2022年11月08日更新

【モノトーンミュージアム】白姫の願い

  • 難易度:★|
  • 人数:2人~3人|
  • プレイ時間:3~4時間(ボイスセッション)

一つの舞台の一つの事件を、違った視点で描いた演目。対となる演目「黒騎士の誓い」と様々な設定を共有しているが、あくまでも設定を共有しているだけであり、所謂キャンペーンものの演目ではない。
 また本演目は少人数向けの演目となる。もしもGMが『フィオリトゥーラ(以降FT)』を所持しているならば、p76を一読しておくことを推奨する。勿論持っていなくても何の問題も無い。
■演目データ  プレイヤー:2~3人  演者レベル:3  プレイ時間:約4~6時間(※オンセにおける想定時間) ※本演目は、ゲームマスター(以降GM)が『モノトーン・ミュージアムRPG(以降MM)』を所持している必要がある。

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●最初に
 本シナリオを遊ぶGM(ゲームマスター)は、本文及びデータの内容を、複製したものに限り、改竄、削除及び加筆を行ってもよいものとします。
また本シナリオを遊んだことにより生じたあらゆる問題について、当方では一切の責任を負いかねます。予めご了承いただける方のみ、ご利用ください。
【要約:遊ぶ時に、話の流れやPCの設定で、シナリオの内容やデータ(エネミーデータ含む)が変わっても問題ありません。他のシナリオをプレイする時、このシナリオの設定を持ち込むのであれば必ずGMに相談しましょう。】


■演目データ
 プレイヤー:2~3人
 演者レベル:3
 プレイ時間:約4~6時間(※オンセにおける想定時間)

※本演目は、ゲームマスター(以降GM)が『モノトーン・ミュージアムRPG(以降MM)』を所持している必要がある。

■本演目について
 本演目は、一つの舞台の一つの事件を、違った視点で描いた演目となる。対となる演目「黒騎士の誓い」と様々な設定を共有しているが、あくまでも設定を共有しているだけであり、所謂キャンペーンものの演目ではない。
 また本演目は少人数向けの演目となる。もしもGMが『フィオリトゥーラ(以降FT)』を所持しているならば、p76を一読しておくことを推奨する。勿論持っていなくても何の問題も無い。


◆ 今回予告 ◆

 雪深い森の中に、ポツンと佇む小さな国。

 皆から愛され、皆を愛する国の統治者"白姫"。

 誰もが憧れ、そして尊敬する守護者"黒騎士"。

 "白き姫"と"黒き騎士"が守るこの国を、"灰の鼠"が駆けずり回る。

 混沌に陥る国を救うは、"白き姫"か"黒き騎士"か。

モノトーンミュージアム
「白姫の願い」
          ーーーかくして、物語は交差する。


◆ ハンドアウト ◆
 各PCには以下の設定がつく。GMはセッション開始時にPLとよく相談すること。PLが3人以下になる場合は、PC番号の若い順に使用すると良い。

PC①:旅の紡ぎ手
PC②:【騎士の国】の近衛騎士
PC③:【騎士の国】に居る紡ぎ手


演目「白姫の願い」【PC①用ハンドアウト】
■パートナー:"白姫"ブラン 推奨感情:誠意
■PC間パートナー:PC②
■クイックスタート:名もなき旅人(MMp34)

 君は旅する紡ぎ手だ。どういった理由で旅をしているかは自由に決めてよい。
 北西部の方を旅していた君は、森の中に国を見つける。その国は、地図にも載っていないような小さな国だった。興味を惹かれた君は、さっそく国に立ち寄ってみると、入国早々捕まってしまった。

 捕まるような事に心当たりがない君は、しかしお城の牢屋ではなく謁見の間へと通されたのだった。


演目「白姫の願い」【PC②用ハンドアウト】
■パートナー:"黒騎士"ノワール 推奨感情:脅威
■PC間パートナー:PC③
■クイックスタート:守護の騎士(MMp40)

 君は【左の地】の北西部にある小国【騎士の国】の近衛騎士団の一人だ。
 いつものように訓練をし、そして退屈な見張りの仕事を始めた。

 仕事の内容は、城内にある国庫の見張りだった。退屈な仕事内容に、ついうたた寝をしてしまう君。

 目を覚まして最初に見た光景は、見覚えのない鼠の様な其達が、宝物庫の部屋から出てくる様だった。


演目「白姫の願い」【PC③用ハンドアウト】
■パートナー:"灰鼠"グリーズ 推奨感情:尊敬
■PC間パートナー:PC①
■クイックスタート:針の魔女(MMp36)

 君は【左の地】北西部にある小国【騎士の国】に住む裁縫師だ。どういった経緯や理由で住んでいるかは自由に決めてよい。

 この国は紡ぎ手に対してとても協力的であり、君を助けたこともあれば、君を頼ってくることもあった。

 今回もどうやら紡ぎ手の力が必要な案件の様だ。君は近衛騎士に連れられ謁見の間へと通される。


■舞台設定:【騎士の国】
 統治形態:王政
 所在地:北西部(傷谷と職工の国の間辺り)
 【左の地】の北西部の森の中に位置する国。雪と森に囲まれており、あまり他国との交流が無い。
 この国の起源は、かつて別の国で武勲をあげた騎士だった。騎士は褒賞としてこの地を与えられ、移民を集って村を作り、徐々に国としてその形を成していった。

 しかし暗黒期の最中、一匹の異形の其達に国が襲われてしまった。その竜の姿をした其達は国唯一の姫を攫うと、「国から毎日一人、生贄を寄越せ。そうすれば姫は死なずに済む。」という歪んだ御標を国に下した。
 御標に抗う術を持たなかった当時の国王は、その御標に従い国民を一人、また一人と生贄に差し出していった。

 そんな日々が一カ月ほど続いたある日、一人の騎士が名乗りを上げた。「たとえこの身が歪みに侵されようとも、私が姫を救い出します!」と。
 そうしてその騎士は、自らが異形化するのも厭わずに竜に戦いを挑み、そして勝利した。見事悪しき竜を倒し姫を連れ帰ったその騎士は、異形化の影響で全身が黒ずんでいた。この史実から、この【騎士の国】では近衛騎士団の団長は代々"黒騎士"の称号で呼ばれるようになる。

 これらの話はこの国で人気のおとぎ話になっている。しかし実際の史実とは少し異なる。実際には、騎士は旅の紡ぎ手とともにその異形に挑んでおり、紡ぎ手の力もあったおかげで、完全に異形化せずに済んだのだ。さらに異形の竜も正確には倒したわけではない。旅の紡ぎ手が、その力を用いて一つの小さな【銀の指輪】に封印したのだ。この指輪は現在も【騎士の国】の国庫に厳重に保管されている。


■NPC

■"白姫"ブラン
 貴人/僧侶
「わたくしは、この国の民を守らねばなりません。」
 【騎士の国】のお姫様。18歳。女性。
 【騎士の国】王家のお姫様。正式名称は【ブラン・E・コルテージュ】。
 18歳という若さで、既に王族の責務を理解しており、国の政(まつりごと)にも積極的に参加している。両親や民の事を愛しており、国の為ならば命も惜しまなという思いを持つ。

 【騎士の国】の王族は、その起源が騎士であるという事から、代々戦闘技術も学んでいる。残念ながらブランには剣の才能は無かったが、それを補うほどの治癒術や戦略の才能と美しい美貌があった。そして彼女自身も勇猛であり、「戦の際には前線に立つ」と普段から豪語している。政治の面ではその美貌で優位に立ち、戦ではその戦略で敵を完封する。何物にも汚されないその様から、国の民たちは彼女を"白姫"と呼んでいた。

 最も信頼している人物は、幼いころから一緒に居る【"黒騎士"ノワール】だ。しかし彼に対する彼女の感情は、彼女自身にも分からない。

 演目中では、PC達が【"灰鼠"グリーズ】を見つけられるようにサポートをしてくれる。

 オリジナル特技【白姫の願い】
 タイミング:オート
 判定値:自動 難易度:なし
 対象:単体 射程:視界
 解説:この国の民を守りたいという、"白姫"ブランの願いが力となった特技。対象の使用する「タイミング:オートアクション」「判定値:自動成功」の特技を打ち消す。1ラウンド4回まで使用できる。

■"黒騎士"ノワール
 戦人
「俺は俺の騎士道に従い、姫とこの国をお守りする!」
 【騎士の国】の近衛騎士団の団長。35歳。男性。
 【騎士の国】の近衛騎士団で団長を務めている男。正式名称は【ノワール・リッター】。
 代々【騎士の国】の王家に仕えてきた騎士一族の一人。幼少の頃から騎士になるべく鍛錬を積んできたため、強靭な精神と肉体を持つ。

 自身の中に【騎士道】というものを見出しており、その騎士道に背く行いは絶対にしない。例としては、「嘘を吐かない」や「困っている者を放っておかない」などだ。

 若いころは騎士見習いとして王族に仕えており、その時に【"白姫"ブラン】のお付きとして色々と世話をしていた。その頃の関係もあって、彼女からの信頼は篤い。しかし彼女に対する彼の感情は、彼自身にも分からない。

 演目中では、異形を追い詰める為にPC達に協力してくれる。

 オリジナル特技【黒騎士の誓い】
 タイミング:常時
 判定値:自動 難易度:なし
 対象:単体 射程:視界
 解説:この国の民と姫を守るという、"黒騎士"ノワールの誓いが力となった特技。戦闘開始時に対象の「タイミング:常時」の特技を一つ選び、それを無効化する。この特技はノワールが[戦闘不能]または[死亡]している場合は効果を発揮しない。

■"灰鼠"グリーズ
 異形/日陰者/其達
「へへっ、悪いね。お宝があるとつい手が勝手に動いちまう。」
 各地で盗みを働く子悪党。?歳。オス。
 【左の地】の各国で盗みを働く子悪党。鼠の様な見た目をした其達で、大きさは10歳の人間の子供位あり、基本は二足歩行をしている。急ぐときは四足歩行に切り替え、ものすごい速さで動く。

 あくまでも盗みだけで、殺しなどの重い犯罪は犯した事が無い。そもそも本人も悪事を働きたいわけではなく、其達の本能として盗みを働いているだけである。但し彼はそれを楽しんでいるので、悪意が無いわけではない。

 本演目より少し前の時間軸では、【商いの国(MMp201)】で盗みを働いていた。しかしそこを仕切っている【赤銅の鈴(MMp209)】に目を付けられてしまい、逃れる為に【騎士の国】へとやって来た。

 演目中では、盗みを働いたことがばれてしまったので、ほとぼりが冷めるまで国内に潜伏しようとする。勿論PC達が探し出すので、隠れ続けることなどできない。彼を追い詰めていけば、指輪の歪みに侵され異形化した彼が襲ってくることだろう。

■邪竜
 異形/其達
「オノレ・・・キシ・・・オノレ・・・ツムギて・・・!」
 かつて"騎士の国"で暴れまわった異形の其達。竜の様な見た目をしており、異形化し黒くなったその見た目から邪竜と呼ばれていた。

 当時の国で姫を攫い、国民に姫の命を人質に生贄を要求していたが、勇敢に立ち向かう一人の騎士と、それを手助けした旅の紡ぎ手によって深手を負わされる。その隙に紡ぎ手によって小さな銀の指輪へと封印されてしまう。

 封印されてからも自我を保っており、指輪の中で自分が解放される時を待ち続けていた。その間にも、自分を封印した騎士と紡ぎ手への憎悪を募らせていた。


■演目背景
 本演目は、【左の地】の北西部の森の中に位置する【騎士の国】が、一体の異形によって混沌に沈んでいく物語である。

 舞台となる【騎士の国】は王政の国となっており、そこを治めるのは若き姫である【"白姫"ブラン】だ。そしてその姫を支えるのが、この国自慢の近衛騎士団だ。特に近衛騎士団の団長である【"黒騎士"ノワール】は、隣国にも武勇が轟く程の実力者だ。この国についての詳細は次項の【舞台設定】を参照すること。

 そんな【騎士の国】に、各国で盗みを働く【"灰鼠"グリーズ】が忍び込む。彼はお宝がありそうな所に侵入し、そのお宝を盗んで生計を立てている。この【騎士の国】も例外ではなく、城の宝物庫へと侵入されてしまう。城の宝物庫とはつまりは国庫である。勿論溢れんばかりのお宝でいっぱいだった。【"灰鼠"グリーズ】はそれらのお宝を、自前の麻袋にいっぱいになるまで詰め込み持ち出した。その際、妙に目を引いた【銀の指輪】もついでに盗んでいった。

 そうして【"灰鼠"グリーズ】が盗み出したこの一つの小さな指輪は、ただの銀の指輪ではなかった。かつてこの国を恐怖に陥れた異形を当時の紡ぎ手が封印した指輪だったのだ。強力な異形を封印した指輪は僅かに歪み続け、長い時を経て指輪そのものを魔道具へと変えていた。そうとも知らない【"灰鼠"グリーズ】は、その指輪を嵌めたまま国外へと逃亡しようとした。

 一方この国の近衛騎士団は、【"灰鼠"グリーズ】が国庫に侵入したことを敏感に察知していた。すぐさま国の門を閉ざし、彼が国外へ逃亡するのを防いだ。しかし、この判断は後に間違いだったと気づくことになる。

 演目は近衛騎士団が国門を閉ざす直前から始まる。PC達は国の人たちと協力して【"灰鼠"グリーズ】を探し出さなければならない。
 歪みをもたらす魔道具を着けている【"灰鼠"グリーズ】は、徐々に異形化が進行していき、その精神も伽藍へと近づいていく。時間が経過すると彼は歪みを国に降らす。最終的には彼と対決することになるだろう。

PC達がこの異形を探し出して倒すことによって、本演目は終わりを迎える。


オープニングフェイズ


■シーン1 "騎士の国"にて シーンプレイヤー:PC①
◆解説
 PC①のオープニング。
 PC①が初めて"騎士の国"へ訪問するシーン。

▼描写1
 左の地北西部は、雪に覆われた深い森となっている。
 職工の国を出て、少し東へと進んだところ。傷谷よりも手前にある雪深い森。君は現在、そんな森の中を進んでいる。

 暫く歩くと、手持ちの地図にも載っていないような小国が見えてきた。国門の前まで行くと、門の上に居た見張りの騎士が合図を送り、門を開けてくれる。

□セリフ:門番
 「ようこそ!旅のお方!ここは"騎士の国"だよ。」
 「これと言って目立ったものは無いが、この国のおとぎ話は他国でも人気だよ!よかったら通りの雑貨屋で絵本を買ってみると良い。きっと気に入ると思うよ!」

▼描写2
 君が通りを進んでいくと、奥に見える城の方から黒い鎧を纏った騎士が数人の騎士を引き連れて走ってくるのが見える。
 騎士たちは君を見つけると、君を取り囲むように並び剣を構えた。

 □セリフ:黒い鎧を纏った騎士
 「手荒な真似をして済まない。異国の者よ。だがどうかこの場は従ってほしい。大人しく我々に付いて来てくれたまえ。」

◆結末
 PC①が騎士たちに連行されたらシーンを終える。


■シーン2 うたた寝注意 シーンプレイヤー:PC②
◆解説
 PC②のオープニング。
 国庫での見張りの最中のシーン。時間軸がPC①のシーンよりも少し前となっているので、GMはPLにこの事実を予め伝えること。

▼描写1
 時は少し遡って、PC①が"騎士の国"を訪れる数刻ほど前の事。
 君はいつも通りの退屈な訓練をし、そしていつも通りの退屈な見張りの仕事を始めた。
 今日の現場は城の宝物庫であり、この国の国庫でもある部屋の門だった。

□セリフ:同僚の騎士
 「正直よう、城の中にまで見張りを置く必要があんのかね?城に侵入されないように見張り立ててんなら、城内まで見張り置くのは人の無駄遣いじゃね?」
 「国の出入りも国門で管理してんだし、この仕事意味あんのかねぇ?」
 「ん。すまん。ちょっと催してきた。少しだけ持ち場離れるわ。まぁお前一人でも大丈夫だろ?」

▼描写2
 同僚が離れて暫くしても、彼が戻ってくることは無かった。大方どこかでサボっているのだろう。
 話し相手も居なくなり、いよいよ退屈になってきた君は、ついついうたた寝をしてしまった。
 少しの間意識を失っていた君が目を覚ますと、宝物庫の門が開いており、中から子供ほどの大きさの二足歩行の鼠が、宝の詰まった麻袋を抱えて出てきていた。君はその鼠と目が合う。

□セリフ:怪しい鼠
 「・・・お勤め、ご苦労様です!」(全速力で逃げ出す)
 「そんな重い鎧を着た騎士様が、アッシの逃げ足に敵うとお思いですか?無理無理そんなの!」

◆結末
 PC②が鼠を捕り逃したらシーンは終了となる。


■シーン3 頼みの紡ぎ手 シーンプレイヤー:PC③
◆解説
 PC③のオープニング。
 この国唯一の裁縫師を、近衛騎士が頼りに来るシーン。

▼描写1
 時刻はPC①が捕まった少し後。国の近衛騎士が、君の家を訪ねてくる。

□セリフ:近衛騎士
 「失礼します!PC③殿!貴殿にまた、依頼したいことがあり推参いたしました!」
 「先ほど、国の国庫に賊が侵入したとの報告が上がりました!つきましては、貴殿にも捜査のご協力を賜りたくお願い申し上げます!」
 「まずは謁見の間にお越しいただくよう、お願い申し上げます!姫様がお待ちです!」

◆結末
 PC③が城に向かったシーン終了。


ミドルフェイズ


■シーン4 "白姫"ブラン シーンプレイヤー:PC①
◆解説
 最初のミドルフェイズ。PC達の合流シーン。PC①以外は途中から登場。

▼描写1
 君が国に入ってすぐに捕まった後、連れてこられたのは牢屋ではなく、城の謁見の間だった。
 広々とした部屋の奥には仰々しい玉座があり、そこには白い衣装に身を包んだ美しい姫が佇んでいた。君が部屋の中央に来るのを待ってから、彼女は口を開いた。

□セリフ:"白姫"ブラン
 「旅のお方。急に手荒な真似をしてしまい、申し訳ありませんでした。この国の代表として、この【ブラン・E・コルテージュ】が心より謝罪させていただきます。」
 「ですがどうかそのままで、少し確認させていただきたいことがございますので。」

▼描写2
 ブランがそう言うと、謁見の間の扉が開き、さらに二人の人物が連れてこられた。その内の一人、騎士の格好をした人物にブランが問いただす。

□セリフ:"白姫"ブラン
 「お二方とも、よくぞ参られました。してPC②。この者の顔に見覚えは?」(PC①を指して)
 「そうですか。旅のお方、改めて非礼をお詫びします。どうやら我らが捜していた者とは違ったようです。」
 「実はこの国に賊が入り込んだようでして、それだけならばいいのですが、この国の国宝を盗んでいったようなのです。」
 「賊が捕まるまでは、この国から人を出すわけにはいきません。どうかご理解を。」

◆結末
 会話がある程度ひと段落したらシーンを終える。


■シーン5 鼠捕り シーンプレイヤー:PC②
◆解説
 1回目の情報収集シーン。アフタープレイで配布する経験点に影響するため、GMはどの情報集判定が成功したか記録しておくこと。

▼描写1
 君たちが会話していると、突然謁見の間に声が響いた。男とも女とも、子供とも年寄りとも取れないその声は、聴いたものに自覚させる。これは御標だ。

 『旅の者は、二人のお供を連れて、泥棒鼠を捕らえましたとさ。ーーーめでたしめでたし。』

□セリフ:"白姫"ブラン
 「これは!・・・どうやら旅のお方にも、協力していただく必要がありそうですね。」
 「旅のお方、どうか我らを助けていただけないでしょうか?ここにいるPC②とPC③殿と一緒に、この国に潜む賊を捕らえて欲しいのです。」


情報項目

■賊の居場所 【社会】【知覚】難易度:8

□賊の目撃情報が集まる。国門付近での目撃証言が多い。恐らく国門近くの路地に潜んでいるだろう。


■賊の盗んだ宝について 【社会】難易度:8、12

8 □賊の盗んだ宝は大きな麻袋に入れられていたが、騎士に追われる中でほとんどを捨ててしまったようだ。国のあちこちに高価そうなお宝が転がっている。逃げる為に騎士に投げつけていたという目撃証言もある。

12 □直近の目撃証言では、小さな銀の指輪だけを大事そうに抱えて走っていたそうだ。一瞬見えた賊の目には、執着心のようなものが感じられたそうだ。


■盗まれた国宝について 【社会】【意志】難易度:8、12

8 □盗まれた国宝とは、小さな銀の指輪の様だ。国庫の中でもさらに奥、あまり目立たない小さな箱に入れられていたらしいが、賊は何故かこれを見つけ盗んでいった。

12 □国宝の小さな銀の指輪とは、かつてこの国を荒らしまわった悪しき異形の竜を封印した指輪であることが分かる。暗黒期にこの国で暴れた異形の竜を、当時の騎士と旅の紡ぎ手が倒し、一つの指輪へと封印した。封印が解かれぬよう厳重に国庫で保管するうちに、いつしか国宝と呼ばれるようになったようだ。


◆結末
 「■賊の居場所」の情報収集判定に成功したらシーンは終了となる。

※PC人数が2人の場合は、一人2回まで情報収集判定が出来ることにする。


■シーン6 窮鼠猫を噛む シーンプレイヤー:PC③
◆解説
 賊を追い詰めるシーン。本演目初の「歪み表」を振るシーンとなる。

▼描写1
 目撃情報をもとに、国門近くの路地で賊を追い詰めた君たち。鼠の姿をした其達は袋小路の突き当りで、迫る君たちを威嚇するように睨みつける。

□セリフ:鼠の其達
 「クソッ!近寄るな!この指輪はもうアッシの、【"灰鼠"グリーズ】様のモンだ!誰にも渡さねーぞ!」
 「来るな!来るなよ!・・・うっ!ううぅ!うわああぁぁぁ!」

 □歪み表をROCする。

▼描写2
 グリーズと名乗る其達が、急に苦しみはじめる。突然、周囲にほつれが走り、ほつれの中から虚無の化物が染み出してくる。化物が君たちを取り囲う様にし、一斉に襲い掛かってきた瞬間、黒い鎧を纏った騎士が周囲を一掃していた。PC②は良く知る人物だ。

□セリフ:"黒騎士"ノワール
 「どうやら間に合ったようだな。加勢するぞPC②。」
 「俺がこの化物どもの相手をする。その間に貴公は穴を塞げ。ただの人間の俺には塞げぬからな。代わりに、化物の相手ならいくらでも請け負おう。」

 □[縫製判定:難易度10]

 □成功した場合は、何事もなくほつれを繕うことが出来る。
 □失敗した場合は、時間をかけすぎてしまい、化物に襲われる。HP-1D6。剥離値+2。

◆結末
 PC達がほつれを繕い終える頃には、"灰鼠"グリーズはどこかへと消えてしまった。また探し出さなくてはならないだろう。

 シーンを終了する。


■シーン7 鼠捕り再び シーンプレイヤー:PC②
◆解説
 2回目の情報収集シーン。アフタープレイで配布する経験点に影響するため、GMはどの情報集判定が成功したか記録しておくこと。

▼演出1
 グリーズを取り逃した君たちはノワールと一度別れ、再び捜査を始めるのだった。状況は先ほどと変わり、グリーズはただの賊ではなく異形となった。一刻も早く見つけ出さなくては。


情報収集

■グリーズの居場所について 【社会】【縫製】難易度8

□グリーズは国内を駆けずり回っていることが分かる。異形化してしまった彼には、もはや理性はほとんど残っておらず、獣のように辺りを駆けずり回っているのだろう。逆に言えば、彼を誘導して追い込むことも出来るかもしれない。


■歪みについて 【縫製】難易度12

□先ほど現れたほつれは、グリーズの生み出したものではなく、グリーズの着けている指輪から生まれたものだということが分かる。彼が異形化してしまったのは、彼の心に虚無が生まれてしまったからなのか?それとも別の要因があるのだろうか?


■"灰鼠"グリーズについて 【社会】【意志】難易度8、12

8 □"灰鼠"グリーズは、近隣国で盗みを働く鼠の姿をした其達だ。子悪党の様に薄ら笑いを浮かべながら、スリや置き引きなどの小さな悪事を働いていた。但し誰かを傷づけるような犯罪は行っていない。
 異形化した現在では、前の様なひ弱そうな子悪党とは到底違うだろう。

※グリーズとのクライマックス戦闘の時に、HPと防御修正、剥離値が分かる様になる。GMはこの事を戦闘になるまでPLに伏せておくこと。

12 □"灰鼠"グリーズには一つ変わった噂がある。彼を捕らえようとする者は、総じて動きが鈍くなってしまうそうだ。グリーズが今まで捕まってこなかったのには、何かカラクリがあるのかもしれない。

※グリーズのオリジナル特技【色褪せた土地神】の効果を知ることが出来る。GMはこの事を戦闘になるまでPLに伏せておくこと。


◆結末
 「■グリーズの居場所」の情報収集判定に成功したらシーンは終了となる。

※PC人数が2人の場合は、一人2回まで情報収集判定が出来ることにする。


■シーン8 鼠捕獲作戦 シーンプレイヤー:PC③
◆解説
 ミドルフェイズ最後のシーン。購入判定などもここで行える。

▼描写1
 グリーズの今の状況を知った君たちは、一度作戦を立てる為に城へと戻っていた。謁見の間でブランに現状報告をすると、彼女が口を開いた。

□セリフ:"白姫"ブラン
 「情報の収集ご苦労様でした。状況は決して良いとは言えませんね。」
 「ですが私に考えがあります。獣同様に理性を失った伽藍ならば、容易に誘導し誘い込むことが出来るでしょう。」
 「騎士たちを各所に配置して伽藍を城へと誘導します。城下で暴れまわられては、民たちに危険が及びますからね。」
 「そうして誘い込んだところを、あなた達が討伐してください。」

 □GMはここで購入判定が1人1回出来る事を伝える。またここでの購入判定の達成値に+10する。これは、ブランが必要な物を用意してくれるためだ。

▼描写2
 作戦は順調に進み、グリーズは見事城内へと誘い込まれた。城の中庭で待機していた君たちの元へ、全身が灰色に染まったグリーズが飛び込んでくる。グリーズが飛び込んだのを確認した騎士が扉を施錠し、中庭には君たちとグリーズだけが残っている。

□セリフ:"灰鼠"グリーズ?
 「うう、ダレダ。・・・ココは、シロか?」
 「ツムギて・・・キシ・・・オマエたちのセイデ。ううう!」
 「ユルサ・・・ナイ・・・。キシ、ツムギて!」

▼描写3
 グリーズがもがき苦しみだす。徐々にその体には亀裂が走り、周囲の空間が歪んでいく。
 グリーズの着けている指輪から、黒い泥のようなものが漏れ出し、それは徐々にグリーズを取り囲んでいく。泥は形を変えていき、次の瞬間には指輪がはじけ周囲一帯が泥に覆われる。

 黒い泥が晴れるとそこには、倒れ伏すグリーズととても大きな黒い竜が佇んでいた。
 黒い竜は君たちを一瞥すると、翼をはばたかせ城下町の方へと飛んで行った。竜が飛んで行った後に、グリーズが立ち上がろうとしている。
 近くで待機していた"黒騎士"ノワールが竜の飛んで行った方へ駆け出した。

□セリフ:"黒騎士"ノワール
 「竜の方は俺と近衛騎士が何とかする!だから貴公らには、そいつを任せた!」
 「お互い、また生きて相まみえることを願う。」

◆結末
 ノワールがシーンを退場したらシーン終了。


クライマックスフェイズ


■シーン9 白姫の願い シーンプレイヤー:PC①
◆解説1
 最終戦闘のシーン。戦闘最初の1ラウンドはイベント戦闘となる。GMは予め戦闘が冗長にならないように、この事実をPLに伝えてもよい。

▼描写1
 竜が飛び去った直後、グリーズが立ち上がる。その姿は最早完全な異形と成り果て、歪な笑みを浮かべながら君たちの方を見る。

□セリフ:"灰鼠"グリーズ
 「何が起こったのかは、正直分かんねぇ。でもアッシの中に、確かに感じる力がある!」
 「こいつはいい!最高の気分だ!今なら何でも出来そうだ!」
 「まずは手始めに、アッシを追い詰めたあんた達を懲らしめてやりましょうかねぇ!」

 『跪き、許しを乞え!グリーズ様の御前だぞ!従わぬ者は、虚無へ還ることになるだろう!』

 □歪み表をROCする。

▼描写2
 グリーズが声高らかに宣言した言葉は、御標だった。周囲にいた城の使用人たちはグリーズに対して跪き、従おうとしない使用人はたちまち異形化が始まった。このまま放っておけば、国民達にまで被害が及ぶだろう。
 御標に従わない君たちに、グリーズが襲い掛かってくる!

◆解説2
 イベント戦闘。この戦闘は1ラウンド経過したら終了する。戦闘中にグリーズはオリジナル特技【色褪せた土地神】を使用して、PC達の判定を自動失敗させてくる。1ラウンド経過したら戦闘を一時中断して描写3へ。

▼描写3
 決して戦いが苦手ではない君たちだが、しかし何故かグリーズには手も足も出なかった。こちらの攻撃は当たらず、敵の攻撃は避けられない。何も対策をせずにこのまま戦っていては、いずれ負けてしまうだろう。
 ジリ貧になりつつある君たちの元に、白い衣装に身を包んだブランが駆け付けた。

□セリフ:"白姫"ブラン
 「救援が遅れてしまいすみません!ここからは私も戦います!」
 「私には剣術の才はございません。ですが、魔術でしたら心得があります!あの者の怪しい術程度は、破って見せましょう!」
 「さぁ!ここが正念場です!ともにあの者を打倒しましょう!」

◆解説3
 クライマックス戦闘。前のイベント戦闘でグリーズが使用していたオリジナル特技は、同じくブランのオリジナル特技【白姫の願い】によって打ち消される。戦闘はグリーズを倒す事で終了となる。

◆結末
 ブランの協力もあって、何とかグリーズを打倒すことに成功した。PC達の元に声が響く。御標だ。

 『こうして、邪悪な竜と悪しき鼠は打倒され、騎士の国には平和が訪れました。ーーーめでたしめでたし。』

 どうやら竜の方も解決したらしい。これでこの国に平和が訪れた。
 シーンを終了する。


エンディングフェイズ


 以下はエンディングプロットとなる。これまでの展開に応じて、自由にシーンを演出すると良いだろう。


 グリーズと竜を倒したことによって、この国に平和が訪れた。結果的には国宝は失われてしまったが、そもそもの原因となる悪しき竜を倒すことが出来たので問題はないだろう。城下町には竜による被害が多少なりとも出ているかもしれないし、全くの無傷でこの国を救ったかもしれない。
 国を救ったPC達は盛大に称えられるだろう。

■PC③:近衛騎士の依頼通り、事件を無事解決に導いた。君への信頼は揺ぎ無いだろうし、今後も頼られる事だろう。これまで通りの日常を過ごすかもしれないし、国を出るきっかけになるかもしれない。もしくは、また国内で起こった事件を解決しているかもしれない。

■PC②:君が居眠りをしたせいでここまでの大事になってしまったが、君が事件を解決したのも事実だ。結局上司からは起こられるかもしれないし、逆に褒められるかもしれない。今後の展開を、今まで通りの日常として過ごすのも、何かしらの変化を加えるのも彼の自由だ。

■PC①:旅の道中にたまたま立ち寄った国で、大きな事件に巻き込まれ、そしてそれを解決する。これは君にとって特別な出来事だったかもしれないし、旅する君には数ある出来事の一つだったかもしれない。今後も旅を続けるのか、それともしばらく"騎士の国"に滞在するのかは、彼のみぞ知ることだ。


それぞれのエンディングを演出して演目は終了となる。


◆ アフタープレイ ◆

 演目の目的を達成した項目については、以下のように判断すること。

・"騎士の国"を救った:5点
・イベント戦闘で全滅しなかった:3点
・情報項目を全て調べた:2点


エネミーデータ


■"灰鼠"グリーズ
◆逸脱能力
 □□《虚構現出》(MMp125) 使用された逸脱能力を打ち消す。
 □□《歪んだ幸運》(MMp127) 判定ダイスの数を+1D6する。判定直前に使用。自身のみ。
 □□《完全否定》(MMp125) 受ける実ダメージを0にし、付随する不利な効果を全て打ち消す。自身のみ。
 □□《瞬速行動》(MMp126) 即座にメインプロセスを行う。1ラウンド1回。自身のみ。
 □□《堕落の声》(MMp126) 単体・視界の対象の判定ダイスを-1D6する。判定直前に使用。
 □□《憤怒の一撃》(MMp125) ダメージロールで使用。ダメージロールのダイスを+8D6する。ダメージ対象が複数の場合は、単体にのみ適用。

 逸脱能力はGMが状況に合わせて使用すると良い。

◆パーソナルデータ
命:8 回:5 術:8 抵:4
行:18 HP:100 剥:10

肉: 10/+3 知:18/+6 感:11/+4
意:14/+3 社:11/+3 縫:9/+3

攻:〈刺〉+11
対:単体 射:至近
防:斬1(4) / 刺3(6) / 殴3(6)

◆特技
【常時】
《無限の魔》(MMp238) 1
特技の代償が無くなる。
《無慈悲なる一撃》(MMp237) 2
自身のダメージロールに+2D6。
《ケダモノ》(MMp113)1
素手のデータを「命中:0」「攻撃力:〈斬〉+7」に変更。

【オート】
《御標の託宣》(MMp238)
好きな御標を下せる。
《虚ろなる魂》(MMp236) 1
バッドステータスを受けた時にそれを回復する。重圧には使用不可。HP-3。
《奇妙な関わり》(MMp112)1
判定直後に達成値を-2。1演目4回。

【ダメージロール】
《罠の作り手》(MMp91)3
ダメージ+1D6。1点でもダメージを与えたら+狼狽。1シーン3回。

【セットアップ】
《死をもたらす者》(MMp119)1
ダメージ+2D6。防御修正を()内のものに変更。

【マイナー】
《範囲攻撃》(MMp238)1
攻撃対象を範囲(選択)に変更する。1シーン1回。
《別れの一滴》(MMp90)4
命中判定+1。1点でもダメージを与えたら+邪毒4。
《影無し》(MMp117)2
マイナーアクションを即座に2回行う。1シーン2回。

【メジャー】
《急所狙い》(MMp89)1
ダメージ+6の物理攻撃。

【オリジナル特技】
《色褪せた土地神》1
タイミング:オートアクション
判定値:自動成功  難易度:なし
対象:単体  射程:視界
代償:なし
効果:"灰鼠"グリーズがかつて土地神として崇められていた頃の名残の特技。対象が戦闘値による判定のダイスロールを行う直前に使用する。その判定の結果を自動失敗にする。

◆行動指標
 以下に【"灰鼠"グリーズ】の戦闘での行動指標を記載する。ここでの行動指標とは、各タイミングに対してどういった行動を取るかを特技・逸脱能力をまとめて書いているものを指す。各行動指標には独自に名前を設定しており、後述する戦闘プランで使用する。名前にはあまり深い意味はない。

 また、クライマックスフェイズでは戦闘が2回に分けられている。最初の戦闘は所謂イベント戦闘となり、2回目の戦闘が本番となる。下記の行動指標はイベント戦闘でのものを先に、2回目の戦闘での指標を後に記載している。GMは間違わないように注意すること。


戦闘1回目。

【セットアップ】異形加速
《死をもたらす者》(MMp119)1
タイミング:セットアップ
対象:自身 射程:なし
解説:異形化を故意に加速させ、力を解き放つ行動。シーン中の自身のダメージロールに+2D6し、各防御修正に+3する。

【攻撃】乱れ引っ掻き
《急所狙い》(MMp89)1 + 《範囲攻撃》(MMp238)1 + 《死をもたらす者》(MMp119)1  + 《無慈悲なる一撃》(MMp237) 2 + 《ケダモノ》(MMp113)1 + 《影無し》(MMp117)2
タイミング:マイナー+メジャー+常時+セットアップ
判定値:12 難易度:対決
対象:範囲(選択) 射程:至近
攻撃力:〈斬〉6D6+13。
解説:盗賊の技術と異形の力を合わせた攻撃。《影無し》の効果でマイナーアクションが2回行えるので、1つは戦闘移動に使用する。攻撃で1点でもダメージを与えたならBSの邪毒4を与える。

【判定時】色褪せた土地神
《色褪せた土地神》1
タイミング:オート
対象:単体 射程:視界
解説:"灰鼠"グリーズの【オリジナル特技】。PCが回避や攻撃を行う際の判定で使用する。その判定を自動失敗させる。この特技はシナリオ本編にもある通り、"白姫"ブランの【オリジナル特技】によって打ち消せる。


戦闘2回目。

【攻撃(初回)】ドブネズミの爪
《急所狙い》(MMp89)1 + 《別れの一滴》(MMp90)4 + 《死をもたらす者》(MMp119)1 + 《罠の作り手》(MMp91)3 + 《無慈悲なる一撃》(MMp237) 2 + 《ケダモノ》(MMp113)1 + 《影無し》(MMp117)2
タイミング:マイナー+メジャー+常時+セットアップ+ダメージロール
判定値:12 難易度:対決
対象:単体 射程:至近
攻撃力:〈斬〉6D6+13。
解説:盗賊の技術と異形の力を合わせた攻撃。《影無し》の効果でマイナーアクションが2回行えるので、1つは戦闘移動に使用する。攻撃で1点でもダメージを与えたならBSの邪毒4と狼狽を与える。

【攻撃(2、3回目)】ドブネズミの爪
《急所狙い》(MMp89)1 + 《別れの一滴》(MMp90)4 + 《死をもたらす者》(MMp119)1 + 《罠の作り手》(MMp91)3 + 《無慈悲なる一撃》(MMp237) 2 + 《ケダモノ》(MMp113)1
タイミング:マイナー+メジャー+常時+セットアップ+ダメージロール
判定値:12 難易度:対決
対象:単体 射程:至近
攻撃力:〈斬〉6D6+13。
解説:盗賊の技術と異形の力を合わせた攻撃。攻撃で1点でもダメージを与えたならBSの邪毒4と狼狽を与える。

【攻撃(4回目以降)】ドブネズミの爪
《急所狙い》(MMp89)1 + 《別れの一滴》(MMp90)4 + 《死をもたらす者》(MMp119)1 + 《無慈悲なる一撃》(MMp237) 2 + 《ケダモノ》(MMp113)1
タイミング:マイナー+メジャー+常時+セットアップ
判定値:12 難易度:対決
対象:単体 射程:至近
攻撃力:〈斬〉5D6+13。
解説:盗賊の技術と異形の力を合わせた攻撃。《影無し》の効果でマイナーアクションが2回行えるので、1つは戦闘移動に使用する。攻撃で1点でもダメージを与えたならBSの邪毒4を与える。

【リアクション】回避
特技の使用なし。

【BS獲得時】鼠の知恵
《虚ろなる魂》(MMp236) 1
タイミング:オート
対象:自身 射程:なし
解説:BSを付与されたときに使用。HP-3してBSを回復する。但し重圧には使用できない。

【判定時】色褪せた土地神
《色褪せた土地神》1
タイミング:オート
対象:単体 射程:視界
解説:"灰鼠"グリーズの【オリジナル特技】。PCが回避や攻撃を行う際の判定で使用する。その判定を自動失敗させる。この特技はシナリオ本編にもある通り、"白姫"ブランの【オリジナル特技】によって打ち消せる。


■初期配置
 PC全員でひとつのエンゲージを構成する。
 そこから5m離れた位置に【"灰鼠"グリーズ】を配置する。
 2回目の戦闘では【"灰鼠"グリーズ】から5m離れたところにPC達のエンゲージを配置し、そこからさらに5m離れた位置に【"白姫"ブラン】を配置する。
 2回目の戦闘に移る際に初期配置はリセットされる。

■戦闘プラン

1回目の戦闘

●セットアップ
グリーズの【異形加速】を使用して、攻撃力や防御修正値をあげておく。この行動はシーン中継続する効果なので、2回目の戦闘開始時には使用しなくてよい。

●メインプロセス
【乱れ引っ掻き】で攻撃をする。最速で行動できない場合は、逸脱能力の《瞬速行動》を使用しても良いだろう。PC達とエンゲージしている場合は、マイナーアクションの《影無し》を使用する必要は無い。PC達の回避判定は【色褪せた土地神】を使用し自動失敗させる。

●その他
BSを受けたなら【鼠の知恵】を、PCが何かしらの判定をするなら【色褪せた土地神】を使用する。


2回目の戦闘

●セットアップ
先ほどの戦闘で既に行動している筈なので、特にやることは無い。何かしらの要因で【異形加速】を使用出来ていなかった場合は、ここで使用する

●メインプロセス
基本は【ドブネズミの爪】で攻撃をする。最速で行動できない場合は、逸脱能力の《瞬速行動》を使用しても良いだろう。PC達とエンゲージしている場合は、マイナーアクションの《影無し》を使用する必要は無い。
【ドブネズミの爪】は何回目の使用かで若干効果が変わるので、GMは注意すること。PC達の回避判定は【色褪せた土地神】を使用し自動失敗させる。

●その他
BSを受けたなら【鼠の知恵】を、PCが何かしらの判定をするなら【色褪せた土地神】を使用する。

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