不十分な箇所や、ここはどうなるの?ってなった場合には、遠慮なくコメントをください。
戦闘が多いので、KPは少し難しくなるかもしれません。
それでも良かったら、ぜひ使ってみてください!
・目星
・聞き耳
・戦闘技能
・回復技能
・知識
・回避
・イタリア語、ラテン語
ある日、探索者たちのもとに共通の友人から1通のメールが届いた。
内容は、『くじで美術館のチケットを手に入れたんだ。捨てるのはもったいないし、人数分あるから皆で行こうよ。3日後、1時に美術館前集合でよろしく。』というものだった。
美術館の内容は、『古代ローマを完全再現!美しさと強さを兼ね備えた、シッタ・アンティーカ』というものだった。
(シッタ・アンティーカとは、イタリア語で『古代都市』という意味。)
シナリオクリアです。
3日後、探索者たちが美術館の前に着くと、メールを送った友人が手を振っていた。(複数プレイの場合、ここで全員落ち合うこととなる。)
RPG
美術館の中に入ると、にっこりと微笑んだ女性が「チケットをお見せください」と言って手を伸ばした。
友人が、人数分のチケットを渡すと、女性はチケットを4分の1切り取って、友人に返すと、「どうぞ」と手で中に入るように促した。
入口は暗幕で仕切られており、中の様子が見えないようになっている。
暗幕をめくると、強い光が探索者を包み込み、あまりの眩しさに探索者は目をつぶった。
しばらくすると、ザワザワと人の声が聞こえてきた。
目を開けると、そこは見たことのない景色。
逃がすものかと言わんばかりのその造り。
ぐるりと取り囲むような客席には、溢れるほどの観客が座っている。
そして探索者を見下ろして、何事か叫んでいるが、探索者はその言語を聞き取ることが出来ない。
どうやら外国語のようだ。
様子からして、とても興奮しているようだ。
格好も、身体に布1枚ぐるっと巻いただけのような、おかしな格好をしている。
【強制・知識ロール】
失敗・・・何もわからない。
成功・・・ここが、コロッセオだという事が分かる。なぜ自分がそんな所にいるのか。訳の分からない現実に直面したあなたは、【SAN値チェック0/1】
会場を見渡すと、探索者の後ろにガラクタのような山があることに気がつく。
よく見てみると、それは剣や銃、また盾などの武器が大量に積み重なっているのだということがわかった。
(武器ならなんでもあり、目星なしで見つけることが出来る。
武器以外のものは【幸運】で見つけることが出来る。
盾を使えば、装甲5をゲットする。
武器のダメージは、KPのさじ加減、もしくはルルブ参照。)
探索者の持ち物も、そこら辺に転がっている。
【目星】
失敗・・・砂埃でよく見えなかった。
成功・・・奥の方に、鉄製の檻のようなものがあることに気がつく。
近づくと、動物の唸り声のようなものが聞こえる。
【目星】
失敗・・・なにも見えなかった。
成功・・・暗闇の中に、ギラギラと光る二つの目があった。
【目星】
失敗・・・特に何も気が付かない。
成功・・・観客の顔色からして、まるで死人のような顔色をしている事に気がつく。
↓
↓
探索者がオロオロとしていると、ガコン、という音がして、奥の方にあった檻が上に上がっていった。
砂埃が舞い、その中から出てきたのは、黄色い毛皮に黒い警戒模様を施した、大きなトラだった。
間近で獰猛な肉食獣を目にした探索者は、【SAN値チェック0/1】
トラは興奮した様子で一声吠えると、探索者に向かって突進してきた。【戦闘開始】
STR28 / CON14 / SIZ18 / POW11 / DEX17 / 耐久値16 / ダメージボーナス+1d6
・噛みつき45(1d10+1d6)
・カギ爪70(1d8+1d6)
・引き裂き80(2d8+1d6)
出口は、トラが出てきた檻の向こうから外に出られるようだ。
【強制・聞き耳】
失敗・・・何も聞こえなかった
成功・・・上の方で、バササッという羽音が聞こえた。→上を向くと、まぶしく輝く太陽にひとつの影があるのが見えた。その影はフラフラと、どこか頼りなく飛んで、北西へと向かって飛んでいった。
何度その方角へ進んでも、コロッセオへと戻ってきてしまう。
1時間以上かけて歩き、空が少し暮れ始めた頃に、石造りの建物までたどり着いた。
どこか見たことのある、石柱で支えられた建築物。
アメリカの、ホワイトハウスのようにも見えるその造り。
【強制・知識ロール】
失敗・・・なにもわからない。
成功・・・この建物は、パンテオンだとわかる。(建物からは、これ以上の情報は出てこない。)
↓
↓
建物の前には、広場があり、そこに2人の人物が立っていた。
ローブで身をまとっていて、男か女かはわからない。
正面に行く、声をかける、また音を出して気づかせると、その人物は探索者の方を振り返る。
フードの下には、人間の顔はなく、代わりに蛇の頭が細長い舌を出していた。
【SAN値チェック0/1d6】
↓
↓
ヘビ人間は、探索者に向かって襲いかかってくる。【戦闘開始】
STR15 / CON12 / SIZ10 / INT19 / POW17 / DEX12 / 耐久値11 / 装甲1
・噛みつき35(1d8+毒(毎ターンダメージ+1))
ヘビ人間は、倒れると砂のように消えていった。
その場には、ヘビ人間が着ていたローブのみ残されている。
【強制・聞き耳ロール】
失敗・・・何も聞こえなかった。
成功・・・上の方から、またバササッという羽音が聞こえた。見ると、先ほどよりも低い位置で何かが飛んでいるのが見える。それは、さらに北西へと飛んでいった。
【飛んでいるものに目星】
失敗・・・よく見えなかった。
成功・・・それは遠くてよく見えないが、鳥ではなさそうだということがわかる。
【目星】
失敗・・・何もわからない。
成功・・・片方のローブから、メモが一枚見つかった。
『神聖なる泉に月光が宿りし時、月の光の中にて呪文を唱えよ。』
※表のみ。
何度その方角へ進んでも、パンテオンに戻ってきてしまう。
1時間以上かけて歩き、空がだいぶ赤く染まってきた頃、そこには、また見たことがあるような建物が姿を現した。
ドーム状の天井の先に、小さな十字架が空を指している。
【強制・知識ロール】
失敗・・・何もわからない。
成功・・・サン・ピエトロ大聖堂だということがわかった。(建物からは、これ以上の情報は出てこない。)
↓
↓
聖堂の前には広場があり、その中心には美しい彫刻が施された噴水がある。
広場に近づくと、その噴水のところに何かがいることがわかる。
【目星】
失敗・・・よく見えなかった。
成功・・・噴水のそばにいるのは、それは黒っぽくて皮膚がつやつやしている。悪魔のような角と、コウモリのような羽が生えていた。そして、長い指が生えた手と、トゲのついた尻尾を持っている。顔であるはずのそこは目鼻口などは何もなく、真っ暗な闇を映していた。
【SAN値チェック0/1d6】
化け物は3匹いて、探索者にはまだ気づいておらず、噴水のそばで何かをしていた。
よく見てみると、3匹のうち1匹がどうやらケガをしていて、残り2匹が噴水の水で看病をしているようだ。
化け物には、攻撃的な色は見えない。
音を立てる、また近づいたりすると、その化け物は探索者に気が付き、探索者へと近づく。
そして、1番高い治療技能を持っている探索者を掴むと、噴水のそばまで連れて行った。
探索者をケガをしている化け物の前に置くと、残り2匹はソワソワとしている。
応急処置や医学で手当をしてやると、その化け物は元気になり、音もなく羽ばたいた。
3匹は噴水の周りをぐるぐると回ると、東の空へ飛んでいった。
噴水をよく見てみると、波紋をたてる水の中に文字が書かれているのがわかる。
水に顔をつけて読むしかない。次の方法で、読むことが出来る。
【目星】
↓
成功で呪文を得る。→【SAN値チェック0/1d3】
↓
【CON×4】
↓
失敗で、ダメージ1d3受ける。
とたんに化け物は探索者を敵視し、攻撃してくる。【戦闘開始】
STR16 / CON16 / SIZ10 / INT5 / POW12 / DEX17 / 耐久値13 / 装甲2
・組み付き30(空高く飛んだり、次のターンでくすぐったりする)
・くすぐり30(1d6+1ラウンド動けない。)
何度その方角へ進んでも、サン・ピエトロ大聖堂へと戻ってきてしまう。
1時間以上かけて歩き、空がもう暗くなってしまった頃、探索者は丘にたどり着いた。
丘には、およそ10ほどの数の十字架が建てられている。
【目星】
失敗・・・墓だとわかる。
成功・・・墓だとわかり、一つだけ大きな十字架があることに気がついた。十字架には、外国語で文字が彫られている。また、土に紙が一枚埋まっていた。
『他人にしたことは自らにはね返る。救えば自らを救い、陥れれば自らを陥れる。』
(要するに、大聖堂の所で夜鬼を助けてやれば、後々良いことがあるということ。)
文字は英語ではなさそうだ。
【イタリア語・ラテン語】
失敗・・・何もわからない。
成功・・・『アレキサンダー大王、ここに眠る』
↓
↓
探索者が墓を見ていると、十字架の下の土が盛り上がった。
中から出てきたのは、10体の骸骨だった。
【SAN値チェック0/1d6】
骸骨はカタカタと音を鳴らし、探索者に向かって握った棍棒を振り上げる。【戦闘開始】
STR9 / CON2 / POW2 / DEX14 / APP2 / SIZ18 / INT12 / EDU6
・立ち上がる40
・カタカタ音を鳴らす35
・他、棍棒での攻撃28(1d6)
※骸骨は耐久値がなく、ただ攻撃を当てるだけでは倒せない。また、貫通する攻撃、銃やナイフの攻撃は無効。
【骸骨の倒し方】
攻撃する→総ダメージ×4の値で、1d100てダイスを振る→値より下の値が出れば、骸骨を粉砕することができる。
骸骨を全て倒すと、いつの間にかさっきの化け物が墓に留まっているのに気がつく。
怪我を治した跡がある。
その化け物は探索者をじっと見つめると、再び音もなく羽ばたき、東へと飛んでいった。
何度その方角へ進んでも、墓廟へと戻ってきてしまう。
1時間以上かけて歩いている。
空に月が昇っている。
進み続けると、水音がした。
水音に向かって進むと、豪華な彫刻が施された水場が現れた。
【強制・知識ロール】
失敗・・・何もわからない。
成功・・・トレビの泉だという事がわかる。
水を見ると、月がキレイに映っている。
真上から月が光っている。
水面に映っている月の中に入らないと、呪文は作動しない。
月の光の中に入り、呪文を唱え始めると、ザバアッという音がして、泉の端から何者かが姿を現した。
月明かりがそれを照らし出す。
およそ6mはあるであろうその巨体。
するどい爪を光らせ、その全身はウロコで覆われている。
ギョロリと真っ黒の大きな目が、探索者を睨みつけた。
【SAN値チェック1/1d10】
その化け物は呪文を聞くと、頭に手を当ててうめいた。
どうやら、その呪文を忌み嫌っているようだ。
そして大声で吠えると、探索者に向かって突進してきた。【戦闘開始】
呪文は、1ターン使って唱えることが出来る。
呪文を唱える人は、以下の事を行う
【1POW消費する】→【1d6のSAN値を失う】→【幸運の半分の値で振る(切り上げ)
】→【成功で、ノーデンス召喚】
これに失敗すると、次のターンで同じ値を消費し、【POW×5】の値でロールする。これに成功すると、ノーデンス召喚。
2ターン目以降攻撃してくる。
STR52 / CON50 / SIZ60 / INT20 / POW30 / DEX20 / 耐久値55 / ダメージボーナス+6d6 / 装甲6
・カギ爪80(1d6+6d6)
↓
大聖堂で夜鬼を助けてやった場合、ダゴンが攻撃してくると同時に、夜鬼3匹もどこからか飛んできて、応戦してくれる。
探索者が呪文を唱え終えると、ゴゴゴゴゴ…と地鳴りがし、勢いよく水しぶきをあげて泉から何かが飛び出した。
6mの化け物は、探索者を今にも襲う形でピタリと動きを止めた。
泉から出てきたのは真っ白なイッカクと、イッカクが引く貝がらの形のソリに乗った老人だった。
老人は真っ白で長い髪とヒゲをたくわえている。
老人は探索者に向かって、「よくぞ私を呼び出した。さっそくお主らの願いを聞き届けたいところだが、その前に……」
そう言って、動きが止まった6mの化け物に向かって手を伸ばす。
ミシミシミシ、ときしむ音がしたかと思うと、化け物の体は風船のように弾け、水に溶けた。
「これで良い。さて、お主らの願いを一つだけ叶えてしんぜよう。願い事はなんだ。」
と、探索者に老人は訪ねた。
どんな願い事でも聞き届けてくれるが、帰りたい以外の願い事を言えば、2度と元の世界に戻ることは出来ない。→【バッドエンド2へ】
ここで「元の世界に戻りたい」と言う。→【トゥルー、またはハッピーエンドへ】
・戦闘で死ぬ→探索者は、騒々しい音に気がつく。
目を開けると、いつの間にか探索者は石でできた椅子に座っていた。
服装は身体に布1枚ぐるっと巻いただけのような、おかしな格好をしている。
目の前には、何がなんだかわからず慌てふためく人間が、ガラクタの山をあさり、近づくトラに怯えている。
探索者はわけも分からず、ただただその人間が生きるか死ぬか、その運命を永遠に見続けるだろう。→ロストエンド
ノーデンスは探索者の願い事を聞くと、「本当にそれで良いのだな?」と、もう一度だけ聞く。
「ふむ、良かろう。お主の願いを叶えてやる。」
泉がまぶしく輝いたかと思うと、次の瞬間目の前には探索者が望んだとおりのことが叶っている。
「ではさらばだ」そう言うと、ノーデンスは泉の中にもぐり、2度と出てこなかった。→ロストエンド
・最後まで生き残った→ノーデンスは、探索者の願い事を聞き、「ふむ、良かろう。ではさらばだ。」と言う。
そうすると泉がまぶしく輝きだし、探索者は目をつぶる。
しばらくして目を開けると、目の前には黒いカーテン。
今ちょうど、それをめくるところだった。
横にはニコニコと微笑んだ女性が、手で中に入るように促している。
探索者たちはその後、ゆっくりと美術館を堪能することが出来るだろう。
・最後まで生き残った
・夜鬼を助けてやった→ノーデンスは、探索者の願い事を聞き、「ふむ、良かろう。それに、私の手下も世話になったようだ。」と言う。
すると、夜鬼が3匹出てきて、ノーデンスの周りを飛び回る。
「これは私からの贈り物だ。土産ついでに持っていくといい。」
そう言うと、ノーデンスは探索者に何かを手渡した。
「では、さらばだ。」
そう言うと、泉がまぶしく輝きだし、探索者たちは目をつぶる。
しばらくして目を開けると、目の前には黒いカーテン。
横にはニコニコと微笑んだ女性が、手で中に入るように促している。
そして、探索者たちの手の中には硬い小さな白い貝がら。
探索者たちはその後、ゆっくりと美術館を堪能することが出来るだろう。
【ノーデンスの貝がら】
白い貝がらで、不思議な光を放っている。1度だけ、1ターンのみ全体の敵の動きを止めることができる。
・最後まで生き残った【SAN値回復1d10】
・夜鬼を助けた【SAN値回復1d3】
・ダゴンを見た【クトゥルフ技能贈呈3】
・ノーデンスを見た【クトゥルフ技能贈呈3】
いかがでしたでしようか?
不備があった場合は、コメントをして下さると助かります。
よろしくお願いします!
Comment
コメント失礼します
このシナリオをリプレイ動画に使ってもよろしいですか?
もちろん自作発言はしませんし、提供記載が必須なら記載させていただきます
良ければ返信いただきたいです
ありがとうございます。
ぜひ使ってください!とてもうれしいです。
作者の名前として「こんにちは佐藤さん」とだけ入れてくだされば、とくに他に特筆していただきたいものはございません。
出来上がりましたら、ぜひ見たいと思います!
コメント失礼します。
山羊の牧師は独りぼっちに続き、使用させていただきました。ぐだぐだと進みましたが、全員ハッピーエンドで終わることが出来ました!ありがとうございました!
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