2019年05月30日更新

花落つること知る多少

  • 難易度:|
  • 人数:3人~4人|
  • プレイ時間:4~5時間(ボイスセッション)

帝と皇后である玉藻前は夫婦の関係をお持ちでない……とは宮中に囁かれる噂である。現に帝は後宮の者を紫宸殿へお呼びにならず、後宮に入っていない相模坊をお招きになられている。
そんなある夜、帝が後宮の、よりにもよって皇后ではない、大して身分も高くない娘を寝所へお招きになり、その娘と一夜を過ごされたのだ。
玉藻前によって強固に支配されていたはずの後宮にあって、この一件が波風を起こさぬはずもなく…… 

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ストック

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■客分NPC

 玉藻前
 芦屋道満
 

■常ならざる事

 当演目における芦屋道満は孤児ではなく、貴族の子女の肉体を得て、後宮で生活をしている。
 

■目標成功値

 「門決定表の通り」
 

■演目之筋

帝と皇后である玉藻前は夫婦の関係をお持ちでない……とは宮中に囁かれる噂である。現に帝は後宮の者を紫宸殿へお呼びにならず、後宮に入っていない相模坊をお招きになられている。
そんなある夜、帝が後宮の、よりにもよって皇后ではない、大して身分も高くない娘を寝所へお招きになり、その娘と一夜を過ごされたのだ。
玉藻前によって強固に支配されていたはずの後宮にあって、この一件が波風を起こさぬはずもなく…… 
 

■道標


初期因縁:玉藻前(畏怖)
初期喪失:日常(生様の13)
推奨分限:聖、娼伎、変化、助役
目的:平穏を取り戻す
後宮に住まう更衣(比較的身分の低い后)であるあなたは、その身分にも関わらず、皇后様を差し置いて帝の寝所で一夜を過ごしてしまった。皇后様は大変お怒りになるだろう。
後宮における平和な生活を取り戻すため、なんとか皇后さまのお怒りをお鎮めしなければならない。
 

初期因縁:玉藻前(仇敵)
初期喪失:運(生様の8)
推奨分限:式、孤児、助役、奸臣
目的:PC甲をお守りする
あなたはPC甲の私的な部下である。あなたの主君であるPC甲は後宮において危うい立場に置かれつつある。
あなたにとって、PC甲はただの主君と部下という関係以上に大切な存在である。何とかして後宮の悪意からお守りしなければならない。
そのために、あなたができることは……?

 

初期因縁:芦屋道満(悪友)
初期喪失:愛(魂魄の7)
推奨分限:貴族、惑師、頭目、奸臣
目的:帝の御子を得る。
あなたは後宮に住まう中宮(皇后に次ぐ身分の后)である。彼の乱により皇室の方々は帝を除いて行方が知れず、帝も天狗とばかり乳繰り合っており、このままでは皇室は途絶えてしまう。あなたはこの国の貴族として、帝の血を引く人間の子どもを産まなければならない。
例え、あの芦屋道満の手を借りることになったとしても。
 

初期因縁:芦屋道満(仇敵)
初期喪失:信じたもの(魂魄の10)
推奨分限:孤高、人鬼、刀匠、逆賊
目的:友達を取り戻す。
あなたと友人は共にPC丙の派閥に属する更衣である。しかし、PC丙はあなたの友人の忠誠を裏切り、友人の肉体を芦屋道満へと譲り渡してしまった。PC丙は立派な方だと思っていた。まさかこのような非道をはたらくとは!
あなたはあらゆる手を尽くし、芦屋道満に憑りつかれた友人を取り戻さねばならぬ。
 

■道標に関する諸注意

 後宮のギスギスした人間活劇となるので、そういったものが好きな人が遊ぶべきだろう。
 

■演題之幕開

 PC甲は帝の寝所に呼び出される。帝はPC甲に「何故に朕がそなたを呼んだのは不思議であろう」と悲し気に話す。「そなたは何も知る必要はない」帝はそう言うと、あなたを抱き寄せ、あなたに顔を埋めるようにして黙ってしまう。その姿は現人神というよりも、拠り所のない幼子のようで……

■客分斯く動けり

玉藻前
 PC甲に苛立ちつつも、余裕のある態度を心掛けつつ、しかしただ許すことはできず、PC甲をいたぶって鬱憤を晴らす。PC乙を標的にしてもよい。
 PC丙に関しては、あなたの言うことをよく理解し、従う、自身の駒であると認識している。警戒は怠らぬようにと考えてはいるが、他に気を取られれば、PC丙への注意は二の次になってしまうだろう。
 
芦屋道満
 囁くようにして、PC達を絡め取ろうとする。
 PC甲には「全部丸く治める方法を教えてあげましょうか?」、PC乙には「PC甲を助けてあげようか?」
 PC丙には「帝の恩寵を得たいのだろう?」、PC丁には「この肉体を返してもいいが、条件がある」などと言って、焚きつける。
 面白い方に百万点。
 

■演目斯く流れん

 演目は主にPC甲(とPC乙)が玉藻前に呼び出されるところから始まる。
 玉藻前の嫉妬に晒された甲乙の反応、その場に居合わせるPC丙丁と道満の行動によって場面は進行していく。
 

■道と判定

平均的な道の配分とする。
 
【我道】
 最初の道。
 PC甲とPC乙が、玉藻前に呼び出されるところから演目を開始するとよいだろう。
 皇后である自身を差し置いて紫宸殿で一夜を過ごすという抜け駆けを玉藻前は許さないだろう。玉藻前はPC甲を弾劾する。その場には玉藻前が事前に呼び出しておいたPC丙・PC乙・更衣に憑りついた芦屋道満も同席する。GMはPC乙が話に参加できていないと感じたら、主を嗜められなかった無能な部下としてPC乙のことも罵倒しよう。適宜、PC丙や乙に対し「そなたも何か言うてやれ」などと発言を求めましょう。
 場面が硬直しそうなとき、PLが何をすべきか迷っている時、状況に関われていないPCがいる時、GMは判定を行わせ、話を進めていく。
 

血脈 → 魂魄 → 生様

 
 
【苦道】
 第二の道。
 適当なところでお説教タイムを切り上げ、各陣営に分かれて今後の話をする時間などをとってもいいかもしれない。
 PC達の葛藤が物語を美しいものにするだろう。
 

生様 → 血脈 → 魂魄

 
 
【鬼道】
 第三の道。もはや展開の予想はつかない。GMはテンポを損なわぬように注意しつつ、判定を行っていく。
 

魂魄 → 生様 → 血脈

 
 
【外道】
 第四の道。外道の最後の判定が終わる頃には、何らかの物語の終結がなければならない。
 GMは事態の収束が遠いと感じたのならば、PL達に事態の収束を呼び掛けること。GMは積極的に解決を呼びかけ、時には客分NPC達を用いて、何とか事態が収束するように働き掛けること。
 

生様 → 血脈 → 魂魄

 
 

■それぞれの悟道

 それが可能なPLだとGMが判断したのなら、悟道の描写はPL自身に行ってもらい、GMは客分PCのその後を語ろう。
 全員にとってハッピーなエンディングになるとは限らない。
 各キャラクタ達の一つの物語の区切りとして、何らかの救いがあるとよいだろう。あるいは、何の救いもない、ということが救いとなる場合もあるだろう。
 ルールブックの事始の章にもあるように、物語を紡ぐということを意識した終わりを目指そう。
 

■次なる演目への道標

 次なる演目への道標は特別用意されていない。

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