2019年12月28日更新

不思議の国の夢

  • 難易度:★★★|
  • 人数:3人~5人|
  • プレイ時間:4~5時間(ボイスセッション)

推理型シナリオ。プレイヤーが推理をしたいときとかにどうぞ。なお、ごくわずかにですが、七大罪の内容を知っている必要があります。

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ストック

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コメント

〈不思議の国の夢〉
〈呪文〉
「鏡の門」
・コスト
 正気度1D4と、マジックポイント10を消費。これは手助け可能。
・効果
 鏡の世界と現実世界を繋ぐ門を作り出す。ただし、術者以外は通ることができない。また、鏡の世界からの帰還には自分が通算100時間以上使用したことのある鏡に呪文をかけねばならない。
〈NPC〉
「ウサギ」 三浦有栖(みうらありす)
14歳(部屋に囚われた1年前から体が変化しなくなった) 女

STR 8
CON 12
SIZ 11
DEX 17
APP 17
SAN 50
INT 16
POW 10
EDU 8

耐久力 12  正気度 35  マジックポイント 10(0)

呪文・身体能力の増強

柴崎怜人(しばさきれいと)
26歳  男

STR 12
CON 14
SIZ 13
DEX 17
APP 11
SAN 50
INT 17
POW 10
EDU 19

耐久力 14  正気度 53  マジックポイント 10  アイデア 85  知識 95  幸運 50

技能
言いくるめ 95 運転(二輪車) 25 応急手当 40 回避 80 鍵開け 81 クトゥルフ神話 10 写真術 30 心理学 95 図書館 80 武道(ボクシング) 80 母国語(日本語) 95 目星 80 こぶし(パンチ) 80

特徴
赤いパーカーの男。基本的には隠しているが、コミュニケーションを取ると、仲良くなった探索者には目的がウサギこと有栖の捜索であることを明かす。なお、探索が失敗しても彼は脱出して、次の探索者たちを助けてくれる。

・探索者は夢を見る。それは、未来と過去がごちゃ混ぜになったような夢だ。探索者は1D6をロールする。
1:つい昨日の出来事
2:明日起こる出来事
3:子供のころの初恋
4:友情。いつのものかはランダム
5:最大のトラウマ
6:自分が死ぬ瞬間

・その後、目覚めたら自分の左胸に奇妙な印を見つける。それは、真っ黒な目の印だ。そして昼間、突如異常な眠気に襲われ、眠ってしまう。
・目を開けるとそこは真っ白な部屋。《正気度ロール》1/1D10。ここが紛れもない現実だと直感する。そして、そこにはアルビノの一人の少女と、赤いパーカーの男がいる。
 「わたしはウサギ。案内人だよ」
 と少女は笑う。
 そして彼女が指を鳴らすと、黒い扉が一つ現れる。ウサギは「呪いを解くにはこの扉をくぐって。でも、失敗すればわたしみたいになっちゃうよ?」と言って服をはだけさせて左胸を見せる。
 そこには真っ赤な目の印が刻まれている。「わたしだって本当は普通の女の子だったんだよ?でも、失敗したらこうなっちゃった。気を付けて。あなたたちも」
 なお、ここで心理学などを行っても、ウサギは真実を言っていて、助けてほしいと願っているとしかわからない。

・ウサギを助けることと、自分たちの呪いを解くことが探索者たちの目的である。印がある探索者たちは一日にマジックポイントを1ポイント失い、これは呪われている間回復しない。0になるとアルビノ化してしまい、白い空間に閉じ込められてしまう。そして他の探索者が助けてくれるまで出られなくなる。
・赤いパーカーの男は柴崎怜人、と名乗る。彼はお助けNPCなので自由に動かしてよい。基本的には一人で調べているので、その場所を決めること。
・扉をくぐると、そこは誰も人のいない町だった。《正気度ロール》0/1D6
・ここからは探索である。以下に、情報を記しておく。

『ルール』:自然と頭の中に現れる。
・魔力が尽きる前に、どんな手段を使ってでも呪いの原因を突き止めたら勝利。
・ここでは死んでも1時間後にマジックポイントを3減らすことで復活できる。1時間を過ぎれば、復活はいつでもよい。
・また、あなたたちの案内人であるウサギとは思念で会話することができる。
・あなたたちが勝利すれば、ウサギとあなたたちを解放する。
・負ければ即座にあの部屋に閉じ込められ、ウサギと同じく案内人となる。
・手掛かりはあるべき場所に。手掛かりとは、本、鏡、銃、法、薬、夢である。
・真実はあなたの安息の中に。

『情報』:それぞれに対応した場所に。
・『本』は図書館に。〈図書館〉で手掛かりが見つかる。それは白紙の本で、タイトルは「睡眠と夢の関係性」となっている。
 図書館では、誰かが横たわっている。近づくと、「ごめんなさい、ごめんなさい・・・」と無限に繰り返すだけである。その姿には恐怖を禁じえない。彼は首がなかったのだ。
《正気度ロール》1/1D4+1
・『鏡』はどこかの鏡を覗き込むと、見つかる。「なじみある場所」である。
 鏡の中では、あなたらしき人物はなぜか狂ったように笑っている。《正気度ロール》0/1
・『銃』は自衛隊基地に。〈目星〉で89式小銃のうち一丁に血で「ベルフェゴール」とある。
 ここでは、武器が調達できる。
・『法』は裁判所に。法廷の内一室の壁に大きく、「目は閉じる」とある。
・『薬』は病院に。一つだけ違和感のある薬がある。それはカプセルで、「dream」と書かれている。
 ここでは、一度ロールをするたびに、POW12に対してその場にいる全員(ウサギは0)の残っているマジックポイントのうち一番低いもので対抗ロールをする。ただし、一度行うごとにPOW1ずつ増加していく。
 これは、特殊な空鬼との遭遇ロールである。これは極秘ロール。

空鬼

耐久力 21  db+2D6  装甲 3ポイントの厚い皮  かぎ爪 30% ダメージ 1D8+db

STR 21
CON 21
SIZ 21
INT 6
POW 12
DEX 15

・『夢』は探索者それぞれのベッドで寝ることである。これにより、探索者たちは現実世界で目を覚ます。この時は例外的にマジックポイントを1D6回復できる。
 起きるとそこには一冊の本がある。そこには、次は鏡の国の夢で会いましょう。ウサギより、とある。

・第一部はこれで終了である。手掛かりは第二部のためのものである。

・あの事件の翌日。探索者たちは鏡を覗き込み、再び異常な眠気に襲われる。そして、再びあの部屋に立っていた。
 「昨日は本当にありがとう。今日もわたしは精一杯サポートするから、よろしくお願いします!」
 とウサギはいう。そして、今度は鏡が現れる。
 「あれが今日のゲームの舞台。昨日集めた手掛かりが鍵になってくると思うから、しっかり確認して!」
 そう彼女は探索者たちを送り出す。
・ルールは前回と同じで、舞台も同じ。また、前回手に入れた武器等は持っている。
・今回のヒントは前回と同じで違う場所にある。
・本は未知の言語で書かれた古い本である。〈考古学〉や〈博物学〉などでおそらく中世のころのものだとわかる。
『描写』
 それは、とても現実味のない本だった。あなたたちには理解できない未知の言語で記されていることもその理由の一端ではあったのだろう。だが、それよりもはっきりとした異常性があった。それは、あなたたちと思わしき人物が描かれていたことである。ありえないはずだろう。あなたたちは21世紀に生きているのだから。だが、あなたたちにはそれが自分たちの末路に思えてしょうがなかった。彼ら(彼女ら)の最期は化け物に無残に食い殺されることだったのだ。
 正気度ロール 1/1D4
・また、七大罪についての記述だけがなぜか読むことが可能である。文字が読めなくても自然に頭の中に流れてくる。
『傲慢』
悪は白
『嫉妬』
赤と青は使えない
『強欲』
銃が出口
『色欲』
怠惰は嘘
『憤怒』
銃は嘘
『怠惰』
鍵は薬
『暴食』
嘘つきはいない

そして、真実は一つ、銃に。という文。

これは、怠惰のみが正しい。

さらに、呪文『鏡の門』を覚える。「呪文」を参照。

〈空鬼遭遇〉
ランダムで現れる。
逃げるためにはいくつかの手順が必要。
1:空鬼のDEX15と全員が敏捷対抗ロールを行う。全員が失敗した場合は追いつかれる。その場合は戦闘になる。死んでも生き返るのであまり容赦する必要なし。
2:運よく逃げられたら柴崎と合流可能。彼は敏捷対抗ロールに必ず成功する。
3:その後は隠れてやりすごすことになる。

・薬は赤、青、白の三つのカプセルが人数分見つかる。これはすべて飲むことで術者以外が鏡の門を通り抜けることができるようになる。これは病院の鏡をみると以下のように書いてある。
「記述」
・無駄は存在しない。三つが揃わねば正しき結果は訪れん。

・法は第一法廷の壁に血文字で『大天使ヤズラエルこそがこの世界の神である。彼を怒らせてはいけない。』とある。

・銃は一丁だけ存在しないはずのコルト・SAAがある。この銃はマジックアイテムである。具体的には弾一発につきMP1を消費して45口径リボルバーと同様の性能で使用できる。おまけに鏡の世界の存在ならば装甲などを無視してダメージを倍にでき、死後の効果等も無効にできる。ただし、当然だが使うほどゲームオーバーに近づくことになる。

・探索者の自宅の鏡の中にもう一人の、アルビノの自分を見ることになる。それは、力尽きようとする自分自身だった。自らが玉虫色の何かに飲み込まれていく光景を目撃した探索者は正気度ロールを行う。1/1D10
 さらに、MPを1D3ポイント失う。

・おそらく探索者は脱出を試みるだろう。脱出しようとしたら、以下のイベントを起こす。

・以下の描写を読み上げる。
『最初に見えたのは、視界一面に広がる玉虫色だった。あなたたちの本能が警鐘を鳴らす。あれは見てはいけないものだと。けれども、本能に反して体は動かない。まるで頭と体が乖離してしまったかのようだ。それは、球体を形作っていく。あなたたちは感じ取る。この存在こそが大天使ヤズラエルなのだと。』
正気度ロール1D6/1D20(不完全なため)
この後は帰ることができる。

生還 正気度回復1D20

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残念な学生。ごくたまにシナリオを投稿したりしています。動画はコチラ→http://www.nicovideo.jp/watch/sm28266833 不明なことのあるキーパーなどはツイッターへどうぞ。

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