2023年08月01日更新

水面の街

  • 難易度:★★★|
  • 人数:1人~上限なし|
  • プレイ時間:2~3時間(ボイスセッション)

あなたが目を覚したのは水の中だった。あたりは時代や文明がバラバラながらも朽ちた建物がある。あなたは、この不気味な水の中からぬけだすことごできるのか…

必須技能:探索系技能
SANは多めがいいカモ
疑問に思た個所やここおかしいよって箇所があればコメント欄に書き込んでください
(読み方は水面(みなも)です)

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ストック

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コメント

始める前に

本作は、「 株式会社アークライト 」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。

Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」

KP専用情報

このシナリオには、探索者には秘密の信仰度があり、この信仰度がある箇所が3か所あります。その代わりに発狂はありません。
信仰度の上昇箇所はシナリオ内に*をつけています。
()がついている箇所はKPに対する補足やちょっとした説明です。
多人数で行う場合、信仰度がMAXのPLは時々他のPLを襲うのもアリです。

導入

探索者が目を覚ますと、そこは水の中。何故自分がここに居るのか、どうやってここに来たのかまるで覚えていない。そんな恐怖に探索者は1/1D3のSAN減少
持ち物がないことにも気づく

辺りを見回すと、(自分の国によって違う)国の建物があることに気づく
IDEを振り成功すると、探索者この景色がどこかで見たことある気がするだろう。
目星の半分又は歴史を成功すると明らかに古い建物や現代の建物が疎らながらも均一に、何かを形取る様置かれていた。

建物1

ビルの様な建物に入るとそこはオフィスの様でPCなどが置いてある。明らかに水没しているのがわかるだろう。
機械修理を行い、成功した時、PCが使えるということに気づくが、こんなにも水没いていて付くというわけが分からない事態が起こり0/1の減少

PCをつけた場合

PCをつけた人のみ幸運を振る。
成功でPCの画面に五芒星のマークが映る。

失敗で不気味な目があなたを覗く様にあなたを見つめている。0/1のSAN減少
*以降失敗した探索者は誰かに見られた様な感覚に陥る。技能値が全て-10になる。

建物2

教会の様な建物に入ると朽ちていながらも何処か幻想的な雰囲気を探索者は感じるだろう。

目星に成功すると一枚のステンドグラスに目が行く。そのステンドグラスは割れておらず、それどころか傷一つない状態。その絵も不気味で巨大なタコの頭を持つ化け物が描かれていた。

1/1D5のSAN減少
*更にPCでの幸運を失敗した人はこの絵の怪物が素晴らしきモノだと錯覚する様になる。
(この時点で建物1の処理をしていなければここで幸運を降らせたほうがいいだろう)

建物3

図書館の様な建物に入ると天井からわずかな光が差し込んでおり、美しくもどこか儚い景色が探索者の目に映る。

本棚に何冊かは本が仕舞われているが、殆どが水に浮かんでいる
ここで図書館を振り、成功した人は本棚から一冊の本が目に入る。
失敗した人は図書館の中央に先ほどまでなかったはずの御神体の様なモノが目に入る
その御神体の様なモノの頭部はタコの様な頭に人の様な体背中にドラゴンの羽を模った像だった。
これを見た探索者は1/1D5
*他の建物でSANチェックをした人はこれを信仰する様になる。ここで初めての場合、信仰したいという気持ちが少し湧く
それはドイツ語で書かれておりページ数も多く、読み解くのにかなりの時間がかかりそうだ。
ドイツ語技能がない場合、幸運を振り成功したら、本棚からドイツ語辞典を発見しても良い。
ドイツ語を成功すると表示はルルイエ異本と書かれているのがわかる。
更に図書館を成功させると斜め読みなら可能だろう。そこでルルイエ、ダゴン、クトゥルフという悍ましい単語

建物4

*1.2.3.5のうちどれか2つ行った後じゃなければ小屋の扉は開かない。
灯台の様な建物の横に崩れかけの小屋がある。
灯台の後ろはまるで船の墓場だった。いくつもの船が沈み、壊れ、瓦礫の様に重なり合っていた。
灯台は薄らと小さな灯りが付いているが今にも消えかけそうである。
目星に成功すると2つの船が無事だった。
さらにボートに目星を振り成功すると片方のボートに鱗が付着しているのが分かる。
(片方の船はクトゥルフを完全に信仰してしまった人のみが乗る船です)

小屋の中に入ると中にはあまり物が無く伽藍とした印象だった。
目星に成功すると奥の方に大きなハンマー取りテーブルの上に星型のペンダントを人数分見つけるだろう。 
このシナリオ内ではペンダントを身に着けた場合、以降のSAN 値減少を行わなくていい。
(クトゥルフに対する信仰心が強い人の場合自分のペンダントを取ろうとしない)
*多人数でやる場合誰か一人がDEW対抗で取ろうとしない探索者につけることも可能

建物5

美術館の様な建物に入ると中には数多くの彫刻や絵画などの美術品がある。
目星を成功すると探索者は一つの絵画に目がいく。
その絵画は巨大なタコの頭の怪物が遺跡の様な場所から這い出てくる絵画だった。
1/1D3のSAN減少
SAN減少した物はアイデアを振り、成功した人は
これは実際に起きるであろう事を預言しているのではないかと感じるだろう

中央

中央へ行くとそこには幾何学模様の神殿がありその周りを何かが囲み祈りを捧げている様に見える。
近づくとそれは人ではなくましてや、魚でもない半魚人の姿だった。
1/1D3のSAN減少
半魚人はこちらに気づく事なく何かをボソボソと呟いている
聞き耳成功者だけその言葉が聞こえるだろう
その言葉を聞いた探索者は0/1D3のSAN減少

いあ!いあ!くとぅるふ ふたぐん!

ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん

(もし御神体を持っていて尚且つ信仰度がMAXならば貴方は御神体を遺跡内部に持っていくでしょう。その場合√3へ)

もしハンマーを持った状態かつ御神体が有れば壊しても構わないが、信仰度が高いPLがいると邪魔をされるかもしれません。

そしてここで壊してしまえば、多くの深き物どもに襲われるでしょう。
探索者は、DEX×5を6回振り3回成功したら逃げることができるだろう。
失敗した探索者は数体の半魚人に連れ去られる。探索者の抵抗もむなしく神殿へ連れ攫われていった。(ロスト)

√1

(ペンダントを身に着けた状態かつ神殿でハンマーを使い御神体を破壊したときのEND)
貴方達は全力で走った。
走って、走って、走っても尚彼らは全力で追いかけてくる。あの御神体を壊された怒りでずっと貴方を追いかけまわす。
もう体力もない。もうダメなのかと誰もが諦めていた。だが、気づくと灯台にいた。
先ほど確認したボートが目の前にあった。
(最後に探索者にどちらのボートに乗るか10秒以内に決めてもらいましょう。ただし信仰度がMAXで、ペンダントを付けていない人は、強制的に鱗が付着したボートに乗る)

ボートはひとりでに進んで行く、半魚人は何故か追ってこない。
ただひたすらボートは進んでいく。
探索者は今までの疲れが来たのかそれとも訳のわからぬものから逃げ切った安堵なのか…だんだんと眠くなっていく。
目が覚めるとそこは病院のベッドの上だった。
先生に聞いてみたところ、人里離れた場所で事故に遭い意識不明の状態だったようだ。
ただうわ言のように水面の街が…と、つぶやいていた様子。

結局あれが夢だったのかどうかわからない。
そんなことを考えていると首元に違和感を感じる。
首元を見ると、そこには夢で見た星型のペンダントを身に着けていた。
END1 HAPPYEND クリア報酬SAN値1D20の回復 御神体の破壊 SAN値1D5の回復 深き者どもからの逃走 SAN値1D10の回復
入手アーティファクト旧き印のペンダント 効果 SAN値減少を1軽減する

√2

(御神体を破壊せず、この世界から脱出END)
(探索者にどちらのボートに乗るか決めてもらってください。鱗が付着したボートにのった場合はロスト)
探索者はボートに乗る、誰かが動かしているわけでもなく、ただ一人でに…
小さく船に揺られ、次第に眠くなる。
目が覚めるとそこは病院のベッドの上だった。
先生に聞いてみたところ、人里離れた場所で事故に遭い意識不明の状態だったようだ。
ただうわ言のように水面の街が…と、つぶやいていた様子。

結局あれが夢だったのかどうかわからない。
ただ今を生きている事に安堵する。
END2 NORMALEND クリア報酬SAN値1D15の回復

√3

(信仰度MAXの探索者が御神体に祈りを捧げるEND)
探索者は半魚人と共に冒涜的な祈りをささげる。
段々と祈りをささげる声は大きくなり、自分の声が分からなくなる。
すると神殿の奥から大きな雄叫びが聞こえ、探索者は意識を失う。
目が覚めるとそこは病院のベッドの上だった。
それと同時に大きな地震が世界を襲う。
そして巨大な雄叫びが聞こえ、あなたは不敵に笑う。
いあ!いあ!くとぅるふ ふたぐん!
ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう るるいえ うがふなぐる ふたぐん

END??? 終わり ロスト

シナリオ解説

このシナリオの探索者は、導入前に遠出しており、街外れの水辺付近にキャンプや休憩などで訪れており、たまたま、海や川を覗くと水面に街が映っていた。
その光景を見た探索者は不気味に思い、その場を離れた後に何らかの理由で事故に遭う。
(この事故はクリアした探索者に決めてもらった方が面白いかもしれません)
そして目が覚めた探索者は、水中にいた。

この水中の街はクトゥルフの夢であり、水面の街はクトゥルフが見た夢の一部が水面に映し出されたもの。
これを見たがために探索者は目を付けられ、現実にいるダゴン秘密教団に信託を与え、事故を起させた。
この日はちょうど星辰が正しい位置につく日だった。

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阿積島市にある篠宮探偵事務所にて探偵をしている、篠宮博氏(シノミヤハクシ)と言います。困ったことがあれば下記の電話番号へ TEL ***-××××-○○○○

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