2024年04月09日更新

アビス•マングローブLV3

  • 難易度:★★★|
  • 人数:3人~4人|
  • プレイ時間:

推奨レベル3

0

0

ストック

0

コメント

見出し2【概要】

使用ルールブック
SW2.5基本ルールブック1、2、3

見出し2【あらすじ】

見出し2【導入】

 PC達は森や丘を超えて、街からは離れた山の中腹を歩いていた。この辺りに存在する村を目指しているのだ。
 しばらくしてPC達は細い道を通り抜けて村が見えてきた。小屋や畑がりん雑する小さな村で、中央に皮が流れている。街からは遠く、滅多なことではここを訪れる者など存在しないような、辺鄙な辺境だ。
 あなた達が村に踏み入れると、村人があなた達を見つめたあとに声をかけてきた。

「あんた達冒険者だろう?俺達の依頼を聞いてくれないか」
「村の近くに蛮族が居着いたんだ。定期的に村に降りて、作物を奪ったり、襲撃をかけてくるようになった。今朝も襲われたばかりだ。あいつらをどうにかしてくれないか」

見出し2【依頼】

[辺境の村の依頼]
依頼人 :辺境の村人
目標地点:川方面
依頼報酬:一人当たり1500G。前報酬なし
依頼内容:村を襲う蛮族の討伐

見出し2【道中】

見出し3【川を辿って】

 村内からは以下の情報を獲得できる。
・今朝の襲撃跡を確認する
 村に引かれている川の近辺で襲撃が行われた。
・村人に話を聞く
 襲撃してきた魔物は二種類で、人形の蛮族と甲殻類型の動物であったという。

 出発したPC達が川の上流へ向かうと宣言しなかった場合、目標値13の足跡追跡判定を行う。成功すると川の上流へと向かう。
 失敗した場合、道中で1d6を振り、以下の条件を適応した戦闘を行う。
・1or5
戦闘なし
・2or4
LV2の蛮族or動物エネミー×(1d6の出目)との戦闘
・3or6
LV3の蛮族or動物エネミー×(1d6の出目÷3)

 川の上流に到着すると、そこには山肌に隣接する湖が広がっていた。ここでPC達は湖の中に存在する洞窟と、湖を迂回した先の陸続きの洞窟を見つけた。
 その水の中の洞窟から丁度大きな魚影が現れた。その魚影はみるみる水上に近づき、全貌を見せた。どうやらそれはただの魚ではなく、その背に小柄な蛮族を乗せていた。その蛮族は浮上と共に辺りを見渡し、PC達に目を向けた。
 蛮族との戦闘。この戦闘では前線が湖の浅瀬となり、水中としての扱いを受ける。

前線:
「ゴブリン」×PC人数-1
「ザリガン」×「ゴブリン」の数
後方:

この「ゴブリン」はライダーLV1を獲得している扱いとなり、「高所攻撃」を獲得している。
「ゴブリン」は「ザリガン」に騎乗状態のため、同じ場所に配置され、「ザリガン」に騎乗している間は水中の補正がかからない。
下記のオリジナルエネミーを参照
※P130「戦力の初期配置」を要確認

※湖の中の洞窟に入るためには金属鎧を身に着けておらず、体重を除いた重量が20kg未満の者が10分の水泳判定が必要(水中に適正がある場合は除く)。水中の洞窟は一本道であり、その奥には奈落の魔域と思われる黒い球体が存在していた。

見出し3【洞窟のアビスへ】

 戦闘を終えたPC達が足跡を改めて確認すると、陸続きの洞窟に古い足跡を発見する。
 洞窟の中に入ると、そこには黒一色の世界が存在していた。その理由は洞窟内部は非常に狭く、しゃがまなければ入れない。その狭い空間に洞窟の壁や天井を飲み込んで鎮座している黒い球体が存在していたからだ。正確な大きさは不明だが、これは「奈落の魔域」だ。村が襲われる理由は、ここに蛮族が根付き、何らかの抜け道で襲撃をかけていたからかもしれない。どうあれ放置していくわけにもいかない物を発見した。

 奈落の魔域の中に出で落ちた場所は大岩の上だった。しかしそこら一帯は水辺の植物地帯だった。土色に濁った水からは無数の木が生え揃ろい、長い枝を縦横無尽に伸ばし前後左右を囲んでいる。マングローブの一帯だった。この水辺の植物地帯の先はまるで見通せず、道も存在しない。ただひとつ、水上を通ってならこの奥地へ進めるだろう。

 PC達が水上を渡る方法が存在しない限りイカダ作りを行う。イカダを作るためには、代表者が目標値を設定せずに罠設置判定を行う必要がある。成功するとその達成値×2がイカダのHPとなる。代表者以外のPCは1D6を振り、その出目は追加のHPとして扱う。イカダに防護点はない。

見出し3【イカダに乗って】

 PC達が作成したイカダを水に浮かべると存外上手くできているようで、問題なく進水できそうである。
 イカダを進ませていると道が二手に分かれているのを確認した。どちらに進もうか?
 PCは「エリア1」、もしくは「エリア2」のどちらかを選択する。「エリア1」を選択した場合は見出し4【1】を、「エリア2」の場合は見出し4【2】のみを探索できる。

見出し4【1】

 イカダを進ませているとゴブリンの死体がマングローブの枝に引っかかっている。それだけなら大したことではないのだが、残された体に何かが残されている。
 〈ウェポンホルダー〉(2p265)を1つ獲得できる。
 さらに道が分かれている。エリア1-1かエリア1-2に移動。

見出し4【1-1】

 更に進ませると流木やマングローブが邪魔をして前に進むのが困難な場所にやってきた。しかし引き返そうにも水の流れが邪魔をする。
 PC達は全員、目標値13の冒険者LV+器用度Bの判定を一回行う。失敗した判定の回数分1D6を振り、その合計の値がイカダにダメージとして適用される。イカダのHPが0になった場合、PC達に1D6のダメージが発生する。

 しばらく進むと川の中に小屋が一つ建っているのを見かける。イカダのHPが0の場合は立ち寄る余裕が存在しないため、探索することができない。

 小屋にははしごで登れるようになっている。小屋の扉は外側から鍵がかけられる仕組みのようだ。中は一通り生活ができるようになっているが、誰もいない。箱が一つ置いてある。
 箱の中には首飾りが一つ置いてあった。〈水晶の首飾り〉(1p338)を一つ獲得できる。

見出し4【1-2】

 イカダを進ませていると、いっそう枝の多いところに来た。
 PC達の中からランダムに一人を選び、そのキャラクターは目標値13の危険感知判定を行う。失敗すると頭上のゴブリンの投擲した槍に当たり、2d+2のダメージ。
 蛮族との戦闘。危険感知判定に失敗した場合、エネミー側の先行で戦闘が始まる。

前線:
「ゴブリン」×PC人数-1
「サーベルフット」×1
後方:「グレムリン」×1

見出し4【2】

 イカダを進ませていると水生動物の死体が浮いていた。素材としての価値はなさそうだが、口元に何かが引っかかっている。
 〈グレートソード〉(1p301)を1つ獲得できる。
 さらに道が分かれている。エリア2-1かエリア2-2に移動。

見出し4【2-1】

 更に進ませると流木やマングローブが邪魔をして前に進むのが困難な場所にやってきた。しかし引き返そうにも水の流れが邪魔をする。
 PC達は全員、目標値13の冒険者LV+器用度Bの判定を一回行う。失敗した判定の回数分1D6を振り、その合計の値がイカダにダメージとして適用される。イカダのHPが0になった場合、PC達に1D6のダメージが発生する。

 しばらく進むと川の中に小屋が一つ建っているのを見かける。イカダのHPが0の場合は立ち寄る余裕が存在しないため、探索することができない。

 小屋にははしごで登れるようになっている。小屋の扉は外側から鍵がかけられる仕組みのようだ。中は一通り生活ができるようになっているが、誰もいない。箱が一つ置いてある。
 箱の中には青い宝玉が置いてあった。換金アイテム、3000Gで売却可能。

見出し4【2-2】

 イカダを進ませていると、いっそう枝の多いところに来た。
 PC達の中からランダムに一人を選び、そのキャラクターは目標値13の危険感知判定を行う。失敗すると頭上のゴブリンの投擲した槍に当たり、2d+2のダメージ。
 蛮族との戦闘。危険感知判定に失敗した場合、エネミー側の先行で戦闘が始まる。

前線:
「ゴブリン」×PC人数-1
「サーベルフット」×1
後方:「グレムリン」×1

見出し3【上陸】

 PC達はしばらく進み、見えてきた陸地にイカダを停泊させた。相変わらず木々が鬱蒼として日の光もまるで通らないが、およそ考えられる道はこっちだ。
 そして恐らく首魁が近いのは正しく、足跡も多い。
蛮族が待ち構えている

前線:
「ゴブリン」×PC人数-1
「ザリガン」×「ゴブリン」の数
「ボルグ」×1
後方:「ゴブリンメイジ」×1

この「ゴブリン」はライダーLV1を獲得している扱いとなり、「高所攻撃」を獲得している。
「ゴブリン」は「ザリガン」に騎乗状態のため、同じ場所に配置され、「ザリガン」に騎乗している間は水中の補正がかからない。
下記のオリジナルエネミーを参照
※P130「戦力の初期配置」を要確認

見出し2【クライマックス】

 待ち構えていた蛮族達を乗り越えて、PC達は更に奥へと向かった。PC達の前にあったのは陸地に囲まれた水地であった。その水地の中央には美しい女性が流木に腰掛けている。

 蛮族との戦闘。この戦闘では前線、敵軍後方が水地の浅瀬となり、水中としての扱いを受ける。

前線:
「ゴブリン」×PC人数-1
「ザリガン」×「ゴブリン」の数
後方
「ローレライ」(2p374)×1

「ローレライ」には剣の欠片がPC人数×2が与えられている。
この「ゴブリン」はライダーLV1を獲得している扱いとなり、「高所攻撃」を獲得している。
「ゴブリン」は「ザリガン」に騎乗状態のため、同じ場所に配置され、「ザリガン」に騎乗している間は水中の補正がかからない。
下記のオリジナルエネミーを参照
※P130「戦力の初期配置」を要確認

見出し2【エンディング】

 アビスコアを破壊。アビスシャード1d6あげる。

見出し2【オリジナルエネミー】

【ザリガン】
動物:LV2
知能:動物並み
知覚:五感
反応:敵対的 穢れ:0
言語:なし
生息地:淡水の水辺
情報:
知名度/弱点値:7/12 弱点:雷属性ダメージ+3
先制値:8 移動速度:5(十足)/15(水中) 生命抵抗力:4 精神抵抗力:3
攻撃方法:爪
命中力:4 打撃点:2d+3 回避力:3 防護点:4 HP:14 MP:0
備考:
剣の欠片:なし
特殊能力:
「水中適性」→水中での行動に制限やペナルティ修正を受けない
戦利品:2~6なし 7~12鋭利な鋏(50G/赤B)
備考:

【ゴブリンメイジ】
蛮族:LV3
知能:低い 知覚:五感(暗視) 反応:敵対的 穢れ:2
言語:汎用蛮族語、妖魔語 生息地:森、山、洞窟
知名度/弱点値:8/11 弱点:魔法ダメージ+2
先制値:11 移動速度:10/- 生命抵抗力:3(10) 精神抵抗力:4(11)
攻撃方法:杖 命中力:4(11) 打撃点:2d+2 回避力:3(10) 防護点:2 HP:15 MP:20
特殊能力:操霊魔法LV3/魔力4(11) 魔法拡大/数
戦利品:
2~8 粗末な発動体(30G/白B)
9~  奇妙な首飾り(160G/白A)
備考:メイジは配下を持っておらず、配下を前提とする魔法を使用しない。

45c54d64 b8e6 44b3 8eb2 54b9436e3e0b

SW2.5のシナリオ。固有のギミック等を使用しないシンプルなシナリオ多め。

Post Comment

ログインするとコメントできます。