安倍晴明
特になし
不到門 PL2人:10未満 PL3人:18未満 PL4人:25未満
地獄門 PL2人:10-14 PL3人:18-24 PL4人:25-34
羅生門 PL2人:15-19 PL3人:25-32 PL4人:35-44
朱雀門 PL2人:20-24 PL3人:33-39 PL4人:45-54
応天門 PL2人:25以上 PL3人:40以上 PL4人:55以上
時は魔縁3年。時代が産んだ大陰陽師、安倍晴明は若き女狐を別邸に監禁し、己が母として洗脳を施すことに成功した。これにより、新たな母を得た晴明は時間を見付けては別邸に通い、偽りの母に甘え、幼児プレイの限りを尽くしていた。
※あくまでシナリオフックであり、当シナリオは上記のtweetに忠実ではありません。
甲
初期因縁:安倍晴明(庇護)
初期喪失:大切な記憶(魂魄の17)
推奨分限:変化、聖、娼伎、式
目的:晴明ちゃんの母で在り続ける
あなたは年若い雌の妖狐である。晴明の監禁&洗脳により己を晴明の母であると思い込んでいる。別邸に住む以前の記憶は判然としない。
あなたのかわいい晴明ちゃんは母思いの良い子であるが、どういうわけかあなたの住む家にたまにしか帰ってこない。週に二度も帰ってきたら多い方だ。帰宅の折には、不在の空白を埋めるかのように甘えてくれるのだが、あなたは少し寂しさを覚えている。
もっと晴明ちゃんと一緒にいられないかしら。あなたはそんなことを考えている。
乙
初期因縁:安倍晴明(猜疑)
初期喪失:日常(生様の13)
推奨分限:変化、異形、孤児、畜生
目的:PC甲を救い出す
あなたはPC甲の友人である。 あなたの友人であるPC甲は数ヵ月前、突如として姿を消してしまった。
あなたは行方を着きとめるべく手を尽くしたが、手掛かりは見付からず、途方に暮れていた。
そんなある日、あなたは尊敬する葛の葉から「最近、晴明の様子が少しおかしゅうて。あんな子やけど心配やわ」と聞かされる。聞けば、ここ数ヵ月の話だという。藁にも縋る思いであなたは晴明の周りを調べるのだった。
丙
初期因縁:安倍晴明(主君)
初期喪失:子を作る力(血脈の8)
推奨分限:式、変化、屍、孤児
目的:PC甲を逃がさない
あなたは安倍晴明の式として別邸の管理を任されている。
清明は数ヵ月前に一匹の女狐を浚い、監禁し、調教・洗脳を施している。あなたは晴明に命じられ、その片棒を担いだ。主たる晴明のすることに是も非もない。実際、その女狐は自身を晴明の母だと信じ込み、晴明の来訪を待ちわびている。
別邸でその狐の世話をし、見張るのもあなたの仕事であるが、最近あの狐が外出を望む。そんなことを許すわけにはいかないのだが。
丁
初期因縁:安倍晴明(任意)
初期喪失:信じたもの(魂魄の10)
推奨分限:影司、人鬼、惑師、依童
目的:PC甲の行方を玉藻前に報告する
あなたは玉藻前の部下である。
玉藻前は稲荷明神として、多くの狐を従えている。朝廷に多くの狐女御がいるのも、そのためだ。そんな玉藻前配下の狐が一匹失踪した。
この度、あなたが玉藻前から拝命したのは、その行方の知れぬ狐の捜索だ。玉藻前の占いを頼りに捜索を続けるうち、あなたは安倍晴明の別邸へと辿り着く。
己の心が侭に。
人数が4人に満たない時はPC甲・乙を最優先、3人以上いれば丙も、4人いれば丁も選択可能とする。
PC甲・PC丙については倫理に反した言動のRPが求められるため、抵抗のある場合は他の道標を選択すべきでしょう。
PC甲は不満であった。自分は晴明ちゃんの母であるにも関わらず、愛しい我が子には数日に一度しか会えない。外出も別邸の管理者だという者に固く禁じられている。PC甲は別邸の管理者(PC丙)の目を盗み、外へ出て、清明を探すことにした。
安倍晴明
安倍晴明にとって母である葛の葉は最大の弱点である。底知れぬ大陰陽師が葛の葉のことになると必死になる。これは母子の愛だろうか。
お察しの通り、晴明が誘拐したPC甲は葛の葉の代わりである。立場有る晴明は葛の葉相手であっても堂々と甘えることなどできず、その内面を歪ませていた。その歪みの発露こそが此度の事件である。
PC甲の脱出に気付いた晴明は保身のためにPC甲を殺害せんと動く。PC丙にもそのように命じるだろう。
当然、PC甲以外の者が赤ちゃんプレイに感付くことがあれば、その者も排除せねばならない。
しかし、直接姿を現し、PC甲と接することで、PC甲の放つ母性が強大である場合、晴明のマザーコンプレックスを刺激し、その判断が鈍ることはあり得る。とはいえ、それは一時のことであり、冷静さを取り戻した晴明はやはり保身を優先するだろう。
晴明別邸を脱出したPC甲がPC乙・丁と合流し、追ってくるPC丙(いない場合は晴明)を迎えることになる。
洗脳されているPC甲をPC乙がどう扱うのかによって流れは大きく変化するだろう。
詳しくは次の項目を参照のこと。
この無名道での判定は以下の通りである。
判定はいずれもPC全員が行動の宣言や演出を終えた時点で行う。
【第一の刻】
PC丙がいる場合は安倍晴明は登場しない。
晴明別邸を脱出したPC甲がPC乙・丁と合流し、脱出に気付いたPC丙(いない場合は晴明)が追ってくる場面。
まず、PC甲とPC乙・丁の合流を描写する。PC丙がいる場合はこの描写が長引き、PLの一人が手持無沙汰になることのないように、GMはファーストコンタクトが済んだと判断した時点でシーンを切り、PC丙を登場させる。PC丙がいない場合はGMが適切だと思うタイミングで晴明を登場させる。
PC丙(もしくは安倍晴明)が他のPCに追いつき、お互いを認識し、PC丙(もしくは安倍晴明)が何らかの行動や演出を終えたら判定を行う。
【第二の刻】
第一の判定以後の晴明の登場タイミングを演目では特に指定しない。物語(RP)の停滞を感じることがあれば登場を迷う必要はないだろう。カンフル剤として登場させ、GMが物語に干渉すべきだ。逆に晴明なしで物語が盛り上がっているのであれば、無理に晴明を登場させる必要はない。
戦闘か闘争、相談の場面になるだろう。PCの選択によって状況は大きく変わる。
【第三の刻】
第二の刻の行動を受けて、その続きを描写していく。
この「刻」ではキャラクタが滅びることも予想される。GMはPLの希望を丁寧に確認し、なるべくそれを取り入れた展開を心掛ける。
それが可能なPLだとGMが判断したのなら、悟道の描写はPL自身に行ってもらい、GMは客分PCのその後を語ろう。
全員にとってハッピーなエンディングになるとは限らない。
PLが笑っていられることを目指したい。
次なる演目のことは考えず、全力でこの演目を遊んで欲しい。
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