2018年11月22日更新

在りし日のコラール

  • 難易度:★★★★|
  • 人数:3人~3人|
  • プレイ時間:3~4時間(ボイスセッション)

太陽の欠片との主戦場はドラク領である。日没の地と接したる彼の地では、太陽の欠片の侵攻も珍しいことではない。騎士達は日々戦いに備えている。
しかし、前触れもなく、ドラク領の斯様な奥深くに太陽の欠片が現れるとは! 勇猛なる騎士達が侵攻を退けこそしたものの、手放しの勝利とは行かず、少なくない土地が焼かれ、また手傷を負った騎士が行方知れずとなっていた。

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■シナリオ諸元

推奨プレイヤー人数:3人
推奨PC逸話数:1
篇:1
レギュレーション:基本ルールブック+ヘレティカノワール
 

■物語の概要

●物語の背景
太陽の欠片との主戦場はドラク領である。日没の地と接したる彼の地では、太陽の欠片の侵攻も珍しいことではない。騎士達は日々戦いに備えている。
しかし、前触れもなく、ドラク領の斯様な奥深くに太陽の欠片が現れるとは! 勇猛なる騎士達が侵攻を退けこそしたものの、手放しの勝利とは行かず、少なくない土地が焼かれ、また手傷を負った騎士が行方知れずとなっていた。

 
●物語の時系列
・数年以上前、PC3の故郷が太陽の使徒に焼き滅ぼされる。
・数年以上前、PC3は人目を避け、隠れ住むようになる。
・1日前、ドラク領にてPC1・2は太陽の欠片と戦闘になり、手傷を負う。
・1日前、PC1・2はストリガの少女によってストリガの隠れ里へ運ばれる。
 
●注意
・PC同士の「消えざる絆」はルージュに属するものとすべし。
・当シナリオでは騎士限定のHOにアールヴを使用しても構わない。
・当シナリオでは異端限定のHOにサングィナリエ・アルラウネを使用しても構わない。
・当シナリオでは異端限定のHOに異端卿は使用できない。
 

■NPC

●アルメル
年若きストリガの少女。太陽の欠片との戦いに傷付いた騎士をストリガの隠れ里へ連れてきてしまう。
異相:黒い翼、追加の翼  性別:女性  血統:ストリガ  道:魔女
外見年齢:14歳  活動年数:20年  髪:蕩かす魔性の蜜色  瞳:燃え上がる炎の如き赤
特徴:愛らしい仕草、くせっ毛  刻印:胸元に二枚の翼のシンボル、全身に優雅な線
 
●ラキザエル
隠れ里の長を務めるストリガの魔女。里を訪れた騎士を疎ましく思い、表面上は媚びつつも、早急に立ち去るように求める。
異相:黒い翼、羽毛、魔性の美貌  性別:女性  血統:ストリガ  道:魔女
外見年齢:27歳  活動年数:400年  髪:しっとりと濡れた黒  瞳:魔性感じる紫
特徴:朗らかな美声、白く滑らかな肌  刻印:胸元に二枚の翼のシンボル、全身に優雅な線
 
 

■HO

●PC1 消えざる絆 太陽:【怒か仇】 推奨の道:領主・遍歴 【騎士限定】
貴卿は太陽の欠片との戦いに傷付き、それでも何とか退けることに成功した。しかし、その傷により、意識を失ったところをストリガの少女アルメルに助けられた。
ストリガの隠れ里で目覚め、少女に手当てを受けながらも、太陽の欠片に負わされた傷がじくじくと痛む。貴卿は次こそ太陽の欠片を滅ぼさんと決意を新たにした。
 
●PC2 消えざる絆 アルメル:【信か恋】 推奨の道:狩人・近衛 【騎士限定】
貴卿は太陽の欠片との戦いに傷付き、それでもPC1と共に戦い、何とか退けることに成功した。しかし、共に傷付き、城へと帰り着くも難く、困り果てたところをストリガの少女アルメルに助けられた。
彼女の献身的な治療に、貴卿は心打たれた。彼女のために、何か力になれないだろうか。
 
●PC3 消えざる絆 太陽:【殺か仇】 推奨の道:野伏・魔女 【異端限定】
御身は、人目を避け、隠れ住むことを選んだ異端である。しかし、太陽の欠片の襲撃によって住処は焼けてしまった。
太陽の欠片を滅ぼさぬ限り、御身に平穏は訪れない。御身にとって騎士がどのような存在かは分からぬが、太陽の欠片の打倒には騎士の協力が不可欠であろう。御身は太陽の欠片と戦っていた騎士を追い、ストリガの隠れ里へ迷い込む。
御身の【受難】は「21.忌まわしの火」固定となる。他の受難を選ぶことはできない。
 
 

◆開演前

■序の幕

ルールブック223ページの手順に従って、「開演前」の項目を行う。
 
 

◆篇

このシナリオは〔常の幕〕、〔戦の幕〕の順に幕を開いてゆく。
 

■常の幕

この幕のPC達はストリガの隠れ里で過ごすこととなる。
PC1・2は隠れ里で治療を受け、目を覚まし、PC3は騎士らを追って隠れ里を訪れることとなろう。
PLに導入の良案があればDRはそれを採用してもよい。ただし、必ず全PCが場面に登場するようにすること。
 
●幕の諸元
・NPC種別
〔端役〕里の住民(味方役/基本P.264)×4
〔脇役〕アルメル(優しき人/ヘレティカノワールP.240)、ラキザエル(長生者/ヘレティカノワールP.242)
 
・NPC配置
庭園:里の住民×1、ラキザエル/宮廷:里の住民×2/玉座:里の住民×1、アルメル
 
・存在点
アルメル:10点
ラキザエル:5点
 
・行動値
30点
 
・壁の華
里の住民:任意。余所者との接触に満足する、といったところか。
ラキザエル:里に騎士や外部の異端が入り込むことを黙認する。
アルメル:治療のための器具を取りに退席する。
 
・場所
この幕では特定の部屋ではなく、隠れ里全体を舞台に自由に移動し、行動する。一般的な幕との距離感の違いに注意せよ。
庭園:隠れ里の入口付近
宮廷:隠れ里内部。広場など。
玉座:治療用の小屋。ベッドが2つ置かれている。
 
・絆奏
アルメルへの【友】
 
●口上
DRは次の口上を読み上げる。
 
 太陽の欠片と遭遇した貴卿らは、果敢に戦い、これを退けたが、反撃に遭い、浅くはない傷を負った。
 貴卿らは砦へと戻る途中、ストリガの少女の好意によって、彼女らの隠れ里へと案内され、治療を受けることとなった。
 蔑むべき異端の助けを借りるなど! と抵抗する騎士もいようが、騎士と並び立つ力を持つ異端に対し、手負いの貴卿らが抗えども、意味は薄かろう。貴卿らは隠れ里へと運ばれ、歓迎と忌避、好奇と媚びとが混在する視線を受けながら治療を受けることとなる。
 一方で、御身は太陽の欠片の襲撃により住処を失い、途方に暮れていた。あの忌まわしい太陽は御身の住処を幾度燃やせば満足するのだろうか。太陽を討ち滅ぼさぬことには、御身の平穏はない。
 御身は、太陽の欠片と戦った騎士らの協力を得るべく、彼らの後を追い、ストリガの隠れ里へと迷い込む。なんとしてでも、騎士らの協力を取り付け、太陽を滅ぼさねばならぬ。
 
●詳細
この幕では DRは諸元に従いNPCを配置し、全てのNPCの【存在点】を公開する。
その後、PC1・2を「玉座」、PC3を「庭園」に配置する。
全てのキャラクターの配置が終われば、DRは基本ルールブック236ページの手順に従い、〔常の幕〕のラウンド進行を開始する。
 
2ラウンドが終了したならば、次の幕へ移行すること。
 
・里の住民について
隠れ里に住むストリガ達。騎士や他の異端を疎ましく思う者も中にはいるだろうが、表面上は歓迎して見せる。
 
・ラキザエル
隠れ里の長。表向き、歓迎を口にするが、それとなく里から立ち去る様に求める。異端に対しては、相手次第ではあるが、迷惑だという態度を隠さないかもしれない。
「騎士様に滞在して頂けるのは大変光栄ではありますが、ここは隠れ里。この里のことは外では内密にお願い致します」
 
・アルメル
PC1・2を隠れ里へと連れてきたストリガの少女。
治療の完了していない騎士達の無理をやんわりと嗜める。
「騎士様、まだ傷が塞がっておりませんのに、そのように出歩かれては治るものも治りません」
 
 

■幕間

幕間の処理(基本P.229)を行い、次の幕へと以降する。
 
 

■戦の幕

ストリガの里の住民の悲鳴が上がる。太陽の信徒による襲撃が里を襲う。
  
●諸元
NPC種別
〔端役〕アルメル(熱烈な味方/基本P.264)、里の住民(喝采役/基本P.264)×4
〔脇役〕光の司祭(基本P.266)
 
NPC配置
【庭園:里の住民×2/宮廷:里の住民×2/玉座:光の司祭、アルメル】
 
存在点
光の司祭:25点
 
行動値
30点
 
[壁の華]
光の司祭:手傷を負い、撤退する。
里の住民:避難する。
アルメル:ノワールによって[壁の華]となるなら太陽の信徒に浚われてしまう。ルージュによって[壁の華]となるなら、光の司祭の手から逃れ、避難したものとする。
 
場所
庭園:隠れ里の外周部。
宮廷:隠れ里の外周部。火が回り始めている。
玉座:隠れ里の外周部。火の手の勢いは強く、木々や建物が燃え盛る。
  
絆奏
太陽:【仇】

●口上
DRは次の口上を読み上げる。

 平和に見えた隠れ里に、常夜を切り裂く光が走る。黎明の、忌まわしき光だ。
 ストリガの里の住民達の悲鳴が上がる。報せを待つまでもない。太陽の信徒が襲い来たのだ。貴卿らは武器を手にする。
 里の外周部では陽光により火の手が上がっている。後光を纏い、炎によって煙も立ち昇っている。襲撃者の居所は探すまでもない。
 貴卿らが駆け付ければ、炎の中心に立つ光の司祭は忌々し気に貴卿らを睨み付ける。彼もかつては守るべき民であったはずだが、太陽の使徒より受勲の真似事を受け、陽光の力を持った今となっては滅ぼすべき敵である。だが、光の司祭はその片手でストリガの少女アルメルの腕を掴んでいる。アルメルが囚われているのだ。
「邪悪なる闇の信徒め。何故このようなところにまで……! 邪魔をしないでもらおう!」
光の司祭は、貴卿らを牽制するように叫ぶ。どうやら、彼らの目的はアルメルのようだ。当のアルメルは陽光を間近で浴びて、思うように動けないらしく、ぐったりとしている。
 貴卿らの使命は太陽の欠片の殲滅。異端を守る必要はない。しかし、正しくない行いは堕落を招くだろう。自身の潤い、渇きと向かい合い、正しき行いを為せ。
 
●詳細
DRは諸元に従いNPCを配置し、全てのNPCの存在点を公開する。
その後、PCたちをそれぞれ「庭園」か「玉座」に配置してもらう。
全てのキャラクターの配置が終われば、DRは[戦の幕]のラウンド進行を開始する。
 
全PCは絆奏として、「太陽:【仇】」を得る。
 
光の司祭が[壁の華]となったならば、次の幕に移行すること。
 
・光の司祭について
アルメルを最優先で狙う。PC達が如何にヘイトを稼ぐ言動をしたとしても、アルメルが残っている限りはアルメルをまず狙うこと。
 
 

■幕間

幕間の処理(基本P.229)を行い、次の幕へと以降する。
 
 

■終の幕

太陽の信徒達は光の司祭を置き去りにして撤退していく。
騎士たる貴卿らに、あるいは復讐者たる御身に、これをむざむざ逃がすという選択肢はない。
貴卿らは彼らの後を追いかけた。
 
●諸元
NPC種別
〔端役〕陽光の火(この[端役]はノワールではなく、「太陽へのノワール」を与える。ラウンド終了時、数が2倍になる)×6
〔脇役〕ラキザエル(太陽の使徒/基本P.267)
 
NPC配置
【庭園:陽光の火×4/宮廷:陽光の火×2/玉座:ラキザエル、陽光の火×2】
 
存在点
ラキザエル:40点
 
行動値
35点
 
[壁の華]
陽光の火:消える。
ラキザエル:封印は困難。元の異端の姿へは戻らないだろう。殺すことになる。
 
場所
この幕では場所は単純に距離のみを表す。全て燃え盛るドラク領の森の中である。
 
絆奏
太陽:【怒】
 
●口上
DRは次の口上を読み上げる。
 
 貴卿らを炎が取り巻く。
 
●詳細
DRは諸元に従いNPCを配置し、全てのNPCの存在点を公開する。
[戦の幕]でアルメルが[壁の華]となっている場合、ラキザエルの名前をアルメルに変更して配置する。この時、存在点と行動値を共に+5する。
その後、PCたちをそれぞれ「庭園」か「宮廷」に配置してもらう。
この幕において場所は距離を表すため、情景描写を分ける必要はない。
全てのキャラクターの配置が終われば、DRは[終の幕]のラウンド進行を開始する。
 
ラキザエル(もしくはアルメル)と陽光の火が全て[壁の華]になったならば、次の幕に移行すること。
 
・ラキザエルについて
白き羽の天使となり、PC達を襲う。
 
 

■後の幕

 
上手いことやってください。

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