◆
―私は が欲しい。
俺も が欲しい。
……ならば、そこのお前はどうだ?
◆
サイフィク特有の行為判定は理解できた。 けれどいきなり暗殺だとか、
精神的にハードな任務をやれなんて無理です……
という、未来の良心PLをそのまま良心PLにしておきたい。
そんなGMさんに送る、GM・PL共に難易度抑えめ、後々の遺恨も残しにくい。
うっかりカラザを取り忘れたけど、もう食べちゃった卵焼きシナリオです。
裁定に問題が無ければ背景や奥義開発を許可してください。
シナリオ改変やリプレイ化、及びリプレイ動画化はご自由に。 当ページへのリンクがあると分かりやすいかと。
●シナリオ、校正 バナナパイ
◆現代編
改変すれば戦国編などでも遊べますが、初心者卓では現代編が一番やりやすいでしょう。
◆階級指定・特になし、ただし全員同じ階級であること
初心者卓の場合、新規の中忍が都合がよいと思います。
◆リミット・3サイクル
難易度は低いですが、完全無策だと全員【使命】不達成もありうる範疇です。
【秘密】の関係上、誰につくかが比較的自由になるPC3枠は、
PL4人以上の場合であろうと
下手に増やさないようにする事をお勧めします。
PCの【使命】 ※全員共通です
あなたはめっちゃお腹が空いている。
卵料理が食べたくて仕方ない。
あなたの【使命】は、「タマゴを買うこと」だ。
◆PC1の【秘密】
実はあなたは、財布を忘れて来てしまった。
恥ずかしすぎて死にそう。
なんとか金を工面できないものだろうか。
あなたは各サイクル終了時に1D6を振り、
出目が奇数だった時に、好きな生命力を1点失う。
◆PC2の【秘密】
実はあなたは、酷い風邪をひいている。
早くタマゴ粥を食べて、ゆっくり休みたい。
あなたはプライズ《100円》を所持している。
あなたは各サイクル終了時に1D6を振り、
出目が偶数だった時に、好きな生命力を1点失う。
◆PC3の【秘密】
実はあなたは、別に空腹でも何でもない。
「ヤハタ」に来たのは視察のためで、
買い物をするつもりなどないのである。
あなたの【本当の使命】は、
「自分はクライマックスフェイズで生命力0による戦闘脱落をせず、
なおかつ誰かにタマゴを買わせる事」だ。
あなたはプライズ《シノビガミ》を所持している。
あなたは、各サイクル終了時に1D6を振る事。
プライズ《100円》の概要
すこしくすんだ100円玉。
◆プライズ《100円》の【秘密】
クライマックスフェイズで戦闘の勝者となり、
このプライズとタマゴを所持した状態で、
プライズ《100円》の使用を宣言すること。
好きな〈戦術分野〉の特技で判定に成功すると、
タマゴを買う事が出来る。
この「タマゴを買う」判定は、《100円》とタマゴを所持した状態であれば、
忍具や忍法等を使用して何度でも再挑戦することが出来る。
タマゴを買う判定に成功すると、このプライズは消滅する。
プライズ《シノビガミ》の概要
Lサイズ・10個入りパックひとつ100円のタマゴ。
うみたて。
◆プライズ《シノビガミ》の【秘密】
「ヤハタ」にあるタマゴは、このパックが最後の一つである。
このプライズを買う為には、《100円》を使用しなければならない。
首都圏某所に存在する、シノビ御用達の大型スーパーマーケット「ヤハタ」。
季節は年末、下忍達の食卓を支えるこのスーパーでは
特売セールが始まろうとしています。
そんな中、とあるシノビ達が、セールの目玉商品である「卵」に目を付けたのです。
導入の時点で、PC達は各々「ヤハタ」に入店しているという事にしておいて下さい。
この時点で無理に描写しなくても、後々勝手に変な設定が生えてくると思うので
これじゃロールプレイが足りないのでは、と思っているPLには優しく寄り添って下さい。
PL全員が【使命】を公開し、「何の卵料理を食べたいか」「どうやってヤハタに来たのか」ぐらいの簡単なロールプレイを終えたら、
GMはプライズ《100円》と《シノビガミ》の概要を公開し、
二つのプライズは、所持していなくても情報判定が可能である
事を伝え終わったら、メインフェイズに進んで下さい。
2 → 野菜売り場。 草の匂いがぷんぷんするが、兵糧丸の大事な材料だ。
3 → トイレ。 店内よりかは静かである。
4 → あのコーナーはどこだ? あなたは案内図に目を向けた。
5 → バックヤードの前、ふとあなたは影の世界を思い出してしまう。
6 → 魚売り場。 血が広がる臭いほど大したことはない。
7 → ずらりとならんだ商品棚。 おちゃらけたBGMが、何故か遠のいていくような感覚を覚える。
8 → おやつ売り場。 ……これをここに置いたのは誰だ?
9 → パン売り場。 いい匂いにつられてしまいそうだ。
10→ イートイン。 ウォーターサーバーの水は良く冷えている。
11→ 駐車場。 店構えの割には、規模が小さく感じる。
12→ 自販機横のチープなベンチに、あなたは身体を委ねる。
シノビ達は東奔西走し、ついにタマゴを買う目星を付けてレジにやって来ました。
目星が付いていないであろうPCも、「スマホを落としてしまった」など
適当に理由を付けて、レジへ移動させて下さい。
タマゴと100円を巡る、下らないような真剣なような、
そんな戦いの火蓋を切るロールプレイが終わったら、戦闘を開始して下さい。
戦場は平地で問題ないと思います。
シナリオ上の全体エンディングは特にありません。
タマゴが買えた場合、タマゴを手に入れたキャラクターはどうなったか、
無残にも敗北してしまったキャラクターはどうなるのか。
GMは進行のノリに任せて、協力を求められた場合はPL達の個別エンディングを彩ってあげて下さい。
◎忍具の「お金」、背景「家宝」で取った金銭などを使っても、《シノビガミ》は買えません。
該当する忍具などを持っているPCが居る場合、PL達には2D6をロールさせて、
「みんな所持金は2D6円しか持っていない」事にしてください。
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