2024年10月09日更新

メタリックガーディアンRPG「行くぜッ!怪盗少女!」

  • 難易度:★★|
  • 人数:3人~5人|
  • プレイ時間:5~6時間(ボイスセッション)

メタリックガーディアンRPGのシナリオです。
ワルモンヌ・ワルシュタインが狙うガーディアンの秘密とは?
TCPO(地球圏警察機構)と協力し、大胆不敵な盗みを阻止しましょう!

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ストック

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メタリックガーディアンRPG

「行くぜッ!怪盗少女!」

シナリオデータ

プレイヤー:3~5人
PCレベル:5レベル+経験点5
プレイ時間:キャラ作含め6~8時間目指す

セッショントレーラー

「鳳市美術館に展示中のガーディアン『KOH(キングオブハート)』を頂く」
世界規模の犯罪組織「ブラック・クライシス団」首領「ワルモンヌ・ワルシュタイン」から届いた予告状に世界中が震撼した!ワルモンヌを捕らえるため、世界中から集められるエキスパートたち!明らかに過剰な戦力!相次ぐ自爆!混乱を極める現場で、リンケージたちはワルモンヌの野望を阻止することが果たしてできるのか!

メタリックガーディアンRPG
「行くぜッ!怪盗少女!」
鉄の腕で、闇を砕け?

プリプレイ

■シナリオ背景
世界有数の大富豪「金持泰三(かねもちたいぞう)」はかつて世界総合機甲格闘技大会を5連覇した伝説のクラッシャー級ガーディアン「KOH(キングオブハート)」を譲り受ける。譲り受ける条件として「KOHを使い世界中の恵まれぬ子に救いを与える」という条件があったこと、そして何より泰三氏と搭乗者の親交が深かったことから泰三氏は条件を遵守、鳳市美術館で「KOH」を展示し得た利益で世界中の戦災孤児へ援助を行う事を決める。
多くの人に来場してもらうために行われた大規模な広告は当然「ブラック・クライシス団」の首領「ワルモンヌ・ワルシュタイン」の耳に入ることとなる。
「KOH」を見たワルモンヌは確信する「KOH」は自らの先代であり父が創り上げた最高傑作の内の一機「Knight Of Honor」であると。彼女の考えは間違っておらず「KOH」は初代ワルシュタインが命を助けられた礼として、搭乗者となる人物に譲渡されたものであった。広告に気づいた彼女はすぐさま予告状を出し「KOH」を必ず取り戻す事を決意する。
父を尊敬する彼女にとって「KOH」が泰三氏の物になるのは我慢ならなかったのだ。
一方、予告状を受け取った鳳市美術館はすぐさま警察に相談。展示の中止を進言されるが泰三氏の強い意向を受け展示は強行。警備体制を万全にする方針へと切り替わった。
ワルシュタイン二世逮捕に命を懸けるTCPO警部「銭形幸一郎」がこの予告状の情報を受け、イズモにたどり着き警備に協力するものの、「KOH」は完全にノーマークであったがためにガーディアン部隊の到着が遅れてしまう。
PC達は各々の事情で対「ブラック・クライシス団」対策本部にガーディアンでの護衛という形で協力し「KOH」の防衛及びワルモンヌの逮捕をかけて奮闘することとなる。
PC達がワルモンヌを逮捕し、無事に展示を終了することでシナリオ終了となる。

■キャラクター作成
 推奨クラスは以下を参考のこと。人数が少ない場合は、番号が若いものから優先とする。

▼PC間コネクション
 PC1⇒PC2⇒PC3⇒PC4⇒PC5⇒PC1 となるように取得させる。
●コンストラクション
 PLが経験者の場合、コンストラクションでキャラクター作成を行ってもよい。
 ただし、基本クラスはPC全員で各種類揃っていることが望ましい。
シナリオハンドアウト
 各PCには以下の設定がつくので、PC作成の際によくPLと相談すること。
PC1:鳳市警ガーディアン隊所属警察官
PC2:今回の警備に協力することとなったフォーチュンの隊員
PC3:金持泰三に雇われ、警備に当たる傭兵
PC4:今回の警備に協力することとなった防衛軍の軍人
PC5:完全自由枠。シナリオに協力できるなら何でもあり
PC1用ハンドアウト
コネクション:銭形幸一郎  関係:上司
コンストラクション:なし カバー:警察官
キミは鳳市警ガーディアン隊に所属する警察官だ。金食い虫として本庁から邪険にあつか
われるキミ達に、TCPOから捜査協力の要請が入る。ここで成果を上げれば、もう少し副
利厚生がマシになるかもしれない。今回の仕事に、キミは格別の熱意を持っている。
PC2用ハンドアウト
コネクション:天龍コタロウ  関係:友情
コンストラクション:なし カバー:大学生
キミは「フォーチュン」の一員で、日々アビスの脅威に立ち向かいつつ大学に通う若者だ。
今回、友人のコタロウからの要請で、フォーチュン代表として警察に協力することとなる。
ブラック・クライシス団にアビスとの関係はなさそうだが、平和を乱す悪を許すキミではない。
PC3用ハンドアウト
コネクション:金持泰三  関係:ビジネス
コンストラクション:なし カバー:傭兵
キミは泰三氏と大金を対価に専属契約をしている傭兵だ。今回の展示に、ブラック・クラ
イシス団が予告状を出したことでキミの契約はより幅広いものへ、つまり「KOH」の警護
を加えたものへと変更された。
正直怪盗団が何をしようがどうでもいいが、契約は守る。傭兵の鉄則である。
PC4用ハンドアウト
コネクション:矢車コウゾウ  関係:上司
コンストラクション:なし カバー:軍人
キミは防衛軍の軍人だ。今回の騒動に防衛軍の出る幕はないと思われた。しかし、上司の一言がキミの地獄の始まりを告げることとなった。
「フォーチュンが参加するなら、我々も捜査に参加する!」
防衛軍治安維持特務任務官__要するに面倒事の貧乏くじを、キミは引いたのだ。
PC5用ハンドアウト
コネクション:ルーシュ  関係:幼子
コンストラクション:なし カバー:自由
キミは何らかの理由でガーディアンを所有している一般人ないしは一般人として振る舞う軍人だ。今回の騒動に興味を持ったキミは噂のガーディアンを一目見ようと休日に美術館を訪れる。そこで、キミは迷子の少女ルーシュと出会う。ルーシュを父親の元に連れていく、その行為がキミを大事件にいざなう。

尚、このシナリオで一人の死傷者も出してはならない。
撃破されるモブたちは全て「無駄に硬い謎のコックピット」に守られ全員無事に脱出する。
逆に爆散したPCも、黒焦げのアフロとなり、命だけは助かる。

オープニングフェイズ

オープニングフェイズは特記がない限り、シーンプレイヤー以外は登場不可とする。

シーン1:衝撃!届けられた予告状!

シーンプレイヤー:なし
 ◆解説
マスターシーン。昼の情報番組の体でシナリオの背景をPL達に説明するシーン。
全ての描写を終えたところでシーン終了。
 ▼描写1
鳳市駅にある大型ディスプレイ。そこには鳳市において人気を博している情報番組「ひるナビ!」が放送されていた。美人のアナウンサーと数人の専門家がアーチ状のテーブルを囲みながら、テロップを使い一つの話題について話している。
その話題を道行く誰もが知っているだろう、ここ数日はどの局もその話題で持ち切りだからだ。テロップには「ブラック・クライシス団の予告状!狙いはKOH!」と書かれている。
 ▼セリフ:美人アナウンサー&チトセ・ウィル・ナスカ
「さて、連日報じている『ブラック・クライシス団』による予告状についてです。」
「事の発端は鳳市を拠点とする世界的資産家『金持泰三』氏が世界総合機甲格闘技大会を5連覇した経歴を持つ伝説の機体『KOH』を譲渡されたことから始まりました。」
「慈善家としても知られる泰三氏は『KOH』を鳳市美術館で特別展示することを決定、入場料等で得た利益を全額戦災孤児たちに寄付することを公表した、その矢先でした。」
「世界的犯罪組織、ブラック・クライシス団首領『ワルモンヌ・ワルシュタイン』から『鳳市美術館で展示予定のKOHを頂く』という内容の予告状が届いたのです。
「当初中止が危惧されたこの展示でしたが泰三氏の強い意向により展示は強行、警備を強化し、TCPOと全面的に協力してワルシュタイン逮捕に全力で取り組むとのことです。」
「本日はガーディアン犯罪に詳しい、民間軍事会社フォーチュン鳳市支部長の『チトセ・ウィル・ナスカ』さんに来ていただきました。ナスカさん、今回の件についてどうお考えでしょうか?」
「いいんじゃあない?(笑)どうせ適当に暴れて自爆して終わりなんだしぃ~~ヒック」
 ◆結末
どうも酔っているらしいチトセが適当なことを話しているのを見て、憤慨する少女がいた。
彼女はディスプレイの前で暴れ回った後、路地裏へと消えていく。シーン終了。

シーン2:契約の更新

シーンプレイヤー:PC3
 ◆解説
PC3が「金持泰三」の屋敷に呼び出され、契約の拡張を打診されるシーン。
泰三氏はPC3の実力を高く評価しており、大金を支払ってでも協力してもらいたいと考えている。更に、フォーチュン司令の無責任な発言・態度を見たことで不安が生まれ、より一層PC3への助力を願うようになった。
このシーンで、「銀髪」のメイドの存在をPL達に意識させること(後にワルモンヌが彼女に成り代わって「金髪」のメイドに変装するからである!)
PC3が「ブラック・クライシス団」捜査本部に向かった所でシーン終了。
 ▼描写
鳳市郊外、手入れの行き届いた庭園に囲まれ神秘的な雰囲気を醸し出す洋館にキミは来ていた。銀髪のメイドとダンディな執事による何重ものチェックを受け、一際広い部屋と向かっていく。中には、巨大なモニターで情報番組を見ながらくつろぐ太った初老の男がいた。白い子豚のようなこの男こそ、この館の主でありキミの雇い主「金持泰三」である。
 ▼セリフ:金持泰三
「…実に無責任だと思わんかね?このチトセとかいう女は。」(苛ただしげに)
「さて、予想はしているだろうが、ワルシュタインの件だ。『KOH』の警備もキミとの契約に組み込みたい。期限は到着が遅れているTCPOガーディアン部隊が到達するまでだ。」
「慈善活動の為に社会の秩序を乱すようでは本末転倒だ、展示を強行するからにはそれ相応の社会的責任を果たさねばならん。故に私も警備に協力したいのだ。」
「どうだ、報酬は弾む。引き受けてくれないだろうか?PC3」(PC3が承諾する)
「アレを狙った犯罪で、市民が巻き込まれるのは忍びない。必ず被害を最小限に抑えるのだ。頼りにしているぞ、PC3。」
「警備に当たり、TCPOと協力するほうが何かと便利だろう。まずは鳳市美術館に設営されたブラック・クライシス団捜査本部に向かうといい。」
 ◆結末
洋館を出て、捜査本部に向かうキミの懐には、巨額の小切手が入っていた。この金額の大きさが、泰三氏の決意の固さを表しているようであった。
シーン終了。PC3にミッション「KOHの警備」を渡すこと。

シーン3:暴走のコウゾウ

シーンプレイヤー:PC4
 ◆解説
コウゾウが情報番組でのチトセの発言を見て、ワルモンヌ捜査に協力することを決定するシーン。彼はフォーチュンへの対抗意識が暴走し、今回のような突発的行動を度々起こしている。PC4はそのとばっちりで、捜査本部へと向かうこととなる。
PC4がブラック・クライシス団捜査本部へ向かった所でシーン終了。
 ▼描写1
鳳市防衛軍駐屯地、その食堂は腹を空かせた兵士たちでごった返していた。点々と設置されている小型モニターにはごくありふれた情報番組が流れている。内容はここ数日、「ブラック・クライシス団」でもちきりであった。今回は軍人の自分たちの出る幕はないだろう。そう誰もが思っていた。鳳市フォーチュン支部長___チトセが余計なことを言うまでは。
「こんなんあたしたち『フォーチュン』が協力すればもう一発よぉ~wwウエッ、ノミスギタ」
 ▼セリフ:矢車コウゾウ
「フォーチュンが協力するだとォ!何たることだ!」(机を強く叩きつける)
「こうなったら我々からも戦力を出す!防衛軍の献身を奴らに見せつけるのだ!必ず!!」
「これは決定事項だ、人員を1300(ヒトサンマルマル)までに選出!私の所に来るように!!」
(大声で高笑いしながら食堂から退出する。)
 ▼描写2
司令が立ち去った後、副指令が無言で何かを取り出す。どうやら割りばしでできたくじのようだ。兵士達が粛々とくじを引いていく。己の幸運に安堵する人々。キミの番が回ってくる。くじを引く。先端が赤い!何ということだ!当たった!これはキミがこの面倒事の担当となったことを意味した。同情する同僚の視線の中、キミは指定時刻に指令室へと向かった。
 ▼セリフ:矢車コウゾウ
「よく来た!お前か!PC4!お前なら安心して任せられる!」
「防衛軍治安維持特務任務官、この任務に当たってのお前の肩書だ!」
「アポは既に取った!鳳市美術館にある捜査本部に向かい、捜査に協力すること!以上!」
 ◆結末
こうしてキミは新たな肩書と共に、鳳市美術館へ向かうこととなった。
シーン終了。PC4にミッション「捜査への全面的な協力」を渡すこと。

シーン4:チャンス到来?

シーンプレイヤー:PC1
 ◆解説
鳳市ガーディアン隊はフォーチュンと防衛軍に仕事を奪われ、閑職と言えるクラスで仕事が無いのが現状である。しかし、ガーディアン隊部隊長と個人的親交のあるTCPOの刑事「銭形幸一郎」が鳳市警ガーディアン隊に協力要請したことで、功績を挙げるビックチャンスを得ることとなる。部隊長は最も成果の期待できるPC1を指名し、協力に向かわせる。
PC1が「ブラック・クライシス団」捜査本部に向かった所でシーン終了。
 ▼描写1
昼食も食べ終わり徐々に眠気が強くなってくる、そんな日常的な昼下がりに公僕たるキミ達_____鳳市警ガーディアン隊はテレビを見ながら、退勤時刻を待ちわびていた。キミ達に正義の心が無いわけではない、その熱意を発揮できず、腐っているのだ。
 ▼セリフ:モブ同僚(篠原、太田、泉)
「おい、フォーチュンの司令官、まーた生放送で失言してるぜ。これで何度目だよ(笑)。」
「ああああああ!!畜生!!俺たちゃ今日も飯食って帰るだけか!せめて予算が下りれば訓練くらいはできるんだがなァ~~~!!!」
「予算も無い、本庁へのコネもない、事件が起きても軍とフォーチュンが出動するからチャンスもない…。そりゃ暇よ、私たち。」(白湯を飲みながら。お茶を飲む予算は無い。)
 ▼描写2
そんなくだらないことを話すキミ達の元に、部隊長が現れる。いつもはのらりくらりとした男だが、今日はどことなく顔が引き締まっているように見える。
 ▼セリフ:モブ部隊長(後藤)
「ハイ、そんなキミ達にビックチャンス到来のお知らせ。」
「TCPOの刑事、銭形幸一郎…ボクの古い友人の一人なんだけど、彼から応援要請、来ちゃった。戦力不足だからガーディアンを用いた警備計画に加わってほしいって。」
「ボクたちにとっては千載一遇のチャンスだ。雇用条件の改善、エアコンの確保、特別ボーナス。正義とよろしくやっていく為にも、一肌脱いでくれない?PC1?」
 ◆結末
久々の任務と、突然のビックチャンスに沸く一同はキミへの激励を掛ける。
キミは熱い使命と、現金的な欲望の二つを燃え上がらせながら、捜査本部へ向かうであろう。
シーン終了。PC1にミッション「正義を守り、手柄をあげる」を与える。

シーン5:舌禍のツケ

シーンプレイヤー:PC2
 ◆解説
PC2が友人の天龍コタロウに頼まれKOHの警備作戦の一員として出向することとなるシーン。酔ったチトセが地上波生放送で大失言したことで、フォーチュンに社会的非難が集まったことが出向の主な原因である。チトセは今シナリオ中悪酔いして役に立たない。
PC1がブラック・クライシス団捜査本部へ向かった所でシーン終了。
 ▼描写1
大学を終えた昼下がり。フォーチュン鳳市支部にあるブリーフィングルームにキミは呼び出されていた。緊急回線を使った呼び出しが、事態の深刻さをキミに感じさせる。
道中、市民団体のデモや走り回る広報部の職員を見た気がするが、今はそれどころではない。
キミが部屋に入ると、机に両手を立てて寄りかかり、両手を口元で組んだチトセとその後ろに立つフォーチュンと親交のある警察官でありキミの友人でもある天龍コタロウがいた。
 ▼セリフ:天龍コタロウ
「よく来てくれた、PC2。事態は急を要するから簡潔に用件を言わせて貰うぜ。」
「…今日の『ひるナビ!』で司令がやらかした…!」
「例の「ブラック・クライシス団」予告状報道の地上波生放送に酔ったまま出演して、失言の嵐。今広報部は大量のクレーム対応と抗議運動に追われてパンク寸前だ。」
「信用回復の為、フォーチュンは事件捜査に協力することが決定したんだ。」
「本当なら本人に責任を取らせるのが筋なんだが…」
(チトセ)「おろろrrrr」(バケツに顔を突っ込んで吐く)
「しょうもない理由で申し訳ねぇが、フォーチュンの社会的信用回復の為に、美術館警護にフォーチュンを代表して協力してくれ!頼む!」
 ▼描写2
コタロウの車に乗り、美術館に設営されたという「ブラック・クライシス団」捜査本部へ向かうキミ。上司の酒癖の悪さを恨みながらコタロウと話していると、突然爆発音が聞こえてくる。美術館の方からだ!
 ◆結末
どうやらブラック・クライシス団は行動が早いらしい。フォーチュンの面子を守るために、否!平和を守るためにキミは現場に急行しなければならない。
シーン終了。PC2にミッション「フォーチュンの社会的信用回復」を渡すこと。

シーン6:悲劇!小さな遭難者!

シーンプレイヤー:PC5
 ◆解説
たまたま美術館を訪れたPC5が哀れな謎の迷子少女、ルーシュと美術館を回るシーン。
ルーシュの正体は当然、ワルモンヌである。勘のいいPLがいる場合。銭形の役割をPC5に担当させ銭形の登場を後回しにしてもよいだろう。全ての描写を終えた所でシーン終了。
(PC5がいない場合、このシーンをマスターシーンとして適宜改変を行い、描写を行う事。)
 ▼描写1
キミは何らかの理由で、もしくは気まぐれで鳳市美術館を訪れていた。夕日が差し込む館内にある中庭に、一人の少女が座り込んでいた。見かねたキミは声を掛けるであろう。
 ▼セリフ:ルーシュ
「…私の名前はルーシュ。おとうさんとはぐれちゃったの。」
「おとうさんは迷子になったら『KOH』の展示場所にいてって言われたんだけど、案内図を見ても行き方がわからないの…」
「お願い、私を『KOH』の所まで連れて行って…!」(涙を流しながら)
 ▼描写2
キミは泣きじゃくり下を向くルーシュを連れ、KOHの展示場所へと向かう。
ルーシュのその姿は道行く誰もが同情を禁じ得ず、事情を職員に説明したキミ達はすんなりとKOHの展示場所へとたどり着く。しかしそこにルーシュの父親の姿は無かった。
 ▼セリフ:ルーシュ
「おとうさん…どこぉ…」(顔を伏せたまま泣き続ける)
「…ここまでありがとう、PC5。ルーシュ、『KOH』のそばでおとうさんを待ってるね。」
「多分、『KOH』の近くにいるほうがおとうさんに直ぐに気づいてもらえると思うの。もっと近くに居てもいい?」(美術館の警備員に対して)
 ◆結末
警備員の許可を得て、可哀想な少女がKOHに近寄っていく。その時である!
少女の足首に投げ縄のような形で手錠が掛けられる!振り返ると茶色いジャケットを着た中年男性が鬼の形相で少女を睨みつけて、投げ縄手錠の先を握りしめているではないか!
騒然とする館内、警備員が男性を取り押さえようとするが、それを遮るようにジャケットの男は叫んだ。「バッカモ~~~ン!!そいつがワルシュタインだ!!!」
シーン終了。そのPCにふさわしいミッションを一つPC5に与える

ミドルフェイス

シーン7:颯爽登場!ワルシュタインⅡ世!

シーンプレイヤー:PC5(いなければPC1)
 ◆解説
PC全員登場。破壊ロボ・ワルモンヌ17号を撃退するシーン。戦闘となる。
(PC1~4は捜査本部に向かって到着したタイミングで、爆発が聞こえたものとする)
敵は破壊ロボ・ワルモンヌ17号一体と量産ロボ・ワルモンヌ21号5体となる。
配置は戦闘配置図を参照。銭形幸一郎は少し離れた所から無線を通してシーンに登場している。破壊ロボ・ワルモンヌ17号を倒したところで戦闘終了。戦闘終了後、ワルモンヌとその部下は機体から脱出しシーンから退場。PC達は銭形の指揮下に入ることとなる。
 ▼描写1
ジャケットの男が叫んだ刹那、ルーシュは超人的なスピードで縄抜けを行い、二階デッキ部分へと飛び上がる。そして周囲に知らしめるように叫ぶ。
 ▼セリフ:ルーシュ=ワルモンヌ・ワルシュタイン
「フハハハハハ!!!一足遅かったようだな!とっつぁん!!」
「そう!我こそが『ブラック・クライシス団』首領にして『ワルシュタインⅡ世』ワルモンヌ・ワルシュタインその人よ!!騙して悪いか?騙される方が悪い!!」
「そしてさらばだ!我は!既に!『KOH』を手中にしたも同然よ!!」
 ▼描写2
ワルモンヌは右腕を高く掲げると、叫ぶ。「出ろおおお!!ワルモンヌ17号ぅううう!!」。眩いほどの光が放たれたその時、謎の大爆発が起こる。目を開けると意外にも被害は全くなかった、しかしそこに先ほどまではなかったスーパー級ガーディアンが君臨しているではないか!
 ▼セリフ:ワルモンヌ・ワルシュタイン
「フハハハハハ!これが我が愛機が一つ!『破壊ロボ・ワルモンヌ17号』だぁ!!」
「このまま『KOH』を奪い取ってくれるわ!フハハハハハ!!」
(ここで爆発を聞いた他PC達が合流する)
「…ちょっと待て!こんなに居るとは聞いてないぞ!」
「ええい!全員まとめて叩きのめしてやる!我々は無敵なのだ!!」
「アレッ!?こいつら強い!コンナハズジャナイノニィ!!!」
「クソッ!これは敗走ではない!後ろへの転進なのだぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
(機体から脱出し、自爆する)
◆結末
破壊ロボ・ワルモンヌ17号とその取り巻きロボは自爆し、跡形も無くなった。
戦闘が終わり安堵するキミ達の元に、通信が入る。
「俺はTCPOの刑事、銭形幸一郎だ!助かった!礼を言わせてもらう!」
「ともかく、お前たちは誰だ?事情を聴きたい!降りてきてくれ!」
全員が機体から降り、銭形の元に集まったところでシーン終了。

戦闘配置図1

行くぜッ!怪盗少女!マップ①
赤色:PC1~5初期配置スクウェア          
A-5破壊ロボ・ワルモンヌ17号
A-3 A-7 B-4 B-6 C-5量産ロボ・ワルモンヌ21号

シーン8:集結の戦士たち

シーンプレイヤー:PC2
 ◆解説
PC全員登場。PC達がTCPOと合流し、自己紹介や身の上話をするシーン。
ワルモンヌを撃退した後、来日直後でガーディアン戦力に乏しい銭形はキミ達に協力を正式に依頼することとなる。また、PC5も守秘義務の都合上最後まで付き合ってもらうこととなる。
 ▼描写
ガーディアンから降り「ブラック・クライシス団捜査本部」と書かれた看板が掛けられた部屋に通されたキミ達。泥のように苦いコーヒーを出され、銭形が話し出す。
 ▼セリフ:銭形幸一郎
「先ほどは助かった!恥ずかしながら我々はガーディアンよりも早くイズモに来てしまってな!ガーディアン戦力が皆無だったのでな!お前達が来てくれて良かった!」
「で、だ…お前たちの名前と、どうしてここにガーディアンなんざ持ってきたのか俺に話してくれないか?何人かに協力要請は出したが、こんなに呼んだ覚えはない。」
「あぁ!カミソリ後藤の!あいつは警視庁時代の同期でな!あいつの部下なら百人力ってもんだ!」(PC1に)
「…あの酔っ払いの部下か。いや、TVは少し見た。お前も災難だったな。」(PC2に)
「泰三氏の?あの人には本当に頭が上がらないな。協力感謝する!」(PC3に)
「お前も貧乏くじを引いた口か。申し訳ないが今は少しでも戦力が欲しい。頼りにさせてもらう。」(PC4に)
「演技は奴の常套手段だ。騙されるのは仕方ない。キミには申し訳ないが、この事件の最後まで協力するか、我々に軟禁されてもらう。守秘義務の為だ。すまない。」(PC5に)
「事情は分かった!!我々TCPOは戦力不足だ!お前たちを是非捜査本部の一員として迎えたい!よろしく頼む!」
(PC達が了承した)
「よし!みんな!協力に感謝する!!俺たちでワルシュタインⅡ世を牢屋にぶち込むぞ!!」
 ◆結末
月明かりが差し込む仮設のちっぽけな捜査本部に、活気が宿る。各々事情は違えど、目的はここで一致することとなるのであった。
シーン終了。全員にミッション「ワルシュタインⅡ世の逮捕」を与える

シーン9:情報収集

シーンプレイヤー:PC1
 ◆解説1
PC全員登場。情報収集を行う。情報項目は以下の5つ。情報項目ごとに判定と難易度が指定されている。登場PCは一人2回ずつ情報収集判定を行う事が可能。
PC全員が判定を終えても全ての情報が開示されない場合、全てのPCは1D6点HPを失い、もう一回ずつ判定を行う。この処理は全ての情報が開示されるまで繰り返される。
なお「KOHの伝説」は「KOHと金持泰三」の判定に成功すれば調査可能となる。
 ▼:ブラック・クライシス団(【意思】、難易度10)
ブラック・クライシス団の狙いは美術館に展示中のガーディアン「KOH」を無傷で手に入れる事のようである。彼らの細心の注意は自爆の範囲設定の緻密さから分かることだろう。
 ▼:ワルモンヌ・ワルシュタイン(【理知】、難易度8)
彼女は恐らくそう遠くまでは逃げておらず、近いうちに再度盗みに入るだろう。不自然なのは、彼女の「KOH」に対する執念である。本来飽きっぽい彼女には、自身の趣味ではないクラッシャー級ガーディアンを盗み取る動機は持ち合わせていないはずだからである。
 ▼:KOHと金持泰三(【知覚】、難易度10)
泰三氏は「KOH」を搭乗者から譲り受ける形で手に入れた。本来この機体は譲渡されるような代物ではないが、搭乗者が持病悪化で亡くなる直前に遺族への資金援助を条件に泰三氏に譲られた。と世間では言われている。
 ▼:ワルモンヌ製ガーディアン(【理知】、難易度12)
主にユニオン・スーパー級に分類されるガーディアンであり、基本的にワンオフ機である。
アビス技術も大量のALTIMAも使用していないにも関わらず、加護を使える強力な機体スペックを持っている。欠点として、全力戦闘を一度行うだけで爆散するという特徴を持つ。
 ◆解説2
以下は「KOHと金持泰三」に成功すれば調べることが可能となる。
 ▼:KOHの伝説(【幸運】、難易度12)
「KOH」はかつて世界総合機甲格闘技大会を5連覇した伝説の機体である。必殺技は日光を片手に収束し殴る「神の指拳」。界隈では、この機体が公式戦で一度も4割以上の出力を出した記録が無いことから、異次元の強さを持つ伝説の機体として語り継がれている。
 ◆結末
全ての情報を集めたらシーン終了。

シーン10:慰労!財界の大物現る!

シーンプレイヤー:PC3
 ◆解説
美術館襲撃の一報を受けた泰三が現場を訪れ、労いの言葉を掛けるシーン。
泰三が頑なに展示を強行する理由と、KOHのより詳しい情報をPL達に伝えるシーンでもある。泰三の知り得る情報は此処で全て話して良い。ワルモンヌは泰三のメイドの一人に変装し、再びKOH奪取のチャンスをうかがっている。(シーン2のメイドである。感のいい登場PCには好きな能力で情報収集判定を行わせ、成功すればワルモンヌであることを気づかせても良いが、今回は銭形に出番を譲らせること。)全ての描写を終えた所でシーン終了。
 ▼描写1
一通りの捜査を終え、交代でKOHの夜警を行う事になった捜査本部の一同。現在はキミの担当であり、静寂に包まれる館内でKOHの番をしていた。そんなキミの元に一組の集団が現れる。金髪のメイドにダンディな執事___一時警戒するキミであったが、その警戒は長くは続かなかった。集団の主はキミの雇い主である金持泰三その人であったからだ。
 ▼セリフ:金持泰三
「夜分遅くまで頑張っているようだな、PC3。多くの人に迷惑をかけて申し訳ない…。」
「だが、どうしてもこの展示会は行わねばならん。それが奴…KOHのパイロットの遺言であり、奴との契約でもあるからな。」
「奴は言っていた、拳で戦うのではなくKOHを使って世界中の恵まれぬ子供達を救いたいと。」
「だから私はこの展示会を開き、利益を世界中の戦災孤児たちに届けると誓ったのだ…。」
「…少し感傷に浸りすぎたな。ともかく、頑張ってくれたまえ。」
 ▼描写2
メイドや執事を連れ、私邸へと帰ろうとする泰三氏。丁度その時、警備のシフト交代であったため、銭形と(登場判定に失敗したPC)がキミ達の元に辿り着いた。銭形は当初敬礼を泰三氏に向けていたが、金髪のメイドを見ると鬼の形相になり、投げ縄型手錠をそのメイドに投げつける!メイドは颯爽と手錠をかわし、銭形を睨みつける。
 ◆結末
「うちのメイドに何を!?」困惑する泰三氏、キミ達もそうであったかも知れない。
しかし銭形は確信していた!そして叫ぶ!
「このオレの目を二度も騙せるとでも思ったか!!ワルシュタインⅡ世!!」
シーン終了。

シーン11:究極合体!ウルトラワルシュタイン36!

シーンプレイヤー:PC4(いなければPC1)
 ◆解説
PC全員登場。ウルトラワルシュタイン36を撃退するシーン。戦闘となる。
敵はウルトラワルシュタイン36一体と量産ロボ・ワルモンヌ21号3体、精鋭ロボ・ワルモンヌ22号J型・G型各2体となる。配置は戦闘配置図2を参照。また、今回の戦闘の最初のセットアッププロセスの前に「合体妨害フェイス」を設ける。詳しくは後述「合体妨害フェイスについて」を参照のこと。
メイドに変装していたワルモンヌがKOH奪取のため再び攻撃を仕掛けるシーン。ワルモンヌは自身の最高傑作を持ち込んだため非常に慢心している状態である。そしてその隙がPC達に合体妨害フェイスを与えることとなる。戦闘終了後、ワルモンヌは銭形によって拘束され、捜査本部による取り調べを受けることとなる。敵を全滅させた所でシーン終了。
 ▼描写
金髪のメイドが階段に備え付けられた手すりに飛び乗り、見下ろす形でキミ達に向かい立つ。この光景を!このパターンを!キミ達は今夕体験しているッ!!メイド服が脱ぎ捨てられ、そこには気弱そうな金髪のメイドはおらず、ワルシュタインⅡ世ことワルモンヌ・ワルシュタインが君臨していた!
 ▼セリフ:ワルモンヌ・ワルシュタイン
「いい加減しつこいぞ!とっつぁん!!ストーカーで訴えてやろうか!?」
「そして忌々しいリンケージども!夕方ぶりだな!我、再び見参!!」
「今度は先ほどのようにはいかないぞ!我が最高傑作の力を思い知るがいい!!」
「出でよ!究極合体!ウルトラワルシュタイン36!!」(指を鳴らす。謎爆発。戦闘開始)
「おい!!合体中を狙うのはマナー違反じゃないのか!!プライドは無いのか貴様ら!!」
「畜生!これは高度な柔軟性を維持した臨機応変な戦略の一部なのだ!!」(撃破時)
(ウルトラワルシュタイン36から飛び降り、自爆させる)
 ◆結末
ウルトラワルシュタイン36は爆散し、パーツが美術館の各所にばらまかれる。
夕方のように機体を捨て、逃亡を図るワルモンヌ。しかしリンケージ達との連携を保ち、協力を得た銭形が二度も同じ手を食うはずがなかった。彼はワルモンヌの背中に強烈なタックルを仕掛け、彼女の捕獲に成功する!
逃れようともがくワルモンヌを抑えつつ、銭形は叫ぶ「やらなきゃ意味がない!できませんでした。とはもう言えんのだ!俺は!」やがて部下たちも加勢し、とうとうワルモンヌの捕獲に成功する。シーン終了。
●合体妨害フェイスについて
 ◆解説
ここでは本シナリオのオリジナルフェイス「合体妨害フェイス」について解説する。
合体妨害フェイスでは、行動値順に各PCが二回ずつ、達成値20に対して命中もしくは砲撃判定を行うことができる(この判定に特技・加護は使用できない)。成功した数に応じて、以下のようにウルトラワルシュタイン36のデータを変更して戦闘を行うこと。
成功回数1 FPを-20する。
成功回数2 命中値を-1する。
成功回数3 回避値を-1する。
成功回数4 砲撃値を-1する。
成功回数5 防壁値を-1する。
成功回数6 行動値を-2する。
成功回数7 特技「瞬発行動1」を削除。
成功回数8 命中・回避値を更に-1する。
成功回数9 防壁・砲撃値を更に-1する。
成功回数10 即時に加護「ルドラ」を使用する。(周囲の味方機も攻撃対象とすること)
なお、このフェイスはGMの裁量次第でデータの変更を行うもしくはスキップしてもよい。
時間が押している時等はスキップしてしまうのも一つの手であろう。
合体の浪漫を尊守するもよし、そんなもの知るかとお約束無視もよし。GMとPL次第だ。

戦闘配置図2

行くぜッ!怪盗少女!マップ②
赤色:PC1~5初期配置スクウェア          
C-1 C-9精鋭ロボ・ワルモンヌ22号G型 
D-5ウルトラワルシュタイン36
E-4 E-5 E-6 F-5量産ロボ・ワルモンヌ21号
E-1 E-9精鋭ロボ・ワルモンヌ22号J型

シーン12:人情!涙の取り調べ!

シーンプレイヤー:PC5(いなければPC1)
 ◆解説
PC全員登場。情報収集を行う。情報項目は以下の5つ。情報項目ごとに判定と難易度が指定されている。登場PCは一人2回ずつ情報収集判定を行う事が可能。
PC全員が判定を終えても全ての情報が開示されない場合、全てのPCは1D6点HPを失い、もう一回ずつ判定を行う。この処理は全ての情報が開示されるまで繰り返される。
銭形と共にワルモンヌの調書を取るシーン。全ての描写を終えた所でシーン終了。
 ▼描写1
ワルモンヌ逮捕後、彼女への尋問は長時間に渡り続けられていた。時たま罵声が響き渡るかに思えば、優しい慰めの声が聞こえてくることもある。しばらくすると、取調室の中から疲れた顔の銭形が出てくる。
 ▼セリフ:銭形幸一郎
「ダメだ…ワルシュタインの奴、何を言っても黙秘を貫きやがる。」
「今まで何度も奴を捕まえてきたが、こんなことは初めてだ…!」
「お前達から話を聞いてみてくれないか?オレ以外になら奴も話すかもしれん。」
 ▼セリフ:ワルモンヌ・ワルシュタイン
「・・・・・・・・我は何も話さんぞ。」(以降情報収集判定を行う。)
 ◆情報取集項目
▼:何故「KOH」を狙うのか?(【幸運】、難易度8)
「アレはそもそも父上の最高傑作うちの一つ『Knight Of Honor』に間違いないのだ!」
「どこの馬の骨か分からんが、父上の機体は我が所有すべき、そう!我は相続に来ただけなのだ!」
「盗人は我ではなくあの金持とかいうオッサンなのだ!ハイ論破ァ!!」
▼:こんな短いスパンでどうしてまた盗みに入れた?(【体力】、難易度10)
「無論、元々作ってあった我の最高傑作『ウルトラワルシュタイン36』を秘密研究所から引っ張り出してきたからなのだ!」
「遠隔操作可能なあの機体を貴様らに敗北した後直ぐに呼び寄せた!それがあの再攻撃のカラクリというわけだ!」
「…まぁ貴様らに木っ端みじんにされたせいで、もう我の機体は無いがな!ふざけんな!」
 ▼:銭形とは長い付き合いなのか?(【知覚】、難易度10)
「とっつぁんか…奴とは父上の代からの因縁でな…」
「どうも父上はとっつぁんの大学の後輩だったらしくてな、仲が良かったらしい。」
「そんな父上が華麗なる世界征服を企んで以降、とっつぁんは父上を改心させようと警視庁からTCPOに移り、我々を追い続けている、というわけだ。しつこい奴め!!」
◆:解説2
以下の情報項目は前3つの情報項目の判定に成功すれば調べることが可能になる。
▼:『Knight Of Honor』ってどんな機体?(【理知】、難易度12)
「父上の造りし最高のスーパー級ガーディアンだ!高い再生能力と格闘能力を持ち、接近戦では無類の強さを誇ると『ワルシュタイン一世秘伝書』には記されているのだ!」
「我があの機体に乗りさえすれば貴様らなどけちょんけちょんなのだ!!」
 ▼:そもそも「KOH」はどういう経緯で元搭乗者に渡った?(【意思】、難易度14)
「それは父上がローレシアに特殊金属を探していた時に、命を救われたことが理由らしい。」
「水と食料が無くなり、もはやこれまでという時に、KOHの搭乗者となる男が水と食料を分け与え、回復するまで面倒を見てくれたそうだ。」
「元々貧しく、病弱であったにも関わらず助けてくれたその男に感服した父上はその場でKOHを設計・開発・組み立てまで行い、男にプレゼントしたそうだ。」
「その男が持つならまだしも、あの豚みたいなオッサンが持つとか我認めんもん!!」
(全ての情報が出きった)↓
 ▼セリフ:ワルモンヌ・ワルシュタイン
「もう全部吐いたぞ!我お腹すいた!カツ丼食べたい!!」
 ▼描写2
ワルモンヌを乗せた護送車が刑務所に向かい走り出す。ワルモンヌの野望を阻止することは出来たが、その代償は大きかった。美術館の特別展示ブースが崩壊寸前までダメージを受けてしまったのだ。TCPO、金持氏、鳳市の三者を交えた会議により、明朝KOHを鳳市第二美術館へと移送し、そこで展示を続行することが決定した。また、TCPOから派遣されたガーディアン部隊が正午前には到着するとの旨が銭形から伝えられた。
 ◆結末
銭形よりキミ達に最後の任務が言い渡される。KOHを無事に鳳市第二美術館へと移送すること。それさえ終えればTCPOへ警備の引継ぎが行われ、キミ達の任務も完了となるだろう。シーン終了。

シーン13:戦慄!夜明けのプレリュード!

シーンプレイヤー:PC4
 ◆解説
KOHを鳳市第二美術館に移送する道中のシーン。登場PCは銭形の運転する車の中でKOHを見張っている。この間ワルモンヌはウルトラワルシュタイン36の残骸を利用し脱獄。
そのままトレーラーを襲撃し強引にKOHに乗り込むこととなる。
全ての描写を終えた所でシーン終了。
 ▼描写1
キミ達は銭形の車に乗り込み、KOH移送用トレーラーと共に海岸線沿いを走っていた。
水平線付近は仄かに明るくなり始めており、徐々に海が煌めき始めているのが分かる。
トレーラーが鳳レインボーブリッジに差し掛かったあたりで、銭形が口を開く。
 ▼セリフ:銭形幸一郎
「今回、本当にお前達には助けられた。感謝しても、し足りないくらいだ。」
「もしTCPOのガーディアン隊が定刻通りに到着していても、ここまでスムーズにワルシュタインの奴を逮捕することは叶わなかっただろう。ありがとう…ありがとう!」
(ここで好きな能力で情報収集判定を行う。難易度は8。成功したPLは美術館に散らばったウルトラワルシュタイン36の残骸がまだ動く可能性に気づく)
「!?そうだ!あの機体は合体機だ!残骸1つ1つが自立したガーディアンとして機能してもおかしくない!オレとした事が!完全に失念していた!」
 ▼描写2
銭形の車に備え付けられた無線に通信が入る。内容はワルモンヌが遠隔操作型の小型ガーディアンを利用し、護送車から逃げ出したという内容であった。
銭形の号令の下、警戒態勢へ移行する一行。しかし時すでに遅し、先行していたトレーラーが急停車する!タイヤが何者かによって破壊されたのだ!小型ガーディアンを操り、トレーラーに積まれたKOHに迫る金髪の少女をキミ達は知っている!ワルモンヌだ!ワルモンヌはガーディアンから飛び降り、手慣れた様子でKOHのコックピットを開き、そのまま乗り込んでしまう。
 ◆結末
KOHのツインアイに光が灯る。ゆっくりと立ち上がるKOHの後ろから朝日が差し込みまるで機体が黄金に輝いているかのようである。怪盗少女が勝ち誇るように叫ぶ。
「遂に手に入れたぞ!KOH!」 シーン終了。

クライマックスフェイズ

シーン14:行くぜッ!怪盗少女!

シーンプレイヤー:PC1
 ◆解説
PC全員登場。KOHに乗り込んだワルシュタイン二世と戦闘になる。
敵はKOH1体と精鋭ロボ・ワルモンヌ22号J型G型2体ずつ配置は戦闘配置図3を参照。
KOHに乗り込んだワルモンヌを食い止めるため、鳳レインボーブリッジ上で戦闘が繰り広げられるシーン。ワルモンヌは昨晩のように慢心せず、フルパワーでKOHを操りPC達に襲い掛かってくる。ワルモンヌは父を過剰に尊敬しているため失念しているが、KOHはワルシュタイン製である為例に漏れず全力での戦闘終了後、自爆する。KOHのFPをゼロにした時点で戦闘終了となる。
 ▼描写1
金色に輝く「KOH」。想像を絶するAL粒子の出力のせいか、空間を歪め、朝日をレンズのように収束させているようだ。KOHは隙の無い構えを取り、右手に徐々に光を集めていく。
それは間違いなくかつて世界を制したKOHの必殺技「神の指拳」だ!
 ▼セリフ:ワルモンヌ・ワルシュタイン
「三度(みたび)会ったな!我が覇道に立ちはだかるリンケージ達よ!」
「そして認めよう!貴様らは強い!よって、わが父の作りし最高傑作KOHの全力を持って、我は貴様らの強さに敬意を表することにしよう!」
「これ以上の問答は不要だ!!喰らえ!必・殺!!!ワルモンヌ流『神の指拳』!!」
(戦闘開始)
「無駄だァ!この機体には自動修復機能がある!!フハハハハハ!!」(被弾時)
「グッ…!だが大破級のダメージでも出力最大のKOHならばッ!!」(戦闘終了時)
 ▼描写2
キミ達は確実にKOHを撃破できるだけのダメージを与えたはずであった。しかしKOHは鈍い音をあげながら再生しようとしているではないか!ワルモンヌが勝ち誇ったように笑い、再び神の指拳を放とうとしたその時である!突如、KOHのツインアイから立体映像が展開される。映像には痩せこけたサル顔の男が映し出されていた。
その姿を見たワルモンヌと銭形は絶句し、呟く。
「お父様…!?」(ワルモンヌ)「ワルシュタイン!?」(銭形)
 ▼セリフ:ワルシュタイン一世
「俺の名前はワルシュタイン一世。神出鬼没の大泥棒…だった男だ。」
「この映像は録画を垂れ流しているだけだ。この映像が出るであろう頃には俺はお陀仏だろうから、苦情は地獄に頼むぜ?」
「さて、単刀直入に言う。この機体はもうすぐ自爆する。」
「自爆する原因?フルパワーで動くと何故かそうなっちゃうのよね。俺にも分からん。」
「流石に俺の命の恩人に渡す機体としてマズイとは思ったけどさ、時間が無くてそこまで手が回らなかった。本当に申し訳ない。」
「あ・もうダメそう。娘に宜しく伝えといて?」
 ◆結末
KOHから七色の極光が放たれ、大爆発を起こす。加護並みの威力を孕んだそれに鳳レインボーブリッジが耐えきれるはずもなく、崩壊していく。崩壊が収まり、穏やかな朝日に包まれた水面には、黒焦げアフロになり気絶したワルモンヌが浮かんでいた。シーン終了。

戦闘配置図3

行くぜッ!怪盗少女!マップ③
赤:PC1~5初期配置スクウェア      
B-6 KOH
B-2 E-8精鋭ロボ・ワルモンヌ22号J型
E-1 F-2精鋭ロボ・ワルモンヌ22号G型
◆戦闘プラン
戦闘開始後KOHは瞬発行動2を使用し武装「神の指拳」による攻撃を行う。
この時同時に特技「剛打2」と加護「ヘル」「ヘル」「ヘイムダル」を使用すること。
その後は「神の指拳」が使える場合は「神の指拳」でそうでなければ最も近い敵に接近し、攻撃を行う。
精鋭ロボ・ワルモンヌ22号J型は、FPが高いPCを優先的に砲撃する。
精鋭ロボ・ワルモンヌ22号G型は最寄りのPCを優先的に攻撃する。
また③④はKOHに対してカバーアップを行ってはならない。
また④の内一体に加護「ミューズ」を持たせ、爆散した直後のイニシアチブプロセスに使用した扱いにすること。「ミューズ」の対象は必ず「KOH」にすること。

エンディングフェイズ

シーン15:そして一週間後

シーンプレイヤー:マスターシーン
 ◆解説
戦闘終了後、一週間が過ぎたシーンとなる。昼の情報番組の体でその後のワルモンヌの処遇をPL達に説明するシーンである。全ての描写が終わった所でシーン終了。
 ▼描写
鳳市警ガーディアン隊の真新しいテレビには、変わらぬいつもの情報番組が映し出されていた。あれから一週間。番組ではワルモンヌの逮捕・裁判特集が連日放送されていた。
 ▼セリフ:美人アナウンサー&チトセ・ウィル・ナスカ
「…さて、ワルシュタインⅡ世の逮捕劇から一週間。今日裁判の結果が発表されました。」
「判決は『KOH修復作業及び禁固3年及び三千億円の損害賠償』この結果をどう受け止めますか?チトセ司令。」
「妥当なものである、と小官は判断致します。あれだけの騒動にも関わらず死傷者は0。鳳レインボーブリッジ崩落と『KOH』爆散はかなりの損害ではありますが彼女の技術とフォーチュン鳳市部の全面協力もってすれば2週間も使わずに元に戻せるでしょう。」
「なるほど。先週とは異なり、非常に知的かつ頼もしいコメントですね?」
「あれは私の外見を模したアンドロイドですので。アレの実地テスト中に発生した誤作動が世間の皆様に非常に強い不快感を与えたことを改めてお詫び申し上げます。」
「そうだったんですね…。失礼しました。さて、CMの後は特集です。ヴォルフ共和国技術開発局のスタッフの一人が、美少女かつ天然すぎるスターゲイザーとしてSNS上で話題を呼んでいます。詳しくは90秒後。」
 ▼結末
その後は取り留めのない話題が流れ、鳳市には日常が戻ることとなるだろう。シーン終了。

シーン16:Right Stuff

シーンプレイヤー:PC1
 ◆解説
PC1のエンディング。
 ▼描写
昨日設置された新型のテレビで情報番組が流れる中、鳳市警ガーディアン隊の面々は幸せを享受していた。先週のワルシュタインⅡ世の逮捕の功績が認められ、待遇が大幅に改善されたのだ。
 ▼セリフ:モブ同僚
「ガーディアンの完璧な整備状況!エアコン使い放題!詰所がこんなに豪華に!それもこれもPC1が大物を捕まえてくれたおかげだ!」
「これはあたし達も負けてられないわね…!」「本庁の連中の掌はどうなってんだか」
 ◆結末
詰所に非常ベルが響き渡る、ガーディアン犯罪の発生だ!キミ達は愛機に乗り込み、犯罪者どもを捕らえに出動する。シーン終了。

シーン17:信頼回復の宴

シーンプレイヤー:PC2
 ◆解説
PC2のエンディング。
 ▼描写
「ひるナビ!」放送終了後、フォーチュン鳳支部には応援のコメントや謝罪の手紙が大量に届けられていた。キミはチトセ主催「無事に不祥事をごまかせた祝い」大宴会、その主役としてコタロウから接待を受けていた。
 ▼セリフ:天龍コタロウ
「…何とかバッシングは収まった。デカい貸しを作っちまったな、PC2。」
「ま・お互い苦労したなってことで。一杯どうよ?」(缶チューハイを差し出す)
「酒癖の悪い女上司に乾杯!!」
 ◆結末
白昼に繰り広げられる大宴会。乱痴気騒ぎ___主にチトセだが___の様子を見ながら、キミは苦労の後の酒の味に舌鼓を打つ。シーン終了。

シーン18:契約満了

シーンプレイヤー:PC3
 ◆解説
PC3のエンディング。
 ▼描写
ワルモンヌ逮捕後、破壊された「KOH」の修復は泰三氏所有の研究所で行われていた。
当然、ワルモンヌは首輪をつけられつつ作業に協力しており、その様子を泰三氏とキミは見学していた。
 ▼セリフ:金持泰三
「今回の任務、ご苦労だった。PC3。契約完了の報酬は後日振り込む。」
「確かに『KOH』は爆散した。だが騒動で多くの募金が集まった。奴の遺言は果たしたと考えてよい、と私は思う。」
「今後も私の護衛として、頼りにさせてもらうぞ?PC3。」
 ◆結末
臨時収入も手に入れ、この良客との雇用関係は益々有益になったであろう。シーン終了。

シーン19:悪夢再び

シーンプレイヤー:PC4
 ◆解説
PC4のエンディング。
 ▼描写
いつもと変わらぬ昼食時の食堂。見事任務を成し遂げたキミは少し豪華なランチを同僚から奢られ、労いを受ける。それで終わるはずであった。「ひるナビ!」に再登場したチトセの発言が無ければ。
 ▼セリフ:矢車コウゾウ
「フォーチュンの全面的な協力だとォ!分かりやすい点数稼ぎをしおって!」
「我々からも人員を出す!メンバーの選出を1300までに行う事!以上!」
 ◆結末
副指令が再び無言でくじを取り出す。流石に同情したのか、今度はキミにくじを最初に引かせてもらえるようだ。キミは運命のくじを引き、そして____。シーン終了。

シーン20:スカウト!怪盗少女よ永遠に!

シーンプレイヤー:PC5
 ◆解説
PC5のエンディング。他PCのエンディングからさらに1週間後のシーンとなる。
自宅ないしは拠点にいることを想定している。
 ▼描写
「ブラック・クライシス団」の騒動から二週間。キミは日常に戻りつつあった。あの怪盗少女との出来事が過去の物となりかけていたその時、キミに一通の手紙が届く。差出人の名前は「ルーシュ」となっていた。
 ▼セリフ:ルーシュ(ワルモンヌ・ワルシュタイン)
「久しぶりだな!我だ!この手紙が届くころには我は大脱獄を果たし、お前の自宅に向かっている頃であろう。」
「我はルーシュを名乗りお前に助けられた。その恩を我の仲間として迎えることで報いようと思う。お前は強いからな!間違いなく即戦力だ!」
「父上の機体もまだ不完全だった…これから更に忙しくなるぞ!PC5!共に頑張ろう!」
 ◆結末
手紙を読み終わるや否や、部屋の壁が破壊される!そこには巨大な四本腕のアウトレイジ級ガーディアン、そしてその肩に君臨する怪盗少女___ワルモンヌがいた。
「フハハハハハハハハ!!我だよ!!」 シーン終了。

エネミーデータ一覧

■破壊ロボ・ワルモンヌ17号

種別:ガーディアン(スーパー)
レベル:10  サイズ:M
体:15/+5 反:12/+4 知:15/+5 理:9/+3 意:9/+3 幸:6/+2
命:8 回:6 砲:8 壁:8 移:2 行:6 FP:130 EN:50  
主武装:ワルモンパンチ
攻:<殴>+20/白兵(8) C値12 対:単体 射程:0 防:斬8/刺4/殴10/炎8
特技:「ライバル属性」「攻撃強化2」「攻撃力上昇2」「シールドガード20」
■改造
 PCの人数が4人以下の場合は、破壊ロボ・ワルモンヌ17号のデータを以下のように変更する
PCが4人の場合
 ・破壊ロボ・ワルモンヌ17号のFP-20  
PCが3人の場合
 ・破壊ロボ・ワルモンヌ17号のFPをさらに-20  

■量産ロボ・ワルモンヌ21号

種別:ガーディアン(スーパー)
レベル:5(モブ) サイズ:M
体:9/+3 反:4/+2 知:9/+3 理:4/+2 意:9/+3 幸:3/+1
命:6 回:12 砲:6 壁:12 移:2 行:5 FP:60 EN:25  
主武装:斬鉄剣
攻:<斬>+15/白兵(6)  C値12 対:単体 射程:0 防:斬4/刺2/殴4/炎2
特技:「イベイジョン」「攻撃強化1」「ミサイル15」
◆「ミサイル15」
判定値:6 C値:12 難易度:対決 射程:3~4 代償:EN25
解説:マグナム型の拳銃から繰り出される巨大なミサイル。
設定:ワルモンヌが配下に配るために作った量産型のガーディアン。
   耐久力こそあるが性能はお察し。

■ウルトラワルシュタイン36

種別:ガーディアン(ユニオン/スーパー)
レベル:15 サイズ:L
体:18/+6 反:18/+6 知:15/+5 理:18/+6 意:15/+5 幸:6/+2
命:14 回:12 砲:12 壁:10 移:3 行:12 FP:250 EN:30 
主武装:ウルトラワルモンパンチ
攻:<殴>+30/白兵(10)  C値12 対:単体 射程0   
防:斬/10刺5/殴10/炎/10
特技:「ライバル属性」「瞬発行動1」「特殊武装(砲撃)50:光」「攻撃力上昇2」
   「攻撃強化2」「シールドガード30」
◆特殊武装(砲撃)30:光
判定値:10 C値:12 難易度:対決 対象:放射3 射程:0 代償:25EN  
ダメージロール:<光>4D6+30
解説:36機のジェネレータから生成される絶大なエネルギーを一気に放出する必殺技
   本人はこの技を「ウルトラクライシスビーム」と名付けている。
   この特技で実ダメージを与えた場合、更にマヒを付与する。
◆加護 □ルドラ(合体妨害フェイス以外では使用しないこと)
合体妨害フェイスを適用した場合、データ変更はP17を参照のこと。
■改造
 PCの人数が4人以下の場合は、ウルトラワルシュタイン36のデータを以下のように変更する
PCが4人の場合
 ・ウルトラワルシュタイン36のFP-40  
PCが3人の場合
 ・ウルトラワルシュタイン36のFPをさらに-40  

■精鋭ロボ・ワルモンヌ22号J型(Type-JIGEN)

種別:ガーディアン(スーパー)
レベル:5 サイズ:M
体:9/+3 反:4/+2 知:9/+3 理:4/+2 意:9/+3 幸:3/+1
命:8 回:8 砲:12 壁:12 移:2 行:12 FP:75 EN:25  
主武装1:ワルサーWA2000
攻:<炎>+25/砲撃(12)  C値11 対:範囲1 射程:3~6 
主武装2:S&W M19コンバット・マグナム
攻:<殴>+15/砲撃(12)  C値11 対:単体 射程:1~2 
防:斬0/刺0/殴6/炎6
特技:「攻撃強化1」「鬼才11:砲撃」「移動狙撃」
設定:狙撃・銃撃戦に特化したワルモンヌ製ガーディアン。
  かつてのワルシュタインⅠ世の仲間の一人をモチーフに設計された。
   特に狙撃においては一線級の性能を持つ。ただし戦闘終了後には自爆する。

■精鋭ロボ・ワルモンヌ22号G型(Type-GOEMON)

種別:ガーディアン(スーパー)
レベル:5 サイズ:M
体:9/+3 反:4/+2 知:9/+3 理:4/+2 意:9/+3 幸:3/+1
命:12 回:12 砲:8 壁:8 移:3 行:12 FP:75 EN:25  
主武装1:燃えよ斬鉄剣
攻:<炎>+25/白兵(12)  C値11 対:単体 射程:0 
主武装2:空裂斬
攻:<斬>+15/射撃(12)  C値11 対:単体 射程:1~3 
防:斬8/刺2/殴2/炎0
特技:「攻撃強化1」「鬼才11:白兵」「シールドガード10」
設定:近距離戦闘に特化したワルモンヌ製ガーディアン。
   かつてのワルシュタインⅠ世の仲間の一人をモチーフに設計された。
   特に斬鉄剣・真打による攻撃は真空波を生み出すレベルである。
   ただし戦闘終了後には自爆する。

■KOH

種別:ガーディアン(クラッシャー)
レベル:18 サイズ:M
体:18/+6 反:15/+5 知:18/+6 理:15/+5 意:18/+6 幸:6/+2
命:13 回:8 砲:13 壁:8 移:4 行:18 FP:450 EN:60  
武装1:黄金の右
攻:<殴>+35/白兵(12) C値12 対:単体 射程0
武装2:幻の左
攻:<殴>+30/白兵(12) C値12 対:単体 射程1~2
武装3:神の指拳
攻:<光>+45/白兵・突撃(12) C値10 対:3幅突破6 射程:0 代償:EN40
防:全て0
特技:「ライバル属性」「瞬発行動2」「攻撃力上昇2」「攻撃強化2」「剛打2」
   「自動回復6:EN」「急速再生2:FP」「加護強化20:ヘル」
◆加護
 □ヘル   □オーディン   □ヘイムダル  □エーギル        
 □ヘル   □オーディン   □ヘルモート  □ブラキ
 □トール  □ヘイムダル  □フツノミタマ □タケミカヅチ  
設定:ワルシュタインⅠ世が命の恩人の為に作ったクラッシャー級ガーディアン。
   最高傑作の1機というだけあり、再生能力・格闘能力に特化した非常に強力な機体。
   一方で自身の宿命からは逃れられなかったようで、最大出力を出すとオーバーヒートを起こし、爆散してしまう。
   実は出力の6割が再生能力のリソースに割かれているため、普通に格闘戦をするだけなら問題ない。
   これが「KOH」連勝の秘訣である。
■改造
 PCの人数が4人以下の場合は、クライマックスのデータを以下のように変更する
PCが4人の場合
 ・KOHのFP-75  ・加護から「エーギル」「ヘイムダル」を削除
PCが3人の場合
 ・KOHのFPをさらに-75  ・加護から「トール」「ミューズ」「ヘルモート」を削除
 ・KOHの特技「急速再生2:FP」を「急速再生1:FP」に変更する。

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