2019年10月23日更新

初音ミクTRPG『呪いの舞台』

  • 難易度:★★|
  • 人数:3人~4人|
  • プレイ時間:8時間以上(テキストセッション)

あらすじ
PCたちは1人のNPCと共にとある山へと向かいます。(山へ行く理由はレジャー、ノイズからの依頼など自由に設定してよい)その山で行動を共にしていたNPCが行方知らずとなってしまいます。NPCを探すうちにPCたちは山奥の館へと足を踏み入れます。そこは巨大なココロスケープとなっており、PCたちは館へと閉じ込められます。そこから脱出するために館を探索します。このシナリオはマルチエンディングとなっており、PCたちの行動によってエンディングが変わります。行動によって元凶であるオトクイを倒すことができます。また、このシナリオにはキャラロストの可能性があるため注意してください。

335

2

ストック

0

コメント

使用楽曲
・Bad∞End∞Night(ひとしずく×やま△様sm16702635)
・Crazy∞NighT(ひとしずく×やま△様sm18382294)
・Twilight∞NighT(ひとしずく×やま△様sm20081073)
・EveR∞LastinG∞NighT(ひとしずく×やま△様sm24438970)


ゲームの準備
PCは継続キャラでも新規キャラでもどちらでも構いません。PCによって難易度を調節してください。基本的な難易度は初期作成キャラに合わせてあるので、サンプルキャラクターでも十分遊べます


間奏とタイム
このシナリオのタイムは〔[6-PCの数]×3〕となります。PLのプレイ傾向によって増減しても構いません
間奏はルールブックp.200の記述通り休憩とナンバーの使用が行えることに加え、「偵察」コマンドを選択できます
タイムが0になった際の処理はPCの行動によって変化するため、“エンディングの処理”にて詳しく記述します
「偵察」コマンド : タイムを1消費することで館の住人がどこにいるのかがわかります


リトライ
リトライは特定のエンドのみ可能です


導入フェイズ
山岳で行方知らずとなった友人を探しに来たPCたちは、いつの間にか古めかしい館へとたどり着きます。館から遠ざかろうとしても同じ場所へとたどり着きます。館へ足を踏み入れようとするとオトダマからこの館はココロスケープとなっていることを告げられ、自分たちがこの空間に囚われていることに気が付きます

オトダマはこの巨大なココロスケープでは何が起きるかわからないことを感じ取り、PCたちへ不用意な行動を慎むよう告げます
*説明サンプル(ミクの場合)
「このココロダンジョン…普通じゃありません…!」(少し怯えたように)
「下手をするとこの空間に引き込まれて出られなくなるかもしれません。強硬な手段は取らないよう注意しましょう」

館に入ると、館のメイドと執事がPCたちを快く迎え入れます

*サンプルセリフ(執事orメイド)
「おやおや…どうされましたか?こんな夜更けに…」
「夜の山は危険ですよ。さぁ、おあがりください。旦那様はとても懐の深いお方ですので、きっと快く迎えてくれるでしょう」

PCの誰かがメイドと執事の心理を探るような行為を試みた場合、その行動はどこか演技めいていることがわかります
館には主人とその夫人、お嬢様が待ち受けており、道に迷ったPCたちを館に宿泊させてくれます
PCたちがどう行動しようと館の住人は笑顔を浮かべて振舞います。また、NPCを見たかどうか尋ねても見ていない、知らないと答えます
メイド(執事)がPCたちを部屋へと案内し終えた場面から館の探索に移ることができます


探索の注意点
*エリア移動について
この館はエリア1~4まで存在し、自由に行き来ができます。ただし、各エリアにはシーンごと、ランダムに館の住人が存在し、PCたちを妨害します
*館の住人について
《イベント1》が発生するまでは、館の住人は鉢合わせたPCに対して探索の妨害(必要成功度に+1)しか行いません
出現場所はダイスによってランダムに配置されます
*《イベント1》が発生した後の館の住人について
基本的には館の住人が配置された場所は探索を行うことができなくなります。また、「偵察」を行わず、エリアの住人と出くわしてしまうと、そのたびに《[クエスト] : 館の住人から逃げ出せ!》が発生します(クエストに挑戦することもできません)
*クエストについて
このシナリオではクエストのリトライに何度でも挑戦できます。ただし、挑戦の為にはタイムを1つ消費する必要があります
*このココロスケープについて
ここは“館”が作り上げた異空間です。館は迷い込んだ数人のココロのウタを奪わず、この地に縛り付けることによって通常よりも強力なココロダンジョンを作り上げ、より多くのココロのウタを集めていたのです。さらにオトクイすらも取り込み、縛り付けココロのウタを喰らい、館を守るための駒としています。この地に囚われた人々は七人岬のように、新しく迷い込んできた人間を取り込むことによって館から脱出することができます。ですので、館の住人は迷い込んだ人を取り込もうと必死になっています


エリア一覧
エリア1(大広間)
館の大広間になります。部屋には“大きな古時計”、“長机”、“館の住人の人数+1個の椅子”が配置されています。
[クエスト] : 探索
判定【技術】 必要成功度 : 2以上
達成 : 大きな古時計の文字盤を調べてみると時計の針が妙な形をしていることに気が付く。取り出してみると長針は鍵のような形を、短針は鋭く、ナイフのような形をしている。そして、文字盤の裏から一枚の小さなメモがヒラリと落ちてきた
*[時計の長針]と[時計の短針]を手に入れる
*[誰かのメモ2]を手に入れる


エリア2(客室)
PCたちに用意された客室とは別の部屋。一つだけ使い古された部屋があり、その中を探索することになった
[クエスト] : 探索
判定【頭脳】 必要成功度 : 2以上
達成 : くまなく調べたところ、ベッドの下から地下へと続く入り口を見つけた。しかし、鍵がかかっているようで、中に入ることができない。扉に小さなメモが挟まっていた
*[誰かのメモ1]を手に入れる

《[時計の長針]を所持している》
持っていた時計の長針がカギ穴にはまりそうだ。鍵を差し込むとカチリと鍵が開く音がし、扉が開く(エリア5へ進むことができるようになる)


エリア3(書庫)
※このエリアにある本は“シナリオ”といい、これからこの館で起こることを事細かく書かれている
天井まで届くほどの本が詰まった、まるで国立図書館のような書庫。…なぜか異様な雰囲気が漂っている
[クエスト] : 探索
判定【霊力】 必要成功度 : 1以上
達成 : 本棚の一角、異様な雰囲気を放っていたものの正体が分かった。丁寧に装丁された古びた本。羊皮紙でできたそれは触れるだけで冷汗が噴き出す。本を本棚から取り出すと、小さなメモも挟まっていたようだ、はらりと足元に落ちる
*[誰かのメモ3]を手に入れる
…君達は恐る恐るその本のページをめくる(“本について”をPLに公開する)

・本について
タイトルは『呪いの館』、まるで舞台のシナリオのようだ。そのページをめくると鉄臭く赤黒い文字が目に飛び込む。その内容を読んだ君たちは驚いた。その本には君たちのこれまでの行動がつぶさに書き込まれていたのだ。まるで、舞台の台本のように…しばらく読み進めていると、“短剣を手にした君(PCの内の誰か)が館の住人を斬りつけ、血塗れになる様が描かれていた”のだ
その本は持ち出そうとするとまるで石のように重くなる。どうやらこの書庫から持ち出すことは出来ないようだ
※ここでPLが「ページを破る」と提案すれば、以下のアイテムが手に入る
このシナリオ通りに進めないようにする。それはこのページを破いてしまうことだ。君はBadEndのページを破り取った
*[BadEndのページ]を手に入れる


エリア4(談話室)
※この館は全体に結界が張られており、脱出するにはシナリオに[Endingへ導く羊皮紙]を差し込まなくてはならない
おしゃれな調度品と落ち着いた色使いの部屋、レンガ造りの暖炉がとても印象的。この暖炉を登っていけば、館から脱出できるかもしれない。しかし、見えない力に閉ざされ進むことができない
[クエスト] : 探索
判定【武勇】 必要成功度 : 2以上
達成 : どうやらこの障壁はオトダマと共鳴して発するココロのウタに反応しているようだ。ココロのウタを響かせれば、この障壁を破ることができそうだ。ただ、障壁を完全に破るにはまだ何か足りないようだ…


エリア5(秘密の地下)
地下へと続く石造りの長い階段…手持ちのわずかな明かりを頼りに奥へ奥へと進んでいく。やがて、監獄を彷彿とさせる木製の扉が現れる。力の限り押すと、ミシミシと音を立ててゆっくりと扉が開く
……うっすらと死臭の漂う部屋、そこには敷き詰められるように置かれた大量の“棺”があった
すると不意に、ドンドンと内側から蓋をたたく音が聞こえる。鍵のついたそれをこじ開けると行方不明になっていたNPCが閉じ込められていた。話を聞くとこの館に迷い込み、いつの間にかこの棺に閉じ込められていたようだ
*PC全員がこのNPCに対して想い人を取得する
ふと、大量の棺、その中の一つ、蓋の少し空いた棺が目に入る。そっとふたをずらし、中を見てみると…朽ち果てた骸骨が収められていた。ボロボロの服のポケットから隠すようにしまわれていた紙の切れ端が目に留まる。そっと取り出してみると、少し色あせた羊皮紙と、小さなメモが入っていた
*[Endingへ導くページ]を手に入れる
*[誰かのメモ4]を手に入れる
※ここでいずれかのエリアのクエストで成功度4以上を出している。もしくは、PLが「棺の中をさらによく調べたい」と提案すれば以下のアイテムも取得する
ふと、ボロボロの遺体、その手の部分が気になる。何かを強く握りしめているようだった。破れないように慎重に、そっと取り出すとそれは、小さなメモだった
*[誰かのメモ5]を手に入れる


エリア6(異空間)
※このエリアには《イベント5》が発生していないとたどり着けません
この空間に足を踏み入れるとこのココロスケープを作り出したオトクイ、“刻の支配者(クロノス)”へとたどり着けます。彼女はまるで球体人形のような容姿をしており、館に囚われた人々を操ってPCたちへと襲い掛かります

異空間へと足を踏み入れた君達。四方が暗闇に包まれた異空間。その先、闇に溶け込むような黒いドレスを纏った女性の姿を目にする
?「フフ…まサかココの存在に気ガ付くとは……ネ」
?「アタシの“舞台(ショー)”を台無しにシた覚悟はできテいるのでしょうネ?」
クロノス「我ガ名は刻の支配者(クロノス)。まァ、ここで名乗っテも意味ないノだけどネ。なぜナら…アナタたちはこコでアタシに敗レ、再びこの舞台ノ役者へと還るノだかラ!」
《決戦フェイズへ移行》


《館の住人の行動》
館の住人はシーンごとに移動し、各部屋に配置されます。PC側には住人の居場所は伝えない。配置される場所はダイスによってランダムに決定しますが、状況によってGMが選んでもよい
住人の居場所は間奏で“偵察”を行うことによって公開されます
※なお、最初のシーンではエリア1に配置を固定します


【居場所表(イベント1発生前)1D6】
1. エリア2
2. エリア3
3. なし
4. エリア4
5. エリア1
6. なし

【居場所表(イベント1発生後)1D6】
1. エリア2
2. エリア3
3. なし
4. エリア4
5. なし
6. エリア5


[誰かのメモ]内容一覧
[誰かのメモ]は手に入れると同時にフレーズも手に入れることができます

*[誰かのメモ1]
「この館に迷い込んでしまった。一目見た時からただの館じゃないとは思っていたけど、まさかベッドの下から地下への入り口に続いているなんて思いもしなかった。でも、鍵がかかっていて開かないみたい。鍵を探さなきゃいけない…そういえば、大広間の“あれ”は普通と違っていたような…?」
聞こえてくるフレーズ : 「君が主役のCrazyNight 台本通りに進むのかい? 今宵はどうなる?Ending 全てはそう、君次第さ」
パラグラフ1
Lv1 : 「全てはそう、君次第さ」 属性 : 緑 【攻撃】 《愛》
パワー : 4  威力 : 3  耐久度 : 10


*[誰かのメモ2]
「この時計の針、形が普通とはちょっと違う。時計は時を刻むもの。だったらこの時計の針も何かを“刻む”ためにあるんじゃ?でも、一体何を刻めばいいのかしら?正しいものを刻まなければ真実は見えない…?」
聞こえてくるフレーズ : 「『盗まれた紙は…』 『鋭く光る【短針】は…』 『何処にあるのでしょう?』 『一体、【何】を刻めばいい?』」
パラグラフ2
Lv1 : 「一体、【何】を刻めばいい?」 属性 : 黒 【攻撃】 《日常》
パワー : 3  威力 : 1  耐久度 : 10
【特殊効果】
【波動:黒】[属性:黒]以外のPC全員が攻撃の対象となる


*[誰かのメモ3]
「この本…まるで舞台のシナリオみたいに今までの事やこれからのことが書いている…。私が血塗れに…?そんなの嫌!でも、続きの無いシナリオでは館からは出られない…シナリオを変えるにはどうすればいいの?」
聞こえてくるフレーズ : 「『ほんとのCrazyNight 返して頂戴! きっと きっと【コレ】じゃない…』 『えぇー!?』 『【台本通り演った】ことだけが真実だとは限らない…?』」
パラグラフ3
Lv1 : 「真実だとは限らない…?」 属性 : 赤 【術式】 《頭脳》
パワー : 3  威力 : 0  耐久度 : 10
【特殊効果】
【堕落】戦闘中、PC全員は、黒以外のネイロを1つ増やすたびに【生命力】が1点減少する
【魔刃】「目標表」を使い、対象のPC全員に3D6点のダメージを与える


*[誰かのメモ4]
「帰る方法が見つかった。けど、間に合わなかった。…もしかしたら私のようにここに迷い込んでしまった人の為に“これ”と“これ”を作る経緯を残そうと思います。私がいつの間にか持っていた羊皮紙は、字を書く人の強い気持ちがシナリオのページとして書かれるみたいです。でも、普通に書こうとしても何も書けません。…私はこのページを作るために**を**ました。結局あのシナリオ通りになってしまいました。きっとこれは運命なのでしょう。…今、報いるべきです」(所々何かがこびり付いていて読めない)
聞こえてくるフレーズ : 「そして…つ・ぎのPageには TrueEndにはきっと、【何か】が足りないのでしょう 考えたって見つからないなら 黙って歯車廻しましょう」
パラグラフ4
Lv2 : 「黙って歯車廻しましょう」 属性 : 赤 【攻撃】 《技術》
パワー : 4  威力 : 2  耐久度 : 10
【特殊効果】
【衝撃】この脅威の攻撃でダメージを受けた場合、強制的にパラグラフ5へ移動させられる
【範囲攻撃】圏外を除く、パラグラフ1~5にいるPC全員が攻撃の対象となる


*[誰かのメモ5]
「悔しい、この呪いを作り上げた元凶…そいつにたどり着くための“ピース”は初めから持っていたのに…私は気づくのが遅かった。結局私はそいつに操られていたも同然だった。ここに迷い込んだ…あな…た…ハヤク…キヅイテ…オトクイハ…アナタノココロニ…イル…」
聞こえてくるフレーズ : 「『主役が生きる限り、舞台は続く』 『だけど主役が死んでも、舞台は終わらない』 『【新シイ誰カ】ヲ連レテクレバイイノ』 『ソシテ新シイ【Page】ヲ紡ゴウ』」
パラグラフ5
Lv2 : 「ソシテ新シイ【Page】ヲ紡ゴウ」 属性 : 青 【術式】 《霊力》
パワー : 5  威力 : 0  耐久度 : 12
【特殊効果】
【負荷:青】その戦闘の間、PC全員の、「補助」ナンバーの「条件」に[青]が一つ追加される
【吸音】赤、青、緑、白のネイロを一つずつ減らし、本体の【生命力】を2D6回復させる


イベント一覧
《イベント1》
条件 : エリア5に足を踏み入れる
君達が棺の部屋に気を取られていると、背後から何者かの気配を感じた。振り返るとそこには館のメイドが立っていた
メイド「あらあら…とうとうこの部屋を見られてしまいましたか…仕方ありません」
そう言ってメイドはため息を一つ着く。途端、館全体がガタガタと振動する。君達は直感的に察する。今この瞬間をもって、館全体が自分たちを捕らえるために“動き出した”のだと
[クエスト] : 館の住人から逃げ出せ!
判定【武勇】 必要成功度 : 2以上
達成 : 無事、逃れることができたようだ
失敗 : 逃げ切るのに手間取ってしまった。タイムを1消費する


《イベント2》
条件 : 1,PCの誰かが自らのポケットを探るようなしぐさをする
    2,[誰かのメモ4]を手に入れている
このメモに書かれたこと、それに気づいた君は自らのポケットをまさぐる。すると、見覚えのない手紙が入っていた。中には何も書かれていない白い羊皮紙が入っていた。大きさは丁度あの本と同じくらいの大きさだ
*[白い羊皮紙]を手に入れた


《イベント3》
条件 : 1,[時計の短針]、[白いの羊皮紙]を持っている
    2,[時計の短針]を館の住人の誰かに突き刺す
館の住人は全員「館からの脱出を願っている」ため、彼らから溢れる血を羊皮紙に垂らせば、[Endingへ導くページ]を手に入れることができる


《イベント4》
条件 : 1,[時計の短針]、[白い羊皮紙]、[BadEndのページ]を所持している
    2,PLが「時計の短針を使って白紙の羊皮紙に自分の血でエンドロールを書く」と宣言する
※宣言したPCは生命力を6消費する
鋭く光る時計の短針。それを腕に突き立てると、どくどくと血が溢れ、白い羊皮紙を赤黒く染めていく
すると、不思議なことに羊皮紙を染めた血はまるで生きているかのように動き出し、羊皮紙に字を刻み始めた。あっという間に[新しいページ]が完成した。…丁度君達が破いたページのサイズにぴったりだろう
*[TrueEndへ導くページ]を手に入れる


《イベント5》
条件 : [TrueEndへ導くページ]をエリア3(書庫)にある本、その破れたページに差し込む
新たに作り上げたページを書庫の本、その破れた箇所に差し込む。それはぴったりと破れた箇所にはまり、まるで最初からそこにあったかのように破れ目が消え去っていた
ゴゴゴゴゴゴゴ…
途端、地鳴りが響く。音は大広間の方から聞こえてきた。急いで大広間へと向かうと、広間の大時計、その振り子があるはずの場所が禍々しい空気を放っていた
恐らくこの先にこの館にかけられた呪い…オトクイがいる
《エリア6へと進めるようになる》


《イベント6》
条件 : [Endingへ導くページ]をシナリオに差し込む
手持ちのページを破いた箇所にあてると、それはぴったりとはまり、破れ目も最初からなかったかのように消え去った。それと同時、館を覆っていた結界が弱まる気配がした。今ならこのココロスケープから脱出できる。館からの脱出を試みようとする君達
しかし、この強大なココロスケープはそう簡単に君達を脱出させてはくれなさそうだ。背後を振り返ると、館の住人が君達を捕らえんと追ってきている。ここを逃げ切らなくては元の世界に戻ることは出来ない。さぁ、力の限り逃げ切れ!
《チェイス判定<館からの脱出>へ》


《館からの脱出》
※この判定のルールはオリジナルルール【チェイスルール】を採用する
・PC全員はパラグラフ1に設置する
・エネミーの人数は[PCの人数-1]人とする
プレイシート
1. 全速力で走り出せ!チェイス判定【武勇】難易度:4
2. 強力なオトクイの力を感じる。力に負けずに走り出せ!チェイス判定【霊力】難易度:4
3. 館の地形が変わっている。変わりつつある館から脱出口を導け!チェイス判定【頭脳】難易度:4
4. 最後のひと踏ん張り。暖炉の裏から脱出だ!チェイス判定【武勇】難易度:3(ここでエリア4のクエストをクリアしていない場合、難易度は4となる)


《決戦フェイズ》
クロノスが指を鳴らすと彼女の足元から館の住人が現れます。プレイシートのオトクイ「刻の支配者」の本体データを公開してください。PCたちは「奮起」の処理を行ってください
*刻の支配者のリアクション
リアクション表
1. 「アタシに操ラれなサい!」
2. 「役者ハ役者らシく演じてイなさい」
3. 「うルさい、人間ノ分際デ!」
4. 「アハハ、ソんな安っぽイ攻撃効かナいワヨ」
5. 「アナタたチごとキにこノ“呪イ”を解くことハ出来ないワ」
6. 「ソ…んな…!?」


《オトクイデータ一覧》
パラグラフ1(メイド)
Lv1 : 「全てはそう、君次第さ」 属性 : 緑 【攻撃】 《愛》
パワー : 4  威力 : 3  耐久度 : 10


パラグラフ2(執事)
Lv1 : 「一体、【何】を刻めばいい?」 属性 : 黒 【攻撃】 《日常》
パワー : 3  威力 : 1  耐久度 : 10
【特殊効果】
【波動:黒】[属性:黒]以外のPC全員が攻撃の対象となる


パラグラフ3(お嬢様)
Lv1 : 「真実だとは限らない…?」 属性 : 赤 【術式】 《頭脳》
パワー : 3  威力 : 0  耐久度 : 10
【特殊効果】
【堕落】戦闘中、PC全員は、黒以外のネイロを1つ増やすたびに【生命力】が1点減少する
【魔刃】「目標表」を使い、対象のPC全員に3D6点のダメージを与える


パラグラフ4(夫人)
Lv2 : 「黙って歯車廻しましょう」 属性 : 赤 【攻撃】 《技術》
パワー : 4  威力 : 2  耐久度 : 10
【特殊効果】
【衝撃】この脅威の攻撃でダメージを受けた場合、強制的にパラグラフ5へ移動させられる
【範囲攻撃】圏外を除く、パラグラフ1~5にいるPC全員が攻撃の対象となる


パラグラフ5(主人)
Lv2 : 「ソシテ新シイ【Page】ヲ紡ゴウ」 属性 : 青 【術式】 《霊力》
パワー : 5  威力 : 0  耐久度 : 12
【特殊効果】
【負荷:青】その戦闘の間、PC全員の、「補助」ナンバーの「条件」に[青]が一つ追加される
【吸音】赤、青、緑、白のネイロを一つずつ減らし、本体の【生命力】を2D6回復させる


オトクイ : 刻の支配者(クロノス)
Lv3 [属性 : 白] [パワー : 3] [生命力 : 50]
*この館に巣食うオトクイ。豪奢な金のロングヘア―、黒いドレスを身に纏い、体の節々はまるで球体人形のような容姿をしている
【特殊効果】
【不協和音】ラウンドの終了時にPC全員は【生命力】が1D6点減少する


エンディングの処理

バッドエンド1/君は【舞台】の虜となった
条件 : タイムが0になった時点で《館からの脱出》を発生していない、または刻の支配者と対峙していない。もしくはイベント1を発生していないかつ、エリア3のクエストをクリアしていない
大広間の大時計が時を告げる鐘を鳴らす。瞬間、どこからともなく拍手の音が聞こえてくる
『残念だけど時間切れ、また今夜会いましょう』
その声に君たちは取り込まれていくのを感じた。ココロのウタがこの館に“溶けていく”ような感じ。次の瞬間、君達の意識が遠のいた

―館の扉が叩かれる。さて誰が訪れたのか、君は扉を開く。扉の向こうにいたのは若い男性
「おやおや…どうされましたか?こんな夜更けに…」
何度も繰り返したセリフ。そう…
コ イ ツ を 取 り 込 め ば こ の 舞 台 か ら 降 り ら れ る 
…この舞台は終わらない

《このエンディングにたどり着いた場合、残念ながらPCはキャラロストとなる。PCは新しくキャラクターを作り直して再びこのシナリオに挑んでもいい》


バッドエンド2/シナリオ通りのBadEndNight
条件 : 《館からの脱出》、刻の支配者に敗北する
完全に追い詰められた君たち。ふと、大広間の大時計に目が行く。文字盤を刻む時計の針、それは禍々しいほど鋭くとがっていた。深く考える前に君は文字盤をこじ開け、鋭く光る短針を手にする
グシャッ…!
おもむろに、追手である館の住人を突き刺す。赤い飛沫が飛び散り、君達を紅く染め上げる。しかしそれは致命傷には至らなかったようだ。館の住人はなおも君達を捕らえようと手を伸ばす
グシャッ! グシャッ! グシャッ!
その手を何度も何度も突き刺す。ようやく一人目が動かなくなった。だがまだ、君達を捕らえんとする手はいくつもある。君は短針を振り回す。まるで呪いにでもかかったかのように、狂ったように振り回す
…ふと気が付くと、君は全身赤く染め上げられていた
《→終了フェイズ後p212の【悪夢表】を振り、経験値の獲得を行う》


ノーマルエンド/舞台は終わらない
条件 : 《館からの脱出》に成功する
命辛々、館から脱出した君達。館から出てすぐ、君は背後をちらりと見やる
―そこに館など存在しなかった…
ただ、逃げることに必死になっている君たちはすぐに踵を返してその場から走り去った
…あれから数日が過ぎた。君達はごく普通の日常を過ごしていた。ただ一点、変わったことと言ったら、時折『一度はいると二度と出られない館』の噂を耳にするようになったことくらいだ…
《→終了フェイズ後、経験値の獲得を行う》


トゥルーエンド/今宵また演じましょう、“素晴らしい夜を”!
条件 : 刻の支配者に勝利する
クロノス「アァ…あ…ハハ……」
戦いに敗れた刻の支配者。ドレスも体もすでにボロボロと朽ち果てようとしているはずなのに、彼女は壊れた人形のようにケタケタと笑っている
クロノス「おかしいか?アタシが笑っているのが…」
クロノス「この屋敷の呪いは…アタシのものじゃない。……本当の呪いの元凶…それはこの屋敷さ…この屋敷がココロも、オトクイも、すべて取り込んでいく。そしてそれはまた、新たな迷宮を作り上げる。アタシが消えても、新たなアタシが作られるだけ…」
クロノス「アハハ…残念だったね…」
刻の支配者が消えた瞬間、君達の視界がぐらりと揺れる
気が付いた瞬間、君たちは現実世界へと帰っていた
…あれから数日が過ぎた。君達はごく普通の日常を過ごしていた。ただ一点、変わったことと言ったら、時折『一度はいると二度と出られない館』の噂を耳にするようになったことくらいだ…
《→終了フェイズ後、経験値の獲得を行う》


《経験値の獲得》
戦闘 : PC全員は、戦闘に勝利するたび[オトクイの本体×10]点もしくは、[5-《逃走判定にかかったラウンド》×10]点を獲得
想い : 自分のPCが、そのセッションで獲得したNPCの想い人一人につき10点を獲得
設定 : セッション中、自分のPCの設定をうまく表現できたと思うPCは20点を獲得
琴線 : 各PLは、セッション中最も琴線に触れたPC1人を心の中で選ぶ。全員が選び終わったら、GMの掛け声とともに、そのPCの担当PLを指さす。1人に指差されるたびに、10点獲得
冒険 : 【BadEnd1】…20点 【BadEnd2】…40点 【NormalEnd】…60点 【TrueEnd】…70点 を獲得できる


チェイス判定基本ルール
※このチェイス判定のルールは別システム『ダブルクロスThe 3rd Edition』FS判定及び、『Asian Punk RPGサタスペ』のケチャップを参考にして作られたオリジナルルールである
《チェイス判定基本ルール》
ルールブック記載のプレイシートを用意する。GMは圏外、パラグラフ5以外の好きなパラグラフにPCたちを1チームとして配置する。

ラウンドの開始、アクシデント表を振る。出た目に応じてそのラウンド中様々な効果が発揮される

パラグラフの数字の大きい順番から行動していく。PCの内一人が代表でパラグラフを進めるためのチェイス判定を行う

エネミーの行動は《行動表》を使用して決定する。同じパラグラフのエネミーは妨害をすることができる。妨害の判定は各エネミーに設定された技能で判定する。妨害に成功するとそのエネミーはラウンド中行動表を振ることができない

各パラグラフに設定された判定に成功するとパラグラフの数字の大きい方へ移動することができ、パラグラフ5に到達すればPC側の勝利となる

ただし、エネミーがPCより先にパラグラフ5に到達したり、3ラウンド経過しても決着がつかなかったりすると、PC側の敗北となる

3ラウンド目の最後に追撃判定に成功すれば4ラウンド目に入ることができる。4ラウンド目では進めるパラグラフの数に+1する


《チェイス判定について》
1. パラグラフを進めるための判定。難易度、技能、必要成功度は各パラグラフに設定されている。チームで1ラウンド1回行うことができる
2. 妨害判定を行っているPCはチェイス判定を行うことができない
《妨害判定について》
妨害判定をする条件
・妨害したい相手と同じパラグラフにいる
・そのPCがチェイス判定を行っていない
【アクシデント表】2D6
2, 順調に進む。特に修正なし
3, 焦りが募る。判定の難易度に+1
4, 破滅的不運。パラグラフを一つ戻る
5, 絶好のチャンスだ!このラウンド中エネミーは行動表を振ることができない
6, 仲間と協力してピンチを乗り切れ!ハーモニーが発生すればパラグラフの移動を+1、発生しなかった場合は-1
7, 消耗を伴う状況。判定を行ったPCは1D6のダメージ
8, 少し全力を出しすぎる。判定を行ったPCは1点のストレスを受ける
9, チャンス到来。判定のダイスに+1
10, 幸運の女神がほほ笑んだ!達成値に+2
11, 一歩間違えば致命的な状況。次の判定に失敗すると初めの位置に戻る
12, 予想外のピンチ。判定のダイスを-1


【行動表】1D6(エネミー用)
1, 順調に進む。パラグラフを1つ進む
2, 思いがけないトラブル発生。パラグラフの移動ができない
3, チャンス到来。パラグラフを2つ進む
4, 突然の不幸。パラグラフを1つ戻る
5, 順調に進む。パラグラフを1つ進む
6, 思いがけないトラブル発生。パラグラフの移動ができない

97d56dfb af34 4712 a81f f385d9a0d3b4

ダブルクロスを中心に自作シナリオを上げていこうと思います。 シナリオは基本自作発言をしなければ改造、公開をして構いません

Post Comment

ログインするとコメントできます。