仲のいい大学生である貴方達は誰から言い出したか、 夏休みという長期休みを使ってキャン
プに行くことになる。貴方達の友人である蒼桐苗(あおぎりなえ)が運転する車に乗り、自
然と触れ合いながら友人達と得難い経験をすごせることに心躍らせながら車での長旅を楽
しんでいた。渋滞か、あるいは遊びすぎてしまってか、辺りが真っ暗になってようやく目的
のキャンプ地付近まで到着する。
真っ暗な山奥、そこで貴方達を待ち受けるのは穏やかな日々では決してなく…。
洒落にならない怖い探索#1 巨頭ヲ
公開ココフォリア URL
https://ccfolia.com/room-packages/emqUnKieo
(KP がココフォリアサウンドマスターだと音源や効果音も一緒に引き継がれます)
注意事項
本シナリオは以下の描写・要素を含みます
シナリオを回される方は参加者にお知らせの上よろしくお願いします
・人体損壊、流血、捕食を含む描写
・人間の身体が異常に変形する表現
・人間だったものに対する加害・捕食の描写
・精神的圧迫(追跡・隠密・逃走を伴う恐怖)
・暗所・閉鎖環境における不安感の演出
・一部、詳細な描写を伴うシーンあり
また、本シナリオでは
・プレイヤーの選択や行動によっては救出対象が死亡する可能性があります。
・演出上、プレイヤーに不快感や緊張感を与えることを目的としたシーンが含まれます。
基本情報(推奨技能、想定時間、難易度など)
推奨技能
・隠密技能 ([忍び歩き]や[隠れる])
・探索系技能 ([目星]、[聞き耳]、[図書館])
・その他 [精神分析][回避]
想定プレイ時間:4〜6
ロスト率:低い
あらすじ
仲のいい大学生である貴方達は誰から言い出したか、 夏休みという長期休みを使ってキャン
プに行くことになる。貴方達の友人である蒼桐苗(あおぎりなえ)が運転する車に乗り、自
然と触れ合いながら友人達と得難い経験をすごせることに心躍らせながら車での長旅を楽
しんでいた。渋滞か、あるいは遊びすぎてしまってか、辺りが真っ暗になってようやく目的
のキャンプ地付近まで到着する。
真っ暗な山奥、そこで貴方達を待ち受けるのは穏やかな日々では決してなく…。
NPC、怪物
NPC:蒼桐 苗
能力値
/STR:8/CON:11/SIZ:12/DEX:8/
/INT:12/EDU:14/POW:13/APP:14/
技能値
[回避]40. [ナビゲート]45. [精神分析]40. [運転]45. [隠れる]30. [歴史]50.
(追加で増やすことも可能です。[応急手当]や[医学]などあってもいいと思います)
20 歳の女子大生。探索者の友人であり、このキャンプでは運転役と共に車も出してくれた。
民俗学を学んでおりフィールドワークが多く、 車に慣れており道に迷うことも少ない。 竹を
割ったようなさっぱりとした性格であまり物怖じすることは少なく、よく夜中に出歩いて
友人や兄に叱られている。とはいえ、それが異常現象やオカルトへの耐性とはならず、特に
車という密室に閉じ込められ異形の怪物に数時間も襲われれば、無事ではいられないだろ
う。しかし、 無事に生還すれば特にトラウマを抱えずそのまますんなり立ち直れるし、 落ち
着けば異形への好奇心も出てくるだろ。好奇心に殺されないようにしてほしいものだ。
本シナリオでのヒロイン兼被害者代表。特に悪いことのしていないのに恐怖体験をさせら
れている可哀想な人。いい子なので PL にはしっかり救って家に帰してほしい。
ちなみに兄はかなりのシスコン(それを嫌がっている節がある)
怪物
能力値
/STR:19/CON:16/SIZ:19/DEX:4/INT:2/POW:3
技能値
[噛み付く]45. 1d4+1d6 [組み付く]50. 1d6+1d6 [目星]20~45.(難易度調整可能)
頭が1m ほどで首から下は個人差があるが手足も体も細く痩せている。にもかかわらず腕
力と咬合力はかなり強いので戦闘は避けたい。 足は遅く、 知能が低いので逃げることは容易
いだろう。だが、山の中なので少しでも光や物音を出せば察知して近寄ってくる。
常に腹を空かせており飢餓状態。腹が満ちている個体は歩き回るだけで襲いかかりはしな
いが残念ながら本シナリオではほぼみんな腹ペコ。 それもそのはずで、 彼らは未だ生きてい
るのだ。ある魔術師によって管理され、 餓死しない程度だけの餌を与えられており、 常に飢
えていて食べられる肉を探している。
その正体は廃村となった当時に村人の成れの果て。ある無辜の少年の呪いとその増幅によ
って至ってしまった異形の姿である。また、 村で祀られているトウキョ様ではないので神性
などではない。普通に殺せるし熊に喰われる。
トウキョ様
村に代々伝わる神。異様な腕力と膨れたような大きい頭が特徴的であり、 村に厄災をもたら
す祟り神として信仰されている。お腹が空いていると村人を攫って頭だけ食べてしまうとさ
れており、村の子供は「悪い子は頭を食べられちゃうぞ」と躾けられて育った。
そのルーツは何百年も前に遡る。 当時の日本は全国的な大飢饉に陥っていた。この村も例外
ではなく飢饉によって滅びかけていた。 野菜や米は育たず、 当時の村人達は川や山での狩り
でそれを乗り越えようと試みていた。しかし、その当時に限って何故か野生動物達が全く取
れなくなってしまう。未だに原因はわかっておらず、この村でも口減らしや身売りをせざる
を得なかった。だが、それでも食料問題は解決しない。
ところで、 当時の村の狩りの責任者を務める家にはある問題があった。 当時の家長は人より
少し大きめの頭をしており、 言葉もあまり流暢ではない。しかし、 力は人一倍であり飢饉ま
では村人達からも頼りにされる存在であった。妻と数人の子供達に恵まれた力持ちな男は
きょとうさんと呼ばれ親しまれていた。 だが、 飢饉と狩りの失敗、 その一つの一因として男
があまり賢くなかったことが当時の村人達には許せなかった。 詳細は語られていないが、 村
人達は男を村から追い出し、 子供は身売り、 妻は死ぬまで働かせたという。それが原因かは
不明だが結果として村は存続した。
しかし、 飢饉を超えてから数年経ったあたりから村で行方不明者が出てくるようになる。 彼
らは決まって数日後に頭のない死体で見つかっており、 村人達はそれを男の祟りだと恐れた。
それからきょとうさん改めトウキョ様として信仰されるに至る
真相
20 年ほど前にトウキョ様と酷似した障害を持った子供が生まれ、村では少年は排他的に扱
われ、ひどく迫害されていた。 祟り神としてのトウキョ様は恐怖と嫌悪の対象であったから
だ。村八分や村全体のいじめを受けることになる。
少年が 10 歳の誕生日を迎える頃、村で異変が起きていた。行方不明者が続出し、作物が何
者かに食い荒らされるようになっていたのだ。 村人たちは何の根拠もなくそれを少年の仕業
だと考えひどくいたぶるようになる。 理由のない暴力に理由が宿ってしまった。 結局そのま
ま少年は殺されてしまい、彼を守ろうとした両親もそのまま村を追い出されることとなっ
た。
しかし、これは少年やその一家とは無関係のある村民の起こしていたことであり、 少年に何
の罪もなかった。
無実の罪で殺された無辜の子供は死に際にある思いを持つ。そしてその思いを当時村を偶
然訪れていた魔術師が悪用し呪いへと昇華させてしまった。
「なんでみんなこんなに酷いことをするんだろう
なんでみんなは僕たちをいじめるんだろう
なんで僕はみんなとこんなに違うのだろう
もし、みんなが僕と同じだったらそうはならなかったのかな」
子供の死よりしばらくして村ではまた別の異変が起こるようになる。それは頭が肥大化し、
不可解な言葉をつぶやくようになるというもの。つまり、 トウキョ様や少年のようになると
いうものだ。その正体は呪いと言って差し支えのないものであり、そこに対策の余地はなか
ったが村はここでも選択を誤る。
最初に発症した村人たち、 実際は憎しみがそこへよったに過ぎないが、その村人たちは生前
の無辜の子やその家族を積極的に迫害していたため、ある村医者の発言でそれは奇病であ
ると結論づけられてしまうことになる。
故に、 異形となった者たちを隔離し、 村外れの小屋にて幽閉しそのまま放置することになっ
た。しかし彼らもまたかつての無辜の子と同じ思いを持って死ぬこととなる
しかも今度は数人分だ。
そうして、 さらに重なった呪いはまたもや奇病を蔓延させ…と繰り返されることによって全
ての村人が子供と同じような異形の怪物となり、かつての廃村を徘徊する地獄絵図ができ
た。そんな彼らがなぜまだ生きているのか。
その様子を知ったある魔術師が彼らを生かし、そのままの異形として保存したからである。
シナリオ本文
{導入}
貴方達は仲のいい大学生のグループだ。
夏休みを使って九州のある山奥にあるキャンプ場へと向かっている。
しかし、 寄り道をいろいろしてしまったからか、あるいは渋滞に巻き込まれたか、もうとっ
くに夜は更けており暗闇の中、 カーライトを頼りに目的地へと車を走らせている。 貴方達は
車の中でも和気藹々と旅行を満喫している。
[目星]
<成功>何かの看板が見えたのがわかる。
<スペシャル>看板には「巨」のような文字が書いてあったとわかる。
看板を見つけた場合、 そろそろ目的地のキャンプ場に着くとわかる。 何かの文字が見えたと
しても一瞬の出来事なので見間違えか何かだろうと考えるだろう。仮にそうではないと確
信しても、他に行く当てはなく、車中泊をするとしても止まれるところがない。また、運転
を蒼桐苗に長時間任せているのでこれ以上の提案は難しい。
しばらくすると道がひらけてくる。
街灯などがないのであたりの様子を伺うことはできないが、 先ほどの看板から考えてもキャ
ンプ場の入り口か何かであるとわかる。キャンプ場であれば無闇に車を進めることはでき
ない。
車から離れ、そのまま探索を続けていると、最後尾にいた蒼桐苗が貴方達に声をかける。
「あ、車の鍵そのままにしちゃった。ちょっととってくる。みんな先行ってていいよー」
{ついていく場合}
蒼桐苗と少し話しながら車へと向かう。
会話が途切れたタイミングで、近くの草むらからザザザッと大きめの音が聞こえる。
[聞き耳]
<成功>音の主はかなり大きめな生き物だとわかる。
<スペシャル>音はみんながいた方へ向かっているとわかる。
通常の生物より巨大な何かの存在がすぐそばを通った。この暗闇ではその姿を捉えること
はできず、それが一層恐怖を煽る。その異常な現実が貴方の背筋に悪寒を走らせる。
[SANc] 0/1
音に気を取られていると、いつのまにか蒼桐苗が近くにいないと気づく。どうやら彼女は先
に行ってしまったようで追いかけようにもできそうにない。
(なぜか電灯の灯りも周りにはなく、それを目印にすることも難しい。 PL がそれに言及した
場合は追加の SANc を与えるといいでしょう)
貴方は仕方なく、来た道をそのまま引き返してみんなの元へ戻ることになるだろう。
{ついていかない場合}
そのまま道を照らしながら進むと少し離れたところで何か物音が聞こえる。
[聞き耳]
<成功>音の主は大きめな生き物だとわかる。
<スペシャル>音は一つではないかもしれないとわかる。
何らかの大型生物が少し離れたところにいるとわかるが、ここはキャンプ場であり、 夜の山
だ。動物の一つや二つはいてもおかしくないと考えるかもしれない。
[アイデア]
<成功>どこからか何か視線を感じる。
しかし、 アイデアに成功した場合は山の中で何かに狙われていると気付く。 猫やたぬきの類
か、はたまた他の何かが貴方たちの方を見つめているように感じる。 貴方達は夜の山にほん
のりと恐怖しながら焦りを覚える。
(ここでついていった者との合流になる)
電灯であたりを照らしながら先へ進む。 暗黒の山は本来人の立ち入る領域ではなく、かつて
であればそこは禁足の地であった。科学が蔓延しあらゆる非科学的なオカルトが淘汰され
た現代であってもそれは変わらない。 暗闇という本能的な恐怖と、 野生動物という理性的な
危険性がそこには揃っている。
それでも他に行くところはなく、 一刻も早くテントで休みたい貴方達は先を急ぐだろう。そ
のために足元を照らしていたライトをすっと少し上げて先を見ようとする。
しかし、そのライトの先にあったものは、 映ったソレは貴方達の想定の外にある現実であっ
た。
かろうじてわかる人型。痩せこけた胴には古く擦り切れかけた布が巻かれており、そこから
飛び出る細い両手は力無くだらんとぶら下げられている。手を左右にゆっくりと揺らしな
がらこちらに近づいており、本能的な警戒が敢えて目を背けていたそこを注視してしまう。
小柄な首から下とは裏腹に、細い首からは酷く膨張して肥大化した頭部が乗っかっていた。
大きさは 1m ほどだろうか。 目玉も鼻も耳も、その大きさに比例するかのように巨大化して
おり、 大きく切り裂かれたかのような口の端からは唾液が垂れる。 確実にこちらに近づいて
くる異形のソレはどうやら頭を振っているようで少しずつ振り幅が大きくなっていく。そし
て、その歪み澱んだ瞳からは確かな殺意を感じるだろう。 否、貴方達を取り囲むその大量の
眼差しからは…。
巨大な頭を持った怪物が貴方達を取り囲み、貴方達を捉えるかのようにその包囲を小さく
していく。本能的にも理性的にもわかる目の前の危険に対し貴方の精神は逃避を望む。
[SANc] 1d4/1d6
怪物の数は既に 10 を超えているがさらに増えていっているようだ。
以下、怪物のステータス(探索者が強力な場合はさらに強化して構いません。この場では戦
闘ではなく逃走・離脱をするように促してください。)
:怪物のステータス
逃げる場合は[目星]や他技能にて包囲の隙を見つけることができる。 追加で[アイデア]に成
功することで方向としては車と逆方向であると気づくことができる。
どうにか見つけた隙をついて貴方たちは怪物の群れから距離を取ることに成功する。幸い
なことに足は速くないが追ってきているとわかる。
[目星]
<成功>身を隠すことのできそうな廃屋が見つかる
{廃屋}
(トウキョ様として村八分にあった少年の生家。怪物に成り果てた村人達も本能的に避け
るため怪物が寄ってくることは少ない)
木造の廃屋。かなりの間放置されており、板材の一部は腐ってしまっている。壁や屋根の一
部が崩れているが、怪物が近づいてくる様子はなく身を隠すには十分であるとわかる。
[目星]
<成功>よく見ると廃屋の外壁にはかなり前に書かれた落書きのようなものが残っている。
さらに追加で<日本語>に成功することで、内容が罵詈雑言の類だとわかる。
<スペシャル>崩壊している一部は人為的に荒らされた跡だとわかる。
崩れかけているため調べられるところがあまりなく、 身を隠す影がある程度。基本的にはゴ
ミと瓦礫が散らかっているだけだが、戸棚の一部に書物が残っている。
[図書館]
〈成功〉崩れかけの本棚から紙の切れ端が見つかる。〈知識の半分〉に成功することでそれ
が 60 年ほど前に書かれたものだとわかる。
【紙の切れ端】(少年の親が書いた日記の一部)
―月―日
ああ、何ということだ。どうしてこうなってしまったのだろう。私達は何か罰当たりなこと
をしてしまったのだろうか。 出なければ説明がつかないだろう。いったいなんなんだあの異
形は。あれが私達の子供だとでもいうのだろうか。 大人よりも大きく異様に発達した頭に、
到底人のものだとは思えない不気味な声。 あれではまるで村に伝え聞くトウキョ様だ。あん
なものが生まれたと村に知られるわけにはいかない。知られれば何をされるかわかったも
のじゃない。一体どうすれば良いのだ。
〈スペシャル〉 散らかっている本の中には絵本のようなものがあり、 題名や本文に『トウキ
ョ様』という文字があるとわかる。古くなっているため詳しい内容はわからない。
ここまでで蒼桐苗について PL からなにも話が出なかった場合アイデアを振らせて思い出
させてください。探索が落ち着くと苗から連絡がきます。
{蒼桐苗からの連絡}
・蒼桐苗の状態や経緯
桐苗は車に戻る最中に怪物に襲われかけます。なんとか車の中に逃げることに成功しますが、
運転席の窓を割られてしまい、そのまま運転して逃げることができません。なんとか車の奥
へ逃げ込み、怪物達に車ごと連れ去られることになります。
探索者達は逃げるため、また彼女と合流するために車がどこにあるか探すことになります。
電話にて短期間は会話ができますが一時的狂気のパニックを起こしているため的確な情報
伝達はできず、少しずつヒントが出る形です。
また、この瞬間でも怪物は車を破壊して蒼桐苗を殺そうとしているため完全に冷静さを取り
戻させることはできません。 合流に時間をかけすぎると怪物に殺されてしまい、 脱出も困難
になります。
具体的にはリアル時間で計算します。
1 時間経過:時間で後部座席やトランクの窓がわられる
2 時間経過:ドアをこじ開けられる。かろうじて運転は可能。
3 時間経過:入り口を拡大し怪物は車内に侵入。蒼桐苗は喰い殺され、車も使い物にならな
い。
{蒼桐苗との電話}
しばらくすると蒼桐苗から電話が来る。ひどく動揺し、 焦っているようで言葉が何度も詰ま
る。
「あ、ああ、みんな、みんな助けて。あの、あのね、変なのが、化け物みたいなのがいて、
違うんだよ、嘘じゃなくて」
落ち着かせないとまともな会話にならずそのまま電話は切られる。[精神分析]や RP によ
って蒼桐苗の気持ちを落ち着かせる必要がある。
失敗すると電話は切られ、こちらからかけても応じることはない。 成功すると少しだけ会話
ができる。 会話では蒼桐苗の経緯や現状が伝えられる。 最後にヒントとして車がまるまる入
るほどの大きさの建物にいるとわかる。しかし、 怪物の動きが激しくなることで電話は突然
切られる。掛け直しても繋がることはない。
{探索開始}
蒼桐苗と合流するためにも車がどこに運ばれたのかを探す必要がある。 地図のようなものは
なく、光源はないため、近くから探すしかない。(もし明かりをつけるや声を出して合流し
ようとする場合は多くの怪物が近寄ってきます)
(リアル時間 1 時間が経過するごとに車の状態が悪くなりその都度蒼桐苗から電話がきま
す。 2 回目の電話ではドアが壊され、 3 回目の電話で入り口を拡張されます。 3 回目の電話の
後少し時間が経つとそのまま蒼桐苗は殺されます。 各電話で伝えられるヒントは以下の通り
です。)
2 時間経過:水の流れる音が聞こえる
3 時間経過:場所が倉庫であり、村長の家の近く、村の奥側にあるとわかる
今いる廃墟から目視できる探索可能場所は以下の通りであり、他はよく見えない。
ここからでも見える大きめの家→{平屋}
また[目星]に成功すること探索可能場所が増える。
[目星]〈成功〉少し離れたところに小さめの小屋を見つける。→{外れの小屋}
{外れの小屋}
村からかなり離れた小屋。偶然見つけることはできたが明らかに隔離されたものであり、 最
初の廃屋にもまして怪物達は近寄らない様子だ。近づくにつれその異様さが際立っていく。
コンクリート製でできた直方体のそれ。窓はなく外から見る分に隙間のようなものは一切
見当たらない。一つ見つけられるのは鉄製の扉のみである。
重く錆びた扉である時間をかけるとゆっくりと開く。扉が開くとともに二つの異常が分か
る。まず一つ目だが、 暗闇だが月光の照らす外とは違い、 中は一寸先は闇といった様相だ。
外から見た様子から察するに光は全く入ってこず、この闇は昼夜を問わず保たれるのであろ
う。
次に意識がゆくのは鼻腔を突き刺すような濃い鉄の匂いと意識が飛びそうなほどの強烈な
酸の匂いだ。探索するにはむせ返る胃酸を抑えるのに苦労しそうだ。
[聞き耳]〈成功〉異様な二つとは別に何かの物音がする
ここを調べるにはライトによる明かりをつける必要がある。
文明の光が封じられた闇を照らした。しかしすぐに後悔することになる。 扉から隔離し、 逃
げられなくするために用意された鉄の柵。檻の奥は赤黒く変色し切った塗りつぶされたよ
うな血痕に染め上げられている。 部屋の隅々に黒と茶色で混ざったナニカの塊が放置されて
おり、壁際には枷と鎖が残っている。
そして、 檻の片隅に手足のもげたあの怪物がいた。 怪物は身を捩らせて動こうとしているが
それは叶わず、 重たい頭を上げることすら困難に見える。 幸いにも檻は未だに機能しており、
向こうからこちらに出ることは叶わない様子だ。
[目星、鍵開け]〈クリティカル〉檻の錠前に目がゆく。柵や外壁と違い、その錠前だけは
老朽化の月日が浅い。誰かが交換しているようだ。
{平屋}
昔ながらの平屋。聞き耳を立てずとも中と周囲から足音が聞こえ、 中にあの怪物どもがいる
と分かる。また、平屋付近までくると更に奥にまた別の建物が見える。→倉庫
中に入るには音を立てずに近づく必要がある。ここ一帯にいると分かるだけで 2 体ほどは
確認できる。
中は昔ながらの和風建築だ。 ロの字型に繋がっている廊下に小部屋が複数繋がっている構造
であり、中にも何体か怪物が徘徊している。
:隠密、遭遇ロール
怪物をやり過ごして探索するには移動と探索技能の際に[忍び歩き]、[隠れる]による隠密
技能を成功させる必要がある。失敗すれば[幸運]判定を行い、ここでも失敗すれば怪物と
の遭遇となる。しかし、幸運失敗時に[隠れる]を成功させることで小部屋や廊下の死角に
て隠れることもできる。
遭遇となった場合、「3 ターン以上の戦闘」 か「大きな物音がする」を満たすと 1 体増える。
部屋は 4 つあるため、1d4 で決定し、あたりを引くかの要素となる。
また、部屋の移動の際に、[幸運]にて判定し、失敗すると怪物をやり過ごす必要が出る。
また[隠密技能]に成功することで[幸運]に補正が乗る。
・村長の私室(当たりの部屋)
大きめの卓と格式高い椅子。 その裏側に何かを祀る祭壇のようなものがある。ところどころ
荒れており古くなっている村全体のうち、そこにある祭壇だけはまるで定期的に手入れされ
ているかのように整理されている。
[図書館]〈成功〉トウキョ様についての資料集が見つかる。
【トウキョ様】
トウキョ様はこの巨頭村にまつわる昔話に出てくる象徴的な存在であり、当村における祟
り神である。 頭が大きく、 言語ではない言葉をつぶやくといった特徴があり、 非常に怪力で
その口で色々なものを食べるとされている。 満腹時はあまり活発には動かず、ただ徘徊する
だけであまり危険はない。しかし、 空腹時には生物であればなんであれ口に入れて食べるの
で、祭りや祭壇では特に大量の食べ物をお供えることになっている。
祭壇には器や花瓶が置かれており、 中央には「トウキョ様」 と書かれた紙が祀られており特
別荒らされた様子もない。しかし器や花瓶の中はまっさらの空であり、 何かが盛られていた
後もない。
外に出ると最初の廃屋とは逆の方向に 2 階たての家が見える。
移動に際して以下の描写が入る。
・怪物の捕食
不意に視界の端に膨らんだそれが映った。 大きな頭はあの怪物の特徴だが、なぜかこちらに
襲いかかる様子も動く様子もない。 何かに熱中しており、 手につかんだそれを、 同様に異様
に伸ばされた口元へと運ぶ。
何かを食べている。 幸か不幸かそれが何かは分からない。だが、 ミチリと肉の筋を伸ばして
ちぎる音、バキッと硬い何かを砕く音、そしてそれを放り投げる音。
鮮明で不快な音は貴方に嫌の想像を掻き立たせる。
[SANc]0/1
{大きめの家}
(かつての村医者が住んでいた家であり村の診療所。この村医者は村の崩壊の理由の一端
であり、それを決定づけた存在だ。また、外にいる怪物から隠れることはできるが、建物内
に 2 人徘徊している。 1 体は2階の奥に隠れており見つけることができない。 さほど荒れて
おらず、探索すれば古くなった包帯の他に当時の『奇病』に対する村医者の見解が綴られた
書類が見つかる)
形がしっかりしており、 老朽化以外に特別荒らされている様子はない。 外から隠れ込むのに
も適しているだろう。
[聞き耳]〈成功〉中から物音と重めの足音が聞こえる
〈スペシャル〉中に怪物が 2 体いるとわかる
扉は特に施錠されておらず簡単に開く。 中は入ってすぐの広間と奥に一つ扉、逆側に階段が
見える。
・広間の探索
(受付と簡単な治療を行なっていた場所。村の崩壊間際ではここに大量の『患者』 をおいて
いたためところどころ床が抜ける。その残骸もあるだろう)
受付台や他と区切られたスペースがあり、 簡単な治療もここで行われていたとわかる。 床の
状態はかなり悪く、扉や階段に近づく際にロールが必要となる。
[目星]〈成功〉ところどころに応急の布団が置かれており、大量の患者が運ばれていたの
ではないかとわかる。
:移動ロール
[幸運]〈成功〉そのまま安全なルートを通って移動することができる。
〈失敗〉運悪く床が抜けてしまう。〈dex×5 か回避〉にて失敗すると 1d6 のダメージ。ダメ
ージを受けると大きな音が鳴るので屋内の怪物が近づいてくる。
・怪物との邂逅
移動ロールの失敗や、怪物がいる場所へ無防備に向かうことで起きるイベントです。ステー
タスは特に変わりなく、人数差を活かすことができればそのまま倒すこともできます。
しかし、完全に殺し切ることはできず、HP を削り切ったとしてもしばらくの時間が経つと
また行動開始します。展開によっては、幽霊や幻覚の類ではなく、未だ生きている何かだと
わかってもよいです。
・2 階の部屋
[目星、聞き耳]〈成功〉階段を登ったところに怪物がいるとわかる
〈スペシャル〉怪物の奥には窓があり、そこから村全体を見渡せるとわかる
階段の奥に怪物がいる。中を探索するには場所を誘導してずらすか行動不能にする必要が
ある。
窓からは暗闇が一面に広がっている。 村を一望できそうではあるが細かく全体の位置がわか
るわけではない。また、ところどころに動く影があり、この建物の周りも含め、至る所に怪
物がいるとわかる。
[目星]少し離れたところにまた別の家があるとわかる
明かりをつける or[目星]〈クリティカル〉
村を囲むように川が流れており、その上流側の離れたところに小さめの小屋が見える。また
反対の下流側に別の大きめの建物が見える。 建築様相からして倉庫か何かだろう。 → {川}、
{倉庫}
明かりをつけた場合の描写。
さらに情報を得ようとあかりをつける。その瞬間村の全景が見えるようになった。 村を取り
囲むように曲がった川。上流にはコンクリートの小屋があり、 下流側には大きな倉庫が見え
る。入り口から続くのは村の表通りだろう。有益な情報の数々を貴方は得ることとなる。
しかし、同時に見たくない光景も目に入った。
村中にいる異形の怪物。 もはや見慣れてきているかもしれないが、 貴方はさっきは幸運にも
見えなかったそれを見ることができてしまった。
この家の近くで何かを食べていた音。肉の筋をさいて、 骨を砕いて、ぐちゃりと噛みつく怪
物。 その怪物の手にあるのはまた異様に拡大された人の頭だった。 黒いジャージのようなも
のをきたと思われる若い男。無理矢理に伸ばされた顔の瞳には苦痛と恐怖の色が映る。だが、
その眼球もまた穿られ喰われる。
そうしてわずかな部分も平らげた怪物はふと視線を上げた。
その口は横に大きく歪んでいた。
[SANc]1d4/1d6
窓から離れ階段を降りようとすると後ろから細腕が一番前をゆく探索者につかみかかる。
咄嗟のことに反応が遅れそのまま接敵となる。
怪物と共にそのままくみつき状態からそのまま階段の下まで落下するが、[回避][跳躍] で
受け身を取ることができ、その場合は1ダメージ、失敗した場合は1d4となる。
また、大きな音がするため外からも2体の怪物がやってくる。
3体、 あるいは4体の怪物との対峙となる。 戦闘の場合はそのまま、 逃げるためには隠密の
必要がありその場合は次のルール
:隠密ルール
1・怪物は発見、索敵、未発見の状態を行き来する
2・発見では攻撃を、索敵では目星を、未発見では徘徊をする
3・発見状態では探索者は[DEX 対抗]に勝利し、[隠密技能]に成功することで索敵へ移
行できる
4・索敵状態では怪物は[目星]に成功することで発見へと移行するが、探索者は[隠密技
能]によって隠れられる
5・未発見状態では物音や光を出さなければそのまま離脱できる
6・奇襲をかけた1体のみ発見、他は索敵状態から始まる
うまくまくことで、次の探索や移動ができるだろう。
・扉の奥
扉の奥には本格的な治療を起こすための道具と、更に奥には書斎のような空間が見える。
[目星か知識]〈成功〉古びた治療器具が置いてある。そのうちの 1 つにまだ使えそうなメ
スが見つかる。
メス:1d5+db [ナイフ]で判定
書斎ではいくつか書物が置かれており、汚れてはいるが一部はまだ読むことができそうだ。
[図書館]〈成功〉当時の医学書が何冊かある。机の傍にここを使っていたと思われる医者
の記録が見つかる。
【医者の記録】
題:村人達のトウキョ様化について
症状:頭部の肥大化と言語を主とする知能の欠落
考察:発症したものは上記の症状のほかに、酷い空腹と暴力的な性格、加えて腕力・咬合力
の大幅な成長が見られる。 性格は穏やかな時と激しい時とを繰り返し、 酷い場合には他人に
噛み付くことや襲いかかることもある。その力の成長も問題であり、 子供であれば大人で抑
えつけるしかなく、大人であれば数人がかりで 1 人を相手するのがやっとという状態であ
る。これらの原因として、ある奇病の蔓延であると言える。 近年はあちこちで感染病なるも
のが流行っていると聞く。 インフルエンザやポリオ、ハンセン病といったものの中には見た
目が異常に見えるようになるものもある。 加えて、 特に最初に発症した者達は例の少年と共
に過ごしていた時間が多い。 以上からなんらかの流行病であり、 患者の隔離と治療法の確立
こそが必要と言えるだろう。
追記 隔離先には以前使われていたあの小屋を使うこととする
それ以外の記録は文字が掠れていて読むことができない。
窓で倉庫を見つけられなかった場合、[目星]によって見つかる。
{川}
大きくくねっている川。川沿いには怪物はあまりいない。 村をぐるりと囲んでいるように流
れており、川沿いを進むことである程度の地理を得ることができる。
[聞き耳]〈成功〉村の老朽化に伴うかびや埃とは違う異臭がする。
〈スペシャル〉新鮮な血、それに何かが混ざったような匂いがする。
匂いのもとを辿ると少し川を上流に進んだあたりに行くことになる。村とは少し離れてお
り、 周囲に怪物はいない。しかしそれとは別に山に住む生き物の音がするだろう。 異形の怪
物とは違う自然の音に安心すると同時に、現実的な危険を実感する。
さらに匂いを追う。
しばらく進むとさらに鼻をつく匂いは強くなる。ここまでくるとその中に鉄のようなもの
が混じっており、それが死臭であると分かる。しかし漂う死臭はどこか異質な匂いを纏って
いる。まるで人の死体ではなくそれに似た別の何かのような…。
貴方達は川沿いにそれを見つける。 一部は欠損しているが細い手足に痩せこけた胴体。身体
中に食いちぎられたような痕があり特にそれは頭部に見られた。 1m はあるであろう巨大な
頭。半分ほどはその場にないが、 残された跡やその以上な死体に心当たりがある。 貴方達を
襲った怪物。その食べ散らかされた死体だ。
[SANc]1/1d4
[医学]〈成功〉食べあとから熊に襲われたものとわかる。
〈クリティカル〉 他のものと全く異質の傷を見つける。 足に焦げた痕がありそれと最近のも
ののようだ。しかし、どうやったらこのような火傷痕が、それもこの山奥でつくのか見当も
つかない
{倉庫}
〔蒼桐苗がまだ生存している(3 時間以内)〕
近づいていくと中から大きな音が聞こえる。何かを叩き壊そうとしているような音であり、
明らかに怪物が数体いると分かる。 聞き耳をすませばその中にところどころ小さな悲鳴や泣
き声が聞こえるだろう。
中では 3 体の怪物が車を取り囲んで破壊しようとしている。すでに一部は壊されているが、
蒼桐苗はまだ生きており、車も使えそうだと分かる。
:本戦闘ルール
・戦闘では蒼桐苗が行動することはできません
・3 体の怪物はともに攻撃されるまで車の破壊を止めることはありません。1 体が攻撃され
ることで探索者+車を狙って攻撃を開始します。
・車の耐久力は 20 です。20 以上のダメージが入ると壊れてしまい、車を使った脱出ができ
なくなります。
車が壊れなかった場合→車を用いて逃げることができるためそのまま《エンド》へ
車が壊れた場合→{村からの脱出}
〔蒼桐苗がまだ生存している(3 時間は超えている)〕
近づくと中から女性の悲鳴と戦闘音が聞こえる。蒼桐苗はまだ生きているようだがそれも
長くは続かないだろう。時間をかけるのであれば彼女の無事は保証できないと分かる。
中では 3 体の怪物が蒼桐苗を殺そうと襲いかかっている。 車はこじ開けられ、 使い物になら
ない。蒼桐苗もかなり危険な状態だ。
:本戦闘ルール
・蒼桐苗は回避のみを振りますが、車の中での回避のため半分の値で判定します。
・3 体の怪物はともに攻撃されるまで蒼桐苗への攻撃を止めることはありません。1 体が攻
撃されることで探索者+蒼桐苗を狙って攻撃を開始します。
戦闘勝利後→{村からの脱出}
〔蒼桐苗がすでに死亡している(3 時間を大幅に超えた場合)〕
静かで物音一つしない。夏の茹だるような暑さと背筋に張り付く嫌な汗が殊更悪寒を冷た
くする。扉に近づき手をかける。
すると中からぐちゃりと濡れたなにかが潰される音が聞こえてくる。そのまま音は続きちぎ
れたり、つぶされたり、壊されたりと、音が止むことはない。
中では 3 体の怪物が蒼桐苗だったと思われるそれをゆっくりと喰らっていた。口からは鮮
やかな赤色の混じったよだれが垂れ、 細い手足には肉片がこびりついている。せめて顔だけ
でも、彼女と分かるそれだけでも一眼見ようとする。だが、首から上には何もなかった。
[SANc]1d4/1d6+1
怪物は貴方達に目もくれない。それよりも目の前のご馳走に集中しているため問題なく離
脱できる。(戦闘する場合でも HP が残り半分を切るまでは食事を続けます)
→{村からの脱出}
{村からの脱出}
村から脱出するには以下のルートがあります。PL が思いつかなければ 1 へと誘導してくだ
さい。
1・最初の道まで通り抜けてそこから道路沿いを行く
2・道を無視して山を突っ切る
1 の場合
倉庫から入り口までには村の表通りが続いており、 怪物の多くが徘徊している。それらを潜
り抜ける必要があるため、全員の隠密が必要となる。
:隠密ルール
・3 つ進むことで入り口に辿り着く
・全員が[隠密状態]になることで 1 つ進むことができる
・[隠密状態]は、[隠れる、忍び歩き]に成功する必要があり、他人からの[隠す]でも可
能
・失敗した場合、進行方向からの怪物と接敵するため[回避]、[跳躍]を全員成功させなけ
れば戦闘開始となる
入り口にまで辿り着くとあとは道なりに進めばいつか人気のある場所まで戻ることができ
るだろう。そのまま《エンド》へ
2 の場合
怪物を避け、 山をそのまま降りることになる。 森のなかを暗闇で突っ切る必要がある。 道に
迷うことさえなければ時間をかけてでも脱出できる。
[ナビゲート]〈成功〉山を抜けて道に出ることができる。そのまま《エンド》へ
《エンド》
(※車が使用可能な場合)
車は、ほとんど無理やりのように走り出す。エンジンの音がやけに大きく響く。ヘッドライ
トが前方を切り裂くように照らす。
背後を見る余裕はない。見てはいけない気がする。
しばらくの間、みんなが無言だった。ただ車を走り続ける。
やがて、舗装された道路に出て朝日が顔を出す。人のいる気配が戻ってきた。
そこでようやく、 自分たちが助かったのだと理解する。 車を止める頃には、 全員が酷く疲れ
切っていて言葉を交わす気力もない。
誰かが、ぽつりと呟いた。
「あそこ、なんだったんだろうな」
答える者はいない。
あの場所の名前を、誰も知らない。
ただ――
フロントガラスに、乾いた何かがこびりついていた。
(※車が使用不能な場合)
足を止めることなく、ただ進み続ける。 後ろを振り返る者はいない。 振り返ってはいけない
気がする。
息が切れる。足が重い。それでも止まることはなかった。
やがて、舗装された道路に出て朝日が顔を出す。人のいる気配が戻ってきた。
そこでようやく、 自分たちが助かったのだと理解する。 車を止める頃には、 全員が酷く疲れ
切っていて言葉を交わす気力もない。
誰かが、ぽつりと呟く。
「あそこ、なんだったんだろうな」
答える者はいない。
あの場所の名前を、誰も知らない。
ただ――
靴底に、乾いた何かがこびりついていた。
エンド報酬 オカルト+10
蒼桐苗生還報酬 SAN+1d10
挨拶
このシナリオを遊んでいただきありがとうございました。公開向けの初めての作品という
ことで、 手に取りやすいホラーシナリオを作ってみました。 素材や設定、本文の構成など拙
いところはありますが、楽しんでいただけたなら私たちも嬉しい限りで。
ホラー以外にもココフォリアつきのシナリオを色々と公開予定ですのでぜひ応援の方お願
いします!
YouTube の方もよければぜひお越しください。
改めましてこのシナリオを遊んでいただきありがとうございました。
著作権・改変などについて
このシナリオは無料でそのまま公開しております。 皆さんの方で改変や 3 次創作の方など気
にせずやってください。
新たに配布や公表する場合は私たちの名前を載せていただくことだけお願いします。
作者・協力者
グループ名 泥ぶね
https://www.youtube.com/@泥ぶね
シナリオ本文担当
LRoki
ココフォリア制作担当
あこち
二人で運営している泥ぶねと言います! 基本的にはココフォリア付きのデータも更新していきますので簡単にできるシナリオが多いです! BOOTHや外部サイトにも投稿します〜 XやYoutubeの方でお知らせもしていきますのでそちらも是非チェックしてください!
https://www.youtube.com/@dorobune07
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