれ以上話を聞く場合は「信用」か「説得」、部屋を調べる場合には「図書館」を振ってください。

・銀乃の話
→(成功した場合)
貴方が無害な人間だと示すと、銀乃はスマートフォンに文字を打ち込み始めるでしょう。
銀乃は、「兄と一緒に3日前に図書館に来たこと、調査途中で色んなものに襲われたこと、急に鏡に引きずり込まれて気絶してしまったこと」などを話してくれます。

→(クリティカルの場合)
さらに「行方不明になった昔の友達を探しにきたこと」を教えてくれます。

→(ファンブルの場合)
鏡の中に入り込んでしまっていること、その中に人が閉じ込められている現状に改めて恐怖が沸き上がります。
SANを1減らしてください。

・部屋の調査
→(成功した場合)
貴方は本棚の中にパイプ式ファイルを見つけます。
中身は他の本と同じく文字が左右反転しており、内容を理解するのに「日本語」-20%で振ってください。

→(クリティカルもしくは2回成功した場合)
中身はパソコンで入力したと思われる何かの研究レポートのようです。一部虫食い状態になっており、読めない部分があります。
『《×を作るための研究記録1》
 科学者の使命とは何か。それは現段階で非科学的な事象・存在を科学で証明することと私は思う。今回はその中でも未だ、非科学的な存在である×を作り上げることで私の科学者としての地位を最高のものへと変えようと思う。
 ×を作るにはこの世界の代表的な×をなぞらえて、「信仰」「超常現象じみた力」「無欲」「慈悲」「死と再生」「無よりの生」「清らかさ」「魔を祓う力」「光」「裏切りを受ける」「誰かを救いたいと思う正義感」「恐怖の克服」「苦の多い試練を乗り越える強さ」の13の要素が必要と考える。
 まずは無を有に固定し×の器を作るため、いくつかの要素を持つ鏡を使うこととした。
 やはり、鏡だけでは器を作ることさえもできない。
 何か研究のヒントになりえぬかと町の図書館へ訪れひらめいた。
 ×は人に近い思考・容姿を持ち合わせているのだから、人間を使えば×の器をつくれるのではないだろうか。
 私は図書館の司書になりすまし、本に仕掛けを施した。本を持ち出させ、持ち出した者から器を作るのに必要なものを奪いとるものだ。利用者からは何も奪わないことで、図書館側には盗難が多発していると思い込ませる。さらに図書館にいくつか部屋を作ることで、研究の経過を見れるようにもした。良い研究所を得たものだ。
 図書館の管理人が何か感づいたのか、図書館の本を無断で持ち出した。両腕を奪っておいたが、これ以上詮索されても困る。私の崇高な研究の邪魔にならないよう洗脳し、両腕が動かなくなったのと本の盗難多発を理由にこの図書館を廃館とする決定をさせ、廃館後失踪したと見せかけ殺した。
廃館の際に利用者に本を配ることで利用者から器に必要なものを奪い、鏡に読み込ませたため一気に器が完成に近づいた。
さらに、本を図書館へ返さなければという強迫観念を抱かせることで図書館の取り壊しを反対させる。これでこの研究所は守られ、本を返しに来た者に本を持ち帰らせることでこちらは器に必要なものを別に奪うことができる。
鏡には一度読み込ませれば十分なので、外に持ち出された本が元の場所に戻され、奪ったものが元の持ち主に戻ることは器には影響しないため、問題がない。』
このようなことが書いてありました。

→(ファンブルの場合)
本で指を切ってしまいます。
HPを1減少してください。

・再び室内
探索者が鏡から部屋に戻ってくると、探索者は違和感があります。
それがなにか判断するために「聞き耳」を振ってください。
→(成功した場合)
床の方、正確に言えば貴方の入っていた鏡の下から人の叫び声がした気がしました。
鏡を少しずらすと、下へ行く階段が見つかります。

→(クリティカルの場合)
貴方はその声が誰かが「ここから出してくれ!」と言っている声だと分かります。

→(ファンブルの場合)
貴方はどこからか何かの唸り声のようなものを聞いた気がしました。
0/1のSANチェックです。

〇口部屋
探索者が階段を降りると小さな部屋に辿り着きます。
一人分の部屋のようで、机にベッド、小さな冷蔵庫まであります。
探索者がベッドを見ると、白衣を着た男性が「えっ何…」とプリンを食べていますね。
先程「聞き耳」を成功した探索者は叫び声の持ち主が彼であることを確信することでしょう。
探索者が男性に名前を聞くと「名前?なんだっけ…」と困惑しているのが分かりますね。ちなみに、彼の白衣に『臥 淳爾(ふし じゅんじ)』と名札がついています。
部屋に「目星」が振れます。
(※MAP2を出す)
'画像'

→(成功した場合)
貴方は冷蔵庫の中に鏡の欠片を見つけます。

→(クリティカルの場合)
貴方は冷蔵庫にプリンが入っているのに気づき、食べてみます。
まろやかなほんのり甘いプリンの味が舌を包み込み幸福な気持ちになります。
SANを1D5回復してください。

→(ファンブルの場合)
机に思い切り足をぶつけてしまいます。
HPを1減らしてください。

〇2F左腕部屋
簡易的な休憩室になっており、少しの本棚と多くの本を読むための机が置いてあります。
「目星」を振ることができます。
(※探索後、鏡が割れていなければ「幸運」成功でセイドウイベントが発生する)
→(「目星」に成功した場合)
貴方は『コロ|』と書かれたメモを発見します。
(鏡部屋の電子パネルのパスワード。鏡文字になっており、セイドウに聞けば答えが『381』であると教えてくれる)

→(「目星」をクリティカルの場合)
貴方はこれが鏡文字ではないかと気づきます。

→(「目星」をファンブルの場合)
この謎の文章が『コロス』ではないかと思い至り恐怖します。
0/1のSANチェックです。
また、近くに置いてある鏡を破壊してしまいます。
(※セイドウの鏡が一つ破壊される)

〇2F心臓(PC)部屋
スタッフルームで拾った鍵がまわり、扉が開きます。
中は小さい部屋になっており、本棚や机・パソコンが置いてあります。
(※セイドウからみらくんの話を聞いていた場合、みらくんがいたのはこの部屋ではないかと思い至る)
(※鏡廼が付いてきており市子がいない場合、鏡廼が「隠れる」「忍び歩き」をシークレットで振る。「隠れる」が失敗・ファンブルした場合、探索者は「目星」を振り成功すれば鏡廼が部屋を出る様子が目に入り、「忍び歩き」が失敗・ファンブルした場合、探索者は「聞き耳」を振り成功すれば部屋から上の階(3階廊下方面)へ鏡廼が出ていく足音が聞こえる。また、鏡廼をすぐに追いかけることができる。探索者がファンブルした場合は、ファンブルした探索者によって何も気づかなかった結果となる。鏡廼が技能に両方成功もしくは探索者が判定に失敗・ファンブルした場合、部屋の探索が終わるまで鏡廼が部屋を出たことに気づかない。市子がいる場合、鏡廼は部屋の外で待機している)
(※銀乃と合流している場合は「パソコンのワードは見るなよ」と釘を刺し、外で待機する)
(※鏡廼が一度離脱したうえで、銀乃と合流した状態でこの部屋に来ると鏡廼が中に入っており、「無事だったか」と迎え入れてパソコンを調べ始めた瞬間、「くれぐれもワードの中身は見るなよ」と声をかけて外で待機する)
探索者は本棚・机・机の上のパソコンを調べられます。

・本棚
本棚は十年間放置されていたはずなのに埃一つなく、綺麗に整理されていることが分かります。
「目星」もしくは「図書館」が振れます。
→(成功した場合)
貴方は本と本の間に挟まる紙きれを見つけます。
それは十年前、丁度この図書館が廃館になる前日の利用者一覧のページのようです。
さすがにそのページまでは手入れされていないのか、一部が虫食い状態で読めません。
『■■ ■子
 臥 ■■
 星憧 鏡■
 星■ ■乃  

影山図書館 最終日利用者一覧』

→(クリティカルの場合)
貴方は本棚の本が抜き取られて、一冊分空いている箇所があることに気づきます。

→(ファンブルの場合)
本が一斉に倒れてきて調査が困難になります。本棚をまた調べる場合、それぞれの技能に20%マイナスしたうえで成功しないと何も分かりません。

・机
アンティークの洒落た机です。
「目星」を振ることができます。
→(成功した場合)
机の引き出しの中に鏡の欠片があることに気づきます。
さらに机に鏡が置いてあることに気づきますね。
(※ここでセイドウを呼んでも反応は返ってこない)

→(クリティカルの場合)
机の鏡が固定されて持ち出せないことが分かります。

→(ファンブルした場合)
勢いあまって机にあった鏡を割ってしまいます。
(※セイドウの鏡が一つ破壊される)

・パソコン
ノートパソコンが置いてあります。電源が落ちているようですね。
USBやヘッドホン・マイクといった周辺機器は接続されていません。
「アイデア」を振ってください
→(成功した場合)
そのパソコンが割と最近の型であることに気づきます。

→(クリティカルの場合)
今までの階で本ばっかり見ていたので、パソコンを見て少しほっとします。
SANを1D3してください。

→(ファンブルの場合)
パソコンから化け物が出てくる想像をしてしまい、0/1のSANチェックです。

電源を入れるとパスワードを要求されます。
→(左指の部屋で『2314』を手に入れていた場合)
貴方がパスワードを打ち込むと問題なくデスクトップ画面に移動できるでしょう。
デスクトップ画面には、『電子ロック解除』と名前のある錠前のアイコンと、『無題』とされたワードの文章のアイコンがあり、ワードの方には4桁数字のパスワードが要求されます。
(※パスワードは『1215』。師走市子からきている)
『電子ロック解除』のアイコンをクリックすると、画面に『電子ロックを解除しました』という文字が表示されます。
(※最下層である脳の部屋のロックが解除される)

・市子に会ったうえでリアルアイデアに成功しない場合
「図書館」を振ることができます。
→(成功した場合)
貴方は本棚に『昔の月の読み方』という本を見つけます。
内容は以下の通りです。
『1月:睦月 2月:如月 3月:弥生 4月:卯月 5月:皐月 6月:水無月 7月:文月 8月:葉月 9月:長月 10月:神無月 11月:霜月 12月:師走』

→(クリティカルの場合)
貴方は師走とつく人物に心当たりがあるでしょう)

・ワードのパスワードを突破した場合
内容は日記のようです。
『(探索者が来る一週間前)
 影山町の影山図書館についての調査依頼を請け負う。
 十年前より何故か廃館となった今でも取り壊しが不可能ということで心霊的原因が疑
われ、こちらに話がきた次第である。
 此方の専門外の可能性があるため、海外より増援を派遣してもらい調査する。

(探索者が来る4日前)
増援が一名来た。数だけ見ると戦力不足。
長期戦になることが予測されるため、札を多めに持ち込むことにする。
手入れをすると、手元に影山図書館の図書を確認。
借りた覚えはない。図書館に招かれているようだ。
明日、調査開始。

(探索者が来る3日前)
中は広いうえ、敵が多い。札を大量に消費してしまった。
このパソコンを接続することのできる部屋に辿り着き、札による結界を作ることができたのは大きな収穫と言える。
ここを拠点とし、敵と原因の殲滅を目的に今後活動。

(探索者が来る2日前)
同行者が敵に捕獲される。
鏡から手が伸び、あっという間に連れ去ってしまった。失態だ。
気配も辿れない。
同行者の死を覚悟し撤退した方がいいのだろうが、あれでも家族だ。
調査を続行する。

(探索者が来る前日)
敵より接触有り。
霊でも死体でもなく、正真正銘の化け物と形容した方が適正かと思われる風貌。
同行者を殺されたくなければ、協力しろと脅迫を受ける。
曰く、十年前にここに来て敵に奪われた俺たちは研究のさらなる発展に必要不可欠とのこと。
ここに来た記憶も、何かを奪われた記憶もない。
そもそも十年前の記憶といえば、この町から出ていく時に刻まれた忌々しいもののみだ。
忌々しい記憶のはずなのに、未だパスワードを変えないままにしている理由は不明だ。
思えばあの時から感情があまり起伏しなくなった。
兎に角、家族である同行者の命はどうにか助けなければならないだろう。
解決策を探る為、一時協力関係となる。
同行者の無事と引き換えに、此方は見込みのない人間の処分を請け負う。

(探索者が来た日)
どうしてあいつがここに』

ユーザー名を見てみると、そこには星憧 鏡廼と名前が載っています。
(※鏡廼が同行したうえで鏡廼がいないことに気づいていない場合、ここで鏡廼がいないことに気づく)
→(鏡廼と市子がいる場合)
鏡廼がいつの間にか貴方の近くにおり、市子には聞こえないように「黙っていろ」とだけ言うと離れていきました。

〇1F左目部屋
レポートや研究論文の本が置いています。
「図書館」が振れます。
→(成功した場合)
レポートが置いてある棚の中に、何の表題もついていないパイプ式ファイルを見つけます。
内容は以下の通りです。
『《×を作るための研究記録2》
 なかなか「恐怖を克服する心」が奪えない。まず、器の材料たちが恐怖を克服する前に図書館から逃げてしまうことが多いからだ。
 そんな風に悩んでいると、未確認生命体から接触があった。普通なら非現実的な光景に恐れおののくのだろうが、私は非科学的存在を科学的存在にしようとしている研究者だ。特に何の恐怖も持たなかったし、寧ろ彼らは私の研究の手助けをしてくれるのでありがたいという気持ちの方が強い。
 彼らは別に器を作り、その器に宇宙の生命を生み出すウボ=サスラという×を投影させ、人間に無理矢理恐怖を感じさせそれを克服するよう仕向けさせればいい。うまくいけばウボ=サスラの投影体から×に必要なものが生み出されるから、×の器にそれを取り込ませればいいとのことだ。新しい器が必要なくなれば、新しい器だけ別の鏡に移してその鏡を割れば処理できるらしい。
 私は科学者の立場上新しい器を見ることはできないが彼ら曰く、新しい器を見ると人間は生命の終わりへの本能的な恐怖や、まるで元々は新しい器の一部だったかのように自分たちの魂が取り込まれてしまうような恐怖に駆り立てられてしまうらしい。
 新しい器を彼らと共に作り、運用したところ素晴らしい成果をみせた。多く材料は新しい器を見て発狂してしまったが、一部の材料は人間の生存本能が働いたのか恐怖を無理やり克服していた。
 ×の器に自我が芽生えてきた。これでまた一歩×の完成へ近づいた。
 彼らには感謝してもしきれない。
 ×の器が完成すればあとは×の器を鏡の外から出して新しい器の力を使い、他12つの世界で試練を受けさせ、×へ近づけさせる。
 ×へ至る未来はそう遠くない。』
恐ろしい研究の記録を見て貴方は恐ろしさを感じるでしょう。
0/1D5のSANチェックです。

→(クリティカルの場合)
貴方はこの図書館に鏡が多いのは、この研究のためであることを理解します。

→(ファンブルの場合)
置いてある新聞の四コマ漫画に夢中です。
SANを1回復してください。

〇1F右目の部屋
百科事典や身体的な本が多い部屋です。
地下深く降りて来たからか少し肌寒い気がします。
本棚に対し「図書館」を振れます。
→(成功した場合)
心の位置についての本を見つけます。
『心の位置を脳とする考え方は多いものの、やはり私は心臓の位置こそが心がある場所だと思う。心臓は血が多く通い、人間の生命を維持する。心臓なくして人間は生きられないためだ。心臓のある左胸こそ心が通う場所である。』

→(クリティカルの場合)
ロビーにて『脳へ下れ』というメモを見つけたのを思い出し、この図書館は人間の体に関係する何かがあるのだと確信します。
(※探索者がリアルアイデアに成功していない場合、「アイデア」を振らせ成功失敗を問わずこの図書館の部屋が人間の部位に位置するものであるということに気づく。また、成功した場合には現在の部屋が目の位置であることと脳の部屋があるはずだということに気づける)

→(ファンブルの場合)
何を思ったか百科事典を読み込んでいます。

〇1F廊下
探索者は一階の廊下を歩いています。
すると目星を使うまでもなく、花瓶が添えられた小さな机の真横に大きな鏡がかかっていることに気づくでしょう。
(※何かしらの技能にファンブルした場合、セイドウの鏡が破壊される)
(※「幸運」成功でセイドウを呼び出すことができる)
(※探索者が降りてしまう前に、やり残したことがないか聞くこと)
→(鏡を割った場合)
探索者は勢いに任せ、鏡を割ります。
狂気に憑りつかれたかのように鏡を粉々に破壊して、ふと気が付く…気が付いてしまいます。
鏡のあった場所に、正確には鏡のかけられた壁に大きな亀裂がある。
貴方は吸い込まれるように亀裂の先を見てしまうことでしょう。
そこには、いくつもの骨がありました。
いらなくなったゴミを無理やり詰めるかのように、押し込められた老若男女も分からぬ大量の人骨。
そのうちの一つの頭蓋骨が見つめるかのように此方の方を向いている。
貴方の背筋にぞわりと怖気が、嫌悪が、狂気が、後悔が走っていく。
SANチェック1/1D5です。

→(道中全ての鏡を割った場合)
探索者はこれが最後の鏡であると確信するでしょう。
恐ろしいものを消せるという希望を抱き、鏡を衝動のままに叩き割ります。
何かが絶叫を上げますが、貴方はそれを化け物を倒した証として罪悪感を抱くこともなく、寧ろ鏡を割る行為にのめり込んでいくでしょう。
狂気に憑りつかれたかのように鏡を粉々に破壊して、ふと気が付く…気が付いてしまいます。
鏡を割った後から、大量の血が流れ床を汚していることに。
そして鏡のあった場所に、正確には鏡のかけられた壁に大きな亀裂がある。血はそこから流れているようでした。
貴方は吸い込まれるように亀裂の先を見てしまうことでしょう。
そこには、いくつもの骨がありました。
いらなくなったゴミを無理やり詰めるかのように、押し込められた老若男女も分からぬ大量の人骨。
そのうちの一つの頭蓋骨が何故鏡を割ったのかと恨むように此方の方を向いている。
貴方の背筋にぞわりと怖気が、嫌悪が、狂気が、後悔が走っていく。
SANチェック1D3/2D3です。

→(鏡をずらそうもしくは持って行こうとした場合)
探索者が鏡に手をかけると、他のかかっていた鏡とは違いすんなりと動くことに気づきます。
そして鏡のあった場所に、正確には鏡のかけられた壁に大きな亀裂があるのが目につくことでしょう。
貴方は吸い込まれるように亀裂の先を見てしまいます。
そこには、いくつもの骨がありました。
いらなくなったゴミを無理やり詰めるかのように、押し込められた老若男女も分からぬ大量の人骨。
そのうちの一つの頭蓋骨が貴方が生きているのを羨ましそうに、恨めしそうに此方の方を向いている。
貴方の背筋にぞわりと怖気が、嫌悪が、狂気が、後悔が走っていく。
SANチェック1D3/1D5です。

→(PC部屋でロックを解除している場合)
地図にはのっていない下へと続く、大きく長い階段があります。
階段を見ると何故かこの先に行けば引き返せないような気持ちになります。
階段は探索者を誘うように下へ、下へと続いています。

〇地下階段
→(NPCが誰もついてきておらず、鏡廼と出会っていない場合)
(※ランダムで探索者を選び、不意打ちで鏡廼が「日本刀」を使用)
探索者を煌めく刃が襲います。
思わず探索者が振り向くと、そこには探索者を入り口で追い返した男性が立っていました。
戦闘開始です。
(※この後戦闘処理をする。鏡廼に対して交渉系技能は使えない。また、鏡廼は心を奪われているので怪我や死に対する恐怖心がなく、回避を振らない)

→(市子のみもしくは市子と臥がついてきており、鏡廼が生きている場合)
探索者が階段を進み階段の終わりが見えると、突然後ろからガシャンと大きな音が聞こえ、何かが探索者の横を通り過ぎ階段終わりの床へ叩きつけられます。
床へ視線を向けると、落ちて来た何かが探索者が先程まで一緒にいた市子であることに気づくでしょう。
頭から大量の血を流し、床に身体を預けているその姿は誰の目から見ても死んでいることが分かります。先程まで一緒に行動していた市子の突然の死に1/1D5のSANチェックです。
探索者が後ろを振り向くと、そこには廊下にあった花瓶らしきものの残骸を持った一人の男性が落ちた市子を冷たい目で見ていました。
戦闘開始です。
(※市子は即死)

→(鏡廼のみがついてきているもしくはNPCが誰もついてきておらず鏡廼とはぐれたままの場合)
階段の終わりが見えてくると同時に、後ろから声がします。
「今、お前たちを処分しろと命令がきた。だから、死ね」
後ろを振り向くと、そこには日本刀を構えた鏡廼がいます。
戦闘開始です。

→(銀乃がついてきており、鏡廼がいない場合)
探索者が階段を進んでいると、「銀乃」と銀乃を呼ぶ声が聞こえます。探索者が振り返るとそこには一人の男性が立っていました。
(※味方NPCとして鏡廼が加わる)

→(銀乃がついてきており、鏡廼がいる場合)
探索者が階段を進んでいると、鏡廼がふと「銀乃を取り戻してくれたこと、本当に感謝する。この先には化け物共がいる。…くれぐれも死ぬな」と声をかけます。

→(銀乃がついてきており、市子と鏡廼がいる場合)
探索者が階段を進んでいると、鏡廼がふと「銀乃を取り戻してくれたこと、本当に感謝する。この先には化け物共がいる。俺たちがそいつらを倒す力になる。だから、こいつの目を取り戻してやってくれ。引っ越しの日の時、師走が見送りに来なかったのはここの連中が師走の目を奪ったからだと、お前たちのことで知ることができた。俺はお前たちに報いたい」と感情が薄いながらも決意の意志を見せます。
(※NPCが全員いる場合、怖がる臥の手を銀乃が繋ぎ、勇気づけるように微笑みかけるのを探索者は見る)

〇地下脳の部屋
階段を降り切ると、大きな扉が探索者を出迎えます。
異様なことにその扉は近未来的なデザインをしており、妙な威圧感が探索者にのしかかります。
扉を開くと、中は扉と同じく近未来的な構造をしており、アニメや映画でしか見ないような機械が部屋を埋め尽くしています。薬品棚や本棚も複数置いており、本棚近くの机にはページを開いたままの本が置いてあります。
そして、そんな部屋に「それ」はいました。
薄赤色の甲殻類のような体、人と同じような身長をし、両手には大きな鋏、頭部はらせんを描きそこから触手がうごめいている。そんな明らかに地球上の生命とは思えない物体が背中の羽根を動かし、部屋に数体浮かんでいる。
1/1D6のSANチェックです。
その物体たちは入ってきた探索者に対し、明らかな殺意を向けています。
戦闘開始です。戦闘以外の行動をする場合は手番を消費します。
(※ミ=ゴの攻撃方法は「はさみ」のみ。二回行動と組みつきは発生しない。数は探索者やNPCの数と能力によって変更し、1~4体を目安とする)
'画像'

→(「目星」宣言後、成功した場合)
貴方は部屋に置いてあるアルコールとマッチに気が付きます。

→(臥がいる状態で「アイデア」を宣言後、成功した場合)
貴方はこの部屋の本棚に臥の本を返さなければと思います。

→(アルコールとマッチの使用を宣言した場合)
貴方はこの部屋に火を放ちます。
未確認生命体は貴方の行動に、思わず固まり探索者が地下から脱出する際もフリーズしてしまいます。そしてその一瞬の間に、未確認生命体は炎へ体を包まれることでしょう。
探索者は同じ目にあわないように、今すぐこの図書館から脱出しなければなりません。

〇脱出
貴方達が物体を倒すと、物体の一体の体が薬品棚に当たり、薬品が散乱します。散乱した薬品の組み合わせが悪かったのか、そこから火が上がりすぐに大きな炎へと形を変えていきます。
探索者は急いで部屋から出て、足が悪い者がいれば時間をかけて1階の廊下へと戻ってくるでしょう。地下からは炎が探索者の後を追っています。
(※該当する部屋にセイドウの鏡が残っていない場合はヒントなしで道を選ばせること)
→(セイドウの鏡が残っている場合)
鏡の中の青い右目と緑の左目を持つ人物が左の道を指さしています。炎が鏡の中にも迫っているようです。

→(右の道を選んだ場合)
探索者は火に追いつかれてしまいます。HPを1D3減らしてください。
(※そのまま3Fへ)

→(左の道を選んだ場合)
探索者はなんとか炎に巻かれずに2階まで上がれます。
そのまま3階へ上がる前に2階の鏡を見ると、青い右目と緑の左目を持つ人物が胸を押さえつつも斜め右を指さしています。
(※2Fの鏡が割れている場合はそのまま3Fへ)

・3F
探索者は3階へと戻ってきました。しかし、まだ炎は後ろから迫っています。
廊下を進みますか。それともそのまま4階へ上りますか。
→(左足部屋へ上る場合)
4階へ上る最中、天井の一部が落ちてきます。なんとかそれを避けることはできましたが、迫ってきた炎が貴方の背中を焼きます。HPを1D3減らしてください。

→(右足部屋へ上るために廊下を進んだ場合)
探索者が廊下を渡りきると、天井に吊り下がっていたオブジェたちが炎の行く手を阻むように一斉に落ちていきます。まるで探索者が逃げる時間を稼いでいるかのように。
そのまま部屋に入ると鏡の中の青い右目と緑の左目を持つ人物が座り込み、左上を指さしていることが分かります。探索者はそれを尻目に4階へ上ることでしょう。
(※3階の鏡が割れていた場合は一部描写なし)

→(右足部屋へ廊下を通らずそのまま上る場合)
鏡の中の青い右目と緑の左目を持つ人物が座り込み、左上を指さしていることが分かります。探索者はそれを尻目に4階へ上ることでしょう。
(※3階の鏡が割れていた場合は一部描写なし)

・4F右足部屋
探索者が4階へ辿り着くと、鏡の中の緑の右目と青い左目を持つ人物が真上を座り込みながら指さしています。
そのままロビーまで駆け上がりますか、廊下を進みますか。
(※鏡廼が札を持っている場合、鏡廼が札を使用しこの偽の鏡は消滅する)
→(ロビーに戻ろうとする場合)
代表者1名は「アイデア」を振ってください。
→(成功した場合)
何故か違和感がします。

→(クリティカルの場合)
セイドウは青い右目と緑の左目を持つこと、そもそもこの部屋に鏡はかかっていなかったことを思い出します。

→(ファンブルの場合)
貴方は転んでしまいます。
HPを1減らしてください。

そのままロビーまで向かうと炎が先回りし、ロビーの扉を燃やしています。
必死になって扉を強行突破すると、なんとかロビーへ行けますが探索者の体は火傷を負います。
HPを1D3減らしてください。

→(廊下を進んだ場合)
炎は探索者のぎりぎりまで迫ってきますが、何とか逃げ切れます。
部屋について、鏡を見ると階段の方へよろよろと向かう背中が見えます。
(※鏡が割れている場合はそのままロビーへ)

・4F左足部屋
部屋について、鏡を見ると階段の方へよろよろと向かう背中が見えます。
(※鏡が割れている場合はそのままロビーへ)
→(廊下を進んだ場合)
炎は探索者のぎりぎりまで迫ってきますが、何とか逃げ切れます。
右足部屋からロビーまで向かうと炎が先回りし、ロビーの扉を燃やしています。
必死になって扉を強行突破すると、なんとかロビーへ行けますが探索者の体は火傷を負います。
HPを1D3減らしてください。

→(そのままロビーへ上る場合)
炎は探索者のぎりぎりまで迫ってきますが、何とか逃げ切れます。
部屋について、鏡を見ると階段の方へよろよろと向かう背中が見えます。
(※鏡が割れている場合はそのままロビーへ)

・ロビー
探索者はロビーまでなんとかたどり着けます。
4階より下は完全に炎に飲まれており、ロビーも危ないと感じることでしょう。
→(鏡が割れていない場合)
入り口が完全に開いており、探索者は無事外に出られるでしょう。
ふと後ろを振り向くと、炎に飲まれるロビーの鏡に、扉を開けて貴方達を見送る青い右目と緑の左目を持つ人物と目が合うでしょう。それもすぐ炎に飲まれて見えなくなります。

→(鏡が割れている場合)
入り口の扉は締まっており、鍵を開けようにも火が扉を燃やしています。
探索者は早急に入ってきた窓から脱出するか、扉を破壊して無理矢理脱出するか選んでください。
(※どちらを選んでも脱出可能。扉破壊の場合は探索者全員がダメージを与えると破壊できる)

〇エンディング
・脳部屋に行かず帰った場合
探索者は図書館を後にします。
ではPOW×4を振ってください。
→(成功した場合)
貴方は家に戻ってきて布団へもぐります。寝転んでいると机が目に入り、貴方が図書館へ持っていたはずの本が目に入ります。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 BADENDです。

→(失敗した場合)
貴方は家に戻ってきて布団へもぐります。寝転んでいると机が目に入り、貴方が図書館へ持っていたはずの本が目に入ります。
それとは別に見知らぬ本が横に置いてあることに気づきました。
探索者はそのまま眠りにつきます。
そして、今日あったことを目が覚めたころには忘れているでしょう。
ただ、強い気持ちが残っています。
「図書館へ本を返さなければ。
 さもないと、自分の体は取り戻せない。」

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 BADENDです。

・探索者の本を正しい部屋に戻さず脳部屋に行って帰った場合
→(NPCの本を正しい部屋に戻した場合)
探索者は帰る途中、機能しなくなった体の部位に大きな痛みを感じます。
それは焼けるような痛みで、ずっとその部分を焼き潰すような激痛が探索者を襲います。
その痛みは暫くすると収まりますが、探索者は思います。
「もう二度と取り戻せない」と。
後日、探索者は病院へ行きその部位を診察してもらいますが、医者曰く完全に壊死しており手に負えないと言われます。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 BADENDです。

→(NPCの本を正しい部屋に戻さなかった場合)
探索者が喜んでいると、共に脱出した人物が苦しみ地面で悶えているのが分かります。
大丈夫かと声をかけても、体の一部を押さえ苦しむばかりです。
探索者がふと、その人物の持ち物を見ると黒焦げになった本が転げ落ちていました。
そして理解します。その人物がこれから一生奪われたままでいることに。
また、探索者は帰る途中、機能しなくなった体の部位に大きな痛みを感じます。
それは焼けるような痛みで、ずっとその部分を焼き潰すような激痛が探索者を襲います。
その痛みは暫くすると収まりますが、探索者は思います。
「もう二度と取り戻せない」と。
後日、探索者は病院へ行きその部位を診察してもらいますが、医者曰く完全に壊死しており手に負えないと言われます。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 BADENDです。

・本を正しい部屋に戻し、脳部屋に行って帰った場合
探索者はふと気づくと、機能しなくなった体の部位が機能していることに気づきます。
「取り戻せた」という確かな感情が探索者に喜びを与えます。
→(さらにNPCの本を正しい部屋に戻さなかった場合)
探索者が喜んでいると、共に脱出した人物が苦しみ地面で悶えているのが分かります。
大丈夫かと声をかけても、体の一部を押さえ苦しむばかりです。
探索者がふと、その人物の持ち物を見ると黒焦げになった本が転げ落ちていました。
そして理解します。その人物がこれから一生奪われたままでいることに。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 NORMALENDです。

※以下、探索者とNPCの本を正しい部屋に戻した場合
・臥を銀乃が気絶している間に探索者が殺している場合
探索者が一安心していると、声がふと聞こえます。
「そっか。じゃあ臥さんを殺したのはこの人たちなんですね」
探索者が声のした方を向くと、銀乃が探索者とは違う方向を向いて言葉を発しています。
そして、先程まで別の相手に向けていたライフルの銃口を探索者へと向けました。
「ごめんなさい。私は許すことができないから…仇をとらせて!」
最終戦闘開始です。
→(探索者が勝った場合)
探索者はなんともいえない気持ちのまま、動かなくなった銀乃の死体を見ていることでしょう。
本当にこれでよかったのか、探索者には分かりません。
ですが、今目の前にあることが自分のした行動の結果であるという事実は、石のように重くのしかかってくるのでした。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 NORMALENDです。

→(銀乃が勝った場合)
「仇はとりましたよ、臥さん…」
彼女は探索者に止めを刺し、そう呟きます。
彼女の綺麗な声が、夜の闇の中に消えていきました。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 BADENDです。

・臥と出会っておらず、銀乃がいる場合
ふと、銀乃が驚いたように誰もいない空間を見つめます。
表情は段々と驚愕から絶望へと変化していき、震える唇から綺麗な声が聞こえたかと思うと。
狂った、悲鳴にも近い笑い声がその場に響きます。
「あは、あははははははは!嘘、嘘!それが本当なら、私も、誰もかも死んでしまえばいい!」
彼女が持ち上げたライフルの銃口が探索者の方へ向きます。
最終戦闘開始です。
→(探索者が勝った場合)
探索者はなんともいえない気持ちのまま、動かなくなった銀乃の死体を見ていることでしょう。
本当にこれでよかったのか、探索者には分かりません。
ですが、今目の前にあることが自分のした行動の結果であるという事実は、石のように重くのしかかってくるのでした。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 NORMALENDです。

→(銀乃が勝った場合)
探索者は薄れゆく意識の中、銀乃の狂った笑い声を聞き続けます。
ふと、笑い声がしなくなったと思うと乾いた銃声が響き渡り、視界の端で何かが地面に落ちその周辺を赤い液体が濡らしていくのが目につくでしょう。
そして意識は暗転し、そのまま二度と目覚めることはないでしょう。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 BADENDです。

・市子が死んでおり、銀乃と鏡廼がいる場合
探索者を心なしか気遣っている鏡廼が送っていこうと声をかけます。
銀乃は近くにホテルをとっているので、そこに戻るようです。

→(遠慮する場合)
「そうか…」と寂しげな声で鏡廼は去っていきます。
探索者も疲れているのですぐに帰ることでしょう。
次の日、探索者は朝食を食べながらニュースを目にして思わず食事の手が止まります。
それは星憧鏡廼が交通事故を起こし死んだというニュースでした。
昨日探索者と別れて彼に一体何があったのか。
探索者は知りませんし、これから先知ることもないでしょう。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 NORMALENDです。

→(送ってもらう場合)
「そうか…」と嬉しそうな声で鏡廼は探索者を自分の車に乗せるでしょう。
車の中で鏡廼は今日のことについてお礼を言ってきます。
感情の戻ってきた鏡廼は嬉しそうに、楽しそうに話をしています。
そしてその表情は、真後ろから伸びた手によって凍らされました。
探索者が驚いて鏡廼の真後ろを見ると、死んだ女がそこにいました。
鏡廼は震える声で「い、ちこ」と呟きます。
女は憎しみを込めた目で「どうして助けてくれなかったの」と言いながら鏡廼の首を絞めていきます。
鏡廼に戻ってきた感情は喜びや嬉しさだけではありません。
恐怖、不安、焦燥…負の感情と女の攻撃の手が鏡廼を襲い、探索者が止める間もなく鏡廼はパニックになってハンドルを大きく切り、探索者の乗る車は衝撃を受け探索者は気絶します。
次に目を覚ました時、探索者は病院にいました。奇跡的に探索者に傷はなく、無傷で後遺症などの心配もないと診断されます。
しかし、鏡廼は壁に身体を押しつぶされ死んでいることを探索者は聞かされます。
やっとの思いであの図書館から脱出し体を取り戻したのに、死人が生者を襲い殺したという事実が貴方を恐怖に陥れます。
0/1D3のSANチェックです。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 NORMALENDです

・銀乃がおり、臥が図書館内にいる場合
銀乃がふと、何かに気づいたように図書館を振り返り「私、行かなくちゃ」と言います。
鏡廼が止めようとすると、「ごめんね兄さん」と言って炎の中にその身を滑らせて入っていきます。
それを見て、鏡廼はただ愕然としていました。
後日、図書館の焼け跡から大量の死体が出て来たとニュースがあり、その中で銀乃の名前が出ているのに探索者は気づきます。
鏡廼はあれから、見つかるはずのない妹を探し続けているらしく精神病院に送られたと風のうわさで聞きました。
あの時、銀乃が何を思って炎が燃え盛る図書館の中へ戻っていったのか、探索者には分かりません。
貴方はもう、あの図書館に縛られるものは何もないのですから。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 NORMALENDです

・鏡廼のみが死んでいる場合
市子がふと、空を見上げます。
「見える…!目が見える…!」
月明かりに照らされた色鮮やかな世界が、彼女の目に映っている。
臥がそれを見ながら、「これで…終わったんだな、全部…」と明らかに理性のある言葉を紡ぎます。
貴方達は理解するでしょう。これで本当に終わったのだと。悪夢のような図書館の出来事は消え、自分の奪われた部位が自由に動かすことができることが現実を取り戻していきます。
銀乃が綺麗な声で「皆さんありがとうございます。兄のことは…残念な結果になってしまったようですけど…」と少し俯いて呟きます。
月は死んだ鏡廼を弔うように優しい光で図書館を照らすのでした。
後日、図書館の焼けた跡から大量の死体が出、それぞれ丁重に葬られる旨がニュースで流れます。
全て終わったのだと、探索者は思います。
これから探索者は、図書館で出会った人々と交流があるのかもしれないですし、ないのかもしれません。きっと自由に行動し、自分の人生を歩んでいくのでしょう。
ふと、鏡を見ます。鏡が貴方を見守っているようなそんな気がしました。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 HAPPYENDです。

・NPCが全員生きている場合
鏡廼がふと、涙をこぼします。
「ああ、今、良かった、と心の底から安堵している…!ありがとう、ありがとう…!皆の大事なものを取り戻してくれて…!俺の、感情を取り戻してくれてありがとう…!」
溢れんばかりの喜びと安堵が、探索者にも伝わってきます。
「鏡廼くん、やっと君の顔が見れたね」と市子が鏡廼と目を合わせて泣きながら笑っています。
「臥さん、お久しぶりです。お元気でしたか?」
「うん。銀乃ちゃんも、その、益々綺麗になったね…!」
と銀乃と臥が会話をしています。
元は探索者の体を取り戻すための行動。それが結果的に、彼らのこの姿も取り戻すことができたのです。
そうして、やっと探索者も安堵しやりきったという達成感に包まれるでしょう。
解決していないことはきっと多くあるだろうけど、今はこの光景を胸に刻んでおこう。
探索者はそれぞれの思いを抱えながら、帰宅することでしょう。
後日、図書館の焼けた跡から大量の死体が出、それぞれ丁重に葬られる旨がニュースで流れます。
全て終わったのだと、探索者は思います。
これから探索者は、図書館で出会った人々と交流があるのかもしれないですし、ないのかもしれません。きっと自由に行動し、自分の人生を歩んでいくのでしょう。
ふと、鏡を見ます。鏡が貴方を見守っているようなそんな気がしました。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 HAPPYENDです。

→(HAPPYENDのうえで、手鏡と鏡の欠片が全てそろって図書館の外へ持ち出している場合)
探索者が図書館からいなくなって、図書館の外を歩く人物がいます。
「…どうして、鏡の外に出られたのでしょうか」
探索者がセイドウと呼んでいた人物は、手元の手鏡を青い右目と緑の左目で見つめています。
手鏡に自分の姿と、夜空に浮かぶ大きな満月。
そして、振り下ろされるナイフ。
「え」
呟いた瞬間、鮮血が飛び散り辺りの地面を赤く染めていきます。
「それでは、次の段階へと進もうか」
ナイフを赤く染めた人物が、満月の下でただただ笑っていました。

クトゥルフTRPG 「Library 〜First world〜」 TUREENDです。

以下、NPC・敵ステータスやマップ(※[]内は奪われている状態のステータス)
◆星憧 鏡廼(せいどう きょうの) 職業:霊媒師 男 18歳
STR:12 CON:14 POW:14 DEX:10 APP:17 SIZ:13 INT:16 EDU:13
HP:14 MP:14 SAN:70 IDE:80 幸運:70 知識:65 DB:+1D4
日本刀:90 隠れる:50 聞き耳:45 忍び歩き:50 図書館:60 目星:50 言いくるめ:18
信用:70 説得:40 値切り:6 オカルト:70 芸術(演劇):6 心理学:70[5]
武器:日本刀(1D10+1D4)
【特記事項:回避不能】
【本の返却場所:2F心臓(PC)部屋】
彼は10年前、図書館に主に正の感情を奪われており、負の感情ばかりが残っています。なので、探索者が彼に対し不審なことをすれば彼は探索者を信用しないでしょう。
ただ、家族愛や恋愛感情は図書館から不要なものとされ残されており、彼は図書館に囚われた妹を助けるため行動しています。
しかし、彼の初恋相手である師走市子が図書館に来たことで彼の感情が揺らいでいきます。
その揺らぎがどうなるのかは、探索者の行動次第でしょう。
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◆師走 市子(しわす いちこ) 職業:高校生 女 16歳
STR:7 CON:13 POW:13 DEX:11 APP:12 SIZ:10 INT:12 EDU:10
HP:12 MP:13 SAN:65 IDE:60 幸運:65 知識:50 DB:0
回避:47[聞き耳成功時:67 聞き耳失敗時:27] 杖:50[40] 聞き耳:35[90] 目星:80[25]
精神分析:31 追跡:50 図書館:56[25] 機械修理:21[5] 電気修理:11[3] 英語:26
芸術(ピアノ):85 歴史:32
武器:杖(1D8)
【特記事項:両目の視力低下】
【本の返却場所:1F右目の部屋、左目の部屋に一冊ずつ】
彼女は10年前、図書館によって両目の視力を奪われています。もし、探索者が彼女の手を引いて導いてあげれば、彼女は探索者を信用しますし、探索者の為に戦おうとするでしょう。
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◆星憧 銀乃(せいどう ぎんの) 職業:聖職者 女
STR:11 CON:9 POW:10 DEX:11 APP:17 SIZ:14 INT:12 EDU:12
HP:12 MP:10 SAN:50 IDE:60 幸運:50 知識:60 DB:+1D4
回避:50 ライフル:70 応急手当:52 聞き耳:50 精神分析:51 図書館:40 説得:80
母国語(ラテン語):60 日本語:51 経理:11 心理学:50 歴史:34
武器:ライフル(1D6+1)
【特記事項:言葉を発せない】
【本の返却場所:口の部屋】
彼女は10年前、図書館によって声を奪われています。
彼女がいるかどうかで兄の鏡廼の行動が変わります。
もし、彼女の警戒をといて仲間にすることができれば最終局面で大きな戦力・回復要員として活躍するでしょう。
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◆臥 淳爾(ふし じゅんじ) 職業:医大生 男
STR:9 CON:3 POW:8 DEX:9 APP:13 SIZ:16 INT:16 EDU:18
HP:10 MP:8 SAN:40 IDE:80[10] 幸運:40 知識:90[10] DB:+1D4
応急手当:90[幸運失敗で20] 精神分析:31 図書館:45 目星:55 信用:65 説得:55
ドイツ語:81 医学:85[幸運失敗で15] 経理:11 コンピューター:61 生物学:21 薬学:60
【特記事項:思考能力の一部欠如】
【本の返却場所:脳の部屋】
まず、鏡部屋で鏡の中に入ってからしか彼のいる部屋を探せないこと、SANが低いこともあり、彼を生還させるのは困難でしょう。
また、脳を奪われていることからとっていた行動を忘れてしまったり、会話が成立しなかったりと探索者を苛立たせる存在となりかねません。
さらに、彼の着ている白衣が探索を進めていると出てくる研究者の存在を彷彿とさせ、探索者は彼に対して不信感を感じるかもしれません。
しかし、彼は善良な一般市民で被害者のうち一人であり、幸運さえ成功すれば通常時での技能を振ることができ、回復要員として探索者の助けとなります。
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◆元管理人の女性
DEX:5
HP:10
かぎ爪:25% 回避:20%
影山図書館と研究者の犠牲者です。
影山図書館の違和感を感じ、本を持ち出してしまったことで両腕を奪われてしまい、取り戻しに廃館となった図書館に訪れますがみらくんを見てしまい狂気に陥ったまま図書館で命を落としてしまい、研究者とミ=ゴに狂気に陥ったままの霊体を利用される可哀想な人です。
彼女を救うには、霊体を破壊し影山図書館から解き放つしかないでしょう。

◆セイドウ
お助けキャラです。最終的にはどうあがいても死にます。(透過失敗しましたゆるして)
手に持っている本を調べると聖書であることが分かります。
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◆みらくん
赤黒いなにか兼ウボ=サスラの投影体です。あくまで投影体なので、本物程正気を削るような恐ろしさはありませんが、本シナリオでは一番の鬼門となるでしょう。基本何もしませんが、脱出の際に何か邪悪な意思が流れ込み、探索者を邪魔しようとします。
どうあがいても図書館から出られることはありません。

◆ミ=ゴ
DEX:10
HP:15
はさみ:30(一回行動のみ・組付きなし) 回避:20
はさみダメージ:1D6
研究者に協力し、地下の脳部屋にいるシナリオの(ほぼ)ラスボス的存在です。
彼(彼ら)は研究者が×を作るのには、自分たちの技術の発展向上・後に完成した×の実験のためにも協力していましたが、研究者が自分だけの×を作るのにミ=ゴが邪魔になると気付いてしまい、材料集めついでに探索者をけしかけて排除を企みました。

◆研究者
TUREENDに出て来た、セイドウを刺した人物は彼です。
セイドウを刺し殺すことで、彼の研究段階は次のステージへ移ります。

〇報酬
・NPC1人生存につき1D10のSAN回復
・脳部屋到達時のセイドウの鏡の残り枚数により1D10のSAN報酬
・本を正しい位置に返している場合、技能割り振り上限の解放
・本を正しい位置に返している場合、マイナス補正のかかっていた技能に各20%報酬(成長判定に影響しない)
※足が対象だった場合は1回のみDEXの振り直しか9に固定可能
・完成した手鏡の所有者に1D10のSAN報酬
・ミ=ゴをすべて倒した場合、1D10のSAN報酬
・クトゥルフ神話技能5%の報酬
・HAPPYEND・TUREENDの場合、1D10のSAN報酬
・NOMALENDの場合、1D5のSAN報酬
・BADENDの場合、1D3のSAN報酬
・本が新たに追加されたBADENDの場合、キャラクター作成前の1D4を振って該当の項目が適用される

〇KP用マップ
KPが分かりやすいように用意しています。
PLたちには見られぬよう管理してください。
'画像'

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フォロワーの希望によりシナリオ公開しております。 探索者にクリティカル攻撃をするな! 30%を連続で成功さすな! 20%回避を連続で成功すな!!!!! KP(自分)お前ェーーーーーッ!!! 女神お前ェーーーーーーーーッ!!!!!! そんなKPの洗礼を受けております。

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滝津瀬 2023年03月31日

突然のコメント失礼します!
こちらのシナリオを先日回したのですが、とても楽しかったので、友人の希望もあって「動画化して公開しないか?」という話になってしまったのですが
もし動画化した際は、YouTubeもしくはニコニコでの公開をしても宜しいでしょうか?もし公開の許可が得られませんでしたら、動画化しても身内間で直接見せるまでに収めます。
動画化の方も、ぷらん様の意思に従う所存です。
ぷらん様の都合がよろしいときに、お返事を下されば幸いです。

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