2021年04月11日更新

大切な人とずっとずっと一緒にいられる方法

  • 難易度:★★★|
  • 人数:3人~5人|
  • プレイ時間:1~2時間(ボイスセッション)

 とある町にある「朝街病院」から脱出するシナリオになります。
 PL全員秘密持ち、というのがやりたかったので制作。個別OPEDもやりたかったので無い頭捻って作りました。
 キャラ重要度としては、学生〉探偵〉記者〉刑事〉医師、になります。
 医師はNPCにしたほうが動きやすいかもしれないです。

 インセインをやってみたいです。

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ストック

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コメント

推奨技能

〈探索系技能〉〈精神分析〉〈職業にあった技能〉

キャラ設定

『学生』

・大切な人が入院している。
・大切な人は余命宣告を受けている。
〈秘密〉
『あなたは何を犠牲にしてでも大切な人を生かしたいと思っている』
『お見舞いからの帰り道、あなたは神様へお祈りをした。「あの人の病気が治りますように」と』

『恩田梨花について』
あなたは恩田梨花について何一つ知らない。

〈学生OP〉
 あなたは麻街病院の一室で、大切な人の見舞いに来ている。大切な人はベッドから動けず、ぼんやりとした顔であなたの話を聞いている。
 大切な人は、余命幾ばくもない。
 見舞いからの帰り道、誰かの声が聞こえたかと思うとあなたは意識を失った。

〈学生ED〉
あなたは夢を見た。
あなたの目の前には、あの銀色の機械がある。
携帯にメール届く。
『さあどうする?』

『技術を使い、大切な人を生かすかどうか』
学生ED1(使わない)
 メールが一文だけ届く。
 『ざんねん』
 あなたは目を覚ました。
 メールなど何も届いていない。
 数日後、あなたの大切な人は亡くなった。
 あなたは深く悲しみ、苦しむだろう。
 それでもあなたの未来は続いていく。

学生ED2(使う)
 メールが一文だけ届く。
 『おめでとう』
 そして、『大切な人とずっとずっと一緒にいられる方法・改訂版』が送られてくる。
 あなたは機械を前にして、これで良かったのだろうかと悩む。
 しかし、これであなたの大切な人はあなたを置いて死ぬことはない。
 あなたは準備にとりかかることにした。

『医師』

・朝街病院に勤めている。
・長年勤めていたからか、自身が10年前の院長室にいることにいち早く気づく。

『恩田梨花について』
恩田梨花は失踪した麻街院長の孫である。
彼女は重病を患っていたが、詳細を知っているのは失踪した院長のみ。
10年前、恩田梨花は麻街院長と共に失踪している。
〈秘密〉
『あなたは10年前の失踪事件に関して重大な秘密を抱えている。それは、院長と共に恩田梨花の脳を摘出したことである。しかし、それ以後の彼らの行方については知らない』

〈医師OP〉
 あなたは麻街病院の医師として働いている。毎日毎日訪れる患者たちに辟易しながらも、あなたは医師としての職務を全うしている。
 ふと、あなたは10年前のおぞましい出来事を思い出した。それを忘れようと首を振るが、残像が脳内に焼き付いて離れない。
 誰かの声が聞こえたと思うとあなたは意識を失った。

〈医師ED〉
 あなたは悩んでいた。
 己の罪を告白するかどうかを。
『10年前の事実を誰かに話すかどうか』
ED1(話す)
 警察や友人や神父など話す相手を選んでもらい、秘密をぶちまけてもらう。
 結果、己の罪と向き合い贖罪し続けようと決意する。

ED2(話さない)
日記に綴るという形で秘密を公開する。
自分だけの秘密を抱え、これからも今まで通りに生きようとする。
しかし、胸のつかえは一生治らない。
(自殺してもいいです)

『記者』

・オカルト関係の雑誌記者。
・麻街病院の噂に関して調べている。
・その噂は“麻街病院には、誰も知らない地下室がある”ということ。
・SANチェックを一度だけパスできる。
〈秘密〉
『あなたは記者として、世間を騒がせるスクープをあげたいと思っている。それがどんなものであろうと見逃さないだろう』

『恩田梨花について』
 恩田梨花とは友人だった。お見舞いにも何度か訪れている。
 恩田梨花の両親は他界しており、祖父の麻街院長が彼女を引き取った。
 刑事の顔をお見舞い時に見かけたことがある。
〈秘密〉
『恩田梨花は失踪する直前、あなたに日記を数冊預けている。その内容は祖父の常軌を逸した行動が事細かに書かれていた。あなたはその日記を捨てられないでいる』

〈記者OP〉
 あなたはオカルト雑誌の記者である。
 今回は朝街病院の噂を調べようと病院を訪れている。
 朝街病院を前にしてあなたは一人の友人のことを思い出す。10年前、消えてしまった少女のことを。
 誰かの声が聞こえたと思うとあなたは意識を失った。

〈記者ED〉
 世間は、朝町病院の事件に興味深々だ。
 しかし、発生から10年も経った事件の情報は少ない。
 あなたの手には、少女の日記がある。

『今回の事件の背景を記事にするかどうか』
ED1(記事にする)
 記者の書いた記事は世間を驚かせ、朝街院長や恩田梨花に関する情報が広まっていく。
 それは根も葉もない噂話、尾鰭のついた与太話を生むが、あなたは自身の夢を叶えた。

ED2(記事にしない)
 あなたは目を閉じ、友人だった恩田梨花に想いを馳せる。彼女はどこにでもいる普通の少女で、幸せになるはずの子供だった。
 あなたは恩田家の墓参りに行こうと歩き出した。

『探偵』

・あなたは霊感探偵である。
・自身の能力を生かし、探偵を続けている。
・SAN値を1d3回復させる霊薬を3つ持っている。

『恩田梨花について』
あなたはとある人物から失踪事件についての依頼を受けている。
〈秘密〉
『恩田梨花は朝町院長の手によって地下に幽閉されている。あなたは依頼人から恩田梨花を救ってほしいと依頼されている』

〈探偵OP〉
 あなたは霊が見える。そして探偵である。
 依頼人は生者だったり、死者だったりとバラエティに富んだ毎日を過ごしている。
 今回の依頼の舞台となるのは麻街病院。あなたには馴染みのない場所だ。
 「お願い、助けて」
 誰かの声が聞こえたと思うとあなたは意識を失った。

〈探偵ED〉
『事務所にいるか、外出するか』
探偵ED1(事務所)
 事件後、あなたは自身の探偵事務所で依頼人がくるのを待っていた。
 気づけば、あなたの前に二人の男女が座っている。顔は不思議なことに見えない。
 「娘を救ってくださり、ありがとうございました」
 「これで親子共々、あちらに逝けます」
 男女は深々とあなたに頭を下げた。
 あなたが何かを言う前に、二人は一瞬のうちに消えてしまった。

探偵ED2(外出する)
 あなたは人の出入りが激しい朝街病院を遠目に見ていた。
 気づくとあなたの隣に白衣を着た老人が佇んでいる。老人は、あなたと同じように病院を見ていたが、やがて力なく首を振り背後の薄暗い路地裏へと消え去ってしまった。
 老人のいた場所には、朝街院長と幼い恩田梨花が笑い合っている写真が落ちていた。
 写真は風に吹かれ、どこかへ飛んでいってしまった。

『刑事』

・麻街病院のある市の刑事。
・たまたま仕事が休みで麻街病院を訪れている。
・仕事は休みだが、銃を所持している。

『恩田梨花について』
あなたは恩田梨花の幼馴染みである。
恩田梨花のお見舞いにもよく訪れていた。
記者の顔をその時何度か見かけた。
〈秘密〉
『恩田梨花は失踪前にあなたにある願いを託した。その願いは、変わり果てた自分を殺してほしいという内容だった』

〈刑事OP〉
 あなたは貴重な休みを使い、朝街病院を訪れていた。
 理由は、昨夜見た夢にある。
 朝街病院に入院し、失踪した幼馴染みの夢だ。
 なにかが起きそうな予感がし、あなたは朝街病院を訪れた。
 誰かの声が聞こえたと思うとあなたは意識を失った。

〈刑事ED〉
朝街病院の事件にあなたも参加している。
しかし、発生から10年も経った事件に警察は手を焼いていた。
あなたは焦ってた。このままでは、恩田梨花は両親と共に眠ることはできないだろう。

『恩田梨花の脳髄を盗むかどうか』
ED1(盗む)
 きっと事件は迷宮入りし、恩田梨花は無縁仏として葬られる。
 そう考えたあなたは、恩田梨花の脳髄を盗み出した。そして、恩田家の墓に彼女を埋葬することにした。
 あなたの脳裏には、幸せそうに微笑みながら亡くなった両親に寄り添う恩田梨花が見えた。

ED2(盗まない)
 事件捜査は難航しているものの、朝街院長には同時期に失踪した孫がいる、という事実を本部に掴ませたあなたは、ほっと安堵のため息をついた。
 事件はいずれ風化していくが、あなたはどこか寂しそうに微笑む幼馴染みの姿を忘れることはできない。
 

『院長室』

・机、本棚、パソコンがある。
・窓からは夕暮れの街並みが見渡せるが、人は見当たらない。
・扉がひとつだけあり、鍵はかかっていない。

見知らぬ部屋にいる→SANチェック 1/1d3

机〈目星〉
雑多に置かれた資料中から、「恩田梨花」に関する資料を見つける。
→各PCに「恩田梨花」のHOを配る。
「資料からわかること」
・恩田梨花は、不治の病かかっていた。
・担当医師は麻街院長
鍵のかかってない引き出しがある。

引き出し〈目星〉
・中から、恩田梨花のアルバムが見つかる。どれも入院している恩田梨花で、それ以前のものはない。
・時期順に並べられており、段々とやつれていくのがわかる。

本棚〈目星〉
様々な医療書が置かれている。
一枚のメモを見つける。
→「肉体を捨て去れば、この子は生き続ける」

本棚〈オカルト〉
医療書だけではなく、日本各地の儀式を記載したもの、胡散臭そうな海外の魔導書が置かれているのがわかる。

パソコン
マウスに触るとパスワードの入力が求められる。
→「19XX0624」(恩田梨花の生年月日)

〈図書館〉
 メモを発見する。
→「これはきっと間違っている。しかし、私にはもうこの子しかいない。倫理や道徳や常識など、置いていかれる寂しさの前ではなんの意味ももたない。梨花、梨花、置いていかないでくれ」
→「地下をあの子の体にしよう」

→学生にHO
『あなたの携帯に差出人不明のメールが届きます』
『“あなたの願いを叶えてあげよう。大切な人を生かし続ける技術をあげる。孤独な老人と少女の結末を見届けたあと、決断してね”』

→探偵にHO
「あなたの携帯に差出人不明のメールが届きます」
「”あしもとをみて“」

床〈目星〉
床に切り込みがあり、開くようになっている。開くと、鍵穴が出現する。
『地下室』が出現する。

『病室』

・一人用だが少し広い病室。
・外は昼間の景色を写しているが、人影はない。
・壁に学生服がかけられている。
・ベッド、サイドチェスト、テレビがある。

ベッド〈目星〉
人型に窪んだ跡があり、触ると少し温かい。
枕の下からノートが一冊出てくる。
→「おじいちゃんの様子がおかしい。私はもういいのに。早く、お父さんとお母さんの元に」
(最後のページ)
→「ふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるなふざけるな...しにたくない」
と、よれよれの字と赤い血の痕が見つかる。
→SANチェック 1/1d3

サイドチェスト〈目星〉
引き出しの中にはしりがきのメモ
→「んつせひこてひぬくあめな」
→ひらがなを2音前「ん→わ」へずらす
「わたしのくちのなかをみて」
指をピースの形にした手の絵が描かれている。

学生服
近くの高校のブレザー服。
〈目星〉
汚れひとつない、新しめな学生服。
赤色のリボンが特徴的。
リボンの裏側にSDカードが貼り付けてある。

テレビ〈目星〉
ベッドの足元にある台に置かれたなんの変哲もない普通のテレビ。
なにかが取り付けられていた跡がある。

全てを探索し終わったところでテレビの電源がつく。
→7/20に起こった夫婦の死亡事故ニュース、苗字は「恩田」
→この病室の映像。「恩田梨花」が本を読んでいるのが見える。
〈アイディア〉
「恩田梨花」を真正面から捉えた映像。日付と時間がわかることから録画された映像だとわかる。
「恩田梨花」は何者かに監視されていた。

SANチェック 0/1

『医師、記者、刑事HO』
→麻街院長は、孫の梨花に対し過保護だった。梨花が病を患ってからは、病的とまで言われた。

『手術室』

・豆電球がついているが薄暗い。
・周りにはなにもなく、中央に手術台があり側にはメスなどの手術用具が置かれた台がある。

手術台〈目星〉
人型の膨らみがあり、青いシートがかけられている。
青いシートを剥がすと、手術衣を着た「恩田梨花」の遺体を発見する。

SANチェック 0/1d3

「恩田梨花」
〈目星〉
血の通っていない肌、氷のように冷たい。
目立った外傷は発見できない。
〈医学〉
死後数時間経ったように見える。
が、冷たいだけで死後硬直は起きていない。
頭を縦に縫われた痕があるのが見える。

PLから「口の中を調べる」と言われた場合
→口の中から小さな鍵を発見する。

台〈目星〉
メスなどの手術用具の他に、「恩田梨花」のカルテとタブレットを見つける。
カルテ内容
→恩田梨花の生年月日「19XX年6月24日」

タブレット〈目星〉
SDカードの差込口発見する。

タブレットにSDカードを挿入する
→パスワード「0720」
→ヒント『忌々しい日』
→「大切な人とずっとずっと一緒にいられる方法」と書かれた文書を発見する。
クリックすると一文だけ書かれている。
「契約終了のため、削除」

→「麻街院長の日記」を発見する。
娘夫婦を亡くした悲しみと孫の梨花が不治の病にかかっている苦しみについて綴られている。
最後に一文は「梨花の脳が要る。あいつに手伝わせよう」と書かれている。

『地下室』
暗い階段を降りていくと、ドアが現れる。
〈聞き耳〉をすると微かに機械の駆動音が聞こえる。

扉を開くと、正面奥に巨大な銀色の機械とその前に倒れている白骨化した遺体を発見する。そして、巨大な機械には瓶に入れられた人の脳があった。

SANチェック 1d3/1d6

あなたたちの脳に誰かの声が響く。
「お願い、殺して」
それは恩田梨花の声だった。
PLは気づく、機械に設置されたのは「恩田梨花」の脳であることに。

SANチェック 0/1d3

機械に対し、ダメージが与えられれば終了。
EDへ。

共通ED

騒動後、麻街病院の地下室が発見され、地下室からは麻街院長とみられる白骨化した遺体と誰のものかわからない脳漿が発見された。
病院は閉鎖しないものの、大変な騒ぎとなっている。

解説

『朝街院長について』
 それなりの名医であり、人徳者でした。
 娘夫婦の死亡、最愛の孫が不治の病にかかる、などで精神に異常をきたしてしまう。
 神頼みしたら、邪神的ななにかが聞き届けてしまい、知恵を授かってしまってからはSAN値が急転直下、どうにもならない状態に。
 孫を延命(?)できたはいいものの、自身は直後に不摂生が原因でそのまま亡くなりました。
 恐らく、天国には逝けないでしょう。

『邪神的ななにか』
 特に決めてないです。
 神様らしく人間の願いを叶える手助けをしたら、なんだか面白いことになってラッキー、と考えていました。
 脳だけの梨花を観察するのが飽きたので、院長と同じことを願った『学生』を招きました。

『恩田梨花について』
 両親が死ぬわ、不治の病にかかるわ、祖父がおかしくなるわ、自分は脳だけの存在になるわ、で一番可哀想なことになっていました。
 現状に飽きた邪神的ななにかと取引をし、関係者を招きました。学生以外のOPで聞こえた声は恩田梨花の声です。
 邪神的ななにかと取引はしましたが、両親と共に天国に逝けました。
 天国で祖父を待っているでしょう。

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