2021年05月07日更新

ディガッド山脈

  • 難易度:★★★|
  • 人数:3人~5人|
  • プレイ時間:5~6時間(テキストセッション)

君たちは商人クラムの依頼を受け、ハーヴェス王国の秋の味覚をダイケホーンに届けるため、ディガッド山脈を登ることになった。
険しい山道を往く君たち、そこに忍び寄る蛮族どもの影。
君たちはディガッド山脈を登り切り、ダイケホーンに食料を届けられるのか!?

ソード・ワールド2.5「ディガッド山脈」
今、ここに、新たなる冒険が始まる。

~レギュレーション~
PCレベル:2レベルまで(初期作成)
PL人数:3~5人

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ストック

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オープニング

描写
君たちはハーヴェス王国にある冒険者ギルド「サザンクロス」に所属する駆け出しの冒険者たちだ。
君たちは今、サザンクロス1階にある食堂で夕食を食べているところだ。
君たちが何か良い仕事がないかと思っていると、サザンクロスのギルドマスター、ルークが君たちに声を掛けてきた。
ルーク
「お前ら、今、暇か?」
「クラムという商人が来ているんだ。積荷の護衛をお願いしたいらしいぞ」
クラム
「初めまして。私はクラム、貿易商をやっているわ」
「ハーヴェス王国の農産物や魚介類をダイケホーンって国に届けようと思っているの」
「そのためには、馬車でディガッド山脈を登ることになる。翼を持つ蛮族が出るって噂もあるわ」
「そこであなた方には、道中の護衛をお願いしたいの」
「報酬は1人あたり640Gでどうかしら?道中の食料などはこちらで用意するわ」
(PC達が依頼を受けた)
「ありがとう!今日は遅いから、明日の朝に出発するわ!よろしくね!」

ミドル

出発

描写
翌朝、君たちはハーヴェス王国の関所にいる。あたりは晴れ渡り、絶好の登山日和になりそうだ。
2頭立て4輪の荷馬車にクラムは乗っており、その荷台には大量の食糧が積まれている。
関所には守衛が立っており、外に出るには彼と話さなければならないようだ。
クラム
「皆、おはよう!良い登山日和ね!」
「ちょっと待ってて、あそこの守衛さんと話を付けてくるわね」
(馬車から降りて守衛に近寄る)
「ねぇ守衛さん、私たちはこれから商売でダイケホーンに行こうと思うのだけれど、通していただけるかしら?」(交通許可証を提示しながら)
衛兵
「ご提示ありがとうございます。ヴァイス・ハーヴェス国王の署名が入った許可証ですね。今から門を開けます」
(開門した)
「開門しました。お気をつけて行ってらっしゃい」
クラム
(君たちの下へ戻ってくる)
「さぁ皆、準備はできた!?出発よ!」

遭遇

描写
君たちは今、ディガッド山脈のふもとにある道を通っている。道の横にはうっそうとした森が広がっている。
道を進んでいくと、ばったり蛮族と出くわしてしまった。蛮族は君たちを見かけるや否や襲いかかってきた!
●戦闘
前衛:タガーフッド×(PC人数-1)
後衛:(なし)

ケルン

描写
君たちが森を抜けると、開けた場所に出た。あたりには背の低い草が生え、ケルンが3個、それに壊れた荷車が見える。
クラム
「とりあえず、このケルンに沿って進めば良さそうね」
「あら、あそこに荷車があるわね。調べると何かあるかも」
●ケルンを調べる
ケルンをよく見てみると、イラストが刻まれていることがわかる。
イラストを見たPCは目標値9の見識判定を行うことができる。
それに成功した場合、このイラストは
「翼を持つ蛮族が上空から襲ってくるため、頭上注意!」(情報1)
と示しているとわかる。
●荷車を調べる
荷車は乱雑に荒らされており、所々に血痕が見える。
目標値9の探索判定に成功した場合、救命草×3と魔香草×1が見つかる。

キャンプ

描写
長いことディガッド山脈を登っていくと、君たちは平らな草原に出た。テントを張れる程度の広さがあり、落石や洪水の危険もなさそうだ。
気づくともう夕方だ。暗くなる前に拠点を用意した方がよさそうだ。
焚火をするためのかまども必要だろう。
クラム
「もうそろそろ暗くなりそうだから、テントを張るわよ!(無作為なPC数名)、手伝って!」
「他の人たちはかまどを作るのに使えそうな石を集めてきて!」
描写
クラムは馬車からテント、ロープ、ペグ、スコップその他諸々の道具を取り出し、テント設営に取り掛かる。
君たちの協力もあり、テントとかまどは無事に組み立てられた。
気づくと、辺りはだいぶ暗くなっていた。
クラムは徐にランタンを取り出し、その灯を適当な所に置いた。
クラム
「みんな、ありがとう!ここに灯置いておくね!」(ランタンを地面に置きながら)
「さぁ、これからご飯作るわよ!皆、手伝って!」
描写
馬車から折りたたみ式の机と椅子、調理器具、食材や食器などを取り出し、君たちが設置したかまどのところで、夕食作りが始まった。
クラム
(料理ができた)
「皆、本当にありがとう!では、いただきます!」
(食べ終わった)
「ごちそうさまでした」

夜襲

描写
真夜中になり、ランタンの光が届かないところは何も見えない。
夜空には満天の星空が光り輝く。
そろそろテントに戻って寝る時間だろうか。
クラム
「明日も早いから、私はそろそろ寝るわね」
「見張り番はよろしくね」
「お休みなさい」
描写
(誰かが見張りに立った)
深夜、(見張りに立っているPC)を除いて皆が寝静まり、辺りに聞こえるのは、風の音に草木が揺れる音、あとはフクロウの鳴き声くらいのものだ。
【危険感知判定:目標値7】
PC全員が寝ていた場合、この判定は自動失敗となる。
見張りに立っているPCは目標値7の危険感知判定を行う。
誰か一人でも判定に成功した場合、迫りくる蛮族に気づき、味方を起こすことができる。
そうでない場合、蛮族の夜襲を受ける。蛮族の不意打ち攻撃が成立し、寝ている各PCは次の手番開始時まで行動判定に更に-2(合計-4)の修正を受ける。
描写:危険感知判定失敗
「ビリビリ」と何かが引き裂かれる音が聞こえる。
君たちが気づいたときは、破けたテントの中へ何者かが突入してきた!
蛮族の夜襲だ!
描写:危険感知判定成功
(見張っているPC)はテントに忍び寄る蛮族の存在に気づく。
(味方を起こした)
君たちが起きてみると、蛮族はテントのすぐ近くまで来ていた。
刹那、蛮族は君たちに襲い掛かってきた!

●戦闘
前衛:フーグル×(PC人数)
後衛:(なし)

日の出

描写
日が昇り始め、辺りは明るくなり始める。君たちは朝を迎えることができたのだ。
クラム
「皆、おはよう!今日も良い天気ね!」
「朝ご飯を食べたら、すぐに出発するわよ!」

クライマックス

空襲

描写
君たちはディガッド山脈の頂上近くまで登ってきたところだ。あたりには、雪がうっすらと積もっている。君たちのすぐ横には、急峻な崖がそびえ立っている。
クラム
「さぁ、あと少しでダイケホーンよ!」
【危険感知判定:目標値10※】
※情報1を得ている場合、目標値は8になる
各PCは目標値10※の危険感知判定を行う。
もし全員失敗した場合、上空から急降下する蛮族に襲撃される。蛮族の不意打ち攻撃が成立すると共に、1ラウンド目の蛮族の攻撃によるダメージが4点増える。
描写:危険感知判定失敗
突如、君たちの頭上から何かが降ってくる!
蛮族の空襲だ!
描写:危険感知判定成功
君たちは蛮族の空襲に気づき、すんでのところで躱すことができた。
初撃を外した蛮族たちは、体勢を立て直すや否や君たちに襲い掛かってきた!

ボス戦

●戦闘
後衛:フーグルマンサー(剣の欠片×2)
前衛:ガーゴイル(剣の欠片×2)、フーグル×(PC人数-2)
1ラウンド目、フーグルとフーグルマンサーは機動飛行を使用したものとして扱う。(これによる達成値上昇はない)

エンディング

描写
蛮族を退け、君たちが道を進んでいくと、門が見えてくる。君たちはダイケホーンに到着したのだ!
クラムが門のところにいた守衛と話すと、門が開き、君たちはダイケホーンに入国した。
クラム
「とーうちゃーく!皆、ここまで本当にありがとう!」
「次回もまたお願いするわね!素敵な冒険者さんたち!」

報酬

任務達成

各PCは
* 640G+戦利品
* 1000+10(5X+1)経験点
* 剣の欠片×4
* クラムとのコネクション(顔見知り)
を得る。XはPC人数に等しい。

任務未達成

各PCは320G及び500経験点に加え、魔物を倒したことによるボーナスを得る。

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