選択肢は信じる/信じない、のみ。
雪上の足跡、不可解な視線と怪しい住人。
冬のひどい寒さを感じよう!!!
『』→、シリーズ。
舞台:噂の多い団地
NPC:『とざくらこう』
であることが条件の一人アンソロジー。
我々はvtuberである『兎桜こう(@Tozakura_Kou)』さんを応援しています。
【本シナリオは6版基本ルルブ、マレウスモンストロルムに準拠します】
【以下はKPのみ閲覧してください】
【だいぶ適当なのでKPの好きなように解釈して改変してください】
・『兎桜こう』
団地住み。
魔術師。『呪い屋』として一部界隈で有名。
才能と運にかまけていて仕事が適当で、後から慌てたりする。
・『ストーカー/スペクトラル・ハンター』
団地住み。
シナリオ以前からの探索者のストーカー。シナリオ中では透明なストーカーになっている。
本来なら浮いているが、場合によっては足跡などの描写をしてみてもよい。
不用意に触れたりすると、威嚇みたいな感じで斬りつけてくる。
少なくともシナリオ内では扉を開ける程度の人間性を残している。
・『情報源のおばさん』
団地住み。
団地の情報に詳しい噂話が好きなおばさん。
頭にキャベツとアルミを巻いていたり、予防注射は打たない派だったりする。
・『吉田』
団地住みではない。
吉田は吉田。
探索者の同級生でオカ研であったり、知らん人であったりする。
魔術師である『兎桜こう』は、知る人ぞ知る『呪い屋』として小遣い稼ぎをしていた。
今回の依頼人は『ストーカー(名前は自由に決めてください)』。
ストーカーは探索者のストーカーであり、yes探索者yesタッチの精神にのっとって兎桜こうに依頼を出す。
兎桜こうは呪文【スペクトラル・ハンターの創造】を用いて、ストーカーを透明なストーカーにする。
ちなみに呪文や儀式はうろ覚えのため、不完全な形で呪文が成功する。(そもそも兎桜こう自身も『透明になれる』程度にしか認識していなかった)
そうして意図せず暴走状態に陥ったスペクトラル・ハンターが、探索者に危害を加えるのは忍びないと感じた兎桜こうは、スペクトラル・ハンターの命とも言える小像を探索者に手渡した。(必要以上に依頼人のプライバシーを明かしたくない+数日経てば収まることを知っているので、真相についてはどれだけ聞いても絶対に出し渋る)
-一日目
朝:部屋を出たところで兎桜こうに小像を手渡される。(理由を聞けば、顔色が悪いから魔除けだ、とでも言われる)
昼探索:1、2回ほど技能を振るチャンスを与えて、適当に情報を出しましょう。探索者に急な選択を迫りたいなら、この日はあまり情報は出さないようにしましょう。
夜:視線はカーテンを閉じると消える。
-2日目
朝:家を出れば昨日より視線が近いことに気付く。
昼探索:今日は兎桜こうが留守。初日に『呪い屋』などの情報を出さないのなら、選択に必要な情報は絶対に三日目になる。
夜:床に着き意識が落ちる間際、扉を開けてスペクトラル・ハンターが入ってくるような気配がする。
-3日目
朝:不可視なので見えないが、スペクトラルハンターは部屋の中にいる。
昼:兎桜こうが部屋にいるので『呪い屋』のことやなぜ小像を渡されたのか質問することが可能(その場合も「持っていれば大丈夫」程度しか言わない。しつこく聞くなら「依頼人の部屋だ」と言って『ストーカーの部屋』の情報をくれる)
夜:大まかに『像を持っておく』『像を壊さずに捨てる』『像を壊す』などで分岐する。
(技能成功で適宜それっぽい情報を出そう!)
・探索者の部屋
特に何もない。窓越しに視線を感じる。
・兎桜こうの部屋
4444号室。
【スペクトラル・ハンターの創造】の概要や、『呪い屋』のチラシがあったりする。
・ストーカーの部屋
目星をするまでもなく探索者の写真が壁一面に広がっている。
コンピュータなどに動画も入っており、それがあれば探索者の部屋に仕掛けられたカメラの存在に気付ける。
『呪い屋』のチラシも置いてるかもしれない。
・団地内
紙がもう入らないくらい詰められたポストや、『呪い屋』のチラシが貼ってある掲示板などがある。
おばさんがいたり吉田がいたりするかもしれない。
・呪い屋の存在
情報源:吉田、おばさんなど。
そういうのがいるらしい、知らんけど。
情報源:掲示板、ストーカーの部屋。
手書きの『呪い屋のチラシ』、部屋番号も書いてある。
・ストーカーの部屋の存在。
情報源:おばさん、兎桜こうなど。
最近あの部屋の人を見ない、依頼人の部屋はそこだ、など
・スペクトラル・ハンターの存在
目星など。
雪上に残る足跡や、すれ違った後の人が何かにぶつかったような感じ。
・小像
鋭利な歯と昆虫とカニの中間のような腕を、なすびの胴体に無理やりくっつけたようなフォルム。
多少SANチェックが発生する程度には不気味
【スペクトラル・ハンターの創造】に欠かせないもので、これを壊されるとスペクトラル・ハンターは死ぬ。
それに加えて、スペクトラル・ハンターにとっての守護対象の識別用である(このシナリオでは)ので、これを持っていればギリギリで襲われずに済む。
・一日目朝。
ここ最近、どこからか視線を感じるのを思い出し憂鬱になる。
誰から、というわけでもない。
ただ漠然とそう感じるだけ。
今だってそうだ。
団地の、禿げた木とベンチくらいしかないの中庭のどこからか、こちらをじっと観察するような視線を感じる
《SANチェック0/1》
・一日目朝/外出
玄関を出たところ、兎桜こうがいる。
探索者に小像を渡す。
探索者が家から出ないならインターフォンを鳴らす。
・一日目:夜
冬の忍び寄るような寒さと視線から逃れるように布団に潜り込む。
部屋が軋む音も、僅かに空いた扉の隙間も、カーテンから漏れる明滅する街灯の光も、全てが寒々しい。
雪の塊が落ちる音がして目を瞑る。
《SANチェック0/1d2》
・二日目:朝
外に出れば、あるいはカーテンを開ければ、視線が近づいてきているのを感じる。
これまでよりずっと近く、どうしようもない居心地の悪さを感じる。
あまつさえ、それは日中でもお構いなしに無遠慮に、貴方の全てを事細かに舐めるように観察している。
・二日目:夜
カーテンを閉めて床に着く。
隙間なんか無いように扉を閉めて、玄関に鍵を掛けたか何回も確認した。
目を閉じて、夜の闇とも違う暗さと対面する。
それ以外を見ないように必死に意識を集中して。
扉が開く音も、床を軋ませる確かな重みを持つ何かも、全部気のせいであってほしいと願った。
《SANチェック1/1d3》
・三日目:朝
確かに呼吸のようなものを感じている。
自分以外の何かがこの部屋にいるのだと、夢、或いは杞憂などでは無いと。手を伸ばせば届く距離、現実はそこにいた。
三日目:夕方
それまでに充分な探索が進んでいない場合、兎桜こうが小像に関して「持っておけ」と警告、確認をしてくる。
・三日目:夜
ざりざりと、不可視の何かが壁に傷を付ける。
それは鋭利な刃物で切りつけたような跡を残して、貴方との距離を近付ける。
話も出来やしない、孤独なナニカがそこにいる。
貴方は、あの像と同じ化物の姿を幻視する。
《SANチェック1/1d3+2》
・小像を壊さず三日目に持っている。
三日目の夜に何も起こらない。
スペクトラル・ハンターがギリギリまで近づいてくるが、そのまま消える
今後も相変わらず視線は感じる。
・小像を壊さず、どこかに捨てる。
スペクトラル・ハンターとの戦闘が発生する。
倒すか、探索者がある程度ダメージを受けるか、一定のターンの経過で、スペクトラルハンターはそのまま消える。
今後も相変わらず視線は感じる。
・三日目夜より前に小像を壊す。
2〜3日目なら、スペクトラルハンターの断末魔が聞けるかもしれない。
その後、ふとした瞬間に柔らかいような何かを踏んだ気がするかもしれない。
視線はなくなる。
・三日目夜に小像を壊す。
目の前で断末魔を上げスペクトラル・ハンターが絶命する。
その場には透明な死骸が鎮座することになる。
・元ストーカーのスペクトラル・ハンターは、人間だった頃の習性で探索者に襲い掛かろうとするが、小像を持っていれば襲われることはない。(誤って傷を付けてしまった場合死亡するし、下手に手を出せば像を破壊されるかもしれないことを理解しているので)
加えて、数日(シナリオ内では三日)経過すれば、スペクトラル・ハンターの守護者としての性質が強まり、ただのストーカーになる。
・兎桜こうが探索者に像を渡したのは「依頼人を殺してしまうのは流石に....」という考えと「探索者が死ぬ危険も見過ごせない」という考えがあるから。
なので「像は壊したりせずに肌身離さず持っておけ」というのが兎桜こうが探索者にする主張。
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