2024年10月11日更新

ソードワールド2.5 「祝いの席に普通の料理はあり得ない!」

  • 難易度:|
  • 人数:1人~上限なし|
  • プレイ時間:

●シナリオの概要
 まだまだ駆け出しの冒険者たちは、祝いの席を飾る料理に必要な絶品の高級魚〈真珠魚〉を釣り上げる依頼に挑戦することになります。しかし、港には無念のうちに死んだ幽霊や、魚を狙う蛮族たち、そして謎の老人が待っていて…。駆け出し冒険者たちは無事、依頼を達成できるのでしょうか?
 ※1~2度ほど成長したキャラクターが挑戦することを想定したシナリオです。

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●シナリオの概要

 まだまだ駆け出しの冒険者たちは、祝いの席を飾る料理に必要な絶品の高級魚〈真珠魚〉を釣り上げる依頼に挑戦することになります。しかし、港には無念のうちに死んだ幽霊や、魚を狙う蛮族たち、そして謎の老人が待っていて…。駆け出し冒険者たちは無事、依頼を達成できるのでしょうか?
 ※1~2度ほど成長したキャラクターが挑戦することを想定したシナリオです。
 
 

●導入

〇ハーヴェス王国/冒険者ギルド支部

 ある日。いつものように手ごろな依頼がないか、探していたあなた達。受付に行くと、
 「皆さんにはぜひこちらの依頼を」
 そう言って受付嬢が示した依頼は『真珠魚の調達』。
 「依頼主はギルドにある酒場の料理長さんですね。どうやらお祝いの品を作りたいそうですね。注目すべきは報酬金ですね。一人3000Gです。どうされますか?」
 ※真珠魚について聞けば、受付嬢がある程度教えてくれる。
「真珠魚と言えば、1mから最大3mにもなる大きな回遊魚ですね。美食家さん達の間では有名です。身にたっぷりと栄養を溜めこんで、脂たっぷり! それでいながらしつこくなくて、回遊魚ならではの淡白な白身は噛めば噛むほど甘味が増すんです! 私も一度だけ、食べたんですけど、それはもう、おいしいんですよ!」
 
 依頼を受けたあなた達は早速、依頼主であるギルド酒場の料理長のもとへ。
 「料理長さーん! 依頼を受けてくださる冒険者さんを連れてきましたよ!」
 受付嬢が昼の向けての下ごしらえをしていた厨房内に声をかける。しばらくすると、エプロンで洗った手を拭きながら恰幅のいい白髭の男性が姿を見せた。
 「そうですか。いやぁ、良かったです。これでどうにか結婚式に間に合いそうです。正直に言うと、別の料理にしようかとも考えていましたから」
 そう彼は喜ぶ。話を聞けば、どうやら親友の結婚式のために祝い料理『真珠魚と野菜のワイン煮込み』を作りたいそうだ。
 「野菜の方はこちらで質のいいものが用意できたのですが、高級魚だけあって真珠魚はなかなか市場に出回りません。獲ってきていただければ、あとは氷で冷やして保存します。明後日の結婚式までに、よろしくお願いしますね」
 依頼内容をそう説明してから、料理長は厨房へと戻っていこうとする。しかしふと足を止めると、
 「そういえば、大きければ大きい程、新鮮であるほど、真珠魚はおいしいとされています。なので、もしよろしければ大きく、鮮度のいい状態でお持ちいただければ幸いです。それによっては追加で報酬も用意しておきます」
 そう言って今度こそ厨房内へと消えて行った。
 それを見送った受付嬢は
 「とはいえ、最悪なのは期日までに真珠魚が手に入らないことです。身の安全を最優先に、くれぐれも無理はなさらないでくださいね」
 と忠告して、あなた達を見送るのだった。
 
 

●状況

・正確な期限は明後日の昼12時。現在は午前10時。
・ハーヴェス王国は海に近い。港までは徒歩で片道2時間。
・【聞き込み/見識判定:5】セオリーとして、夕暮れ(17時)から夜(18時)、明け方(5時)から朝(6時)が魚を釣りやすい。明るいうちにエサを手に入れ、夜にそれを使って釣るのが一般的。
・近くの港については【聞き込み/見識/聞き耳判定:9】に成功することで、「夜になると幽霊を見かけた」という噂を耳にする。さらに【〃判定:11】に成功で、「最近、蛮族を見かけたよ」と話す人物から話を聞くことが出来る。どうやら海岸に蛮族が住み着いているようだ。
・人通りが多いこともあって、港までは魔物に襲われることもなく来ることが出来る。
 
 

●真珠魚の捕獲(1日目)

〇ハーヴェス王国/近郊の港・岩場

 真珠魚を求めてやってきたのは、港近くの岩場。近くには森もあり、野営で焚火をするには苦労しないだろう。このあたりでは釣りも許可されている。
※どれも1時間ほど費やすものとする。
※もしPC達が船を借りたり、どうにかして漁師たちの力添えを借りたりするロールプレイをしたのなら、2dのダイスの達成値+1。
※明け方、夕暮れ時は『釣り』の達成値に+2。
 
 
▶朝~夕暮れ(10時~18時)(1日目)
・探索【探索判定】
2~3:転んでケガをする。1d3点のダメージ。
4~5:〈きれいな貝殻〉(50G/黒B)や〈サワガニ〉(50G/赤B)、〈イワノリ〉(50G/緑B)のいずれかが手に入る。
6~8:うねうね動く小さな〈エサムシ〉を手に入れる。
9~11:〈コエビ〉を見つける。これを使えば『釣り』の達成値に+1できる。
11~:〈古のコイン〉(200G/黒金A)を見つける。
 
・釣り【レンジャー技能+器用度ボーナス】
※〈エサムシ〉〈コエビ〉を1つ消費。
2~6:エサだけを持っていかれた。 ※アイテムだけ消費。
7~10:のんびりと時間が過ぎていく。 ※アイテム消費なし。
11~15:魚がヒット。〈ヤキウオ〉〈ニツケ〉〈サシミッギョ〉1匹(250G/赤A)を釣り上げた。
16~:強い引き。高級魚〈サバミリン〉(400G/赤A)を釣り上げた。
 
・その他(休憩や仮眠、食事など)
 
 
▶夜~朝(19~翌6時)(1日目)
・探索【探索判定】
※夜間であらゆる判定-2。ただし[暗視]がある場合などは修正を無視できる。
~4:転んでケガをする。1d3点のダメージ。
5~7: 運悪く大きなカニ「『ジャイアントクラブ』(Ⅱ)P.395」1体と出会い、戦闘。
8~11:このあたりで死んでしまった「『ゴースト』(Ⅰ)P.457」(探索者数)体と戦闘。それぞれ〈剣のかけら〉1つで強化。
12~14:岩場で休む〈コエビ〉2匹を手に入れる。
15~:きらりと光る〈剣のかけら〉1つを見つける。
 
・釣り【レンジャー技能+器用度ボーナス】
※〈エサムシ〉〈コエビ〉を1つ消費。
~6:エサだけを持っていかれた。 ※アイテムだけ消費。
7~10:魚がヒット。〈ヤキウオ〉〈ニツケ〉〈サシミッギョ〉(250G/赤A)1匹を釣り上げた。
11~15:強い引き。高級魚〈マワラナイスシノネタ〉(600G/赤A)を釣り上げた。
16~:これまでで1、2を争う引き。〈リョウテイノヤツ〉(1000G/赤S)を釣り上げた。
 
・その他(休憩や仮眠、食事など)
 
 

●幕間1 (※朝に近い時間、釣りをしていた)

 真珠魚を求め、糸を垂らしていたあなた達。気づけば空は明るんでいた。風がやみ、波がほとんど立たない、静寂の時間。そんな時、一人のドワーフの老人があなた達のもとに歩み寄ってきて
 「ひょっとして、おぬしらは真珠魚を狙っているのか?」
 蓄えられたひげをなでながら、あなた達に話しかけてくる。会話に応じれば、
 「やつは小さなエサより大きなエサ、さらに言うならば、質の良いエサを求める、グルメなやつじゃ。だからエサを考える必要があるじゃろうな」
 地元のごく一部で語り継がれる、真珠魚の生態だという。それを証明する方法はなく、根拠もないと語る。
 「さらに言うならば、ねらい目は明け方じゃ。やつが一番腹を空かせるタイミングじゃからな」
 「なに、ぬしらに伝えるのはただの気まぐれよ。ただそうじゃな。誰かのために、と言う気概を感じたからかもしれんな」
 凪が終わり、強い潮風が吹く。気づけばその老人はいなくなっていた。
 
 

●真珠魚の捕獲(2日目)

〇ハーヴェス王国/近郊の港・岩場

 真珠魚を求めてやってきたのは、港近くの岩場。このあたりでは釣りも許可されている。
※どれも1時間ほど費やすものとする。
※もしPC達が船を借りたり、どうにかして漁師たちの力添えを借りたりするロールプレイをしたのなら、2dのダイスの達成値+1。
※夕暮れ時は『釣り』の達成値に+2。
※十分な休息をとれていない場合、あらゆる判定-2。
 
 
▶朝~夕暮れ(7時~18時)(2日目)
・探索【探索判定】
2~3:転んでケガをする。1d3点のダメージ。
4~5:〈きれいな貝殻〉(50G/黒B)や〈サワガニ〉(50G/赤B)、〈イワノリ〉(50G/緑B)のいずれかが手に入る。
6~8:うねうね動く小さな〈エサムシ〉を手に入れる。
9~11:〈コエビ〉を見つける。これを使えば『釣り』の達成値に+1できる。
11~:〈古のコイン〉(200G/黒金A)を見つける。
 
・釣り【レンジャー技能+器用度ボーナス】
※〈エサムシ〉〈コエビ〉を1つ消費。
2~6:エサだけを持っていかれた。 ※アイテムだけ消費。
7~10:のんびりと時間が過ぎていく。 ※アイテム消費なし。
11~15:魚がヒット。〈スシネタ〉〈ヤキウオ〉〈ニツケ〉(250G/赤A)1匹を釣り上げた。
16~:強い引き。高級魚〈ダイコンブリ〉(500G/赤A)を釣り上げた。
 
・その他(休憩や仮眠、食事など)
 
 

●幕間2 (※夜に近い時間、釣りをしていた)

 日も落ちてきて、そろそろ釣りが夜の部になろうかという時。近くの森から、やせ細った2匹の蛮族(「『コボルド』(Ⅰ)P.437」)がゆっくりとあなた達の方に歩み寄ってくる姿を認める。声が届く距離まで近づいた彼らは汎用蛮族語で
 「さかな、ほしい。おやぶん、とってこい、いった。ごはん、ほしい」
 と語る。
※もし言葉がわからなくても、態度などからわかるかもしれない。彼らに(PC数×2)匹の魚をあげれば、彼らは去って行き、戦闘はない。
 
 
▶あげる
 「かんしゃ、これで、おれたち、ころされない」
 喜んで見せたコボルドたちは、手にした魚を大事そうに持って、森の中に消えて行った。
 
 
▶あげない
 「そんな、おれたち、ころされ――」
 とコボルドたちが言いかけた時、森から躍り出た何かが彼らを手にした棍棒で殴りつけ、死亡させる。そして武器についた血を振り払い、汎用蛮族語で
 「お使いもろくにできねぇとはな。使えねぇ」
 と悪態をつく。そしてあなた達に目を向けると、
 「おい、魚を寄こせ。そうすれば命だけは見逃してやる」
 と言う。 ※与えた場合も戦闘になる。話しているのはボルグハイランダー。
 「なんてな! お前らもエサに決まってるだろ?!」
 そう武器を振り上げ、襲い掛かってくるのだった。
➡前衛:「『ボルグ』(Ⅰ)P.441」(PC数)体
 後衛:「『ボルグハイランダー』(Ⅰ)P.442」1体。
 
 
▶夜~朝(19~翌5時)(2日目)
・探索【探索判定】
※十分な休息をとれていない場合、あらゆる判定-2。
※夜間であらゆる判定-2。ただし[暗視]がある場合などは修正を無視できる。
~4:転んでケガをする。1d3点のダメージ。
5~7: 運悪く大きなカニ「『ジャイアントクラブ』(Ⅱ)P.395」1体と出会い、戦闘。
8~11:このあたりで死んでしまった「『ゴースト』(Ⅰ)P.457」(探索者数)体と戦闘。
12~:岩場で休む〈コエビ〉を手に入れる。
 
・釣り【レンジャー技能+器用度ボーナス】
※〈エサムシ〉〈コエビ〉を1つ消費。
※魚をエサにして釣りを行なっていた場合、出目に関わらず何も起きない時間だけが過ぎていく。ただし、この情報はPCに伏せておく。
~6:エサだけを持っていかれた。 ※アイテムだけ消費。
7~10:大きな魚がヒット。〈グンカン〉(400G/赤A)1匹を釣り上げた。
11~15:強い引き。高級魚〈マワラナイスシノネタ〉(600G/赤A)を釣り上げた。
16~:これまでで1、2を争う引き。〈フレンチノヤツ〉(1000G/赤S)を釣り上げた
 
 

●最後の一投

※必要であれば『幕間1』を演出。
残す時間もわずか。エサも少なくなってきた。時刻は明け方。
※エサにするもの、〈エサムシ〉〈コエビ〉もしくは今まで釣った魚が候補。エサがない場合、依頼失敗。
 
 
▶魚以外を使った
 ピクリと反応する竿。やがて大きくしなり、折れないか心配になるほど竿がたゆむ。明らかにこれまでとは異なる引き。油断すれば海に引き込まれそうだ。
 ※必要な判定は【腕力判定】。目標値は最低10から最大20まで。成功すればその値÷10mの〈真珠魚〉を釣ることが出来る。また、ほかのPCは自身の当たりを諦めて誰かの援助に回ることが出来る。その場合、援助に回ったPCの筋力ボーナスの値だけ、達成値に+修正を加えることが出来る。GMは必要そうであれば竿を握っているPCの数だけ判定を振り直させてもよい。その時、竿を握っていれば誰が判定を振ってもよい。 
 
 
▶魚を使った
 ピクリと反応する竿。やがて大きくしなり、折れないか心配になるほど竿がたゆむ。明らかにこれまでとは異なる引き。油断すれば海に引き込まれそうだ。しかもエサにした魚を丸ごと飲み込む大きな魚。
 ※必要な判定は【腕力判定】。目標値は最低20から最大35まで。成功すればその値÷10mの〈真珠魚〉を釣ることが出来る。また、ほかのPCは自身の当たりを諦めて誰かの援助に回ることが出来る。その場合、援助に回ったPCの筋力ボーナスの値だけ、達成値に+修正を加えることが出来る。GMは必要そうであれば竿を握っているPCの数だけ判定を振り直させてもよい。その時、竿を握っていれば誰が判定を振ってもよい。
 
 

●結末

▶成功!
 大きな水しぶきをあげながら釣り上げられた魚。ビチビチと元気に身を躍らせる。昇ってきた朝日に照らされたそのうろこは、きれいな桜色。それは間違いなく噂に聞く〈真珠魚〉その魚だった。
 鮮度が命の生魚。急いで料理長のもとへ届ける。すれ違う人々は大きな魚を運ぶあなた達に驚きの目を向けてくる。
 彼らを置き去りにたどり着いたギルド支部の厨房。待っていましたと料理長があなた達を迎えてくれた。
 「そう、この存在感、鱗の輝き…。間違いない〈真珠魚〉です! 新鮮なうちに早速調理しなくては」
 興奮した様子で叫び、調理に取りかかる。その声を聞いて、朝早くから支部にいた面々がなんだなんだと顔を出す。
 その中にいた受付嬢があなた達を見つけ、声をかけてきた。
 「どうやらうまくいったようですね。お疲れさまでした! どうぞこちらへ。報酬をお渡しします」
 そう言って案内された受付。報酬を手渡しながら
 「それにしてもあんな大きな〈真珠魚〉を手に入れるなんて…。まるで伝説の漁師・ドルトさんみたい…」
 そう呟く。話を聞けば、ドルトとは百年ほど前に存在したドワーフ族の漁師だという。ハーヴェス王国近くの港で巨大な3mを超す〈真珠魚〉を釣り上げたことで一躍有名になったのだとか。その後、幾度も〈真珠魚〉を釣り上げたことから、伝説の漁師として語られているという。
 そうして依頼完了の手続きをしていると、いいにおいが厨房から流れてくる。魚のにおいとアルコール、そこにいくつかの香辛料の香りが合わさり、においだけでもおいしいことがわかる。何よりおなかが空いてくる。酒場に駆けて行く冒険者が多くいることが、その香りの罪を物語っていた。
 やがて調理の音がやむ。どうやら下ごしらえが終わったようだ。料理長が改めて、あなた達にお礼を言いに来る。
 「今回はありがとうございました。今回のメニューは友人夫婦のものなので、召し上がっていただくわけにはいかないのですが、よろしければこちらを」
 そう言って差し出された器に入っていたのは琥珀色をしたスープ。中には具として二枚貝や細かく刻まれた野菜、海藻が入っている。
 「料理の際に余った〈真珠魚〉の身からとったスープです。そこにあり合わせですが野菜と海藻、貝を入れて調味料で味を調えました。煮込むともっとおいしくなるのですが、それはまたの機会に」
 「将来有望な冒険者さんとのコネクションは、作っておくべきですもんね、料理長さん? それより、彼らを担当した私の分は無いんですか?」
 「はて、なんのことでしょう?」
 にやにやと笑い合う料理長と受付嬢の会話を聞きながら、あなた達が口にしたスープ。まず感じるのは塩味、しかしその塩味は、すぐあとに来る野菜の甘味を引き立てる。器と口内。双方から鼻を抜けていく、貝と海藻の生みの香りが心地よい。そして何より、〈真珠魚〉の持つ独特の優しい甘みと魚介の香りがそれら二つをうまくつなぎ、香辛料が次のひと口を誘うアクセントを入れて胃の中に去って行く。苦労して手に入れた〈真珠魚〉。依頼達成後にあなた達が手に入れたのは、報酬と経験、そして疲れに優しい、至福の一杯だった。
 
 ※追加報酬は数に関係なく、納品した〈真珠魚〉の最大値2.0mを超えた分0.1mにつき、一人+100G(最高+1500G)。また、〈真珠魚〉を数匹釣り上げていた場合、大きさに関係なく1匹5000Gで売却できる。
 
➡報酬と経験点(1000+(判定での1ゾロ数)×50+(倒した魔物のレベル合計)×10点)を得る。
 
 
▶失敗…orエサが無かった
 強い引きに負け、竿を手放してしまったあなた達。これまでの魚と一線を画したあの引き。間違いなく高級巨大魚〈真珠魚〉だっただろう。
 その後糸を垂らしてみるが、これといった釣果はない。結局、期限ぎりぎりまで粘ってみたものの〈真珠魚〉を釣り上げることはできなかった。
 ギルドで報告と換金を済ませたあなた達。料理長は、予め考えていた別のメニューを提供することにしたそうだ。
 「気を落とさないでくださいね。失敗は誰にでもあることですから。今回は人命もかかっていませんでしたし」
 受付嬢が言っていた言葉。「命あっての物種」。今回の失敗も糧にしながら、あなた達は次の依頼へと挑むことになるのだった。
 
➡経験点(500+(判定での1ゾロ数)×50+(倒した魔物のレベル合計)×10点)を得る。

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ご覧いただいて、ありがとうございます。 見てみた・プレイしてみた感想や誤字脱字の報告を頂けると幸いです。 たまにシナリオに手を加えることがあります。 言葉足らずで不明なところは気軽に質問してください。 adobe のPDFは、見るだけは可能だと思います。もし不都合があれば教えてください。別のアップ方法を調べてみます。   ストックありがとうございます。それを励みにシナリオを作成していけたらと思います。

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