2024年04月19日更新

地下研究所

  • 難易度:★★|
  • 人数:4人~4人|
  • プレイ時間:1時間(ボイスセッション)

同人システム「TheFIFTEEN」のシナリオです。
難易度は普通くらい。
しっかりと情報とアイテムを集めていけばクリア出来ると思います。たぶん。

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ストック

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コメント

○導入

 
気が付くと、あなたたちは研究所のような部屋で目を覚ます。
周囲の壁にはよくわからない機械や配線で埋め尽くされ、
床は寒々しいコンクリートや鉄板で覆われている。
それよりも気になるのは、警報のようなアラートが所々から響いていることだ。
早くここから逃げなければ。本能的に、そう感じた。
 
 

○5分崩壊

 
・5分経過
部屋の床部分から火花が飛び散り、急に明かりが消える。
配線がショートしたのだろうか。
緊急灯の弱々しい光が部屋を包む。
電気系統はあらかたダウンしたようだ。
 
(以下、『カーペット』の配線を修理するまで
『テーブル』のパソコンが使用できなくなり、
『棚』のロッカーで体力判定を行うことができる)
 
・10分経過
突如、今までよりも大きな警告が鳴り響く。
「デリートシークエンス、最終シグナル確認。自爆装置作動。総員直ちに退去せよ。
起動まで残り5分・・・」
カウントダウンが始まる。
 
・Over15
(エネミーが出現している場合)
「爆発まで、5,4,3…」
もう間に合わない。探索者たちの心には諦めと、
そしてかすかな安堵がよぎる。
少なくとも、ここが爆発すれば、あの凶悪な化物はここでくたばるだろう。
君たちを、爆炎が包む。
 
(エネミーが出現していない場合)
「爆発まで、5,4,3…」
もう間に合わない。探索者たちの心に、絶望と諦めが満ちる。
君たちを、爆炎が包む。
 
 

○オブジェクト

 
・時計

計器のついたよくわからない大きな機材
壁に沿うように置かれている
 
(宣言)動かして裏を見る
(判定)【体力】難易度-4/合算1人
 

様々な規格のコードがたくさん伸びている
 
(宣言)コードを取り外す
(入手)探索者は《コード》を入手する
 
・扉

金属製の分厚い扉
備え付けられたディスプレイには
「EMERGENCY」
と表示されている
 
(条件)フレームを調べてエネミーを見る
 

化物が扉を叩くたびに、その表面は歪になる。
破られるのも時間の問題か。
 
・カーペット

鉄板の貼られた床だ。取っ手のようなものがついている。
中には空洞の部分があるようだ。
 
(宣言)鉄板をはずす
(判定)体力
 

床に沿うように配線が引いてある。
この部屋の電源を引き込んでいるのだろう。
 
(条件)5分崩壊
電源の一部がショートして、コードから黒煙と火花が上がっている。
 
(宣言)時計にあった《コード》で配線を治す
(判定)知力 失敗したら感電して体力-1
 
・穴

天井に空いた穴。かなり大きい。
覗いてみても奥は見えない。
 
(条件)【机】のカードリーダーにIDカードを使用する
 

穴の奥から機械音が聞こえてくる。
エレベーターが降りてきているようだ。
ここに来るまでには、あと2分ほどかかるようだ。
 
時計の針が止まる クライマックスへ
 
・棚

壁に取り付けられた、引き戸のついているロッカーのような棚だ。
電子ロックが掛かっている。
 
(判定)知力
 
この電子ロックは、電源が落ちたら力づくでこじ開けられるタイプの物だ。
 
(条件)5分崩壊後に、まだ電源が復旧していない時のみ
(判定)体力
 

扉を開けると、中には火炎放射器、スタンガンとIDカードが入っていた
 
(取得)探索者は火炎放射器を入手する
(取得)探索者はスタンガンを入手する
(取得)探索者はIDカードを入手する
 
・フレーム

大きなモニターだ。
どこかの部屋が映されている。
 
(宣言)モニターを注視する→裏の描写へ
 

モニターをじっと見ていると、映っている部屋の片隅で何かが動いた。
→タイマー停止。エネミーの描写へ
 
タイマー再開
モニターに映っている化物は、その腕で部屋の壁を叩き始める。
その動きとリンクするように、この部屋の扉から激しい物音がする。
そう。あの化物はこの隣の部屋に、扉一枚を隔てた直ぐ側に居るのだ。
【精神力】0/1(全員)
 
・テーブル

何の変哲もない事務机だ。
上にはデスクトップのパソコンが1台と、カードリーダーが置いてある。
電源は入っていないようだ。
 
(宣言)パソコンを立ち上げる
 
デスクトップには2つのファイルが置いてある。
この部屋の持ち主が研究していた生物についてと、
この部屋の設備のことについてのものだ
 
(宣言)ファイルを読む
※読んでいる途中で5分崩壊が発生した場合、PCの電源が落ちてファイルが読めなくなる。
  
・生物について
沢山のレポートが保存されている。
必要なところだけを読み取るには(判定)知力が必要だ
 
(判定)知力
 
この生物は、ゼリー状の原形質で獲物を覆い、消化する。
そして消化した生物の姿を形作ることができ、その記憶、癖、能力なども模倣することができる。
また非常に高い再生能力を有しており、どのような傷も瞬く間に治してしまう。
自己を複製する能力も有しており、触れられた生物はそこに付着した粘液により
じわり、じわりと侵食され、いずれはそれと同じ存在になってしまう。
なお、それらの能力は炎、電気や酸で無効化することが可能なようだ。
 
(判定)精神力0/1
 
・設備について
この部屋は地下深くに設置されているため、出入りにはエレベーターが使用されている。
エレベーターを呼ぶには、カードリーダーにIDカードを読みこませればいいようだ。
 
(宣言)IDカードを使用する
 
【穴】が裏向きになる
 
 

○クライマックス

 
(発生条件)『テーブル』のカードリーダーに《IDカード》を使用する。
 
激しく扉を叩いていた音が止まる。
何事かとそちらを見てみれば、壁と扉には僅かな隙間が生じており、
粘性の液体が、まるで意思を持っているかのようにそこから染み出してきている。
こぽり、とひとつ音をたてたかと思うと、その液体は探索者たちへその触肢を伸ばしてきた。
(まだエネミーを見ていなかった探索者は精神力判定)
タイマー再開
 

○エネミー

 
物体X
・描写
それはなんの変哲もない人間に見えた。
が、次の瞬間、腕が、足が、胴体が、頭が、粘性のある液体へと姿を変える。
その見るもおぞましい粘性の物体は、何かを考えるかのように
しばし部屋を這いずると、その身体の一部を荒々しい獣の腕に変えた。
【精神力】1D2/1D4(モニターを見ている探索者のみ)
 

○戦闘

勝利条件:エレベーターに乗り込む
 
攻撃方法:触肢/後攻/探索者全員に攻撃
 
攻撃が命中した探索者は体力-1D3、及び「感染」する
「感染」を解除するには、スタンガンか火炎放射器を使い、エネミーの細胞を焼く必要がある。
スタンガンを使用する場合は体力-1、火炎放射器を使用する場合は体力-2D6
 
火炎放射器を使用し命中判定に成功した場合は、そのターンのエネミーの行動はキャンセルされる。
スタンガンを振り回す場合は、エネミーはその探索者へ攻撃をしなくなる
 

○エンディング

エレベーターの扉が閉まる。
化物は恨めしそうに、まだ扉を叩いてはいるが、
軽い重圧感とともにそれも消え去った。
爆発音が響く。あの化物は、この研究所とともに地下深くで永遠の眠りにつくだろう。
(「感染」が解除されていない探索者が居た場合)
そういえば、あの化け物から受けた傷がやたらと疼く……。
なんだか、頭がぼーっとしてきた。きっと疲れているのだろう。
無理も無いか。一眠りすれば、きっとまたいつもどおりだ。

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インセイン、CoC、SW2.0、キルデスビジネスなどいろいろやってます。

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