2019年03月22日更新

カフェオレ

  • 難易度:★|
  • 人数:1人~上限なし|
  • プレイ時間:1時間(テキストセッション)

いつも通り寝たらカフェにいる夢を見たよ!というところから始まる初心者用シナリオです。必要なのは名前と性別とリアルラックのみ。宜しくお願いします。

◇概要
 1人用シナリオ ロスト:基本無し 所要時間:5~30分 難易度:超易
◇傾向
 PL/KP初心者、ただダイスを振りたい、お遊び程度の手軽なシナリオやりたい人向け。

《注意》
・シナリオ作成初心者がただ作ってみただけのシナリオのため粗が目立つ部分も多いです、ご容赦ください。
 あくまで、初心者さん向けに作られたシナリオのため、熟練者さんにはつまらないものかもしれません。
よろしくお願いいたします。

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ストック

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コメント

[導入]
あなたはカフェテラスで休憩している夢を見ていました。
すると一人の店員があなたへ近づき相席を頼んできます。
・許可しますか?
 →はい 店員はほっとしたような顔で「ありがとうございます!」と言って頭を下げます。
  いいえ 店員が「お願いします!」と頼み込んできます。
  ※ここで断り続けると裏ルートでロストします。「ならお前が退けば解決だろう?」って感じでドシュッとされてロスト。
   現実では突然死として処理されます。

あなたが許可を出してから数分後。一人の男性があなたの前の席に座りました。
男の見た目は一言でいえばとても美しい男です。
緩くウェーブの掛かった黒髪、きめ細やかな褐色の肌、月を思わせる神秘的な金の目。
あなたと目が合うと男はにこりと笑い「相席を許可してくれてありがとうございます。」と言ってくるでしょう。

男が軽食を頼んで数分後、店員が男の頼んだ軽食をテラステーブルに置き、あなたの前にも一杯の珈琲(角砂糖、ミルクの小瓶付き)と数枚のクッキーが入った箱を置、「相席へのご協力ありがとうございました。こちらは当店からのサービスです。どうぞ、ごゆっくり。」と伝え去っていきました。

夢の中とは言え良いことをしたなぁと珈琲にあなたが手を伸ばした時、ふと軽食を食べていた目の前の男があなたをにっこりと笑いながら見つめ、いってきました。

「珈琲ってミルクを入れるとカフェオレになりますが、どれくらいまでミルクを入れられても『自分は珈琲である』って意識があると思います?」

唐突なその問いかけにあなたが「は?」と言おうとしたとき、あなたは気付きました。
自分が、手を伸ばそうとしていたカップの中の珈琲になっていることに。

「ミルクは大体六回分、かな?ねぇ、キミは何回注がれたら珈琲じゃなくなっちゃうのかな?」

そして、男は美しい顔を支配者の笑みで彩らせ、乳白色の液体入れをその細い指先で摘まみ持つと、あなたの顔が見えているかのように覗き込んだ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
[判定]
以下記載の判定値で失敗をしてしまうとあなたはカフェオレになってしまいます。
何回ミルクを注がれるまで珈琲でいられるのか、男に教えてあげましょう!
 ※ダイスは最高で6回振れますが、失敗した時点で終了、エンディングです。

[判定値]
①90以下 ②75以下 ③65以下 ④50以下 ⑤45以下 ⑥20以下
→最初は1D100、以降は1D100<=で数値を入れてください。(どどんとふさん使用の場合)

また、あなたは最初こそ「何言ってんだ?」という気持ちでしょうが、ミルクを注がれるたびに意識はぼんやりと揺らぎ「自分は何者か?珈琲とは何か?」等、訳が分からないような状態になってしましいます。

≪KP情報≫
①~②でカフェオレになった場合はEnd1、③~④でEnd2、④~⑥でEnd3、⑥でも珈琲のままだったらEnd4となりますが、この情報はPLに開示しても構いません。しなくても構いません。そこらへんはKP判断でどうぞ。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

[エンディング]

・END1:残念賞
スプーン1、2杯ぐらいだろうか。
色が少し変わった程度にも関わらず次第に意識が朦朧とし、くるりくるりとかき混ぜられていくにつれてあんなにも明確であった「自分は珈琲である」という決意にも似た意識が薄れていく。
そして気付けばあなたは「カフェオレです。」と宣言していた。
男はあなたの言葉に目を瞬かせカップを持ち上げ、あなたであるはずの液体を一口飲み込むと「残念、少し苦みが落ち着いてマイルドになっただけの、珈琲だ。」と言って、そのままカップを床に向けて傾ける。
びちゃ、びちゃびちゃびちゃ、と音をたててあなただった液体が床に流し捨てられ、すぐ近くにあった排水溝へと流れていくのを眺めながら男は「次は美味しいカフェオレが飲みたいものだ。」と呟いた。

そして、その呟きは既に排水溝へ流し捨てられ聴こえていない筈なのに耳元でした気がして、はっとあなたは目を覚ます。
目を開けた先は見慣れた自分の部屋の天井で、あなたは「やっぱり夢だったか。」と少し早い鼓動を落ち着かせようと深呼吸をして、ふわりと香った珈琲の匂いに気付く。もちろん、寝る前に飲んだ記憶はない。

泥棒か?いや泥棒が優雅に珈琲を飲むか?

そんな疑問と警戒心を抱きながら珈琲の香りを辿れば、いつも使っているテーブルの上には少し冷めた、少量のミルクが入っているのか色が若干茶色くなった珈琲と見覚えのある数枚のクッキーが入った小袋。そして、「残念賞」というメモとともに置かれたミルク味のキャンディが一つ、転がっていた。


・END2:ごちそうさま
「3回目、4回目」
くすくすと愉しそうに男は愉いながらミルクをとぽとぽと注いでいく。
乳白色の液体を注がれる度に「自分は、自分とは何か?珈琲とは?」と意識が朦朧とし始める。
そして気付けばあなたは「カフェオレです。」と言っていた。
あなたの声に男はにっこりと笑いソーサーに置かれた角砂糖を3つ落とし入れるとスプーンでかき混ぜ、あなたである液体を一口、飲み込んだ。

「嗚呼、うん、まだ少し角はあるけれどカフェオレだ。美味しいよ。」

そう言いながら、男は一気にカップの中の液体を飲み干していく。どんどんと真っ暗な洞窟の中に押し込まれるように、抵抗も出来ないままあなたは男に飲み干され、カップの縁に残った一滴すらも血のように赤く蛇のように長くぬらついた舌に落とされる。

「ごちそうさま、まぁまぁ合格点、かな。」

男が舌をしまいこみ、ゴクンと喉を鳴らしながら最後の一滴を胃に落とす音のリアルさに飛び起きたあなたは、今までが夢だったのだと見慣れた部屋の景色にホッと安堵するだろう。
変な夢を見たものだ、とあなたが寝具から抜け出ると、ふわりとどこからか珈琲の良い香りが鼻を擽った。
その匂いに誘われるようにふらふらと飲み物を欲してキッチンへ行ったあなたは目を見開くだろう。

いつも使うテーブルの上にはまだ温かいカップいっぱいのカフェオレと夢の中で貰ったはずのクッキーの詰合せの小袋。そして見た覚えがない筆跡で「ごちそうさま。お代は飲み干してからのお楽しみに。」と書かれたメモ。

・飲み干しますか? 
 →はい
あなたがカフェオレを飲み干すと、シンプルな金の指輪が表れる。鑑定してもらうとどうやら本物の、それも純質な金で出来たものらしく売却すれば時価にしても8万程になるだろう。

 →いいえ
訝しみ、あなたがカフェオレの入ったカップな手を付けないでいると、あなたの目の前でカップが浮き、そしてあなたの口に見えない誰かがカップを押し付けるように傾けていく。飲み干さなければ窒息死する!と直感したあなたが慌ててカフェオレを飲み干せば、カチンと最後には金で出来た指輪が歯にあたる。その指輪を手に取った瞬間、カップはがちゃんと床に落ちて割れた。
指輪は鑑定してもらうとどうやら本物の、それも純質な金で出来たものらしく売却すれば時価にしても8万程になるだろう。

そしてあなたがその指輪を手に振れた時、メモの文字が変わっていることに気付くでしょう。

「また今度、遊ぼうか。」

あなたが驚きメモを手に取ろうとしても、最初からその場に無かったかのように、確かにあったのに、メモは消えていた。
口内に残るほのかな苦み、珈琲の香り。
手に残った金の指輪だけが、あなたに、夢であった筈のナニカが確かにいたのだと突き付けた。
けれど、あなたにはどうすることも出来ない。
出来るとすればこの金の指輪を換金するか、それとも、目の前のクッキーを食べて、無かったこととするか。

「また今度、遊ぼうか。」

その、メモだけがただ、あなたに一抹の不安を植え付けながらも、いつもの日常へと送り出す。


END3:ご褒美
「5回目、6回目。」
男の声は最早殆ど聴こえない。ぐるぐると思考は溶け、男がスプーンでかき混ぜた途端、気付けばあなたは「カフェオレです。」と言っていた。

男はソーサーに置かれた角砂糖を2つ落とし入れ、スプーンでかき混ぜ終えるとあなたである液体を一口。

「うんうん、とっても美味しいカフェオレだ。」

そう言うと男はカフェオレとなったあなたを一息でごくんごくんと飲み干してしまう。何かを思う前に飲み干されてしまったあなたの耳元で「ごちそうさま、満点をあげたいくらいに美味しいカフェオレだったよ。」と上機嫌な声がした瞬間、あなたはハッと目を開ける。
見慣れた部屋の天井、景色に「夢だったか」と安堵しながら水でも飲んで落ち着こうと寝具から身を起こした時、あなたの部屋の小さめの机の上に、まるで今さっき注がればかりのような温かさの残る、一杯のカフェオレ。そして白磁のティーポットと一枚のメモが置かれていた。

『美味しいカフェオレをごちそうさま、楽しませてくれたご褒美は君の枕元に。』

そう書かれているメモの通りにあなたが先程まで寝ていた枕元を見れば、一枚の宝くじが落ちていた。
宝くじを確認すると当落発表が今日であることに気付いたあなたは朝食を買いがてらコンビニで新聞を買って確認すると、1,000万を当選していたことが解る。
突然の大金を手に入れ、きっとあなたはその使い道を考えるだろう。
そして家に帰り、もう一度メモを見ようとするも、そのメモはもう二度と見付かることはない。

ただ、あなたの胸には言葉には出来ない、まるで珈琲のような苦みにも近い一抹の不安が確かに浮かんできたのだった。


END4:カフェオレ
最後の一滴を注がれ、ティースプーンでかき混ぜられてもあなたは必死に歯を食い縛っていた。明滅を繰り返す意識、口から勝手に出そうになる言葉を必死に噛み潰して沈黙を保っていると、男が美しい顔を愉悦の表情に変え、ニタリとその薄く紅い唇を歪ませて、嗤った。

「嗚呼、嗚呼、まだ理性があるとは驚いた。なにより、ここまで耐える人間がいるなんて、君は久しぶりに楽しめそうだ。うんうん、今の私は機嫌が良いし、ご褒美をあげよう。さぁ、起きなさい。」

ぱん!という手を打ち鳴らしたような乾いた音で目を覚まし、夢だったことに安堵する。
見慣れた部屋の天井、景色に「夢だったか」とどうしてか収まらない動悸を水でも飲んで落ち着かせようと立ち上がった時、あなたは自室の机の上に寝る前はなかった、1通の茶封筒が置いてあることに気付く。

どうしてこんなものが?と思いながらあなたが中身を確認するとA4サイズの紙3枚。
一枚は住所と地図、二枚目には「住宅の贈与に関するお手続き」と書かれ、三枚目は同意書兼契約書。
不思議なことにその三枚目にはあなたは書いた覚えの印を押した覚えもないにも関わらず贈与受取人項目にはあなたのサインと印がすでに記入され、契約は完了していた。
後日、あなたが役所に確認をすれば、その家の持ち主はあなたの名義となっており、土地も込みでついているとのことだった。

一体どういうことなのか、そう思いながらもいつものようにカフェへ行き、珈琲を頼んだあなたは一瞬だけ視界の端に映った、雑踏に消える黒髪に褐色の肌の美しい男があなたに向かって笑った気がしたのを感じ雑踏へ目を向ける。
しかし、あなたの目に映るのはいつもと変わらない見知らぬ人間が雑多に歩く、いつもの光景だけだった。
家に帰ればあの書類、ため息を吐きながらあなたはそっと、珈琲にミルクと砂糖を足して、飲み干した。


[シナリオクリア報酬] ※全END共通となります。

・クトゥルフ神話技能 +1
 →神話技能を取得することでSANの値などの変更計算などが面倒な場合はSAN回復(1D3程度)に置き換える
  もしくはPLに確認するのもありだと思います。
・エンディングにおいて獲得したアイテム

[最後に]
イメージは「カフェオーレが飲みたいの♪」の某CMのフレーズからですが、なぜかこうなりました。
これはシナリオ作成初心者が作成したシナリオであり、あくまでも初心者PLさん、初心者KPさん向けに作ったシナリオです。
熟練者さんにはつまらないものかもしれませんし拙い所も多々あると思います、申し訳ございません。
自作、および二次配布等はおやめください。また、動画化等は歓迎しておりますが有料配信などはおやめください。
何かありましたらお手数ですがコメント頂けたりするとうれしいです。
 ※2018/12/17 一部わかりづらい説明部分がありましたので変更しました。

此処まで見てくださりありがとうございました。

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はじめまして。初心者ですがちまちま作成しています。 意見やコメント、シナリオやってみたらちょっとここわかりづらいから改善してほしいかも、などなど、あればコメントいただけたら嬉しいです。 また動画化、改変などはご自由にどうぞ。※過度な改変、有料動画及びリプレイログ物販販売等の金銭の絡む場合はお手数ですが当方までご連絡ください。

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