ふと自室の部屋の扉を開けた探索者たち。そこには毎度恒例の、白い四角い部屋、真ん中には紙切れ…。
世界が滅ぼされるまであと僅か⁉
夢の中で、世界を救いに行こう。神々の[意思]に弄ばれながら。
ロスト率は非常に高いです。複数人でのセッションをお勧めします。
(一人でもできなくはない)
また、神話生物についての知識などについてはガバがあると思いますが、kPさんの裁量でなんとか補ってください…。sanチェックについてもほとんど書いていないので、kPさんの判断にお任せします。
探索者が[神]になる可能性有り。
推奨技能…説得、医学、応急手当、目星、考古学
あなたは日常での仕事や昼間の活動を終え、帰路についている。自分の家につき、安心して、荷物を置くために部屋に入った。すると、ドアを開けた時、フッといつもとは違う冷たい[風]が流れ込んできた。
頭の中に映像が浮かぶ。金髪の女性だ。あなたに微笑みかけている。「いらっしゃい。」
あなたは本能的にその女性が[桂小百合]という女性であることを理解する。(シークレットダイスを振り、出目が悪ければ、この一文を付け足す。)桂小百合は、まるで自分の[希望]の象徴のような気がした。
あなた達が小百合の幻覚から目覚めると、自分の部屋ではなく、白い部屋だった。【毎度恒例のsanチェック】
部屋には(予想通り)豆電球の光に照らされた机と、紙切れがある。辺りには、四つの扉がある。
紙切れ/世界がもうじき滅ぼされる。世界を救うため、扉を開けなさい。[希望の部屋][夢の部屋][真実の扉][絶望の扉]…あなたが選びなさい。
と書かれている。
豆電球/【電気修理】か電球に対しての【目星】などで、小瓶が張り付けられていることが分かる。
【医学】【薬学】などで、それが強い酸性のものであると分かる。
四つの扉/[資料室][研究室][鏡の部屋][扉の部屋]とある。【聞き耳】で、扉の部屋から人の気配を感じた。
ここからは、どの扉から先に入ってもよい。
【目星】どうやら古代から現代のまで、幅広い時代のメモ帳や手記、手紙、日記帳が集められている。
【図書館】[希望][夢][真実][絶望]の部屋のうち、どれか一つについて調べることができる。探索者にどれか一つ、選ばせる。探索者が複数人居ても、最大で2種類の部屋についてしか調べることができない。
[希望]の場合/桂小百合の署名がある手帖を見つけた。中身は…。
私はこの扉を開く。この先に希望がある。私は生き延びたい。だからこの扉を開ける。(ここで1d100などを振らせて、出目
がよければ、続きである以下の文章が読める)たとえ、人間たちの夢を食い尽くしたとしても。
[夢]の場合/道野猛という名前が書かれた手帳が見つかる。中身は…
逃げ出したい。夢の世界の中で夢の扉を開いたら、どのようになるのだろうか。もう一度、やり直せるのだろうか。何度も
何度もこの世界をループするのだろう。
[真実]の場合/東雲渚の署名を見つける。内容は…。
私はここから脱出するには、真実の扉に入るのが一番だと思う。だが、真実の扉に入っても、この夢に紛れ込む犠牲者は出
続ける。だが、私は絶望の部屋に入るのが怖かった…。絶望の部屋には、きっとあの怪物が…。
[絶望]の場合/篠田夏の名前が入った手帖を見つける。内容は…。
ボクは戦う。あの怪物と、戦って見せる。番人たちも、きっと協力してくれる。…だが、万が一の時のためにこの手帳に残し
ておこう。この夢に紛れ込んだ後継者たちに告ぐ。ボクの野性の勘だけれども、番人からの信用を勝ち取るべきだね。真実の
扉の番人を説得するべきだと思う。絶望の部屋の番人と、真実の部屋の番人以外は危険人物たちだよ。あまり関わらない方が
いいような気がするな。
探索者たちが望むものを手に入れることができる。(ミサイルとかでもよい)
それ以外は全く特徴のない部屋。(武器などを作ることをお勧めする。)
(【製作】系の技能を振らせるなど、この辺りはkPさんに任せます。)
【目星】何だか部屋の奥の方が気になった。(ただし、これ以外の情報は出ない)
【薬学】強い酸の臭いがした。(豆電球の小瓶を見ていた場合)あの豆電球のところの小瓶の酸と同じ匂いがした。
(もし鏡の部屋に行って、研究室の奥を調べたい場合)
壁が1か所脆くなっている場所がある。(戦闘技能などで壊させる)
すると、中から消火器が出てきた。聞き耳をしなくても分かる、これの中身は強力な酸(あの小瓶と同じ)だ。
鏡の部屋は薄暗く、部屋の真ん中に鏡が置いてあるだけだ。鏡を覗き込むと、不思議な渦を描いている。
【目星】奥の方に石碑を見つける。
【語学】系の技能で、[脱出成功者リスト]のような内容が描かれていることが分かる。その中に、東雲渚の名前を見つけた。(特殊
成功などで)桂小百合、道野猛、篠田夏の名前は無いことが分かった。
しばらくすると、鏡が話しかけてくる。
「どの扉を開けるのかい?」
(探索者が複数いる場合は話し合わせて、夢、希望、真実、絶望のどれか一つを選ばせる。)
その答えによって、鏡が答える内容が変わる。
[希望]の場合/そうか…あまりお勧めはしないが…まぁ、何があっても生き残れるのはその扉だな。ただし、人間としての尊厳を保ちたいな
らば、開けない方がよい。
[夢]の場合/夢の世界の中で夢を見たらどうなるか?…夢が繰り返されるだけだ…。しかし、ここに入れば夢をやり直すことができる。そ
の代わり、大きく精神がむしばまれるが…。
[真実]の場合/その扉を出れば、元の世界に出られる。だが、夢は続き新たな犠牲者を生む。そして、その扉に入るだけでは、世界が滅ぶこ
とを止めることはできない…。
[絶望]の場合/非常に困難な道だ。だが、もしこの扉を開けるなら、どこかの部屋の豆電球か、研究室の奥へ行くといい、研究室の奥の壁を
壊せば、薬が出てくる。その薬は、絶望の扉の中の怪物を倒すのに役立つであろう…。
他にも鏡は、質問すると答えてくれる。
[神の石について]名前の通り、神になれる石だ。その石を持った者が、脅威から解放されるか、脅威に立ち向かった時、そ
の効力を発揮する。ただし、危険な意思を持つ者に持たせてはいけない…。
[世界が滅ぶ、とは?]そのままだ。この夢の中にはとんでもなく大きなものが待っている。もうじきそれが解放される。あなた達が出て行っ
たら、それが解放される…。あまりにも危ない。例えあなたが生きて帰っても、世界が滅んでしまう…。
[あなたは誰?]私は、神の石を作った者だ。
[酸の使い道]奥にいる怪物に、非常に役立つ。危険生物に振りかければ、全てを溶かしてしまう…。万物溶解液だ。
扉の部屋は、5角形の部屋であった。入って来た扉以外に、4つの扉がある。その扉のそれぞれに、一人ずつ女性が立っていた。恐らく、扉の番人であることが分かる。
(番人に名前は無いため、探索者に適当につけさせる。)
[希望]の部屋/赤髪のツインテ―ルの可愛らしい少女だ。話しかけると明るい声で、「私は希望の扉の番人‼この扉は私と君達以外は開けれ
ない…そして君たちは戻ってこれないよ。私は出入りできるけれど、他の番人はこの扉に触れることもできないんだ。」と言
う。
【心理学】この番人の笑顔に恐怖を感じる。
(特殊成功などで)何かを見てしまった。【sanチェック1/1d4】
[夢]の部屋/薄い緑の髪の少女だ。髪を三つ編みにしており、眠そうな目で探索者を見つめる。話しかけるとのんびりした声で、「私は夢の
扉の番人だよ~。開けてもいいけど、戻ってこれないから気を付けてね…。それと、死人を連れていく事はできないよ…。この
扉は、私しか開けることができないよ…。」
[真実]の部屋/青い髪の大人の女性だ。話しかけると冷静な声で、「私は真実の扉の番人。この真実の扉は、私か君たち以外触れることはで
きない。しかし、何度も開けることが出来て、扉の向こうからも開けることができる。」
【心理学】まだ何か情報を隠してそうだ。君たちを信用していない。
【説得】やロールプレイなどで、君たちを信用し、追加の情報を与えてくれる。「君達がやって来たのも、実はこの扉の向こ
うからだ。この扉は、人間界と繋がっている。だからこそ、ここからこの夢の中での化け物が人間界に出て行ってし
まう。」
[絶望]の部屋/明らかに邪神の見た目をしている。その禍々しさに【sanチェック1/1d4】だがずば抜けた美女。いかにも諸悪の根源み
たいな恰好をしているが、普通の人間にも見える。話しかけると、思ったより綺麗な声で応えてくれる。「私は絶望の扉の番
人。この扉を開けるには、十分な準備と覚悟がいる。この扉の向こうから開けることもできる。だから、この奥の化け物が出
てこないように私が監視している。他の部屋の番人が入ることもできる。」
【心理学】邪悪そうな見た目だが、根はいい人のようだ。嘘は言っていない。
【目星】その番人の首に、ペンダントがかかっていることが分かる。
【考古学】【オカルト】などで、それは[神の石]ではないかとわかる。
【説得】やロールプレイで、そのペンダントを渡してくれる。
①希望の扉に入る
②夢の扉に入る
③真実の扉に入る
④神の石を持ち、絶望の番人とともに絶望の扉に入る
⑤神の石を持ち、扉の番人を残して絶望の扉に入る
⑥どの扉も開けないことを決める
⑦神の石を残して、絶望の扉を開ける。
⑧部屋ごと破壊してしまおうとする
⑨拳などで自分やプレイヤーを殴り、夢から醒めようとする
⑩番人たちを倒そうと、戦闘を始める。
⑪神の石を破壊する
(kP情報)ここで注意だが、番人たちの強さはこうなっている。
希望の番人(火炎の神)>真実の扉(水の神)>絶望の番人(邪神または平和の神)>夢の番人(夢の神)
希望の扉に入った瞬間、あなた達は後悔した。足元にはバタバタと人が倒れている。
「ここに入ったら、[夢喰い]となる…人の前に現れ、意識を奪い、この空間に連れてくる…。君たちをここへ連れてきたのは、夢喰いとなった桂小百合。気が付かなかったのかい?桂小百合は、希望の扉を通ったが、生還しなかったことに。」
そう言って、希望の扉の番人は高らかに笑った。悔しさか怒りか、番人を殴ろうとしても体が動かない。
「心配することはない。この扉の中に入れば、永遠に生き続けられる。それに君たちの友人…なのかな?桂小百合もいる。君たちは誰かの夢を喰い、ここへ連れてくる…。そうすれば、ここへ連れてきた誰かが、世界を救ってくれるかもしれない。…君たちの、唯一の[希望]だろう?」
⇒夢喰いエンド(キャラ永久ロスト)
(神の石を破壊してこなかった場合)
「おーっと、それも無駄だな。実は扉の番人の中では私は一番力を持っていてね。君達がいなくなった今、私が神の石を使う。そして、目覚めるのだ。世界を焼き尽くす、炎の神…ヘパイストスとして。」
⇒火炎エンド(キャラ永久ロスト)
夢の扉に入ると、不思議な感覚がした。目を開けると、最初にいた四角い部屋…のような場所にいた。いや、実際には違う。あの時の部屋とは違い、幽霊や悪魔、気味の悪い生物のささやき声が響き、部屋の壁は血で彩られており、部屋は薄暗い。豆電球にもべったりと血がついている。sanチェック1/1d10
ここでは、もう一度探索を最初からやり直すことができる。正しい扉を選ぼう。しかし、何か探索をするたびにsanチェック1/1d4が入ります。もし部屋に入る前に神の石を持って入っていたとしても、いつの間にかなくなっている。
ここでsan値が尽きた場合、キャラ永久ロスト。世界がどうなろうと、探索者たちが知ることはなかった…。
真実の扉の番人の声が聞こえた。(もし神の石を持ちだした場合は)残念だけど、その石は人間界では使えないわ。(持ち出していない場合は)あら…大変なものを残していったわね…。
気が付くと、探索者たちはもとの自分の部屋に帰ってきていた。探索者たちはほっとするであろう。【san回復1d10】
探索者たちは夜、眠りについた。
(神の石を持ちだした場合)フッと目が覚めた。そして、隣にいる生物を見てぎょっとする。犬のような…いや、死を目前にした探索者たち
はこの生物が何であるか直感的に理解できた。ティンダロスの猟犬だ。ティンダロスの猟犬はあなたを襲う。あな
たは何も抵抗できず…。あなたは世界がどうなったかなど、知ることはなかった。きっと、ティンダロスの猟犬が
大暴れしたのだろう。
⇒キャラロスト(猟犬エンド)
(神の石を残した場合)部屋に残してきた、生存している番人の中で、最も強力な番人が神の石を使用した。
希望がもっとも強力な場合…翌朝、世界が炎に包まれた。あなた自身も、火炎の渦に飲まれて…
⇒キャラロスト(火炎エンド)
真実がもっとも強力な場合…目を覚ますと、部屋が水の中にあった。それだけしか分からない。あなたは水の中で…。
⇒キャラロスト(水没エンド)
絶望がもっとも強力な場合…邪神が降り立った。分かったことはそれだけだ。邪神は世界を滅ぼし…
⇒キャラロスト(破滅エンド)
夢がもっとも強力な場合…あなたはその夜、夢の中で、夢の扉の番人の声を聞く。「さぁ、いらっしゃい。私の夢の中
へ…。」世界中の人々は誰も、目を覚ますことはなかった。
⇒キャラロスト(夢エンド)
(番人が全員死に、神の石を残してきた場合)
その夜、邪神が降り立った。探索者たちが分かったことはそれだけだ。邪神は世界を滅ぼし…。
⇒キャラロスト(破滅エンド)
絶望の扉の中には、やはり怪物が待っていた。ティンダロスの猟犬だ。戦闘開始
(ステータスはkPさんに任せます。ここで万物溶解液を持っていると、振りかければ一瞬で戦闘が終わる。負ければキャラロスト)
[戦闘が終了したら]
気が付くと、絶望の番人が近くで倒れていた。いつの間にか、ティンダロスの猟犬にやられていたらしい。
「私はいいから…さぁ、戻って真実の扉を開けなさい…。そうすればこの夢から出られる…。ティンダロスの猟犬も倒したし、この夢は終わる…。あなた達で最後の…。」
ここで探索者は【説得】などの技能かロールプレイで絶望の番人に希望を与え、【応急手当】【医学】を振るか、見殺しにして真実の扉に戻るかが選択できる。
[見殺しにした場合]
絶望の扉を出ようとした、その時だ。絶望の扉の番人の胸元で(探索者の手元で)、何かが赤く光った。神の石が光ったのだ。その光は、絶望の扉の番人の額に集まっていく。その光景を探索者たちは見つめることしかできない。やがて、絶望の扉の番人が立ち上がった。
「また…私を一人ぼっちにするのか…。私を一人に…。」
邪神が目覚めた。そのことだけは探索者たちが理解できた。自分たちの後ろに、邪神が立っている。神の石が、絶望の扉の番人の意思…世界を破滅させたいという意思を叶えようとしているのだ。邪神は探索者たちに手を伸ばし…。
邪神は探索者たちだけでなく、やがて世界も滅ぼした。だが、探索者たちはそれを知る由もなかった。
⇒キャラロスト(破滅エンド)
[希望を与えた場合]
この場合、説得か医学、応急手当、どれかを振り成功する、または振ろうとして失敗したとしても、このイベントが起こる。
「ありがとう…私、生きます。」
そう言って絶望の扉の番人は弱弱しく立ち上がった。
「私は、この世界の破滅を望んできた絶望の扉の番人。私自身が、絶望していた。私は何千年、何万年もの間、ティンダロスの猟犬を監視するためにこの扉の前に立ち続けていた。あなた達の様に、人間界から人はやって来た。あなた達みたいに、優しい人もいた。でも、皆死んでしまった。この夢から逃れようとして。あなた達の前にやって来た、篠田夏と言う人も、ティンダロスの猟犬に噛みつかれて…。」
絶望の扉の番人は、涙をこぼした。
「なぜ、あんなに優しくしてくれた人が、死ななければいけないの…?寂しかった…ずっと一人だった…。」
探索者たちはそっと彼女の肩に手を置くだろう。
「でも、あなた達は生き残った。やっと、ティンダロスの猟犬に勝つ人が現れた…。ありがとう。」
彼女は微笑んだ。
「私は今まで、人々を絶望の中に招き入れる仕事しかしてきませんでした。でも、私は自由になれた。あなた達は私の心を変えてくれた。だから今度は…。」
その時、神の石がぼんやりと光り始めた。赤く、暖かく…。
「人に希望を与えます。人々を幸せにします。これは、まるで番人のように[仕事]を与えられているわけじゃない。これは…。」
ゆっくりと彼女の姿が変わっていく。黒い衣装に身を包んでいた彼女だが、ぼんやりと白い光を放ち始めた。
彼女は白い衣装に身を包み、また微笑みを浮かべた。
「人を幸せにしたい。私の意思です。この意思は…誰にも譲りません。」
平和の女神へと姿を変えた彼女は、そう言った。
「ありがとう。あなた達の恩は一生忘れません。」
そう言うと、探索者たちは風を感じた。温かい風を…。
気が付くと、探索者は自分の部屋の前に立っていた。微かに、彼女の笑い声が聞こえた気がした。
《シナリオクリア:ハッピーエンド[平和の女神の微笑み]》
クリア報酬:san値回復1d10、体力回復1d10
呪文[癒し]獲得(平和の神となった彼女が探索者たちに授けた能力)
絶望の扉の中には、やはり怪物が待っていた。ティンダロスの猟犬だ。戦闘開始
(ステータスはkPさんに任せます。ここで万物溶解液を持っていると、振りかければ一瞬で戦闘が終わる。負ければキャラロスト)
[戦闘が終了したら]
探索者が持っている神の石が輝き始めた。赤く、暖かい光に。
ここで探索者全員は1d100を振る。最も出目がよかった探索者が、[神]になる。
[神]となった探索者は、全ての技能が99になり、ステータスも最大値となる。そんなとんでもないキャラになっちゃうので、継続としては使いにくいキャラになってしまう。(他卓のkPさんに要相談‼)
その探索者は、他の探索者を現実に戻すことができる。
《シナリオクリア:ノーマルエンド[神になった探索者]》
クリア報酬:san値回復1d4
しばらくすると、扉の部屋で激しい物音が聞こえた。探索者たちはそれが、番人たちが争っている物音だと気が付いた。やがて、決着がついたようである。希望の扉の番人の、高笑いが聞こえてきた。
「ハハハハハ‼」
あなたは世界が火炎に包まれ、滅んでいったことを知った。そしてあなた達は永遠に、もう人間が現れることのない夢の中へ閉じ込められたのだった…。
⇒キャラロスト(永久分離エンド)
こうなった理由:希望の扉の番人はずっと神の石を狙っていた。そのため、探索者たちが「この夢から出ない」と決めると、容赦なく神の
石を奪いに行った。
[生きている番人がいる場合]
絶望の扉越しに、物音が聞こえてくる。激しい物音だ。争っているかのような…。
それを聞きながら、あなたは自分の部屋の前に戻ってきていることに気が付くだろう。疲れからか、あなたは自分の布団に入り、眠ってしまった。
(その時に生き残っている番人で、最も強力な番人が勝ち残る。)
希望が勝ち残った場合…翌朝、世界が炎に包まれた。あなた自身も、火炎の渦に飲まれて…
⇒キャラロスト(火炎エンド)
真実が勝ち残った場合…目を覚ますと、部屋が水の中にあった。それだけしか分からない。あなたは水の中で…。
⇒キャラロスト(火炎エンド)
絶望が勝ち残った場合…邪神が降り立った。探索者たちが分かったことはそれだけだ。邪神は世界を滅ぼし…
⇒キャラロスト(破滅エンド)
夢が勝ち残った場合…あなたはその夜、夢の中で、夢の扉の番人の声を聞く。「さぁ、いらっしゃい。私の夢の中
へ…。」世界中の人々は誰も、目を覚ますことはなかった。
⇒キャラロスト(夢エンド)
(誰も番人が残っていない場合) その夜、邪神が降り立った。探索者たちが分かったことはそれだけだ。邪神は世界を滅ぼし…。
⇒キャラロスト(破滅エンド)
あなた達は鏡の部屋から声が聞こえることに気が付く。鏡の部屋では、鏡が何かをぶつぶつ呟いていた。
「まったく…すべて破壊しようとするとは、野蛮人だな…。まぁ、いいよ。私がその望みをかなえてあげる。」
そう鏡が言うと、空間が大きくゆがんだのが分かった。
「ごめんね~。君たちを先に脱出させてあげなきゃいけないのだけれども、忘れてたよ~。君達、死んじゃうかもね~。でも、いいだろう?この部屋ごと滅ぼせば、世界は安全になる。それに、これは君たちが自分の意思でやろうとしたことだ。文句はないだろう?」
探索者は意識を失った。
《キャラロスト:ハッピーエンド[世界を救った英雄]》
ハッピーエンドですが、全員キャラロストです。
はっと気が付くと、探索者たちは自分の部屋の前に立っていることに気が付いた。その安心感からか、あなた達は布団に入って眠ってしまう。
(神の石を壊した場合)フッと目が覚めた。そして、隣にいる生物を見てぎょっとする。犬のような…いや、死を目前にした探索者たち
はこの生物が何であるか直感的に理解できた。ティンダロスの猟犬だ。ティンダロスの猟犬はあなたを襲う。あな
たは何も抵抗できず…。あなたは世界がどうなったかなど、知ることはなかった。きっと、ティンダロスの猟犬が
大暴れしたのだろう。
⇒キャラロスト(猟犬エンド)
(神の石を残した場合)部屋に残してきた、生存している番人の中で、最も強力な番人が神の石を使用した。
希望がもっとも強力な場合…翌朝、世界が炎に包まれた。あなた自身も、火炎の渦に飲まれて…
⇒キャラロスト(火炎エンド)
真実がもっとも強力な場合…目を覚ますと、部屋が水の中にあった。それだけしか分からない。あなたは水の中で…。
⇒キャラロスト(火炎エンド)
絶望がもっとも強力な場合…邪神が降り立った。分かったことはそれだけだ。邪神は世界を滅ぼし…
⇒キャラロスト(破滅エンド)
夢がもっとも強力な場合…あなたはその夜、夢の中で、夢の扉の番人の声を聞く。「さぁ、いらっしゃい。私の夢の中
へ…。」世界中の人々は誰も、目を覚ますことはなかった。
⇒キャラロスト(夢エンド)
(番人が全員死に、神の石を残してきた場合)
その夜、邪神が降り立った。探索者たちが分かったことはそれだけだ。邪神は世界を滅ぼし…。
⇒キャラロスト(破滅エンド)
誰を倒そうとしているか指定すると、残りの3人の番人も協力してくれる。ただし、番人がいないと開かない扉もあるので注意。ステータスは、番人たちの強さ順について書いたので、それに準じてkPさんが適当に振ってください。研究室で作った武器も効果があります。
ただし、探索者たちが絶望の扉の番人に攻撃したときのみ、シークレットで、探索者たちの中で最も高い数値を持つ人の【幸運】を振ってください。幸運に失敗すると、神の石が壊れます。何のダイスか、言わない方が面白いような気がします。【幸運】に失敗すると、強制的にエンド⑪に飛びます。
戦闘が終わったら、どのような行動をとるか聞いてください。もし探索者が全員倒した場合、
その数分後、探索者たちは謎の生物の声が近づいてきていることに気が付いた。その直後、絶望の扉が開いた。犬のような…いや、死を目前にした探索者たちはこの生物が何であるか直感的に理解できた。ティンダロスの猟犬だ。ティンダロスの猟犬はあなたを襲う。あなたは何も抵抗できず…。あなたは世界がどうなったかなど、知ることはなかった。きっと、現実世界でティンダロスの猟犬が大暴れしたのだろう。
⇒キャラロスト(猟犬エンド)
絶望の扉の奥には、ティンダロスの猟犬が待っている。ティンダロスの猟犬が絶望の扉から飛び出して大暴れしないように、番人がついていた。鏡の中の人物(これが誰であるかはご想像にお任せします)は、そんな重荷を背負った、絶望の扉の番人に神の石を与え、神の石を持っている限りはティンダロスの猟犬を抑え込めるようにしていた。だが、神になれる力を持つ神の石を希望の扉の番人は狙っており、夢にやって来た人間達(今回で言う探索者たち)がいなくなると、絶望の扉の番人を襲い、神の石を奪おうとしていた。
そんな様子を見かねた真実の扉の番人が、この夢の中に人間を連れてくる希望の扉を通過した夢喰いと同じように、人間を真実の扉の向こう側からこの夢の中に引っ張り込み、希望の扉の番人が神の石を手にする前にティンダロスの猟犬を片付けてもらおうとしていた。(真実の扉の番人が「君達は真実の扉からやって来た」といった発言をしたのはこのため)。
番人が全員死んでも、神の石をその場に残していれば、探索者たちが死んだあと、絶望の扉の番人に神の石の力が宿り、絶望の扉の番人が邪神として目覚めてしまう。
神の石を壊してしまうと、絶望の扉の番人の能力が大幅に低下するため、中からティンダロスが飛び出してきます。
…何か読みにくいシナリオになってしまいました。これkPさん、大変になるような気がします。テストプレイをしていないのでどうなるかは分かりませんが、正直難しいような気が…。某スープシナリオに似ていますが、そっとしておいてください。
絶望の扉の番人のペンダントを見つけられなかったら、このシナリオは、ほぼバットエンド確定になります(自爆で部屋ごと吹き飛ばさない限り)。だから推奨技能が【目星】であるわけです。
このシナリオは、探索者たちの性格によってはここに書かれているエンドにならない可能性があります。その時は、kPさんにお任せします。何とかまとめてください…。
回してみた感想や結果をぜひ教えてください‼
Post Comment