推奨技能: 目星、宅建(初期値1)
探索者諸君は社畜である。
今日も今日とて嫌味な店長の無茶振りに応え心身ともに疲労困憊状態だ。
そんな中、オーナーが店長に新たな仕事を耳打ちしているのが聞こえてくる。
「クリーニング用のスプレーが使用期限今月までなんだよね〜^^」
嫌な予感がする。(SANC 1D3/1D6 宅建技能に失敗すると減少値+2)
上司は案の定(残業中の)君たちを大声で怒鳴りつけると、目の前に山積みのスプレー缶をどさっと置き
「これ、今日中に終わらせとけよ」
と吐き捨て自分のデスクに去っていった。
君たちは常日頃受ける上司からのパワハラとも言えるその行動に限界を感じるだろう。
→アイデア:もしかしたら上司は人間ではないのかもしれないと思う
→目星:オーナーなんかすげえイケメンだなと思う
現在時刻は21時。
スプレー缶はたった今店長がオーナーから受け取った150本以外にも、それぞれのデスクや給湯室(?)に数本ずつある。
店長がPCに無茶振りをするまでに1本先に開けておくことも可能。
23時半には上司が施錠し帰宅する。
店長は君たちが仕事している間、パーテーションで区切られたスペースにいる。(店長のいるスペースに行き、目星に成功するとソリティアをしていることがわかる。強い憤りを覚えSANC(0/1D3))
(スプレー缶の処理をする、とPCから宣言があった場合)
穴を開けて放置→30秒、押しっぱなしで2分で空になる。
ただし、穴を開ける場合は給湯室で見つけた穴あけ器を使用するため、最初はできない。多少音が発生するため、同じ事務所内にいる店長にバレる可能性が出る。(店長の聞き耳が振られる)
そうでなくても、任意のタイミングで様子を見に来る。
君たちは上司が投げつけた数多の残業をこなし帰宅することが目標である。
・本来の残業→宅建技能に5回成功することで終了する。ただし1回振るごとに30分経過する。
・店長は、(缶に穴を開ける音の)聞き耳に成功した場合、一回目は君たちを口頭で怒鳴りつけ注意する程度で終わるだろう。二回目はそれにこぶし(1D3ダメージ、回避不可)が加わり、3回目で君たちを店内から追い出してしまう。
店内は一般的なオフィスで、君たちのデスク以外にもいくつかデスクがある。(全部で8箇所)
また、パーテーションで仕切られただけの給湯室と、申し訳程度の接客スペースがある。
普段かじりついているデスクだ。様々な資料が散乱しており、端的にいうと汚い。
アイデア→君たちのデスクにも5本ずつスプレー缶があることを思い出す。
目星→自分のデスクや君たちのデスクから5本ずつスプレー缶を見つけることができる。(この目星ロールとアイデアロールで見つかるスプレー缶は重複しない)
他人のデスクを物色した場合、幸運に失敗すると見たくない秘密や神話的現象に見舞われる。SANC0/1(KPの好みで何を起こしてもいいです)
給湯室とは名ばかりの流し台だ。給湯器と流しがあり、辛うじて清掃道具も置かれている。
目星→上の棚から30本のスプレー缶を見つける。よく見ると、使用期限は先程オーナーから受け取ったスプレー缶と同じか、それより早い日付のようだ。(任意でアイデア→これ店長に見つかったら仕事増えるなと思う)
また、何故かおいてあるスプレー用の穴あけ器を見つける
※店長には話しかけたり仕事の質問をするなどして、気をそらすことが可能です。(その場合聞き耳判定にマイナス補正をかける)PCには好きなだけ缶を開けてもらいましょう。
APP3 体力20 聞き耳60
言わずとしれたムンビ。戦闘しようとはさせない方が吉。
というか戦闘することは想定してない。PCがムンビだと気づくようなポイントは特に設定していませんが、SANCをしたいなら生やしてもいいかもしれません。見た目はなんかよくわからん呪文で人間と同じ見た目です。
「なんだかガス臭くないか?」
店長はおそらく怪訝な顔で君たちの様子を見に来るだろう。
しかし、君たちにその表情を詳細に読み取ることはできない。
なぜならスプレー缶から出たガスで室内はいつのまにか白い煙に覆われているからだ。
君たちは適当な言い訳で店長の追及から逃れるだろう。
直後、店長は給湯室へ向かう。カチリと給湯器の電源が入れられる音がしたが……
爆発音とともに君たちの視界は暗転した。
後日、大きなニュースが世間を騒がせていた。
呼声市の賃貸住宅仲介業の店舗がガス爆発によって跡形もなく焼失したというものだった。
死者は(PCの人数)人。痛ましい事件として語られ、そして忘れられていくだろう。→ロストエンド
「なんだかガス臭くないか?」
店長は怪訝な面持ちで君たちの様子を見に来るだろう。
君たちはその追求を適当な言い訳で逃れ、仕事が終わったのを理由に帰り支度をする。
店長はそのまま給湯室へ消えた。帰るなら今のうちだろう。
このあと起こることを想像し、君たちは足早に店の前を離れる。数メートル離れたところで、ミサイルが落ちたような大きな爆発音が君たちの背中から聞こえ、強い爆風が背中を押す。
君たちはそれぞれの思いを胸に抱え、そのまま帰宅するだろう。
翌日、大きなニュースが世間を騒がせていた。
呼声市の賃貸住宅仲介業の店舗がガス爆発によって跡形もなく焼失したというものだ。
アナウンサーは神妙な面持ちで読み上げる。「死者は0人」
君たちは言いしれぬ疑問と恐怖を感じるかもしれない。しかし、その後どれだけ時が過ぎても、あのときの店長と出会うことはなかった。
→ハッピー(?)エンド
「なんだかガス臭くないか?」
店長は怪訝な面持ちで君たちの様子を見に来るだろう。
君たちはその追求を適当な言い訳で逃れ、仕事が終わったのを理由に帰り支度をする。
店長はそのまま給湯室へ消えた。帰るなら今のうちだろう。
このあと起こることを想像し、君たちは足早に店の前を離れる。数メートル離れたところで、爆発音のようなものが聞こえ、君たちは振り返るだろう。
そこには無残にもガラスの割れた君たちの職場があった。少し離れた位置からでもわかる、室内はぐちゃぐちゃに荒れている。
君たちはそそくさと職場の前をあとにするだろう。
「まったく、ひどい目にあった」
そう話すのは君たちのよく知るヒキガエルのような顔の嫌味な上司だ。
結局、店長は大した怪我もなく、数日で退院し、今も同じように君たちの上でふんぞり返っている。
「(PCの名前)、今日はちょっと残れよ」
君たちはこのあと何が起こるかを想像し、今日の業務には身が入らないだろう。→ロスト。ムンビのおもちゃにされます。
「おい、もう閉めるぞ、早く出ろ」
店長のその声に、君たちはもうそんな時間か、と時計を見上げる。
眼の前には山積みになったスプレー缶がある。結局、自分の仕事を終わらせるので手一杯で、そちらには少しも手を付けることができなかった。
「今日中に終わらせとけって言っただろうが!」
店長の暴力が君たちを襲う。
きっとこの先何年も、同じような仕打ちにあうのだろう。君たちの未来は暗い。 →バッドエンド
原案: KeytacK
作成: denryu_k → Twitter
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