2021年11月18日更新

それでは、また会いましょう

  • 難易度:★★★|
  • 人数:1人~3人|
  • プレイ時間:2~3時間(ボイスセッション)

END2ルート。最後の選択で簡単に分岐します。
『旅行を楽しんでいる探索者達は今晩の宿探しをしていた。そこで「能登白村」という
小さな村に立ち寄ることにした。普通の村を観光してから宿に向かっていると人間の死体を発見してしまう。探索者たちは犯人だと疑われてしまい、疑いを晴らすため村を真犯人探しに動き出す。』

初作品です。ツッコミどころが多かったり、わかりづらいかもしれません。『旅をするもの』という変わった怪物を使って独特の世界観を作ってみました。
やりづらい所はお好きに変えてくださいませ。楽しんでいただければ嬉しいです。

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ストック

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【それでは、また会いましょう】

シナリオタイプ:準クローズド
推奨技能   :図書館、目星、医学

【シナリオチャート】

1.導入
旅行を楽しんでいる探索者達は今晩の宿探しをしていた。そこで「能登白村」という
小さな村に何げなく立ち寄ることにした。少し村を観光してから宿に向かっていると
人間の死体を発見してしまう。探索者たちは犯人だと疑われてしまい、疑いを晴らすため真犯人
探しに動き出す。

2.能登白村の真実
能登白村で何が起こったかを知る。村に住んでいる人間は「旅をするもの」という化け物で
あり、元々能登白村に住んでいた人間達は別の場所で村を取り返す計画を立てていたと言う事。

3.決断
探索者達は能登白村で起こった「旅をするもの」と「人間」との間で起きた争いの真実を知ったうえで
最後に「旅をするもの」と「人間」のどちらに味方をするか選択することになる。

a
「旅をするもの」と「人間」どちらについたかで分岐する。
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【物語の背景】
今回の事件が起きた22年前。能登白という村に生活する人々がいた。ある晩、村の上空を彗星の様な物が光輝き、落ちてくる様子が目撃される。その数週間後の事。人間の姿をしていて、身体の至る所から醜い触手を生やした化け物が村を襲ってきた。化け物は「旅をするもの」という宇宙を飛行する生物で下級の独立種族である。地球を新たな住みかとするためにやってきたのだ。「旅をするもの」は着地した地点から一番近くの村を襲撃した。そこで、人間として生きていくために新たな知識を手に入れようとた。「旅をするもの」は人間の脳に寄生し、記憶や体を自由に操作することができる。脳の情報を寄生することで覗き見て、人間としての思考や倫理感を学習しようとしたのである。人間と化け物の中間の姿をした奴らに怯え逃げ出した。しかし、惨たらしく殺害された者や逃げ遅れた者もいた。逃げ出した者達村人は何キロか行った神社に逃げ込んだ。事情を知った神主が村人を匿った。その後は神社をさらに下ったところにある村に匿ってもらっている。「人間」達は村と攫われた仲間を助け出すために「旅をするもの」を全滅させようと動き始めた。何度か偵察人を送り込み村を取り戻す方法と機会を伺った。今回偵察人に選ばれたのが「紀野智」だった。村に向かった智が見た光景は悲惨なものではなく、まるで普通の人間が普通に暮らしているような平和そのものであった。そんな日常の中に自分の恋人が一見人間に見える化け物の男と幸せそうに生活している光景を目撃してしまう。怒り狂った智は化け物の男を殺害してしまう。それが最初の殺人事件である。
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【KP情報】
・能登白村
村は周囲を山脈に囲まれた自然豊かな場所にあります。
村の中央を流れる能登白川の水はとても美しく、この水を使って作られた農作物は非常に絶品である。
近くに能登白神社があるために長期休暇などの時は村に訪れる観光客が数人いたので、民宿を開いたりもしていた。その時に限り村のおもてなしの料理などが食べられる料理屋もある。

この村には元々本当の人間が住んでいたが、「旅をするもの」という地球外生命体の侵略によって村を追い出されてしまいます。その後「旅をするもの」達が人間として村に住んでいます。
※「旅をするもの」の詳細は下記参照

・「旅をするもの」について
この村にいる人間達は皆「旅をするもの」という地球外からやってきた生物で下級の独立種族です。
このシナリオにおいて「旅をするもの」は新たな居住の地を求めて地球にやってきました。地球に住むにあたって一番住みやすい生物に変異し、結果「人間」として生活することにした。落下した場所から一番近い村を訪れ、人間としての生活をより学ぶため本物の人間を何人か攫って、脳に寄生し記憶を見ることでほぼ人間と変わりない習慣を学習した。が、人間にしかない倫理観や文化的習慣は完全に模倣することはできなかった。「旅をするもの」達は人間としてこの地球で生活していくことを目的としているため、基本的には人間に対して友好的である。村人を攫ったり、殺してしまったことを全く悪いと感じておらず、より人間になるためにしかたのないことだと考えている。
※ローカルルールでマレウスでの「旅をするもの」という怪物をかなり改変しています。

・「人間」について
本物の人間。能登白村から逃げだした後、少し先にある神社に逃げ込んだ村人達。事情を知った神主は
神社から下った先にある村に案内し、そこに住むことになった。そして、能登白村に残してきた
家族や友人を助け出すために密かに化け物たちを倒す方法を探していた。
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【登場人物】
[旅をするもの]
・村長
探索者達が犯人だと疑わしいので、村にいてもらう事にした人物。探索者達が帰るためには、村長に犯人で
無いことを証明する必要がある。

・赤居 志木(あかい しき)
年齢18歳。おしとやかで気品溢れる女性。探索者達の案内役。
彼女は「旅をするもの」と「人間」ハーフである。母は「紀野智」の恋人。人間とのハーフであるため
殆ど人間に近い倫理感や生活習慣をしている。「旅をするもの」としての能力は一切持っていない。

[人間]
・紀野 智(きの さとし)
年齢42歳。能登白村で20歳の頃に「旅をするもの」に襲われ、村から逃げる際に恋人をそのままおいて逃げることになった。恋人を置いて行ってしまったことをずっと後悔している。そのため今回の偵察作戦に志願した。「旅をするもの」たちを全滅させる手段の母体を破壊することが最終目的で、母体がどこに隠されているかを探している。同時にさらわれたままの「人間」を助け出すことも目的である。

・智の恋人 [赤居 富子(あかい とみこ)]
年齢42歳。智の恋人だった人物。「旅をするもの」の襲撃の時に逃げ遅れ「旅をするもの」と生活をすることになった。
より人間らしい個体を作るために男性の「旅をするもの」と結婚し、志木を出産した。怪物との子ではあるが自分の娘に変わりはないので、この子は人間としてしっかりと育てようと考えている。
22年間も「旅をするもの」達と生活していて、元の村人がどこに行ったのかも知らず、助けにも来ないのだと思っている彼女は、一見「人間」に変わりない姿、性格に「旅をするもの」との生活にこれでもいいと思い始めていた。
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【本編:導入】
あなた達は計画を立てず気の向くまま旅行楽しんでいます。そろそろ今晩の宿を探そうとしていました。そこで「能登城村」という小さな田舎村に立ち寄ってみることにしました。能登白村は周囲を山脈に囲まれた自然豊かな場所にあります。村を流れる川の水はとても美しく、この水を使って作られた農作物は特産品にもなっています。何となく気まぐれで立ち寄った村ですが、落ち着いた雰囲気とゆっくり時間が流れるかのような空気感に興味をそそられるでしょう。現在の時刻は17時頃。少しだけなら村を見ても余裕はあるかもしれません。観光してから宿に行くことにしました。

〈目星〉
成功:入り口には村の地図が書いてある看板があります。
村の観光スポットと施設の名称はわかるでしょう。→【村の中にある施設、観光スポット】参照
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【村の中にある施設、観光スポット】
・民宿
探索者達が宿泊できる施設。一般的な民宿である。

・公民館
村の中では一番大きな施設で、村の警備もここにある。遊戯スペースがある。村の案内も聞ける。

・赤居志木の家(探索パートでのみ)
案内人の家。そこには純人間である「紀野智の恋人」が志木の母として住んでいる。

・川
村の中心を流れる清らかな川。魚釣りができる。

・温泉
能登白川に併設している温泉施設。

・赤滝(あかだき)
滝の岩肌が酸化鉄のため赤く見えることから赤滝と呼ばれている。
新緑、紅葉ともに素晴らしい景観をみせる。

・森
川の上流にあるブナ林で、林内を散策しながら、ブナの経年変化を観察できます。
洞窟がありそこに旅をするものの母体と呼ばれるものがある。
・診療所(探索パートのみ)
死体安置所がある以外特になし
・食堂
食堂は数人のお客さんが食事をしているようです。すれ違った男性が席に運んでいた味噌汁は非常においしそうな香りを放っていました。男性は席に着くと、すぐに料理を食べ始めます。
(行った場合「旅をするもの」が定食を食べ始めている。人間ぽっくなく感じを表現。いただきますを言わない。ごうさまを言わないなど。直接説明はしない。
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【本編:能登白村で】
(どこか一つ回ってもらって、そこで「赤居志木」と出会う)

[本編:赤居 志木(あかい しき)との出会い]
(観光場所によって出会い方はおまかせ。おしとやかに優しい女性。)

志木:「そうだ、よろしければ宿までご案内いたします。」 
「この村は田舎なので観光で来る人はあんまりいらっしゃらないのです。景色など観光向きなのですがね。」
「ちょっと先に結構有名な神社もあるのですが、ここには全然です。」
とそんな話をしながら、宿へ向かいます。
→【死体発見へ】

(赤居志木以外のキャラクターは基本的な礼儀はあるが。挨拶を特にしないなど、人間の生活習慣を入れないようにRPしかし、やりすぎないように気を付ける。「旅をするもの」によって人間っぽさの学習度合いが違うイメージ)

【本編:死体の発見】
近くの森でガサガサと何かが動いている様な音が聞こえるでしょう。

音がした方向場所に向かうと人物が倒れています。足はあり得ない方向に曲がり、腕は今にも引き千切れそうなほど潰されています。まるで、学校で使い古されたぼろ雑巾の様です。ほとんど人としての原型をとどめていません。

志木:「これはなんてひどい。」
「このことは、村の警備に伝えないといけません。公民館に行きましょう。」【公民館へ】
(この場では特に情報なし)

【公民館】
公民館の中は受付、事務室、遊戯スペースがあることが表札でわかります。
志木は受付で警備の人を呼び先ほどの先ほどの説明をします。

警備B「なるほど、何があったかはわかった。私たちが調べておく。君たちはとりあえず今日のところは宿で休むといい。」

あなたたちは見たままの光景と自分たちが見つけるに至った経緯を軽く説明した後、警備も状況がつかめないため現場を確認してから詳しく話を伺うことになりました。【民宿へ】

【民宿】
民宿を訪れると受付に座って読書をしている女性がいます。
机や棚にはたくさんの本が積まれているようです。女性はあなたたちに気づき声をかけてきます。
(本について聞かれた時、本は人間についての何か。心理学や「これであなたももてなしマスター!日本のおもてなしの極意」など)

女将「ん?お泊りでしょうか?」
「そうですか。」と確認してきます。
「それでは、部屋まで案内いたします。」

道中、食事は夕食も朝食も出されること、部屋には小さいお風呂がついているが、歩いてすぐのところに温泉があるので、ほとんどの観光客はそっちに行ってしまい、宿のお風呂はほとんど使われないから壊しちゃおうかな、なんてたわいもない会話をしていると部屋に到着します。

「これが、101号室の鍵です。それでは。」
部屋は、和室になっておりごく普通の旅館の様です。窓からは川が見えるようになっていて、景色はとても美しいであろうが夜なので真っ暗です。

(追加情報特になし)
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【本編:次の日】
朝の9時になり探索者達は起床します。

女将「あら、朝食はできていますので、できれば10時までに済ませてください」

食堂に行くと男性が熱々の味噌汁を飲んでいました男性はあなたたちに気づき
若干やけど気味になりながら立ち上がり、話しかけてきます。

警備の男A
「昨日は眠れたか?」
「私は村の警備をしている者だ。昨日の件は伺っている。この後、少しいいか。詳しく話を聞きたい。公民館に来てくれ」

【公民館】
公民館に到着すると事務室に通されます。そこには、赤居志木と年配の女性、警備A、Bがおります。
年配の女性が話しかけて来ます。

村長
「私はこの村の長をしている者だ。昨日の殺人事件のことは警備のものと志木から聞いたよ。」
「率直に言って私は君たちを疑っている。こんな小さい村で、外から人が来ることなんて、まあ滅多にないからね。」
(動機が無いなどの発言があった場合。「色々あってね。村の外からやってくる人間を私はあまり信用していないのだよ。)

「志木が一緒にいたとうるさくてね、君たちが犯人では無いと言っているが。当然村の安全を考えなくてはいけないだろ。とにかく、真犯人が見つかるまでは君たちはこの村にいてもらう。」

(なんらかの行動がなければ)
志木「私はあなた達が犯人でないとわかっています。別の人物が必ずいるはずです。」

村長「違うと言うのであれば自分たちで真犯人を見つけてくるんだな。私は、犯人をを連れてくればそれでいい。」
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【本編:真犯人捜索】

【KP探索場所と情報】
・死体情報:殺人現場、死体安置所(診療所)
・村での事件の情報:志木の家
・「旅をするもの」の情報:志木の家、人間が逃げ込んだ神社、人間が今住んでる村

[殺人現場]
あなた達が一番最初に遺体を見つけた場所です。遺体があった場所の土は少し黒ずんでおり、血液が染み込んでできたと思われます。
〈アイデア〉
成功:昨日の生々しい遺体の光景を鮮明に思い出してしまうでしょう。SANチェック0/1

〈目星、アイデア、ロールプレイでも可〉
成功:森の入り口に小さな祠があることに気がつきます。

祠:祠にはお地蔵様が祀られています。お地蔵様の前には花の入っていない花瓶があり、長年放置されていたようです。またお地蔵様の前には石が積まれています。その石はよく確認しなくても、赤くペンキが塗られたように染まっていることがわかるでしょう。
(紀野智が旅をするものを殴り殺した凶器です。旅をするものは、人間が地蔵菩薩に祈る習慣がある事、意味を理解していないため、この祠を気にもとめていなかったので凶器を発見できなかった。)
〈医学〉
成功:赤いものは、血が乾いたものだとわかるでしょう。

[診療所(死体安置所)]
公民館の裏にある建物で、この村の唯一の医者である。いたって普通の診療所です。

志木「私が、警備と先生に調べさせてもらえるように交渉してきます。」
(探索者達が交渉しても可)

遺体:遺体はやはり使い古されたボロ雑巾のように潰れています。
〈医学〉
成功:この傷は石や岩で何度も何度も殴打されたものであるとわかるでしょう。
さらに、頭を必要に潰していることがわかるでしょう。
頭部の傷を見ると、ミミズのようなものが頭蓋骨や脳だったと思われるものに絡みついているように見えます

明るい場所で無残な死体をよく確認したためSANチェック0/3

医者「人間の脳にこのような器官は存在しない。まるでこれは、植物が土に根を生やしているかのようだ」

失敗:だと医者が教えてくれます。↑
(「旅をするもの」は人間に変異していますが、本体は脳にいます)

[神社]
(近くに有名な神社があると志木が発言しましたが、出てこなければアイデアかNPCから)
志木「少し行ったところに神社があります。村から一番近い場所で人がいる所はそこしかありません。調べて見る価値はあるかもしれません」

神社はそこそこ大きな神社です。ちらほら人がいるようで、おみくじを引いていたり、お参りをしていたり、掃除をしていたりします。

(適当な時に神主登場)
神主「こんにちは、今日は快晴でとても気持ちがいいですね。それに、挨拶はいい。初めて出会った人でも心を打ち解けられる。」

(自分たちの状況を伝えるなら)
神主「なんとそうなのですか。それは、大変な事ですね。私も力になりたい。」

村で起きた事件の事
神主「能登白村…。そういえば何十年か前。奇妙なことがありました。」
「「私たちは能登白村から逃げてきた者です。今、村は化け物に襲われてる」と数十人の村人が助けを求めてやってきました。」
「私はとにかく彼らを匿うことしかできませんでしたが、その後神社を下った先にある村に行きました。」

(さらに下の村に行くというと)
志木「すみません、私は少しここで別れますね。私は私でもう少し調べてみたいことがあります。終わりましたら、この神社で待っておりますので。」

(志木は半分化け物であることを自覚していますので、元能登白村の人間が住んでいるところに、自分が行くべきではないと考えています。)

[純人間がいる村]
村を訪ねると、道を歩く人々、農耕をする人々がいます。

(誰か村人に話しかけると)
村人「こんにちは、見ない顔だね」

(能登白村から来たというと)
村人「能登白村から来たのか?君達は住んでる奴らじゃないだろうな?」
「なんだ、そうなのか。昔色々あってな。あんまり、俺はあの村と関わりたくねえんだ」
「この村に住んでいる人達の中にはよ、能登白村から来たやつがいるんだ。俺はあんま深く聞いてねえから事情は知らねえが、そいつのところまで案内してやるから直接聞きな。」

そういうと、この村で一番大きな建物に案内されます。

元能登白村の住人
建物の中まで案内されると、会議室のようなところに案内されます。中では2、3人が話し合いをしている様子でした。村人が「話し合ってる時にすまねぇがちょっと急な案件でなと」彼らに詳細を説明し、話し合いをしていた1人が話かけて来ました。

元村人「よし質問だ、挨拶はなんのためにすると思う?」
(神社で神主が言った「心を打ち解けられるでも」常識でもなんでも可。わからないという回答でなければOK)

「なるほどな君たちのことは信じよう」

「ところであんたらがここに尋ねて来たのはなぜだ?」

「あの村で殺人犯と疑われているので真犯人を探しているってことか。ただ旅行をしていただけなのに大変目にあっちまったな」

「俺たちが元々あの村に住んでいたってのは知っているのか?神社に寄ったのなら、少しは聞いたかもしれないな。なんで、俺たちがこんな惨めによぉ。仲間や家族を捨てて逃げることになっちまったのかを話そう。

「簡単に結論から言うとあの村にいる人間は人間じゃあねぇ。化け物なんだ。少し話が長くるが、22年前能登白村で生活していた俺たちの前に突然、人間みたいな姿をした化け物が襲って来た。そいつらは俺たちの仲間を惨たらしく殺しやがった。」

「全員殺された訳では無いがな。奴らに利用されるために生かされているって情報だ」

「俺たちだって、ただで追い出されたりはしねぇ。仲間と村を必ず取り返す。」

「それで、俺たちはスパイを送り込んだ。その化け物をどうやったら倒せるのか探っているのだ。だからよぉその殺人犯ってのは多分その潜入している仲間だと思うのだ。バレないようにこっそり潜入してもらわないと困るってのに、そんな目立つ行動しやがってよ。あんたらを巻き込んじまってすまねぇ」

(何か質問があれば)
・化け物は、一見全く人間にしか見えない。見分ける方法は人間の生活のマナーや常識を質問してみろ。
奴らは意味を理解していないし。挨拶なんかはしていないはずだ。

・奴らは人間に対して敵意はないみたいだな、どちらかと言うと興味を持っている感じだ。

(その他追加情報なし)

元村人「この問題を解決するにはとりあえず潜入している仲間を探してみることがいいかもしれないな。」

[本編:能登白村へ帰還]

村に帰るために一度神社を通る必要があります。神社に行くと志木が池を眺めてあなたたちを待っていました。あなたたちが戻って来たことに気づき近寄って来ます。

志木「おかえりなさい、何か分かりましたか?」

(化け物の話、人間じゃないやつらが住んでいるという話をするスパイの話など)
志木「そうですか、殺人犯は元住人で潜入している方である可能性ですか。それでは、その人物を探すしかないようですね。」

(化け物について濁したことを追求するのであれば)
「…そうですね。その方たちの話は事実ですね。詳しくは私の家で説明いたします。」→【赤居志木の家】へ

[赤居志木の家]
一軒家。建物に変わったところはありません。
(部屋は志木と母の部屋)

志木「これは母の日記です。私は10歳の時にこれを読み何あったのかを理解しました。」

志木の母[富子]の日記(母の部屋)
1998年○月○日、人間の姿をしていて、目や鼻、口から触手のようなものを生やした化け物が村を襲って来た。化け物は人間を捕まえて触手を目、口、耳へ侵入させ内臓をかき混ぜるようにして殺してしまった。
恐ろしい、私は動くことができなかった。

1998年○月○日、あれから半年くらいがたったが、化け物の事がわかって来た。あいつらは地球外生命体で地球で暮らすためにやってきたみたい。人間の脳に入り込み、人物の記憶を見ることができるらしい。その特性を使って、人間らしくなろうとしているみたい。

1999年○月○日、一年たった。私が好きだった彼。きっと助けに来てくれるだろうと信じていたのに、いつまでたっても来る様子はない。その程度だったのね。

1999年○月○日、一年と半月経ちました。奴らの事はもう慣れました。いえ、奴らだなんてひどいかしらね。彼らは純粋に人間になろうとしているだけ、彼らの知ってる以外の方法は思いつかなっただけなんだは。不器用なだけなのだは。私も彼らの手助けをしたい。

2000年○月○日、子供を授かった。夫は地球外からやって来た彼らの1人。周りから見れば化け物なのかもしれない、でも違う。彼らは人間よ、この子は人間なのよ。

2005年○月○日、夫が教えてくれた。「僕たちはの母は森の奥にある洞窟で眠っている」と彼らにもお母さんがいるのだと思ったは。

志木「私が半分人間でないことは理解しています。でも、母は私を人間として育ててくれました。私は人間として生きて来たつもりです。村の他の人たちは少しずつ人間になろうとしているのだと思います。」

彼女は「人間を殺めてしまったり、方法は良くなかったと思いますが」と申し訳なさそうに言いました。

志木「私は先に村長のところに行こうと思います。きっともうすぐ疑いは晴れると思います。」

(森に行くとならなければ、アイデアか志木から)

潜入している元住人は森にあるその母と呼ばれているものを調査しに行っているのではないでしょうか

[本編:森へ]

川を上流の方へ向かって行くと、森があります。ここではブナ林の経年変化を見ることができますが、今のあなた達には関係のないことでしょう。森の入り口に到着すると、看板にブナの木とはなどと言った看板が立っています。そしてその奥に進むと1人の男性が立っております。

紀野智
「ん?こんにちは。」

「君たちは普通の人間か。どうしたんだいこんなところに」

「そっか私のせいで、君たちが犯人だと疑われてしまっているのか。それは大変申し訳ない事をした。」

「私は22年前、恋人を置き去りにして逃げてしまった。ずっとそればっかり気がかりでいた。今回の潜入に志願したのもそのことを解決したかったからなんだ。」

「でも、いざこの村に来てみればあの時みたいな悲惨な光景はなく。みんな幸せそうじゃないか。そう彼女も。家族なんか作っちゃってさ。もう、どうでもよくなってしまったよ。」

「この場所は殺した男から聞き出したんだ、ここに化け物が地球にやって来た時の宇宙船と呼ばれる母体がある。そいつを破壊すれば化け物どもが新たに生まれなくなる。放っておくとゆっくり奴らは増えて行くだろうな。あんな化け物と一緒に生活して行くなんて私はごめんだがね。」

「私はその母体を破壊するつもりだ、破壊した後はあの村で人間に化けている奴らもろとも村全部を終わらせてやる。」

「私はもう疲れた。もうどうでもいい。君たちが私を真犯人として村に突き出してもいい。私を見逃すのであれば、君たちが村に戻った時に君たちが犯人ではないという証拠のアクションを起こしてやろう。それで疑いを晴らして、また旅行に戻ればいい。」

「さあ。どうする?」

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【本編:エンディング】

【智を見逃す】→人類のみ生存END

智「そうか、それが君たちの答えなんだな。わかった、村に戻るといい。証拠は必ず作ってやる。」

あなたたちは村に戻り公民館に向かいます。そして事務室を訪れると村長と警備A、志木が待って居ました。

最初に口を開いたのは村長でした。
村長「戻ったか、どうだ犯人は見つかったのか?」
(なんかRPあるならやってもらってから)

そんな話をしていると、警備Bが事務室のドアを勢いよく開け入って来て、川の近くで村人が襲われていると報告が入ります。

村長「なるほど、どうやら君たちは犯人じゃあないみたいだな。君達は旅行に戻るがいい。私は急いでそちらの対応に向かう。後は志木任せたぞ」

そういうと志木にあなたちを村の入り口まで送らせます。

志木「今回はご迷惑おかけしたしました。それに、いろんなん事を知ってしまって戸惑いもあったと思います。でも、きっとご迷惑をかけることは無いと思います。ゆっくり、違うやり方で人間になれるようにやっていけばいいと思います。」

志木「それでは、また会いましょう。」

後日、残りの休日を別の場所を旅行して過ごしまた仕事の日々戻って行きました。
ふと朝のニュースを見ていると、「小さな田舎むらで大火災が発生、村人の生存絶望的」
そのニュースを見たあなたがどう感じたのかはまた別のお話でしょう。

シナリオEND

【智を突き出す】→共存END
智「そうか、それが君たちの答えなんだな。わかった、一緒に村に行こう。」

あなたたちは村に戻り公民館に向かいます。そして事務室を訪れると村長と警備A、志木が待って居ました。

最初に口を開いたのは村長でした。
村長「戻ったか、ん?そいつが今回の真犯人か?」
(なんかRPあるならやってもらってから)

智「君は富子にとても似ている。そうか、君が彼女の娘なんだね。」
志木は何も言わずただ頷くだけでした。

村長は志木にあなた達を見送るように告げ、事務室から出しました。

志木「今回はご迷惑おかけしたしました。それに、いろんなん事を知ってしまって戸惑いもあったと思います。でも、きっとご迷惑をかけることは無いと思います。ゆっくり、違うやり方で人間になれるようにやっていけばいいと思います。」

「それでは、また会いましょう。」

後日、残りの休日を別の場所を旅行して過ごしまた仕事の日々戻って行きました。
あの村での出来事、人間の姿をした化け物の存在をあなた達は受け止めました。
もしかしたら、今後あなたが出会う人たちは彼らなのかもしれません。

シナリオEND

報酬はお任せします。

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