舞台
星加美市:某県に位置する中規模程度の都市
季節は1月半ば〜2月始め
推奨技能
推奨技能:目星、図書館、聞き耳、戦闘系(射撃)、戦闘系(近接)、交渉系、運転(自動車)
6版に準拠しています
依頼人は存在しない?頼まれた女の子は何処へ?この町で起こっている事とは?そんな謎を解消していく、戦闘アリのシティ系一本道のシナリオです。
夢よ、浅き夢よ、私はここにいます。君を想いながら、一人歩いています。流るる雨のごとく、流るる花のごとく。春よ、遠き春よ、瞼閉じればそこに、愛をくれし君の懐かしき声がする。
星加美市:某県に位置する中規模程度の都市
季節は1月半ば〜2月初め
推奨技能
推奨技能:目星、図書館、聞き耳、戦闘系(射撃)、戦闘系(近接)、交渉系、運転(自動車)
星加美市はもともとE.R会合というヤクザたちがシマとしていた。しかし、勢力拡大を狙った新興ヤクザ烏羽会と対立。E.R会合の組頭の活躍もあり、進出は防いでいた。しかし、ここ数週間は形勢が逆転してきた。それは、星加美市に新たな拠点を作ろうとする、星の智慧派と手を組んだことにより、海外で戦ってきた外国人の傭兵を大量に戦力としたからである。星の智慧派がだした条件は、星加美市のへの拠点設置だけでなく、生贄として人間を要求。その烏羽会は人狩りを開始した。その人狩りに桂月晴香が巻き込まれる。
そんな状況のなか、探索者に頼み事を持ち込む老人がいた。その依頼はひ孫を探して欲しいとのことだが、ひ孫の名前はわかっても姿は知らない、写真もないという。老人の正体とは?探索者はこの状況打開できるのか…。
STR 32 CON 33 POW 42 DEX 17 APP 14
SIZ 16(本来は30) INT 26 EDU 17
SAN 該当せず 幸運 該当せず アイデア 99 知識 85
HP 32 MP 42 db+3d6(+1d4)
下級の旧神、古くから日本にいる。大正終わりから昭和初期に桂月晴風の曾祖母と出会う、彼女に惚れて旦那が戦争に行っている間も自分が守ると約束をした。しかし戦争はそれを許さなかった、戦争末期の本土空襲で曾祖母は亡くなる。炎の海と化した街から祖母を救い出し、彼女の一族を命の限り守ることを決心。今回も桂月晴風のために全力を尽す。(シナリオ中の大半は星の知慧派の召喚するであろう神の対策を講じている)
「栄光」「不死」「不滅」「永遠」
STR 11 CON 16 POW 16 DEX 14 APP 15
SIZ 13 INT 12 EDU 13
SAN 80 幸運 80 アイデア 60 知識65
HP 15 MP 16 db+0
『勝利』『私は死ぬまで変わりません』『裏切り』
(探索者の職業が探偵やなどであれば正式な依頼人として、それ以外は街でいきなり声をかけられる)
あなたが街を歩いていると、いきなり声かけられる。
「すいません、人を探して欲しいのですが」
顔を見ると、老人のようですでに何人の人に声をかけているのか表情には必死さが感じられる。探索者は無視をしてもいいし話を聞いてもいい。話だけでも聞こうというと
「本当ですか?外ではなんですから顔なじみの喫茶店に行きましょう。」
成功→花の香りを感じる
失敗→何かの匂いを感じる
喫茶店は街の中心地から少し離れたところにあり、隣にはお菓子屋さんがたっている。ちょうど店員の女性が開店の看板を閉店に裏返しているところだった。しかし、老人の姿を認めると中へと促してくれる。
店員に促され中に入ると、「いらっしゃい、あぁ、あなたですか」とカウンターの向こうからでマスターと思しき老人が迎えてくれる。探索者たちが注文を終えると、老人は話始める。
「話を聞いていただいてありがとうございます。私の名前は武弓瑞香と申します。あなた方の名前は?」
「なるほど、それで本題ですが」このタイミングで注文した品が机に運ばれる。しかし老人は意に介することなく話を進めていく。
「自分のひ孫が突然失踪してしまったのです。最近は物騒ですから、何かに巻き込まれていないか心配なのです。自分で探そうにも私は年ですし…困っていたのです。だからどうにか探してくれませんか?」
「本当ですかよろしくお願いします」
「そう、ですか。最近は物騒なので気を付けてくださいね。」
「え…あっ、ここのマスターに預けてありますから彼から受け取ってください」と申し訳なさそうにマスターの方を見る。マスターはニコリと笑いながら頷いている。
「桂月晴香です。高校三年生で市内の高校に通っています。」
「写真…ですか?持ってな…いや、今日は持ち合わせていないですね。だから明日にでも家に来てください。その時にでもお見せしますよ。」と住所を教えてくれる。
「じゃあ、よろしくお願いいたします」とそのまま喫茶店を出ていく。
探索者たちはお会計の時にマスターが「前金になります。どうかあの人の願いを叶えてください、私からもお願い申し上げます。それから、今回の飲食代も私からの驕りにいたします。」そういって人数分の茶封筒を渡してくれる。
成功→武弓さんそういえば支払いしてなくね?
失敗→特になし
探索者たち(断ったとしても)が寝ていると、夢を見る。燃える街、黒い空を飛ぶ黒い影。そして、目の前で燃え上がる一軒家、その中がのぞくことができる。中では、1人の小さい人間が見ることができる。
成功→よく見れば崩れた屋根の下にもう1人がいることがわかる。
失敗→よくわからない
助けようと思っても体は動かない。そのまま立ち尽くしていると1人の人影が駆けてくる。その人物はためらうことなく目の前の一軒家に入っていく。そうして、家の中で屈みこんだ後、最初からいた人影を抱えながら飛び出してくる。人影を抱えている方の人物が泣いているように思えた。抱えられている人物の手には外側が赤で内側に白の花があしらわれたネックレスを持っている。
その後ろ姿を見ていると場面は切り替わる。その場面では自分ともう1人にピントが合っているかのようにそれ以外の映像はぼやけている。そのもう1人の人物(桂月晴香)は自分の首から下げているネックレスを握りながら「大丈夫、必ず助かるから」そのつぶやきを聞いたところで意識が覚醒していく。
自分の部屋で目覚め朝食等を済ませる
聞き耳や図書館
成功もしくはテレビを見るなどの行為を宣言→人の失踪事件が相次いでいることが分かる
失敗→特になし
至極普通の一軒家
インターフォンを鳴らすと、女性の声がする。
「はーい?どなたですか?」
武弓さんから依頼を受けた者ですなどと答えると「え?家を間違っていませんか?家に武弓なんて、名前の人はいませんけど…」などと言われる。
しかし、晴香のことを出すと少し態度が変わる。
「晴香のこと何か知ってるんですか!?」そう言って慌てて出てきてくれる。
探索者がなにも知らないと答えると悲しい表情をしながら「そうですが…そうですよね…せっかくなので上がっていってください」そう言って探索者達を家の中に入れてくれる。
家の中はキチンと整っている。玄関から真っ直ぐ進むとリビングがありそこに案内される。入って正面には椅子と机左手にキッチン、右手に和室がある。和室にはこたつがあり、そこには1人の老婆が座っている。すると老婆が立ち上がって「咲絵さん、私がお茶を淹れるから、あなたは話を聞いてあげなさい」とキッチンでお茶を淹れ始める。そうしてリビングで話を聞くことになる。
「改めまして、桂月晴香の母親、桂月咲絵です。それで…娘のことを探してくれているんですよね?」
そうだと答えると
「そうなんですね、ありがとうございます。私の知っていることは知りうる限り話します。」
「6日前からです、警察はよくある思春期の家出だろうから家で待つようにって言われて」
「最近の写真は…これです、この前ご飯を一緒に食べた時の」そう言ってスマホの写真を見せてくれる。探索者は見覚えがあるだろう。夢の中で見たネックレスを握りしめていた女の子であった。
「そんな方は知りません、私の祖父母と旦那の祖父母つまり、晴風の曾祖母たちは全員もう亡くなっています。ですよね、春乃さん?」
「えぇ、私の母親は終戦間際の空襲で、父親は私が生まれてすぐ出征し、南方戦線で戦死しました。旦那の方の両親は戦争では死にませんでしたが病気で晴香が産まれる前に亡くなっています。」
「私の祖父母も4人いますが、戦争で1人、晴香が産まれる前に2人、産れて5年後には最後の1人が亡くなっています。」
「あれは、春乃さんからあげたものでしたよね?」
「えぇ、あれは私がお守りになるよって渡したものです」
「婆さんの昔話を聞きたいんですかい?聞きたいなら話しますけど」
要約するとあれは元々お婆さんの母親の物で、母親が空襲で瓦礫に挟まれて逃げられなくなった時に託されたものだと言う。その時自分を抱えて火の海を逃げた人がいてその人曰く「苦しいときはそれに祈るんだ、そうすれば誰かが助けに来てくれる。」それ以来肌身離さず持っていたものだという。
「あ、そういえば。この晴風のことを事件として調べてくれると言った刑事さんがいました。名刺をくれました。この人達なら協力してくれるかもしれません。」
そう言って名刺を見せてくれる。名刺には星加美警察署捜査一課里中誠司巡査長とある。
それから「ネックレスやその武弓さんのこと調べるんでしたら、甘味処間宮の辺りに戦前まで家がありましたからそこを探すといいかもしれないですねぇ」とお婆さんが付け加える。
警察署では、いつも通りの業務が展開されている。しかしスーツ姿の人達はとこか忙しなく動き回っている。受付の係の人に里中誠司巡査長の名前を告げると内線で里中誠司巡査長を呼び出してくれる。
程なくして若いスーツの男性と同じくらい若い女性の2人が探索者の前に現れる。男性の方が「どうも初めまして、捜査一課の里中誠司です」立て続けに女性の方も「同じく、捜査一課の弥生時雨っス、よろしくです」と自己紹介をしてくれる。
「立ち話もあれなので、どこか座れる場所に行きましょう」そう言って案内されたのは小さな会議のようだった。白い床に白い壁、長机などが置かれている。
探索者達と向かい合うように座った里中巡査長は「それで私になにかあるんですか?」
「えぇ、他のヤツらは家出じゃないかって言うですけどね、私はココ最近の失踪事件の被害にあっているんじゃないかと思っているんです」
成功→失踪事件について
二週間くらい前から1人でかけていたところ忽然と姿をくらませるという事件が立て続けに起きている。警察が失踪事件として認知しているのは会社員などの成人ばかりで、未成年は家出として処理しているので警察が把握しているよりも多くの人が失踪していると里中たちは考えている。しかし犯人探しは難航している。
失敗→RP次第で上記の情報が引き出せる。
その話が一段落すると弥生が「それだけじゃいっス。この事件ある別の事件とも関わってると、私たちは見てるっス」その話を始めた途端里中さんは「こら、確証のない独自の推論を民間人の前でベラベラ話すな!」
「えー、最初に言い始めたのは里中さんじゃないすか…」
「ゴホン、うん、まぁその別件があるから警察も手一杯でね。」
成功→最近やくざ同士の縄張り争いが激化したことだろうなって思う
失敗→特になし
里中が少し驚いた顔をして「うん、そうだよ。その抗争だ。」というが、詳細を話すことを渋っているようだった。探索者が言葉を発する前に、会議室のドアが開き初老の男性が顔を出し「いいよ、話して。多分だけど僕たちの推論は間違ってないと思うから。」その顔を見て
「由良さん」と里中
「ボス!」と弥生
「まぁ、由良さんがそういうなら…」と自分たちの推論を話だす
藤津市や滝塚市と星加美市を仕切っていたのはもともと、E.R会合だった。しかし、星加美市は烏羽会が勢力拡大のために狙われた。もともと表面化で細々と抗争自体は行われていた。激化したのは一か月前その当時は1人のE.R会合の若頭の活躍もあり拮抗していたが、二週間前からパワーバランスは烏羽会に傾き始めた。警察は一般人に被害が出ないように気を使っている。しかし、内心はつぶし合い消耗したところを一網打尽にしたいと思っている。里中達は、この二週間という期間に注目し、関係があるとにらんでいる。「にらんでいるのはここにいる三人だけだけどな」そういって里中は会話そう締めくくる。
沈黙が少し続いた所で里中が口を開く「話を戻すが、桂月晴香さんについては警察もまじめに動いていないから、なにもわかっていないんだ…申し訳ない。」と里中が申し訳なさそうにしていると
「そうでもないよ?先述のE.R会合から情報提供の提案があった。彼らなら何かつかんでいるはずだ。」と由良
「よーし、じゃあさっそく聞きに行くっス」と弥生が意気込んでいると
「待て、抗争中のやくざ組織に現役の警官が接触なんて許されるわけがないだろ」と里中が諭す
「まぁまぁ、そこでだ。君たちに頼んでもいいかな?」と由良は探索者たちを示す
快諾すれば「じゃあ、よろしくね。会う場所は抗争してないから安心してね。」
待ち合わせ場所は星加美駅前のよくあるファミリーレストランであった。指定されていた席に着くと、
1人の女性がいた。その女性は「お~警察関係者がくるって聞いてたけど、君たち警察関係者に見えんなぁ」(探索者に警察関係者がいたとしても)
代理できたことを伝えると「お~そうなんや、うちも代理や。あっちの界隈で情報屋やってます、信濃椿です。よろしく。それじゃ本題と行きますか。」
抗争の現状は警察もつかんでいる通り、烏羽会の優勢である。その理由は烏羽会の構成員とは思えない外国人の姿がここ二週間に急に増えた。その外国人は戦闘に慣れている、傭兵のようなものだ。烏羽会は本来日本のやくざ組織である。日本の裏社会で育った烏羽会にそんなコネクションがある訳がない、そのルートは別の組織が持っているはずだ。その組織を警察の方でも追ってもらいたい。
少し意地の悪い笑みを浮かべながら「あ、これ詳しい情報の入ったUSBですわ。中は見ない方がいいですよ。顔写真とかはいってますからね。遺体の。」
そういってUSBを渡してくる(見たらSAN値チェック1/1d3)
「あ、他に聞きたいことかないですか?例えば…桂月晴香のこととか…?あ、疑うのはやめてください!ほら、よく言うでしょう?壁に目あり障子に耳あり肩にフェアリーって。」
探索者を程よく驚かしたら
「冗談ですよ、由良警部から聞きました。その件について何か情報をもってたら私のツケで売ってやってくれってね。」
彼女をさらったのは烏羽会に間違いはない。さらわれそうになった同じ高校生のために烏羽会の構成員と喧嘩しているのを有明の情報提供者が目撃している。もともと、烏羽会はキャバクラなどを運営しているため女性を勧誘することはあったが。誘拐は初めて見たという。
「こっから先も情報です。最近E.R会合の反撃で無人なった詰め所があるんですよね。そこを漁れば何か売れる情報が出ないかなと思うわけですが。いかがでしょうか?」
探索者が信濃についていくと「やーってきました、やくざの本拠地!」そういって信濃は張り切っている。ここは星加美の町はずれの歓楽街。普段はネオンの街灯が騒がしいここも、抗争の影響を受けてか鎮まりかえっている。探索者の目の前には窓ガラスの割れた雑居ビルが建っている。
中に入ると「1階は駐車場ですから、情報があるとしたら2階ですわ、いきますよ〜」と先陣をきって進んでいく。そして2階に着くと鍵は壊されており。すんなりと入れる。
部屋の中に入ると、地面には書類が散乱しており足の踏み場がないほどに散らかっている。そして、所々に赤黒いシミのようなものが残っている。ディスプレイの壊れたパソコン、ガラスや戸の外れた書類棚、ひっくり返ったワークデスクなどがある。
ブラックアウトし、画面にひびの入ったパソコン。それを見て、信濃は「あ~、パソコンに罪はないのにヤクザさんたちは乱暴やなぁ。本体は生きているな。」そういうと自前のパソコンからディスプレイを取り外して取り付ける。「よ~し、画面はこれで良し、キーボードは~っと。エンターキーどっか行っとるし」そういいつつ準備を続けていく。そして、パソコンが息を吹き返す。
成功→星の智慧派との連絡の痕跡が出てくる
失敗→特になし。
一か月前に始まっており、その内容は星の智慧派は海外から傭兵を招きいれる。代わりに烏羽会は星加美市を勢力圏に入れたら、そこに拠点を置かせてもらうことだった。それから、人間を集めることだった。集めた人間は一か所に集められているようだ。
ファイルや書類が仕舞われている。
成功→黒い表紙で、何も書かれていないファイルが見つかる
失敗→特になし
どうやら敵対団体のリストのようだ。しかし、やくざにしてはやけに宗教団体が多い。その中に気になる名前が見つかる
『武弓神社』と『猩紅の明星』である
武弓神社は見る限り普通の神社なのに入っていておかしいなって思う。ほかにも正体不明の依頼人と同じ名前だ。
猩紅の明星は邪神を崇拝する教団である。一説には会社に大量の銃火器を保管しているらしい。明星セキュリティは彼らの実働部隊を鍛え上げるダミーカンパニーである。教団全体のシンボルは赤いポインセチアの花。本拠点はイギリスにあるという。赤字で敵対と書かれている。
ひっくり返ったワークデスク
上下逆さまになっており、上に置かれていたであろうものはそこらへんに散らばっている。引き出しが三つあるが二つはだらしなく開いている。残る一個は鍵がかかっているようだ。
成功→解錠成功
失敗→「うちにまかしとき~」と言って鍵をいじりだす
信濃:鍵開け(70)に失敗したら破壊しかない
中から契約書が出てくる。
二週間前から借りられている、港の倉庫の契約書。場所も記載されている。どうやら星の知慧派はそこで儀式をするらしい。
「全く、どこのネズミかと思えば、あなたでしたか、有明さん。困りますよ、ここら辺を勝手にうろつかれると。」眼鏡をかけた男性が探索者たちの目の前に現れる。探索者の姿を見つけると「初めまして、E.R会合のインテリやくざ、伊集院智です。早速ですが、ここはカタギの来るところではありません。速く帰ることをお勧めしますよ。」そういって現場から追い出される。そうして帰り際に信濃からの情報を里中たちに渡すことになるだろう。
1,2,3終了で一日終了
一日目にこれを行った場合は二日目には神社に行くように誘導
アイデア
成功→探索者達は昨日来た喫茶店の隣がそうだと思い出す
失敗→調べると出てくる
間宮
店内に入ると、甘い香りが嗅覚を刺激する。カウンター状のショーケースには和菓子だけでなく、洋菓子も何点か並んでいる。ショーケースの奥にいるのは10代の女の子で探索者達が入店すると、控えめに「いらっしゃいませ」と声をかける。
名前を言っても知らないと言う
「あぁ、あのおじいさんですね?ココ最近、隣の喫茶店によく行っていますよ。うちでお買い物されたことはあんまりないですけど。」
「あっちの山に神社があるんですけど、あっちの方から来ているみたいですよ?」
ほかには、喫茶店に行きマスターに話を聞くなら「武弓様のことは話すなと言われています。が、探す手助けをするな、とは言われてないので。」と言って神社に行くように促す。他の家や人でも同様。
人気のない神社で、山の中腹ほどにある。鳥居をくぐると静かな聖域が広がっている。建物は4つある。拝殿、本殿、鳥居、倉庫である。
鳥居は石材でできており頑丈そうである。真ん中に「武弓神社」と書かれている。
本殿は正方形で日本の伝統的な建築様式で建てられている。本殿の周りには低木樹が植えられており、冬の景色の中に華やかさを与えている。中には何もなく、ただ人が生活できそうなスペースがある。
成功→武弓の時に嗅いだ匂いと同じだと分かる
失敗→アイデアで成功と同じ情報
植物学
成功→この花が沈丁花の花だとわかる
失敗→図書館やインターネットで調べることも出来る
倉庫には鍵はかかっておらず開けることが出来る。防災倉庫としても使われているようで、中に食料や水毛布などがある。他には竹箒などが置かれている。
数を確認しても外側に明記されている数と相違はない。
目星
成功→倉庫自体を頻繁に動かした跡がある。
失敗→特に無し
STR22との対抗(中身の食料品を出すなどすればSTR10)に成功すれば倉庫はどかすことが出来る。倉庫をどかすと、地面に埋められた煤けたブリキ缶が出てくる。中には1冊の本と乾燥剤が大量に詰め込まれている。その1冊の本はどうやら日記のようだった。
どうやら1944年と1945年のことが書かれているようである。書き手はは桂月春代と書かれている。書き手の主人は戦場にいることも文脈からなんとなくわかる。別の人物も頻繁に登場するとがわかる。「瑞香さん」である。その中で気になる記述を見つける。
今日は瑞香さんがいなかったら、春乃があぶなかった。近所の子達と遊んでたら神社の石段から転がり落ちたらしい。意識もなく出血もしていたが助かったのは瑞香さんのおかげだ。瑞香さんが春乃の頭に手を当てると自然と出血は止まり、すぐに意識を取り戻した。その時の瑞香さんの顔は少し悲しそうだった。翌日話したいことがあるという。
瑞香さんは私が前に綺麗だと言った丘に私を呼び出しだ。ここは私と瑞香さんの思い出の場所だ。あの人にもこの場所は教えていない。瑞香さんから不安げな面持ちで、自分は不思議な力を持っている、私は神様なんだ、この姿も本当の姿ではないと告げられた。あまりに、不安そうにしているものだからつい笑ってしまった。だってそんな事は前から知っていたから。怪我をした動物をこっそり治してやってることも、道路で踏まれた名も知らない草木を癒していることも、私は知っていた。きっと、そんな訳の分からない力をもっていると私が知ったら、気味悪がると思ったのだろう。そんな事は絶対にない。それどころか、告げられた時には真っ先にあの人に自慢したいと思った。私は神様と友達なんだって。それぐらい誇らしかった。本当の姿については、あまりにも人間離れしているので今すぐには見せられないのだという。
記述は1945年3月初旬で記述は終わっている。
それ以降に書かれた箇所が1箇所だけあった。
彼女は私が埋葬した。彼女との思い出の丘に、彼女が眠っている場所には目印として2本の月桂樹を植えた。月桂樹は雌雄異株だ。1本は彼女でもう1本は彼女が愛した男、彼女を想って死んで行った男だ。私はこんなやり方でしか彼に勝てなかった。彼の知らないであろう、あの丘に彼女を連れていく以外に私に勝ち目はなかったのだ。
なぜなら私は彼女の”友達”なのだから。
そして私は誓った。その月桂樹と彼女が娘に託したネックレスに、彼女の子孫は私が守ると。
もう1箇所はページが黒く塗りつぶされるまで憎悪の込められたページだった。憎い、死んでくれ、どうして、なぜ、許さないなど様々な言葉でページが塗りつぶされている。その光景は視覚で感じる以上の恐怖を読んだものに与える。
(SAN値チェック1/1d3)
本殿を調べようとすると、探索者達も通った石階段を駆け上がる足音が聞こえる。複数のようだ。足音が止まる。すると「この異教の社を焼き払うのだ!」と大声を張り上げる者がいる。
隠れるなどで先制攻撃が可能。
(STR:14)(CON:10)(POW:12)(DEX:10)
(HP:11)(db+1d4)
木刀(1d8+1+db)技能値30
拳銃(1d10)技能値30 最後の手段で使用
(STR:9)(CON:7)(POW:14)(DEX:8)
(HP:10)(db+0)
ナイフ(1d4+2+db)技能値30
(STR:9)(CON:5)(POW:11)(DEX:5)
(HP:11)(db+1d4)
木刀(1d8+1+db)技能値30
拳銃(1d10)技能値30 最後の手段で使用する
探索者の人数戦力によって追加する
(STR:10)(CON:3)(POW:11)(DEX:14)
(HP:10)(db+1d4)
ブラックジャック(1d8+db)技能値30
(STR:10)(CON:6)(POW:9)(DEX:6)
(HP:7)(db+0)
木刀(1d8+1+db)技能値30
所持品を漁ると全員黒い手帳のような物を持っている。
五線譜に奇妙な音楽や奇妙な言葉の羅列が書かれている。それから、普通の手帳のようにカレンダーがついており。明後日のところに丸がついている。(二日目に来たのなら明日)その日付の欄には召喚の日と書かれている。この手帳に言いしれぬ、恐怖を覚えた探索者はSAN値チェック。
SAN値チェック0/1
所持品などを漁っていると、もう一度石階段を駆け上がる音が聞こえる。今回は探索者たちが身構えるより早く、足音の主が姿を現す。その姿は閑静な住宅地にはふさわしくにない重装備であった。全身に黒いプロテクターを身に着けた人間(ALSOKみたいな)たちが上がってきた。その人物の中でも比較的軽装な人物が声を上げる。「こいつらこんなところまで出張っているのか。それはそうと、君たち怪我はないかな?」それに対して探索者たちが答えて質問しても無視して「死体があれば持って帰って処分だ、伸びてる奴は縛って連れていけ。装備品は回収して死体と一緒に処分。血の跡も残さず消すんだ。終わり次第撤収だ。」そう指示すると、重装備の人間たちはいっせいに動き出す。死体を黒い死体袋に詰めたり、血を水で洗い流したりなどてきぱきとこなしていく。
そして探索者に向き直り「普通に参拝に来たのだったらすぐに帰って我々のことなど忘れた方がいい。」そう言い残して重装備の人間たちは引き上げていく。去り際に彼らの装備を注視すると、全員の袖の二の腕のあたりに赤い花のワッペンがつけられていることに気づく。
そうして、神社の聖域には探索者だけが残された。
日記に記された人気のない丘。そこにあるのは一対の月桂樹と1人の人間、いや1柱の神。探索者達に依頼をした人物武弓瑞香である。探索者達が来たことを知ると振り返りながら「ここに来たという事はあの日記を読んだのだろう?なら、私の正体にも気づいているはずだ。本当のことを聞く勇気はあるかい?」
探索者があると答えたなら
「よろしい、では話そう」
私がこの件に気がついたのは、数ヶ月前からだ、数ヶ月から邪な魔力を持つものがこの街に出入りするようになった。しかし、出たり入ったりを繰り返すだけで実害はなかった。しかし、1ヶ月ほど前から急に邪な力が強くなった。その頃から私の頭に声が聞こえるようになった。その声はアザトースの神殿に住まう、緑の炎の神、トゥールスチャを呼んでいた。私はその召喚を止めなければと思った。しかし、そのタイミングで春代の曽孫が誘拐された。私には両方を救う力はない。だから君達に頼ったのだ。
SAN値チェック1d3/1d6
それを語ったのちに彼は言う「これが真実だ。私はその神が召喚されてもこの身を犠牲にしてでも、この街を救う。彼女が暮らしたこの街を。」そして、彼は振り向き、月桂樹を見上げながら探索者に話し続ける「君達は月桂樹の花の花言葉は知っているかな?「裏切り」だよ。私は彼女を裏切り続けてきた。守ると思いながら、彼女を守れなかった。彼女は愛しい人と居たかったはずなのにここに連れてきてしまった。彼女の一族を守ると誓ったのに、晴香を拐われてしまった。全て私の裏切りだ。だからこの裏切りは私が償う。私が晴香を救い出し、邪神を追い返す。私の願いに真剣になってくれてありがとう。私の心は決まったよ。」
そう言って探索者達の横をすり抜けて行こうとする。刹那、探索者達が言葉を紡ぐ前に視界が暗転する。
ここはいつか見た夢の景色。しかし、視点が違う探索者は燃え盛る家の中で身動きが取れずにいる。目の前では一人の少女が泣いている。そこへ、一つの人影が飛び込んでくる。その人物は、先ほどまで目の前に居た端香さんである。探索者に向け声をかける「今、助けてやるからな!」そういって屈みこむ。探索者の唇は人知れず動き出す。「私はいいの、それよりも春乃を連れて行って…春乃、春乃泣かないで、これを持っていくのよ」その言葉を聞くと瑞香さんは泣き出しながら、目の前の少女を抱えて走っていく。その姿を見て探索者の唇はまた言葉をつむぐ。
その言葉を自分の耳でしっかりと聞き届けると目を開く。まず、目に入ったのは自分の手である。自分は今、右手を突き出した状態である。その手の平には月桂樹の幹がある。探索者はこの木の意思をはっきりと感じるだろう。彼にも生きてほしいという彼女の願いを。
成功→「そんな…その木は、彼女だというのか?そんなこと…いや、それより。君を救えなった私を許すと言うのか?」
その言葉に頷くように、月桂樹の葉が揺れる。
「そうか…そうなんだね…それに…君もなのか…」
揺れているは一本の月桂樹ではなく、二本の月桂樹が風もないのにそろって葉を揺らしているのだ。
「わかった。精一杯頑張るよ。でも一人じゃできないかもしれない。だから、一緒に行こう。」そういって両方の月桂樹から一枚ずつ葉を取ると、そっと口づけを落として、懐にしまう。
「すまない、自分でどうにかしなきゃと気負いすぎたみたいだ。これからも晴香を探してくれるかい?」
了承したら感謝述べて終了
①②③で一日終了
一日目にこれを行った場合は二日目は警察署に行くように誘導
ここからやることは情報整理と説得以上!
里中に集められて、警察署に招かれる探索者たち。前回の会議室に集合すると、里中が口火を切った。
「君たちの情報のおかげでかなり情報が集まって来た。」
顔認証をしたら、彼らはもう死んでいた。1990年代から2010年の間にアメリカや戦地で死亡したとされる、人々だった。この事実がわかり、上は大慌てになっているという。
港の倉庫はいつにもまして、厳重警戒が敷かれている。警察単独での救出作戦は不可能だし、警察官の人命が危険にさらされる、作戦は上が渋り、今日中の救出は困難である。「う~ん、八方ふさがりですね~」と弥生が呟く。
ここで探索者からやくざと狂信者(猩紅の明星)を説得するというアイデアが出なければ、由良が「やり方次第じゃない?烏羽会と星の智慧派をつぶしたいけど装備、戦力がないE.R会合と星の智慧派の星加美市への進出を防ぎたいけど名目と情報の足りない猩紅の明星。動きたいけど動くことのできない警察組織。その全てに関係する人物たちもいるしね。」と発言させる。
かなりの厳戒態勢で人相の悪い男たちが、雑居ビルにたむろしている。「えーと、ここが向こうから指定された場所ですわ。まぁ、なにをするか知りませんが、えーと、ご武運をお祈りしますぅ」と有明に案内される。
ビルの中に入っていくと、先日会った男がいた。「やぁ、また会いましたね。インテリヤクザの伊集院智です。今日はなんのご御用で?」
「なるほど、わかりました。私たちにもその利益はある。E.R会合の上には、私が必ず説得いたしましょう。それから、これ私の連絡先です。作戦会議が必要になるでしょうし、その時は私を直接呼ぶといいでしょう。」
普通のビル街の一か所にある。そこそこの大きさのビルがある。そこには、明星セキュリティの看板が掲げられている。探索者が星の智慧派について話があるというと。受付の顔つきが険しくなる。「担当の者を呼びますので3階の会議室でお待ちください。」と会議室に案内される。
会議室で待っていると。ドアが開く、そこへ入ってきたのは、あの神社であった男であった。もう一人女性が入ってくる。「ほう、やはり、ただの参拝客ではなかったか。自己紹介をしよう。明星セキュリティの朱田透だ。」もう一人の女性は「明星探偵社(アケボシタンテイシャ)の明護春風(アケモリハルカ)です。今回は記録係できました。私のことはあんまり気にしないでください。」そして朱田は「それでなんのようだ?」
「わかった。この星の智慧派の一件は、今のところは俺が預かっているから必ず協力しよう。あ、それから、倉庫に案内してくれ。我々がどこまでできるか知ってもらうとしよう」というと、明護は「いいですけど、怒られても知りませんよ?それでは皆さんはこちらに」
そういって案内されたのは、地下倉庫であった。その倉庫には、旧式のボルト・アクション・ライフルやサブマシンガンなどが所狭しとと並んでいる。「私たちが保有する全てです。私たちはこれを提供する用意があります。もちろん警察の上の方々に内緒にしていただけたら、ですけどね。あ、これ、朱田さんの仕事用携帯の連絡先です。作戦会議の際は直接呼んでください。」
38口径(9mm)リボルバー(エンフィールドNo.2 MkⅠ)
45口径オートマチック(Ⅿ1911 コルト・ガバメント)
303口径リー=エンフィールド
30-06口径ボルト・アクション・ライフル(M1903 スプリングフィールド)
30-06口径セミオートマチック・ライフル(Ⅿ1 ガーランド)
12ゲージ・ショットガン(ポンプ)(ウィンチェスター Ⅿ1912)
ベルグマンMP18/MP28
トンプソン
ブローニング・オートライフルⅯ1918
ブレン軽機関銃
など
ほかにも突入用の車両や防弾衣なども貸してくれる
場所は、警察はやくざが警戒するのでNG、やくざの場所は警察が入れないのでNG、明星セキュリティは星の智慧派に感づかれる可能性があるのでNG
現状、晴香たち攫われた人間の場所はわからない。儀式の場所は判明しているので、儀式のタイミングを狙う。そのためには、猩紅の明星から武器を借り、E・R会合に陽動をしてもらい、探索者で誘拐された被害者を救出する。その作戦会議なんかこうよい感じに!夜襲で派手にいこうぜ!不可能なんかないさ!瑞香さんも行くよ!
ただし、徒歩で向かえば、少々危険なため、車で奇襲をお勧めする。
そして、救出作戦兼殲滅作戦が始まった。作戦が始まると探索者たちに気が付いた敵の襲撃が始まる。探索者達の襲撃の気配を感じ取った、武装した男たちが探索者の行く手を阻もうとぞろぞろと現れる。この戦闘では、街燈などの明かりが十分にあるので、夜になったことによるペナルティは特に無い。
ここからの戦闘はまず2d10+30人で敵の登場人数を決める。
通常の戦闘と同じように判定する。与えたダメージロールの出た目だけ倒せる。(武器ダメージ=倒した人数)マシンガンなど連射火器は命中数がそのまま倒した人数になる。(この時のみ、1連射の命中数は3d8で判定する)この時は残弾やリロードは考えずに演出で好きにして良い。2人なら3ターン、3人なら2ターン、4人以上は1ターン以内に敵の殲滅に失敗すれば1d4+1のダメージを負う。(1ターンで殲滅してしまった場合には、耐久値30のバリケードを設置してもよい。これは1ターン以内に破壊できなければ、強い衝撃で1d3ダメージと運転手の運転技能で判定し、横転などを決める。横転した場合は追加で1d3)
この1連の戦闘が終了すれば、港の倉庫へと着く。(某動画を参考にしました)
倉庫には鍵がかかっている。鍵開けで開けてもいいし、ショットガンで蹴破っても、車のまま突入してもよい。
ともかく扉を開けると、目の前では儀式の真っ最中であった。魔法陣を囲んだ狂信者たちの双眸が探索者たちを捕らえる。そして、偉そうな服を着た一人の男が何かを口走る。すると倉庫の明かりの陰になった部分から、カエルのような生命体が飛び出してきた。そのカエルは通常考えられないほど巨大だった。そのカエルのような、体型をした生物の頭部は不気味に触手がうごめいている。体の皮膚は水気を帯びてぬめり光っている。
SAN値チェック0/1d8
(STR:14)(CON:10)(POW:14)(DEX:10)
(HP:10)(db+1d4)
大型ナイフ(1d6+2+db)50
拳銃(1d10)40/3連射
(STR:11)(CON:8)(POW:11)(DEX12)
(HP:11)(db+1d4)
ナイフ(1d4+1+db)技能値50
ライフル(2d6)技能値30
(STR:12)(CON:9)(POW:12)(DEX:8)
(HP:11)(db+1d4)
ナイフ(1d4+1+db)技能値50
ライフル(2d6)技能値30
(STR:18)(CON:10)(POW:13)(DEX:11)(SIZ:21)
(HP:16)(db+)
槍(1d10+1+㏈)技能値25
火器ダメージは最低値になる
(STR:17)(CON:11)(POW:11)(DEX:11)(SIZ:18)
(HP:15)(db+1d6)
槍(1d10+1+㏈)技能値25
火器ダメージは最低値になる
探索者たちが狂信者たちを倒すとあたりには、さらわれ生贄にされそうになった人たちが残った。彼らは解放されたにも関わらず動こうとしない。
成功→ダウナー系の薬物を打たれているなって思う。
失敗→特になし
成功→後遺症が残るかもしれないと考える。現時点で治療は不可能だ。
失敗→特になし
当然その中には探索者が探していた、桂月晴香も居る。探索者が困惑していると、瑞香がその虚ろな目をした桂月晴香の目の前に立った。すると自分の懐から月桂樹の葉を二枚取り出すと。自分の両方の手の平でくしゃくしゃにしてしまった。その瞬間、月桂樹特有の甘い香りがあたりに広がる。すると、桂月晴香の虚ろだった目に生気が戻っていく。ほかの他の人間たちも同様である。そのうちに自分で立ち、言葉を交わせるようになる。瑞香は「誰かを傷つけるのではなくて、救う方法を考えたら、これが思いついてね。うまくいってよかった。」そんな得意顔の瑞香に晴香が声をかける。「私を救ってくれたのたのはあなたでしょう?声が聞こえたもの。ありがとう。」そう笑顔でお礼を述べる。「その笑顔は本当に春代に似ているね…私だけじゃない、他にも多くの人が君を助けてくれたんだ。」そういって探索者の方を見る。
探索者がRPなどをしたら、「でも、最後に君を救ったのは間違いなく、春代たちだよ…」と瑞香がつぶやく
こうして、この事件は大事になることも、邪神が召喚されることもなく。終わりを迎えたのであった。
魔法のローリエ×5枚
MP1
このローリエを使った料理を食べたものはSAN値を1d6回復する。
傷口に張り付けると1d3回復する
体内の毒を瞬時に無毒化する。
など、その他もろもろ好きな用途で使える。
SAN値報酬
シナリオクリア1d10
桂月晴香が生存1d3
今回のシナリオは身内で回したものを公開に踏み切ったものであり、100%個人製作なので文章、設定当等も拙いものです。しかし、最後の戦闘でスカッとしてみたいと回していただけたら幸いです。また、シナリオ製作者自身のPCが多く登場するので、ここのキャラは自分のキャラでもいけるかもと思ったら、ぜひ試してみてください。
星の智慧派とは各地、各時代において散発的に確認されている宗教団体である。最も有名なものの一つは1844年、アメリカのロードアイランド州プロヴィデンスに創設された。
創立者である考古学者にして神秘学者、イノック・ボウアン教授は自身がエジプトから持ち帰ったというアーティファクト、輝くトラペゾヘドロンを用いて様々な儀式を行っていたといわれる。
この集団は1877年に地元からの疑念が強まったことで解散することとなるが、これ以前、以後も様々な国や地域で星の智慧派を名乗る団体が活動を行ったり、消滅したりしている。
現在、日本にはいくつかの教会が確認されており、札幌、東京、大阪、京都などの主要な地域には教会が設立されているようだ。それぞれの教会は全くの無関係というわけではないが、常に同じ目的のために行動しているわけではない。
…らしい。このシナリオでの扱いは海外に拠点を持つ危ない宗教。
古くは、ゾロアスター教から派生した宗教。しかし、他の宗教とも混ざり合ったため、火を崇拝するのは変わらないが、多くの部分がゾロアスター教と違う。イランでの迫害等から西へと逃げ最終的にイギリスまで流れ着く。近世イギリスで、クトゥグアを信仰対象とする。クトゥグアへと、信仰対象を変えたことで、他の教団(主に星の智慧派)から目を付けられるようになる。1800年代後半から1900年代前半に、ダゴン秘密教団や星の智慧派に対抗するように、活発に活動し各国へと広まる。しかし、アメリカ等では上手く行かなかった。1910年年代に第一次世界大戦に勝利しかつイギリスの同盟国であった、日本に目を付け、そこを東アジアへの橋頭堡するため日本にも進出、一定の信仰を得る。今のところ、日本とイギリスが活動の大きな拠点となっている。ポインセチアを教団のシンボルとして用いる。
名前は猩紅の英語訳スカーレットとラテン語で夜明けの明星を意味するラテン語のルシファーから。ポインセチアをシンボルとするのは花が赤いことと花を上から見れば星のように見えることから。
設定では、1910年代に華族議員等に働きかけ、武器を密輸したのが始まり。その後第二次世界大戦の影響でイギリスとの交流が絶たれるも、旧軍の遺産や戦後の混乱に乗じた武器密輸でその数を増やす。そのため、この倉庫に多いのは旧式のボルト・アクション・ライフルやサブマシンガンなど。近年の銃火器も密輸しているものの、先述の物に比べたら少量。しかし大震災の援助物資等に紛れて大量に密輸もしているので、直ぐに困るほどでは無い。
友人のPCが若頭(シナリオ未登場)を務めるヤクザ組織。銃器の密輸などを行って生計を立てているらしいが、今回はシナリオの都合で火器に困っていることにした。他は、用心棒などが収入源らしい。なので、ぶっちゃけ別の組織でも代用可能。
一旗上げようとして、E.R会合に喧嘩を売ってしまった、かわいそうなヤクザ。名前などの変更は可能。
友人とシナリオ製作者のPCが所属する警察署。里中と弥生は由良を室長にした星加美警察署第二資料室と警察署捜査一課を兼任する。星加美警察署第二資料室とは、星加美市付近で発生した、クトゥルフ神話関連の事件の調査、資料の整理、作成を行う。そのため、探索者にはとても優しい人達である。
探索者に優しい街星加美市。犯罪組織もヤバめの宗教も存在したり、しなかったりする便利な町。
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